JP4258936B2 - 改装窓 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、改装窓に係り、特に建造物に残された既設窓枠に新設窓枠を取付けて構成される改装窓に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建造物に残された既設窓枠の内側に、枠組みされた新設窓枠を取付けて構成される改装窓では、新設窓枠の取付構造として、既設窓枠の上枠及び縦枠に固定した下地材に、新設窓枠に備えたアンカーを固着して新設窓枠を既設窓枠に取付けているものが知られている。そして、新設窓枠を既設窓枠の内側に取付けると、建造物と新設窓枠との間に隙間が形成されるので、新設窓枠の室外側外周部に外部アタッチメントを備え、新設窓枠と既設窓枠との間に形成される隙間を覆っている(特開平9−13797号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の改装窓における新設窓枠の取付構造では、外部アタッチメントを新設窓枠に備えたアンカーに固定するという構造であるために、新設窓枠に外部アタッチメントを予め固着した状態で、既設窓枠に取付けようとすると、既設窓枠に固定してある下地材に対して新設窓枠に備えたアンカーを移動させてその取付位置を調整することができず、新設窓枠を既設窓枠に取付けることができないおそれがあった。そこで、本発明の課題は、予め外部アタッチメントを取付けた新設窓枠を簡単に既設窓枠に取付けることのできる改装窓を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題解決のため本願は、既設窓枠の上枠及び縦枠に固定した下地材に、新設窓枠に備えたアンカーを固着して新設窓枠を既設窓枠に取付けると共に、新設窓枠の室外側外周部に備えた外部アタッチメントにより、新設窓枠と既設窓枠との間に形成される隙間を覆うようにした改装窓において、新設窓枠の上枠及び縦枠に、枠長手方向に延びる溝部と、室外側に向いた外部アタッチメント取付部とを備えた取付補助枠を夫々取付けると共に、外部アタッチメントを外部アタッチメント取付部に予め固着し、その取付補助枠の溝部に枠長手方向に摺動自在に装着したアンカーを介して新設窓枠を既設窓枠に配置固定した。
【0005】
具体的に、新設窓枠の上枠及び縦枠には、対向する既設窓枠側に、互いに室内外方向に対向する突片が向かい合っており、取付補助枠に形成した嵌め込み溝を前記突片に嵌め込んで取付補助枠を新設窓枠の上枠及び縦枠に取付け、それらの取付補助枠には、新設窓枠の対応した上枠及び縦枠への取付状態において、前記外部アタッチメント取付部を、新設窓枠室外面より室外側に突出する位置に設け、また、溝部は、外部アタッチメント取付部から室内側に離れて形成した。前記外部アタッチメント取付部は、新設窓枠の、対応した上枠及び縦枠の室外面に沿い、対応する既設窓枠側に延びる取付面を有している。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施の形態について図面を参照して説明する。図1〜3において、改装窓1は、既設窓枠2の内側に新設窓枠3を取付けて構成されたものである。既設窓枠2は、スチール又はアルミ材から成る上枠2a、対の縦枠2b、下枠2cとを枠組みして構成されたもので、建造物4に除去されることなく残されたものである。その既設窓枠2の上枠2a及び縦枠2bには複数の下地材5がねじ部材20を介して固定してある。各下地材5は、上枠2a及び縦枠2bの内周面に固定された固定部5aの一端を対向する新設窓枠4に向かって折り曲げ、その一端にアンカー取付孔5bを備えたものである。また、既設窓枠2の下枠2cには、既設窓枠2の下枠2cに沿って下枠用下地材6が配置してある。その下枠用下地材6は、下枠用下地材6の室内側に載置した断面L字の連結部材7を介して既設窓枠2の下枠2cに固定されている。
【0007】
上記既設窓枠2の内側に取付ける新設窓枠3は、アルミ材から成る上枠3a、対の縦枠3b、下枠3cとを枠組みして構成されたものである。新設窓枠3の上枠3a及び縦枠3bには、対向する既設窓枠2側に、互いに室内外方向に対向する突片3a1,3b1が向かい合っており、後述する取付補助枠8に形成した嵌め込み溝8aを前記突片3a1,3b1に嵌め込んで取付補助枠8が取付けてある。取付補助枠8には、枠長手方向に延びる溝部8bと、室外側に向いた外部アタッチメント取付部8cとが備えてある。外部アタッチメント取付部8cは、取付補助枠8が新設窓枠3の上枠3a及び縦枠3bへの取付状態において、新設窓枠3室外面3dより室外側に突出する位置に設けられ、新設窓枠3の、対応した上枠3a及び縦枠3bの室外面3dに沿い、対応する既設窓枠2側に延びる取付面8dを有している。また、溝部8bは、外部アタッチメント取付部8cから室内側に離れて形成されている。
【0008】
外部アタッチメント取付部8cには、建造物4と新設窓枠3との間に形成される隙間Sを覆う外部アタッチメント9が気密材10を備えた状態でねじ部材11を介して取付けてある。溝部8bには、既設窓枠2に固定した下地材5に固着させるアンカー12が摺動自在に装着してある。アンカー12にはねじ孔12aが設けてあり、そのねじ孔12aを下地材5に備えたアンカー取付孔5bに重合させ、室内側からアンカー取付孔5bを挿通したねじ部材13をアンカー12のねじ孔12aに締め込み、更に、新設窓枠3の下枠3cを下枠用下地材6に固定した連結部材7にねじ部材14を介して固定することで、新設窓枠3は既設窓枠2に取付けられている。尚、本実施形態では、外部アタッチメント9、下地材5等をねじ部材11、20で固定しているが、リベットによるリベット継手方法において固定させてもよい。
【0009】
次に、新設窓枠3を既設窓枠2に取付ける施工作業について説明する。新設窓枠3の上枠3a及び縦枠3bには、予めアンカー12と外部アタッチメント9とを備えた取付補助枠8が取付けてある。この新設窓枠3を室外側から既設窓枠2の内側に配置する。そして、新設窓枠3の室内外方向の出入り量を調整した後、新設窓枠3の下枠3cを下枠用下地材6に固定した連結部材7にねじ部材14で固定する。次に、新設窓枠3の上枠3a及び縦枠3bにおいて、枠長手方向に摺動自在なアンカー12を図3に示すように移動させて、既設窓枠2に固定した下地材5のアンカー取付孔5bにアンカー12のねじ孔12aを重合させる。その状態で、室内側からアンカー取付孔5bを挿通したねじ部材13をアンカー12のねじ孔12aに締め込んで、新設窓枠3が既設窓枠2の内側に配置固定される。
【0010】
上記のように新設窓枠3が既設窓枠2の内側に取付けられた後、室内側から内部額縁15を、室外側から水切り16を夫々新設窓枠3に取付ける。そして、外部アタッチメント9、内部額縁15、水切り16の周囲にバックアップ材及びシーリング材から成る充填材17を充填してコーキングを行う。こうして既設窓枠2に新設窓枠3が取付けられた改装窓1が構成される。
【0011】
以上のことにより、新設窓枠3の上枠3a及び縦枠3bに外部アタッチメント9とアンカー12とを備えた取付補助枠8を取付け、アンカー12を取付補助枠8の枠長手方向に摺動自在としたことで、従来のように既設窓枠2の上枠2a及び縦枠2bに固定される下地材5の位置に影響されることなく、アンカー12を枠長手方向に移動させることで、簡単に外部アタッチメント9を備えた新設窓枠3を既設窓枠2に取付けることが可能になる。また、外部アタッチメント9を工場等で予め新設窓枠3に取付けておくことができるので、施工現場での外部アタッチメント9取付作業がなく作業の効率が良くなる。
【0012】
【発明の効果】
以上のように本発明は、新設窓枠の上枠及び縦枠に取付補助枠を取付け、その取付補助枠には、外部アタッチメントが予め固着してあると共に、アンカーが枠長手方向に摺動自在に装着されているので、予めアタッチメントを新設窓枠に備えておいても、既設窓枠に固定した下地材にアンカーを固着させることができ、新設窓枠を既設窓枠に取付ける施工作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の改装窓における新設窓枠及び新設窓枠の取付構造を示す縦断面図である。
【図2】本発明の改装窓における新設窓枠及び新設窓枠の取付構造を示す横断面図である。
【図3】図1のIII視図であり、内部額縁を省略した図である。
【符号の説明】
1 改装窓
2 既設窓枠
2a 上枠
2b 縦枠
3 新設窓枠
3a 上枠
3b 縦枠
5 下地材
8 取付補助枠
8a 嵌め込み溝
8b 溝部
8c 外部アタッチメント
8d 取付面
9 外部アタッチメント
12 アンカー
S 隙間
Claims (3)
- 既設窓枠の上枠及び縦枠に固定した下地材に、新設窓枠に備えたアンカーを固着して新設窓枠を既設窓枠に取付けると共に、新設窓枠の室外側外周部に備えた外部アタッチメントにより、新設窓枠と既設窓枠との間に形成される隙間を覆うようにした改装窓において、新設窓枠の上枠及び縦枠に、枠長手方向に延びる溝部と、室外側に向いた外部アタッチメント取付部とを備えた取付補助枠を夫々取付けると共に、外部アタッチメントを外部アタッチメント取付部に予め固着し、その取付補助枠の溝部に枠長手方向に摺動自在に装着したアンカーを介して新設窓枠を既設窓枠に配置固定したことを特徴とする改装窓。
- 新設窓枠の上枠及び縦枠には、対向する既設窓枠側に、互いに室内外方向に対向する突片が向かい合っており、取付補助枠に形成した嵌め込み溝を前記突片に嵌め込んで取付補助枠を新設窓枠の上枠及び縦枠に取付け、それらの取付補助枠には、新設窓枠の対応した上枠及び縦枠への取付状態において、前記外部アタッチメント取付部を、新設窓枠室外面より室外側に突出する位置に設け、また、溝部は、外部アタッチメント取付部から室内側に離れて形成されていることを特徴とする請求項1記載の改装窓。
- 外部アタッチメント取付部は、新設窓枠の、対応した上枠及び縦枠の室外面に沿い、対応する既設窓枠側に延びる取付面を有していることを特徴とする請求項2記載の改装窓。
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