JP3531864B2 - 窓枠構造、窓枠の取付工法及び窓の改装工法 - Google Patents

窓枠構造、窓枠の取付工法及び窓の改装工法

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JP3531864B2
JP3531864B2 JP2000175865A JP2000175865A JP3531864B2 JP 3531864 B2 JP3531864 B2 JP 3531864B2 JP 2000175865 A JP2000175865 A JP 2000175865A JP 2000175865 A JP2000175865 A JP 2000175865A JP 3531864 B2 JP3531864 B2 JP 3531864B2
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糾 山岡
孝 安東
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓枠構造、窓枠の
取付工法及び窓の改装工法に関する。
【0002】
【従来の技術】建物開口部に窓枠を取り付ける場合、気
密性、水密性保持の観点から、窓枠と建物躯体との間に
封止材を備える。そして、この封止材は、シール対象の
窓枠と建物躯体との間の間隙(以下、単に離間間隙とも
いう。)が適正であることが必要である。
【0003】建物躯体開口部に対して取り付けようとす
る窓枠の離間間隙がある許容範囲内の間隙であれば、コ
スト削減という観点から、同一寸法の窓枠を使用する場
合がある。
【0004】また、古い窓枠(旧窓枠)を新しい窓枠
(以下、新設窓枠ともいう。)に改装する場合、作業を
簡易化するため、図1に示すように、古い窓枠の一部1
1(以下、単に既設窓枠ともいう。)をそのまま残して
おき、この既設窓枠11にビス18等で新設窓枠12を
取り付けることがある。しかし、この場合、既設窓枠1
1の寸法規格によっては、離間間隙Lがある許容範囲内
に収まらないことがある。
【0005】そこで、この収まりに関して、従来は、離
間間隙Lを調整する目的で、図4に示すように、窓上枠
13にビス102等でアタッチメント101を取り付
け、このアタッチメント101と建物躯体H開口部との
間を封止材14によりシールする構造が採られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この窓
枠構造は、アタッチメント101の取り付けがビス10
2によるため、作業性が悪い。また、開口部に窓枠を取
り付ける前に、アタッチメント101を窓上枠13に取
り付けておかなければならないという問題もある。すな
わち、建物躯体開口部に窓枠を取り付けるに際しては、
特に、窓の改装に際しては、建物周囲に足場を組むのは
コストがかかることから、通常は、これを行わず、室内
からの作業のみで行う場合が多い。具体的には、図5に
示すように、アタッチメント101の取り付けておいた
新設窓枠12を斜めに傾ける等して、室内から建物開口
部Oを通して室外側に持ち出し、そして既設窓枠11に
新設窓枠12を取り付け固定するものである。このよう
な作業に際して、新設窓枠12にアタッチメント101
が取り付けられていると、ほぼ、図中にぶつかり部分と
して示した分だけ、さらに、新設窓枠12を傾ける必要
が生じ、作業性が悪くなる。
【0007】そこで、本発明の主たる課題は、窓枠に対
するアタッチメントの取り付けが容易で、しかも建物躯
体開口部に対する窓枠の取り付けも容易な、作業性に優
れたものとすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】<請求項1記載の発明> 躯体開口部内に窓枠を固定した構造において、窓上枠は
その室内側において躯体開口部の上面に対して固定され
ており、前記窓上枠には室内外方向に離間した位置にそ
れぞれ上方に突出する室内側受け係止部及び室外側受け
係止部が形成され、これらは先端部にそれぞれ室内側及
び室外側に向いたフック受け係合部を有し、アタッチメ
ントは、室内外方向に離間した位置にそれぞれ下方に突
出する室内側係止部及び室外側係止部が形成され、これ
らは先端部にそれぞれ室外側及び室内側に向いたフック
係合部を有し、前記アタッチメントは、その各係止部の
フック係合部が前記受け係止部のフック受け係合部に対
応する段面同士が上方向に抜け不能に係合して、前記窓
上枠に取り付けられ、前記アタッチメントと前記躯体開
口部の上面との間が封止材によりシールされている、こ
とを特徴とする窓枠構造。
【0009】<請求項2記載の発明> 躯体開口部内に窓枠を固定した構造において、窓上枠は
その室内側において躯体開口部の上面に対して固定され
ており、前記窓上枠には室内外方向に離間した位置にそ
れぞれ上方に突出し先端部が室外方向に向いた室内側受
け係止部及び室外側受け係止部が形成され、これらの少
なくとも一つの受け係止部の先端部には下方に向いたフ
ック受け係合部が形成され、アタッチメントは、それぞ
れ室内方向に向いた室内側係止部及び室外側係止部が形
成され、これらの少なくとも一つの係止部には先端部に
上方に向かうフック係合部が形成され、前記アタッチメ
ントは、これが室外側から室内側にスライドされ、前記
係止部のフック係合部が対応する前記受け係止部のフッ
ク受け係合部に段面同士が室外方向に抜け不能に係合
し、かつ、各係止部が対応する前記受け係止部に係止し
て、前記窓上枠に取り付けられ、前記アタッチメントと
前記躯体開口部の上面との間が封止材によりシールされ
ている、ことを特徴とする窓枠構造。
【0010】<請求項3記載の発明> 室外側係止部はアタッチメントの室外壁の下方から室内
方向に延在して形成され、室内側係止部はアタッチメン
トの室外壁の上方から室内方向に延在して形成され、フ
ック係合部は前記室外側係止部に形成され、前記室外側
係止部と窓上枠との間には弾発性のシール材を備え、こ
のシール材の弾発力により前記室外側係止部が上方に付
勢されている、請求項2記載の窓枠構造。
【0011】<請求項4記載の発明> 躯体開口部内に窓枠を固定するに際して、上枠の室内外
方向に離間した位置にそれぞれ上方に突出する室内側受
け係止部及び室外側受け係止部が形成され、これらは先
端部にそれぞれ室内側及び室外側に向いたフック受け係
合部を有する窓枠と、室内外方向に離間した位置にそれ
ぞれ下方に突出する室内側係止部及び室外側係止部が形
成され、これらは先端部にそれぞれ室外側及び室内側に
向いたフック係合部を有するアタッチメントとを用意
し、前記窓枠を躯体開口部内に持ち込み、次いで前記ア
タッチメントを、その各係止部のフック係合部を前記受
け係止部のフック受け係合部に対応する段面同士が上方
向に抜け不能に係合して、前記窓枠に取り付けるととも
に、前記窓枠をその室内側において躯体開口部の上面に
対して固定し、その後、前記アタッチメントと前記躯体
開口部の上面との間を封止材によりシールする、ことを
特徴とする窓枠の取付工法。
【0012】<請求項5記載の発明> 躯体開口部内に窓枠を固定するに際して、上枠の室内外
方向に離間した位置にそれぞれ上方に突出し先端部が室
外方向に向いた室内側受け係止部及び室外側受け係止部
が形成された窓枠と、それぞれ室内方向に向いた室内側
係止部及び室外側係止部を有するアタッチメントとを用
意し、前記窓枠を躯体開口部内に持ち込み、その室内側
において躯体開口部の上面に対して固定し、次いで前記
アタッチメントを室外側から室内側にスライドさせて、
その各係止部を対応する前記受け係止部に係止して、前
記窓枠に取り付け、その後、前記アタッチメントと前記
躯体開口部の上面との間を封止材によりシールする、こ
とを特徴とする窓枠の取付工法。
【0013】<請求項6記載の発明> 躯体に対して固定された旧窓枠の一部を残置し、この既
設窓枠に新設窓枠を固定するに際して、上枠の室内外方
向に離間した位置にそれぞれ上方に突出する室内側受け
係止部及び室外側受け係止部が形成され、これらは先端
部にそれぞれ室内側及び室外側に向いたフック受け係合
部を有する新設窓枠と、室内外方向に離間した位置にそ
れぞれ下方に突出する室内側係止部及び室外側係止部が
形成され、これらは先端部にそれぞれ室外側及び室内側
に向いたフック係合部を有するアタッチメントとを用意
し、前記新設窓枠を躯体開口部内に持ち込み、次いで前
記アタッチメントを、その各係止部のフック係合部を前
記受け係止部のフック受け係合部に対応する段面同士が
上方向に抜け不能に係合して、前記新設窓枠に取り付け
るとともに、前記新設窓枠をその室内側において躯体開
口部の上面に対して固定し、その後、前記アタッチメン
トと前記躯体開口部の上面との間を封止材によりシール
する、ことを特徴とする窓枠の改装工法。
【0014】<請求項7記載の発明> 躯体に対して固定された旧窓枠の一部を残置し、この既
設窓枠に新設窓枠を固定するに際して、上枠の室内外方
向に離間した位置にそれぞれ上方に突出し先端部が室外
方向に向いた室内側受け係止部及び室外側受け係止部が
形成された新設窓枠と、それぞれ室内方向に向いた室内
側係止部及び室外側係止部を有するアタッチメントとを
用意し、前記新設窓枠を躯体開口部内に持ち込み、その
室内側において前記既設窓枠に対して固定し、次いで前
記アタッチメントを、室外側から室内側にスライドさせ
て、その各係止部を対応する前記受け係止部に係止し
て、前記新設窓枠に取り付け、その後、前記アタッチメ
ントと前記躯体開口部の上面との間を封止材によりシー
ルする、ことを特徴とする窓枠の改装工法。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を使って、本発明の実
施の形態を説明する。 <窓枠構造> 本発明に係る窓枠構造は、窓上枠13の室外側の上方
に、アタッチメント1を備え、アタッチメント1と建物
躯体H開口部の上面との間が封止材14によりシールさ
れたものである。そして、アタッチメント1は窓上枠1
3に、従来のようにビス止めでなく、係止により取り付
けるように構成したものである。
【0016】(第1シリーズの窓枠構造の実施の形態) 第1群の窓枠構造の実施の形態を、図6〜9に示した。
図6の第1例においては、新設窓枠12の窓上枠13
が、その室内側において建物躯体H開口部の上面に対し
て、具体的には旧窓枠を撤去するものの、その一部11
(この一部を単に既設窓枠ともいう。)を残置し、この
既設窓枠11にビス18等によって固定されている。
【0017】窓上枠13の室内側には、室内外方向に離
間した位置にそれぞれ上方に突出する室内側受け係止部
3A及び室外側受け係止部3Bが形成され、これらは先
端部にそれぞれ室内側及び室外側に向いたフック受け係
合部3a,3bを有する。
【0018】他方、アタッチメント1には室内外方向に
離間した位置にそれぞれ下方に突出する室内側係止部2
A及び室外側係止部2Bが形成され、これらは先端部に
それぞれ室外側及び室内側に向いたフック係合部2a,
2b有する。
【0019】そして、アタッチメント1は、窓上枠13
の上方に持ち込まれ、続いて図11の(A)図に示すよ
うに下方に押し込まれることにより、室内側係止部2A
及び室外側係止部2Bのフック係合部2a,2bを、室
内側受け係止部3A及び室外側受け係止部3Bのフック
受け係合部3a,3bに、対応する段面同士が上方向に
抜け不能に係合させることにより、窓上枠13に取り付
けられている。
【0020】かかる状態で、アタッチメント1と建物躯
体H開口部の上面との間がバックアップ材14Aを背面
側支持材として封止材14によりシールされている。2
0は外障子、21は内障子である。
【0021】ところで、特に、窓枠の改装において、建
物躯体H開口部の形状及び既設窓枠11の寸法が区々で
あるときは、予め、図6のほか図7〜図9に示す寸法及
び形状のアタッチメント1,1…も用意するとよい。こ
れにより、現場に合わせて、特に離間間隙Lに合わせ
て、アタッチメント1,1…群の中から選定し、これを
図6の場合と同様に図7〜図9に示す形態で窓を構成す
ることができるようになる。
【0022】(他の窓枠構造の実施の形態) 図10に示すものは若干形態を異にする。すなわち、上
方に突出させた室外側受け係止部3Bに代えて、窓上枠
13の、上面と前面とのコーナー部に室外側に突出する
室外側受け係止部5を形成し、これに対応してアタッチ
メント1には、室外側受け係止部5を抱持する形状の室
外側係止部4を形成したものである。
【0023】この形態においては、アタッチメント1
は、窓上枠13の上方に持ち込まれ、図11の(C)図
に示すように、まず、室外側係止部4を室外側受け係止
部5に係止しながら、アタッチメント1の室内側を回転
しつつ下方に押し込むことにより、室内側係止部2Aの
フック係合部2aを、室内側受け係止部3Aのフック受
け係合部3aに、対応する段面同士が上方向に抜け不能
に係合させることにより、窓上枠13に取り付けるもの
である。
【0024】(別の実施の形態) 第1シリーズの窓枠構造の係止部形態に代えて、図11
の(B)図に示すように、窓上枠13に室内側受け係止
部3A及び室外側受け係止部3Bの先端部にそれぞれ室
外側及び室内側に向いたフック受け係合部3a,3bを
形成し、アタッチメント1については、室内側係止部2
A及び室外側係止部2Bの先端部にそれぞれ室内側及び
室外側に向いたフック係合部2a,2bを形成し、係止
部2A,2Bを受け係止部3A,3Bの間に押し込むこ
とにより、係止関係を持たせることもできる。
【0025】一連の変形態様から推測できるように、室
内側受け係止部3A及びまたは室外側受け係止部3B
は、窓上枠13の上面を構成する壁より凹陥した凹部の
側壁面においてフック受け係合部を形成して、アタッチ
メントの係止部が凹部に挿入されて、フック受け係合部
に対して係止されるようにすることもできる。
【0026】上述の係止関係部は、いずれも1箇所でな
く、2箇所において設けて、アタッチメント1の回転や
横方向への移動を抑制し、窓上枠13に対するアタッチ
メント1の安定性を高めている。したがって、3つ以上
の係止関係部を設けることもできる。
【0027】ところで、図6〜図10に示したように、
アタッチメント1には、弾発性を有する、たとえばEP
DMゴムなどからなるシール材15を設けておくのが望
ましい。本実施の形態におけるシール材15には、その
上側面にT字状の掛止め部15aが長手方向に間隔を置
いて形成されているとともに、アタッチメント1には下
方に開口するリップ溝部17が形成され、このリップ溝
部17に掛止め部15aが掛止されている。シール材1
5を設けることにより、窓上枠13の室外側からアタッ
チメント1との間に侵入する雨水や空気に対する水密性
及び気密性を確保するばかりでなく、アタッチメント1
を上方に付勢し、室内側係止部2A及び室外側係止部2
Bのフック係合部2a,2bと、室内側受け係止部3A
及び室外側受け係止部3Bのフック受け係合部3a,3
bとの係合を外れ難くする機能を果たし、アタッチメン
ト1の窓上枠13に対する取り付け安定性が増す利点が
ある。
【0028】(第2シリーズの窓枠構造の実施の形態) 以上の形態は、アタッチメント1を窓上枠13に上方か
ら被せて取り付けるものであるが、図12〜15に示す
ように、アタッチメント1を室外側から室内側にスライ
ドさせることにより取り付けることもできる。
【0029】すなわち、図12に示す形態においては、
窓上枠13には室内外方向に離間した位置にそれぞれ上
方に突出し先端部が室外方向に向いた室内側受け係止部
6及び室外側受け係止部7が形成され、室外側受け係止
部7の先端部には下方に向いたフック受け係合部7aが
形成されている。
【0030】これに対して、アタッチメント1には、ア
タッチメント室外壁上方及び下方から室内方向に延在し
て室内側係止部8及び室外側係止部9が形成され、室外
側係止部9には先端部に上方に向かうフック係合部9a
が形成されている。
【0031】かかるアタッチメント1は、これが室外側
から室内側にスライドされ、室外側係止部9のフック係
合部9aは、室外側受け係止部7のフック受け係合部7
aに段面同士が室外方向に抜け不能に係合し、かつ、室
内側係止部8は室内側受け係止部6に係止して、窓上枠
13に取り付けられている。室内側係止部8と室内側受
け係止部6との関係は、フック相互が段面で係合してい
ないとしても、アタッチメント1が少なくとも反時計方
向の回転を防止すべく、係りあう関係にあるので係止関
係にあるものである。
【0032】さらに、アタッチメント1と建物躯体H開
口部の上面との間が封止材14によりシールされてい
る。室外側係止部9と窓上枠13との間には、前述の弾
発性のシール材15を備え、このシール材15の弾発力
により室外側係止部9が上方に付勢され、フック係合を
確実にし、かつ気水密を図っている。
【0033】図13〜図16に示す形態は、基本的に図
12に示す形態と同様であるが、前記離間間隙の長さに
応じて、順次、アタッチメント1の高さ方向幅をより長
くしたものである。
【0034】(窓枠の取り付け方法及び改装工法) 次に、以上で説明してきた窓枠の取り付け方法について
説明する。本発明に係る窓枠構造及び窓枠の取り付け方
法は、特に、室外側からの作業なしで、室内からの作業
のみで取り付けが可能である。
【0035】窓枠の取り付けに際しては、図5で示した
従来の場合と同様に、新設窓枠12を斜めにする等して
建物開口部から室外に出し、建物躯体に対してアンカー
部材(図示せず)を介してあるいは改装の場合には、残
置させた既設窓枠11にビス18等により固定する。
【0036】窓枠を取り付けた後、図16に示すよう
に、アタッチメント1を建物開口部Oから室外に出し、
アタッチメント1の下方に突出した係止部を窓上枠13
の室外側に上方向に突出して形成した受け係止部に係止
させることにより、窓上枠13に取り付ける。
【0037】具体的には、第1シリーズの場合であれ
ば、図16の(A)に示したように、アタッチメント1
を、長手方向(図面では、表裏方向。)を軸として回転
させながら、窓上枠13に押し付けるようにして行う。
第2シリーズの場合であれば、図16の(B)に示した
ように、アタッチメント1を窓上枠13の上方において
室外側から室内側にスライドさせて係止させることによ
り行う。
【0038】窓の改装に際しては、必要により躯体開口
部の周囲をはつりながら、旧窓枠を撤去し、旧窓枠の一
部(既設窓枠)11をそのまま残しておき、この既設窓
枠11を固定対象部材としてビス18等で新設窓枠12
を取り付ける。はつった躯体開口部は、モルタルなどに
より修復することや、カバー材により覆い仕上げること
などができる。
【0039】なお、本実施の形態のように、建物躯体に
窓枠を固定した後、アタッチメントを取り付けると、著
しく作業性に優れるが、建物躯体に窓枠を仮止めし、ア
タッチメントを取り付けてから最終固定することや、予
めアタッチメントを取り付けておき、その後、建物躯体
に窓枠を固定することもできる。これらの場合において
も、本発明に係る窓枠構造は、アタッチメントの取り付
け自体が容易に行える構成となっているので、従来の方
法に比して作業性に優れたものとなる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、窓枠に対するアタッチ
メントの取り付けが容易で、しかも躯体開口部に対する
窓枠の取り付けも容易な、作業性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】既設窓枠に新設窓枠を取り付けた場合の縦断面
図である。
【図2】封止材を設けた状態の縦断面図である。
【図3】図1の水平断面図である。
【図4】従来の窓枠構造の縦断面図である。
【図5】従来の窓枠の取り付け方法の説明図である。
【図6】窓枠構造の第1シリーズの第1例の縦断面図で
ある。
【図7】第2例の縦断面図である。
【図8】第3例の縦断面図である。
【図9】第4例の縦断面図である。
【図10】他の窓枠構造の縦断面図である。
【図11】係止部及び受け係止部の説明用断面図であ
る。
【図12】窓枠構造の第2シリーズの第1例の縦断面図
である。
【図13】第2例の縦断面図である。
【図14】第3例の縦断面図である。
【図15】第4例の縦断面図である。
【図16】アタッチメントの取り付け方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…アタッチメント、2A…室内側係止部、2B…室外
側係止部、2a,2b…フック係合部、3A…室内側受
け係止部、3B…室外側受け係止部、3a,3b…フッ
ク受け係合部、4…室外側係止部、5…室外側受け係止
部、6…室内側受け係止部、7…室外側受け係止部、8
…室内側係止部、9…室外側係止部、11…既設窓枠、
12…新設窓枠、13…窓上枠、14…封止材、15…
シール材、15a…掛止め部、17…リップ溝部、18
…ビス、L…離間間隙、H…躯体、O…建物開口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−177321(JP,A) 特開 平7−82958(JP,A) 実開 昭58−161085(JP,U) 実開 昭57−38078(JP,U) 特公 昭55−1437(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 1/56 - 1/60

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】躯体開口部内に窓枠を固定した構造におい
    て、 窓上枠はその室内側において躯体開口部の上面に対して
    固定されており、 前記窓上枠には室内外方向に離間した位置にそれぞれ上
    方に突出する室内側受け係止部及び室外側受け係止部が
    形成され、これらは先端部にそれぞれ室内側及び室外側
    に向いたフック受け係合部を有し、 アタッチメントは、室内外方向に離間した位置にそれぞ
    れ下方に突出する室内側係止部及び室外側係止部が形成
    され、これらは先端部にそれぞれ室外側及び室内側に向
    いたフック係合部を有し、 前記アタッチメントは、その各係止部のフック係合部が
    前記受け係止部のフック受け係合部に対応する段面同士
    が上方向に抜け不能に係合して、前記窓上枠に取り付け
    られ、 前記アタッチメントと前記躯体開口部の上面との間が封
    止材によりシールされている、ことを特徴とする窓枠構
    造。
  2. 【請求項2】躯体開口部内に窓枠を固定した構造におい
    て、 窓上枠はその室内側において躯体開口部の上面に対して
    固定されており、 前記窓上枠には室内外方向に離間した位置にそれぞれ上
    方に突出し先端部が室外方向に向いた室内側受け係止部
    及び室外側受け係止部が形成され、これらの少なくとも
    一つの受け係止部の先端部には下方に向いたフック受け
    係合部が形成され、 アタッチメントは、それぞれ室内方向に向いた室内側係
    止部及び室外側係止部が形成され、これらの少なくとも
    一つの係止部には先端部に上方に向かうフック係合部が
    形成され、 前記アタッチメントは、これが室外側から室内側にスラ
    イドされ、前記係止部のフック係合部が対応する前記受
    け係止部のフック受け係合部に段面同士が室外方向に抜
    け不能に係合し、かつ、各係止部が対応する前記受け係
    止部に係止して、前記窓上枠に取り付けられ、 前記アタッチメントと前記躯体開口部の上面との間が封
    止材によりシールされている、ことを特徴とする窓枠構
    造。
  3. 【請求項3】室外側係止部はアタッチメントの室外壁の
    下方から室内方向に延在して形成され、室内側係止部は
    アタッチメントの室外壁の上方から室内方向に延在して
    形成され、フック係合部は前記室外側係止部に形成さ
    れ、 前記室外側係止部と窓上枠との間には弾発性のシール材
    を備え、このシール材の弾発力により前記室外側係止部
    が上方に付勢されている、請求項2記載の窓枠構造。
  4. 【請求項4】躯体開口部内に窓枠を固定するに際して、 上枠の室内外方向に離間した位置にそれぞれ上方に突出
    する室内側受け係止部及び室外側受け係止部が形成さ
    れ、これらは先端部にそれぞれ室内側及び室外側に向い
    たフック受け係合部を有する窓枠と、室内外方向に離間
    した位置にそれぞれ下方に突出する室内側係止部及び室
    外側係止部が形成され、これらは先端部にそれぞれ室外
    側及び室内側に向いたフック係合部を有するアタッチメ
    ントとを用意し、 前記窓枠を躯体開口部内に持ち込み、次いで前記アタッ
    チメントを、その各係止部のフック係合部を前記受け係
    止部のフック受け係合部に対応する段面同士が上方向に
    抜け不能に係合して、前記窓枠に取り付けるとともに、
    前記窓枠をその室内側において躯体開口部の上面に対し
    て固定し、 その後、前記アタッチメントと前記躯体開口部の上面と
    の間を封止材によりシールする、ことを特徴とする窓枠
    の取付工法。
  5. 【請求項5】躯体開口部内に窓枠を固定するに際して、 上枠の室内外方向に離間した位置にそれぞれ上方に突出
    し先端部が室外方向に向いた室内側受け係止部及び室外
    側受け係止部が形成された窓枠と、それぞれ室内方向に
    向いた室内側係止部及び室外側係止部を有するアタッチ
    メントとを用意し、 前記窓枠を躯体開口部内に持ち込み、その室内側におい
    て躯体開口部の上面に対して固定し、次いで前記アタッ
    チメントを室外側から室内側にスライドさせて、その各
    係止部を対応する前記受け係止部に係止して、前記窓枠
    に取り付け、 その後、前記アタッチメントと前記躯体開口部の上面と
    の間を封止材によりシールする、ことを特徴とする窓枠
    の取付工法。
  6. 【請求項6】躯体に対して固定された旧窓枠の一部を残
    置し、この既設窓枠に新設窓枠を固定するに際して、 上枠の室内外方向に離間した位置にそれぞれ上方に突出
    する室内側受け係止部及び室外側受け係止部が形成さ
    れ、これらは先端部にそれぞれ室内側及び室外側に向い
    たフック受け係合部を有する新設窓枠と、室内外方向に
    離間した位置にそれぞれ下方に突出する室内側係止部及
    び室外側係止部が形成され、これらは先端部にそれぞれ
    室外側及び室内側に向いたフック係合部を有するアタッ
    チメントとを用意し、 前記新設窓枠を躯体開口部内に持ち込み、次いで前記ア
    タッチメントを、その各係止部のフック係合部を前記受
    け係止部のフック受け係合部に対応する段面同士が上方
    向に抜け不能に係合して、前記新設窓枠に取り付けると
    ともに、前記新設窓枠をその室内側において躯体開口部
    の上面に対して固定し、 その後、前記アタッチメントと前記躯体開口部の上面と
    の間を封止材によりシールする、ことを特徴とする窓枠
    の改装工法。
  7. 【請求項7】躯体に対して固定された旧窓枠の一部を残
    置し、この既設窓枠に新設窓枠を固定するに際して、 上枠の室内外方向に離間した位置にそれぞれ上方に突出
    し先端部が室外方向に向いた室内側受け係止部及び室外
    側受け係止部が形成された新設窓枠と、それぞれ室内方
    向に向いた室内側係止部及び室外側係止部を有するアタ
    ッチメントとを用意し、 前記新設窓枠を躯体開口部内に持ち込み、その室内側に
    おいて前記既設窓枠に対して固定し、次いで前記アタッ
    チメントを、室外側から室内側にスライドさせて、その
    各係止部を対応する前記受け係止部に係止して、前記新
    設窓枠に取り付け、 その後、前記アタッチメントと前記躯体開口部の上面と
    の間を封止材によりシールする、ことを特徴とする窓枠
    の改装工法。
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