JP2557660B2 - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents
天井埋込型空気調和機Info
- Publication number
- JP2557660B2 JP2557660B2 JP62238495A JP23849587A JP2557660B2 JP 2557660 B2 JP2557660 B2 JP 2557660B2 JP 62238495 A JP62238495 A JP 62238495A JP 23849587 A JP23849587 A JP 23849587A JP 2557660 B2 JP2557660 B2 JP 2557660B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- ceiling
- main body
- auxiliary
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は天井の内部に設置される本体と、この本体に
天井から露出して取り付けられる化粧パネルとから構成
される天井埋込型空気調和機に関する。
天井から露出して取り付けられる化粧パネルとから構成
される天井埋込型空気調和機に関する。
(ロ)従来の技術 天井の内部に埋込まれた本体の内側は冷房運転時に熱
交換機で冷却された空気が通るため、天井内部の高温多
湿の空気が本体の外壁で冷やされて結露する。このた
め、特開昭61−280325号公報で提示の如く、熱交換器で
冷却されない吐出空気の補助通風路を本体の内壁と冷却
された吐出空気の主通風路との間に設けるようにした天
井埋込型空気調和機が試みられている。
交換機で冷却された空気が通るため、天井内部の高温多
湿の空気が本体の外壁で冷やされて結露する。このた
め、特開昭61−280325号公報で提示の如く、熱交換器で
冷却されない吐出空気の補助通風路を本体の内壁と冷却
された吐出空気の主通風路との間に設けるようにした天
井埋込型空気調和機が試みられている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 上記公報で提示の空気調和機では、本体内に吸い込ま
れた室内空気の一部を冷却しないままで室内へ吹き出さ
せるため、冷房効果が劣り、しかもファンからの吐出空
気の一部を補助通風路へ押し込むためこの補助通風路内
を均一に流れず、本体の外壁の一部に結露する問題点が
あった。
れた室内空気の一部を冷却しないままで室内へ吹き出さ
せるため、冷房効果が劣り、しかもファンからの吐出空
気の一部を補助通風路へ押し込むためこの補助通風路内
を均一に流れず、本体の外壁の一部に結露する問題点が
あった。
本発明はかかる問題点を解決した天井埋込型空気調和
機を提供するものである。
機を提供するものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は天井の内部に設置される本体にはこの本体内
を内外二重の空間に仕切る区画板を設けてこの外側空間
の相対向する空間部分を空気吸込室とし、この両空気吸
込室の少なくとも一方に送風機を設けると共に、前記内
側の空気には相対向する熱交換器を設けてこの両熱交換
器で挟まれた空間を前記送風機の吐出風路とする一方、
この熱交換器と前記区画板とで挟まれた2つの空間を空
気吹出室とし、前記本体に天井から露出して取り付けら
れる化粧パネルには前記空気吸込室と夫々連通する2つ
の吸込口と、前記空気吹出室と夫々連通する2つの吹出
口を設けるようにしたものである。
を内外二重の空間に仕切る区画板を設けてこの外側空間
の相対向する空間部分を空気吸込室とし、この両空気吸
込室の少なくとも一方に送風機を設けると共に、前記内
側の空気には相対向する熱交換器を設けてこの両熱交換
器で挟まれた空間を前記送風機の吐出風路とする一方、
この熱交換器と前記区画板とで挟まれた2つの空間を空
気吹出室とし、前記本体に天井から露出して取り付けら
れる化粧パネルには前記空気吸込室と夫々連通する2つ
の吸込口と、前記空気吹出室と夫々連通する2つの吹出
口を設けるようにしたものである。
(ホ)作用 冷房時に送風機の運転により、一方の主吸込口から吸
入された主空気流は一方の送風機付け主空気吸込室に、
且つ他方の補助吸込口から吸入された補助空気流は他方
の補助空気吸込室に夫々導かれ、この補助空気流は本体
の内壁と区画板との間の外側空間を流れて主空気吸込室
に導かれる。そして、この主空気吸込室において主空気
流と補助空気流とが混合して送風機に吸込まれ、この吸
込まれた空気流は吐出風路を経て相対向する熱交換器を
夫々通過した後、2つの空気吹出室に導かれ、然る後、
吹出口から夫々室内へ吹出される。
入された主空気流は一方の送風機付け主空気吸込室に、
且つ他方の補助吸込口から吸入された補助空気流は他方
の補助空気吸込室に夫々導かれ、この補助空気流は本体
の内壁と区画板との間の外側空間を流れて主空気吸込室
に導かれる。そして、この主空気吸込室において主空気
流と補助空気流とが混合して送風機に吸込まれ、この吸
込まれた空気流は吐出風路を経て相対向する熱交換器を
夫々通過した後、2つの空気吹出室に導かれ、然る後、
吹出口から夫々室内へ吹出される。
(ヘ)実施例 第1図は天井埋込型空気調和機の縦断面図、第2図は
第1図のII−II線で切断した断面図であり、天井埋込型
空気調和機は内壁に断熱材(1)が貼着された天井
(2)の内部空間(3)に設置される本体(4)と、こ
の本体に天井(2)から露出した取り付けられる合成樹
脂製の化粧パネル(5)とから構成されている。
第1図のII−II線で切断した断面図であり、天井埋込型
空気調和機は内壁に断熱材(1)が貼着された天井
(2)の内部空間(3)に設置される本体(4)と、こ
の本体に天井(2)から露出した取り付けられる合成樹
脂製の化粧パネル(5)とから構成されている。
(6)は本体(4)内を内外二重の空間に仕切るスペ
ーサ(7)付きの断熱発泡体からなる区画板、(8a)
(8b)は外側空間の相対向する空間部分でエアーフィル
ター(9a)(9b)が設けられた主空気吸込室及び補助空
気吸込室、(10)は主空気吸込室(8a)に設けられた遠
心型送風機、(11a)(11b)は内側空間に相対向して設
けられた熱交換器、(12)は両熱交換器で挟まれた遠心
型送風機(10)の吐出風路、(13a)(13b)は熱交換器
(11a)(11b)と区間板(6)とで挟まれ風向変更板
(14a)(14b)が設けられた空気吹出室、(15)は熱交
換機(11a)(11b)で生じたドレンを受けるドレンパ
ン、(16)は吐出風路(12)に設けられた電気ヒータ、
(17)は区間板(6)と遠心型送風機(10)を支える支
持板、(18)は補助空気吸込室(8b)に設けられた電装
箱、(19)は本体(4)を天井穴(20)から天井(2)
の内部空間(3)に押し込んで天井梁(21)へ吊り下げ
固定するための吊りボルトである。
ーサ(7)付きの断熱発泡体からなる区画板、(8a)
(8b)は外側空間の相対向する空間部分でエアーフィル
ター(9a)(9b)が設けられた主空気吸込室及び補助空
気吸込室、(10)は主空気吸込室(8a)に設けられた遠
心型送風機、(11a)(11b)は内側空間に相対向して設
けられた熱交換器、(12)は両熱交換器で挟まれた遠心
型送風機(10)の吐出風路、(13a)(13b)は熱交換器
(11a)(11b)と区間板(6)とで挟まれ風向変更板
(14a)(14b)が設けられた空気吹出室、(15)は熱交
換機(11a)(11b)で生じたドレンを受けるドレンパ
ン、(16)は吐出風路(12)に設けられた電気ヒータ、
(17)は区間板(6)と遠心型送風機(10)を支える支
持板、(18)は補助空気吸込室(8b)に設けられた電装
箱、(19)は本体(4)を天井穴(20)から天井(2)
の内部空間(3)に押し込んで天井梁(21)へ吊り下げ
固定するための吊りボルトである。
そして、化粧パネル(5)には両空気吸込室(8a)
(8b)と夫々連通する主及び補助の吸込口(22a)(22
b)が相対向する両辺に、空気吹出室(13a)(13b)と
夫々連通する吹出口(23a)(23b)が相対向する他の両
辺に設けられている。
(8b)と夫々連通する主及び補助の吸込口(22a)(22
b)が相対向する両辺に、空気吹出室(13a)(13b)と
夫々連通する吹出口(23a)(23b)が相対向する他の両
辺に設けられている。
本発明の天井埋込型空気調和機は以上の如く構成され
ており、遠心型送風機(10)の運転により、主吸込口
(22a)から吸入された主空気流はエアーフィルター(9
a)を通って主空気吸込室(8a)に、且つ補助吸込口(2
2b)から吸入された補助空気流はエアーフィルター(9
b)を通って補助空気吸込室(8b)に夫々導かれ、この
補助空気流は本体の天壁及び両側壁と区画板(6)との
間の外側通路(24a)(24b)(24c)を流れて主空気吸
込室(8a)に導かれる。そして、この主空気吸込室(8
a)において主空気流と補助空気流とが混合して遠心型
送風機(10)のノズル口(25)より吸込まれ、この吸込
まれた空気流は吐出風路(12)へ吐出され、暖房時には
電気ヒータ(16)で加熱される。然る後、この吐出風路
(12)から分配されて熱交換機(11a)(11b)を通過す
る際、熱交換機(11a(11b)で冷房時には冷却され、暖
房時には加熱された後、空気吹出室(13a)(13b)に導
かれ、吹出口(23a)(23b)から夫々室内へ吹出され
る。
ており、遠心型送風機(10)の運転により、主吸込口
(22a)から吸入された主空気流はエアーフィルター(9
a)を通って主空気吸込室(8a)に、且つ補助吸込口(2
2b)から吸入された補助空気流はエアーフィルター(9
b)を通って補助空気吸込室(8b)に夫々導かれ、この
補助空気流は本体の天壁及び両側壁と区画板(6)との
間の外側通路(24a)(24b)(24c)を流れて主空気吸
込室(8a)に導かれる。そして、この主空気吸込室(8
a)において主空気流と補助空気流とが混合して遠心型
送風機(10)のノズル口(25)より吸込まれ、この吸込
まれた空気流は吐出風路(12)へ吐出され、暖房時には
電気ヒータ(16)で加熱される。然る後、この吐出風路
(12)から分配されて熱交換機(11a)(11b)を通過す
る際、熱交換機(11a(11b)で冷房時には冷却され、暖
房時には加熱された後、空気吹出室(13a)(13b)に導
かれ、吹出口(23a)(23b)から夫々室内へ吹出され
る。
このように、遠心型送風機(10)の運転により区画板
(6)の外側の通路(24a)(24b)(24c)を熱交換器
(11a)(11b)で冷却される前の室内空気が通るので、
断熱材(1)の厚さを薄くしても本体(4)の外壁に天
井(2)の内部空間(3)の高温多湿空気が触れて結露
する虞れはない。
(6)の外側の通路(24a)(24b)(24c)を熱交換器
(11a)(11b)で冷却される前の室内空気が通るので、
断熱材(1)の厚さを薄くしても本体(4)の外壁に天
井(2)の内部空間(3)の高温多湿空気が触れて結露
する虞れはない。
尚、上記実施例で遠心型送風機(10)を1個しか用い
なかったが、外側通路(24a)(24b)(24c)を通る補
助空気流の量を多く確保するために補助空気吸込室(8
b)に補助送風機を設けても良い。
なかったが、外側通路(24a)(24b)(24c)を通る補
助空気流の量を多く確保するために補助空気吸込室(8
b)に補助送風機を設けても良い。
(ト)発明の効果 本発明によれば、天井の内部に設置される本体内を区
画板で内外二重の空間を仕切り、この外側通路に熱交換
機で冷却される前の補助吸込空気流を流すようにしたの
で、外側通路を均一に流れる補助吸込空気流で本体の外
側に天井内部の高温多湿空気が触れて結露するのを確実
に防止することができると共に、結露防止を果たした補
助吸込空気も主吸込空気と共に熱交換器で冷却されて室
内へ吹き出され、冷却効果を高めることができる。しか
も、化粧パネルの相対向する二辺に空気吸込口が、且つ
相対向する他の二辺に空気吹出口が設けられているた
め、吹出空気が吸込口へ再び吸込まれる、所謂エアーシ
ョートの発生を防止することができる。
画板で内外二重の空間を仕切り、この外側通路に熱交換
機で冷却される前の補助吸込空気流を流すようにしたの
で、外側通路を均一に流れる補助吸込空気流で本体の外
側に天井内部の高温多湿空気が触れて結露するのを確実
に防止することができると共に、結露防止を果たした補
助吸込空気も主吸込空気と共に熱交換器で冷却されて室
内へ吹き出され、冷却効果を高めることができる。しか
も、化粧パネルの相対向する二辺に空気吸込口が、且つ
相対向する他の二辺に空気吹出口が設けられているた
め、吹出空気が吸込口へ再び吸込まれる、所謂エアーシ
ョートの発生を防止することができる。
第1図は本発明の実施例を示す天井埋込型空気調和機の
縦断面図、第2図は第1図のII−II線で切断した天井埋
込型空気調和機の断面図である。 (2)……天井、(4)……本体、(5)……化粧パネ
ル、(6)……区画板、(8a)(8b)……空気吸込室、
(10)……送風機、(11a)(11b)……熱交換器、(1
2)……吐出風路、(13a)(13b)……空気吹出室、(2
2a)(22b)……吸込口、(23a)(23b)……吹出口。
縦断面図、第2図は第1図のII−II線で切断した天井埋
込型空気調和機の断面図である。 (2)……天井、(4)……本体、(5)……化粧パネ
ル、(6)……区画板、(8a)(8b)……空気吸込室、
(10)……送風機、(11a)(11b)……熱交換器、(1
2)……吐出風路、(13a)(13b)……空気吹出室、(2
2a)(22b)……吸込口、(23a)(23b)……吹出口。
Claims (1)
- 【請求項1】天井の内部に設置される本体と、この本体
に天井から露出して取り付けられる化粧パネルとから構
成され、前記本体にはこの本体内を内外二重の空間に仕
切る区画板を設けてこの外側空間の相対向する空間部分
を空気吸込室とし、この両空気吸込室の少なくとも一方
に送風機を設けると共に、前記内側の空間には相対向す
る熱交換器を設けてこの両熱交換器で挾まれた空間を前
記送風機の吐出風路とする一方、この熱交換器と前記区
画板とで挾まれた2つの空間を空気吹出室とし、前記化
粧パネルには前記空気吸込室と夫々連通する2つの吸込
口と、前記空気吹出室と夫々連通する2つの吹出口を設
けたことを特徴とする天井埋込型空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62238495A JP2557660B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 天井埋込型空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62238495A JP2557660B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 天井埋込型空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6484034A JPS6484034A (en) | 1989-03-29 |
JP2557660B2 true JP2557660B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=17031099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62238495A Expired - Lifetime JP2557660B2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 天井埋込型空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557660B2 (ja) |
-
1987
- 1987-09-22 JP JP62238495A patent/JP2557660B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6484034A (en) | 1989-03-29 |
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