JP4216119B2 - アンカーネジ棒用の装着金具 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンカーネジ棒用の装着金具に関し、更に詳細には、例えば構造物躯体の天井面に取り付けた吊り下げ用のアンカーネジ棒の途中に装着して、天井裏空間に配置されるケーブル、配管、内装天井パネル、照明器具或いは空気調和装置の取付けブラケットなどの備品を支持するアンカーネジ棒用の装着金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、鉄筋コンクリート造の構造物などでは、コンクリート躯体の天井面から間隔をあけて天井用の化粧パネル即ち天板が取り付けられ、これにより躯体天井面とこの天板との間に天井裏空間が形成されている。この天井裏空間には電気系や信号系のケーブル、給排水用の配管、空気調和装置又は照明器具などの備品が設置されている。
【0003】
一般的に、天井裏空間に配置されるこれら備品は、吊り下げ用のアンカーネジ棒(ボルト)によってコンクリート躯体の天井面から吊り下げ支持されている(特許文献1,2参照。)。すなわち、天井裏空間においてこれら備品を吊り下げ支持するアンカーネジ棒は、特許文献1,2に開示されているようにコンクリート躯体の天井面を所定の間隔で削孔し、それら削孔にアンカーネジ棒の基端を埋め込んで固定し、各アンカーネジ棒には、備品を保持するのに適した形状や構造の保持金具を装着し、これら保持金具によって備品を吊り下げ支持していた。
【0004】
天井裏空間にかような備品が設置された構造物全体又は一部の室内をリフォームする場合、これら備品を各保持金具から外して、一時的に別な位置に仮設する必要が出てくることがある。このような場合、従来では、構造物の躯体天井面における他の位置に固定されている既設のアンカーネジ棒を利用していた。すなわち、既設のアンカーネジ棒に新たな保持金具を取り付け、この保持金具にこれら備品を仮設して一時的に待避させるようにしていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−45115号公報
【特許文献2】
特開2000−38800号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、天井裏空間に配置された備品を吊り下げ支持する従来の手段では、アンカーネジ棒に既に保持金具が取り付けられているとき、その途中に別の保持金具を取り付けることはできず、一旦、既存の保持金具をアンカーネジ棒から外して新たな保持金具を取り付け、その後、取り外した保持金具を再装着しなければならなかった。そのため、作業時間が掛かることから施工期間が長くなり、しかも多大な労力を必要とするので、コストが高くなるなどの問題があった。
【0007】
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、例えば、構造物の室内における天井裏空間においてケーブルや配管系などの備品を支持するアンカーネジ棒の途中に、該アンカーネジ棒から既存の保持金具を取り外すことなく、容易に装着して備品を直接支持又は別の保持金具などを取り付けることが可能な装着金具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した課題解決のために、本発明が対象とするのは、構造物躯体の壁面から突出したアンカーネジ棒の途中に取り付け可能な、備品支持用の装着金具である。
【0009】
かかるアンカーネジ棒用の装着金具において、装着金具が、第1,2分割体と、第1,2分割体を締結させる締結ナットとから構成され、第1,2分割体のそれぞれが、アンカーネジ棒を嵌合可能な断面半円形状の溝部を有する筒状分割部と、筒状分割部の外面から突出したボルト分割部とを有し、筒状分割部とボルト分割部とのそれぞれが分割面を有し、第1,2分割体を重ね合わせたとき、2つの筒状分割部が筒部を形成し、2つのボルト分割部が外周面にネジ部を形成した締結用ボルトを形成するとともに、分割面どうしの間には隙間が形成され、筒状分割部から突出するボルト分割部の基端部と筒状分割部との間に、ボルト分割部の基端部から筒状分割部へ向かって外径が次第に大きくなるテーパー部を備え、各筒状分割部の各溝部がアンカーネジ棒を挿通可能にする内径の挿通孔を形成し、挿通孔の内周面には、アンカーネジ棒のネジ部に係合する係止突部が形成され、第1,2分割体の各筒状分割部における溝部に前記アンカーネジ棒を配置して第1,2分割体を各分割面で重ね合わせ、締結用ボルトに締結ナットを螺合して第1,2分割体を締結することで筒部を前記アンカーネジ棒の途中に係合する
【0010】
結ナットを締結用ボルトに螺合したとき締結ナットの筒部に対向する一端部をテーパー外周部に当接させ、重ね合わされている2つの前記ボルト分割部どうしの結束力を調整可能としたことを特徴とする
【0011】
本発明に係るアンカーネジ棒用の装着金具における好ましい他の実施態様として、前記係止突部が、前記筒部における前記挿通孔の前記内周面に形成され、前記アンカーネジ棒のネジ部に螺合可能なネジ部であること、である。
【0012】
本発明に係るアンカーネジ棒用の装着金具における好ましい他の実施態様として、前記締結ナットが、前記筒部に対向する一端部とは反対側の他端部に形成されかつ前記締結ナットの螺進方向へ延びる第1中心軸線に交差する第2中心軸線を有するネジ孔を備えていること、である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るアンカーネジ棒用の装着金具について添付図面を参照して詳細に説明すると、以下のとおりである。図1は、鉄筋コンクリート製構造物20の躯体天井面21に一端を埋設して固定した備品吊り下げ用のアンカーネジ棒22に、本発明の第1実施形態に係る装着金具1Aを取り付けて示す正面図、図2は、図1のII−II線で切断して装着金具1Aを示す断面図、図3は、図1に示す装着金具1Aを示す分解斜視図である。
【0014】
備品吊り下げ用のアンカーネジ棒22は、その基端部22aが鉄筋コンクリート製構造物20の躯体天井面21に適宜の手段で埋設され、基端部22aとは反対の端部22b側が、躯体天井面21と天井パネル27との間の天井裏空間28に躯体天井面21から垂下し、躯体天井面21から垂下する部分の外周には、ネジ部23が形成されている。アンカーネジ棒22の端部22b側には、保持金具であるハンガー24が2つのナット25,26に挟まれて取り付けられている。アンカーネジ棒22の端部22b側に取り付けられたハンガー24と躯体天井面21との間の部位には、装着金具1Aが着脱可能に取り付けられている。
【0015】
装着金具1Aは、図2、3に示すように第1,2分割体2a,2bと、これら第1,2分割体2a,2bを合体させる締結ナット3とから構成されている。各分割体2a,2bは、筒状分割部4a,4bと、それら筒状分割部4a,4bの外面から突出したボルト分割部5a,5bとを備え、それら筒状分割部4a,4bとボルト分割部5a,5bとは、第1,2分割体2a,2bを互いに重ね合わせたときに密着する分割面6a,6bをそれぞれ有する。各筒状分割部4a,4bは、分割面6a,6bの側に形成され、アンカーネジ棒22を嵌合可能な断面半円形状の溝部7a,7bを有する。なお、各分割体2a,2bの分割面6a,6bは、各筒状分割部4a,4bとボルト分割部5a,5bとの両方の合わせ面から構成されていて、両合わせ面は同一の平面に位置している。
【0016】
したがって第1,2分割体2a,2bを重ね合わせ、各分割面6a,6bどうしを密着させて装着金具1Aとしたとき、2つの筒状分割部4a,4bは、筒部4を形成し、2つのボルト分割部5a,5bは、外周面にネジ部10を形成した締結用ボルト5を形成する。各筒状分割部4a,4bの各溝部7a,7bは、アンカーネジ棒22を挿通可能にする内径の挿通孔7を形成し、挿通孔7の内周面には、アンカーネジ棒22のネジ部23に螺合するネジ部8が形成されている。
【0017】
挿通孔7の内周面に形成されるネジ部8は、アンカーネジ棒22のネジ部23に螺合可能であるから、装着金具1Aの各筒状分割部4a,4bでアンカーネジ棒22を挟むように各溝部7a,7bに該アンカーネジ棒22を収容して第1,2分割体2a,2bを分割面6a,6bで重ね合わせたとき、両筒状分割部4a,4bで形成される筒部4はアンカーネジ棒22に螺着することになる。その結果、装着金具1Aを回転させることによりアンカーネジ棒22の長さ方向における装着金具1Aの位置を適宜調整することができる。この場合、筒部4の外形を例えば六角ナットのような形にしておけば、筒部4をスパナ等の工具で挟んで装着金具1Aを回転させることが容易にできる。
【0018】
この実施形態では、各筒状分割部4a,4bの溝部7a,7bにネジ部8を形成し、重ね合わせた筒状分割部4a,4bで形成される筒部4がアンカーネジ棒22に螺着し得るようにしたが、各筒状分割部4a,4bの溝部7a,7bに、アンカーネジ棒22のネジ部23に係止可能な線状突起部のような係止突部(図示せず)を形成しておいてもよい。ただし、係止突部の形状や構造によっては、装着金具1Aをアンカーネジ棒22に装着した後にアンカーネジ棒22に対して回転させることができないことがある。その場合には、装着金具1Aをアンカーネジ棒22に装着した後に装着位置の調整をすることができないので、最初に装着するときに、所定の位置に正確に取り付ける必要がある。
【0019】
各筒状分割部4a,4bの各溝部7a,7bでアンカーネジ棒22を挟むように各分割面6a,6bどうしを密着させて第1,2分割体2a,2bを重ね合わせると、各筒状分割部4a,4bは、アンカーネジ棒22のネジ部23に螺着するネジ部8を内周面に有する筒部4となるが、そのままでは2つの分割体2a,2bが連結されていないので、ボルト分割部5a,5bをその合わせ面で重ねて形成された締結用ボルト5に締結ナット3を螺合する。その結果、ボルト分割部5a,5bが締結ナット3により一体に連結されるので、2つの分割体2a,2bは、合体した状態で構成される装着金具1Aとなってアンカーネジ棒22に取り付けられる。
【0020】
筒状分割部4a,4bから突出する各ボルト分割部5a,5bの基端部9a,9bと筒状分割部4a,4bとの間において、合わせ面を除く外周には、各ボルト分割部5a,5bの基端部9a,9bから筒状分割部4a,4bへ向かって外径が次第に大きくなるテーパー部11a,11bを備えている。その結果、各ボルト分割部5a,5bが合わせ面で重ねられて一体にされ、締結用ボルト5として形成されたとき、それら各テーパー部11a,11bは、締結用ボルト5の基端9と筒部4の外面との間に形成されたテーパー外周部11(図1参照)となる。
【0021】
テーパー外周部11は、締結用ボルト5の基端9から筒部4へ向かって外径が次第に大きくなっているので、締結ナット4が締結用ボルト5に螺合されて筒部4に接近する方向へ締め付けられると、図2に示すように筒部4に対向する締結ナット3の一端部3aが、テーパー外周部11に当接する。さらに締結ナット3を締め付けると、締結ナット3は、テーパー外周部11を介して筒状分割部4a,4bに対し各分割体2a,2bの分割面6a,6bどうしを密着させる方向へ重ね合わせ力即ち結束力を付与する。このように、締結用ボルト5の基端9と筒部4の外面との間にテーパー外周部11を形成することにより、締結ナット3を締結用ボルト5に螺合し、その締め付け度合いを調整することで、重ね合わされている2つの筒状分割部4a,4bどうしの結束力を調整することができる。
【0022】
2つの筒状分割部4a,4bどうしの結束力を調整すると、筒部4のアンカーネジ棒22における螺合が緩くなったり、きつくなったりするので、アンカーネジ棒22の長さ方向への装着金具1Aの位置調整を行うときに装着金具1Aの回転を容易にしたり、或いは装着金具1Aをアンカーネジ棒22に対して回転不能な状態に固着させたりすることができる。
【0023】
2つの分割体2a,2bを結合させる締結ナット3は、図2に示すように締結用ボルト5に螺合され、一端部3aがテーパー外周部11に当接したとき、他端部3b側が締結用ボルト5の自由端13から軸方向へ突出する長さを備えている。締結ナット3の他端部3bにおいて、締結用ボルト5が存在しない部位に、少なくとも1つの挿通孔12が形成されている。
【0024】
この挿通孔12は、締結用ボルト5が螺合するネジ孔の第1中心軸線14(図2参照)に交差する方向に延びる第2中心軸線15(図2参照)を有する。図2,3に示す例では、第2中心軸線15どうしがほぼ直交する2つの挿通孔12が形成されている。これら挿通孔12の内周面にもネジ部12aが形成されている。装着金具1Aが、アンカーネジ棒22の所定位置にしっかりと装着された後、締結ナット3に設けられた挿通孔12(複数の場合には一方を適宜選択するか、或いは同時に2つの挿通孔12の使用も可能)に図示しない支持ロッドの一端ネジ部を螺合するなどして取り付けたり、或いは図示しない別の支持金具のネジ部を螺合したりして支持手段を形成する。そして、この支持手段を用いて配管やケーブルなどを支持する。締結ナット3に形成された挿通孔12に支持ロッドの一端ネジ部を螺合したりすることなく、ワイヤーなどを挿通孔12に通して支持金具を結びつけるようにしてもよい。
【0025】
このように装着金具1Aは、鉄筋コンクリート製構造物20の躯体天井面21から垂下しているアンカーネジ棒22の途中に、既存のハンガーを外すことなく簡単に着脱することができることから、構造物全体又はその一部の室内をリフォームする際に天井裏空間に配置されたケーブルや配管系などの備品を既存のアンカーネジ棒や必要に応じて新たに設置したアンカーネジ棒に装着して仮設することができ、その作業は非常に容易となる。
【0026】
図3は、第2実施形態に係る装着金具1Bをアンカーネジ棒22に取り付けて示す正面図である。図1に示す実施形態の装着金具1Aでは、2つのボルト分割部5a,5bを結合して形成される締結用ボルト5が、その中心軸線と、2つの筒状分割部4a,4bを結合して形成される筒部4における挿通孔7の中心軸線とがほぼ直交するように筒部4の外面から突出していたが、この装着金具1Bでは、締結用ボルト5が、その中心軸線と、筒部4における挿通孔7の中心軸線とが斜めに交差するように筒部4の外面から突出している。装着金具1Bにおけるこれ以外の構成は、装着金具1Aとまったく同一であるので、それらの構成の説明を省略する。
【0027】
前述した各実施形態に係る装着金具1A、1Bは、次のようにして容易に作ることができる。すなわち、筒部4となる所定の長さの六角ナットを準備し、その外面に、締結用ボルト5となる所定の長さのボルトの一端部を溶接等で固着する。その際、それぞれの中心軸線が、同一の仮想平面内に存在するように両者を位置決めする。六角ナットとボルトは、既製のものを使用することができる。六角ナットとボルトとの各中心軸線が、同一の仮想平面内に存在する限り、各中心軸線の相互の角度は任意でよく、装着金具1A、1Bの用途により選択することができる。図1に示す実施例の場合、両中心軸線の相互の角度は、ほぼ90度であり、図4に示す実施例では、両中心軸線の相互の角度は、ほぼ45度である。
【0028】
六角ナットにボルトの一端を溶接により固着する際、その接続部がテーパー周囲部11となるようにボルトの外径より若干太めに溶接部を形成し、溶接後にその部分を研磨などにより所望傾斜角度のテーパーとする。次いで、固着された六角ナットとボルトとの一体物を、前述したそれぞれの中心軸線が存在する同一の仮想平面を切断面として2つに切断し、2つの分割体2,3とする。この切断にはフライス盤などを用いることができる。この切断によって、2つの分割体2,3を重ね合わせたときに形成される筒部4と締結用ボルト5の各外径は、元の六角ナットとボルトの外径より切断刃の厚み分だけ小さくなる。従って、2つの分割体2,3を、各筒状分割部4a,4bでアンカーネジ棒22を挟むように取り付けて装着金具1A,1Bとしても、分割面6a,6bどうしの間には若干の隙間ができることになり、これが締め付け代として寄与する。すなわち、締結ナット3を締め付けて、その端部3aがテーパー外周部11に当接した後に更に締め付けると、分割面6a,6bどうしの間の隙間が狭まって、各筒状分割部4a,4bがアンカーネジ棒22を強く挟むので、装着金具1A,1Bのアンカーネジ棒22に対する固定力が大きくなるのである。
【0029】
前記した各実施形態に係る装着金具1A,1Bでは、筒部4の外形が六角ナットのような形を呈するものであったが、この発明では筒部4の外形は、図示例に限定されるものではなく、円筒形状であってもよい。また、前記した各実施形態に係る装着金具1A,1Bでは、鉄筋コンクリート造の構造物20における躯体天井面21に基端部22aを埋設して垂下させたアンカーネジ棒22の途中に取り付けて使用する例についてのものであったが、この発明は、このように構造物躯体の天井面21から垂下したアンカーネジ棒22の途中に取り付けて使用する場合に限定されるものではなく、鉄筋コンクリート造の構造物における躯体壁面から横方向へ突出する壁面化粧パネル支持用のアンカーネジ棒などについても適用することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明に係る装着金具によれば、例えば構造物のコンクリート躯体天井面や壁面などに取り付けられているアンカーネジ棒の途中に簡単に装着及び取り外しができることから、建造物の室内における天井裏空間や、躯体と壁面パネルとの間においてケーブルや配管系などの備品を迅速に支持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄筋コンクリート製躯体の天井面から垂下するアンカーネジ棒に第1実施形態の装着金具を取り付けた状態で示す正面図である。
【図2】図1のII−II線で切断して装着金具を示す断面図である。
【図3】図1に示す装着金具をアンカーネジ棒に取り付ける前の状態を示す分解斜視図である。
【図4】第2実施形態の装着金具を示す、図1と同様な正面図である。
【符号の説明】
1A 第1実施形態の装着金具
1B 第2実施形態の装着金具
2a,2b 第1,2分割体
2b 第2分割体
3 締結ナット
4 筒部
4a,4b 筒状分割部
5 締結用ボルト
5a,5b ボルト分割部
6a,6b 分割面
7 挿通孔
7a,7b 溝部
8 挿通孔内周面のネジ部
9a,9b ボルト分割部の基端部
9 締結用ボルトの基端
10a,10b ボルト分割部の自由部
10 締結用ボルトの自由端
11 テーパー外周部
11a,11b テーパー部
13 締結用ボルトの自由端
20 鉄筋コンクリート製構造物
21 躯体天井面
22 備品吊り下げ用のアンカーネジ棒
22a アンカーネジ棒の埋込部
22b アンカーネジ棒の自由端
23 アンカーネジ棒の外周ネジ部
24 ハンガー
25,26 ナット
28 天井裏空間

Claims (3)

  1. 構造物躯体の壁面から突出したアンカーネジ棒の途中に取り付け可能な、備品支持用の装着金具において、前記装着金具が、第1,2分割体と、前記第1,2分割体を締結させる締結ナットとから構成され、前記第1,2分割体のそれぞれが、前記アンカーネジ棒を嵌合可能な断面半円形状の溝部を有する筒状分割部と、前記筒状分割部の外面から突出したボルト分割部とを有し、前記筒状分割部と前記ボルト分割部とのそれぞれが分割面を有し、
    記第1,2分割体を重ね合わせたとき、2つの前記筒状分割部が筒部を形成し、2つの前記ボルト分割部が外周面にネジ部を形成した締結用ボルトを形成するとともに、分割面どうしの間には隙間が形成され、
    前記筒状分割部から突出する前記ボルト分割部の基端部と前記筒状分割部との間に、前記ボルト分割部の前記基端部から前記筒状分割部へ向かって外径が次第に大きくなるテーパー部を備え、
    前記各筒状分割部の前記各溝部が前記アンカーネジ棒を挿通可能にする内径の挿通孔を形成し、前記挿通孔の内周面には、前記アンカーネジ棒のネジ部に係合する係止突部が形成され、前記第1,2分割体の前記各筒状分割部における前記溝部に前記アンカーネジ棒を配置して前記第1,2分割体を前記各分割面で重ね合わせ、前記締結用ボルトに前記締結ナットを螺合して前記第1,2分割体を締結することで前記筒部を前記アンカーネジ棒の途中に係合し、前記締結ナットを前記締結用ボルトに螺合したとき該締結ナットの前記筒部に対向する一端部を前記テーパー外周部に当接させ、重ね合わされている2つの前記ボルト分割部どうしの結束力を調整可能としたことを特徴とする装着金具。
  2. 前記係止突部が、前記筒部における前記挿通孔の前記内周面に形成され、前記アンカーネジ棒のネジ部に螺合可能なネジ部である請求項1に記載の装着金具。
  3. 前記締結ナットが、前記筒部に対向する一端部とは反対側の他端部に形成されかつ前記締結ナットの螺進方向へ延びる第1中心軸線に交差する第2中心軸線を有するネジ孔を備えている請求項1または請求項2に記載の装着金具。
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