JP4206751B2 - テーブルチェア - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーブル等に着脱可能に取付けられ、幼児用椅子として使用するテーブルチェアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種テーブルチェアに、フレーム本体の腕曲部のほぼ中央を切断して二分し、その二分した端部を片面側へのみ折畳むことができるようにストッパーを設けたヒンジで連結し、このヒンジを中心としてフレームを水平方向に折畳むようにして、ベビーチェア全体をフレーム本体の約2分の1の内面に収めるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−84251号公報(第1頁−第2頁、図1、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなベビーチェアにおいては、本体フレームをヒンジを中心に水平軸方向に折畳むことにより、幅方向には約2分の1の大きさに収めることができるが、長手方向には筒部や下腕部がそのままの状態のため折畳んでも細長くなり、不使用時の収納や携帯にあたり不便であった。
また、従来のテーブルチェアは、テーブル等と座席との高さ関係が常に一定のため、座席に座った幼児の大きさによってテーブル等が幼児の腕より上方に位置したり下方に位置したりして使い勝手が悪いという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、幼児の大きさに合わせて座席の高さを調整することのできるテーブルチェアを提供することを目的としたものである。
また、本発明は、よりコンパクトに折畳むことができて収納や携帯に便利なテーブルチェアを提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るテーブルチェアは、座席が支持されたほぼU字状の座席支持枠と、該座席支持枠の両端部に装着されたL字状の連結アームと、両端部が上方に折曲げられた第1,第2の折曲げ部を有し、該第1の折曲げ部が前記連結アームに連結され第2の折曲げ部がテーブル等の下面に当接するほぼコ字状の下フレーム、及び該下フレームの前記第1の折曲げ部に設けられて前記テーブル等の上面に当接する上フレームを備えた支持部とを有し、前記連結アームとこれに連結される下フレームの第1の折曲げ部との間に座席の高さを調整する高さ調整手段を設けたものである。
【0008】
本発明に係るテーブルチェアは、高さ調整手段を、前記連結アーム内に設けられ付勢手段により該連結アームから突出するプッシュボタンと、前記連結アームに嵌合する支持部の第1の折曲げ部の上下方向に設けられ、前記プッシュボタンが選択的に係止する複数の係止穴とによって構成したものである。
【0009】
上記のテーブルチェアは、前記高さ調整手段を、前記連結アーム内に設けられ付勢手段により該連結アームから突出するプッシュボタンと、並設された2つの挿通穴を有する断面眼鏡状の連結部材とを有し、前記支持部の第1の折曲げ部を前記連結部材の一方の挿通穴に挿入して固定すると共に、前記連結アームを前記他方の挿通孔に挿通して前記プッシュボタンを該他方の挿通穴に設けた複数の係止穴に選択的に係止させるように構成したものである。
【0010】
上記のテーブルチェアは、前記高さ調整手段を、支持部の第1の折曲げ部に設けたねじ穴と、前記連結アームの上下方向に設けた複数のねじ挿通穴とによって構成し、該複数のねじ挿通穴に選択的に止めねじを挿通して前記第1の折曲げ部のねじ穴に螺入するものである。
【0011】
上記のテーブルチェアは、前記連結アームに代えて、前記座席支持枠の両端部を下方に折曲げて連結部を形成し、該連結部の上下方向に複数のねじ挿通穴を設けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係るテーブルチェアの斜視図、図2は図1の座席を取外した状態を示す斜視図である。
テーブルチェア1において、2は金属パイプをほぼU字状に折曲げてなる座席支持枠で、その両端部には座席支持枠2の内径とほぼ等しい外径の金属パイプからなるほぼL字状の連結アーム3が着脱かつ回動可能に装着されている。
【0016】
この連結アーム3の水平軸31の先端部内には、図3に示すように、付勢手段であるU字状の板ばね33が配設されており、水平軸31を座席支持枠2の端部から挿入すると、板ばね33の一端に設けたプッシュボタン34が板ばね33に付勢され、座席支持枠2に設けた長穴21(図2参照)から突出して係止するようになっている。そして、連結アーム3をその水平軸31を軸に回動したときは、長穴21によりその回動範囲が規制され、また、プッシュボタン34を押圧して長穴21への係止を解除することにより、連結アーム3を座席支持枠2から抜き出すことができる。
【0017】
また、連結アーム3の垂直軸32の先端部内には、高さ調整手段を構成する付勢手段であるU字状の板ばね35が配設されており、垂直軸32を後述の支持部5の第1の折曲げ部53に挿入すると、板ばね35の一端に設けたプッシュボタン36が付勢され、第1の折曲げ部53の上下方向に設けた高さ調整手段を構成する複数の係止穴55のいずれかに嵌入して係止され、支持部5をロックし、座席支持枠2と支持部5を連結する。
なお、上記の説明では、プッシュボタン34,36の付勢手段としてU字状の板ばね33,35を用いた場合を示したが、これに限定するものではなく、平板状の板ばね、渦巻ばね等、他の形状の付勢手段を用いてもよい。
【0018】
5は金属パイプからなる支持部で、ほぼコ字状の下フレーム51と、この下フレーム51に設けられた上フレーム60とから構成されている。下フレーム51は、水平部52と、その一端が上方に折曲げられ、内径が連結アーム3の外径とほぼ等しく、連結アーム3の垂直軸32に回動自在に嵌合される第1の折曲げ部53と、他端が斜め上方に折曲げられた第1の折曲げ部53により短かい第2の折曲げ部54とからなり、第1の折曲げ部53の上下方向には、図3に示すように、所定の間隔で連結アーム3に設けたプッシュボタン36が係止する係止穴55が設けられている。56は最下部の係止穴55の反対側に設けられ、支持部5を折曲げたときにプッシュボタン36が係止する係止穴である。
【0019】
下フレーム51の第1の折曲げ部53の上端部には、第1の折曲げ部53と直行し、かつ水平部52とほぼ平行に上フレーム60が溶接により接合されている。そして、第2の折曲げ部54の上端部及び上フレーム60には、ゴム、エラストマ等の弾性材からなるキャップ57,61が装着されており、第2の折曲げ部54のキャップ57の上面と、上フレーム60のキャップ61の下面との間隔は、支持部5を取付けるテーブル等(以下、テーブルという)の板厚とほぼ等しく形成されている。
【0020】
63は下フレーム51の第1の折曲げ部53寄り(上フレーム60の下方)において、水平部52に設けられた調整部で、水平部52にほぼ垂直に溶接接合されたねじ棒64と、このねじ棒64に螺合された調整つまみ65とからなっている。なお、前記キャップ57の上面、キャップ61の下面及び調整つまみ65の上面には、必要に応じてテーブルとの摩擦力を増大するために、複数の突起、溝等による凹凸を設けてもよい。
【0021】
7は布材、樹脂シート等(以下、これらを合せてシートという)からなる座席で、前面が開口された平面ほぼコ字状の縦シート71とシート台座72とからなり、縦シート71の上部が座席支持枠2に取付けられて吊下げられている。そして、一端が縦シート71の前部内側に取付けられたベルト74が支持部5の第1の折曲げ部53を回って他端が縦シート71の外側にホック等により固定され、座席支持枠2に保持されている。75は一端が縦シート71に取付けられ、他端が縦シート71に取付けられたバックル76を介して、長さ調整可能に設けられた腰ベルト、77は下端部がシート台座72の前端部に固定され、上端部が腰ベルト75に取付られた股ベルトである。
【0022】
次に、上記のように構成した本実施の形態の作用を説明する。なお、座席支持枠2に支持部5が連結されたテーブルチェア1は図1に示す状態に組立てられて座席7が取付けられており、また、支持部5に設けた調整部63の調整つまみ65は下方に位置しているものとする。
【0023】
先ず、図4に示すように、テーブルTの下面に下フレーム51の第2の折曲げ部54を位置させ、上面に上フレーム60を位置させて、前面側又は側方からテーブルTに押込む。これにより、両者に設けたキャップ57,61がテーブルTを挾持する。ついで、調整部63の調整つまみ65を回転して上昇させてテーブルTの下面に当接させ、調整つまみ65を調整することによりテーブルチェア1をほぼ水平にする。これにより、テーブルチェア1は各一対の支持部5の第2の折曲げ部54、上フレーム60及び調整部63でテーブルTを挾持し、ほぼ水平に保持される。
【0024】
この状態で腰ベルト75をバックル76から外して幼児を座席7内に入れてシート座席72上に座らせ、両足の間に股ベルト77を挿入し、腰ベルト75をバックル76に装着する。
これにより、座席7に幼児による荷重がかかり、あるいは幼児が動いたりしても、テーブルチェア1が動揺することはない。
【0025】
この場合、幼児が小さいときは、連結アーム3の垂直軸32に設けたプッシュボタン36を押圧して係止穴55との係止を外し、座席支持枠2を持ち上げて上方の係止穴55にプッシュボタン36を係止させれば、図4の1点鎖線又は2点鎖線で示すように、シート台座72の位置を高くすることができる。また、幼児が大きい場合は、同様にしてプッシュボタン36を下方の係止穴55に係止させることにより、図4の実線で示すように、シート台座72の位置を低くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、高さ調整手段の簡単な操作により幼児の体格(大きさ)に応じて座席7の位置(高さ)を調整することができるので、きわめて便利である。
【0026】
次に、収納や携帯等のためテーブルチェア1を折畳む場合は、先ず、連結アーム3の垂直軸32に設けたプッシュボタン36を押圧し、係止穴55から外してフリー状態にする。ついで、図5(a),(b)に示すように、支持部5を連結アーム3の垂直軸32を軸にして外側から後方にほぼ180°回転させ、プッシュボタン36を係止穴56に係止させてその位置に保持する。
【0027】
次に、図5(b)に示すように、支持部5を連結アーム3と共に連結アーム3の水平軸31を軸に内側にほぼ90°回転させ、図5(c)の状態にする。そして、固定フック66(図2参照)により両下フレーム51を結束すれば、折畳みが終了する。このときの状態を図6に示す。なお、固定フック66は図示のものに限定するものではなく、他の構造のものを用い、あるいは紐で縛るなどしてもよい。
このように、本実施の形態によれば、簡単な操作でテーブルチェア1をコンパクトに折畳みできるので、収納や携帯にきわめて便利である。
【0028】
[実施の形態2]
図7は本発明の実施の形態2に係るテーブルチェアの一部を省略した斜視図、図8は図7の要部の斜視図である。なお、実施の形態1と同じ部分はこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
図において、8は樹脂成形品からなる高さ調整手段を構成する連結部材で、所定の間隔を隔てて上下方向に円形断面の挿通穴81a,81bが並設されて平面眼鏡状に形成されており、一方の挿通穴81aの上下方向には、所定の間隔で複数の係止穴82が設けられている。83は最下部の係止穴82の反対側に設けられた係止穴である。
【0029】
また、下フレーム52の第1の折曲げ部53は、実施の形態1の第1の折曲げ部53より短かく形成され、その側面にはナットをインサートするなどしてめねじ(図示せず)が設けられており、さらに、上フレーム60の一端(座席7側)は下方にほぼ直角に折曲げられて折曲げ部60aが形成され、その側面には同じくめねじが設けられている。なお、連結アーム3の構造は実施の形態1の場合とほぼ同様であるが、垂直軸32の板ばね35及びプッシュボタン36は、先端部よりやや上方に設けられている。
【0030】
上記のような連結部材8を有する本実施の形態においては、連結部材8の一方の挿通穴81bに下方から下フレーム51の第1の折曲げ部53を挿通し、連結部材8に設けた穴84aから挿入したねじ85をめねじに螺入して固定する。また、この挿通穴81bに上方から上フレーム60の折曲げ部60aを挿入し、その下端部を下フレーム51の第1の折曲げ部53の上端部に突設したつなぎ材に外挿し、穴84bから挿入したねじ85をめねじに螺入し固定する。
【0031】
そして、連結部材8の他方の挿通穴81aの上方から、水平軸31が座席支持枠2に連結された連結アーム3の垂直軸32を挿通し、そのプッシュボタン36をいずれかの係止穴82に係止させる。なお、先に連結アーム3を連結部材8に取付け、そのあとで座席支持枠2を連結アーム3に取付けてもよい。
これにより、座席支持部2と支持部5とは一体に連結され、テーブルチェア1の組立が終了する。
【0032】
上記のように構成した本実施の形態において、高さ調整手段により座席7の高さを調整する場合は、プッシュボタン36を押して係止穴82との係止を外し、座席7を所望の高さ位置まで上昇又は下降させ、その位置に対応した係止穴82にプッシュボタン36を係止させればよい。
【0033】
また、折畳む場合は、プッシュボタン36を押して係止穴82との係止を外し、連結アーム3の垂直軸32を軸に、支持部5を連結部材8と共に後方にほぼ180°回転させてプッシュボタン36を係止穴83に係止させる。ついで、座席支持部2を軸にし、支持部5を連結アーム3と共に内側にほぼ90°回転させればよい。
【0034】
上記の説明では、連結部材8を樹脂成形品で一体に形成した場合を示したが、縦方向に半割りにしてそれぞれ上下方向に円弧部を有する連結片を形成し、連結アーム3の垂直部32、及び下フレーム51の第1の折曲げ部53、上フレーム60の折曲げ部60aを前記円弧部の間に挟んでねじ85で固定するようにしてもよい。なお、この場合は、実施の形態1のような下フレーム51を用いることができる。
上述のように構成した、本実施の形態においても、実施の形態1の場合と同様の効果を得ることができる。
【0035】
[実施の形態3]
図9は本発明の実施の形態3に係るテーブルチェアの一部を省略した斜視図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、支持部5を構成する下フレーム51の第1の折曲げ部53の上端部を、水平部52側にこれとほぼ平行に折曲げて上フレーム60を形成し、第1の折曲げ部53の連結部22に当接する面の上下方向に、図10に示すように、例えばナットをインサートするなどして、連結アーム3の垂直軸32のねじ挿通穴23に対応した間隔で高さ調整手段を構成する2つのねじ穴53aを設けたものである。なお、連結アーム3に代えて、座席支持枠2の両端部を下方にほぼ垂直に折曲げて連結部22を形成し、この連結部22の上下方向に、図10に示すように所定の間隔で高さ調整手段を構成する複数のねじ挿通穴23を設けてもよい。また、上フレーム60は下フレーム51の第1の折曲げ部53に溶接接合してもよい。さらに、第1の折曲げ部53に2つのねじ穴53aを設けた場合を示したが、このねじ穴53aは1つでもよく、3つ以上設けてもよい。
【0036】
また、90は調整部で、下フレーム51の水平部52にブラケット92を有する固定部91を取付け、このブラケット92に例えばゼンマイ、渦巻ばねの如き付勢手段93を介して、先端部に弾性材からなるキャップ95を有する支持腕94を取付けたもので、支持腕94は付勢手段93により常時キャップ95が上方に向うように付勢されており、キャップ95は不使用時は上フレーム60のキャップ61の下面に当接している。
【0037】
本実施の形態に係るテーブルチェア1のテーブルTへの取付けにあたっては、調整部90の支持腕94を下方に回動させてキャップ95と上フレーム60のキャップ61との間を開き、第2の折曲げ部54のキャップ57と上フレーム60のキャップ61とでテーブルTを挾持したのち、支持腕94を回動させてキャップ95をテーブルTの下面に当接させ、第2の折曲げ部54、上フレーム60及び調整部90によりテーブルTを挾持し、保持する。
【0038】
また、座席7の高さ位置を調整する場合は、止めねじ85を外し、この状態で座席7を所望の高さに上昇又は下降させ、図11に示すように、連結アーム3の垂直軸32に設けた複数のねじ挿通穴23から座席7の高さに対応した2つのねじ挿通穴23を選択し、これに挿通した止めねじ85をねじ穴53aに螺入して固定する。なお、86は連結アーム3の垂直軸32と第1の折曲げ部53を結束するベルトであるが、これは省略してもよい。
本実施の形態によれば、高さ調整手段の簡単な操作で幼児の大きさに応じて座席7の高さ位置を調整することができる。
【0039】
[実施の形態4]
図12は本発明の実施の形態4に係るテーブルチェアの一部を省略した斜視図である。なお、実施の形態1〜3と同一又は相当部分にはこれと同じ符号を付し、説明の一部を省略する。
本実施の形態においては、座席支持枠2の両端部の腕部2aを延長して上フレーム60が形成されており、上フレーム60の基部下面には下フレーム51の第1の折曲げ部53の上端部が溶接により接合されて、座席支持枠2と支持部5とが一体に形成されている。
【0040】
24は金属パイプからなり、上端部が座席支持枠2の後部の両側(後述の座面72aの幅方向の両縁部とほぼ等しい位置)に溶接接合されて垂下する一対の支持棒で、その上下方向には所定の間隔で複数のねじ挿通穴25が設けられている。
26は外径が支持棒24の内径とほぼ等しい金属パイプからなり、両端部が支持棒24と同じ間隔で折曲げられて挿入部27が形成され、支持棒24と共に高さ調整手段を構成するほぼコ字状の調整枠で、挿入部27には1個又は複数個のねじ穴28が設けられている。
【0041】
78は両端部が座席支持枠2の腕部2aに取付けられ、バックル79により長さが調整できる高さ調整ベルトで、高さ調整手段を構成する。72aは芯材を有する座面で、後部側が調整枠26に取付けられ、前部側が高さ調整ベルト78に取付けられている。なお、図示してないが、座席7の後部、左右及び座面72aの下部には縦シート及び下シートが配設され、下シートの前面側は高さ調整ベルト78に取付けられている。75はバックル76を有する腰ベルトで、高さ調整ベルト78との間には股ベルト77が取付けられている。
【0042】
上記のように構成したテーブルチェア1のテーブルTへの装着は、実施の形態3の場合と同様である。
座席7の高さ位置を調整する場合は、調整枠26を上昇又は下降させ、そのねじ穴27を支持棒24の所望のねじ挿通穴25と選択的に整合させて止めねじ85により固定すると共に、高さ調整ベルト78の長さをバックル79により座面72aの前部側の高さを調整し、座面72aをほぼ水平に保持する。
本実施の形態によれば、使用する幼児の大きさに応じて、座席7の高さ位置を選択的に調整することができる。
【0043】
[実施の形態5]
実施の形態1〜4では、幼児の大きさ応じて機械的手段により座席7の高さを調整する場合を示したが、本実施の形態においては、座席7を上下方向に移動することなく、芯材を有する複数の座布団(例えば、厚さ25mm)を1セット(例えば、3枚)用意し、幼児の大きさに応じて座布団の数を増減し、座面の高さを調整するようにしたものである。
本実施の形態によれば、テーブルチェア1に手を加えないので、従来のテーブルチェアにも容易に実施することができる。
【0044】
上記の説明では、テーブルチェア1の座席支持部2、支持部5等を金属パイプで構成した場合を示したが、これらの全部又は一部を硬質樹脂パイプで構成してもよい。
また、実施の形態1〜4により座席7の高さ調整手段を有するテーブルチェアについて説明したが、高さ調整手段はこれらに限定するものではなく、他の構造のものを用いてもよい。さらに、これらを適宜組合わせて実施してもよい。
【0045】
【発明の効果】
本発明は、座席が支持された座席支持枠と、この座席支持枠に連結されテーブル等に装着される支持部とからなるテーブルチェアにおいて、支持枠に対して座席の高さを調整する高さ調整手段を設け、簡単な操作で幼児の大きさに応じて座席の高さ位置を調整しうるようにしたので、きわめて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のに係るテーブルチェアの斜視図である。
【図2】図1の座席を取外した状態を示す斜視図である。
【図3】図1の連結アームの断面図である。
【図4】実施の形態1の作用説明図である。
【図5】実施の形態1の作用説明図である。
【図6】実施の形態1の作用説明図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係るテーブルチェアの斜視図である。
【図8】図7の要部の斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係るテーブルチェアの斜視図である。
【図10】図9の要部の斜視図である。
【図11】実施の形態3の作用説明図である。
【図12】本発明の実施の形態4に係るテーブルチェアの斜視図である。
【符号の説明】
1 テーブルチェア
2 座席支持枠
3 連結アーム
33,35 板ばね
34,36 プッシュボタン
5 支持枠
51 下フレーム
53 第1の折曲げ部
54 第2の折曲げ部
55,82 係止穴
60 上フレーム
7 座席
8 連結部材
Claims (5)
- 座席が支持されたほぼU字状の座席支持枠と、
該座席支持枠の両端部に装着されたL字状の連結アームと、
両端部が上方に折曲げられた第1,第2の折曲げ部を有し、該第1の折曲げ部が前記連結アームに連結され第2の折曲げ部がテーブル等の下面に当接するほぼコ字状の下フレーム、及び該下フレームの前記第1の折曲げ部に設けられて前記テーブル等の上面に当接する上フレームを備えた支持部とを有し、
前記連結アームとこれに連結される下フレームの第1の折曲げ部との間に座席の高さを調整する高さ調整手段を設けたことを特徴とするテーブルチェア。 - 前記高さ調整手段を、前記連結アーム内に設けられ付勢手段により該連結アームから突出するプッシュボタンと、前記連結アームに嵌合する支持部の第1の折曲げ部の上下方向に設けられ、前記プッシュボタンが選択的に係止する複数の係止穴とによって構成したことを特徴とする請求項1記載のテーブルチェア。
- 前記高さ調整手段を、前記連結アーム内に設けられ付勢手段により該連結アームから突出するプッシュボタンと、並設された2つの挿通穴を有する断面眼鏡状の連結部材とを有し、前記支持部の第1の折曲げ部を前記連結部材の一方の挿通穴に挿入して固定すると共に、前記連結アームを前記他方の挿通孔に挿通して前記プッシュボタンを該他方の挿通穴に設けた複数の係止穴に選択的に係止させるように構成したことを特徴とする請求項1記載のテーブルチェア。
- 前記高さ調整手段を、支持部の第1の折曲げ部に設けたねじ穴と、前記連結アームの上下方向に設けた複数のねじ挿通穴とによって構成し、該複数のねじ挿通穴に選択的に止めねじを挿通して前記第1の折曲げ部のねじ穴に螺入することを特徴とする請求項1記載のテーブルチェア。
- 前記連結アームに代えて、前記座席支持枠の両端部を下方に折曲げて連結部を形成し、該連結部の上下方向に複数のねじ挿通穴を設けたことを特徴とする請求項4記載のテーブルチェア。
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