JP4211906B2 - プレキャスト床版の敷設構造、およびプレキャスト床版の敷設方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレキャスト床版の敷設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば道路や建物を建設する場合に床面部分を形成するために、プレストレスを導入したプレキャスト床版が多く使用されるようになっている。プレキャスト床版は、例えば基板となるH形鋼の上面に、弾性を備えたパッキンを介在させた状態で敷設される。このとき、隣り合うプレキャスト床版の表面の敷設精度を向上させるために、レベルボルトによってプレキャスト床版を上昇させて、高さ調節を行うことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、レベルボルトによる方法では、プレキャスト床版を下降させることができなかった。このため、パッキンが、プレキャスト床版の自重によって、所定の寸法まで縮まないときには、その対処を行うことが困難である。
また、基板に勾配があるところでは、プレキャスト床版同士の位置ずれを規制するために、鉄線やくさび等を用いてプレキャスト床版を固定する操作が行われることもあるが、確実な方法ではなかった。
【0004】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、プレキャスト床版を下方に調整できる敷設構造または敷設方法を提供することにあり、また他の目的は、勾配がある場所にプレキャスト床版を敷設する場合にも位置ずれすることを規制できるプレキャスト床版の敷設構造または敷設方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために請求項1の発明に係るプレキャスト床版の敷設構造は、上方にスタッドボルトを突出させた基板の上面側に、前記スタッドボルトの周囲空間を取り囲む組付孔部を開口させたプレキャスト床版をパッキンを介在させつつ敷設するための構造であって、前記プレキャスト床版の上面には、上下に開口された挿通孔を前記スタッドボルトの軸線上に合わせて載置される組付部材と、前記スタッドボルトに連結されて前記組付部材の上面側を押圧する押圧部材とが設けられることを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものであって、前記組付部材と前記プレキャスト床版とには、両者を固定しておく固定手段が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、上方にスタッドボルトを突出させた基板の上面側に、前記スタッドボルトの周囲空間を取り囲む組付孔部を開口させたプレキャスト床版をパッキンを介在させつつ敷設するための方法であって、前記スタッドボルトを前記組付孔部の内側に収容するようにして前記プレキャスト床版を前記基板の上面に載置し、上下に開口された挿通孔を備えた組付部材を前記スタッドボルトの軸線上に前記挿通孔を合わせて前記プレキャスト床版の上面に載置し、前記スタッドボルトに押圧部材を連結して前記組付部材の上面側を押圧した状態で、前記組付孔部の内側に凝固材を注ぎ込んで硬化させることを特徴とする。
なお、「凝固材」とは、例えば、セメントやモルタル等のように、初期の状態で液状または泥状であり、時間の経過につれて硬化する材料のことをいう。
【0007】
【発明の作用、および発明の効果】
請求項1または請求項3の発明によれば、組付孔部をスタッドボルトに挿通させるようにしてプレキャスト床版を基板の上面側に載置する。次に、組付部材の挿通孔をスタッドボルトの軸線上に合わせるようにして載置し、押圧部材とスタッドボルトとを連結させる。押圧部材によって組付部材を押圧すると、組付部材がプレキャスト床版の上面を押圧するので、プレキャスト床版を押し下げながら水平位置を合わせることができる。
また、請求項3の発明によれば、組付孔部の内側に凝固材を注ぎ込んで硬化させた後に、押圧部材や組付部材を取り除いて、再使用することもできる。
【0008】
請求項2の発明によれば、組付部材とプレキャスト床版とが固定手段によって固定される。このため、プレキャスト床版と基板とが組付部材を介して固定されるので、プレキャスト床版の位置ずれを規制できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
次に、本発明の第1実施形態について、図1〜図6を参照しつつ、詳細に説明する。なお、以下の記述において、H形鋼2の長さ方向を「前後方向」とし、図1においてプレキャスト床版1が隣接する方向を「左右方向」とする。
図1には、プレキャスト床版1をH形鋼2(本発明の「基板」に該当する)の上面2Aに敷設している様子を示した。なお、本実施形態のプレキャスト床版1は、ハーフプレキャスト床版と呼ばれるものであり、プレキャスト床版1が敷設された後には、上面側に生コンクリート18が積層される。
【0010】
隣り合う一対のH形鋼2の間を架設するようにして、プレキャスト床版1が敷設される。このため、H形鋼2の上面2Aには、長さ方向に沿って所定の間隔で左右一対のスタッドボルト3が突設されている。このスタッドボルト3の底部は、H形鋼2の上面2Aに溶接されており、外周には雄ネジが設けられている。また、H形鋼2の上面2Aには、両側縁部と中央とにH字鋼2の長さ方向に延びる計四本のパッキン4が設けられており、このパッキン4が適度に押圧されることで、プレキャスト床版1とH形鋼2との間の無収縮モルタル17が漏れるのを規制している。
プレキャスト床版1の上面には、所定の間隔を隔ててトラス筋5が設けられている。
【0011】
また、図3に示すように、プレキャスト床版1には、レベルボルト7を組み付け可能なレベル調整孔8が上下に貫通して形成されている。レベル調整孔8の内側には、プレキャスト床版1が形成される段階で、略円筒状のナット部材9が埋め込まれている。ナット部材9の内筒には、レベルボルト7をねじ込み可能な内ネジが設けられている。プレキャスト床版1をH形鋼2に敷設した状態で、レベルボルト7を締め込む方向に回転させることで、レベルボルト7の先端が上面2Aに当接して、プレキャスト床版1を上側に調整することができる。
また、プレキャスト床版1の左右両端部には、所定の間隔を隔てて、スタッドボルト3の周辺を覆いつつ挿通可能な組付孔部6が上下に開口されている。組付孔部6のうち、プレキャスト床版1の前後端部から二つ目のものについては、前後両隣(図3における左右)には、一対の固定用部材10が埋設されている。固定用部材10は、略円筒状に形成されており、その中央には後述する固定ボルト11をねじ込み可能な内ネジを設けた孔部10Aが設けられている。
【0012】
スタッドボルト3には、長ナット12が組み付けられる。長ナット12は、スタッドボルト3の突設高さよりも高く組み付けられており、その内部には上下に開口する内ネジが設けられている。
また、プレキャスト床版1の上面からは、三個の孔部6,10Aを覆うようにして、組付部材13が装着される。組付部材13はL字鋼からなり、底面側(プレキャスト床版1の上面に載置される面側)には、三個の挿通孔13A,13Bが開口されている。このうち、中央の挿通孔13Aは、スタッドボルト3の軸線上に配置されて、押圧用ボルト14が挿通される。また、左右一対の第2挿通孔13Bは、それぞれ固定用部材10の上方に配置されて、固定ボルト11が組み付けられる。なお、固定ボルト11には、座金16が挿通され、組付部材13の上面側に配置される。
【0013】
押圧用ボルト14には、雄ネジ部14Aが設けられており、この雄ネジ部14Aには、締め込み用ナット15が組み付けられている。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用および効果について説明する。
まず、H形鋼2の上面2Aに、長さ方向に沿って四本のパッキン4を載置しておき、その上からプレキャスト床版1を敷設する。このとき、プレキャスト床版1の組付孔部6の内側に、スタッドボルト3を挿通させておく。
次に、レベル調整孔8に、レベルボルト7を組付ける。このとき、レベルボルト7の先端は、H形鋼2の上面に軽く当接する程度としておく。
【0014】
次に、スタッドボルト3に長ナット12をネジ付けておき、プレキャスト床版1の上面に組付部材13を載せる。組付部材13は、三個の挿通孔13A,13Bをそれぞれ対応する孔部6,10Aの軸線上に合わせるようにしておく。ここで、中央の挿通孔13Aには、締め込み用ナット15を組み付けた押圧用ボルト14をネジ付ける。また、左右両端の第2挿通孔13Bには、座金16を挿通した固定ボルト11をネジ付ける。こうして、三本のボルト11,14が組み付けられることで、プレキャスト床版1とH形鋼2とが、組付部材13を介して位置決めされ、プレキャスト床版1の位置ずれが規制される。
【0015】
このようにして、各部材を組み付けた状態で、プレキャスト床版1の高さ位置を調整する。
プレキャスト床版1を上方に調整するには、レベルボルト7を深くネジ込むことにより、レベルボルト7の先端をH形鋼2の上面2Aに当接させることにより行う。
一方、プレキャスト床版1を下方に調整するには、レベルボルト7の差し込み深さを浅くする方向に回しておいてから、締め込み用ナット15を締め込んで、組付部材13の上面を押圧する。すると、組付部材13が組付孔部6の孔縁を押圧することにより、プレキャスト床版1が下方に押し付けられる。
こうして、プレキャスト床版1の敷設が完了したら、他の組付孔部6(組付部材13が組み付けられていない組付孔部6)の上方から無収縮モルタル17を流し込んで固め、さらにプレキャスト床版1の上面を生コンクリート18で覆う。
【0016】
このように、本実施形態によれば、組付孔部6をスタッドボルト3に挿通させるようにしてプレキャスト床版1をH形鋼2の上面側に載置する。次に、組付部材13の挿通孔13Aをスタッドボルト3の軸線上に合わせるようにして載置し、予め締め込み用ナット15を通しておいた押圧用ボルト14と、スタッドボルト3とを長ナット12を介して連結させる。
締め込み用ナット15によって組付部材13を押圧すると、組付部材13がプレキャスト床版1の上面を押圧するので、プレキャスト床版1を押し下げながら水平位置を合わせることができる。また、プレキャスト床版1を下方に移動させることで、パッキン4を所定の厚さまで締め付けることが可能となるため、無収縮モルタル17の漏れを防止することができる。
また、プレキャスト床版1を下降させることにより、パッキン4を介してプレキャスト床版1の下面とH形鋼2の上面とを密着させることができるため、プレキャスト床版1がH形鋼2から浮き上がって斜め状に組み付けられることが回避される。このため、プレキャスト床版1の上面を生コンクリート18で覆ったときに、H形鋼2の上面から生コンクリート18の上面までの距離を一定とでき、全体の強度を均一化できる。
なお、無収縮モルタル17を硬化させた後には、組付部材13や押圧用ボルト14を取り除いて、再使用することもできる。
【0017】
また、プレキャスト床版1は、組付部材13によって押圧されているので、H形鋼2によって形成される平面が傾いていたとしても(つまり、プレキャスト床版1を整合させる平面が傾いている場合にも)、組付孔部6とスタッドボルト3との間にある空間内での位置ずれを防止することができる。さらに、本実施形態では、プレキャスト床版1とH形鋼2とが、組付部材13を介して固定されているので、プレキャスト床版1の位置ずれをより確実に規制できやすい。
【0018】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について、図7および図8を参照しつつ説明する。なお、本実施形態と第1実施形態とにおいて、同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態においては、押圧用ボルト20の頭部21が、直接に組付部材13の上面を押圧するようになっている。
【0019】
このように構成した第2実施形態においても、第1実施形態と同様の作用および効果を奏することができる。
また、本実施形態では、押圧用ボルト20を締め付ければ、組付部材13の上面を押圧することができるので、第1実施形態に比べると、部品点数および組付操作を減少させることができる。
【0020】
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について、図9を参照しつつ説明する。なお、本実施形態において、第1または第2実施形態と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、組付部材13の中央に、押圧用ボルト20を組付ける挿通孔13Aのみが設けられており、左右の第2挿通孔は設けられない構成とされている。このため、プレキャスト床版1の固定操作が簡単となる。
【0021】
本実施形態では、押圧用ボルト20の締付け操作によって、頭部21が組付部材13を押圧し、もってプレキャスト床版1を下側に調整することができる。組付部材13とプレキャスト床版1との間に摩擦力が働くので、H形鋼2がほぼ水平状態にある場合や、H形鋼2の傾きがそれほど強くない場合には、この摩擦力によって、プレキャスト床版1の位置ずれを規制することができる。
【0022】
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について、図10〜図14を参照しつつ説明する。なお、本実施形態と第2実施形態とにおいて、同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、プレキャスト床版30は、フルプレキャスト床版と呼ばれるものであり、予め必要とされる厚みを備えているのでコンクリートの現場打ちが不要とされる。但し、プレキャスト床版30の上面には、組付部材13を組み付けるための長径開口31、レベルボルト7を挿通するためのボルト用開口32、およびスタッドボルト3を挿通させるためのボルト用開口33が開口されている。これらの開口31,32,33は、プレキャスト床版30を固定した後に、無収縮モルタル17によって埋められる。
このように構成した第4実施形態においても、第2実施形態と同様の作用および効果を奏することができる。
【0023】
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態について、図15および図16を参照しつつ説明する。なお、本実施形態と第1実施形態とにおいて、同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、一対のプレキャスト床版1が隣接する側縁に、断面略半円形状の凹部40が設けられている。両プレキャスト床版1が組み付けられることで、一対の凹部40が整合して、上下に貫通する組付孔部が形成されるようになっている。また、凹部40よりも内側位置には、固定用部材10が埋め込まれており、組付部材13は、両プレキャスト床版1を架設する状態で組み付けられる。
【0024】
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用および効果に加え、組付部材13を介して隣り合う一対のプレキャスト床版1が固定されるので、プレキャスト床版1の位置ずれが、より規制できる。
【0025】
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態について、図17を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、本実施形態では、H形鋼2の上面に固定されているスタッドボルト50は、プレキャスト床版1の上面位置よりも高い位置まで突設されている。このため、スタッドボルト50に締め込み用ナット51を締め付けることにより、組付部材13を押圧することができる。
【0026】
本発明の技術的範囲は、上記した実施形態によって限定されるものではなく、例えば、次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。その他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶものである。
(1)上記した実施形態では、組付部材13は固定ボルト11と固定用部材10とによって、プレキャスト床版1に固定されているが、本発明によれば、「固定手段」は、ボルトでなくてもよく、例えば釘等のように外周にネジ部を備えていないものをプレキャスト床版に設けられた孔部に押し入れるようにしてもよく、またプレキャスト床版からボルトを突設させておき、組付部材の上面からナットを組付ける構成としてもよい。
【0027】
(2)上記した実施形態では、プレキャスト床版1は、ビル等の通常の建築物に使用されているが、本発明によれば、この他にも、たとえば道路の箱桁を閉止するためのプレキャスト床版を敷設する構造にも用いることができる。また、特に道路の箱桁に用いた場合には、カーブ付近において基板が傾きを備えている場合に、位置ずれ防止機能が有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態において、プレキャスト床版をH形鋼に敷設したときの斜視図
【図2】第1図における円R内の部分拡大図
【図3】プレキャスト床版を敷設する前の側断面図
【図4】プレキャスト床版を敷設した後の側断面図
【図5】図4におけるA−A線断面図
【図6】図4におけるB−B線断面図
【図7】第2実施形態におけるプレキャスト床版の敷設構造の側断面図
【図8】図7におけるC−C線断面図
【図9】第3実施形態におけるプレキャスト床版の敷設構造の側断面図
【図10】第4実施形態において、プレキャスト床版をH形鋼に敷設したときの斜視図
【図11】第10図における円S内の部分拡大図
【図12】プレキャスト床版の敷設構造の側断面図
【図13】図12におけるD−D線断面図
【図14】図12におけるE−E線断面図
【図15】第5実施形態において、隣り合うプレキャスト床版同士を固定する場合の構造を示す斜視図
【図16】図15におけるF−F線断面図
【図17】第6実施形態におけるプレキャスト床版の敷設構造の側断面図
【符号の説明】
1…プレキャスト床版
2…H形鋼(基板)
3,50…スタッドボルト
4…パッキン
6…組付孔部
10…固定用部材(固定手段)
11…固定ボルト(固定手段)
12…長ナット(押圧部材)
13…組付部材
13A…挿通孔
14,20…押圧用ボルト(押圧部材)
15,51…締め込み用ナット(押圧部材)
17…無収縮モルタル(凝固材)
Claims (3)
- 上方にスタッドボルトを突出させた基板の上面側に、前記スタッドボルトの周囲空間を取り囲む組付孔部を開口させたプレキャスト床版をパッキンを介在させつつ敷設するための構造であって、
前記プレキャスト床版の上面には、上下に開口された挿通孔を前記スタッドボルトの軸線上に合わせて載置される組付部材と、前記スタッドボルトに連結されて前記組付部材の上面側を押圧する押圧部材とが設けられることを特徴とするプレキャスト床版の敷設構造。 - 前記組付部材と前記前記プレキャスト床版とには、両者を固定しておく固定手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のプレキャスト床版の敷設構造。
- 上方にスタッドボルトを突出させた基板の上面側に、前記スタッドボルトの周囲空間を取り囲む組付孔部を開口させたプレキャスト床版をパッキンを介在させつつ敷設するための方法であって、
前記スタッドボルトを前記組付孔部の内側に収容するようにして前記プレキャスト床版を前記基板の上面に載置し、上下に開口された挿通孔を備えた組付部材を前記スタッドボルトの軸線上に前記挿通孔を合わせて前記プレキャスト床版の上面に載置し、前記スタッドボルトに押圧部材を連結して前記組付部材の上面側を押圧した状態で、前記組付孔部の内側に凝固材を注ぎ込んで硬化させることを特徴とするプレキャスト床版の敷設方法。
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