JP5376495B2 - カーテンウォール - Google Patents
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Description
前記方立は、室外側に外部に露出する見付けフランジ部を有し、この見付けフランジ部によって前記パネル又はパネルユニットを嵌め込むための溝部の室側壁が形成され、
延焼のおそれのある部分以外の窓部では、前記方立と無目とによって形成された各開口枠において、周方向に沿って形成された溝部にパネルを嵌合支持する構造とし、
延焼のおそれのある部分の窓部では、框によって枠組みされ、ガラスを嵌合させた耐火認定障子を前記方立と無目とによって形成された各開口枠の溝部に嵌め込んで支持するとともに、前記耐火認定障子は、縦框の背面側において、方立に固定された障子固定用ブラケットによって支持され、かつ前記耐火認定障子は縦框の正面側に室外側に突出する外側フィンを有し、この外側フィンと前記見付けフランジ部とによって形成された溝部分にシール材が充填され、前記耐火認定障子の縦框は、その見付け幅を前記方立の見付けフランジ部からはみ出さない幅に設定したことを特徴とするカーテンウォールが提供される。
〔方立及び無目構造〕
前記方立2は、詳細には図2に示されるように、相対的に室内側に位置する中空部方形断面の方立本体2Aと、この方立本体2Aの室外面中央位置から室外側に延在する縦枠部2Bと、この縦枠部2Bの先端部に逆T字状に形成された見付けフランジ部2Cとからなる形材である。
耐火認定障子3は、上框4、下框5及び縦框6,7によって四方を枠組みされた枠内にガラスG2を嵌合支持させたものであり、火災による加熱が加えられた場合に、加熱開始後20分間当該加熱面以外の面に火災を出さないものである遮炎性能を有することの認定を受けた防火戸(防火設備)である。
延焼のおそれのある窓部では、図7及び図8に示されるように、前記方立2,2及び無目9,10によって形成された開口枠の溝部に対して耐火認定障子3を嵌め込んで固定する。嵌込みは、框枠4〜7にガラスG2を嵌合支持した状態のままで行うようにしてもよいが、本形態例では、框枠4〜7を嵌め込んだ後、ガラスG2を嵌合支持させるようにしている。
延焼のおそれのある部分以外の窓部では、図2及び図6に示されるように、方立2の凹部2a、掛止部2b間に跨って縦押縁20が取り付けられ、この縦押縁20と前記見付けフランジ2Cとによりガラス側縁嵌合溝MVが形成され、ガラスGがガラス面を跨いでガラス側縁嵌合溝MVの室外側および室内側に夫々施工されたバックアップ材17及びシール18によって支持されている。なお、前記縦押縁20の係止部は前記縦枠部2B以外に断面形状に応じて適宜決定される。
(1)前述した耐火認定障子は、一般の窓サッシとしても使用されるものである。コンクリート躯体の開口部に設置される場合は、図10に示されるように、各框4〜7に外面側にピース状のアンカー22〜25をビスによって取り付ける。各アンカー22〜25には、アンカーブラケット22a〜25aが設けられており、これに躯体に埋め込んだアンカー鉄筋が溶接によって固定される。
(2)上記形態例では、耐火認定障子3のガラスG2及びスパンドレル部のガラスGとして、単層ガラスを嵌め込んだが、図11に示されるように、複層ガラスを嵌め込むようにしてもよい。
Claims (4)
- 躯体に取り付けた方立と、これら方立間に取り付けた無目とで形成された各開口枠にパネル又はパネルユニットを取り付ける手順によって壁面を構築するノックダウン式のカーテンウォールにおいて、
前記方立は、室外側に外部に露出する見付けフランジ部を有し、この見付けフランジ部によって前記パネル又はパネルユニットを嵌め込むための溝部の室側壁が形成され、
延焼のおそれのある部分以外の窓部では、前記方立と無目とによって形成された各開口枠において、周方向に沿って形成された溝部にパネルを嵌合支持する構造とし、
延焼のおそれのある部分の窓部では、框によって枠組みされ、ガラスを嵌合させた耐火認定障子を前記方立と無目とによって形成された各開口枠の溝部に嵌め込んで支持するとともに、前記耐火認定障子は、縦框の背面側において、方立に固定された障子固定用ブラケットによって支持され、かつ前記耐火認定障子は縦框の正面側に室外側に突出する外側フィンを有し、この外側フィンと前記見付けフランジ部とによって形成された溝部分にシール材が充填され、前記耐火認定障子の縦框は、その見付け幅を前記方立の見付けフランジ部からはみ出さない幅に設定したことを特徴とするカーテンウォール。 - 前記耐火認定障子の上框及び下框の見付け幅は、上下に隣接する無目の見付け幅と同じに設定してある請求項1記載のカーテンウォール。
- 前記外側フィンの先端が前記方立の見付けフランジ部の内面に当接している請求項1、2いずれかに記載のカーテンウォール。
- 前記耐火認定障子は、縦框の背面側に室内側に突出する内側フィンを有し、この内側フィンが前記障子固定用ブラケットと係合関係にある請求項1〜3いずれかに記載のカーテンウォール。
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