JP3004403B2 - 硬質壁材の取付構造 - Google Patents

硬質壁材の取付構造

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聖一 富田
寿衛 小関
雅彦 阿部
浩之 梅津
英喜 滝口
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株式会社アイジー技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中空体等からなる硬質壁
材を壁下地に取付具を介して固定する構造であり、主に
軒下、開口部下部(窓下)に位置する硬質壁材を固定す
るための取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に壁体を形成する際、乾式工法によ
る施工性の向上、防火性の面でモルタル壁にかわり、窯
業系の硬質壁材が広く用いられている。この種の硬質壁
材の壁下地への取り付けは、硬質壁材にドリルで取付孔
を穿設するか、あるいは製造時に取付孔を穿設してお
き、これら取付孔に釘を打設して壁下地に装着するなど
の構造を採っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドリル
によって現場で取付孔を穿設した際は、硬質壁材を割っ
たり、損傷を与えることが多く、非能率的であった。ま
た、製造時に取付孔が穿設された硬質壁材は釘打ちすべ
き部分の肉厚が薄く、しかも脆い材料で構成されている
ため、ハンマによる打設時には、誤って硬質壁材を破損
することが多々あった。このため、釘の打設には熟練を
要した。さらに、硬質壁材が壁下地材と大面積でしかも
遊びがなく接触しているため耐振性に欠ける欠点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため軒天、あるいは窓下等の硬質壁材が途中
で切断されてしまう場所の取付構造において、切断され
た硬質壁材の切断された中空孔を、断面Z字状の取付具
により係止して取付具の固定片を躯体に固定し、その
後、軒天、あるいは窓下との空間をバックアップ材、コ
ーキング材等により閉塞した取付構造を提供するもので
ある。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて、本発明に係る硬質壁材
の取付構造の一実施例について詳細に説明する。図1、
図2は上記取付構造を説明する断面図で、Aは硬質壁材
でセメント板、炭酸カルシウム板、珪酸カルシウム板、
セラミック板、木片セメント板、炭酸マグネシウム板
等、あるいはこれらにガラス繊維、ウィスカー、アラミ
ド繊維、スチール繊維、炭素繊維、各種鉱物繊維、各種
骨材等を混入したものを押出成形、プレス成形、射出成
形、抄造法等によって成形したもの、あるいは各種繊維
をクロス状、三次元状に織り、これにセメント、粘土等
を含浸してパネル状に成形したものを蒸気養生、焼成し
たもの等からなるものである。この硬質壁材Aは図3に
示すように、長尺板状であり、その長手方向に対する両
側面1にはそれぞれ断面略コ字状の係合溝2を有し、か
つその断面には長手方向に沿って中空孔3を複数個形成
したものである。
【0006】Bはレール材であり、鋼材、アルミ押出材
等からなり、図4に示すように断面横T字状とした長尺
体である。すなわちレール材Bは硬質壁材Aの係合溝2
に嵌挿する取付縁4と、取付縁4のほぼ中央から直角に
突出している固定縁5とから断面横T字状とし、また固
定縁5には孔6がピッチP1 で形成されたものである。
この取付縁4は上下の硬質壁材Aの係合溝2に嵌挿して
連結させる雇い実の機能を果たし、また固定縁5は後述
するアングルCに孔6を介してボルトEにて固定する部
分である。尚、孔6は図4に示すように長孔であること
が望ましいものである。これは硬質壁材Aによって形成
されるレベル調整、および躯体の不陸の調整のためであ
る。
【0007】Cはアングルであり、図5に示すように断
面L字状の長尺体であり、躯体αにレール材Bを固定す
るための連結材、及びレベル調整材として機能するもの
である。すなわちアングルCはL字状になった2つの面
のうち1つの面を固定面7、他方の面を取付面8とした
場合、取付面8に孔9をピッチP1 と等しいピッチP2
で形成し、固定面7を躯体αに溶接、アンカーボルト、
ボルト・ナット等によって固定し、また取付面8にはレ
ール材B、アングルC1 を孔6、9を介してボルトEに
よって固定するものである。
【0008】Dはパッキング材であり、レール材Bの取
付縁4を被覆するものであり、例えばポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリウ
レタン、ベークライト、シリコン、EPDM等のプラス
チック体からなり、主に硬質壁材Aの連結部における密
封材、防水材、緩衝材、および硬質壁材Aのガタツキ防
止材として機能するものである。このパッキング材D
は、例えば図6に示すように断面U字状をしており、好
ましくは表面に凹凸10を有するものである。この場
合、パッキング材Dは取付縁4の上下それぞれに装着す
ることとなる。
【0009】さらに、Eはボルト、Fはバックアップ
材、Gはコーキング材、Hは取付具、Iは軒天板であ
る。
【0010】取付具Hは図7(a)、(b)に示すよう
に、固定片11、段差12、取付片13、安定片14と
から断面略Z字状に形成したものであり、(a)は長尺
状、(b)図は短尺状の取付具Hを示すものである。
【0011】この取付具Hは、図1に示すように、軒天
(あるいは図示しないが窓下)と硬質壁材Aとの納まり
を美しく、かつ硬質壁材Aの破損、風雨の浸入を防止す
るためのものであり、切断中空孔3aに安定片14、取
付片13を挿入し、固定片11をスクリュービス等の固
定具βによりアングルC1 の固定面7に打設し、最上段
の硬質壁材Aを固定するものである。
【0012】次に施工例を通して、本発明に係る硬質壁
材の取付構造について説明する。いま図4〜図6に示す
ようなレール材B、アングルC、パッキング材Dを用
い、図3に示す硬質壁材Aを図1、図2に示すように配
設すると仮定する。
【0013】そこで木造下地、鉄骨下地よりなる新築下
地、あるいは既存壁等からなる躯体α上にアングルCを
硬質壁材Aの幅とほぼ等しいピッチで固定面7を固定す
る。次にアングルC各々にレール材Bの固定縁5を孔
6、9にボルトEを介して仮り止めする。なお、この場
合、レール材Bの取付縁4にはパッキング材Dを予め装
着しておく。次に硬質壁材Aの係合溝2を有する側面1
を上下にし、上方の係合溝2にレール材Bの取付縁4を
嵌挿しながら上方へ持ち上げ、次に下方の係合溝2をレ
ール材Bの取付縁4に嵌挿する。次に硬質壁材Aのレベ
ルを孔6、9でレール材Bを動かすことによって調整
し、ボルトEで固定する。
【0014】このような工程を順次下段から上段に向け
て行うことにより壁体を形成し、最上段の下段の硬質壁
材Aの施工が完了したら、最上段の硬質壁材Aと軒天板
Iとの間に取付具Hの固定片11の高さ以上の空間が開
くように、硬質壁材Aを切断し、切断中空孔3aを形成
して硬質壁材A1 とし、かつ、アングルCにアングルC
1 をボルトEにより固定する。
【0015】アングルC1 の固定が完了したら、前記硬
質壁材A1 の切断中空孔3aに取付具Hの取付片13を
挿入した状態で、前記のように係合溝2をレール材Bの
取付縁4に挿入し、上端の取付具Hの固定片11をアン
グルC1 の固定面7にスクリュービス等の固定具βを打
設して固定し、硬質壁材A1 を固定する。
【0016】次に、軒天板Iと硬質壁材A1 間、硬質壁
材A間の縦目地、横目地にバックアップ材F、コーキン
グ材Gを植設し、施工を完了するものである。
【0017】
【発明の効果】上述したように本発明に係る硬質壁材の
取付構造によれば、硬質壁材に直接、釘の打設、取付孔
の穿設を行う必要がないため、施工時における硬質壁
材の破損を防止することができる。美観性が良い。
固定具が外部に露出することがない。耐震性が良い。
さらに予めアングル、レール材によって硬質壁材の取
り付け位置が割り付けられるため、施工性が向上する。
躯体にはアングルとレール材を介して硬質壁材が固定
されるため、レベル(不陸)調整が可能となり、躯体に
狂いがあってもフラットな壁面を形成することができ
る。等の効果、特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る硬質壁材の取付構造の代表的一例
を示す断面図である。
【図2】本発明に係る硬質壁材の取付構造の代表的一例
を示す断面図である。
【図3】硬質壁材の例を示す斜視図である。
【図4】レール材の例を示す斜視図である。
【図5】アングルの例を示す斜視図である。
【図6】パッキング材の例を示す斜視図である。
【図7】取付具の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 硬質壁材 B レール材 C アングル D パッキング材 H 取付具 3 中空孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝口 英喜 山形県東根市大字蟹沢字上縄目1816番地 の12 株式会社アイジー技術研究所内 審査官 鉄 豊郎 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/08 - 13/18 E04B 2/88 - 2/96

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状の中空孔を多数個平行に形成した
    硬質壁材と、固定片と取付片とから断面略Z字状に形成
    した取付具とからなり、横張り状に形成した硬質壁材を
    途中で切断しなければならない軒天、あるいは窓下の構
    造において、軒天、あるいは窓下の最上段となる硬質壁
    材の中空孔が存在する部分を切断して適宜寸法に形成し
    た硬質壁材を、切断された中空孔に前記取付具の取付片
    を挿入した状態で取付具の固定片が壁下地に固定具によ
    り固定され、硬質壁材が軒天、あるいは窓下に固定され
    ていることを特徴とする硬質壁材の取付構造。
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