JP4210690B2 - 面発光素子 - Google Patents

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Description

本発明は、面発光素子に関する。特に本発明は、生産性が高く、発光出力及び応答特性が良く、かつ発光に必要な順方向電圧の上昇を抑制することができる面発光素子に関する。
近年、高速かつ大容量のデータ通信網の需要が増加している。これに伴い、屋内用又は車載用のデータ通信網として、プラスチック光ファイバー(POF)を用いたデータ通信網が注目されている。このデータ通信網の光源には、高出力かつ高速応答性が求められる。この2つの特性を有する発光素子として、共振器構造を有する面発光素子(例えば発光ダイオード)がある。
共振器構造を有する面発光素子は、活性層を2つの反射層で挟み込むことにより、活性層からの光を活性層に対して垂直方向に共振させる構造(垂直共振器)を有している。垂直共振器構造において、活性層を量子井戸層にすると高速応答性が実現される。また量子井戸層を複数形成することにより発光出力が高くなる。
特許文献1には、活性層を、厚さが薄い単一の量子井戸層として、かつ量子井戸層を挟む2つのバリア層及び量子井戸層に不純物をドーピングすることにより、応答特性を向上させた発光ダイオードが開示されている。
特許文献2には、共振器の長さを発光波長の1/2として、かつ共振器の中央に複数の量子井戸層を設けることにより、共振器内の定在波の腹となる位置に複数の量子井戸層が存在するようにした発光ダイオードが開示されている。この発光ダイオードは、複数の量子井戸層それぞれの両側にトンネルバリア層を有している。そして各対のトンネルバリア層の厚さを他の対のトンネルバリア層のいずれの厚さとも相違している。このようにすることにより、各量子井戸層間のキャリア数の偏りによるキャリア準位の幅広化が抑制され、共振器のQED効果が高まり発光効率が高まる。なお、トンネルバリア層の相互間にはバンドギャップ整合層が形成されている。
特許文献3には、共振器内の定在波の腹となる位置に、発光スペクトルのピーク波長が互いに異なる複数の量子井戸層を共振波長の1/2の間隔で位置させることにより、一つの量子井戸層を超えたキャリアが次の量子井戸層における発光に寄与するようにした、発光効率が高い発光ダイオードが開示されている。
特開2002−111053号公報 特開2000−174328号公報 特開平10−27945号公報
共振器構造を有する面発光素子では、発光出力を向上させるためにはキャリアを量子井戸層に閉じ込める必要があり、量子井戸層の相互間隔を十分長くしていたため、高い発光出力を得られなかった。一方、高い発光出力を得るために複数の定在波の腹に量子井戸層を配置すると、順方向電圧が増大し、かつ応答速度も低下してしまう。
また、特許文献1に開示された発光ダイオードは量子井戸層が一層であり、かつ共振器構造ではないため発光出力が弱い。これを解決するためには量子井戸層を多重にする必要があるが、特許文献1に記載の技術を多重量子井戸層に適用する場合、各層の厚さが薄いため、複数の各バリア層及び量子井戸層それぞれに対して特許文献1のようにドーピング量を調節することは難しい。またドーパントが層の間で相互拡散して発光出力が低下することもある。
また、特許文献2に開示された垂直共振器型発光ダイオードは、複数の量子井戸層を有しているが、各量子井戸層の相互間に位置するバリア層が多層構造になるため、生産性が低下する。また量子井戸層の相互間隔が大きくなるため、応答特性が低下し、かつ発光に必要な順方向電圧が上昇してしまう。
また、特許文献3に開示された垂直共振器型発光ダイオードは、共振器内の定在波の数を増やす必要があるため、共振器を厚く(長く)する必要がある。このため応答特性が低下し、かつ発光に必要な順方向電圧が上昇してしまう。
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、生産性が高く、発光出力及び応答特性が良く、かつ発光に必要な順方向電圧の上昇を抑制することができる面発光素子を提供することにある。
本発明者は鋭意研究を重ねた結果、多重量子井戸層を有する面発光素子において量子井戸層の中心間距離の長さを適正な値にすることにより、バリア層を多層構造にしなくても、発光出力及び応答特性が良く、かつ発光に必要な順方向電圧の上昇を抑制することができるという知見を得た。
上記課題を解決するため、本発明に係る面発光素子は、量子井戸層及びバリア層を交互に積層させた活性層と、
前記活性層の上方及び下方それぞれに配置された反射層と、
を具備する垂直共振型の面発光素子であって、
前記複数の量子井戸層の中心間距離をL、前記面発光素子の発光波長をλ、前記反射層間の距離である共振器の光学長の平均屈折率をnとした場合に、
λ/(15×n)≦L≦λ/(10×n)
であることを特徴とする。
少なくとも一つの前記量子井戸層の禁制帯幅は、他の前記量子井戸層の禁制帯幅とは異なっていてもよい。この場合、前記反射層間の距離が、最も禁制帯幅の小さい前記量子井戸層の発光波長の略1倍、略1.5倍、又は2倍の光学長とするのが好ましい。
前記活性層の中には、前記2つの反射層間に発生する光の定在波の節が位置しておらず、かつ少なくとも一つの前記量子井戸層は、前記定在波の腹の位置に配置されているのが好ましい。ここで定在波の腹とは、電界強度分布が最大値の95%以上となる部分を指す。
この面発光素子によれば、発光出力及び応答特性が良く、かつ発光に必要な順方向電圧の上昇を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1(A)は、本発明の実施形態に係る面発光素子の構造を説明する為の断面図であり、図1(B)は面発光素子の平面図である。図1(A)は図1(B)のA−A断面を示している。図1(B)において15a,15bはダイシングラインを示している。
この面発光素子1は垂直共振型発光ダイオードであり、第1導電型(例えばn型)の基板2の表面上に、第1導電型の第1反射層3、第1導電型の第1クラッド層4、第1導電型の活性層5、第2導電型の第2クラッド層6、薄い第1導電型又はノンドープ(すなわち意図的に不純物を添加しない)の電流狭窄層8、第2導電型(例えばp型)の第2反射層9、及び第2導電型の電極層10をこの順に積層したものである。第1クラッド層4、活性層5、及び第2クラッド層6により垂直共振器を形成するダブルヘテロ接合層7が形成されている。垂直共振器の光学長は、第1反射層3と第2反射層9の距離すなわちダブルヘテロ接合層7の厚みである。ここで、第1クラッド層4、第2クラッド層5内に拡散防止層を配しても良い。
基板2の下面には電極12が形成されており、電極層10上には電極13が形成されている。電極層10及び電極13には光射出用の開口部10aが形成されている。開口部10aの平面形状は、任意の形状(例えば円形、楕円形、又は矩形)とすることができる。また、開口部10aは保護膜14によって被覆されている。保護膜14は、活性層5が発光する光に対して高い透過率を有する材料により形成されており、厚さは、(m・λ)/(4・n)であるのが好ましい。ただし、mは奇数であり、nは保護膜14の屈折率である。
活性層5は発光層であり、多重量子井戸構造を有している。活性層5の構造については、図2を用いて後述する。
電流狭窄層8は開口部8aを有している。開口部8aは電流通路となっており、電極層10を流れる電流は、電流狭窄層8の開口部8aが設けられた領域に狭窄され、開口部の直下の活性層の電流(キャリア)密度を高めることができる。そのため、発光出力が高く、かつ応答速度の速いダイオードとすることができる。また開口部8aは光を射出する窓となっており、電極層10及び電極13に設けられた開口部10aと重なっている。すなわち狭窄された電流が流れる領域である開口部8aが、上記したように光射出用の開口部10aと重なっているため、面発光素子1の発光出力が高くなる。
また、活性層5が第1反射層3及び第2反射層9に挟まれることにより、垂直共振器が形成されている。この垂直共振器内には光の定在波が生じる。すなわち活性層5から下方に射出した光は第1反射層3によって反射される。第1反射層3からの反射光、及び活性層5から上方に射出した光3は第2反射層9に入射する。第2反射層9に入射した光の一部は反射し、定在波を形成する。第2反射層9に入射した光の残りは開口部10aから面発光素子1の外部に射出する。このため、第2反射層9より第1反射層3の反射率を高くするのが好ましい。
ここで、活性層5の中には定在波の節が位置しておらず、かつ少なくとも一つの量子井戸層51が定在波の腹の位置(すなわち電界強度分布が最大値の95%以上となる部分)に配置されているのが好ましい。このようにすると、面発光素子1の発光出力を高くすることができる。また、複数の量子井戸層のうち最も禁制帯幅が小さい量子井戸層が発光する光の波長をλとした場合、2つの反射層間の長さである垂直共振器の光学長は略λ、略1.5λ、又は略2λであるのが好ましい。垂直共振器の光学長を0.5λとすると活性層中にドーパントが拡散し、発光効率が低下するので好ましくない。また、2.5λ以上とすると共振の効果が弱くなり、発光出力が低下するうえ、順方向電圧が増大してしまうため好ましくない。
なお、GaAs基板2とn型第1反射層3の間にn型GaAsバッファー層(図示せず)を設けても良い。この場合、第1反射層3の結晶性を高くすることができる。また、活性層5と第1クラッド層3の間、及び活性層5と第2クラッド層6の間それぞれに、不純物の拡散を防止する拡散防止層を設けてもよい。
図2は、活性層5の構造を説明する為の断面拡大図である。活性層5は、量子井戸層51とバリア層52を交互に複数積層した構造を有している。本図においては量子井戸層51の数は3層である。また、量子井戸層は2層であってもよいし、4層以上であってもよいが、活性層内に定在波の節がないことが発光出力の低下、順方向電圧の増加を抑えることができ好ましい。さらに、量子井戸層51の近接する中心間距離Lは、面発光素子1の発光波長をλ、ダブルヘテロ接合層7の平均屈折率をnとした場合、(1)式を満たしている。
λ/(15×n)≦L≦λ/(10×n)…(1)
だたし、平均屈折率nは、ダブルヘテロ接合層7を構成する各層の屈折率と、活性層5に対する各層の長さの比率の積を合計したものである。例えば屈折率Aの膜の厚さが20nm、屈折率Bの膜の厚さが10nmの平均屈折率n=A×(20/30)+B×(10/30)となる。
量子井戸層51の中心間距離が上記(1)式を満たすことにより、面発光素子1の発光効率及び応答特性の双方がよくなる。Lがλ/(15×n)より小さくなると、量子効果を確保するために必要なバリア層52の厚さを確保できなくなり、発光出力が低下する。また活性層の幅が実質的に広くなってしまい応答特性が低下するおそれもある。またLがλ/(10×n)より大きくなると共振効果が低下することにより発光出力及び応答特性が低下してしまい、かつ発光に必要な順方向電圧が上昇する。なお、Lは、上記式を満たす範囲において、すべての近接する量子井戸層の相互間で同一の値であっても良いし、少なくとも一つが他と異なる値であっても良い。
図3の各図は、量子井戸層51の禁制帯幅を説明する為の図である。図3(A)の例では、3つの量子井戸層51は同一の組成を有しており、それぞれの禁制帯幅が同一である。
図3(B)及び図3(C)の例では3つの量子井戸層51の組成はそれぞれ異なる。そして、図3(B)に示す例では、第2クラッド層6から第1クラッド層4に近づくにつれて量子井戸層51の禁制帯幅が大きくなっている。また図3(C)に示す例では、最も第2クラッド層6に近い量子井戸層51、最も第1クラッド層4に近い量子井戸層51、及び中間に位置する量子井戸層51の順に、禁制帯幅が小さくなっている。すなわち、3つの量子井戸層51の禁制体幅が全て違っている、また図3(D)に示す例では、中間に位置する量子井戸層51の禁制帯幅が最も大きく、かつ第1、第2のクラッド層に最も近い量子井戸層51が同じ禁制体幅となっている。
これらのいずれの場合においても、図3(A)に示す禁制帯幅が同一とした場合と比べ、面発光素子1の発光出力が高くなる。特に、図3(D)に示すように量子井戸層51を配置することで、発光出力を効果的に向上させることが可能となり、垂直共振器の長さを禁制体幅の小さい量子井戸層からを発光する波長のn/2倍(nは正の整数)と略同じとすることでも発光出力を向上させることができる。なお、量子井戸層51の数が2層の場合又は4層以上の場合のいずれにおいても、図3の各図に示した構成を有するのが好ましい。
次に、面発光素子1の製造方法について説明する。まず、基板2上に第1反射層3を形成する。第1反射層3は、例えばMOCVD法又はMBE法を用いることにより、エピタキシャル成長層として形成することができる。基板2がn型のGaAs基板の場合、第1反射層3は、例えばn型のAl1−xGaAs膜(0<x<1)からなる第1ブラッグ反射膜、及びn型のAl1−zGaAs膜(0≦z<1、かつz<x)からなる第2ブラッグ反射膜を交互に積層することにより形成される。
なお、第1反射層3を形成する前に基板2上にバッファー層を形成しても良い。基板2がGaAs基板である場合、バッファー層はGaAs層である。
次いで、第1クラッド層4、活性層5、第2クラッド層6、及び電流狭窄層8を、この順に形成する。これらの層は、例えばMOCVD法又はMBE法を用いることにより、エピタキシャル成長層として形成することができる。
具体的には、第1反射層3がn型のAlGaAs膜(0≦x≦1)で形成される場合、第1クラッド層4はn型のAlGaIn1−x−y膜(0≦x≦1、0≦y≦1、かつ0≦x+y≦1)により形成される。
また、活性層5の量子井戸層51はアンドープのAlGaIn1−x−yP膜(0≦x≦1、0≦y≦1、かつ0≦x+y≦1)により形成され、バリア層52はアンドープのAlGaIn1−x−y膜(0≦x≦1、0≦y≦1、かつ0≦x+y≦1)により形成される。
また、第2クラッド層6はp型のAlGaIn1−x−yP膜(0≦x≦1、0≦y≦1、かつ0≦x+y≦1)により、電流狭窄層8はn型のAlGaIn1−x−yP膜(0≦x≦1、0≦y≦1、かつ0≦x+y≦1)により、それぞれ形成される。
なお、第1クラッド層4、活性層5、及び第2クラッド層6の組成は、所望する発光波長に応じて選定する。また、第1反射層3から電流狭窄層8までは、同一の製造装置内で連続して形成することができる。また、第2クラッド層6と電流狭窄層8の間にエッチングストップ層を形成しても良い。第2クラッド層6がAlGaIn1−x−yP膜で形成される場合、エッチングストップ層は、例えばAlGaIn1−x−yP膜(0≦x≦1、0≦y≦1、かつ0≦x+y≦1)により形成される。
次いで、エッチングにより電流狭窄層8を選択的に除去し、開口部8aを形成する。電流狭窄層8と第2クラッド層6の間にエッチングストップ層を設けた場合、選択エッチングに化学エッチング又はプラズマエッチングを用いることができる。その後、再洗浄処理を行う。
次いで、電流狭窄層8上及び開口部8a内に、第2反射層9を形成し、さらに第2反射層9上に電極層10を形成する。これらの層は、例えばMOCVD法又はMBE法を用いることにより、エピタキシャル成長層として形成することができる。第2反射層9の構成は第1反射層3と同様である。また電極層10は、例えばGaAs膜により形成される。
なお、第2反射層9及び電極層10は、同一の製造装置内で連続して形成することができる。
次いで、電極層10の表面に電極13を形成するとともに、基板2の裏面に電極12を形成する。次いで、エッチングにより電極層10及び電極13を選択的に除去し、開口部10aを形成する。その後、開口部10a内に保護膜14を、例えばCVD法により形成する。保護膜14は、例えば酸化シリコン膜又は窒化シリコン膜により形成される。
その後、ダイシングライン15a、15bに沿ってダイシングを行い、複数の面発光素子1を互いに切り離す。
以上、本発明の実施形態によれば、多重量子構造を有する活性層5において、量子井戸層51の中心間距離Lの上限及び下限を上記式(1)のように規定したため、面発光素子において、発光出力及び応答特性それぞれを良くして、かつ発光に必要な順方向電圧の上昇を抑制することができる。また、バリア層52の構造が簡単であるため、生産性を高くすることができる。
上記した実施形態に示した方法で複数の試料を作製し、各試料の特性を評価した。結果を表1〜4に示す。なお評価した特性のうち遮断周波数は、印加電力の周波数を上げていった時に面発光素子が追従できなくなって発光出力が初期値の半分になったときの周波数を示している。遮断周波数の測定は、各試料(面発光素子)をパルスジェネレータで周波数を上げながら発光させ、発光出力をAPD(アバランシェフォトダイオード)で受光して発光出力を測定することで行った。また発光出力は、積分球を用いることにより全発光出力測定を行った。
Figure 0004210690
表1において、試料1〜3の活性層5は、量子井戸層51の中心間距離を除いて互いに同一の構造を有している。これら各試料において量子井戸層51は3層であり、3つの量子井戸層51の組成及び層厚は互いに同一(In0.575Ga0.425P及び8nm)である。また、バリア層は(Al0.7Ga0.30.5In0.5P、クラッド層をAl0.5In0.5GaPとし、ダブルヘテロ接合7内の平均屈折率nは3.556であり、発光波長は662nmである。試料1のバリア層52の膜厚及び量子井戸層51の中心間距離は5nm及び13nm(λ/14・n)であり、試料2のバリア層52の膜厚及び量子井戸層51の中心間距離は10nm及び18nm(λ/10・n)であり、試料3のバリア層52の膜厚及び量子井戸層51の中心間距離は15nm及び23nm(λ/8・n)である。また、試料1〜3において、第1クラッド層及び第2クラッド層はいずれも95.5nmである。また2つのクラッド層と活性層5の間にバリア層52と同一組成の拡散防止層を設けているが、拡散防止層の厚さは試料1では27nm、試料2では17nm、試料3では7nmである。いずれの試料においても垂直共振器内の定在波は2λで共振している。このため、活性層5の中に定在波の節は位置しておらず、かつ中心に位置する量子井戸層51は定在波の腹に位置している。
試料1及び2は本発明の実施例であり、発光出力は1.33〜1.35mWと高い値を示している。これに対して試料3は比較例であり、量子井戸層51の中心間距離が本発明で規定する範囲より長いため、発光出力が1.04mWと相対的に低くなっている。この結果から、量子井戸層51の中心間距離が本発明で規定する範囲外になると、発光出力が低下することが示された。
Figure 0004210690
表2において、試料4〜6は、量子井戸層51の組成が傾斜している点を除いて、それぞれ試料1〜3と同一の構成を有している。試料4〜6において量子井戸層51の組成は、下層(すなわち基板側)から順に、In0.534Ga0.466P、In0.555Ga0.445P、In0.575Ga0.425Pと傾斜している。ダブルヘテロ接合7内の平均屈折率nは3.556であり、発光波長は下層から順に650nm、655nm、662nmである。いずれの試料においても垂直共振器内の定在波、すなわち最も禁制帯幅が小さい量子井戸層51が発光した光(λ=662nm)は2λで共振している。このため、3つの量子井戸層51は、定在波の互いに隣接する節の相互間に位置し、かつ中心に位置する量子井戸層51は定在波の腹に位置している。
試料4及び5は本発明の実施例であり、発光出力は1.46〜1.49mWと高い値を示している。また、一つの量子井戸層51(具体的には、最も光射出側に近い、すなわち表面側に位置する量子井戸層51)の禁制帯幅が他と比較して小さいため、試料1及び2と比較して発光出力が大きくなっている。これに対して試料6は比較例であり、量子井戸層51の中心間距離が本発明で規定する範囲より長いため、発光出力が1.22mWと相対的に低くなっている。
Figure 0004210690
表3において、試料7〜9は、3つの量子井戸層51のうち真中の量子井戸層51が、他と組成が異なっている点、すなわち第1、第2のクラッド層に最も近い量子井戸層51の禁制帯幅を略同じとして、中央により大きい禁制帯幅を配置することを除いて、それぞれ試料1〜3と同一の構成を有している。試料7〜9において真中の量子井戸層51の組成はIn0.534Ga0.466Pであり、他の量子井戸層51の組成はIn0.575Ga0.425Pである。ダブルヘテロ接合7内の平均屈折率nは3.556であり、発光波長は下層から順に662nm、650nm、662nmである。いずれの試料においても垂直共振器内の定在波、すなわち最も禁制帯幅が小さい量子井戸層51が発光した光(λ=662nm)は2λで共振している。このため、活性層5の中には定在波の節が位置しておらず、かつ中心に位置する量子井戸層51は定在波の腹に位置している。
試料7及び8は本発明の実施例であり、発光出力は1.50〜1.53mWと高い値を示している。これに対して試料9は比較例であり、量子井戸層51の中心間距離が本発明で規定する範囲より長いため、発光出力が1.25mWと相対的に低くなっている。
また、試料10〜12は比較例であり、量子井戸層51の層数が6である点を除いて、それぞれ試料7〜9と同様の構成を有している。各量子井戸層51の組成は、下層から順にIn0.575Ga0.425Pが2層、In0.534Ga0.466Pが2層、In0.575Ga0.425Pが2層となっている。量子井戸層51の層数が6であるため、試料10〜12は活性層5の厚さが試料7〜9より厚くなっており、垂直共振器内の定在波、すなわち最も禁制帯幅が小さい量子井戸層51が発光した光(λ=662nm)は2.0λで共振している。このため、活性層5の中に定在波の節が位置しており、量子井戸層51が複数の腹に配置されている。その結果、遮断周波数すなわち応答特性が、試料7及び8と比較して低下している。また発光に必要な順方向電圧Vfも、試料7及び8と比較して高くなっている。また、試料9及び試料12は、中心間距離が本発明で規定する範囲より長いため、発光出力が1.25mWと相対的に低くなっている。
Figure 0004210690
表4において、試料13〜15は量子井戸層51の組成を除いて試料1〜3と同様の構成を有している。試料13〜15において、量子井戸層の組成はIn0.004Ga0.996Asである。また、バリア層はAl0.3Ga0.7As、クラッド層をAl0.3In0.7GaAsとし、ダブルヘテロ接合7内の平均屈折率nは3.446であり、発光波長は870nmである。また、2つのクラッド層及び拡散防止膜の厚さが試料1〜3と異なっているため、試料13〜15においても垂直共振器内の定在波は1.5λで共振している。このため、活性層5の中には定在波の節が位置しておらず、かつ中心に位置する量子井戸層51は定在波の腹に位置している。
試料13及び14は本発明の実施例であり、発光出力は1.10〜1.11mWと高い値を示している。これに対して試料15は比較例であり、量子井戸層51の中心間距離が本発明で規定する範囲より長いため、発光出力が0.95mWと相対的に低くなっている。
また、試料16〜18は比較例であり、量子井戸層51の層数が6である点を除いて、それぞれ試料13〜15と同一の構成を有している。さらに試料19〜21は比較例であり、量子井戸層51の層数が9である点を除いて、それぞれ試料13〜15と同一の構成を有している。量子井戸層51の層数が多いため、試料16〜21は活性層5の厚さが試料13〜15より厚くなっており、垂直共振器内の定在波は、試料16〜18においては2.0λ、試料19〜21においては2.5λで共振している。このため、活性層5の中に定在波の節が位置しており、量子井戸層51が複数の腹に配置されている。その結果、遮断周波数すなわち応答特性が、試料13及び14と比較して低下している。また発光に必要な順方向電圧Vfも、試料13及び14と比較して高くなっている。
以上の実施例及び比較例より、多重量子構造を有する活性層5において、量子井戸層51の中心間距離Lの上限及び下限を上記式(1)のように規定することにより、面発光素子において、発光出力及び応答特性それぞれを良くして、かつ発光に必要な順方向電圧の上昇を抑制できることが判明した。
尚、本発明は上述した実施形態又は実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。
(A)は本発明の実施形態に係る面発光素子の構造を説明する為の断面図、(B)は面発光素子の平面図。 活性層5の構造を説明する為の断面拡大図。 各図は量子井戸層51の禁制帯幅を説明する為の図。
符号の説明
1…面発光素子
2…基板
3…第1反射層
4…第1クラッド層
5…活性層
6…第2クラッド層
7…ダブルヘテロ接合層
8…電流狭窄層
8a…開口部
9…第2反射層
10…電極層
10a…開口部
12,13…電極
14…保護膜
15a,15b…ダイシングライン
51…量子井戸層
52…トンネルバリア層

Claims (5)

  1. 量子井戸層及びバリア層を交互に積層させた活性層と、
    前記活性層の上方及び下方それぞれに配置された反射層と、
    を具備する垂直共振型の面発光素子であって、
    前記複数の量子井戸層の中心間距離をL、前記面発光素子の発光波長をλ、前記反射層間の距離である共振器の光学長の平均屈折率をnとした場合に、
    λ/(15×n)≦L≦λ/(10×n)
    であり、
    少なくとも一つの前記量子井戸層の禁制帯幅は、他の前記量子井戸層の禁制帯幅とは異なることを特徴とする面発光素子。
  2. 前記反射層間の距離が、最も禁制帯幅の小さい前記量子井戸層の発光波長の略1倍、略1.5倍、又は2倍の光学長であることを特徴とする請求項記載の面発光素子。
  3. 前記活性層の中には、前記2つの反射層間に発生する光の定在波の節が位置しておらず、かつ少なくとも一つの前記量子井戸層は、前記定在波の腹の位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の面発光素子。
  4. 前記活性層には前記量子井戸層が3層あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の面発光素子。
  5. 前記活性層の中間に位置する量子井戸層の禁制帯幅が最も大きく、前記反射層それぞれに最も近い量子井戸層が同じ禁制体幅となっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の面発光素子。
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