JPH10220807A - 低床二重床を利用した空調システム - Google Patents

低床二重床を利用した空調システム

Info

Publication number
JPH10220807A
JPH10220807A JP9168739A JP16873997A JPH10220807A JP H10220807 A JPH10220807 A JP H10220807A JP 9168739 A JP9168739 A JP 9168739A JP 16873997 A JP16873997 A JP 16873997A JP H10220807 A JPH10220807 A JP H10220807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
window
floor
conditioning system
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9168739A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouichi Futaki
二木絋一
Takayuki Akimoto
秋元孝之
Takashi Fukumura
福村貴司
Yoshihisa Takebayashi
竹林芳久
Yukiaki Uchikawa
内川幸昭
Teruo Origasa
折笠輝雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP9168739A priority Critical patent/JPH10220807A/ja
Publication of JPH10220807A publication Critical patent/JPH10220807A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0043Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements
    • F24F1/005Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements mounted on the floor; standing on the floor

Abstract

(57)【要約】 【課題】窓側の空間での快適な空調環境を達成する。 【解決手段】多数の給気孔4aを有する低床二重床4
と、該二重床の下部に設けられた給気チャンバ5と、窓
11側の各柱に設けられた柱一体型レタンダクト12
と、各レタンダクトの間に配設された窓カウンタ一体型
空調機13とを備え、前記レタンダクトからのレタン空
気を前記空調機で空調し、空調エアを二重床の下部の給
気チャンバを経て室内に吹き出させると共に、前記空調
機の上部から窓下に吹き出させる構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、低床の二重床
(OAフロア)を利用した空調システムの技術分野に属
する。
【0002】
【従来の技術】従来、二重床の下部の空間を給気用チャ
ンバーとして利用する全面床吹き出し空調が知られてい
る。これを図27により説明する。図中、1は室、2、
3はスラブ、4は二重床、4aは給気孔、5は給気チャ
ンバー、6は天井、6aは還気孔、7は還気チャンバ
ー、AHUは空調機、9は排気用ファン、10はレタン
ダクト、11は窓であり、空調エアは、空調機AHUか
ら給気チャンバー5を経て、二重床4の給気孔4aから
室1内に給気され、室1内で発生する熱を伴う汚染質
を、天井6の排気孔6aから還気チャンバー7に向けて
押し出すように排気し、居住者Mを常に新しい給気で包
み込む方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オフィスビ
ルの改修では二重床(配線を床下に埋設するOAフロ
ア)が要望される傾向にあり、この場合、上記した全面
床吹き出し空調を採用すれば、天井埋込ダクト吹きによ
る空調方式によるダクト、冷媒配管、ドレン配管を大幅
に削減することが可能となる。
【0004】一方、改修の対象となるオフィスビルは天
井高さが低い(2,600〜2,650mm程度)こと
が多く、その場合には低床の二重床(最小高さ80mm
程度)を採用することになる。ところが、全面床吹き出
し空調においては、二重床の最小高さは、奥行き方向の
最遠端までの距離と風量によって決定されるものであ
り、低床の二重床を採用した場合には、空調機から遠く
なる窓側ほど床面から室内へ供給される給気量が小さく
なってしまい、その結果、外気温、日射等の外乱による
負荷の変動の影響を受けやすいペリメータ側の領域(窓
側領域)においては、快適な空調環境を維持することが
困難であるという問題を生じてしまう。
【0005】また、窓から離れた執務領域であるインテ
リア側の領域においては、二重床の下部の空間に電話線
や電源コード等のケーブルが多く配線されるため、この
ケーブルが気流の障害となって均一な空気分布が得られ
ないという問題を有している。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、窓側の空間での快適な空調環境を達成するこ
とができる低床二重床を利用した空調システムを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1記載
の発明は、多数の給気孔4aを有する低床二重床4と、
該二重床の下部に設けられた給気チャンバ5と、窓11
側の各柱に設けられた柱一体型レタンダクト12と、各
レタンダクトの間に配設された窓カウンタ一体型空調機
13とを備え、前記レタンダクトからのレタン空気を前
記空調機で空調し、空調エアを二重床の下部の給気チャ
ンバを経て室内に吹き出させると共に、前記空調機の上
部から窓下に吹き出させることを特徴とし、請求項2記
載の発明は、請求項1において、上記空調機は、冷却又
は加熱用の熱交換器24、給気用ファン25及び床下吹
出風量と窓下吹出風量を調節するダンパー31、45
a、45bとを備えたことを特徴とし、請求項3記載の
発明は、請求項1において、上記空調機は、冷却又は加
熱用の熱交換器24、床下吹出用給気ファン25a及び
窓下吹出用給気ファン25bとを備えたことを特徴と
し、請求項4記載の発明は、請求項2、3において、冷
却又は加熱用の熱交換器がレタン空気を空調する主熱交
換器24aと、窓下吹出エアを空調する副熱交換器24
bに分割されていることを特徴とし、請求項5記載の発
明は、多数の給気孔4aを有する低床二重床4と、該二
重床の下部に設けられた給気チャンバ5と、窓11側の
各柱に設けられた柱一体型レタンダクト12と、各レタ
ンダクトの間に配設された窓カウンタ一体型空調機13
とを備え、前記窓カウンタ一体型空調機は、前記レタン
ダクトからのレタン空気を空調して前記給気チャンバに
送風するメインファン34と、レタン空気を空調しない
で前記給気チャンバに送風するバイパスファン36とを
有し、メインファン及びバイパスファンからの空気を混
合して給気チャンバを経て室内に吹き出させると共に、
メインファンにより空調された空気又は前記バイパスフ
ァンにより空調されない空気を空調機の上部から窓下に
吹き出させることを特徴とし、請求項6記載の発明は、
請求項5において、上記空調機は、冷却又は加熱用の熱
交換器24とメインファン34を有する2台のメインフ
ァンユニット13と、2台のメインファンユニット間に
配設されたバイパスファンユニット50とからなること
を特徴とし、請求項7記載の発明は、請求項1〜6にお
いて、窓下吹出空気を、夏期においては室内側に向けて
吹き出させ、冬季においては窓面に向けて吹き出せるこ
とを特徴とし、請求項8記載の発明は、請求項1〜7に
おいて、上記窓カウンタ一体型空調機の上面全面にわた
って窓下吹出口26aを設け、該窓下吹出口の下部に吹
出チャンバー8を形成し、吹出チャンバーに流入した空
調エアが窓下吹出口から均一に吹き出されるように構成
したことを特徴とし、請求項9記載の発明は、請求項1
〜8において、上記二重床の下部に区画形成部材15を
設け、室の窓側から離れた空間には、前記空調機とは別
の空調機16から直接、室内に給気することを特徴と
し、請求項10記載の発明は、請求項1〜9において、
室内に室温センサT3を設け、窓近傍に輻射及びコール
ドドラフトセンサT4を設け、室温センサにより床下吹
出風量v1及び床下吹出温度t1を制御し、輻射及びコー
ルドドラフトセンサにより窓下吹出風量v2を制御する
ことを特徴とし、請求項11記載の発明は、請求項4に
おいて、室内に室温センサT3を設け、窓近傍に輻射及
びコールドドラフトセンサT4を設け、室温センサによ
り床下吹出風量v1及び床下吹出温度t1を制御し、輻射
及びコールドドラフトセンサにより窓下吹出風量v2
び窓下吹出温度t2を制御することを特徴とし、請求項
12記載の発明は、請求項10、11において、室温と
輻射及びコールドドラフトの差ΔTRにより窓下吹出風
量v2又は窓下吹出温度t2を制御することを特徴とす
る。なお、上記構成に付加した番号は、本発明の理解を
容易にするために図面と対比させるもので、これにより
本発明が何ら限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1〜図4は、本発明の低床二
重床を利用した空調システムの1実施形態を示し、図1
は模式的断面図、図2は図1の窓カウンタ一体型空調機
を示し、図2(A)は斜視図、図2(B)は模式的断面
図、図3及び図4は、図1の柱一体型レタンダクトの例
を示す図である。
【0009】図1において、室1は、上下のスラブ2、
3の間に形成され、室1の下部にはOAフロアである低
床の二重床4が配設され、上部には天井6が配設されて
いる。室1の窓11側の各柱には、柱一体型レタンダク
ト12が配設され、各レタンダクト12の間に窓カウン
タを兼用する窓カウンタ一体型空調機13が配設されて
いる。この空調機13は、中央熱源式冷温水供給方式の
空調機若しくは冷暖房兼用のヒートポンプ式空調機であ
る。また、窓11の上部には窓上レタンダクト14が配
設され、柱一体型レタンダクト12に連通されている。
なお、窓上レタンダクト14をブラインドボックスと兼
用してもよい。
【0010】二重床4の下部で室1の中間部に対応する
位置には、ロックウール等からなる区画形成部材15が
配設され、この区画形成部材15よりペリメータ側の領
域P(窓側の空間)の二重床4には、多数の給気孔4a
が形成され、二重床4の下部に給気チャンバー5が形成
されている。二重床4の上面には通気性のタイルカーペ
ットが敷設される。また、区画形成部材15よりインテ
リア側の領域I(窓側から離れた執務空間)の二重床4
の下部は通常の配線スペースとする。室1のインテリア
側の領域I側には、吹出ユニット16が配設され、吹出
ユニット16は、機械室17側に設けられたインテリア
用空調機18に接続されている。このインテリア用空調
機18も中央熱源式冷温水供給方式の空調機若しくは冷
暖房兼用のヒートポンプ式空調機である。なお、19、
20は還気口、21はヒートポンプ式空調機の場合にお
ける外気と熱源側熱交換器を熱交換させるための外気取
入口である。
【0011】図2(A)には、柱22の回りに一体に形
成された柱一体型レタンダクト12と、各レタンダクト
12の間に配設された窓カウンタ一体型空調機13が示
されている。この空調機13は、図2(B)に示すよう
に、冷却兼加熱用の室内側熱交換器24、給気用ファン
25及びダンパー31を有し上部及び下部に窓下吹出口
26a、床下吹出26bが形成されている。そして、室
内側熱交換器24により冷却または加熱された空調エア
は、ダンパー31の制御により窓下吹出口26aから図
1に示す室内のペリメータ領域Pに給気され、床下吹出
口26bから図1に示す給気チャンバー5に給気され
る。施工については、図示しないサッシ枠、窓カウンタ
23を含めた一体施工により省力化が可能となる。
【0012】図3(A)は、図1の柱一体型レタンダク
ト12の例を示し、H型鋼からなる柱22の周囲には耐
火被覆27が施工され、柱22の4隅に固定された取付
金具28に石膏ボード等からなる化粧パネル29を取り
付け、内部にダクト空間30を形成している。なお、図
3(B)は還気口19を取り付けた状態の例を示してい
る。図4は、図1の柱一体型レタンダクト12の他の例
を示し、コンクリート製の柱22に適用した例を示し、
同様に、柱22の周囲には耐火被覆27が施工され、柱
22の4隅に固定された取付金具28に石膏ボードから
なる化粧パネル29を取り付け、内部にダクト空間30
を形成している。
【0013】上記構成からなる本実施形態の作用につい
て説明する。室1内のペリメータ側の領域Pにおいて
は、窓カウンタ一体型空調機13により床下吹出口26
aから二重床4下部の給気チャンバー5に空調エアを給
気し、給気孔4aからの全面床吹き出しにより空調する
と共に、空調エアの一部は窓カウンター23の窓下吹出
口26aから室内に給気する。この場合、二重床4が低
床であっても、給気チャンバー5は区画形成部材15に
より区画されているため、奥行き方向の吹き出し風量の
分布を均一にすることができる。インテリア側の領域I
においては、空調機18の吹出ユニット16から直接、
空調エアが供給される。
【0014】ペリメータ側の領域Pに給気された空調エ
アは、柱一体型レタンダクト12の上部及び窓上レタン
ダクト14から還気口19を経て柱一体型レタンダクト
12内に吸い込まれ、これにより、夏期の日射により暖
められた窓11から生じる熱流を効率良く吸い込むこと
ができ、また、床下からの吹出気流への影響を減らすこ
とができる。さらに、窓カウンタ一体型空調機13の窓
下吹出口26aから室内に直接給気することにより、柱
一体型レタンダクト12の上部及び窓上レタンダクト1
4からの還気で取り切れなかった夏期の熱流及び日射輻
射、また冬季のコールド・ドラフトの影響を緩和させる
ことができる。また、窓カウンタ一体型空調機13の前
面板の材質を適正に選択することにより、居住者に近い
位置からの冷輻射または温輻射により窓面からの日射及
びコールドドラフトの影響をキャンセルすることができ
る。
【0015】さらに、大規模ビルやOA機器の熱負荷等
の内部発熱が大きく、冬季においてインテリア領域が冷
房で、ペリメータ負荷が小さい場合には、給気用ファン
25のみを運転する通風モードにより、室内上部の暖か
い空気を直接、窓下吹出口26aから吹き出させ、窓ガ
ラス表面温度を上げてコールドドラフトを防止すると同
時に、窓ガラス面で熱交換することにより、その分だけ
インテリア領域での冷房負荷を低減させることができ
る。
【0016】図5は、本発明に係わる窓カウンタ一体型
空調機の他の実施形態を示し、図5(A)は図5(B)
のA−A線に沿う模式的断面図、図5(B)は図5
(A)のB−B線に沿う模式的断面図である。本実施形
態においては、窓カウンタ一体型空調機13の上面全面
にわたって(機械室40の上部を含めて)窓下吹出口2
6aを設け、この窓下吹出口26aの下部に吹出チャン
バー8を形成して、吸入口26cから吹出チャンバー8
に流入した空調エアが窓下吹出口26aから均一に吹き
出されるように構成している。また、吸入口26cと床
下吹出口26bの上流側に風量調整用ダンパー45a、
45bを配設している。ダンパー45a、45bは図示
しない電動モータにより制御される。なお、Cはコンプ
レッサ、Fはフィルタである。
【0017】本実施形態においては、室内側熱交換器2
4の温度制御はコンプレッサCの回転数制御により行
い、窓下吹出口26a及び床下吹出口26bの風量制御
はダンパー45a、45bにより行うことにより、窓下
吹出温度、風量を制御することにより窓面からの日射及
び窓面に沿って下降するコールドドラフトの影響を、外
気環境に応じて適確にキャンセルすることができる。ま
た、窓下吹出口26aを窓全体にわたって形成するた
め、平面的にバラツキのない快適な環境を得ることがで
きる。
【0018】図6は、本発明に係わる窓カウンタ一体型
空調機の他の実施形態を示す模式的斜視図である。本実
施形態においては、室内側熱交換器24を縦置きとし、
窓下吹出口26a及び床下吹出口26b側に2台の給気
用ファン25a、25bを配設している。なお、Dは逆
流防止用ダンパーである。本実施形態においては、給気
用ファン25a、25bの回転数制御により、窓下吹出
口26a及び床下吹出口26bへの風量制御をより適確
に行うことができる。
【0019】図7は、本発明に係わる窓カウンタ一体型
空調機の他の実施形態を示す構成図である。本実施形態
は、図6の変形例を示し、室内側熱交換器を主副2つに
分割し、これら室内側熱交換器24a、24bの上流側
に流量制御弁Q1、Q2を接続し、さらに、コンプレッ
サC、室外側熱交換器G、膨張弁Eに並列に接続してい
る。本実施形態においては、流量制御弁Q1、Q2を制
御することにより、室内側主熱交換器24aを高め(例
えば19℃)に設定し、室内側副熱交換器24bを低め
(例えば16℃)に設定し、窓下吹出温度、風量を適確
に制御することにより窓面からの日射及び窓面に沿って
下降するコールドドラフトの影響を、外気環境に応じて
適確にキャンセルすることができる。なお、本実施形態
の場合、高湿時において室内側副熱交換器24bを除湿
用冷却器として運転させることもできる。
【0020】図8は、図7の変形例を示し、中央熱源式
冷温水供給方式に適用する例を示し、窓下用の室内側副
熱交換器24bを冷温水配管Hに三方弁Sを介して並列
接続し、三方弁Sを制御することにより、室内側主熱交
換器24aを高め(例えば19℃)に設定し、室内側副
熱交換器24bを低め(例えば16℃)に設定し、窓下
吹出温度、風量を適確に制御することにより窓面からの
日射及び窓面に沿って下降するコールドドラフトの影響
を、外気環境に応じて適確にキャンセルすることができ
る。なお、図7及び図8の例は、風量調整用ダンパーを
用いる図5の実施形態にも適用可能である。
【0021】図9及び図10は、本発明の低床二重床を
利用した空調システムの他の実施形態を示し、図9は窓
カウンタ一体型空調機の斜視図、図10は本実施形態の
作用を説明するための図である。
【0022】図9において、窓カウンタ一体型空調機1
3は、カウンタボックス32内を仕切壁32a、32
b、32c、32dにより仕切り、室内側熱交換器24
及びメインファン34を備える第1の送風室35と、バ
イパスファン36を備える第2の送風室37と、第1及
び第2の送風室35、37の間の分配室38と、第3の
送風室39と、室外側熱交換器、コンプレッサ等が収納
された機械室40とを形成している。メインファン34
及びバイパスファン36はクロスフローファン又はシロ
ッコファンを採用する。仕切壁32a〜32dには、開
口41〜44が形成され、仕切壁32a、32bにはダ
ンパ45、46が装着されている。第3の送風室39の
上面には窓下吹出口26aが設けられている。
【0023】上記構成からなる本実施形態の作用につい
て説明する。柱一体型レタンダクト12から環流される
空気は、開口49、42、41を経て室内側熱交換器2
4で冷却又は加熱され、メインファン34により、図1
の二重床4下部の給気チャンバー5に流れると共に、開
口49に流入した空気の一部は、開口44を経てバイパ
スファン36により給気チャンバー5に流れる。従っ
て、給気チャンバー5においては、メインファン34に
より空調された空気と、バイパスファン36により空調
されない空気が混合され、適度な温度となって室内に吹
き出される。
【0024】また、夏期にはダンパ45を開きダンパ4
6を閉じて、メインファン34により空調された空気
を、開口43を経て第3の送風室39の吹出口47から
室内に直接、吹き出すようにすると共に、図10(A)
に示すように、窓下吹出口26aの風向調節板26dを
室内側に向けて、冷風を室内寄りに吹き出させ冷風によ
るエアバリアにより窓11面で発生する熱流及び日射輻
射の影響を緩和させるようにしている。
【0025】冬季には、ダンパ45を閉じダンパ46を
開いて、バイパスファン36により空調されない空気
を、開口43を経て第3の送風室39の吹出口47から
室内に直接、吹き出すようにすると共に、図10(B)
に示すように、窓下吹出口26aの風向調節板26dを
窓側に向けて、温風を窓面に吹き出させ温風によるエア
バリアにより窓11面で発生するコールド・ドラフトの
影響を緩和させるようにする。
【0026】なお、風向調節板26dが窓下吹出口26
aに一体に形成されているタイプの場合には、窓下吹出
口26aを取り外して風向調節板26dの向きを変える
ようにしてもよいし、風向調節板26dを窓下吹出口2
6aに回動自在に設け、ダンパ45、46と連動して自
動的に切り換えるようにしてもよい。また、中間期にお
いて湿度をとるために、バイパスファン36を最大風量
にしメインファン34を小風量にして混合するようにし
てもよい。
【0027】図11及び図12は、図9の窓カウンタ一
体型空調機13の変形例を示す模式的平面図である。図
11の例においては、バイパスファン36から吹き出さ
れるバイパス空気とメインファン34から吹き出される
空調空気が交叉するように設置することにより、給気チ
ャンバ5内での空調空気とバイパス空気との混合を促進
させ、室内への吹出温度を均一化するようにしている。
図12の例においてはメインファン34を横向きに設置
し、空調機13内で空調空気とバイパス空気を混合さ
せ、室内への吹出温度を均一化するようにしている。
【0028】図13は、本発明の低床二重床を利用した
空調システムの他の実施形態を示す斜視図である。本実
施形態においては、柱一体型レタンダクト12から環流
される空気を開口49を経て、室内側熱交換器24で冷
却又は加熱させ、メインファン34により、図1の二重
床4下部の給気チャンバー5に流すと共に、開口49に
流入した空気の一部をバイパスファン36により給気チ
ャンバー5に流すようにしている。従って、簡単な構成
でメインファン34により空調された空気と、バイパス
ファン36によりリターン空気が混合され、適度な温度
となって室内に吹き出される。
【0029】図14は、本発明の低床二重床を利用した
空調システムの他の実施形態を示す斜視図である。本実
施形態は図6の変形例を示し、室内側熱交換器24の側
部にバイパスダクト36aを設け、このバイパスダクト
36a内に風量調整用ダンパー36bを設けている。
【0030】図15は、本発明の低床二重床を利用した
空調システムの他の実施形態を示す斜視図である。本実
施形態においては、柱一体型レタンダクト12の間に配
設される2台の空調機13、13と、この2台の空調機
13、13(メインファンユニット)の間に配設される
バイパスファンユニット50から構成されている。メイ
ンファンユニット13とバイパスファンユニット50の
上面には吹出口26aが形成されている。バイパスファ
ンユニット50は、リターンダクト12aに接続された
バイパスファン36と、バイパスファン36から吹き出
される空気を上下に分配するダンパー51、52が配設
されている。柱一体型レタンダクト12からのリターン
エアは、リターンダクト12bを通って空調機13の室
内側熱交換器24を経てメインファン34により二重床
4下部の給気チャンバー5に給気され、また、ダンパー
51、52の制御によりリターンダクト12aを通って
バイパスファン36により窓下吹出口26aから室内に
吹き出されると共に、二重床4下部の給気チャンバー5
に給気される。チャンバー5内に給気された空調空気と
バイパス空気は区画形成部材15(図1)により反転さ
れ両者は良好に混合され室内に吹き出される。
【0031】以上説明した空調システムは、装置の観点
から見ると、 床下兼窓下用の給気ファン1台+熱交換器1台+ダン
パー1個(図2B) 床下兼窓下用の給気ファン1台+熱交換器1台+ダン
パー2個(図5) 床下用と窓下用の給気ファン2台+熱交換器1台(図
6) 床下用と窓下用の給気ファン2台+主副熱交換器2台
(図7、図8) メインファンとバイパスファン計2台+熱交換器1台
+ダンパー2個(図9) メインファン2台とバイパスファン2台+熱交換器2
台+ダンパー2個(図15)の6方式に分けられる。
【0032】次に、本発明における空調システムの温度
制御の1実施形態について説明する。なお、以下の実施
形態は上記の方式に適用する例であるが、〜の方
式についても該当部分の制御を省略することにより(例
えば副熱交換器がない場合にはその制御を省略する)適
用可能である。
【0033】図16(A)は、温度センサの設置位置を
示し、空調機13の床下吹出側には床下吹出温度センサ
1が設けられ、窓下吹出側には窓下吹出温度センサT2
が設けられ、ペリメータ領域には、床下から1.1〜
1.5mの高さに室内温度センサT3が設けられ、空調
機13の上部カウンタの裏面、表面または窓近傍の柱等
にには日射による輻射およびコールドドラフト温度を検
出する輻射及びコールドドラフト温度センサT4が設け
られている。図16(B)は制御対象を示し、床下吹出
風量v1、床下吹出温度t1、窓下吹出風量v2、窓下吹
出温度t2を制御するものである。
【0034】図17は、本発明に係わる制御系の構成図
である。輻射及びコールドドラフト温度T4、室温T3
検出値は、窓下吹出風量・吹出温度設定部に送られ、両
者の差に基づいて窓下吹出風量v2、窓下吹出温度t2
設定され、窓下吹出風量v2に基づいてファン回転数又
はダンパー開度の制御が行われる。また、室温T3の検
出値は、床下吹出風量・吹出温度設定部に送られ、床下
吹出風量v1、床下吹出温度t1が設定され、床下吹出風
量v1に基づいてファン回転数又はダンパー開度の制御
が行われる。主熱交換器温度制御部は、設定された床下
吹出温度t1と検出された床下吹出温度T1に基づいて主
熱交換器の冷媒量又は冷温水量の制御を行い、副熱交換
器温度制御部は、設定された窓下吹出温度t2と検出さ
れた窓下吹出温度T2に基づいて副熱交換器の冷媒量又
は冷温水量の制御を行う。
【0035】図18は、夏期冷房時の温度制御フロー
図、図19及び図20は、図18の温度制御方法の例を
説明するための図である。先ず、ステップS1で、室温
目標値SP=t3を入力し、ステップS2でセンサT1
2、T3、T4の検出値を読込、ステップS3で窓下と
室内の温度差ΔTR=T4−T3を計算する。立上がり時
には、ステップS7で、各目標値SPの設定を行う。す
なわち、床下吹出温度t1は図19(A)に示すように
f(T3)とし、床下吹出風量v1は最大出力とし、窓下
吹出温度t2、窓下吹出風量v2は出力しないで全量床下
吹出とし、立上げ時間α(例えば20分)だけ運転する
ように設定する。また、通常時は、ステップS5で、各
目標値SPの設定を行う。すなわち、床下吹出温度t1
及び床下吹出風量v1は図19(A)に示すようにf
(T3)とし、窓下吹出温度t2及び窓下吹出風量v2
図19(B)に示すようにf(ΔTR)となるように設
定し、輻射の影響による窓面の温度上昇を防止する。
【0036】なお、図19(A)の例においては、室温
3が目標値SP=t3からあまりずれていない場合、床
下吹出風量v1は最低風量を維持し、床下吹出温度t1
みを下げるようにして、足冷えを防止するようにしてい
る。
【0037】ステップS8において、上記各目標値に応
じて機器を制御する。すなわち、床下吹出温度t1は、
図20(A)に示すように主熱交換器24aの冷媒量ま
たは冷水量の制御を行い(具体的にはコンプレッサの回
転数、冷媒又は冷水の流量制御弁Q1、Q2、Sを制御す
る)、床下吹出風量v1はファン25aの回転数又はダ
ンパー45bの開度を制御する。また、窓下吹出温度t
2は、図20(B)に示すように副熱交換器24bの冷
媒量または冷水量の制御を行い(具体的にはコンプレッ
サの回転数、冷媒又は冷水の流量制御弁Q1、Q2、Sを
制御する)、窓下吹出風量v2はファン25bの回転数
又はダンパー45aの開度を制御する。
【0038】図21は、冬季暖房時の温度制御フロー
図、図22及び図23は、図21の温度制御方法の例を
説明するための図である。先ず、ステップS1で、室温
目標値SP=t3を入力し、ステップS2でセンサT1
2、T3、T4の検出値を読込、ステップS3で窓下と
室内の温度差ΔTR=T4−T3を計算する。立上がり時
には、ステップS7で、各目標値SPの設定を行う。す
なわち、床下吹出温度t1及び床下吹出風量v1は最大出
力とし、窓下吹出温度t2、窓下吹出風量v2は出力しな
いで全量床下吹出とし、室温目標値t3よりk℃(例え
ば2℃)低い値になるまで運転するように設定する。ま
た、通常時は、ステップS5で、各目標値SPの設定を
行う。すなわち、床下吹出温度t1及び床下吹出風量v1
は図22(A)に示すようにf(T3)とし、窓下吹出
温度t2及び窓下吹出風量v2は図22(B)に示すよう
にf(ΔTR)となるように設定し、コールドドラフト
の影響による窓面の温度低下を防止する。
【0039】ステップS8において、上記各目標値に応
じて機器を制御する。すなわち、床下吹出温度t1は、
図23(A)に示すように主熱交換器24aの冷媒量ま
たは冷水量の制御を行い(具体的にはコンプレッサの回
転数、冷媒又は冷水の流量制御弁Q1、Q2、Sを制御す
る)、床下吹出風量v1はファン25aの回転数又はダ
ンパー45bの開度を制御する。また、窓下吹出温度t
2は、図23(B)に示すように副熱交換器24bの冷
媒量または冷水量の制御を行い(具体的にはコンプレッ
サの回転数、冷媒又は冷水の流量制御弁Q1、Q2、Sを
制御する)、窓下吹出風量v2はファン25bの回転数
又はダンパー45aの開度を制御する。
【0040】図24は、中間期の温度制御フロー図、図
25は、図24の温度制御方法の例を説明するための図
である。冷房時との相違は、通常時における目標値SP
の設定において、窓下吹出温度t2を制御せず(副熱交
換器24bを使用しない)従って床下吹出温度t1と同
一になるようにする点である。これにより省エネ効果を
果たすことができる。
【0041】図26は、本発明における空調システムの
温度制御の他の実施形態を示すフロー図である。なお、
本実施形態は上記、の方式に適用する例であり、図
9に示すように、制御対象は、メイン側床下吹出風量v
1M、床下吹出温度t1、バイパス側床下吹出風量v1B
窓下吹出風量v2である。
【0042】先ず、ステップS1で、室温目標値SP=
3を入力し、ステップS2でセンサT1、T2、T3、T
4の検出値を読込、ステップS3で窓下と室内の温度差
ΔTR=T4−T3を計算する。ステップS4で、各目標
値SPの設定を行う。すなわち、メイン側床下吹出温度
1及び床下吹出風量v1Mはf(T3)とし、バイパス側
床下吹出風量v1Bはf(T3、t1、v1M)とし、窓下吹
出風量v2はf(ΔTR)となるように設定し、輻射又は
コールドドラフトの影響を防止する。
【0043】ステップS5において、上記各目標値に応
じて機器を制御する。すなわち、メイン側床下吹出温度
1は、熱交換器24の冷媒量または冷水量の制御を行
い(具体的にはコンプレッサの回転数、冷媒又は冷水の
流量制御弁を制御する)、メイン側床下吹出風量v1
メインファン34の回転数と夏期におけるダンパー45
の開度を制御する。また、バイパス側床下吹出風量v1B
は、バイパスファン36の回転数と冬季におけるダンパ
ー46の開度を制御する。窓下吹出風量v2は、夏期に
おいてはメインファン34の回転数とダンパー45の開
度を、冬季においてはバイパスファン36の回転数とダ
ンパー46の開度を制御する。
【0044】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、窓
下と室内の温度差ΔTRにより窓下吹出風量と温度を制
御するようにしているが、輻射及びコールドドラフト温
度T4のみにより制御するようにしてもよい。また、上
記実施形態においては床下吹出風量を制御するようにし
ているが、床下吹出風量を定風量としてもよく、その場
合には、省エネ効果は劣るが制御が簡単でかつ環境的に
は優れたシステムとなる。さらに、最も簡単なシステム
として、輻射及びコールドドラフト温度センサを設けな
いで、人間の感覚で窓下吹出風量を手動で調節(吹出口
を蓋で開閉、又はダンパーで開度調節)するようにして
もよい。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、窓側空間の熱負荷の大部分は、柱上あるいは
窓上からの排気と窓カウンタ一体型空調機から室内への
直接吹出によって処理されるため、床下への給気を最低
限の風量とすることができ、これにより低床の二重床で
あっても全面床吹出空調システムを用いることができ
る。その結果、窓上からの排気で取り切れなかった夏期
の熱流及び日射輻射、また、冬季のコールドドラフトを
緩和することができ、ペリメータ側の領域での快適な空
調環境を達成することができる。
【0046】また、改修工事はもとより新築工事におい
ても、低床の二重床を利用することができれば、その階
高を低く抑えることができるため、全体の工事費を低減
させることができる。さらに、建築と設備を総合した形
(内装・外装と空調)の工事が可能となり、また、ダク
ト、冷媒配管、ドレン配管を大幅に削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低床二重床を利用した空調システムの
1実施形態を示す模式的断面図である。
【図2】図1の窓カウンタ一体型空調機を示し、図2
(A)は斜視図、図2(B)は模式的断面図である。
【図3】図1の柱一体型レタンダクトの例を示し、図3
(A)は断面図、図3(B)は還気口の斜視図である。
【図4】図1の柱一体型レタンダクトの他の例を示す断
面図である。
【図5】本発明に係わる窓カウンタ一体型空調機の他の
実施形態を示し、図5(A)は図5(B)のA−A線に
沿う模式的断面図、図5(B)は図5(A)のB−B線
に沿う模式的断面図である。
【図6】本発明に係わる窓カウンタ一体型空調機の他の
実施形態を示す模式的斜視図である。
【図7】本発明に係わる窓カウンタ一体型空調機の他の
実施形態を示す構成図である。
【図8】本発明に係わる窓カウンタ一体型空調機の他の
実施形態を示す構成図である。
【図9】本発明の低床二重床を利用した空調システムの
他の実施形態を示し、窓カウンタ一体型空調機の斜視図
である。
【図10】図9の実施形態の作用を説明するための図で
ある。
【図11】図9の窓カウンタ一体型空調機の変形例を示
す模式的平面図である。
【図12】図9の窓カウンタ一体型空調機の変形例を示
す模式的平面図である。
【図13】本発明の低床二重床を利用した空調システム
の他の実施形態を示す斜視図である。
【図14】本発明の低床二重床を利用した空調システム
の他の実施形態を示す斜視図である。
【図15】本発明の低床二重床を利用した空調システム
の他の実施形態を示す斜視図である。
【図16】図16(A)は温度センサの設置位置を示す
図、図16(B)は制御対象を示す図である。
【図17】本発明に係わる制御系の構成図である。
【図18】夏期冷房時の温度制御フロー図である。
【図19】図18の温度制御方法の例を説明するための
図である。
【図20】図18の温度制御方法の例を説明するための
図である。
【図21】冬季暖房時の温度制御フロー図である。
【図22】図21の温度制御方法の例を説明するための
図である。
【図23】図21の温度制御方法の例を説明するための
図である。
【図24】中間期の温度制御フロー図である。
【図25】図24の温度制御方法の例を説明するための
図である。
【図26】本発明における空調システムの温度制御の他
の実施形態を示すフロー図である。
【図27】従来の空調方式を説明するための模式的断面
図である。
【符号の説明】
4…低床二重床、4a…給気孔 5…給気チャンバ 11…窓 12…柱一体型レタンダクト 13…窓カウンタ一体型空調機 15…区画形成部材 24…熱交換器 25…給気用ファン 31…ダンパー 34…メインファン 36…バイパスファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹林芳久 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 内川幸昭 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 折笠輝雄 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の給気孔を有する低床二重床と、該二
    重床の下部に設けられた給気チャンバと、窓側の各柱に
    設けられた柱一体型レタンダクトと、各レタンダクトの
    間に配設された窓カウンタ一体型空調機とを備え、前記
    レタンダクトからのレタン空気を前記空調機で空調し、
    空調エアを二重床の下部の給気チャンバを経て室内に吹
    き出させると共に、前記空調機の上部から窓下に吹き出
    させることを特徴とする低床二重床を利用した空調シス
    テム。
  2. 【請求項2】上記空調機は、冷却又は加熱用の熱交換
    器、給気用ファン及び床下吹出風量と窓下吹出風量を調
    節するダンパーとを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の低床二重床を利用した空調システム。
  3. 【請求項3】上記空調機は、冷却又は加熱用の熱交換
    器、床下吹出用給気ファン及び窓下吹出用給気ファンと
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の低床二重床を
    利用した空調システム。
  4. 【請求項4】冷却又は加熱用の熱交換器がレタン空気を
    空調する主熱交換器と、窓下吹出エアを空調する副熱交
    換器に分割されていることを特徴とする請求項2又は請
    求項3記載の低床二重床を利用した空調システム。
  5. 【請求項5】多数の給気孔を有する低床二重床と、該二
    重床の下部に設けられた給気チャンバと、窓側の各柱に
    設けられた柱一体型レタンダクトと、各レタンダクトの
    間に配設された窓カウンタ一体型空調機とを備え、前記
    窓カウンタ一体型空調機は、前記レタンダクトからのレ
    タン空気を空調して前記給気チャンバに送風するメイン
    ファンと、レタン空気を空調しないで前記給気チャンバ
    に送風するバイパスファンとを有し、メインファン及び
    バイパスファンからの空気を混合して給気チャンバを経
    て室内に吹き出させると共に、メインファンにより空調
    された空気又は前記バイパスファンにより空調されない
    空気を空調機の上部から窓下に吹き出させることを特徴
    とする低床二重床を利用した空調システム。
  6. 【請求項6】上記空調機は、冷却又は加熱用の熱交換器
    とメインファンを有する2台のメインファンユニット
    と、2台のメインファンユニット間に配設されたバイパ
    スファンユニットとからなることを特徴とする請求項5
    記載の低床二重床を利用した空調システム。
  7. 【請求項7】窓下吹出空気を、夏期においては室内側に
    向けて吹き出させ、冬季においては窓面に向けて吹き出
    せることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれ
    かに記載の低床二重床を利用した空調システム。
  8. 【請求項8】上記窓カウンタ一体型空調機の上面全面に
    わたって窓下吹出口を設け、該窓下吹出口の下部に吹出
    チャンバーを形成し、吹出チャンバーに流入した空調エ
    アが窓下吹出口から均一に吹き出されるように構成した
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに
    記載の低床二重床を利用した空調システム。
  9. 【請求項9】上記二重床の下部に区画形成部材を設け、
    室の窓側から離れた空間には、前記空調機とは別の空調
    機から直接、室内に給気することを特徴とする請求項1
    ないし請求項8のいずれかに記載の低床二重床を利用し
    た空調システム。
  10. 【請求項10】室内に室温センサを設け、窓近傍に輻射
    及びコールドドラフトセンサを設け、室温センサにより
    床下吹出風量及び床下吹出温度を制御し、輻射及びコー
    ルドドラフトセンサにより窓下吹出風量を制御すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載
    の低床二重床を利用した空調システム。
  11. 【請求項11】室内に室温センサを設け、窓近傍に輻射
    及びコールドドラフトセンサを設け、室温センサにより
    床下吹出風量及び床下吹出温度を制御し、輻射及びコー
    ルドドラフトセンサにより窓下吹出風量及び窓下吹出温
    度を制御することを特徴とする請求項4記載の低床二重
    床を利用した空調システム。
  12. 【請求項12】室温と輻射及びコールドドラフトの差に
    より窓下吹出風量又は窓下吹出温度を制御することを特
    徴とする請求項10又は請求項11記載の低床二重床を
    利用した空調システム。
JP9168739A 1996-07-08 1997-06-25 低床二重床を利用した空調システム Pending JPH10220807A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9168739A JPH10220807A (ja) 1996-07-08 1997-06-25 低床二重床を利用した空調システム

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17791996 1996-07-08
JP32155696 1996-12-02
JP8-177919 1996-12-02
JP8-321556 1996-12-02
JP9168739A JPH10220807A (ja) 1996-07-08 1997-06-25 低床二重床を利用した空調システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10220807A true JPH10220807A (ja) 1998-08-21

Family

ID=27323057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9168739A Pending JPH10220807A (ja) 1996-07-08 1997-06-25 低床二重床を利用した空調システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10220807A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000055406A (ja) * 1998-08-10 2000-02-25 Shimizu Corp 低床二重床を利用した空調システム
JP2000121099A (ja) * 1998-10-14 2000-04-28 Sumitomo Constr Co Ltd 置換換気式空気調和装置
KR100627402B1 (ko) 2004-12-14 2006-09-21 재단법인서울대학교산학협력재단 환기시스템 및 이를 이용한 환기 및 공기정화가 가능한 바닥복사 냉난방시스템
KR100801171B1 (ko) 2006-11-07 2008-02-05 (주)이씨엘 실내온도 제어방법
JP2019210660A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 ダイキン工業株式会社 送風装置
US11980302B2 (en) 2018-06-01 2024-05-14 Daikin Industries, Ltd. Air blower

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000055406A (ja) * 1998-08-10 2000-02-25 Shimizu Corp 低床二重床を利用した空調システム
JP2000121099A (ja) * 1998-10-14 2000-04-28 Sumitomo Constr Co Ltd 置換換気式空気調和装置
KR100627402B1 (ko) 2004-12-14 2006-09-21 재단법인서울대학교산학협력재단 환기시스템 및 이를 이용한 환기 및 공기정화가 가능한 바닥복사 냉난방시스템
KR100801171B1 (ko) 2006-11-07 2008-02-05 (주)이씨엘 실내온도 제어방법
JP2019210660A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 ダイキン工業株式会社 送風装置
US11980302B2 (en) 2018-06-01 2024-05-14 Daikin Industries, Ltd. Air blower

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11906198B2 (en) Air-conditioning system
JP2008134032A (ja) 空気調和システム
JP4647503B2 (ja) 空調システム
JP7228371B2 (ja) 空調システム
JP4228279B2 (ja) 床吹出し空調システム
JP2021173473A (ja) 全館空調システム
JPH10220807A (ja) 低床二重床を利用した空調システム
JP3152415U (ja) 家屋構造
JP3518015B2 (ja) 換気空調装置
JP2004003866A (ja) 換気空調装置
JPH05141708A (ja) 輻射冷暖房パネル
JPH08210690A (ja) 換気空調装置
JP2989054B2 (ja) ペリメータゾーン用空調設備
JPH0875191A (ja) 空調方法
US3842903A (en) Novel heating,ventilating and air-conditioning system
JP4531201B2 (ja) 空調方法及び空調システム
KR950001472B1 (ko) 건물의 냉난방 및 환기시스템
JPH06323570A (ja) 層階室内の空調方法とその装置
JP2826270B2 (ja) ペリメータ空調負荷低減システム
JP3181743B2 (ja) 空調システム
JP3567421B2 (ja) 低床二重床を利用した空調システム
JP3327376B2 (ja) 躯体蓄熱空調システムの運転制御方法
JPH0812009B2 (ja) 空気調和装置
JPH11218342A (ja) 家屋の空調システム及び空調方法
JPH08136033A (ja) 空気調和装置