JP2013036268A - 振れ止め材固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 振れ止め材の取り付け作業が容易かつ安全であり、地震時に振れ止め材が離脱するおそれが少ない振れ止め材固定具を提供すること。
【解決手段】 振れ止め材(全ネジボルト)を固定する振れ止め材固定具1を、互いに回転自在に結合された一対の固定具本体2,3と、各固定具本体に形成されたネジ穴2c,3cに螺合するボルト部4a,5aを有する2つの押さえ部材4,5と、から構成し、各固定具本体に吊下げ支持材又は振れ止め材(全ネジボルト)を挿通する受け溝2a,3aをネジ穴2c,3cと直交する方向に形成し、ボルト部の先端に受け溝に嵌り込み全ネジボルトを押圧する押圧部(押さえ金具4b,5b)を取り付け、受け溝に全ネジボルトを挿通した状態でボルト部を回動させて押さえ部材を全ネジボルトの軸と直交する方向に進退動させ、押圧部で全ネジボルトを受け溝に押圧固定する。
【選択図】 図6

Description

この発明は、空調機、配管、軽量鉄骨天井下地などを吊り下げ支持する吊下げ支持材と、その振れ止め材を、又は振れ止め材同士を互いに回転自在に拘束して固定する振れ止め材固定具に関する。
オフィスビルなどのRC建築物の天井等は、軽量鉄骨で組まれているのが一般的であり、軽量鉄骨では、天井材の貼り付け下地となる野縁(シングルバー,ダブルバー)が野縁受け(C型チャンネルなど)で支持され、この野縁受けが吊りボルトなどの吊下げ支持材により躯体から吊下げ支持される構成となっている。
また、このような軽量鉄骨の天井や工場などの鉄骨造の建物では、空調機や配管などの設備機器も吊りボルトなどの吊下げ支持材により横架材から吊下げ支持されている。
従来、このような吊下げ支持材で吊下げ支持されている構造物は、耐震性を向上させるため、吊下げ支持材と同材(吊りボルトなど)の部材を複数の吊下げ支持材間に筋違として斜めに架け渡して固定し、振れ止め材とすることが行なわれている。このような振れ止め材は、吊下げ支持材に点付け溶接やクリップ等で固定されていることが一般的である(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1には、受け溝41,71と係止溝31,61とで支持建材(吊りボルト1)又は補強建材(筋交い2)を挟持する方向に、ベース部材40,70にクリップ部材30,60を弾性付勢してあり、一方の連結具20,50のベース部材40,70の受け溝41,71とクリップ部材30,60の係止溝31,61とで支持建材(吊りボルト1)を挟持し、他方の連結具20,50のベース部材40,70の受け溝41,71とクリップ部材30,60の係止溝31,61とで補強建材(筋交い2)を挟持する連結装置10が開示されている(特許文献1の図1、図6等参照)。
また、特許文献2には、一対の連結具20,50が回動自在に軸着されており、この連結具20,50は、連結ベース32,62の両端に受け溝片33,63を対向して立設した側面視略コ字形状のベース体30,60と、連結ベース32,62に回動自在に連結した操作レバー体40,60とを有し、この操作レバー体40,60は、連結ベース32,62に軸着された回動ベース43,63と回動ベース43,63に立設されたテーパー部材41,61とを有し、受け溝片33,63で受けた支持建材(吊りボルト1)又は補強建材(筋交い2)の対向側部から、操作レバー体40,60の回動操作にてテーパー部材41,61を回動摺接することにより受け溝片33,63とテーパー部材41,61とで当該支持建材(吊りボルト1)又は補強建材(筋交い2)を挟持固定する連結装置10が開示されている(特許文献2の図1、図7等参照)。
しかし、このような特許文献1や特許文献2などのクリップ式の連結装置や操作レバー体の手動回転を原動力として梃子の原理を使って吊りボルトを挟持する仕組みの連結装置では、震度の大きな地震においては、クリップ部分や挟持部分が吊りボルトから外れてしまい振れ止め材としての機能を発揮できないという問題があった。特に、今回の東日本大震災では、振れ止めがクリップ式で固定されている軽量鉄骨下地が多数落下したという報告がなされている。
また、従来のように点付け溶接で振れ止め材を固定する場合も、溶接により吊下げ支持材自体が断面欠損することとなり、支持強度が低下してしまうという問題があるだけでなく、振れ止め材を固定するのは、通常軽量鉄骨下地の組み立てが完了した後に行なうので、設備機器やその他の仕上げ材に火花が散って、仕上げ面を損傷してしまう問題や火災の危険があるという問題がある。
特開2007−177487号公報 特開2008−031822号公報
そこでこの発明は、前記従来の問題を解決し、振れ止め材の取り付け作業が容易かつ安全であり、地震時に振れ止め材が離脱するおそれが少ない振れ止め材固定具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、対象物を吊り下げ支持する吊下げ支持材に振れ止め材を固定するか、又は振れ止め材同士の交差部分を固定する振れ止め材固定具であって、互いに回転自在に結合された一対の固定具本体と、各固定具本体に形成されたネジ穴に螺合するボルト部を有する2つの押さえ部材と、が備えられ、前記各固定具本体には、前記吊下げ支持材又は振れ止め材を挿通する受け溝が前記ネジ穴と直交する方向に形成され、前記押さえ部材のボルト部先端には、前記受け溝に嵌り込み前記吊下げ支持材又は振れ止め材を押圧する押圧部が取り付けられ、前記受け溝に前記吊下げ支持材又は振れ止め材を挿通した状態で前記ボルト部を回動させることにより、前記押さえ部材が前記吊下げ支持材の軸と直交する方向に進退動し、前記押圧部で前記吊下げ支持材又は振れ止め材を前記受け溝に押圧固定することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の振れ止め材固定具において、前記吊下げ支持材又は振れ止め材の表面には、ネジ山が形成されており、前記受け溝及び前記押圧部には、このネジ山と係合する係合爪がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の振れ止め材固定具において、前記固定具本体及び前記押圧部は、金属からなり、少なくとも前記係合爪及び前記ネジ穴の表面には、エポキシ樹脂層が形成されていることを特徴とする。
この発明は、前記のようであって、請求項1に記載の発明によれば、対象物を吊り下げ支持する吊下げ支持材に振れ止め材を固定するか、又は振れ止め材同士の交差部分を固定する振れ止め材固定具であって、互いに回転自在に結合された一対の固定具本体と、各固定具本体に形成されたネジ穴に螺合するボルト部を有する2つの押さえ部材と、が備えられ、前記各固定具本体には、前記吊下げ支持材又は振れ止め材を挿通する受け溝が前記ネジ穴と直交する方向に形成され、前記押さえ部材のボルト部先端には、前記受け溝に嵌り込み前記吊下げ支持材又は振れ止め材を押圧する押圧部が取り付けられ、前記受け溝に前記吊下げ支持材又は振れ止め材を挿通した状態で前記ボルト部を回動させることにより、前記押さえ部材が前記吊下げ支持材の軸と直交する方向に進退動し、前記押圧部で前記吊下げ支持材又は振れ止め材を前記受け溝に押圧固定するので、固定具本体同士が回転自在に結合されているため、吊下げ支持材で対象物を吊り下げた後、振れ止め材を斜めに取り付ける場合であっても、振れ止め材の取り付け作業を容易に行なうことができる。また、スパナやラチェットレンチ等の1種類のボルトの締め付け工具だけで固定が可能なため施工が簡単であり、電動工具も使用可能なため短時間で固定作業を完了させることができる。更に、火気を使用しないため安全であり、かつ、ネジで締め付けることにより固定するため、クリップ式等の固定具と比べて地震時に振れ止め材が離脱するおそれが少なく、振れ止め効果を発揮して吊下げ支持材などからなる構造体の耐震性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の振れ止め材固定具において、前記吊下げ支持材又は振れ止め材の表面には、ネジ山が形成されており、前記受け溝及び前記押圧部には、このネジ山と係合する係合爪がそれぞれ形成されているので、ボルト部の締め付け力だけでなく、吊下げ支持材又は振れ止め材の表面のネジ山と受け溝及び押圧部の係合爪とが係合するため、この係合爪の材料強度でも、振れ止め材の固定部に掛かる地震時の応力を負担することができ、より一層強固に振れ止め材を固定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の振れ止め材固定具において、前記固定具本体及び前記押圧部は、金属からなり、少なくとも前記係合爪及び前記ネジ穴の表面には、エポキシ樹脂層が形成されているので、吊下げ支持材又は振れ止め材のネジ山と固定具本体及び押さえ部材の係合爪とが当接する部分、ネジ穴のネジ溝とボルト部のネジ山とが螺合する部分にエポキシ樹脂層が介在することとなり、これらの部分が滑りにくくなり、振動等で緩むおそれが少なくなる。このため、構造体の耐震性が更に向上する。
この発明の一実施の形態に係る振れ止め材固定具の使用状態を示す斜視図である。 同上の振れ止め材固定具を示す正面図である。 同上の振れ止め材固定具を示す左側面図である。 同上の振れ止め材固定具を示す平面図である。 図3の振れ止め材固定具の水平部分断面を示すA−A線断面図である。 同上の振れ止め材固定具の分解斜視図である。 同上の振れ止め材固定具のボルト部中心を通る鉛直断面で切断した状態を示す分解鉛直断面図である。
以下、この発明に係る振れ止め材固定具の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1〜図7を用いて、一実施の形態に係る振れ止め材固定具について説明する。図1は、振れ止め材固定具に吊下げ支持材及び振れ止め材を挿通して固定した使用状態を示す斜視図、図2は、同振れ止め材固定具の正面図、図3は、左側面図、図4は、平面図であり、図5は、同振れ止め材固定具のボルト部中心を通る水平断面で切断した状態を示す部分断面図、図6は、押さえ部材を固定具本体から取り外した状態を示す分解斜視図、図7は、同振れ止め材固定具のボルト部中心を通る鉛直断面を押さえ部材が固定具本体から離間した状態で示す分解鉛直断面図である。
図中では、吊下げ支持材及び振れ止め材としていずれも全ネジボルト(3/8インチボルト:ウィットネジ規格)を使用する場合を例示している。
一実施の形態に係る振れ止め材固定具1は、炭素鋼鋳鉄(SC)からなる外形が挿通する全ネジボルトに沿って長い略直方体の固定具本体である一対の本体ブロック2,3と、これら2つの本体ブロック2,3に螺着可能な2つの押さえ部材4,5とから主に構成され、吊下げ支持材及び/又は振れ止め材である全ネジボルト同士を互いに回転自在に拘束して固定する機能を有している。
(固定具本体)
この本体ブロック2と本体ブロック3は、本体ブロック2の厚みが7mm程厚い以外略同形状であり、それぞれのブロックの中央部分の長手方向(図の上下方向)に沿って3/8インチの全ネジボルトを丁度挿通する程度の幅(10.5mm)の断面U字状の受け溝(長溝)2a,3aが形成され、この受け溝2a,3aが形成されていない背面合わせで六角穴付きフランジボルト(SS400)により所定の間隔をあけてネジ止めされ、互いに回転自在に結合されている。
なお、本体ブロック2の厚みが本体ブロック3より7mm程厚いのは、六角穴付きフランジボルトのネジ頭が本体ブロック2側となるようにネジ止めされているからである。
また、これら受け溝2a,3aの底面には、3/8インチの全ネジボルトの表面に形成されたネジ山と丁度係合する円弧状の係合爪2b,3bが溝(ブロックの長手方向)に沿って複数段形成されており、受け溝2a,3aの中央には、後述の押さえ部材4,5のボルト部4a,5aを螺着可能な溝幅より大きな径(φ19mm)のネジ穴2c,3cがブロックの長手方向と直交し、かつ溝の深さ方向に沿って形成されている。
(押さえ部材)
押さえ部材4と押さえ部材5は、同形状であり、それぞれM16の六角ボルト(一般構造用圧延鋼材:SS400)からなるボルト部4a,5aと、このボルト部4a,5aの先端面に十字穴付き小ネジ(SS400)により螺着され、前記受け溝2a,3aに嵌まり込む押圧部である炭素鋼鋳鉄(SC)からなる受け溝2a,3aに沿って長い概略直方体形状の押さえ金具4b,5bなどから構成され、ボルト部4a,5aが前述のネジ穴2c,3cに捩じ込まれることにより、押さえ金具4b,5bで全ネジボルトを押圧して、押さえ金具4b,5bと受け溝2a,3aの底部との間に全ネジボルトを挟みこんで固定する機能を有している。
また、この押さえ金具4b,5bの全ネジボルトと当接する当接面には、3/8インチの全ネジボルトの表面に形成されたネジ山と丁度係合する係合爪4c,5cが押さえ金具4b,5bの長手方向に沿って複数段形成されており、この係合爪4c,5cは、略台形状の爪であり、その先端部分が全ネジボルトのネジ山と係合する円弧状となっている。
更に、本体ブロック2,3及び押さえ部材4,5は、炭素鋼鋳鉄の表面に黒色のエポキシ樹脂が電着塗装されている。このため、全ネジボルトと係合爪2b,3bや係合爪4c,5cとの間、及びボルト部4a,5aとネジ穴2c,3cとの間にエポキシ樹脂層が介在することとなり、これらの係合部分や螺合部分が緩むおそれが少なく、取り付けた全ネジボルトが振れ止め材(筋違)としての機能を十分に発揮することができる。そのため、結果として組み合わせた構造体としての耐震性が向上する。
勿論、電着塗装に限られず、エポキシ樹脂を塗布するなどエポキシ樹脂層をこれらの部分に形成することができれば足りるが、電着塗装の方が簡単かつ均一に同樹脂層を形成することができるため好ましい。
(振れ止め材固定具の取り付け)
次に、振れ止め材固定具1の取り付けについて説明する。
振れ止め材固定具1は、背景技術でも述べたが、吊下げ支持材として躯体から垂下された全ネジボルトにより対象物が吊下げ支持されている状態に振れ止め材として全ネジボルトを取り付ける際に使用されるものであり、先ず、本体ブロック2,3のいずれかの受け溝2a,3aに振れ止め材として取り付ける全ネジボルトを挿通してその両端付近に押さえ部材4,5のボルト部4a,5aをスパナやラチェットレンチなどの締め付け工具で締め付け固定する。
次に、もう一方の本体ブロック2,3の受け溝2a,3aに吊下げ支持材として躯体から垂下された全ネジボルトを挿通し、押さえ部材4,5のボルト部4a,5aを締め付け工具で締め付け固定すれば振れ止め材固定具1の取り付けは完了する。
このとき、本体ブロック2と本体ブロック3が互いに回転自在となっているため、吊下げ支持材が林立した状態でも容易に取り付けることができるだけでなく、全ネジボルトへの取り付けを任意の位置で行なえるため、吊下げ支持材の取り付けピッチがまちまちであっても、後から取り付ける振れ止め材の切断長さを調整することで対応することができる。
また、取り付けに使用する工具は、六角ボルトであるボルト部4a,5aを回すことができるスパナやラチェットレンチなどの1種類の締め付け工具があれば、取り付け可能なため、工具を取り替える手間を省くことができ、作業効率がよい。
更に、1つの振れ止め材固定具につき、2箇所のボルト部4a,5aを回すだけで、取り付けが完了するため、短時間で作業をすることができる。それに加え、締め付け工具を電動ドライバにボックスレンチ等を取り付けた電動工具とすることもでき、更に短時間で作業をすることが可能である。
(実施の形態に係る振れ止め材固定具の作用効果)
以上のように、一実施の形態に係る振れ止め材固定具1によれば、ネジ穴2c,3cとボルト部4a,5aの螺合により機械的に押さえ金具4b,5bを吊下げ支持材又は振れ止め材として使用する全ネジボルトに押圧して固定するので、従来のクリップ式等のものと比べて、地震時に振れ止め材が脱落するおそれが格段に少なくなり、構造体としての耐震性が向上する。また、取り付け作業に火気などを使用しないため安全である。
また、ネジ止めの押圧力に加え、受け溝2a、3aの底部に設けられた係合爪2b,3bと、押さえ金具4b,5bの当接面に設けられた係合爪4c,5cと、吊下げ支持材又は振れ止め材として使用する全ネジボルトのネジ山との係合により固定するため、より確実に全ネジボルトを固定することができ、振れ止め材としての機能を発揮させることができる。それに加え、地震時に振れ止め材固定具1に作用するせん断力を六角穴付きフランジボルトと係合爪2b,3b,係合爪4c,5cの材料強度でも負担させることができるため、耐力的にも有利である。
更に、前述のように、本体ブロック2,3及び押さえ部材4,5は、炭素鋼鋳鉄の表面に黒色のエポキシ樹脂が電着塗装されているため、全ネジボルトと係合爪2b,3bや係合爪4c,5cとの間、及びボルト部4a,5aとネジ穴2c,3cとの間にエポキシ樹脂層が介在することとなり、これらの係合部分や螺合部分が緩むおそれが少ない。
そして、本体ブロック2と本体ブロック3は、取り付け時には結合されているため、部品点数が押さえ部材4,5を含めて3つと少なく、取り付け作業が短時間でできるだけでなく、製作コストを低減することができる。
以上のように、一実施の形態に係る振れ止め材固定具を吊下げ支持材に振れ止め材を設置する場合で説明したが、振れ止め材固定具1は、斜めに取り付ける振れ止め材同士の交差部分の固定にも使用することができる。また、吊下げ支持材や振れ止め材として全ネジボルトを使用する場合で説明したが、異形鉄筋などの他の棒材でも適用可能である。
そして、一実施の形態に係る振れ止め材固定具として図面で示した各構成部材の形状や構造等も、あくまでも好ましい一例を示すものであり、特許請求の範囲内で適宜設計変更が可能であることは云うまでもない。特に、ボルト部として六角ボルトを例示したが、他のボルトでも代用可能であることは云うまでもない。
1 振れ止め材固定具
2,3 本体ブロック(固定具本体)
2a,3a 受け溝
2b,3b 係合爪
2c,3c ネジ穴
4,5 押さえ部材
4a,5a ボルト部
4b,5b 押さえ金具(押圧部)
4c,5c 係合爪

Claims (3)

  1. 対象物を吊り下げ支持する吊下げ支持材に振れ止め材を固定するか、又は振れ止め材同士の交差部分を固定する振れ止め材固定具であって、
    互いに回転自在に結合された一対の固定具本体と、各固定具本体に形成されたネジ穴に螺合するボルト部を有する2つの押さえ部材と、が備えられ、
    前記各固定具本体には、前記吊下げ支持材又は振れ止め材を挿通する受け溝が前記ネジ穴と直交する方向に形成され、前記押さえ部材のボルト部先端には、前記受け溝に嵌り込み前記吊下げ支持材又は振れ止め材を押圧する押圧部が取り付けられ、
    前記受け溝に前記吊下げ支持材又は振れ止め材を挿通した状態で前記ボルト部を回動させることにより、前記押さえ部材が前記吊下げ支持材の軸と直交する方向に進退動し、前記押圧部で前記吊下げ支持材又は振れ止め材を前記受け溝に押圧固定することを特徴とする振れ止め材固定具。
  2. 前記吊下げ支持材又は振れ止め材の表面には、ネジ山が形成されており、前記受け溝及び前記押圧部には、このネジ山と係合する係合爪がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の振れ止め材固定具。
  3. 前記固定具本体及び前記押圧部は、金属からなり、少なくとも前記係合爪及び前記ネジ穴の表面には、エポキシ樹脂層が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の振れ止め材固定具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7436323B2 (ja) 2020-08-07 2024-02-21 未来工業株式会社 ボルト軸に対する取付け物の挟圧取付け構造、及びボルト軸への取付け物

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