JP4212689B2 - 置換換気式空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本願発明は、いわゆる置換換気式空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、空気調和装置の構成として置換換気式(あるいはディスプレイスメント式)の空気調和装置が提案されている。
【0003】
この置換換気式空気調和装置は、室内の空気を新鮮な冷気に置き換えるように構成された空気調和装置であって、図7に示すように、室内Rにおける低い位置、例えば壁際の床面等に室内空調ユニット102を設置し、該室内空調ユニット102により新鮮な外気を導入してこれを室内温度よりも少し低い温度まで冷却した後、この冷却された空気(冷気)を該室内空調ユニット102の吹出し口102aから室内Rの下部空間に吹き出すように構成されている。
【0004】
そして、このように室内下部空間に新鮮な冷気を吹き出すことにより、室内Rの空気を徐々に上方へ押し上げて室内R上部から室外へ排出し、これにより室内Rの汚れた空気を常に新鮮な冷気に置き換えるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の置換換気式空気調和装置においては、室内空調ユニット102の吹出し口102aから冷気を直接室内Rに吹き出すように構成されているので、吹出し速度をあまり小さい値に制御することができず、このため吹出し口102aから勢いよく吹き出された冷気によって室内Rの空気が攪拌されてしまい、室内Rの汚れた空気を新鮮な冷気に着実に置き換えることができない、という問題がある。
【0006】
また、上記従来の置換換気式空気調和装置においては、その室内空調ユニット102が室内に剥き出しで設置されているため見映えがあまり良くない、という問題もある。
【0007】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、室内の汚れた空気を新鮮な冷気に着実に置き換えることができ、しかも建築意匠上の見映えを高めることができる置換換気式空気調和装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、室内空調ユニットを、透気性パネルを有する所定の箱状ケーシング内に設置するとともに、該箱状ケーシング内に冷気の循環通路を設けることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0009】
すなわち、本願発明に係る置換換気式空気調和装置は、請求項1に記載したように、
室内の空気を新鮮な冷気に置き換えるように構成された置換換気式空気調和装置において、
上記室内の壁面近傍に、前面板が透気性パネルで構成された腰壁状の箱形ケーシングが設けられるとともに、
この箱形ケーシング内に、外気導入式の室内空調ユニットと、この室内空調ユニットから吹き出される冷気を該箱形ケーシング内において循環させる循環通路とが設けられてなり、
上記室内空調ユニットが、上記箱形ケーシング内における一側端部に設けられるとともに、
上記循環通路が、上記箱形ケーシング内の他側端部で折り返すようにして上下2段で形成された上段通路および下段通路を備えてなり、上記室内空調ユニットからの冷気が上記上段通路に吹き出されるように構成されている、ことを特徴とするものである。
【0010】
上記「透気性パネル」とは、その両側空間に気圧差が生じたときに空気が透過するように構成されたパネルを意味するものである。
【0011】
また、上記「腰壁状」とは、箱形ケーシングが正面視において腰壁のように横長矩形状に形成されていることを意味するものであり、腰壁のように左右両側の壁あるいは柱の間の全幅にわたって形成されたものであることは必ずしも必要ではない。
【0012】
【発明の作用効果】
上記構成に示すように、本願発明に係る置換換気式空気調和装置は、室内の壁面近傍に、前面板が透気性パネルで構成された腰壁状の箱形ケーシングが設けられるとともに、この箱形ケーシング内に、外気導入式の室内空調ユニットと、この室内空調ユニットから吹き出される冷気を箱形ケーシング内において循環させる循環通路とが設けられているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0013】
すなわち、室内空調ユニットが作動すると、該室内空調ユニットに導入された外気は、該室内空調ユニットで冷却され、新鮮な冷気として箱形ケーシング内に吹き出される。このようにして吹き出された冷気は、箱形ケーシング内において循環通路に沿って循環するが、箱形ケーシング内の気圧が所定値以上になると、冷気は箱形ケーシング内と室内との気圧差に応じた速度で透気性パネルを透過して室内に放出される。この透気性パネルは箱形ケーシングの前面板を構成するものであることから、冷気は広い面積にわたって極小さい放出速度で室内に放出される。
【0014】
この透気性パネルを透過して室内に放出された冷気は、室内の空気より重いので床面近傍に層を形成し、室内の空気を徐々に上方へ押し上げる作用をする。その際、室内に人間やOA機器等の発熱体が存在する場合には、これらによって室内における空気の上昇作用が促進される。そして、このようにして押し上げられた空気を室内上部から室外へ排出することにより、室内の汚れた空気を常に新鮮な冷気に置き換えることができる。
【0015】
その際、冷気は透気性パネルから極小さい放出速度で放出されるので、室内の空気を攪拌してしまうおそれがなく、また、冷気は透気性パネルから広い面積にわたって放出されるので、室内の置換換気を効率良く行うことができる。
【0016】
また、本願発明に係る置換換気式空気調和装置は、その室内空調ユニットが箱形ケーシング内に設けられているので、外観上は腰壁状の箱形ケーシングが見えるだけであり、建築意匠上の違和感がない。しかも、箱形ケーシングの前面板は透気性パネルで構成されており、その全面が略均一パターンの意匠となるので、従来の置換換気式空気調和装置の冷気吹出し口のように目立ってしまうことがなく、このため建築意匠上の見映えが良いものとなる。
【0017】
このように本願発明によれば、室内の汚れた空気を新鮮な冷気に着実に置き換えることができ、しかも置換換気式空気調和装置の建築意匠上の見映えを高めることができる。
しかも、本願発明に係る置換換気式空気調和装置においては、室内空調ユニットが、箱形ケーシング内における一側端部に設けられるとともに、循環通路が、箱形ケーシング内の他側端部で折り返すようにして上下2段で形成された上段通路および下段通路を備えてなり、室内空調ユニットからの冷気が上段通路に吹き出されるように構成されているので、冷気の下降性を利用して箱形ケーシング内において冷気を効率良く循環させることができ、透気性パネルの略全面から略均一温度の冷気を室内に放出させることができる。
【0018】
上記構成において、請求項2に記載したように、上記「透気性パネル」を多孔質金属パネルで構成するようにすれば、該透気性パネルの熱伝達特性を高めることができるので、これを冷気放射パネルとしても機能させることができる。また、このように多孔質金属パネルで構成することにより、冷気に含まれる水分も室内に放出させることができ、これにより室内の湿度も適正に維持することが可能となる。さらに、多孔質金属パネルを用いることにより吸音効果を得ることもできる。
【0019】
上記「多孔質金属パネル」の具体例としては、例えば、構造的に微細な空隙を有する材料である焼結アルミニウムを用いたアルミ焼結パネルや、アルミニウムの繊維をメッシュで圧縮成形したアルミ繊維圧縮パネル等が採用可能である。
【0021】
本願発明に係る置換換気式空気調和装置のような循環通路を設けるようにした場合、下流側に位置する下段通路においては上段通路よりも内圧が低下して透気性パネルからの冷気放出量が少なくなるおそれがある。そこで、請求項に記載したように、循環通路を、その上段通路よりも下段通路の方が小さい断面積となるように形成すれば、下段通路における内圧の低下を抑制して、上段および下段通路に面する透気性パネルの各部位における冷気放出量を均一化することができる。
【0022】
その際、請求項に記載したように、上段および下段の各通路内に、その断面積が下流側へ向けて徐々に小さくなるように該通路を仕切る仕切板を設るようにすれば、上段および下段通路の全長にわたって内圧を略一定にすることが可能となり、これにより上段および下段通路に面する透気性パネルの各部位における冷気放出量を一層均一化することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施形態について説明する。
【0024】
図1は、本願発明の一実施形態に係る置換換気式空気調和装置10を示す正面図であり、図2〜5は、そのII-II 線、III-III 線、IV-IV 線、V-V 線の各断面図である。また、図6は、置換換気式空気調和装置10を、後述する前面板20を外した状態で示す正面透視図である。
【0025】
これらの図に示すように、この置換換気式空気調和装置10は、部屋2の室内Rの空気を新鮮な冷気に置き換えるように構成された空気調和装置であって、箱形ケーシング12と、この箱形ケーシング12内に設けられた室内空調ユニット14および循環通路16とを備えてなっている。
【0026】
箱形ケーシング12は、部屋2において窓2aがある壁2bの内面に沿って腰壁状に形成されている。すなわち、この箱形ケーシング12は、壁2bの左右両側の柱2cの間をその全幅にわたって水平に延びる天板18と、複数枚(6枚)のアルミ焼結パネルを左右に並設することにより両柱2cの間の全幅にわたって鉛直に延びる前面板20とを備えてなり、これら天板18および前面板20と、壁2a、左右1対の柱2cおよび床2dとにより、横長直方体の空間を形成している。そして、この空間を構成する6面のうち前面板20以外の各面には、断熱材22が設けられている。
【0027】
室内空調ユニット14は、箱形ケーシング12内の右側端部において床2dに設置されており、その上端面には吹出し口14aが形成されるとともに、その下部前面には吸入口14bが形成されている。そして、この室内空調ユニット14は、吸入口14bから吸入した空気を所定温度まで冷却し、この冷却された空気(冷気)を吹出し口14aから上方へ向けて箱形ケーシング12内に吹き出すようになっている。なお、室内空調ユニット14のオンオフ、冷却温度設定、風量(吹出し強さ)設定等は、リモコン操作により行うことができるようになっている。
【0028】
循環通路16は、室内空調ユニット14から吹き出される冷気を該箱形ケーシング14内において前面板20に沿って循環させる通路であって、箱形ケーシング14内の左側端部で折り返すようにして上下2段で形成された上段通路16Aおよび下段通路16Bと、室内空調ユニット14の吹出し口14a周辺において上段通路16Aと連通するように形成された吹出しチャンバ16Cと、吹出しチャンバ16Cの下方において下段通路16Bと連通するように形成されたターミナルチャンバ16Dとからなっている。
【0029】
箱形ケーシング14内には、循環通路16を形成するための仕切板26が設けられている。この仕切板26は、違い棚状に形成されており、上段通路16Aと下段通路16Bとを互いに略同じ上下幅となるように仕切るとともに、吹出しチャンバ16Cとターミナルチャンバ16Dとを、吹出しチャンバ16Cの方が狭い上下幅となるように仕切っており、その左端部の壁2b側の半分は、上段通路16Aと下段通路16Bとを連通させるように矩形状に切り欠かれている。
【0030】
上段通路16Aには、三角状の仕切板28が設けられており、これにより該上段通路16Aの断面積をその右端部から左端部へ向けて徐々に小さくするようになっている。一方、下段通路16Bには、台形状の仕切板30が設けられており、これにより該下段通路16Bの断面積をその左端部から右端部へ向けて徐々に小さくするようになっている。その際、仕切板28の左端部における上段通路16Aの断面積と、仕切板30の右端部における下段通路16Bの断面積とが略等しくなるように、これら仕切板28、30の形状が設定されている。
【0031】
箱形ケーシング12内のターミナルチャンバ16Dには、外気導入ダクト24が、その先端部を右方へ開口させるようにして設けられている。この外気導入ダクト24は、途中から右側の柱2cに埋設されて上方へ延びており、ターミナルチャンバ16Dと外部空間とを連通するように配管されている。この外気導入ダクト24の先端部近傍にはブーストファン32が介装されており、該ブーストファン32を駆動することによりターミナルチャンバ16Dに外気が供給されるようになっている。そしてこれにより室内空調ユニット14には、その吸入口14bを介して、ターミナルチャンバ16Dに既に存在する空気(後述するように箱形ケーシング12内を循環通路16に沿って流れ終えた冷気)とともに外気が導入されるようになっている。
【0032】
前面板20を構成するアルミ焼結パネルのうち、右側2枚のアルミ焼結パネルについては、その裏面のターミナルチャンバ16Dに面する部分がベニヤ板等の薄板34で内張りされている。これによりターミナルチャンバ16Dに供給された外気がアルミ焼結パネルを透過して室内Rに放出されるのを防止するようになっている。
【0033】
壁2bにおける窓2aの上方には、室内Rと室外空間とを連通する通気口2eが形成されている。
【0034】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0035】
図6に示すように、室内空調ユニット14が作動すると、外気導入ダクト24を介して該室内空調ユニット14に導入された外気は、該室内空調ユニット14で冷却され、新鮮な冷気として吹出しチャンバ16Cに吹き出される。このようにして吹き出された冷気は、箱形ケーシング12内において循環通路16に沿って循環する。すなわち、冷気は、吹出しチャンバ16Cから上段通路16Aに流れ込み、該上段通路16Aに沿って流れた後、下段通路16Bに沿って流れ、ターミナルチャンバ16Dに流れ込む。そして、このターミナルチャンバ16Dに流れ込んだ冷気は、室内空調ユニット14から供給される外気と共に吸入口14bから室内空調ユニット14に導入されて冷却され、再び吹出しチャンバ16Cに吹き出される。
【0036】
このようにして冷気が循環通路16に沿って循環するうちに、箱形ケーシング12内の気圧が所定値以上になると、冷気は箱形ケーシング12内と室内Rとの気圧差に応じた速度で複数のアルミ焼結パネルで構成された前面板20を透過して室内Rに放出される。この前面板20は腰壁位置全幅にわたって設けられているので、薄板34で内張りされた部分を除く広い面積にわたって冷気が極小さい放出速度で室内に放出される。
【0037】
この前面板20を透過して室内Rに放出された冷気は、室内Rの空気より重いので床面近傍に層を形成し、室内Rの空気を徐々に上方へ押し上げる作用をする。その際、室内に人間やOA機器等の発熱体が存在する場合には、これらによって室内における空気の上昇作用が促進される。そして、このようにして押し上げられた空気を室内R上部から通気口2eを介して室外へ排出することにより、室内Rの汚れた空気を常に新鮮な冷気に置き換えることができる。
【0038】
その際、冷気は前面板20から極小さい放出速度(例えば数cm/s程度)で放出されるので、室内Rの空気を攪拌してしまうおそれがなく、また、冷気は前面板20から広い面積にわたって放出されるので、室内Rの置換換気を効率良く行うことができる。
【0039】
また、本実施形態に係る置換換気式空気調和装置10は、その室内空調ユニット14が箱形ケーシング12内に設けられているので、外観上は腰壁状の箱形ケーシング12が見えるだけであり、建築意匠上の違和感がない。しかも、箱形ケーシング12の前面板20はアルミ焼結パネルで構成されており、その全面が略均一パターンの意匠となるので、従来の置換換気式空気調和装置の冷気吹出し口のように目立ってしまうことがなく、このため建築意匠上の見映えが良いものとなる。
【0040】
このように本実施形態によれば、室内の汚れた空気を新鮮な冷気に着実に置き換えることができ、しかも置換換気式空気調和装置の建築意匠上の見映えを高めることができる。
【0041】
しかも、本実施形態においては、前面板20がアルミ焼結パネルで構成されているので、その熱伝達特性を高めることができ、これを冷気放射パネルとしても機能させることができる。また、アルミ焼結パネルを用いることにより、冷気に含まれる水分も室内Rに放出させることができ、これにより室内Rの湿度も適正に維持することが可能となる。さらに、アルミ焼結パネルを用いることにより吸音効果を得ることもできる。
【0042】
また、本実施形態においては、室内空調ユニット14が箱形ケーシング12内における右側端部に設けられるとともに、循環通路16が箱形ケーシング12内の左側端部で折り返すようにして上下2段で形成されており、その上段通路16Aに室内空調ユニット14からの冷気が流れ込むように構成されているので、冷気の下降性を利用して箱形ケーシング12内において冷気を効率良く循環させることができ、循環通路16の略全長にわたって前面板20から略均一温度の冷気を室内Rに放出させることができる。
【0043】
さらに、循環通路16は、その上段通路16Aよりも下段通路16Bの方が小さい断面積となるように形成されており、しかも、上段および下段の各通路16A、16B内に、その断面積が下流側へ向けて徐々に小さくなるように該通路16A、16Bを仕切る仕切板28、30が設けられているので、上段および下段通路16A、16Bの全長にわたって内圧を略一定にすることが可能となり、これにより上段および下段通路16A、16Bに面する前面板20の各部位における冷気放出量を略均一にすることができる。
【0044】
本実施形態においては、室内Rの空気を壁2bの上部に形成された通気口2eを介して室外へ排出するように構成されているが、天井に通気口を形成して排気を行うようにしてもよい。なお、室外へ排出される空気は外気よりも温度が低いので、外気導入ダクト24を介して室内空調ユニット14に導入される外気を、室外へ排出される空気と熱交換させる構成としてもよく、このようにすることにより室内空調ユニット14の負荷を軽減することができる。
【0045】
また、本実施形態においては、室内空調ユニット14が箱形ケーシング12内の右側端部に設置されているものについて説明したが、室内空調ユニット14を箱形ケーシング12内の左側端部に設置するようにした場合においても当然ながら本実施形態と同様の作用効果を得ることができる。さらに、室内空調ユニット14を箱形ケーシング12内の中央部に設置し、その左右両側に各々循環通路16を設けるようにしてもよい。このようにすることにより各循環通路16の長さを短縮して圧力損失を低減することができる。
【0046】
なお、本実施形態においては、室内空調ユニット14の外気を冷却する機能に関してのみ説明したが、室内空調ユニット14が外気を加熱する機能を兼ね備えたものであってもよいことはもちろんであり、この外気加熱機能を発揮させた場合には、置換換気式空気調和装置10を温風発生装置として利用することができる。その際、温風は前面板20から極小さい放出速度で放出されるので、快適な室内環境を実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る置換換気式空気調和装置を示す正面図
【図2】図1のII-II 線断面図
【図3】図1のIII-III 線断面図
【図4】図1のIV-IV 線断面図
【図5】図1のV-V 線断面図
【図6】上記置換換気式空気調和装置を、前面板を外した状態で示す正面透視図
【図7】従来例を示す、図2と同様の図
【符号の説明】
2 部屋
2a 窓
2b 壁
2c 柱
2d 床
2e 通気口
10 置換換気式空気調和装置
12 箱形ケーシング
14 室内空調ユニット
14a 吹出し口
16 循環通路
16A 上段通路
16B 下段通路
16C 吹出しチャンバ
16D ターミナルチャンバ
18 天板
20 前面板
22 断熱材
24 外気導入ダクト
26、28、30 仕切板
32 ブーストファン
34 薄板
R 室内

Claims (4)

  1. 室内の空気を新鮮な冷気に置き換えるように構成された置換換気式空気調和装置において、
    上記室内の壁面近傍に、前面板が透気性パネルで構成された腰壁状の箱形ケーシングが設けられるとともに、
    この箱形ケーシング内に、外気導入式の室内空調ユニットと、この室内空調ユニットから吹き出される冷気を該箱形ケーシング内において循環させる循環通路とが設けられてなり、
    上記室内空調ユニットが、上記箱形ケーシング内における一側端部に設けられるとともに、
    上記循環通路が、上記箱形ケーシング内の他側端部で折り返すようにして上下2段で形成された上段通路および下段通路を備えてなり、上記室内空調ユニットからの冷気が上記上段通路に吹き出されるように構成されている、ことを特徴とする置換換気式空気調和装置。
  2. 上記透気性パネルが多孔質金属パネルで構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の置換換気式空気調和装置。
  3. 上記循環通路が、上記上段通路よりも上記下段通路の方が小さい断面積となるように形成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の置換換気式空気調和装置。
  4. 上記上段および下段の各通路内に、該通路の断面積が下流側へ向けて徐々に小さくなるように該通路を仕切る仕切板が設けられている、ことを特徴とする請求項記載の置換換気式空気調和装置。
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