JPH0545236Y2 - - Google Patents

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JPH0545236Y2
JPH0545236Y2 JP4508788U JP4508788U JPH0545236Y2 JP H0545236 Y2 JPH0545236 Y2 JP H0545236Y2 JP 4508788 U JP4508788 U JP 4508788U JP 4508788 U JP4508788 U JP 4508788U JP H0545236 Y2 JPH0545236 Y2 JP H0545236Y2
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bent
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、単又は複数の間仕切パネルからなる
間仕切装置に地板、側板及び天板等を順次連結し
て構成するキヤビネツトに於ける地板と側板と地
前框の連結装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の組立てキヤビネツトに於いて、
地板の前縁に引戸の案内用レールを設けた地前框
を、また地板の両側に側板下端を嵌合作業のみに
より容易に装着できるようになした連結構造を有
するキヤビネツトは提供されている。例えば、実
公昭52−21218号公報にて開示される如く、枠状
台の上縁周囲に内向水平フランジを設け、側板の
下部に形成した内向水平フランジの内端下面に連
設した外向折返部を前記枠状台の左右辺部におけ
る内向水平フランジに内方から嵌合するととも
に、框枠の下辺に形成した後向水平フランジの後
端下面に連設した前向折返部を前記枠状台の前辺
における内向水平フランジに後方から嵌合し、そ
して前記両側板及び框枠に内接する底板を上方か
ら嵌合して組立て構成するキヤビネツトは提供さ
れているが、単に嵌合作業のみで組立てる場合、
ガタつきなく構成するには各部材の寸法を高精度
に設定しなければならず、製造行程における品質
管理に多大の労力を要し、また枠状台の下方から
底板を突き上げれば容易に該底板が外れ、それに
伴い両側板及び框枠が容易に外れるといつた防犯
上の問題を有していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとする
ところは、地板と側板と地前框を極めて容易に組
立て連結できるにもかかわらず、完成時にガタつ
きが全くなく強固であり、しかも外部から分解す
ることができない間仕切装置組込みキヤビネツト
に於ける地板と側板と地前框の連結装置を提供す
る点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前述の問題解決の為に、間仕切パネ
ルの両側に取付けた支柱に両側後端部が連結さ
れ、両側上縁に形成した載支板の内方縁から前端
部を除き上方へ当止板を延設するとともに、前縁
部の上面には少なくとも両側に開口を形成してな
る地板と、後端を前記支柱に連結され、前記地板
の載支板と当止板に当接する下端部形状を有し、
内側面前方下端部で前記当止板から出現する位置
に螺孔を形成してなる側板と、前記地板の開口と
対応する下面に該開口前縁に嵌合係止する前向き
爪を下方へ突設し、両側端に前記側板の内側面に
当接する垂直な連結片を有し、該連結片には前記
側板の螺孔と対応する位置に孔を形成してなる地
前框とよりなる間仕切装置組込みキヤビネツトに
於ける地板と側板と地前框の連結装置を構成し
た。
また、前記地前框を、板体を折曲形成して長手
方向の中央部を上方開放させた長尺杆体からなる
外枠に、該外枠下面の全面又は略全面を覆い得る
内部材を内装固定するとともに、該内部材下方の
外枠下面位置に前記前向き爪を切起し形成して構
成した。
更に、前記地前框を、断面略コ字形に折曲成形
した前後上縁を互いに対向する方向に折曲して水
平縁を形成し且つ該水平縁の端縁を下方に折曲し
て係止縁を形成し、更に両端には前記連結片を後
方へ突設した外枠と、該外枠の前後内側面に当接
し得る断面略コ字形に折曲形成するとともに、そ
の前後上縁を対向する方向に折曲して前記外枠の
水平縁と係止縁の内方に係合する折曲縁を形成し
た内部材とよりなり、前記外枠に内部材を内装固
定して長手方向に引戸案内用の上方開放した凹溝
を形成して構成した。
そして、前記地前框を、断面略コ字形に折曲形
成した前方上縁を後方へ折曲して水平縁を形成し
且つ該水平縁の端縁を下方から前方へ折曲して係
止縁を形成するとともに、両側端には前記連結片
を折曲形成し、更に前面両端部に両開き扉を回動
自在に取付けるブラケツトの挿入孔を形成してな
る外枠と、断面略L字形に折曲形成した一方を前
記外枠の水平縁と係止縁の内方に係合する立上り
片となし、外枠下面に固着する他方の中央部を長
手方向に断面略コ字形に上方へ段折して凸台を形
成し、前記ブラケツト挿入孔に対面する前記立上
り片及び凸台の少なくとも前面に切欠孔を形成す
るとともに、該凸台の上面にブラケツト取付け用
のビス孔を設けた内部材とで構成した。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本考案の間仕切装置組
込みキヤビネツトに於ける地板と側板と地前框の
連結装置は、間仕切パネルの両側に取付けた支柱
に両側後端部を連結した地板に、該地板の前縁部
上面に形成した開口に地前框の下面に突設した前
向き爪を上方から挿入して前方にスライド係合さ
せて地前框を仮止めした状態で、後端を前記支柱
に連結した側板の下端部を地板の載支板及び当止
板に外方から当接するとともに、前記地前框両側
端の連結片に形成した孔に内方から挿通したビス
を前記側板の螺孔に螺合して、地板と側板と地前
框を連結するもである。
また、地前框を外枠と内部材により二重構造と
なして、外枠下面に切起し形成した前向き爪を上
方から直視できないようになしている。
更に、外枠と内部材で長手方向に上方開放した
凹溝を形成した地前框に引戸を装着できるように
なしている。
そして、前面両端部にブラケツト挿入孔を形成
した外枠と立上り片及び凸台に切欠孔を形成する
とともにビス孔を形成した内部材とで構成した地
前框により、両開き扉を取付けるブラケツトを装
着できるようになしている。
〔実施例〕
単又は複数の間仕切パネルAからなる間仕切装
置の前面に、該間仕切パネルAを背板となして組
立て形成するキヤビネツトは、地板B、側板C、
天板D及び地前框Eで枠組み構成し、下部連結具
Fと上部連結具Gで前記間仕切パネルAに連結す
るもので、本考案は地板Bと側板Cと地前框Eを
連結する装置に関する。
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考
案の詳細を説明する。
間仕切パネルAは、両側に支柱1,1を介在さ
せて複数個連結して間仕切装置を構成するもの
で、隣接する間仕切パネルA,A間から前面に臨
む支柱1の面には上下方向に所定間隔を隔てて複
数の係止孔2,…を設けている。尚、本考案は間
仕切パネルAに限らず間隔を隔てて立起固定した
支柱を有する壁面にも同様に適用できるものであ
り、また間仕切パネルAの両側に取付けた支柱1
に更に図示しない端部部材を装着して構成した単
体の間仕切パネルAにも同様に適用できるもので
ある。
地板Bは、第1図及び第5図に示す如く本実施
例では前記間仕切パネルAの巾木3と略一致する
高さを有する箱体で、両側上縁に側板Cの厚みに
対応する幅の載支板4を形成するとともに、該載
支板4の内方縁から上方へ当止板5を形成し、更
に該当止板5の上縁を内方に折曲して後述の地カ
バーを上置する折曲片6を形成し、後方へ延長突
出させた前記載支板4の後端部には後方が大きく
前方が小さい径の二つの穴を連続させただるま形
止穴7を形成するとともに、同じく当止板5の後
端部には通孔8を形成している。更に、該地板B
の前縁部の上面9には後述の地前框Eを取付ける
ために複数個の略長方形の開口10,…を形成し
て構成した。
側板Cは、第1図及び第4図に示す如く前記地
前框9の載支板4に載支されるとともに、内側面
下縁を当止板5に当接され、該内側面後方下端部
で該当止板5の通孔8と対応する位置に螺孔11
を形成するとともに、前方下端部にも螺孔12を
形成している。また、後面の上端から所定間隔を
隔てて水平にスリツト13を形成し、更に内側面
上縁部の後端部には螺孔14を形成するととも
に、該螺孔14よりやや前方に所定間隔を隔てて
ダボ15を突設し、前方には螺孔16を形成する
とともに、該螺孔16よりやや下方位置に上方へ
屈曲した係止爪17を切起し形成している。更
に、内側面の前後に上下方向に固定した補強杆1
8,18には後述の棚板を取付けるための係止孔
19,…を所定間隔で設けてあり、そして側前框
20の内面にはキヤビネツトに引戸を設ける場合
の戸当りゴムを嵌着するための凹溝21を形成し
ているが、両開き扉を設ける場合には該凹溝21
は特に形成する必要はない。尚、図示しないが前
記地板Bの止穴7に対応する下面を切欠開放して
いる。
天板Dは、第13図に示す如く両側を下方へ折
曲形成した側片22の後端部に下方開放した凹所
23を形成するとともに、前記側板Cのダボ15
と対応する位置に、該ダボ15を収容する係合孔
24を形成し、更に前方には前記側板Cの螺孔1
6と対応する位置に孔25を形成してあり、また
天前框26の下面には第14図に示す如く引戸2
7を案内するための天レール28を嵌着する凹溝
29を形成しているが、前記同様に両開き扉を設
ける場合には不用である。
地前框Eは、第1図及び第5図〜第12図に示
す如く上面中央部の全長にわたつて引戸27を案
内する地レール30′を嵌着するための凹溝30
を形成するとともに、下面の前記地板Bの開口1
0,…と対応する位置に前方へ向いた断面略L字
形の爪31を切起し形成し、更に後面両側端には
平面視略L字形の連結部材32の一片の連結片3
3を後方に向けて他片を固定し、該連結片33に
は孔34を設けている。尚、両側の連結片33,
33の間隔は前記地板Bの両側の当止板5,5の
間隔と一致させている。そして、該地前框Eの爪
31を地板Bの開口10に上方から挿入し、該地
前框Eを前方へスライド係合させた状態で、前記
連結片33の孔34から挿通したビス35を前記
側板Cの螺孔12に螺合して該側板Cと連結でき
るようになしている。
更に詳しくは、前記地前框Eは、第6図及び第
7図に示す如く外枠36と内部材37とで二重構
造となし、該外枠36に内装固定した内部材37
により外枠36の下面の全面又は略全面を覆うよ
うに構成し、該外枠36は、板体を断面略コ字形
に折曲形成して長手方向の中央部を上方開放させ
た長尺杆体からなり、その前後上縁を互いに対向
する方向に折曲して水平縁38を形成し且つ該水
平縁38の端縁を下方に折曲して係止縁39を形
成し、また内部材37は、該外枠36の前後内側
面に当接し得る断面略コ字形に折曲形成するとと
もに、その前後上縁を対向する方向に折曲して前
記外枠36の水平縁38と係止縁39の内方に係
合する折曲縁40を形成して、前記外枠36に内
装固定して長手方向に前記引戸27案内用の上方
開放した前記凹溝30を形成するとともに、該内
部材37の両側端を外方に突設して前記側板Cの
凹溝21に嵌合し得る突板41を形成して構成し
た。
また、地前框Eの他の実施例として、第10図
及び第11図に示す如く外枠36は断面略コ字形
に折曲形成した長尺杆体の前方上縁を後方へ折曲
して水平縁38を形成し且つ該水平縁38の端縁
を下方から前方へ折曲して係止縁39を形成する
とともに、両側端には下面を上方へ折曲して側面
となした前記連結片33を形成し、更に前面両端
部に両開き扉42を回動自在に取付けるブラケツ
ト43の挿入孔44を形成して構成し、また内部
材37は断面略L字形に折曲形成した一方を前記
外枠36の水平縁38と係止縁39の内方に係合
する立上り片45となし、外枠36下面に固着す
る他方の中央部を長手方向に断面略コ字形に上方
へ段折して凸台46を形成し、前記ブラケツト挿
入孔44に対面する前記立上り片45及び凸台4
6の少なくとも前面好ましくは前後面に切欠孔4
7を形成するとともに、該凸台46の上面にブラ
ケツト43の螺孔48,48と対応する位置に該
ブラケツト43取付け用のビス孔49を設けて構
成した。尚、該ブラケツト43を取付け得るよう
になした地前框Eを用いる場合には、前記天板D
の天前框26にも前方へ開口した挿入孔50を設
けるとともに、天前框26の下面にビス孔51を
設けて前記同様のブラケツト43を取付けるよう
になしている。
下部連結具Fは、第1図〜第3図に示す如く断
面略L字形の基板52の一片を隣接した間仕切パ
ネルA,A一側面のそれぞれのパネル板53,5
3間に挿入し得る収容片54となし、他片を一方
のパネル板53の表面に当接し得る当止片55と
なし、該収容片54の後方の上端に前記支柱1の
係止孔2に嵌合係止する上向きフツク56を形成
するとともに、該上向きフツク56を前記係止孔
2に嵌合係止させた状態で、下方の係止孔2に係
合する位置に突片57を形成し、また前記当止片
55の下部側縁を略直角に前方へ延長して前記地
板Bの当止板5の内側面に当接する略長方形の垂
直片58を形成するとともに、該垂直片58の下
縁を前記基板52のL形折曲部方向即ち外側方向
へ略直角に折曲して水平片59を形成し、該垂直
片58には前記当止板5の通孔8と対応する位置
に取付孔60を形成するとともに、該水平片59
には前記載支板4の止穴7を後方スライド係合す
る突起61を設けて構成した。尚、該下部連結具
Fは、基板52の後方上端に上向きフツク56と
下方に突片57を設けたが、これに限らず突片5
7も上向きフツクとなしてもよいが、支柱1の係
止孔2に嵌合係止する際に同時に挿入して上方に
スライド係合させるので、それぞれのフツクが係
止孔2内に遊嵌された状態になり、下方への移動
が規制できないので、本実施例の形状のフツクの
組合わせが最も優れている。
上部連結具Gは、第1図及び第4図に示す如く
前記下部連結具Fと同様な形状の基板62を収容
片63と当止片64とで折曲形成し、該収容片6
3の上端部には下向きフツク65を形成するとと
もに、下方には前記支柱1の係止孔2の上下幅よ
り上下幅が狭い突片66形成し、また当止片64
の下端には前方から下方へ段折して係止片67を
形成し、前記側板Cの後面に形成したスリツト1
3に後方斜め上方から係合させ且つ基板62を前
方へ回転させて当止片64が該側板Cの後面に当
接し得るようになし、更に前記当止片64の上部
側縁を略直角に前方へ延長して支持片68を折曲
形成するとともに、該支持片68の上縁を前記基
板62のL形折曲部と逆方向即ち内側方向へ水平
に折曲して前記天板4の受片69を形成し、また
該支持片68の略中央部の一部を外側方向へ側面
視円形に前記天板Dの側片22の板厚分だけ膨出
させて突出部70を形成し、該突出部70の中心
には貫通孔71を形成している。
しかして、間仕切装置の前面にキヤビネツトを
組立て形成するには、先ず下部連結具Fを第3図
に示す如く該下部連結具Fを傾斜させた状態で基
板52の後方の上向きフツク56を所定高さ位置
の支柱1の係止孔2に挿入するとともに、下部を
後方へ回転させて突片67を下方の係止孔2に嵌
挿し、基板52の当止片55を背板となる間仕切
パネルAのパネル板53の側縁に当接させた状態
で嵌合係止させる。
次に、地板Bの後部をやや持ち上げて前記下部
連結具Fの垂直片58と水平片59をそれぞれ該
地板Bの当止片5の内側面と載支板4の下面に一
致させるとともに、前記水平片59の突設した突
起61を該載支板4の止穴7に挿入した状態で、
該地板Bを後方へ移動させて該止穴7に突起61
をスライド係合させる。
そして、第5図及び第14図に示す如く該地板
Bの前縁の上面9に形成した開口10に地前框E
の下面に突設した爪31をそれぞれ上方から挿入
するとともに、該地前框Eを前方へスライド移動
させて該開口10と爪31の係合を確実にする。
それから、第4図に示した如く上部連結具Gを
後方へ傾斜させて、その基板62の下端に設けた
係止片67を側板Cの後面のスリツト13に挿入
すると同時に上部を前方へ回転させて、前記基板
62の当止片64を側板Cの後面に当接させた状
態で、支持片68の貫通孔71に挿通したビス7
2を側板Cの上部後方の螺孔14に螺合して側板
Cの後部上端に上部連結具Gを取付ける。その状
態の側板Cを、第12図に示した如く前記支柱1
に沿つて立起させた状態で、前記上部連結具Gの
下向きフツク65及び突片66を対応する支柱1
の係止孔2,2に嵌合係止するとともに、該側板
Cを前記地板Bの載支板4上に載置し且つ内側面
下端を当止板に当接し、下部連結具Fの垂直片5
8の取付孔60、該地板Bの当止板5の通孔8か
ら挿通したビス73を側板Cの内側面後方下端部
の螺孔11に螺合し、更に前記地前框Eの連結片
33の孔34から挿入したビス35を側板Cの内
側面前方下端部の螺孔12に螺合して、間仕切パ
ネルAの支柱1と地板Bと側板Cを連結するとと
もに、地板Bと側板Cと地前框Eを連結する。
その後、第13図に示した如く両側の側板C,
C間に天板Dを上方から落とし込んで、天板D両
側の側片22の後端部を側板Cの内側面と上部連
結具Gの支持片68間に嵌挿すると同時に、凹所
23を突出部70に嵌合係止し且つ側板Cのダボ
15を側片22の係合孔24に係合させて抜止め
装着し、更に該側片22の前方下縁を側板Cの係
止爪17に係止して仮止めし、最後に側片22の
前方の孔25から挿通したビス74を側板Cの内
側面前方上端部の螺孔16に螺合して、第15図
に示した如く間仕切パネルAの支柱1と側板Cと
天板Dの組立ては完成する。
尚、第8図、第11図及び第14図に於いて図
中75で示したものは地板Bの下面前方に設けた
アジヤスターであり、また支柱1の下端にもアジ
ヤスター76が取付けられている。更に、本実施
例のキヤビネツトには、第14図及び第15図に
示す如く前記両側板C,C間で地板Bの上面を覆
う地カバー77をその両側縁を該地板Bの折曲片
6,6上に載置して嵌合装着している。また、前
記側板Cの補強杆18に設けた係止孔19に係止
した棚爪78を介して、棚板79を適宜装着でき
るようになしている。そして、前記天板Dの上面
には両側板C,Cの上面をも覆うように化粧天板
80を装着して外観性を良くしている。
〔考案の効果〕
以上にしてなる本考案の間仕切装置組込みキヤ
ビネツトに於ける間仕切パネルと地板と側板の連
結装置によれば、間仕切パネルの両側に取付けた
支柱に両側後端部を連結した地板に、該地板の前
縁部上面に形成した開口に地前框の下面に突設し
た前向き爪を上方から挿入して前方にスライド係
合させて地前框を仮止めした状態で、後端を前記
支柱に連結した側板の下端部を地板の載支板及び
当止板に外方から当接するとともに、前記地前框
両側端の連結片に形成した孔に内方から挿通した
ビスを前記側板の螺孔に螺合するだけの必要最小
限のビス止めによりで極めて容易に組立てがで
き、しかも嵌合作業のみで組立て容易となしたも
のと比較して、組立て完成時にガタつきが全く生
じなく、しかも地板に係合連結した地前框の連結
片に側板の前端部をビス止めするだけで、該側板
の前端部と地板の前端部を連結することなく、側
板と地板を強固に連結することが可能で、特に組
立てを短時間で行え、更に係合連結とビス止めを
併用したことにより、外部から分解することが不
可能で防犯上においても優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は間仕切パネルと地板と側板を下部連結
具にて連結する状態を示す分解斜視図、第2図は
下部連結具の斜視図、第3図は下部連結具を間仕
切パネルの支柱に装着する状態を示す部分縦断面
図、第4図は上部連結具を側板の後面上端に取付
ける状態を示す部分斜視図、第5図は地板に地前
框を取付ける状態を示す斜視図、第6図は地前框
の平面図、第7図は同じく縦断側面図、第8図は
地前框を地板に取付ける状態を示す縦断側面図、
第9図は本考案の地板と側板と地前框を連結した
状態を示す部分斜視図、第10図は地前框の他の
実施例を示す省略斜視図、第11図は第10図の
地前框を地板と側板に取付けた状態を示す縦断側
面図、第12図は間仕切パネルと地前框を装着し
た地板と側板を連結した状態を示す一部省略斜視
図、第13図は間仕切パネルと側板と天板を上部
連結具にて連結する状態を示す部分斜視図、第1
4図はキヤビネツトを組立てた状態の縦断側面
図、第15図はその斜視図である。 A……間仕切パネル、B……地板、C……側
板、D……天板、E……地前框、F……下部連結
具、G……上部連結具、1……支柱、2……係止
孔、3……巾木、4……載支板、5……当止板、
6……折曲片、7……止穴、8……通孔、9……
上面、10……開口、11……螺孔、12……螺
孔、13……スリツト、14……螺孔、15……
ダボ、16……螺孔、17……係止爪、18……
補強杆、19……係止孔、20……側前框、21
……凹溝、22……側片、23……凹所、24…
…係合孔、25……孔、26……天前框、27…
…引戸、28……天レール、29……凹溝、3
0′……地レール、30……凹溝、31……爪、
32……連結部材、33……連結片、34……
孔、35……ビス、36……外枠、37……内部
材、38……水平縁、39……係止縁、40……
折曲縁、41……突板、42……両開き扉、43
……ブラケツト、44……挿入孔、45……立上
り片、46……凸台、47……切欠孔、48……
螺孔、49……ビス孔、50……挿入孔、51…
…ビス孔、52……基板、53……パネル板、5
4……収容片、55……当止片、56……上向き
フツク、57……突片、58……垂直片、59…
…水平片、60……取付孔、61……突起、62
……基板、63……収容片、64……当止片、6
5……下向きフツク、66……突片、67……係
止片、68……支持片、69……受片、70……
突出部、71……貫通孔、72……ビス、73…
…ビス、74……ビス、75……アジヤスター、
76……アジヤスター、77……地カバー、78
……棚爪、79……棚板、80……化粧天板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 間仕切パネルの両側に取付けた支柱に両側
    後端部が連結され、両側上縁に形成した載支板
    の内方縁から前端部を除き上方へ当止板を延設
    するとともに、前縁部の上面には少なくとも両
    側に開口を形成してなる地板と、 後端を前記支柱に連結され、前記地板の載支
    板と当止板に当接する下端部形状を有し、内側
    面前方下端部で前記当止板から出現する位置に
    螺孔を形成してなる側板と、 前記地板の開口と対応する下面に該開口前縁
    に嵌合係止する前向き爪を下方へ突設し、両側
    端に前記側板の内側面に当接する垂直な連結片
    を有し、該連結片には前記側板の螺孔と対応す
    る位置に孔を形成してなる地前框と、 よりなる間仕切装置組込みキヤビネツトに於け
    る地板と側板と地前框の連結装置。 2) 前記地前框として、板体を折曲形成して長
    手方向の中央部を上方開放させた長尺杆体から
    なる外枠に、該外枠下面の全面又は略全面を覆
    い得る内部材を内装固定するとともに、該内部
    材下方の外枠下面位置に前記前向き爪を切起し
    形成した地前框を用いてなる実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の間仕切装置組込みキヤビネ
    ツトに於ける地板と側板と地前框の連結装置。 3) 前記地前框として、断面略コ字形に折曲形
    成した前後上縁を互いに対向する方向に折曲し
    て水平縁を形成し且つ該水平縁の端縁を下方に
    折曲して係止縁を形成し、更に両端には前記連
    結片を後方へ突設した外枠と、該外枠の前後内
    側面に当接し得る断面略コ字形に折曲形成する
    とともに、その前後上縁を対向する方向に折曲
    して前記外枠の水平縁と係止縁の内方に係合す
    る折曲縁を形成した内部材とよりなり、前記外
    枠に内部材を内装固定して長手方向に引戸案内
    用の上方開放した凹溝を形成してなる地前框を
    用いてなる実用新案登録請求の範囲第2項記載
    の間仕切装置組込みキヤビネツトに於ける地板
    と側板と地前框の連結装置。 4) 前記地前框として、断面略コ字形に折曲形
    成した前方上縁を後方へ折曲して水平縁を形成
    し且つ該水平縁の端縁を下方から前方へ折曲し
    て係止縁を形成するとともに、両側端には前記
    連結片を折曲形成し、更に前面両端部に両開き
    扉を回動自在に取付けるブラケツトの挿入孔を
    形成してなる外枠と、断面略L字形に折曲形成
    した一方を前記外枠の水平縁と係止縁の内方に
    係合する立上り片となし、外枠下面に固着する
    他方の中央部を長手方向に断面略コ字形に上方
    へ段折して凸台を形成し、前記ブラケツト挿入
    孔に対面する前記立上り片及び凸台の少なくと
    も前面に切欠孔を形成するとともに、該凸台の
    上面にブラケツト取付け用のビス孔を設けた内
    部材とよりなる地前框を用いてなる実用新案登
    録請求の範囲第2項記載の間仕切装置組込みキ
    ヤビネツトに於ける地板と側板と地前框の連結
    装置。
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