JP4207706B2 - 下部車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の下部車体構造に関し、具体的には、サイドシル部の構造に関するものである。
シルサイドアウタパネルとシルサイドインナパネルとを互いにフランジ部で結合して中空のサイドシル部を形成している。製造工程時の電着液やサイドシル部の内部で結露した水を排出するために、水抜き通路をフランジ部に設けている(特許文献1参照)。
実開昭63−119181号公報
安定感のある外観デザインを実現させるために、サイドシル部の下部形状を下方にはり出させるようにする場合がある。この場合には、液体が下面内部に溜まってしまい、電着液の槽からの持ち出しや結露による錆発生などの原因となってしまう。このため、水抜き用の穿孔をシルサイドアウタパネルの下面に設ける必要があり、製造工数の増加や金型の複雑化等によりコストがかかってしまう。
本発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、コストを抑えつつ安定感のある外観デザインの実現が可能な下部車体構造を提供することを目的とする。
本発明は、シルサイドアウタパネルとシルサイドインナパネルを各フランジ部で互いに接合してサイドシル部を形成し、該サイドシル部に水抜き部を設けた下部車体構造において、上記シルサイドアウタパネルの下面部の車幅方向における断面形状が起伏形状であり、上記下面部の車幅方向における中間部に、上方に窪ませた凹部を設け、互いに接合される上記シルサイドアウタパネルの下部フランジ部と上記シルサイドインナパネルの下部フランジ部との間に水抜き用通路を配設し、上記シルサイドアウタパネルの下面部に上記凹部を横切って車幅方向に延びる排水用のビード形状部を形成した。
上記サイドシル部を補強するストレングスを上記シルサイドアウタパネルと上記シルサイドインナパネルの各フランジ部間に備え、上記排水用のビード形状部の位置と上記水抜き用通路の位置を車両前後方向で一致させた。
本発明は、上記シルサイドアウタパネルの下面部の車幅方向における断面形状が起伏形状であり、上記下面部の車幅方向における中間部に、上方に窪ませた凹部を設け、互いに接合される上記シルサイドアウタパネルの下部フランジ部と上記シルサイドインナパネルの下部フランジ部との間に水抜き用通路を配設し、上記シルサイドアウタパネルの下面部に上記凹部を横切って車幅方向に延びる排水用のビード形状部を形成したので、シルサイドアウタパネルに、錆が発生し易い水抜き用穿孔を設ける必要がなく、外観不良を防止できる。
上記サイドシル部を補強するストレングスを上記シルサイドアウタパネルと上記シルサイドインナパネルの各フランジ部間に備え、上記排水用のビード形状部の位置と上記水抜き用通路の位置を車両前後方向で一致させると、ビード形状部から水抜き用通路への排水をより確実に行うことができるので、サイドシル部内の錆発生を防止することができ、製品品質を向上させることができる。
次に、本発明に係る下部車体構造の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、車両1におけるドア2の下部に、車両前後方向Lに延びるサイドシル部3を設けている。このサイドシル部3は、図2に示すように、車幅方向Wの外側に膨らんで下方にはり出す形状であり、同図に一点鎖線で示す従来のもの91よりも安定感のある外観デザインとなっている。従来のものによる目線Aでは、互いに溶接されているフランジ部が見えてしまい、製品品質上不都合になるおそれがあったが、本実施形態ではそのようなおそれを解消することができる。
サイドシル部3は、シルサイドアウタパネル4とシルサイドインナパネル5と補強用ストレングス6とを備えている。シルサイドアウタパネル4は、本体部4aから上方に延びる上部フランジ部4bと下方に延びる下部フランジ部4cとを有する。また、シルサイドアウタパネル4の本体部4aは、車幅方向Wにおける断面形状が起伏形状の下面部4dを有する。すなわち、下面部4dには、上方に窪ませた凹部4eが車幅方向Wにおける中間部に設けられている。
また、図3ないし図5に示すように、下面部4dは、凹部4eを横切って車幅方向Wに延びるビード形状部4fを有する。なお、下部フランジ部4cの下端部は車幅方向Wの内側に折り曲げられた折曲げ部4gを有する。下面部4dは、下部フランジ部4cよりも高い位置にある。
図2または図3に示すように、シルサイドインナパネル5は、本体部5aから上方に延びる上部フランジ部5bと下方に延びる下部フランジ部5cとを有する。また、ストレングス6は、上方に延びる上部フランジ部6bと下方に延びる下部フランジ部6cとを有する。
図3に示すように、サイドシル部3には、サイドシル部3内で結露した水等Mを外部に排出するための水抜き部7が設けられている。すなわち、図4に示すように、ストレングス6の下部フランジ部6cの一部分を車幅方向内側に突出させ、これによってシルサイドアウタパネル4の下部フランジ部4cとの間に形成された空間を水抜き用通路7aとしている。ストレングス6の下部フランジ部6cの突出部分の位置と形状に対応してシルサイドインナパネル5の下部フランジ部5cの一部分を車幅方向内側に突出させている。
水抜き用通路7aは、車幅方向におけるビード形状部4fの位置と同じ位置に設けられている。シルサイドアウタパネル4のビード形状部4fは、水抜き用通路7aに向かっている。
次に、組付けについて説明する。サイドシル部3は、シルサイドアウタパネル4の上部フランジ部4bとシルサイドインナパネル5の上部フランジ部5bとの間にストレングス6の上部フランジ部6bを挟むとともに、シルサイドアウタパネル4の下部フランジ部4cとシルサイドインナパネル5の下部フランジ部5cとの間にストレングス6の下部フランジ部6cを挟んだ状態で、上部フランジ部4b、5b、6b同士を溶接接合し、かつ下部フランジ部4c、5c、6c同士を溶接接合している。このように組付けることにより、閉断面のサイドシル部3を形成している。
なお、シルサイドインナパネル5の本体部5aはフロアパネル8と溶接接合している。
本実施形態では、シルサイドアウタパネル4の車両上下方向の長さ(太さ)を大きくし、下部フランジ4cが通常では見えないようにして外観性を向上させている。また、シルサイドアウタパネル4の下面部4dには、上方に窪ませた凹部4eを設け、これによって下部フランジ部4c、5c、6c同士を結合する溶接作業性を向上させるとともに、サイドシル部3の剛性を向上させている。
また、シルサイドアウタパネル4の凹部4eを設けると、凹部4eよりも車幅方向外方のシルサイドアウタパネル4の内部に水がたまる領域が形成されるため、水抜き用穿孔を設ける必要があるが、本実施形態では、該穿孔の代わりに、水抜き用通路7aに流すためのビード形状部4fを設けている。したがって、穿孔部分に錆が発生するのを防止することができ、かつ、穿孔のための加工工数を減らすとともに金型の簡素化を図ることができる。シルサイドアウタパネル4の凹部4eを横切ってビード形状部4fを設けるため、剛性を向上させることができる。
また、水抜き用通路7aは、車幅方向におけるビード形状部4fの位置と同じ位置に設けられ、しかも、シルサイドアウタパネル4のビード形状部4fは、水抜き用通路7aに向かっているので、内部の水を効果的に排出させることができる。
本実施形態では、図6に示すように、ビード形状部4fを車両前後方向Lに沿って3箇所設けているが、これに限られない。
また、本実施形態では、補強用のストレングス6をサイドシル部3の構成部材としているが、ストレングス6がない場合でも本発明を適用することができる。その場合には、シルサイドインナパネル5の下部フランジ部5cの一部分を車幅方向内側に突出させてシルサイドアウタパネル4の下部フランジ部4cとの間に水抜き用通路7aとしての空間を形成することになる。なお、シルサイドアウタパネル4の下部フランジ部4cの一部分を車幅方向外側に突出させて、水抜き用通路7aとしての空間を形成してもよい。
本発明の一実施形態に係る下部車体構造を適用した車両の側面図である。 図1の線II−IIによる断面図である。 図1の線III−IIIによる断面図である。 図3の線IV−IVによる断面図である。 図3の線V−Vによる断面図である。 図1に示す車両の一部を構成するサイドパネルの平面図である。
符号の説明
1 車両
2 ドア
3 サイドシル部
4 シルサイドアウタパネル
4a、5a 本体部
4b、5b、6b 上部フランジ部
4c、5c、6c 下部フランジ部
4d 下面部
4e 凹部
4f ビード形状部
4g 折曲げ部
5 シルサイドインナパネル
6 ストレングス
7 水抜き部
7a 水抜き用通路
8 フロアパネル
L 車両前後方向
W 車幅方向

Claims (2)

  1. シルサイドアウタパネルとシルサイドインナパネルを各フランジ部で互いに接合してサイドシル部を形成し、該サイドシル部に水抜き部を設けた下部車体構造において、
    上記シルサイドアウタパネルの下面部の車幅方向における断面形状が起伏形状であり、上記下面部の車幅方向における中間部に、上方に窪ませた凹部を設け、互いに接合される上記シルサイドアウタパネルの下部フランジ部と上記シルサイドインナパネルの下部フランジ部との間に水抜き用通路を配設し、上記シルサイドアウタパネルの下面部に上記凹部を横切って車幅方向に延びる排水用のビード形状部を形成したことを特徴とする下部車体構造。
  2. 上記サイドシル部を補強するストレングスを上記シルサイドアウタパネルと上記シルサイドインナパネルの各フランジ部間に備え、
    上記排水用のビード形状部の位置と上記水抜き用通路の位置を車両前後方向で一致させたことを特徴とする請求項1に記載の下部車体構造。
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