JP4205801B2 - 合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋、更に詳しくは合成樹脂から一体に成形され、それに限定されるものではないが特にガラス製牛乳瓶に好適に適用される、タンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許第2743160号公報及び特開平9−30552号公報には、特にガラス製牛乳瓶に好適に適用される、ポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から一体に成形された合成樹脂製容器蓋が開示されている。かかる容器蓋は、円形天面壁、この天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁、及び摘み片を具備している。スカート壁には周方向に延びる環状破断手段が形成されており、スカート壁は環状破断手段よりも上方の主部と環状破断手段よりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画されている。スカート壁の内周面には半径方向内方に突出する突条でよい係合手段が形成され、そしてまたタンパーエビデント裾部の内周面にも同様に半径方向内方に突出する突条でよい係合手段が形成されている。摘み片は、タンパーエビデント裾部の外周面に接続された基端部から略周方向に延びている。タンパーエビデント裾部には、摘み片の基端部の近傍においてタンパーエビデント裾部の上端から下端まで延びる縦破断手段も形成されている。
【0003】
上述したとおりの容器蓋は、口頸部の外周面に環状凹部でよい上側被係合手段と、同様に環状凹部でよい下側被係合手段とが形成されている容器、例えばガラス製牛乳瓶、に適用される。容器の口頸部に容器蓋を装着して口頸部を密封する際には、口頸部に容器蓋を被嵌せしめて押圧し、スカート部の主部の内周面に形成されている係合手段を口頸部の上側被係合手段に係合せしめ、タンパーエビデント裾部に形成されている係合手段を口頸部の下側係合手段に係合せしめる。容器の口頸部を開封する際には、容器蓋の摘み片を把持して引っ張ることによって、タンパーエビデント裾部の縦破断手段を破断せしめ、次いでスカート壁の環状破断手段を破断せしめ、かくしてタンパーエビデント裾部をスカート壁の主部から分離せしめると共に口頸部から離脱せしめる。しかる後に、容器蓋の残部、即ち天面壁とスカート壁の主部とを口頸部から離脱せしめる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許第2743160号公報に開示されている容器蓋においては、環状破断手段はスカート壁の外周面に環状溝を配設して環状薄肉部を生成することによって形成されている。かようにスカート壁の外周面に環状溝を配設する場合には、容器蓋成形の際の型抜きの点から、スカート壁の少なくとも環状溝から下方の部分の外郭を規定する雌型部を、半径方向外方に直線的に移動せしめて容器蓋から離隔せしめることができる2個の所謂割型部材から構成することが必要である。かような割型部材を使用する場合、摘み片は、型抜きの点から、その基端部が割型部材の相互接触線を跨ぐ形態に、従って基端部の一部が片方の割型部材によって規定され基端部の残部が他方の割型部材によって規定され、摘み片の主部は割型の他方によって規定されることが必要である。従って、摘み片の主部は割型の移動方向に平行に延びることが必要であり、タンパーエビデント裾部の外周面に沿って円弧状ではなくてタンパーエビデント裾部の外周面の接線に対して平行に直線状に延びることが必要である。摘み片の主部をかように直線状に延在せしめる場合には、摘み片の主部の長さが長くなると、摘み片の先端部とタンパーエビデント裾部の外周面との間に相当な空間が生成されてしまう。そして、かような空間の存在に起因して次のとおりの問題が発生する。即ち、容器蓋を容器の口頸部に装着する装着工程等において多数の容器蓋をホッパー内に投入した時に、容器蓋の摘み片とタンパーエビデント裾部の外周面との間に存在する相当大きな空間に他の容器蓋の摘み片が進入し、これに起因して容器蓋と容器蓋が相互の係止せしめられ、所謂ブロッキングを起こしてしまう。かような問題を回避するために、摘み片の延在長さを短くすることが必要であるが、摘み片の延在長さを短くすると、摘み片を把持するのが困難になり、従って縦破断手段及び環状破断手段の破断が相当困難になってしまう。
【0005】
一方、上記特開平9−30552号公報に開示されている容器蓋においては、環状破断手段はスカート壁の外周面ではなくて内周面に環状溝を配設して環状薄肉部を生成することによって形成されている。かようにスカート壁の内周面に環状溝を配設する場合、スカート壁の内周面を規定する雄型を所謂割型部材から形成すると、雄型自体の構成及びその移動工程が著しく複雑になる故に、通常は、雄型に割型構造を採用することなく、スカート壁の内周面に配設された環状溝に関しては所謂無理抜きを適用している。かような無理抜きを適用するためには、環状溝の深さを小さい値に制限することが必要であり、従って薄肉部の肉厚を充分に小さくせしめるためにはタンパーエビデント裾部の肉厚を相当薄くすることが必要である。タンパーエビデント裾部の肉厚を相当薄くすると、次のとおりの問題が発生する。即ち、環状溝の片縁はタンパーエビデント裾部の上端縁によって規定される故に、環状溝の成形性が低下、換言すれば所要とおりの環状溝を安定して成形することが困難になる。また、タンパーエビデント裾部の下端縁に支持部材を当接せしめて容器蓋に力を加えると薄いタンパーエビデント裾部が過剰に変形してしまうので、成形された容器蓋から雄型を無理抜きする際には容器蓋の天面壁の内面に力を加えることが必要であるが、かくすることによって天面壁が外側に膨出した形状に変形されてしまう傾向がある。
【0006】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、スカート壁の環状破断手段を、スカート壁の外周面に環状溝を配設して環状薄肉部を生成することによって形成している、従ってスカート壁の少なくとも環状溝から下方の部分の外郭を規定する雌型部を、半径方向外方に直線的に移動せしめて容器蓋から離隔せしめることができる2個の所謂割型部材から構成することが必要であるが、摘み片の延在長さを充分に長くすることができ、従って上記特開平9−30552号公報に開示されている容器蓋に存在する問題点が回避されていると共に上記特許第2743160号に開示されている容器蓋に存在する問題点も回避されている、新規且つ改良された容器蓋を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記技術的課題を解決するために、スカート壁の外周面に環状溝を配設して環状薄肉部を生成することによって環状破断手段を形成すると共に、摘み片をタンパーエビデント裾部の外周面に接続された基端部と、この基端部から環状破断手段を越えて上方に延びる上昇部と、上昇部からスカート壁の主部の外周面に沿って、環状破断手段よりも上方を円弧状に延びる円弧状部とを有する形態にせしめる。
【0008】
即ち、本発明によれば、上記技術的課題を解決する合成樹脂製容器蓋として、合成樹脂から一体に成形された、天面壁、該天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁、及び摘み片を具備し、
該スカート壁には周方向に延びる環状破断手段が形成されており、該スカート壁は該環状破断手段よりも上方の主部と該環状破断手段よりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画されており、
該スカート壁の該主部の内周面には係合手段が形成されており、
該環状破断手段は該スカート壁の外周面に環状溝を配設して環状薄肉部を生成することによって形成されており、
該摘み片は該タンパーエビデント裾部の外周面に接続された基端部と、該基端部から該環状破断手段を越えて上方に延びる上昇部と、該上昇部から該スカート壁の該主部の外周面に沿って、該環状破断手段よりも上方を円弧状に延びる円弧状部とを有する、
ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
【0009】
該摘み片の該円弧状部の内面は破断可能な細い接続片を介して該スカート壁の該主部の外周面に接続されているのが好適である。該タンパーエビデント裾部には、該摘み片の該基端部の近傍において該タンパーエビデント裾部の上端から下端まで延びる縦方向破断手段を形成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳述する。
【0011】
図1乃至図4を参照して説明すると、本発明に従って構成された全体を番号2で示す合成樹脂製容器蓋は、ポリエチレン及びポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から射出成形法或いは圧縮成形法によって一体に成形されている(成形の際の型形態については後に更に言及する)。かかる容器蓋2は、円形天面壁4、この天面壁4の周縁から垂下する円筒状スカート壁6、及びスカート壁6の外周面に付設された摘み片8を具備している。図4から明確に理解される如く、天面壁4の内面には、下方に垂下する円筒状シール片10が形成されている。スカート壁6には環状破断手段12が形成されており、スカート壁6は環状破断手段12よりも上方の主部14と環状破断手段12よりも下方のタンパーエビデント裾部16とに区画されている。環状破断手段12は、図4を参照することによって明確に理解される如く、スカート壁6の外周面に環状溝18を配設して環状薄肉部即ちスコアを生成することによって形成されていることが重要である。スカート壁6の主部14の外周面下端には、周方向に連続して延びる環状フランジ20が形成されている。この環状フランジ20の所定角度位置、図示の実施形態においては摘み片8に対して略90度離隔せしめられた位置、には半径方向外方に突出する鍔21が形成されている。スカート壁6の主部14における、環状フランジ20よりも上方の領域には、周方向に間隔をおいて軸線方向上方にスカート壁6と天面壁4の境界領域まで実質上鉛直に延びる多数の突条22が形成されている。スカート壁6の主部14の内周面には、図3及び図4から理解されるとおり、係合手段24が形成されている。図示の実施形態における係合手段24は、周方向に間隔をおいて配設され周方向に延びる3個の弧状突条26から構成されている。図4を参照することによって理解される如く、タンパーエビデント裾部16の内径は主部14の内径よりも幾分大きくせしめられている。そして、タンパーエビデント裾部16の内周面にも係合手段28が形成されている。この係合手段28は、摘み片8の後述する下端部が位置する部位における欠損部30を除いて周方向に連続して延びる突条32から構成されている。
【0012】
図1乃至図4を参照して説明を続けると、スカート壁6の外周面に付設された摘み片8は、基端部34、上昇部36及び円弧状部38を有する。基端部34は、図2において上方に向かって左側に幾分傾斜して延びている。図3及び図4を参照することによって明確に理解される如く、基端部34は比較的肉厚であり、スカート壁6のタンパーエビデント裾部16の外周面に充分強固に接続されている。上昇部36は基端部34よりも薄く、基端部34の厚さ方向外側部から軸線方向上方に実質上鉛直に延びている。かかる上昇部36は上記環状破断手段12を越えて上方に、換言すればスカート壁6のタンパーエビデント裾部16の上端を越えてスカート壁6の主部14の領域まで延びていることが重要である。円弧状部38は、図3から明確に理解される如く、上昇部36の上端部から周方向に、スカート壁6の主部14の外周面に沿って円弧状に延びている。図2に明確に図示するとおり、円弧状部38は環状破断手段12よりも上方に位置せしめられていることが重要である。摘み片8の上昇部36及び円弧状部38の内面はスカート壁6の外周面にから離隔されているが、図3及び図4に図示する如く円弧状部38の内面からスカート壁6の主部14の外周面、更に詳しくは上記環状フランジ20まで延びる破断可能な細い接続片40が配設されている。
【0013】
図1及び図2に図示するとおり、スカート壁6のタンパーエビデント裾部16には、摘み片8の基端部34の近傍においてタンパーエビント裾部16の上端から下端まで縦方向(即ち軸線方向)に延びる縦方向破断手段42も形成されている。図示の実施形態における縦方向破断手段42は、タンパーエビデント裾部16に形成されたスリット(切り溝)44と、タンパーエビデント裾部16の外周面に溝46を形成することによって生成された薄肉部即ちスコアとから構成されている。スリット44は、周方向に延びる主部44aとこの主部44aの片側部から下方に実質上鉛直に延びる垂下部44bを有する。薄肉部を生成する溝46は、スリット44の下端から摘み片8の基端部34の片側縁に沿って延びる部分46a、部分46aに続いて基端部34の下端縁に沿って延びる部分46b及び、部分46bから更に下方に向かって図2において右方に傾斜してタンパーエビデント裾部16の下端まで延びる部分46cを有する。成形時の型抜きの際の上記スリット44及び溝46に起因する無理抜きを回避乃至低減せしめるために、スリット44の主部44a及び垂下部44b並びに溝46の部分46a及び46bの、図2において左側領域において、タンパーエビデント裾部16の外周面には表面部を欠損せしめて形成された略平坦な欠損面48が配設されており、また溝44cの、図2において右側領域においても、タンパーエビデント裾部16の外周面には表面部を欠損せしめて形成された略平坦な欠損面50が配設されている。
【0014】
図2及び図3には、容器蓋2を成形する際に使用される雌型、即ち容器蓋2の外郭(上面及び外周面)を規定する型部材も二点鎖線で図示している。かかる雌型は、環状破断手段12よりも上方の外郭、即ち天面壁4の上面及びスカート壁6の主部14の外周面を規定する上側型部材52と共に、環状破断手段12以下の外郭、即ち環状破断手段12の外周面及びスカート壁6のタッパーエビデント裾部16の外周面を規定する2個の割型部材54a及び54bから構成されている。型抜きの際には、図2及び図3に矢印で示すとおり、上側型部材52は容器蓋2に対して軸線方向上方に直線状に相対的に移動せしめられ、2個の割型部材54a及び54bは半径方向両外方向に直線状に移動せしめられる。本発明に従って構成された容器蓋2においては、摘み片8の円弧状部38は環状破断手段12よりも上方に位置せしめられており、従って2個の割型部材54a及び54bではなくて型抜きの際に軸線方向上方に移動せしめられる上側型部材52によって規定されている。それ故に、型抜きの際に無理抜きを生成せしめることなく、スカート壁6の主部14の外周面に沿って所要長さに渡って円弧状に延在せしめることができる。上記特許第2743160号公報に開示されている容器蓋の如く、摘み片を環状破断手段よりも下方に位置せしめた場合には、摘み片の全体が2個の割型部材によって規定されることになり、従って円弧状部38に対応する部分を割型部材の移動方向に平行な方向、即ちタンパーエビデント裾部の外周面における接線方向に直線状に延在せしめなければならず(タンパーエビデント裾部の外周面に沿って円弧状に延在せしめると、2個の割型部材を相対的に移動せしめる際に過剰な無理抜きが生成される)、円弧状部38に対応する部分を所要長さにせしめると、その先端部とタンパーエビデント裾部の外周面との間隔が課題になってしまう。
【0015】
図5は、ガラス製牛乳瓶の口頸部56に図1乃至図4に図示する容器蓋2を装着して、口頸部56を密封した状態を図示している。それ自体は公知の牛乳瓶の口頸部56は全体として略円筒形状であり、その外周面には環状上側膨出部58と下側環状膨出部60とが形成されており、上側膨出部58の下方には上側被係合手段を構成する環状凹部62が規定され、下側膨出部60の下方には下側被係合手段を構成する環状凹部64が規定されている。口頸部56に容器蓋2を装着する際には、口頸部56に容器蓋2を被嵌して下方に押圧し、図5に図示する如くスカート壁6の主部14の内周面に形成されている係合手段24即ち3個の弧状突条26を環状凹部62に係合せしめ、タンパーエビデント裾部16の内周面に形成されている係合手段28即ち突条32を環状凹部64に係合せしめる。かくすると、天面壁4の内面に形成されているシール片10が口頸部56の内周面に密接せしめられ、これによって口頸部56が密封される。
【0016】
口頸部56から容器蓋2を離脱して口頸部56を開封する際には、最初に摘み片8の円弧状部38を外方に強制して細い接続片40を破断せしめる。次いで、円弧状部38を把持して所要方向に引っ張り、タンパーエビデント裾部16に形成されている縦方向破断手段42を破断、更に詳しくは溝46によって生成されている薄肉部を破断し、そいて更に環状破断手段12を破断、更に詳しくは環状溝18によって生成されている環状薄肉部を破断し、かくしてタンパーエビデント裾部16をスカート壁6の主部14から分離せしめると共に口頸部56から離脱せしめる。しかる後に、スカート壁6の主部14に形成されている鍔21に指を掛けて上方に強制して、係合手段24を構成する3個の弧状突条26を口頸部56の環状凹部62から弾性的に離脱せしめ、天面壁4及びスカート壁6の主部14を口頸部56から離脱せしめる。開封した口頸部56を一次的に仮密封することが望まれる場合には、タンパーエビデント裾部16が分離された容器蓋2、即ち天面壁4及びスカート壁6の主部14を口頸部56に被嵌して押圧し、係合手段24を構成する3個の弧状突条26を口頸部56の環状凹部62に再び係合せしめればよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明に容器蓋においては、スカート壁の環状破断手段を、スカート壁の外周面に環状溝を配設して環状薄肉部を生成することによって形成している、従ってスカート壁の少なくとも環状溝から下方の部分の外郭を規定する雌型部を、半径方向外方に直線的に移動せしめて容器蓋から離隔せしめることができる2個の所謂割型部材から構成することが必要であるにもかかわらず、摘み片の延在長さを充分に長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を示す斜面図。
【図2】図1に示す容器蓋の正面図。
【図3】図1に示す容器蓋の底面図
【図4】図3の線IV−IVに沿った断面図。
【図5】図1に示す容器蓋をガラス製牛乳瓶の口頸部に装着した状態を一部を正面図で、一部を断面図で示す図。
【符号の説明】
2:容器蓋
4:天面壁
6:スカート壁
8:摘み片
12:環状破断手段
14:スカート壁の主部
16:タンパーエビデント裾部
18:環状溝
24:係合手段
28:係合手段
34:摘み片の基端部
36:摘み片の上昇部
38:摘み片の円弧状部
42:縦方向破断手段
52:上側型部材
54a:割型部材
54b:割型部材
56:牛乳瓶の口頸部

Claims (3)

  1. 合成樹脂から一体に成形された、天面壁、該天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁、及び摘み片を具備し、
    該スカート壁には周方向に延びる環状破断手段が形成されており、該スカート壁は該環状破断手段よりも上方の主部と該環状破断手段よりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画されており、
    該スカート壁の該主部の内周面には係合手段が形成されており、
    該環状破断手段は該スカート壁の外周面に環状溝を配設して環状薄肉部を生成することによって形成されており、
    該摘み片は該タンパーエビデント裾部の外周面に接続された基端部と、該基端部から該環状破断手段を越えて上方に延びる上昇部と、該上昇部から該スカート壁の該主部の外周面に沿って、該環状破断手段よりも上方を円弧状に延びる円弧状部とを有する、
    ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
  2. 該摘み片の該円弧状部の内面は破断可能な細い接続片を介して該スカート壁の該主部の外周面に接続されている、請求項1記載の合成樹脂製容器蓋。
  3. 該タンパーエビデント裾部には、該摘み片の該基端部の近傍において該タンパーエビデント裾部の上端から下端まで延びる縦方向破断手段が形成されている、請求項1又は2記載の合成樹脂製容器蓋。
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