JP2837796B2 - カーテンウォールの施工方法 - Google Patents

カーテンウォールの施工方法

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実 斎藤
慶市郎 山崎
幸成 山崎
敏雄 柏木
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Ee Bii Shii Shokai Kk
YAMAZAKI SANSHO KK
Kajima Corp
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Ee Bii Shii Shokai Kk
YAMAZAKI SANSHO KK
Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属製フレームの室
外側に遮蔽板を取り付け、この遮蔽板の室外側に外装パ
ネルを複数取り付け、かつ前記金属製フレームを建物の
構造体に取り付けて構成されるカーテンウォールの施工
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の外装材としては、耐久性に
優れ、しかも清潔感を与える大型タイルや大型セラミッ
ク板が広く使用されている。また、この種の外装材は形
鋼から矩形枠状に組み立てられた金属製フレームに先付
けされ、この金属製フレームと一緒に建物の構造体に取
り付けられることが多い。
【0003】図8は、この種の外装材を使って構成され
たカーテンウォールの従来例の一例を示し、図におい
て、符号1は山形鋼などの形鋼からなる金属製フレー
ム、2はこの金属製フレーム1の室外側に添え付けて風
雨などの浸入を防止する薄い金属板からなる遮蔽板、3
はこの遮蔽板2の室外側に外装材として取り付けられた
大型セラミック板からなる外装パネル、4はこの外装パ
ネル3を金属製フレーム1に取り付ける取付金具、そし
て、符号5はこの取付金具4と金属製フレーム1との間
に介在してこの部分からの雨水の浸入を防止する防水パ
ッキンである。
【0004】外装パネル3は矩形板状に形成され、その
上下小口面に取付金具4の一端を係合する所定深さの係
合溝3a,3a がそれぞれ形成されている。
【0005】取付金具4は溝形鋼などの形鋼から形成さ
れ、一端が外装パネル3の係合溝3aに係合される取付金
具本体4aと、この取付金具本体4aの室内側部に突設さ
れ、金属製フレーム1と遮蔽板2に連続して形成された
取付孔6に挿通された取付ボルト4bと、この取付ボルト
4bの貫通部分の雄ねじ部に螺合され、外装パネル3を金
属製フレーム1に固定する固定ナット4cとを備えて構成
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のカーテンウォー
ルは以上説明したように構成され、取付金具4の一端を
各外装パネル3の係合溝3aに単に係合させているだけな
ので、各外装パネル3が左右にスライドしてしまうおそ
れがあり、このため、組み立てられたカーテンウォール
を運搬したり、また構造体に建て込む際に、外装パネル
3が横にスライドして外装パネルどうしがぶつかりあっ
て破損したり、あるいは取付金具4から外れるおそれが
ある等の課題があった。
【0007】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、特に外装パネルが破損したり外れたり
するのを防止してカーテンウォールを確実に施工できる
ようにしたカーテンウォールの施工方法を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るカーテン
ウォールの施工方法は、矩形枠状に構成された金属製フ
レームの室外側に遮蔽板を取り付け、この遮蔽板の室外
側に外装パネルを複数取り付け、かつ前記金属製フレー
ムを建物の構造体に取り付けることにより構成されるカ
ーテンウォールの施工方法において、前記外装パネルの
室内側に取付穴を複数形成し、この取付穴のそれぞれに
取付ボルトを突設し、この取付ボルトを介して前記外装
パネルを前記金属製フレームに取り付け、かつ前記外装
パネルと前記遮蔽板との間に弾性材からなるスペーサを
介在すると共にこのスペーサに前記取付ボルトを挿通
し、前記金属製フレームは前記構造体にファスナーと取
付ボルトによって固定し、前記取付穴は前記取付ボルト
のボルト頭部を挿入可能な凹部と、この凹部の上側部に
この凹部と連続して縦長をなし、かつ前記取付ボルトを
スライド自在に保持できるように奥部が前記ボルト頭部
を挿入できるように広く、開口端部が前記取付ボルトの
ボルト軸部のみを貫通できるように幅小をなす蟻溝とか
ら形成し、前記取付ボルトは前記ボルト頭部を前記凹部
に挿入すると共に、前記蟻溝側にスライドさせて前記ボ
ルト頭部を前記蟻溝の奥部に、前記ボルト軸部を前記蟻
溝の開口端部にそれぞれ挿入して前記取付穴に突設し、
かつ前記凹部と蟻溝に硬化材を充填することを特徴とす
る。
【0009】
【実施例】図1〜図7はこの発明の一実施例を示し、図
において、前記従来例と同一部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
【0010】符号7は遮蔽板2の室外側に取り付けた外
装パネル、8はこの外装パネル7の室内側部に垂直に突
設し、かつ金属製フレーム1の取付孔6に挿通した取付
ボルト、9はこの取付ボルト8の挿通部分の雄ねじ部に
螺合して各外装パネル7を金属製フレーム1に固定する
固定ナット、10は金属製フレーム1と各外装パネル7と
の間に形成して室内外の気圧差による雨水の浸入を防止
する等圧空間、11は金属製フレーム1と各外装パネル7
との間に介在して金属製フレーム1と外装パネル7との
間に等圧空間10を形成するスペーサ、12は各外装パネル
7の室内側部に形成し、取付ボルト8を突設する取付
穴、そして、符号13は取付ボルト8を取付穴12に固定す
る充填材である。
【0011】外装パネル7は大型セラミック板、大型タ
イル、あるいは大型コンクリート板などから矩形板状に
形成され、また取付ボルト8は円形状に形成されたボル
ト頭部8aと、このボルト頭部8aの内側部に突設されたボ
ルト軸部8bとから一体的に形成され、ボルト軸部8bの先
端部には固定ナット9を螺合するための雄ねじ部が形成
されている。なお、取付ボルト8には通常のボルトを使
用してもよい。
【0012】スペーサ11は脱落しないように各取付ボル
ト8のボルト軸部8bを貫通させて取り付け、またスペー
サ11は取付ボルト8周辺部の雨水の浸入を防止するパッ
キンを兼ねるようにゴム等の弾性材から形成する。
【0013】取付穴12は取付ボルト8のボルト頭部8aを
挿入できるように所定深さに形成された円形状の凹部14
と、この凹部14の上側部にこの凹部14と連続して縦長に
形成された蟻溝15とからなり、特に蟻溝15は取付ボルト
8を保持しかつ取付ボルト8が上下方向にスライドでき
るように奥部15a がボルト頭部8aを挿入できる程度に広
く、開口端部15b が取付ボルト8のボルト軸部8bのみを
貫通できる程度に幅小に形成されている(図4(a),(b),
(c) 参照)。
【0014】なお、取付穴12を形成するには、図5(a),
(b) に図示するように、図示するような回転ビットを使
用し、最初に外装パネル3の内側部を掘って凹部14を形
成し、次にこの回転ビットを真上に移動して外装パネル
3の内側部を上方向に切削して凹部14と連続する蟻溝15
を形成する。
【0015】取付ボルト8はボルト頭部8aを凹部14から
蟻溝15にスライドさせて挿入することにより、軸部8bの
みを蟻溝15の開口端部15b から室内側に垂直に突出させ
た状態に取り付けられている。そして、取付穴12の凹部
14と蟻溝15の中にセメントモルタルや合成樹脂材などの
硬化材からなる充填材13が充填されている。
【0016】取付ボルト8を取付穴12に取り付けるに
は、取付ボルト8のボルト頭部8aを取付穴12の凹部14に
挿入し、そのまま蟻溝15側にスライドさせてボルト頭部
8aを蟻溝15の奥部15a に、ボルト軸部8bを開口部15b に
それぞれ挿入する。
【0017】図7(a),(b) は、カーテンウォールを建物
の構造体に取り付けた状態を示し、カーテンウォールは
構造体の上下階の床スラブ16間に垂直に建て込まれ、か
つ金属製フレーム1が複数の取付ボルト17とファスナー
18によって上下階の床スラブ16に固定されている。
【0018】
【発明の効果】この発明に係るカーテンウォールの施工
方法は、以上説明した構成からなり、特に前記外装パネ
ルの室内側に取付穴を複数形成し、この取付穴のそれぞ
れに取付ボルトを突設し、この取付ボルトを介して前記
外装パネルを前記金属製フレームに取り付け、かつ前記
外装パネルと前記金属製フレームとの間に弾性材からな
るスペーサを介在し、前記金属製フレームは前記構造体
にファスナーと取付ボルトによって固定し、前記取付穴
は前記取付ボルトのボルト頭部を挿入可能な凹部と、こ
の凹部の上側部にこの凹部と連続して縦長をなし、かつ
前記取付ボルトをスライド自在に保持できるように奥部
が前記ボルト頭部を挿入できるように広く、開口端部が
前記取付ボルトのボルト軸部のみを貫通できるように幅
小をなす蟻溝とから形成し、前記取付ボルトは前記ボル
ト頭部を前記凹部に挿入すると共に、前記蟻溝側にスラ
イドさせて前記ボルト頭部を前記蟻溝の奥部に、前記ボ
ルト軸部を前記蟻溝の開口端部にそれぞれ挿入して前記
取付穴に突設し、かつ前記凹部と蟻溝に硬化材を充填す
るので、外装パネルが破損したり外れたりするのを防止
してカーテンウォールを確実に施工できる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) はこの発明に係るカーテンウォールの正面
図、(b) は図(a) におけるb−b線断面図である。
【図2】図1(a),(b) に示すカーテンウォールの背面図
である。
【図3】外装パネルの背面図である。
【図4】(a) は取付穴の正面図、(b) は図(a) における
b−b線断面図、(c) は図(a) におけc−c線断面図で
ある。
【図5】(a),(b) は取付穴を形成する方法を示す外装パ
ネルの一部断面図である。
【図6】外装パネルの取付状態を示すカーテンウォール
の一部拡大断面図である。
【図7】(a),(b) はカーテンウォールの構造体への取付
状態を示す構造体の一部縦断面図である。
【図8】従来のカーテンウォールの一例を示す一部縦断
面図である。
【符号の説明】
1…金属製フレーム、2…遮蔽板、3…外装パネル、4
…取付金具、5…防水パッキン、6…取付孔、7…外装
パネル、8…取付ボルト、9…固定ナット、10…等圧空
間、11…スペーサ、12…取付穴、13…充填材、14…凹
部、15…蟻溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 慶市郎 東京都江東区亀戸6丁目12番1号 山崎 産商株式会社内 (72)発明者 山崎 幸成 千葉県市川市須和田2丁目18番24号 (72)発明者 柏木 敏雄 東京都千代田区永田町2丁目12番14号 株式会社エービーシー商会内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 2/94 E04C 2/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形枠状に構成された金属製フレームの
    室外側に遮蔽板を取り付け、この遮蔽板の室外側に外装
    パネルを複数取り付け、かつ前記金属製フレームを建物
    の構造体に取り付けることにより構成されるカーテンウ
    ォールの施工方法において、前記外装パネルの室内側に
    取付穴を複数形成し、この取付穴のそれぞれに取付ボル
    トを突設し、この取付ボルトを介して前記外装パネルを
    前記金属製フレームに取り付け、かつ前記外装パネルと
    前記遮蔽板との間に弾性材からなるスペーサを介在する
    と共にこのスペーサに前記取付ボルトを挿通し、前記金
    属製フレームは前記構造体にファスナーと取付ボルトに
    よって固定し、前記取付穴は前記取付ボルトのボルト頭
    部を挿入可能な凹部と、この凹部の上側部にこの凹部と
    連続して縦長をなし、かつ前記取付ボルトをスライド自
    在に保持できるように奥部が前記ボルト頭部を挿入でき
    るように広く、開口端部が前記取付ボルトのボルト軸部
    のみを貫通できるように幅小をなす蟻溝とから形成し、
    前記取付ボルトは前記ボルト頭部を前記凹部に挿入する
    と共に、前記蟻溝側にスライドさせて前記ボルト頭部を
    前記蟻溝の奥部に、前記ボルト軸部を前記蟻溝の開口端
    部にそれぞれ挿入して前記取付穴に突設し、かつ前記凹
    部と蟻溝に硬化材を充填することを特徴とするカーテン
    ウォールの施工方法。
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