JP2537924Y2 - 間仕切用パネルの連結装置 - Google Patents

間仕切用パネルの連結装置

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JP2537924Y2
JP2537924Y2 JP1964991U JP1964991U JP2537924Y2 JP 2537924 Y2 JP2537924 Y2 JP 2537924Y2 JP 1964991 U JP1964991 U JP 1964991U JP 1964991 U JP1964991 U JP 1964991U JP 2537924 Y2 JP2537924 Y2 JP 2537924Y2
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道晴 田崎
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共栄工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 〔産業上の利用分野〕本考案は、事務所内等を仕切る場
合に利用する直角に連結する間仕切用パネルの連結装置
に関するもので、パネル枠体のうち左右の縦枠部材の下
部に、一方の断面L字形に折り曲げた平板で形成した連
結具の上部フック部を係合する上部孔と、下部には他方
の断面L字形に折り曲げた平板で形成した連結具の下部
フック部を係合する切り欠き部とを具備した下部補強部
材を設け、該下部補強部材の上部孔、切り欠き部に前記
各連結具を組み合わせて形成される上部フック部、下部
フック部をそれぞれ係合して、各間仕切用パネル主体を
直角に簡易に連結できるようにしたものである。
【0002】 〔従来の技術〕従来、この種の間仕切用パネルは、種々
存在している、例えば屋内天井面に固定された天レール
に笠木を取り付け、かつ床面に固定された地レールに幅
木を取り付け、該地レール、笠木間に支柱を調節自在に
立設すると共にこの幅木、笠木、両支柱で囲まれる空間
に、パネル板を取り付けてなるものが知られている(実
公昭63−29063号公報参照)。
【0003】 〔考案が解決しようとする課題〕ところで、前記の従来
技術において、間仕切用パネルの製作は、支柱の下端に
形成した切欠凹所を地レールに外嵌し、上部は上端開口
に嵌合される連結金具を用いて笠木に連結して笠木と地
レール間に立設するようにしたので支柱取り付けが簡単
確実で、しかも前後方向のガタつき、ズレを完全になく
して行えるだけでなく連結金具は支柱と笠木内に嵌合さ
れ、またアジャスター受け金具は支柱内に設けられ、ア
ジャスター金具は地レール内に嵌合されるので支柱の取
付用部材がほとんど外側に露呈せず外観を損なう恐れが
全くない。又パネル材の取付けは笠木、横桟、幅木およ
び側部保持枠体に形成した溝に嵌合して取付けるように
なしたので簡単に行え、しかも支柱自体にパネル材嵌合
用の溝を形成することがないので支柱の構成、製作が簡
単となるとしている。しかしながら、各間仕切用パネル
を直角に連結する場合、簡易に組み立てられるようにす
る点については考慮されてない。本考案は、この点に鑑
み簡単な構成により、間仕切用パネルの縦枠部材の下部
に設けた下部補強部材の上部孔に一方の連結具の上部フ
ック部を挿入固定し、他の間仕切用パネルの縦枠部材の
下部に設けた下部補強部材の切り欠き部を他方の連結具
の下部フック部に係合挿入するように間仕切用パネルを
持ち上げておろすことにより各間仕切用パネル同志を直
角に連結できるようにした間仕切用パネルの直角用連結
装置を提供することを目的とするものである。
【0004】 〔課題を解決するための手段〕本考案は、前記課題の解
決を図ったもので、左右の縦枠部材、上部枠、及び幅木
でパネル枠体を形成し、このパネル枠体の中に芯材を挿
入し、表裏面からパネル板を係合固定してなる間仕切用
パネルの連結装置において、縦枠部材の下部に、連結具
の上部フック部が係合できる上部孔と、その端部に形成
され、他方の連結具の下部フック部に係合できる切り欠
き部とを具備した下部補強部材を設け、連結具は平板を
断面L字形に折り曲げ、一方側には他方の連結具を挿入
係合できる係合孔を、他方側の外側には下向きの上部フ
ック部を備え、他方の連結具も平板を断面L字形に折り
曲げ、一方側には前記連結具の係合孔に挿入係合可能
な、端部に略U字形の折り曲げ部を形成し、他方側の外
側には前記連結具の上部フック部と対向するように下か
ら上向きに下部フック部を備えた他方の連結具とを組み
付け、この両上部、下部フック部を前記上部孔、切り欠
き部にそれぞれ係合して組み立てるという技術的手段を
採用した。
【0005】 〔作用〕本考案は、以上の技術的手段を採用することに
より、簡単な構成で、部品点数も少なく、間仕切用パネ
ルの縦枠部材の下部に設けた下部補強部材の上部孔に一
方の連結具の上部フック部を挿入固定し、他の間仕切用
パネルの縦枠部材の下部に設けた下部補強部材の切り欠
き部を、他方の連結具の下部フック部に係合挿入するよ
うに間仕切用パネルを持ち上げておろすという極めて簡
単な動作で各間仕切用パネルを直角に連結できる。しか
も、連結具の構造が、間仕切用パネルを直角に曲げる方
向に合わせて、一方の連結具の係合孔に対して、左右ど
ちらからか挿入組み合わせることにより直角に連結がワ
ンタッチで行えるという優れた作用を奏する。
【0006】 〔実施例〕以下、本考案の実施例を添付図面で詳細に説
明する。図1〜図5に示すように、左右の縦枠部材1、
上部枠2、及び幅木3でパネル枠体を形成し、このパネ
ル枠体に芯材、パネル板4、笠木、アジャスター等でパ
ネル主体を組み立てて完成させるものである。これは従
来公知の構成を適用しているので詳細な説明は省略す
る。ところで、本考案の間仕切用パネルは、左右の縦枠
部材1は従来公知の構成であるが、該縦枠部材1の下部
に、一体あるいは別体で形成した下部補強部材5を設
け、この下部補強部材5に設けた上部孔6と、下部の切
り欠き部10に、フックを備えた連結具を係合し、該左
右の縦枠部材1の下部において、直角に連結するもので
ある。次に、新規な構成である左右の縦枠部材1の下部
補強部材5とフックを備えた直角に連結するための連結
具7,8について具体的に説明すると、先ず、下部補強
部材5は、図1〜図3に示すように、上部に連結具の上
部フック部9を挿入できる上部孔6を形成し、下部には
他の連結具の下部フック部13を係合挿入できる切り欠
き部10を設けたものである。また、直角に連結する連
結具7,8の具体的実施例は、図2〜図5に示すように
一方の連結具7は平板を断面L字形に折り曲げ、一方側
には他方の連結具8を挿入係合できる係合孔11を、他
方側の外側には下向きの上部フック部9を切込みを入れ
て切り起こして形成するか、あるいは別体の部材で溶接
等により設けたもので、他方の連結具8は同様に、平板
を断面L字形に折り曲げ、一方側には上記連結具7の係
合孔11に挿入係合可能な端部に略U字形の折り曲げ部
12を形成し、他方側には前記連結具7の上部フック部
9と対向する向きに下から上向きに下部フック部13を
設けたもので、上記連結具7の係合孔11に他方の連結
具8の折り曲げ部12を挿入係合して組み立てて直角に
連結する連結装置である。また、縦枠部材1の上部は、
上部枠2、笠木が取り付けられるように切り欠き、下部
には下部補強部材5を設け、該下部補強部材5には上部
に上部孔6、下部に切り欠き部10が設けられている。
上記下部補強部材5と直角に連結する連結具7,8は金
属板を折り曲げ溶接等で製作したもの、合成樹脂により
一体成形したもの等がある。間仕切用パネルを直角に連
結するには、図1〜図3に示すように行う。それは間仕
切用パネルの下部補強部材5に穿設した上部孔6に、上
記組み合わせた直角に連結するための連結具7,8の上
部フック部9を上から下に向かって挿入押し込んで取り
付け、この直角に連結する組み立てた連結具7,8を取
り付けた状態の間仕切用パネルの他方の連結具8の上向
きになっている下部フック部13に、他の各間仕切用パ
ネルの下部補強部材5の下端の切り欠き部10を、上か
ら下におろすようにして係合させて連結するものであ
る。これを繰り返すことによっていくつもの、直角に間
仕切った間仕切用パネルの連結が可能になる。なお、直
角に連結した2枚の間仕切用パネルの角部には間隙が生
じるが、ここはコーナーカバーで塞ぐようにすること
は、従来公知の構成であるので詳細については省略す
る。なお、連結した際、両端部にはエンドカバーを設け
ることはいうまでもない。なお、図1に示してあるよう
に上部は直角に折り曲げた平板連結板14をプッシュリ
ベット(図示していない)等の固定具で連結固定するこ
とは、従来公知の構成を適用するものであるので、詳細
な説明は省略する。
【0007】 〔考案の効果〕本考案は以上の構成に基づき次の効果を
得ることができる。 (1)間仕切用パネルの下部補強部材と連結具の取り付
け、取り外しがワンタッチで完了するので間仕切用パネ
ルの組立、解体がきわめて簡単にできる。 (2)連結具を2片に分割したので、左右どちらの方向
に対しても容易に連結できる。 (3)部品の共通化を図ったため、コストの低減が可能
となり、かつ連結部品の管理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例で、直角に連結するための関
連部材を含めた、間仕切用パネル全体を示す概略斜視図
である。
【図2】前記実施例における直角に連結した間仕切用パ
ネルの連結具の側面から見た一部拡大側断面図である。
【図3】前記実施例における直角に連結した間仕切用パ
ネルの連結具の上部から見た一部拡大平断面図である。
【図4】前記実施例における直角に連結するための連結
装置の組立概略斜視図である。
【図5】前記実施例における直角に連結するための連結
具の分解した状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1‥‥縦枠部材 2‥‥上部枠 3‥‥幅木 4‥‥パネル板 5‥‥下部補強部材 6‥‥上部孔 7‥‥連結具 8‥‥他方の連結具 9‥‥上部フック部 10‥‥切り欠き部 11‥‥係合孔 12‥‥折り曲げ部 13‥‥下部フック部 14‥‥直角に折り曲げた平板連結板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の縦枠部材1、上部枠2、及び幅木
    3でパネル枠体を形成し、このパネル枠体の中に芯材を
    挿入し、表裏面からパネル板4を係合固定してなる間仕
    切用パネルにおいて、縦枠部材1の下部に、連結具7の
    上部フック部9が係合できる上部孔6と、その端部に形
    成され、他方の連結具8の下部フック部13に係合でき
    る切り欠き部10とを具備した下部補強部材5を設け、
    連結具7は平板を断面L字形に折り曲げ、一方側には他
    方の連結具8を挿入係合できる係合孔11を、他方側の
    外側には下向きの上部フック部9を備え、他方の連結具
    8も平板を断面L字形に折り曲げ、一方側には前記連結
    具7の係合孔11に挿入係合可能な、端部に略U字形の
    折り曲げ部12を形成し、他方側の外側には前記連結具
    7の上部フック部9と対向するように下から上向きに下
    部フック部13を備え、上記連結具7と他方の連結具8
    とを組み付け、この両上部、下部フック部9,13を前
    記上部孔6、切り欠き部10にそれぞれ係合して組み立
    てることを特徴とする間仕切用パネルの連結装置。
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