JP5376495B2 - カーテンウォール - Google Patents

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Description

本発明は、外壁の一部(延焼のおそれのある部分)に耐火認定障子を嵌め込んだ耐火仕様のカーテンウォールに関する。
平成19年6月施行の改正建築基準法に伴い、「カーテンウォールの構造方法について(技術的助言)国住指第619号」が管轄官庁等に通知された。これによると、建築物におけるカーテンウォールについては、外壁及び開口部の規定が適用されることが明確化された。具体的には、「スパンドレル(外壁のうち上下に重なっている二つの窓その他の開口部の間の部分)、柱形(外壁のうち柱状の部分)その他これらに類する部分」については外壁に対する技術的基準を適用し、「それ以外の部分」については開口部に対する技術的基準を適用することが明確化された。
前記「それ以外の部分」の内、開口部として取り扱われる部分で延焼のおそれのある部分にあっては、建築基準法第2条第9号の2ロに規定する防火設備を用いることが明確化された。ここで、前記「延焼のおそれのある部分」とは、建築基準法第2条6号に、隣地境界線、道路中心線又は同一敷地内の2以上の建築物相互の外壁間の中心から、一階にあっては3m以下、二階以上にあっては5m以下の距離にある建築物の部分をいうと規定されている。
前記「建築基準法第2条第9号の2ロに規定する防火設備」とは、その外壁の開口部で延焼のおそれのある部分に、防火戸その他の政令で定める防火設備(その構造が遮炎性能[通常の火災時における火災を有効に遮るために防火設備に必要とされる性能をいう。]に関して政令で定める技術的基準に適合するもので、国土交通大臣が認めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものに限る。)を有することが規定されている。ここで、要求される性能とは、火災による加熱が加えられた場合に、加熱開始後20分間当該加熱面以外の面に火災を出さないものであることである。
前記「カーテンウォールの構造方法について(技術的助言)国住指第619号」においては、上記防火設備を組み込んだカーテンウォール構造の例が示されている(図12参照)。このカーテンウォール構造では、方立50,50及び無目51,51による開孔枠に対して、上記性能を満足する防火設備52(以下、耐火認定障子という。)を嵌め込んだ構造が示されている。
前述のように、方立及び無目に構成された開口枠に窓サッシを嵌め込んだ構造のカーテンウォールとしては、例えば下記特許文献1を挙げることができる。このカーテンウォールは、躯体に方立を取り付けたならば、これら方立間に無目を取り付けて開口枠を形成した後、カーテンウォールパネルを取り付ける手順によって壁面を構築するノックダウン式カーテンウォールにおいて、前記方立と無目とによって形成された窓部開口枠に対して、一般サッシを窓枠ごと嵌め込み、前記方立及び無目に対して固定可能としたものである。
特開2003−293501号公報
しかしながら、図12に示される耐火認定障子52を組み込んだカーテンウォール構造及び前記特許文献1に係るカーテンウォール構造の場合、方立の見付けフランジ部(外部に露出する室外側フランジ)の側縁を越えて障子又はサッシ窓の框が露出している。一方で、「延焼のおそれのある部分」とは建築部の一部分に該当するため、それ以外の部分では、従来の一般的なガラス支持構造、すなわち方立の見付けフランジ部と、背面側の中空矩形部分とによって形成されたガラス嵌合溝に対してガラスを嵌合し、シール材等で固定する構造が採用されるため、「延焼のおそれのある部分」と「それ以外の部分」とでカーテンウォールの外観が異なり意匠性を損なうという問題が発生することになる。
そこで本発明の主たる課題は、「延焼のおそれのある部分」に対応する耐火認定障子を組み込んだカーテンウォール構造と、「それ以外の部分」に対応するカーテンウォール構造とで外観を同じとし、意匠性を良好とすることにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、躯体に取り付けた方立と、これら方立間に取り付けた無目とで形成された各開口枠にパネル又はパネルユニットを取り付ける手順によって壁面を構築するノックダウン式のカーテンウォールにおいて、
前記方立は、室外側に外部に露出する見付けフランジ部を有し、この見付けフランジ部によって前記パネル又はパネルユニットを嵌め込むための溝部の室側壁が形成され、
延焼のおそれのある部分以外の窓部では、前記方立と無目とによって形成された各開口枠において、周方向に沿って形成された溝部にパネルを嵌合支持する構造とし、
延焼のおそれのある部分の窓部では、框によって枠組みされ、ガラスを嵌合させた耐火認定障子を前記方立と無目とによって形成された各開口枠の溝部に嵌め込んで支持するとともに、前記耐火認定障子は、縦框の背面側において、方立に固定された障子固定用ブラケットによって支持され、かつ前記耐火認定障子は縦框の正面側に室外側に突出する外側フィンを有し、この外側フィンと前記見付けフランジ部とによって形成された溝部分にシール材が充填され、前記耐火認定障子の縦框は、その見付け幅を前記方立の見付けフランジ部からはみ出さない幅に設定したことを特徴とするカーテンウォールが提供される。
上記請求項1記載の発明においては、延焼のおそれのある部分の窓部では、框によって枠組みされ、ガラスを嵌合させた耐火認定障子を前記方立と無目とによって形成された各開口枠の溝部に嵌め込んで支持するとともに、前記耐火認定障子は、縦框の背面側において、方立に固定された障子固定用ブラケットによって支持され、前記耐火認定障子は縦框の正面側に室外側に突出する外側フィンを有し、この外側フィンと前記見付けフランジ部とによって形成された溝部分にシール材が充填され、前記耐火認定障子の縦框は、その見付け幅を前記方立の見付けフランジ部からはみ出さない幅に設定してある。従って、延焼のおそれのある部分以外の窓部と、延焼のおそれのある部分の窓部との外観を統一することができ、意匠性が向上する。
前記耐火認定障子は、縦框の背面側において、方立に固定された障子固定用ブラケットによって支持されている構造としたため、耐火認定障子の支持が容易となる。また、本願発明では、前記耐火認定障子は縦框の正面側に室外側に突出する外側フィンを有し、この外側フィンと前記見付けフランジ部とによって形成された溝部分にシール材が充填されている。
請求項2に係る本発明として、前記耐火認定障子の上框及び下框の見付け幅は、上下に隣接する無目の見付け幅と同じに設定してある請求項1記載のカーテンウォールが提供される。
上記請求項2記載の発明では、前記耐火認定障子の上框及び下框の見付け幅は、上下に隣接する無目の見付け幅と同じに設定してあるため、無目の外観についても、外観を統一することができ、意匠性が向上する。
請求項に係る本発明として、前記外側フィンの先端が前記方立の見付けフランジ部の内面に当接している請求項1、2いずれかに記載のカーテンウォールが提供される。
上記請求項記載の発明では、前記外側フィンの先端が前記方立の見付けフランジ部の内面に当接させているため、前記外側フィンがシール受けとなり、シール施工が容易となる。また、バックアップ材を省略することも可能となる。
請求項に係る本発明として、前記耐火認定障子は、縦框の背面側に室内側に突出する内側フィンを有し、この内側フィンが前記障子固定用ブラケットと係合関係にある請求項1〜3いずれかに記載のカーテンウォールが提供される。
上記請求項記載の発明では、耐火認定障子の縦框の背面側に室内側に突出する内側フィンを有し、この内側フィンが前記障子固定用ブラケットと係合するようにしてある。従って、障子固定用ブラケットとの係合によって耐火認定障子を支持させているため、施工が容易となる。
以上詳説のとおり本発明によれば、「延焼のおそれのある部分」に対応する耐火認定障子を組み込んだカーテンウォール構造と、「それ以外の部分」に対応するカーテンウォール構造とで外観が同じとなるため、意匠性を良好とすることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
本発明に係るカーテンウォールの正面図、図2は図1のII−II線矢視図、図3は図1のIII−III線矢視図である。
本カーテンウォール1は、建物躯体(床)の端部に固定された方立支持金具によって、水平方向に所定の間隔をおいて上下方向に沿って方立2,2…を固定した後、この方立2,2間に上下方向に所定間隔で無目8,9,10……を架け渡して開口枠を形成し、「延焼のおそれのある部分以外の窓部」では、前記方立2,2と無目8,8とによって形成された各開口枠において、周方向に沿って形成された溝部にガラスGを嵌合支持する構造とし、「延焼のおそれのある部分の窓部」では、框4〜7によって枠組みされ、ガラスGを嵌合させた耐火認定障子3を前記方立2,2と無目9,10とによって形成された各開口枠の溝部に嵌め込んで支持するとともに、前記耐火認定障子3の縦框6,7は、その見付け幅Kを前記方立2の見付けフランジ部2Cからはみ出さない幅に設定したものである。
以下、さらに具体的に詳述する。
〔方立及び無目構造〕
前記方立2は、詳細には図2に示されるように、相対的に室内側に位置する中空部方形断面の方立本体2Aと、この方立本体2Aの室外面中央位置から室外側に延在する縦枠部2Bと、この縦枠部2Bの先端部に逆T字状に形成された見付けフランジ部2Cとからなる形材である。
前記方立本体2Aの室外がわ側面部分に凹部2aが形成されるとともに、図示の例では前記縦枠部2Bの中間に断面L字状の係止部2bが形成されている。
一方、前記耐火認定障子3が嵌め込まされる部分の無目9,10は、夫々開口枠の上枠と下枠とを構成する。具体的には、上側スパンドレル部との境界に設置される無目9と、下側スパンドレル部との境界に設置される無目10である。前記無目9,10は、方立2の縦枠部2Bに固定された無目ブラケット14によって方立2、2間に支持されるようになっている。
前記無目9は、詳細には図4に示されるように、中空の無目本体9Aの室外側面の下部より外方に延在する水平フランジ部9aと、この水平フランジ部9aの先端からL字状の屈曲部分9bとによってガラス下縁側嵌合溝Mが形成されるとともに、前記水平フランジ部9aの下面には開口側に突出する垂下片9cが形成され、耐火認定障子3の上框4を固定するためのビス止め固定部13を構成するようになっている。また、室内側には耐火認定障子3の上框4の室内面側に当接するサッシ枠当接受け部9Bを有する。前記サッシ枠当接受け部9Bには、室外側に突出する複数の突出片9d〜9fが形成され、これらの突出片の内、突出片9e、9fの凹溝部分には、図示例のように、必要に応じて定形シール材等の気水密材23が嵌設され、耐火認定障子3の上框4との間に高い気水密性を確保できるようにしている。
前記無目10は、詳細には図5に示されるように、中空の無目本体10Aの室外側面上部より外方に延在する水平フランジ部10aが形成されるとともに、この水平フランジ部10aの室外側に横押縁11が取り付けられ、ガラス上縁側嵌合溝Mが形成されている。前記水平フランジ部10aの上面には開口側に起立する起立片10bが形成され、耐火認定障子3の下框5を固定するためのビス止め固定部15を構成するようになっている。また、室内側には、耐火認定障子3の下框5の室内面側に当接するサッシ枠当接受け部14を構成するようになっている。前記サッシ枠当接受け部10Bには、室外側に突出する複数の突出片10c〜10eが形成され、これらの突出片の内、突出片10d、10eの凹溝部分には、図示例のように、必要に応じて定形シール材等の気水密材23が嵌設され、耐火認定障子3の下框5との間に高い気水密性を確保できるようにしている。
他方、「延焼のおそれのある部分以外の窓部」の無目8,8の構造を図9に示す。前記無目8,8も、方立2の縦枠部2Bに固定された無目ブラケット14によって方立2、2間に支持されるようになっている。
無目8は、中空状の無目本体8Aと、この無目本体8Aの室外側面から室外側に延在するとともに、先端部で上側に屈曲する室外側延在部8Bとからなり、前記室外側延在部8Bによりガラス下縁側嵌合溝Mが形成されている。また、前記室外側延在部8Bの下面側に横押縁21が取り付けられ、ガラス上縁側嵌合溝Mが形成されるようになっている。
〔耐火認定障子3の構造〕
耐火認定障子3は、上框4、下框5及び縦框6,7によって四方を枠組みされた枠内にガラスGを嵌合支持させたものであり、火災による加熱が加えられた場合に、加熱開始後20分間当該加熱面以外の面に火災を出さないものである遮炎性能を有することの認定を受けた防火戸(防火設備)である。
前記上框4は、図4に示されるように、中空方形断面の上框本体4Aと、この上框本体4Aの室外面上部から室外側に突出する水平突出片4aと、この水平突出片4aの先端から上側に屈曲して延在するとともに、本耐火認定障子3を無目9に固定するためのビス固定用起立片4bとから構成されている。また、前記水平突出片4aの先端部に、断面略L字状の横押縁12がビスによって連結されることによって、ガラス嵌合溝Mが形成されるようになっている。
前記下框5は、図5に示されるように、中空方形断面の下框本体5Aと、この下框本体5Aの室外面下部から室外側に突出する水平突出片5aと、この水平突出片5aの先端から上側に屈曲して延在する起立片5bと、前記水平突出片5aの下面より垂下する耐火認定障子3を無目10に固定するためのビス固定用垂下片5cとから構成されている。前記水平突出片5aと起立片5bとによってガラス嵌合溝Mが形成されるようになっている。
前記縦框6,7は、図6に示されるように、相対的に室外側に位置するとともに、内方側に溝部を臨ませたガラス嵌合溝Mを形成している断面コ字状部6A(7A)と、相対的に室内側に位置するとともに、外方側に溝部を臨ませた断面逆コ字状部6B(7B)とから構成されている。前記断面コ字状部6A(7A)と断面逆コ字状部6B(7B)とは同じ見付け幅となっている。また、前記断面コ字状部6A(7A)の正面には室外側に突出する外側フィン6a(7a)が設けられており、前記断面逆コ字状部6B(7B)の背面側には、室内側に突出する内側フィン6b(7b)が設けられている。取付け状態で、前記耐火認定障子3の縦框6,7は、その見付け幅Kを前記方立2の見付けフランジ部2Cからはみ出さない幅に設定してある。
前記上框4,下框5及び縦框6,7は、ビス16,16…によって四方枠組みされ、周方向に沿って形成された前記ガラス嵌合溝MにガラスGが嵌合支持される。前記ガラスGは、耐火仕様とするために網入りガラスか耐熱ガラスが使用されている。
〔延焼のおそれのある部分の窓部〕
延焼のおそれのある窓部では、図7及び図8に示されるように、前記方立2,2及び無目9,10によって形成された開口枠の溝部に対して耐火認定障子3を嵌め込んで固定する。嵌込みは、框枠4〜7にガラスGを嵌合支持した状態のままで行うようにしてもよいが、本形態例では、框枠4〜7を嵌め込んだ後、ガラスGを嵌合支持させるようにしている。
具体的には、図7に示されるように、前記無目9の垂下片9b、前記無目10の起立片10bに対して、夫々耐火認定障子3の上框4に形成されたビス固定用起立片4b、下框5に形成されたビス固定用垂下片5cが背面側に重なるとともに、図8に示されるように、方立2の方立本体2Aと見付けフランジ部2Cとによって形成される溝部分に対して、縦枠6,7を嵌合させるようにしながら框枠4〜7を開口枠内に設置する。
そして、上框4側では、図7に示されるように、前記横押縁12を前記垂下片9bの室外側面に接合した状態で、室外側からビスを前記横押縁12、垂下片9b及びビス固定用起立片4bを貫くように貫入させることによって固定を図る。
また、下框5側では、横押縁11を前記起立片10bの室外側面に接合した状態で、室外側からビスを前記横押縁11、起立片10b及びビス固定用垂下片5cを貫くように貫入させることによって固定を図る。
一方、縦框6,7側では、図8に示されるように、方立2に一端が固定された障子固定用ブラケット19、19によって支持される。すなわち、図6に示されるように、障子固定用ブラケット19は、室外側部分に室外側への突出片19aと、ガラス面方向への突出片19bとによりL字状の隅角部が形成され、この隅角部に縦框6,7の内側フィン6b(7b)を係合させるようにする。また、縦框6,7の外側フィン6a(7a)は、方立2の見付けフランジ部2Cの内面に当接するようになっている。前記外側フィン6a(7a)によって形成された溝部分には、バックアップ材及びシール材が充填される。前記バックアップ材は外側フィン6a(7a)が代用しているため省略することが可能である。
框枠4〜7を前記開口枠へ取付けたならば、ガラスGを框枠4〜7内部に嵌込み、バックアップ材17及びシール材18により支持させる。
前記耐火認定障子3の縦框6,7は、その見付け幅Kを前記方立2の見付けフランジ部2Cからはみ出さない幅に設定してあるため、耐火認定障子3の取付け状態では、図6に示されるように、見付けフランジ部2Cの側縁位置Qは、前記縦框6,7の側縁位置Pと同位置か、前記側縁位置Pよりも張り出しているため、室外側から見た場合、前記縦枠6,7は見付けフランジ部2C(見付け幅:B)によって隠蔽されている。
また、無目9,10部分では、無目9の見付け幅H1と、耐火認定障子3の上框4の見付け幅H2と、無目10の見付け幅H3と、耐火認定障子3の下框5の見付け幅H4とがすべて同じに設定されている。
〔延焼のおそれのある部分以外の窓部〕
延焼のおそれのある部分以外の窓部では、図2及び図6に示されるように、方立2の凹部2a、掛止部2b間に跨って縦押縁20が取り付けられ、この縦押縁20と前記見付けフランジ2Cとによりガラス側縁嵌合溝Mが形成され、ガラスGがガラス面を跨いでガラス側縁嵌合溝Mの室外側および室内側に夫々施工されたバックアップ材17及びシール18によって支持されている。なお、前記縦押縁20の係止部は前記縦枠部2B以外に断面形状に応じて適宜決定される。
一方、無目8については、図9に示されるように、ガラス嵌合溝M、Mに、ガラスGがガラス面を跨いでガラス側縁の室外側および室内側に夫々施工されたバックアップ材17及びシール18によって支持されている。また、無目8の室外側面では、中間のシールよりも上側部分の見付け幅H1と、下側の見付け幅H2とが同じ寸法に設定されているとともに、これらの寸法は、前述した「延焼のおそれのある部分の窓部」の無目9,10の見付け幅(H1〜H4)と同じ寸法に設定されており、「延焼のおそれのある部分の窓部」と「延焼のおそれのある部分以外の窓部」との無目デザインも統一されている。
〔他の形態例〕
(1)前述した耐火認定障子は、一般の窓サッシとしても使用されるものである。コンクリート躯体の開口部に設置される場合は、図10に示されるように、各框4〜7に外面側にピース状のアンカー22〜25をビスによって取り付ける。各アンカー22〜25には、アンカーブラケット22a〜25aが設けられており、これに躯体に埋め込んだアンカー鉄筋が溶接によって固定される。
(2)上記形態例では、耐火認定障子3のガラスG2及びスパンドレル部のガラスGとして、単層ガラスを嵌め込んだが、図11に示されるように、複層ガラスを嵌め込むようにしてもよい。
本発明に係るカーテンウォールの正面図である。 図1のII−II線矢視図である。 図1のIII−III線矢視図である。 図3の要部拡大図(上側無目部分)である。 図3の要部拡大図(下側無目部分)である。 図2の要部拡大図(方立部分)である。 耐火認定障子3の嵌込み要領を示す縦断面図である。 耐火認定障子3の嵌込み要領を示す横断面図である。 図1のIX−IX線矢視図である。 耐火認定障子3を一般サッシとしての使用を示す、(A)は縦断面図、(B)は横断面図である。 複層ガラスとした場合の横断面図である。 カーテンウォールの構造方法について(技術的助言)国住指第619号におけるカーテンウォール構造例を示す横断面図である。
1…カーテンウォール、2…方立、3…耐火認定障子、4…上框、5…下框、6・7…縦框、8〜10…無目、11・12…横押縁、19…障子固定用ブラケット、20…縦押縁、21…横押縁、22〜25…アンカー

Claims (4)

  1. 躯体に取り付けた方立と、これら方立間に取り付けた無目とで形成された各開口枠にパネル又はパネルユニットを取り付ける手順によって壁面を構築するノックダウン式のカーテンウォールにおいて、
    前記方立は、室外側に外部に露出する見付けフランジ部を有し、この見付けフランジ部によって前記パネル又はパネルユニットを嵌め込むための溝部の室側壁が形成され、
    延焼のおそれのある部分以外の窓部では、前記方立と無目とによって形成された各開口枠において、周方向に沿って形成された溝部にパネルを嵌合支持する構造とし、
    延焼のおそれのある部分の窓部では、框によって枠組みされ、ガラスを嵌合させた耐火認定障子を前記方立と無目とによって形成された各開口枠の溝部に嵌め込んで支持するとともに、前記耐火認定障子は、縦框の背面側において、方立に固定された障子固定用ブラケットによって支持され、かつ前記耐火認定障子は縦框の正面側に室外側に突出する外側フィンを有し、この外側フィンと前記見付けフランジ部とによって形成された溝部分にシール材が充填され、前記耐火認定障子の縦框は、その見付け幅を前記方立の見付けフランジ部からはみ出さない幅に設定したことを特徴とするカーテンウォール。
  2. 前記耐火認定障子の上框及び下框の見付け幅は、上下に隣接する無目の見付け幅と同じに設定してある請求項1記載のカーテンウォール。
  3. 前記外側フィンの先端が前記方立の見付けフランジ部の内面に当接している請求項1、2いずれかに記載のカーテンウォール。
  4. 前記耐火認定障子は、縦框の背面側に室内側に突出する内側フィンを有し、この内側フィンが前記障子固定用ブラケットと係合関係にある請求項1〜3いずれかに記載のカーテンウォール。
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