JP4213407B2 - コンクリートブロックの設置方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はコンクリートブロックの設置方法に関し、特に擁壁ブロック、水路ブロック、ボックスカルバート等のコンクリートブロックの設置方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は従来のボックスカルバートからなるコンクリートブロックの外観形状を示した斜視図であり、図14は図11で示したXIV−XIVラインから見た図であり、図15は図14で示したXV−XVラインの断面図である。
【0003】
これらの図を参照して、ボックスカルバートを示しているコンクリートブロック17は、基礎コンクリート19側に面する底板20と、底板20の両端側から上方に伸びる側板26a,側板26bと、側板26a,側板26bの各々の上端に接続する天板61とから構成されている。尚、底板20には、後述する生コンクリートの打設の際に用いるコンクリート打設穴25が形成されている。
【0004】
図においては、コンクリートブロック17をクレーン等で吊り下ろし、その高さレベルを図示しないジャッキ等を用いて調整した後、そのレベルを維持するためにレベル調整具22a,レベル調整具22bを設置した状態が示されている。
【0005】
レベル調整具22は、ターンバックル式ナット37を中心として構成され、ターンバックル式ナット37の上半分に螺合される平頭ボルト38と、ターンバックル式ナット37の下半分に螺合され、平頭ボルト38とは反対方向のねじ山を有する平頭ボルト39とから構成されている。
【0006】
これによって、ターンバックル式ナット37をいずれか一方方向に回転させると、その回転に伴なって平頭ボルト38及び平頭ボルト39がターンバックル式ナット37に対してその螺合の程度が同様に変化し、結果として平頭ボルト38の上面と平頭ボルト39の下面との距離が増減する。具体的には、コンクリートブロック17の底板20の下面にレベル調整具22の平頭ボルト38の上面を宛がい、平頭ボルト39の下面を基礎コンクリート19の上面に配置された平板40の上面に宛がうようにターンバックル式ナット37を調整する。このようにして、底板20の基礎コンクリート19に対して調整されたレベルを維持することが可能となる。レベル調整具22の調整が終了すると、高さ調整に用いたジャッキはコンクリート17から除去される。
【0007】
次に、この状態からコンクリートブロック17を基礎コンクリート19に対して固定すべく、生コンクリートの打設が行われる。この状態を示したのが図16である。
【0008】
図を参照して、生コンクリートの打設に先立って、側板26a,側板26bの各々の外方を囲うように、例えば木材等からなる型枠28が、基礎コンクリート19上に設置される。この状態で型枠28と側板26aとの間のスペースの上方から及び底板20に形成されたコンクリート打設穴25を介して、生コンクリート29がその内部に流し込まれる。この生コンクリート29の打設はレベル調整具22aを設置した状態で行われる。そして、生コンクリート29が乾燥して固化すると、コンクリートブロック17は基礎コンクリート19上に所定のレベルに調整された状態で固定されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のコンクリートブロックの設置方法では、整然とした型枠を設置する必要があるため、その準備に手間がかかる。又、生コンクリートの打設領域が大きいため、現場で使用すべき生コンクリートの量が多くなる。それに伴って、生コンクリートの乾燥期間が長くなるため全体としての工期が短縮できない。又、生コンクリートの打設前では、コンクリートブロックはレベル調整具のみによって支持されている状態であるため、安全性が充分とは言えなかった。
【0010】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、型枠を不要とし、打設すべき生コンクリートの量を低減して全体の工期を短縮化させるとともに、設置工事の安全性を向上させるコンクリートブロックの設置方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、コンクリートブロックの設置方法であって、垂直方向に伸びる側板を少なくとも有するコンクリートブロックを支持基盤上にレベル調整具を介して支持する工程と、支持基盤上に設置して側板に沿わすことができる平坦部と、平坦部に接続され、レベル調整具によって支持されない部分であって、底板の下面と支持基盤との間のスペースに突出する突出部とからなり、突出部の上端と支持基盤の上面とからなる垂直寸法は、レベル調整具の調整高さより小さい補助コンクリートブロックを支持基盤上で移動させて突出部がレベル調整具の間の領域に位置するようにして平坦部を側板に当接させる工程と、補助コンクリートブロックに囲まれた側板と支持基盤との間の空間に生コンクリートを打設する工程とを備えたものである。
【0022】
このように構成すると、生コンクリートを打設すべき空間の大きさが減少する。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明は、型枠を不要とするとともに生コンクリートを打設すべき空間の大きさが減少するため、設置工期が短縮化される。又、レベル調整具周りも含めて、コンクリートブロックの側板下方が突出部によって囲われるため、レベル調整具のみの使用状態の安全性がより向上する。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は従来例で示した図12に対応した図であって、この発明の第1の実施の形態によるコンクリートブロックの据付状態を示した図であり、図2は図1で示したII−IIラインの断面図であり、図3は図1で示したIII−IIIラインの断面図である。
【0028】
これらの図を参照して、ボックスカルバート等のコンクリートブロック17を構成する底板20と底板20の一端から上方に伸びる側板26とが接続するコーナー部分24の下方及び外方に膨らむ膨出部23が、コンクリートブロック17として一体的に形成されている。
【0029】
膨出部23は具体的には、コーナー部分24から下方に伸びる部分とコーナー部分24から外方に伸びる部分とから断面逆L字状に構成されている。膨出部23の下方に伸びる部分の底板20の下面からの垂直距離Lは、レベル調整具22aの調整高さより小さく設定されている。すなわち、レベル調整具22aをその調整高さに設定した状態においては、膨出部23の下方端は基礎コンクリート19の上面より寸法Hだけ上方に位置することになる。このため、膨出部23の存在によってコンクリートブロック17のレベル調整を阻害する虞はない。又、このように膨出部23の寸法が設定されているので、コンクリートブロック17のレベル調整時において、膨出部23の下面をジャッキの爪によって持ち上げてこれを調整することも可能となる。
【0030】
そしてコンクリートブロック17のレベル調整が終わり、ジャッキ等を取外した状態においてレベル調整具22aとレベル調整具22bとの間のスペースには膨出部23が常時存在することになる。従って、レベル調整具22a,レベル調整具22b等が何らかのトラブルで外れたような場合であっても、コンクリートブロック17の降下程度は小さくなるため、設置状態の安全性がより向上する。
【0031】
次に、図1から図3で示したコンクリートブロックに対して生コンクリートを打設する工程について説明する。図4はこのような生コンクリートの打設状況について説明するための図であって図2に対応した図であり、図5は図3に対応した図である。
【0032】
図を参照して、生コンクリートの打設に際しては、まず、膨出部23の外方面に沿うようにして、例えば木製等の型枠28を基礎コンクリート19上に設置する。型枠28の高さは、膨出部23の上面よりやや高くなるように設定するのが好ましい。尚、型枠28は、膨出部23の存在によって従来例に比べて囲うべき範囲が大きく低減されるため、全体的に簡易な構造とすることができる。次に、コンクリートブロック17の底板20に形成されたコンクリート打設穴25の部分及び型枠28と側板26の外面との間のスペースであって、隣接する膨出部23の間の部分から生コンクリート29を流し込む。これによって、流し込まれた生コンクリート29はレベル調整具22の周りも含めて充填される。
【0033】
一方、膨出部23が形成されている位置においては、図5に示すように、流し込まれた生コンクリート29は、コンクリートブロック17の底板20の下面と基礎コンクリート19の上面とのスペース及び膨出部23の下面と基礎コンクリート19の上面との小さなスペースに充填される。
【0034】
図から明らかなように、膨出部23の形成によって、生コンクリート29の充填されるべきスペースは、図14の従来例で示したものに比べて極めて小さなものとなる。従って、充填すべき生コンクリート29の量は少なくなり、その乾燥に要する期間も短くなるため、全体の工期が短縮化される。
【0035】
尚、型枠28は膨出部23の外方側面に沿って取付ければ良いため、従来に比べてその設置が容易となる。充填された生コンクリート29が乾燥すると、コンクリートブロック17は基礎コンクリート19に対して堅固に固定されることになる。
【0036】
図6は従来例として示した図12に対応する図であって、この発明の第2の実施の形態によるコンクリートブロックの設置状態を示した図であり、図7は図6で示したVII−VIIラインの断面図であり、図8は図6で示したVIII−VIIIラインの断面図である。
【0037】
これらの図を参照して、この実施の形態によるボックスカルバート等のコンクリートブロック17の形状は従来例で示したものと同一である。そして、コンクリートブロック17のレベル調整後にその底板20の下面に設置して調整されたレベルを保持するようにして用いるレベル調整具22a,レベル調整具22bも、従来例として用いたものと同一である。
【0038】
そこで、この実施の形態においては、レベル調整されたコンクリートブロック17に対して生コンクリートを打設して固定する際に、補助コンクリートブロックを用いて行うものである。この補助コンクリートブロック31は、コンクリートブロック17の側板26の外面に沿ってこれを囲うようにして基礎コンクリート19上に設置される平坦部32と、平坦部32の内面側に所定間隔でもってこれと一体的に形成され、コンクリートブロック17の底板20の下面スペースに突出する突出部33とから構成されている。
【0039】
突出部33は、図6に示されているように、レベル調整具22a,レベル調整具22bが配置されていない領域に位置するように設定されている。そして突出部33の上面と基礎コンクリート19の上面とからなる垂直距離Lは、レベル調整具22の調整高さより小さく設定されている。すなわち、レベル調整具22をその調整高さに調整してコンクリートブロック17を支持した場合にあっては、底板20の下面と突出部33の上面との間に寸法Hが生じることになる。このように突出部33の高さLを設定しているため、レベル調整具22を調整高さで使用した場合にあっては、突出部33の上面がコンクリートブロック17の底板20の下面に接触する虞はない。
【0040】
次に、この実施の形態による補助ブロックの使用方法について説明する。
【0041】
まず補助コンクリートブロック31を取付けない状態で、従来例と同様にコンクリートブロック17の高さレベルをジャッキ等を用いて調整する。そしてレベル調整が終了すると、調整後のレベルによって生じたコンクリートブロック17の底板20の下面と基礎コンクリート19の上面との間の距離に応じてレベル調整具22を調整し、これによってコンクリートブロック17を支持する。この状態でレベル調整に用いたジャッキ等をコンクリートブロック17から除去する。
【0042】
次に、補助コンクリートブロック31をコンクリートブロック17の側方に設置する。そして、これをその突出部33がレベル調整具22a,レベル調整具22bの間の領域に向かうように設定して、補助コンクリートブロック31をコンクリートブロック17側に進行させる。このようにして、補助コンクリートブロック31を、その平坦部32の内方面が側板26の外方面に接する位置まで進行させると、その設置が完了する。
【0043】
これによって、コンクリートブロック17の側板26の側面下方は、補助コンクリートブロック31の平坦部32によって完全に囲われた状態となる。そのため、この実施の形態においては、コンクリートブロック17の高さレベルを保持しているレベル調整具22a,レベル調整具22bはもとより、その周りのスペースさえ外方に露出することはない。
【0044】
しかも、底板20の下面には補助コンクリートブロック31の突出部33の上面が接近した状態に設置されているため、仮にレベル調整具22a,レベル調整具22bの支持状態にトラブルが生じた場合であっても、コンクリートブロック17は補助コンクリートブロック31の突出部33上に落下するだけであり、この設置状態における安全性を極めて向上させる。
【0045】
次に、この実施の形態によるコンクリートブロック及び補助コンクリートブロックを用いて生コンクリートを打設する工程について説明する。図9及び図10はこの生コンクリートの打設状況を説明するための図であって、それぞれ図7及び図8に対応した図である。
【0046】
これらの図を参照して、生コンクリート29を打設する前には、補助コンクリートブロック31を図示しない支持手段によってコンクリートブロック17の側板26の外方から離れないように支持する。補助コンクリートブロック31は、コンクリートブロック17の外周を全周囲っているので、従来のような生コンクリート打設のための型枠の設置を全く不要とする。この状態で、コンクリートブロック17の底板20に形成されたコンクリート打設穴25から生コンクリート29を流し込む。流し込まれた生コンクリート29は、レベル調整具22aの周りも含めて底板20の下面と基礎コンクリート19の上面との間の領域に充填される。
【0047】
一方、補助コンクリートブロック31の突出部33が存在している部分においては、図10に示すように底板20の下面と基礎コンクリート19の上面及び補助コンクリートブロック31の突出部33の上面との間で規定される領域に充填される。図10から明白なように、補助コンクリートブロック31の突出部33が形成されている部分においては、生コンクリート29の充填すべきスペースが極めて小さくなっている。この突出部33は図6に示されているように、レベル調整具22a,レベル調整具22bが配置されていない領域全てに対して存在しているため、充填すべき生コンクリート29の量を大きく低減することが可能となる。
【0048】
又、補助コンクリートブロック31の平坦部32はコンクリートブロック17の側板26に沿って連続的に形成されているため、図14の従来例と比べて明白なように、平坦部32の容量に相当する生コンクリート29を必要としない。このように、従来例と比べて平坦部32と突出部33との容積分だけ生コンクリート29はその充填量が減少する。これによって、充填された生コンクリート29の乾燥に要する期間が短くなり、全体の工期を短縮する。尚、この第2の実施の形態によれば、上記のように従来例で示したような型枠の設置を全く必要としないため、より効率的なコンクリートブロック17の設置が可能となる。
【0049】
生コンクリート29が乾燥すると、コンクリートブロック17は補助コンクリートブロック31に対しても堅固に結合されるため、安定した状態で基礎コンクリート19に固定されることになる。
【0050】
図11はこの発明の第3の実施の形態によるコンクリートブロックに対して生コンクリートを打設した状態を示した図であり、第1の実施の形態の図4に対応した図である。
【0051】
図を参照して、コンクリートブロック17は底板が形成されていない水路ブロックであり、図においては垂直方向に伸びる1対の側板26の一方のみが表示されている。側板26の下方においては、下方及び外方に向かって膨らむ膨出部23が側板26と一体的に形成されている。側板26の下面はレベル調整具22aによって支持され、図示しない他のレベル調整具と共に水路ブロック17の高さが調整されている。尚、先の実施の形態と同様に側板26の下面と膨出部23の下端とからなる垂直寸法は、レベル調整具22aの調整高さより小さくなるように設定されている。
【0052】
高さの調整が終了すると、膨出部23の外側面に沿わせて型枠28を基礎コンクリート19上に設置する。次に生コンクリート29を流し込む。これによって先の第1の実施の形態と同様に充填すべき生コンクリート29の量が少なくなり、その乾燥に要する期間も短くなり全体の工期が短縮化される。尚、固化した生コンクリート29は、側板26の内方においてコンクリートブロック17の底板を形成することになる。
【0053】
図12はこの発明の第4の実施の形態によるコンクリートブロックに対して生コンクリートを打設した状態を示した図であり、第2の実施の形態の図9に対応した図である。
【0054】
図を参照して、このコンクリートブロック17は底板が形成されていない水路ブロックであり、図においては垂直方向に伸びる1対の側板26の一方のみが表示されている。側板26の下方においては、平坦部32と突出部33とからなる補助コンクリートブロック31が、平坦部32の内方面が側板26の外面に沿うように基礎コンクリート19上に配置されている。側板26の下面はレベル調整具22aによって支持され、図示しない他のレベル調整具と共に水路ブロックの高さが調整されている。尚、先の第2の実施の形態と同様に突出部33の上端と基礎コンクリート19の上面とからなる垂直寸法は、レベル調整具22aの調整高さより小さくなるように設定されている。
【0055】
高さの調整が終了すると、補助コンクリート31を図示しない支持手段によってコンクリートブロック17の側板26の外方から離れないように支持する。次に生コンクリート29を側板26の内方から流し込む。これによって先の第2の実施の形態と同様に充填すべき生コンクリート29の量が少なくなり、その乾燥に要する期間も短くなり全体の工期が短縮化される。尚、固化した生コンクリート29はコンクリートブロック17の底板を形成することになる。
【0056】
尚、上記の各実施の形態では、コンクリートブロックは基礎コンクリートの上にレベル調整具を介して支持されているが、基礎コンクリートのような支持基盤のみならず基礎砕石、路盤等の他の支持基盤の上において同様にレベル調整具によって支持されるコンクリートブロックに対しても同様に適用できる。
【0057】
又、上記の第1の実施の形態では、膨出部はコーナー部分から下方だけでなく外方にも形成されているが、下方にのみ形成した膨出部であっても良い。
【0058】
更に、上記の各実施の形態では、レベル調整具を特定形状としているが、他の構造によるレベル調整具を用いても同様の効果を奏する。
【0059】
更に、上記の第1の実施の形態では、コンクリートブロックの底板に生コンクリートの投入のための打設穴が形成されているが、この打設穴は必ずしも必要なものではなく、外方からのみ生コンクリートを投入するように構成しても良い。
【0060】
更に、上記の各実施の形態では、コンクリートブロックとしてボックスカルバートや水路ブロックを想定しているが、底板の一方端から上方に側板が延びる擁壁ブロック等の他の形状のコンクリートブロックにも同様に適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるコンクリートブロックの設置状態を示した側面図である。
【図2】図1で示したII−IIラインの断面図である。
【図3】図1で示したIII−IIIラインの断面図である。
【図4】図2に対応した図であって、生コンクリートを打設した状態を示した図である。
【図5】図3に対応した図であって、生コンクリートを打設した状態を示した図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態によるコンクリートブロックの設置状態を示した側面図である。
【図7】図6で示したVII−VIIラインの断面図である。
【図8】図6で示したVIII−VIIIラインの断面図である。
【図9】図7に対応した図であって、生コンクリートを打設した状態を示した図である。
【図10】図8に対応した図であって、生コンクリートを打設した状態を示した図である。
【図11】この発明の第3の実施の形態によるコンクリートブロックに対して生コンクリートを打設した状態を示した図である。
【図12】この発明の第4の実施の形態によるコンクリートブロックに対して生コンクリートを打設した状態を示した図である。
【図13】従来のコンクリートブロックの設置状態を示した概略斜視図である。
【図14】図11で示したXIV−XIVラインから見た図である。
【図15】図12で示したXV−XVラインの断面図である。
【図16】図13に対応した図であって、生コンクリートを打設した状態を示した図である。
【符号の説明】
17…コンクリートブロック
19…基礎コンクリート
20…底板
22…レベル調整具
23…膨出部
24…コーナー部分
26…側板
29…生コンクリート
31…補助コンクリートブロック
32…平坦部
33…突出部
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. コンクリートブロックの設置方法であって、
    垂直方向に伸びる側板を少なくとも有するコンクリートブロックを支持基盤上にレベル調整具を介して支持する工程と、
    前記支持基盤上に設置して前記側板に沿わすことができる平坦部と、前記平坦部に接続され、前記レベル調整具によって支持されない部分であって、前記底板の下面と前記支持基盤との間のスペースに突出する突出部とからなり、前記突出部の上端と前記支持基盤の上面とからなる垂直寸法は、前記レベル調整具の調整高さより小さい補助コンクリートブロックを前記支持基盤上で移動させて前記突出部が前記レベル調整具の間の領域に位置するようにして前記平坦部を前記側板に当接させる工程と、
    前記補助コンクリートブロックに囲まれた前記側板と前記支持基盤との間の空間に生コンクリートを打設する工程とを備えた、コンクリートブロックの設置方法。
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