JP2003293501A - カーテンウォール - Google Patents

カーテンウォール

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JP2003293501A
JP2003293501A JP2002102303A JP2002102303A JP2003293501A JP 2003293501 A JP2003293501 A JP 2003293501A JP 2002102303 A JP2002102303 A JP 2002102303A JP 2002102303 A JP2002102303 A JP 2002102303A JP 2003293501 A JP2003293501 A JP 2003293501A
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英由 溝渕
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノックダウン式カーテンウォールにおいて、窓
部に取り付けられる開閉部専用枠を無くすとともに、窓
部形式に豊富なバリエーションを持つようにする。ま
た、窓部部材の生産管理を実質的に不要としながらカー
テンウォール工事の工程管理が行えるようにする。 【解決手段】前記方立2と無目3とによって形成された
窓部開口枠に対して、一般サッシ4を窓枠ごと嵌め込
み、前記方立2及び無目3に対して固定可能とする。窓
部の上下枠を構成する無目9(10)は、開口面側の室
内側および室外側にそれぞれ開口側に突出する係止片9
c、9b(10c、10b)を備え、前記室内側係止片
9cは一般サッシ上下窓枠40(41)の室内面側に当
接するサッシ枠当接受け部12(14)を構成し、前記
室外側係止片9bは一般サッシ上下窓枠を固定するビス
止め固定部13(15)を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓部開口枠にビル
等で使用される一般サッシを取付け可能としたノックダ
ウン式カーテンウォールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カーテンウォール工法によっ
て建物の外壁を構築する場合、施工場所において躯体に
方立を取り付けたならば、これら方立間に無目を取り付
けて開口枠を形成し、各開口枠にカーテンウォールパネ
ルを取り付ける手順による、所謂ノックダウン式カーテ
ンウォール工法が存在する。
【0003】かかるノックダウン式カーテンウォールに
おいて、従来、開閉窓部を設ける場合には、前記開口枠
に対して窓型式毎に用意された専用の開閉部用枠材(以
下、開閉部専用枠という。)を取付け、この開閉部専用
枠に対して特注された又は既存の開閉障子を据え付ける
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、カーテンウォールの窓部に対して開閉部専用枠
を取付け、開閉障子を据え付ける場合には、生産量等の
要因により多くの窓バリエーションを保有することが困
難である。実際に、回転窓、開き窓、突出し窓、倒し窓
等、必要最小限の複数の窓型式しか用意されることが無
かった。
【0005】また、生産および施工時の工程管理におい
ても、カーテンウォールに合わせて開閉部専用枠を製造
するため、生産に工数が掛かりコストが割高になるとと
もに、カーテンウォール工事の工程に合わせた生産管理
が必要になるなど工程管理が煩雑化する要因となってい
た。
【0006】さらに、カーテンウォール窓部の製造は、
特殊な加工治具を必要とするとともに、断面も大型化す
る傾向にある。従って、特定の生産能力のある工場でし
か製造を行うことが出来ず、生産効率が向上しない要因
ともなっていた。
【0007】そこで本発明の主たる課題は、ノックダウ
ン式カーテンウォールにおいて、窓部に取り付けられる
開閉部専用枠を無くすとともに、窓部形式に豊富なバリ
エーションを保有できるようにすることにある。また、
窓部構成部材の生産管理を実質的に不要としながらカー
テンウォール工事の工程管理が行えるようにすることに
ある。更には、カーテンウォールの一般部(FIX部)
と窓部とを分離生産可能とし、特定設備を有しない生産
工場でも容易に製造できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1に係る本発明として、躯体に方立を取り付け
たならば、これら方立間に無目を取り付けて開口枠を形
成した後、カーテンウォールパネルを取り付ける手順に
よって壁面を構築するノックダウン式カーテンウォール
において、前記方立と無目とによって形成された窓部開
口枠に対して、一般サッシを窓枠ごと嵌め込み、前記方
立及び無目に対して固定可能としたことを特徴とするカ
ーテンウォールが提供される。
【0009】上記請求項1記載の発明においては、カー
テンウォール窓部開口枠に対して、一般サッシを窓枠ご
と嵌め込み固定可能としてある。従って、従来窓に必要
とされていた開閉部専用枠を無くすことが可能になると
ともに、一般ビル用などに用意されている一般サッシを
そのまま使用するため、窓部形式に豊富なバリエーショ
ンを持つことが可能となる。また、カーテンウォールの
施工に際しても、窓部は部品、部材が在庫されていて生
産が容易な一般サッシを使用するため、窓部の施工に左
右されずに生産および工程管理ができるようになる。更
に、窓部の無目や方立部についても、特殊な加工を必要
としないため、カーテンウォールの一般部(FIX部)
と窓部とを分離生産できるようになり、特定設備を有し
ない生産工場でも容易に製造できるようになる。
【0010】請求項2記載の本発明として、窓部の上下
枠を構成する無目は、前記一般サッシ上下窓枠の断面形
状及び/又は取付けのための固定用支持片に対応して、
開口面側に前記固定用支持片を固定するための係合支持
部を備えている請求項1記載のカーテンウォールが提供
される。
【0011】請求項3記載の本発明として、前記係合支
持部は、開口面側の室内側および室外側にそれぞれ形成
され、前記室内側係合支持部は前記一般サッシ上下窓枠
の室内面側に当接するサッシ枠当接受け部であり、前記
室外側係合支持部は一般サッシ上下窓枠に形成された固
定用支持片を固定するための固定支持部である請求項2
記載のカーテンウォールが提供される。
【0012】上記請求項3記載の本発明では、一般サッ
シの取付けに当たり、窓部の上下枠を構成する無目に、
前記サッシ枠当接受け部と、固定支持部とを夫々設けて
おき、これに一般サッシの上下窓枠を固定するようにす
る。前記サッシ枠当接受け部は、1条または複数条とす
ることができ、また必要に応じて当接部の形状は任意に
変えることができる。
【0013】請求項4に係る本発明として、前記サッシ
枠当接受け部及び/又は固定支持部において、ビス止め
によって一般サッシの上下窓枠が固定されている請求項
3記載のカーテンウォールが提供される。
【0014】請求項5に係る本発明として、前記サッシ
枠当接受け部は、一般サッシ上下枠の室内面と衝合する
上下に2つの当接片が室外側に向けて突出し、これら当
接片によって形成された凹溝部分に気水密材が嵌設され
ている請求項2〜4いずれかに記載のカーテンウォール
が提供される。
【0015】請求項6に係る本発明として、前記一般サ
ッシの縦窓枠は、方立の側面と前記サッシ縦窓枠の室内
面とに跨る縦窓枠用ブラケットにより支持されている請
求項1〜5いずれかに記載のカーテンウォールが提供さ
れる。
【0016】請求項7に係る本発明として、前記縦窓枠
用ブラケットは、方立の室外側隅部に係合する突片を備
えている請求項6記載のカーテンウォールが提供され
る。
【0017】請求項8に係る本発明として、前記方立の
室外がわ側面に凹部を設け、該凹部に前記縦窓枠用ブラ
ケットの方立側フランジを嵌め込むようにしてある請求
項6,7いずれかに記載のカーテンウォールが提供され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳述する。図1は本発明に係るカ
ーテンウォールの正面図、図2は図1のII−II線矢視図
(FIX部縦断面)、図3は図1のIII−III線矢視図
(FIX部横断面)、図4は図1のIV−IV線矢視図(窓
部縦断面)、図5は一般サッシ4の設置要領図、図6は
図1のVI−VI線矢視図(窓部横断面)である。
【0019】本カーテンウォール1は、建物躯体(床)
の端部に固定された方立支持金具によって、水平方向に
所定の間隔をおいて上下方向に沿って方立2,2…を固
定した後、この方立2,2間に上下方向に所定間隔で無
目3,3…を架け渡して開口枠を形成し、FIX部にお
いては各開口枠に対してガラス等のパネルを嵌合設置
し、窓部においては一般サッシ4を窓枠ごと開口枠に嵌
め込み、前記方立2及び無目3に対して固定した構造と
なっている。以下、FIX部カーテンウォール構造と窓
部カーテンウォール構造とに分けて詳述する。
【0020】〔FIX部カーテンウォール構造〕FIX
部カーテンウォール構造を図2および図3に基づいて詳
述する。前記方立2は、詳細には図3に示されるよう
に、相対的に室内側に位置する中空部方形断面の方立本
体2Aと、この方立本体2Aの室外面中央位置から室外
側に延在する縦枠部2Bと、この縦枠部2Bの先端部に
逆T字状に形成された見付けフランジ部2Cとからなる
形材である。
【0021】前記方立本体2Aの室外がわ側面部分に凹
部2aが形成されるとともに、図示の例では前記縦枠部
2Bの中間に断面L字状の係止部2bが形成され、これ
ら凹部2a、掛止部2b間に跨って縦押縁5が取り付け
られ、この縦押縁5と前記見付けフランジ2Cとにより
ガラス側縁嵌合溝Mが形成され、ガラスGがガラス面
を跨いでガラス側縁嵌合溝Mの室外側および室内側に
夫々施工されたシール20、20によって支持されてい
る。なお、前記縦押縁5の係止部は前記縦枠部2B以外
に断面形状に応じて適宜決定される。
【0022】一方、無目3は図2に示されるように、方
立2の縦枠部2Bに固定された無目ブラケット8によっ
て方立2、2間に支持されるようになっている。無目3
は、中空状の無目本体3Aと、この無目本体3Aの室外
側面から室外側に延在するとともに、先端部で上側に屈
曲する室外側延在部3Bとからなり、前記室外側延在部
3Bによりガラス下縁側嵌合溝Mが形成されている。
【0023】また、前記室外側延在部3Bの下面側に横
押縁7が取り付けられ、ガラス上縁側嵌合溝Mが形成
されるようになっている。ガラスGは、側縁部と同様
に、ガラス面を跨いでガラス上下縁嵌合溝M、M
室外側および室内側に夫々配設されたシール20又はビ
ード21によって支持されている。また、方立2の室外
側面と、縦押縁5の室内面側との間には、図示例のよう
に、気密・水密性能を向上させるため、縦方向に沿って
スポンジ、定形シール材等の気水密材22を配設するこ
とができる。
【0024】〔窓部カーテンウォール構造〕次いで、窓
部カーテンウォール構造を図4〜図6に基づいて詳述す
る。前記方立2は高さ方向に長手通しで配設されるた
め、窓部においてもFIX部と断面形状は同じである
が、無目については窓部専用の無目9、10が使用され
る。そして、前記方立2と窓用無目9,10によって構
成される窓部開口枠に対して、一般サッシ4を窓枠ごと
嵌め込み、前記方立2,2及び窓用無目9,10に対し
て固定される。
【0025】窓部の上枠を構成する窓用無目9は、中空
の無目本体9Aの室外側面より外方に延在するL字状部
分9aによってガラス下縁側嵌合溝Mが形成されると
ともに、開口面側には室内側および室外側にそれぞれ開
口側に突出する係止片9b、9cが形成されている。前
記室内側係止片9cは一般サッシ4の上下窓枠の室内面
側に当接するサッシ枠当接受け部12を構成し、前記室
外側係止片9bは開口側に突出する垂下片状に形成さ
れ、一般サッシ4の上下窓枠を固定するためのビス止め
固定部13(本発明の固定支持部)を構成するようにな
っている。
【0026】前記サッシ枠当接受け部12は、一般サッ
シ4の上下窓枠の室内面と衝合する上下に2つの当接片
9d、9eが室外側に向けて突出している。図示のよう
に、2つの当接片9d、9eが室外側に向けて突出して
いる場合には、これら当接片9d、9eによる凹溝部分
には、図示例のように、必要に応じて定形シール材等の
気水密材23を嵌設することができ、一般サッシ4の上
下窓枠との間に高い気水密性を確保できるようになる。
【0027】一方、窓部の下枠を構成する窓用無目10
は、中空の無目本体10Aの室外側面より外方に延在す
る水平突片10aが形成されるとともに、この水平突片
10aの下側に横押縁11が取り付けられ、ガラス上縁
側嵌合溝Mが形成されている。この窓用無目10の開
口面側にも同様に、室内側および室外側にそれぞれ開口
側に突出する係止片10b、10cが形成され、前記室
内側係止片10cは一般サッシ4の上下窓枠の室内面側
に当接するサッシ枠当接受け部14を構成し、前記室外
側係止片10bは開口側に突出する起立片状に形成され
一般サッシ4の上下窓枠を固定するためのビス止め固定
部15(本発明の固定支持部)を構成するようになって
いる。前記サッシ枠当接受け部14は、窓用無目9と同
様に、一般サッシ4の上下枠の室内面と衝合する上下に
2つの当接片10d、10eが室外側に向けて突出し、
これら当接片10d、10eによって形成された凹溝部
分に定形シール材等の気水密材23が嵌設されている。
【0028】前記窓用無目9のサッシ枠当接受け部12
と、前記窓用無目10のサッシ枠当接受け部14、およ
び窓用無目9のビス止め固定部13と、窓用無目10の
ビス止め固定部15とはそれぞれ、図示される一般サッ
シ4が取付けできるように同一垂直面内に形成されてい
る。
【0029】一方、前記一般サッシ4は、本カーテンウ
ォールのために特別に製作されたものではなく、一般的
なビル等の躯体開口部(窓部)に設置されている窓サッ
シである。同図に示される例では、前記一般サッシ4と
して、袖FIX窓部を一体的に備える開き窓サッシが使
用されている。前記一般サッシ4は、上窓枠40、下窓
枠41、縦窓枠42,43からなる枠内部に中間縦枠4
4を設けて左右2つの開口部に仕切り、一方側の大開口
部に開き障子45を設置し、他方側の小開口部にガラス
Gを嵌め込んだ窓である。
【0030】図4に示されるように、前記上窓枠40の
上部側には上方向に突出するビス止め起立片40aが形
成されているとともに、前記下枠41の下部側には下方
向に突出するビス止め垂下片41aが形成されている。
前記ビス止め起立片40aおよびビス止め垂下片41a
はそれぞれ、本発明における「固定用支持片」を構成す
るものである。
【0031】カーテンウォール開口部に対する据付け状
態では、図5に示されるように、一般サッシ4の上窓枠
40側では、ビス止め起立片40aが窓用無目9のビス
止め固定部13の室外側面に重なり、この重なり部に室
外側からビス30を螺入し固定を図るとともに、上窓枠
40の室内面側に窓用無目9のサッシ枠当接受け部12
が当接するようになっている。一方、一般サッシ4の下
窓枠41側でも同様に、ビス止め垂下片41aが窓用無
目10のビス止め固定部15の室外側面に重なり、この
重なり部に室外側からビス30を螺入し固定を図るとと
もに、下窓枠41の室内面側に窓用無目10のサッシ枠
当接受け部14が当接するようになっている。前記ビス
止め部の凹部にはバックアップ材31が充填され、シー
ル材32が施工されている。
【0032】一方、前記一般サッシ4の縦窓枠42,4
3は、図6および図7に示されるように、方立2の側面
と前記サッシ縦枠42,43の室内面とに跨る縦窓枠用
ブラケット24により支持されている。前記縦窓枠用ブ
ラケット24は断面略L字状を成す部材で、極力室内側
への突出量を少なくするため、方立2の室外がわ側面部
分に形成された凹部2aに対し方立側フランジ24aを
嵌め込むようにしながら設置し、この方立側フランジ2
4aと方立2とを貫くビス25を螺入し固定するととも
に、縦窓枠用ブラケット24の無目側フランジ24bを
縦枠42の室内面側に当接させ、ビス26を螺入するこ
とにより固定している。また、前記縦窓枠用ブラケット
24は、方立2の室外側隅部に係合する突片24cを備
えており、前記縦窓枠用ブラケット24が所定の位置に
精度良く位置決めされるようになっている。また、方立
2の室外側面と、縦窓枠用ブラケット24の突片24c
との間には、図示例のように、気密・水密性能を向上さ
せるため、縦方向に沿ってスポンジ、定形シール材等の
気水密材22が配設されている。
【0033】一般サッシ4の取付けが完了したならば、
前記縦枠固定部はカバー27により覆い隠され、かつ方
立2の見付けフランジ2Cと縦窓枠42、43との間に
はバックアップ材28が充填されるとともに、シール2
9が充填される。
【0034】ところで、カーテンウォール1の窓部開口
枠に設置される一般サッシ4は、一般的なビル等の躯体
開口部(窓部)に設置される窓サッシをそのまま使用す
るため、窓型式については豊富なバリエーションを持つ
ことが可能となる。具体的には、回転窓、開き窓、突出
し窓、倒し窓等の他、横辷り出し窓、縦辷り出し窓、両
開き窓、ガラリ窓、引き違い窓等であっても窓サッシと
して商品が用意されている限り設置することができるよ
うになる。図8及び図9は、上段側にFIX部46、下
段側に辷り出し窓47を備える段窓型一般サッシ4Aの
例であるが、同符号を付して説明は省略するが、前述し
た一般サッシ4と全く同様に取付けることができる。更
に、同じ考え方によりドア部であっても、カーテンウォ
ールに組み込むことが容易となる。
【0035】次に、窓枠タイプの異なる一般サッシ4B
の例について、図10〜図12に基づいて詳述する。な
お、断面形状が異なっても同機能の部材には同符号を付
している。
【0036】同図に示される一般サッシ4Bは、上窓枠
40、下窓枠41、縦窓枠42,43からなる枠内部に
辷り開き障子45を設置した窓である。かかる一般サッ
シ4Bでは、前記上窓枠40の室外側に形成された逆L
字状部40bが本発明における「固定用支持片」を構成
しているとともに、前記下枠41の下部側に形成された
下方向に突出する垂下片41aが本発明における「固定
用支持片」を構成している。
【0037】一方、窓部の上枠を構成する窓用無目9
は、中空の無目本体9Aの開口面側には室内側および室
外側にそれぞれ開口側に突出する係止片9f、9cが形
成されている。前記室内側係止片9cは一般サッシ4の
上下窓枠の室内面側に当接するサッシ枠当接受け部12
を構成し、前記室外側係止片9fは鉤状に形成され、一
般サッシ4Bの上窓枠を固定するための係止固定部1
3’(本発明の固定支持部)を構成するようになってい
る。
【0038】他方、窓部の下枠を構成する窓用無目10
は、中空の無目本体10Aの開口面側には室内側および
室外側にそれぞれ開口側に突出する係止片10f、10
cが形成され、前記室内側係止片10cは一般サッシ4
の上下窓枠の室内面側に当接するサッシ枠当接受け部1
4を構成し、前記室外側係止片10fは開口側に突出す
る起立片状に形成され、窓用無目10の室外側面に固定
された横押縁11の起立片11aとで間隙が形成され係
止固定部15’(本発明の固定支持部)を構成するよう
になっている。
【0039】カーテンウォール開口部に一般サッシ4B
を据付けた状態では、図11に示されるように、一般サ
ッシ4Bの上窓枠40側では、逆L字状部40bが窓用
無目9の室外側係止片9fに係止されるとともに、上窓
枠40の室内面側に窓用無目9のサッシ枠当接受け部1
2が当接しビス47により固定されている。一方、一般
サッシ4Bの下窓枠41側では、垂下片41aが窓用無
目10の係止固定部15に形成された間隙部に挿入さ
れ、室外側からビス30を螺入し固定されるとともに、
下窓枠41の室内面側に窓用無目10のサッシ枠当接受
け部14が当接しビス47によって固定されている。前
記ビス止め部の凹部にはバックアップ材31が充填さ
れ、シール材32が施工されている。なお、同図から分
かるように、本形態例では、窓用無目9の係止固定部1
3’と、窓用無目10の係止固定部15’とは同一垂直
面内に位置せず、前記係止固定部13’が相対的に室外
側に位置している。前記係止固定部13’にはジョイン
トシール48が施工され気水密性が確保されている。
【0040】他方、前記一般サッシ4Bの縦窓枠42,
43は、図12に示されるように、方立2の側面と前記
サッシ縦枠42,43の室内面とに跨る縦窓枠用ブラケ
ット24が配設され、方立側フランジ24aと方立2と
を貫くビス25を螺入し固定されているとともに、縦窓
枠用ブラケット24の無目側フランジ24bを縦枠42
の室内面側に当接させ、ビス26を螺入することにより
固定されている。
【0041】
【発明の効果】以上詳説のとおり本発明によれば、ノッ
クダウン式カーテンウォールにおいて、窓部に取り付け
られる開閉部専用枠を省略できるとともに、窓部形式に
豊富なバリエーションを持つことが可能となる。また、
窓部構成部材の生産管理を実質的に不要とし、カーテン
ウォール工事の工程管理が行えるようになるとともに、
カーテンウォールの一般部(FIX部)と窓部とを分離
生産することが可能となり、特定設備を有しない生産工
場でも容易に製造できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカーテンウォールの正面図であ
る。
【図2】図1のII−II線矢視図(FIX部縦断面)であ
る。
【図3】図1のIII−III線矢視図(FIX部横断面)で
ある。
【図4】図1のIV−IV線矢視図(窓部縦断面)である。
【図5】一般サッシ4の設置要領図である。
【図6】図1のVI−VI線矢視図(窓部横断面)である。
【図7】その要部拡大詳細図である。
【図8】他形式の一般サッシ組込み状態を示す縦断面図
である。
【図9】その横断面図である。
【図10】第2形態例に係る一般サッシ4Bの設置要領
図である。
【図11】一般サッシ4Bの据付状態縦断面図である。
【図12】その横断面図である。
【符号の説明】
1…カーテンウォール、2…方立、2a…凹部、3…無
目、4…一般サッシ、5…縦押縁、7・11…横押縁、
8…無目ブラケット、9・10…窓部無目、12・14
…サッシ枠当接受け部、13・15…ビス止め固定部、
24…縦窓枠用ブラケット、24c…突片、40…上窓
枠、41…下窓枠、42・43…縦窓枠、44…中間縦
枠、45…開き障子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝渕 英由 東京都品川区大崎1丁目11番1号 新日軽 株式会社内 Fターム(参考) 2E002 NA04 NB02 NC04 PA01 QA05 QB07 QC01 SA01 SA02 UB04 WA17 XA01 XA07 XA08 XA12 XA16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】躯体に方立を取り付けたならば、これら方
    立間に無目を取り付けて開口枠を形成した後、カーテン
    ウォールパネルを取り付ける手順によって壁面を構築す
    るノックダウン式カーテンウォールにおいて、 前記方立と無目とによって形成された窓部開口枠に対し
    て、一般サッシを窓枠ごと嵌め込み、前記方立及び無目
    に対して固定可能としたことを特徴とするカーテンウォ
    ール。
  2. 【請求項2】窓部の上下枠を構成する無目は、前記一般
    サッシ上下窓枠の断面形状及び/又は取付けのための固
    定用支持片に対応して、開口面側に前記固定用支持片を
    固定するための係合支持部を備えている請求項1記載の
    カーテンウォール。
  3. 【請求項3】前記係合支持部は、開口面側の室内側およ
    び室外側にそれぞれ形成され、前記室内側係合支持部は
    前記一般サッシ上下窓枠の室内面側に当接するサッシ枠
    当接受け部であり、前記室外側係合支持部は一般サッシ
    上下窓枠に形成された固定用支持片を固定するための固
    定支持部である請求項2記載のカーテンウォール。
  4. 【請求項4】前記サッシ枠当接受け部及び/又は固定支
    持部において、ビス止めによって一般サッシの上下窓枠
    が固定されている請求項3記載のカーテンウォール。
  5. 【請求項5】前記サッシ枠当接受け部は、一般サッシ上
    下枠の室内面と衝合する上下に2つの当接片が室外側に
    向けて突出し、これら当接片によって形成された凹溝部
    分に気水密材が嵌設されている請求項2〜4いずれかに
    記載のカーテンウォール。
  6. 【請求項6】前記一般サッシの縦窓枠は、方立の側面と
    前記サッシ縦窓枠の室内面とに跨る縦窓枠用ブラケット
    により支持されている請求項1〜5いずれかに記載のカ
    ーテンウォール。
  7. 【請求項7】前記縦窓枠用ブラケットは、方立の室外側
    隅部に係合する突片を備えている請求項6記載のカーテ
    ンウォール。
  8. 【請求項8】前記方立の室外がわ側面に凹部を設け、該
    凹部に前記縦窓枠用ブラケットの方立側フランジを嵌め
    込むようにしてある請求項6,7いずれかに記載のカー
    テンウォール。
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