JP2000226048A - 合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

合成樹脂製容器蓋

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JP2000226048A
JP2000226048A JP11026415A JP2641599A JP2000226048A JP 2000226048 A JP2000226048 A JP 2000226048A JP 11026415 A JP11026415 A JP 11026415A JP 2641599 A JP2641599 A JP 2641599A JP 2000226048 A JP2000226048 A JP 2000226048A
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洋一 辻口
Masao Yageta
正男 八下田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天面壁(4)、スカート壁(6)及び摘み片
(8)を具備する合成樹脂製容器蓋(2)において、ス
カート壁を主部(14)とタンパーエビデント裾部(1
6)に区画する環状破断手段(12)を、スカート壁の
外周面に環状溝(18)を配設することによって形成し
ているにもかかわらず、摘み片(34)の延在長さを充
分に長くすることができるように改良する。 【解決手段】 摘み片をスカート壁のタンパーエビデン
ト裾部の外周面に接続された基端部(34)と、基端部
から環状破断手段を越えて上方に延びる上昇部(36)
と、上昇部からスカート壁の主部の外周面に沿って、環
状破断手段よりも上方を円弧状に延びる円弧状部(3
8)とを有する形態にせしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンパーエビデン
ト特性を備えた合成樹脂製容器蓋、更に詳しくは合成樹
脂から一体に成形され、それに限定されるものではない
が特にガラス製牛乳瓶に好適に適用される、タンパーエ
ビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】特許第2743160号公報及び特開平
9−30552号公報には、特にガラス製牛乳瓶に好適
に適用される、ポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から
一体に成形された合成樹脂製容器蓋が開示されている。
かかる容器蓋は、円形天面壁、この天面壁の周縁から垂
下する円筒状スカート壁、及び摘み片を具備している。
スカート壁には周方向に延びる環状破断手段が形成され
ており、スカート壁は環状破断手段よりも上方の主部と
環状破断手段よりも下方のタンパーエビデント裾部とに
区画されている。スカート壁の内周面には半径方向内方
に突出する突条でよい係合手段が形成され、そしてまた
タンパーエビデント裾部の内周面にも同様に半径方向内
方に突出する突条でよい係合手段が形成されている。摘
み片は、タンパーエビデント裾部の外周面に接続された
基端部から略周方向に延びている。タンパーエビデント
裾部には、摘み片の基端部の近傍においてタンパーエビ
デント裾部の上端から下端まで延びる縦破断手段も形成
されている。
【0003】上述したとおりの容器蓋は、口頸部の外周
面に環状凹部でよい上側被係合手段と、同様に環状凹部
でよい下側被係合手段とが形成されている容器、例えば
ガラス製牛乳瓶、に適用される。容器の口頸部に容器蓋
を装着して口頸部を密封する際には、口頸部に容器蓋を
被嵌せしめて押圧し、スカート部の主部の内周面に形成
されている係合手段を口頸部の上側被係合手段に係合せ
しめ、タンパーエビデント裾部に形成されている係合手
段を口頸部の下側係合手段に係合せしめる。容器の口頸
部を開封する際には、容器蓋の摘み片を把持して引っ張
ることによって、タンパーエビデント裾部の縦破断手段
を破断せしめ、次いでスカート壁の環状破断手段を破断
せしめ、かくしてタンパーエビデント裾部をスカート壁
の主部から分離せしめると共に口頸部から離脱せしめ
る。しかる後に、容器蓋の残部、即ち天面壁とスカート
壁の主部とを口頸部から離脱せしめる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特許第27431
60号公報に開示されている容器蓋においては、環状破
断手段はスカート壁の外周面に環状溝を配設して環状薄
肉部を生成することによって形成されている。かように
スカート壁の外周面に環状溝を配設する場合には、容器
蓋成形の際の型抜きの点から、スカート壁の少なくとも
環状溝から下方の部分の外郭を規定する雌型部を、半径
方向外方に直線的に移動せしめて容器蓋から離隔せしめ
ることができる2個の所謂割型部材から構成することが
必要である。かような割型部材を使用する場合、摘み片
は、型抜きの点から、その基端部が割型部材の相互接触
線を跨ぐ形態に、従って基端部の一部が片方の割型部材
によって規定され基端部の残部が他方の割型部材によっ
て規定され、摘み片の主部は割型の他方によって規定さ
れることが必要である。従って、摘み片の主部は割型の
移動方向に平行に延びることが必要であり、タンパーエ
ビデント裾部の外周面に沿って円弧状ではなくてタンパ
ーエビデント裾部の外周面の接線に対して平行に直線状
に延びることが必要である。摘み片の主部をかように直
線状に延在せしめる場合には、摘み片の主部の長さが長
くなると、摘み片の先端部とタンパーエビデント裾部の
外周面との間に相当な空間が生成されてしまう。そし
て、かような空間の存在に起因して次のとおりの問題が
発生する。即ち、容器蓋を容器の口頸部に装着する装着
工程等において多数の容器蓋をホッパー内に投入した時
に、容器蓋の摘み片とタンパーエビデント裾部の外周面
との間に存在する相当大きな空間に他の容器蓋の摘み片
が進入し、これに起因して容器蓋と容器蓋が相互の係止
せしめられ、所謂ブロッキングを起こしてしまう。かよ
うな問題を回避するために、摘み片の延在長さを短くす
ることが必要であるが、摘み片の延在長さを短くする
と、摘み片を把持するのが困難になり、従って縦破断手
段及び環状破断手段の破断が相当困難になってしまう。
【0005】一方、上記特開平9−30552号公報に
開示されている容器蓋においては、環状破断手段はスカ
ート壁の外周面ではなくて内周面に環状溝を配設して環
状薄肉部を生成することによって形成されている。かよ
うにスカート壁の内周面に環状溝を配設する場合、スカ
ート壁の内周面を規定する雄型を所謂割型部材から形成
すると、雄型自体の構成及びその移動工程が著しく複雑
になる故に、通常は、雄型に割型構造を採用することな
く、スカート壁の内周面に配設された環状溝に関しては
所謂無理抜きを適用している。かような無理抜きを適用
するためには、環状溝の深さを小さい値に制限すること
が必要であり、従って薄肉部の肉厚を充分に小さくせし
めるためにはタンパーエビデント裾部の肉厚を相当薄く
することが必要である。タンパーエビデント裾部の肉厚
を相当薄くすると、次のとおりの問題が発生する。即
ち、環状溝の片縁はタンパーエビデント裾部の上端縁に
よって規定される故に、環状溝の成形性が低下、換言す
れば所要とおりの環状溝を安定して成形することが困難
になる。また、タンパーエビデント裾部の下端縁に支持
部材を当接せしめて容器蓋に力を加えると薄いタンパー
エビデント裾部が過剰に変形してしまうので、成形され
た容器蓋から雄型を無理抜きする際には容器蓋の天面壁
の内面に力を加えることが必要であるが、かくすること
によって天面壁が外側に膨出した形状に変形されてしま
う傾向がある。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、スカート壁の環状破断
手段を、スカート壁の外周面に環状溝を配設して環状薄
肉部を生成することによって形成している、従ってスカ
ート壁の少なくとも環状溝から下方の部分の外郭を規定
する雌型部を、半径方向外方に直線的に移動せしめて容
器蓋から離隔せしめることができる2個の所謂割型部材
から構成することが必要であるが、摘み片の延在長さを
充分に長くすることができ、従って上記特開平9−30
552号公報に開示されている容器蓋に存在する問題点
が回避されていると共に上記特許第2743160号に
開示されている容器蓋に存在する問題点も回避されてい
る、新規且つ改良された容器蓋を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記技
術的課題を解決するために、スカート壁の外周面に環状
溝を配設して環状薄肉部を生成することによって環状破
断手段を形成すると共に、摘み片をタンパーエビデント
裾部の外周面に接続された基端部と、この基端部から環
状破断手段を越えて上方に延びる上昇部と、上昇部から
スカート壁の主部の外周面に沿って、環状破断手段より
も上方を円弧状に延びる円弧状部とを有する形態にせし
める。
【0008】即ち、本発明によれば、上記技術的課題を
解決する合成樹脂製容器蓋として、合成樹脂から一体に
成形された、天面壁、該天面壁の周縁から垂下する円筒
状スカート壁、及び摘み片を具備し、該スカート壁には
周方向に延びる環状破断手段が形成されており、該スカ
ート壁は該環状破断手段よりも上方の主部と該環状破断
手段よりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画され
ており、該スカート壁の該主部の内周面には係合手段が
形成されており、該環状破断手段は該スカート壁の外周
面に環状溝を配設して環状薄肉部を生成することによっ
て形成されており、該摘み片は該タンパーエビデント裾
部の外周面に接続された基端部と、該基端部から該環状
破断手段を越えて上方に延びる上昇部と、該上昇部から
該スカート壁の該主部の外周面に沿って、該環状破断手
段よりも上方を円弧状に延びる円弧状部とを有する、こ
とを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
【0009】該摘み片の該円弧状部の内面は破断可能な
細い接続片を介して該スカート壁の該主部の外周面に接
続されているのが好適である。該タンパーエビデント裾
部には、該摘み片の該基端部の近傍において該タンパー
エビデント裾部の上端から下端まで延びる縦方向破断手
段を形成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
合成樹脂製容器蓋の好適実施形態を図示している添付図
面を参照して、更に詳述する。
【0011】図1乃至図4を参照して説明すると、本発
明に従って構成された全体を番号2で示す合成樹脂製容
器蓋は、ポリエチレン及びポリプロピレンの如き適宜の
合成樹脂から射出成形法或いは圧縮成形法によって一体
に成形されている(成形の際の型形態については後に更
に言及する)。かかる容器蓋2は、円形天面壁4、この
天面壁4の周縁から垂下する円筒状スカート壁6、及び
スカート壁6の外周面に付設された摘み片8を具備して
いる。図4から明確に理解される如く、天面壁4の内面
には、下方に垂下する円筒状シール片10が形成されて
いる。スカート壁6には環状破断手段12が形成されて
おり、スカート壁6は環状破断手段12よりも上方の主
部14と環状破断手段12よりも下方のタンパーエビデ
ント裾部16とに区画されている。環状破断手段12
は、図4を参照することによって明確に理解される如
く、スカート壁6の外周面に環状溝18を配設して環状
薄肉部即ちスコアを生成することによって形成されてい
ることが重要である。スカート壁6の主部14の外周面
下端には、周方向に連続して延びる環状フランジ20が
形成されている。この環状フランジ20の所定角度位
置、図示の実施形態においては摘み片8に対して略90
度離隔せしめられた位置、には半径方向外方に突出する
鍔21が形成されている。スカート壁6の主部14にお
ける、環状フランジ20よりも上方の領域には、周方向
に間隔をおいて軸線方向上方にスカート壁6と天面壁4
の境界領域まで実質上鉛直に延びる多数の突条22が形
成されている。スカート壁6の主部14の内周面には、
図3及び図4から理解されるとおり、係合手段24が形
成されている。図示の実施形態における係合手段24
は、周方向に間隔をおいて配設され周方向に延びる3個
の弧状突条26から構成されている。図4を参照するこ
とによって理解される如く、タンパーエビデント裾部1
6の内径は主部14の内径よりも幾分大きくせしめられ
ている。そして、タンパーエビデント裾部16の内周面
にも係合手段28が形成されている。この係合手段28
は、摘み片8の後述する下端部が位置する部位における
欠損部30を除いて周方向に連続して延びる突条32か
ら構成されている。
【0012】図1乃至図4を参照して説明を続けると、
スカート壁6の外周面に付設された摘み片8は、基端部
34、上昇部36及び円弧状部38を有する。基端部3
4は、図2において上方に向かって左側に幾分傾斜して
延びている。図3及び図4を参照することによって明確
に理解される如く、基端部34は比較的肉厚であり、ス
カート壁6のタンパーエビデント裾部16の外周面に充
分強固に接続されている。上昇部36は基端部34より
も薄く、基端部34の厚さ方向外側部から軸線方向上方
に実質上鉛直に延びている。かかる上昇部36は上記環
状破断手段12を越えて上方に、換言すればスカート壁
6のタンパーエビデント裾部16の上端を越えてスカー
ト壁6の主部14の領域まで延びていることが重要であ
る。円弧状部38は、図3から明確に理解される如く、
上昇部36の上端部から周方向に、スカート壁6の主部
14の外周面に沿って円弧状に延びている。図2に明確
に図示するとおり、円弧状部38は環状破断手段12よ
りも上方に位置せしめられていることが重要である。摘
み片8の上昇部36及び円弧状部38の内面はスカート
壁6の外周面にから離隔されているが、図3及び図4に
図示する如く円弧状部38の内面からスカート壁6の主
部14の外周面、更に詳しくは上記環状フランジ20ま
で延びる破断可能な細い接続片40が配設されている。
【0013】図1及び図2に図示するとおり、スカート
壁6のタンパーエビデント裾部16には、摘み片8の基
端部34の近傍においてタンパーエビント裾部16の上
端から下端まで縦方向(即ち軸線方向)に延びる縦方向
破断手段42も形成されている。図示の実施形態におけ
る縦方向破断手段42は、タンパーエビデント裾部16
に形成されたスリット(切り溝)44と、タンパーエビ
デント裾部16の外周面に溝46を形成することによっ
て生成された薄肉部即ちスコアとから構成されている。
スリット44は、周方向に延びる主部44aとこの主部
44aの片側部から下方に実質上鉛直に延びる垂下部4
4bを有する。薄肉部を生成する溝46は、スリット4
4の下端から摘み片8の基端部34の片側縁に沿って延
びる部分46a、部分46aに続いて基端部34の下端
縁に沿って延びる部分46b及び、部分46bから更に
下方に向かって図2において右方に傾斜してタンパーエ
ビデント裾部16の下端まで延びる部分46cを有す
る。成形時の型抜きの際の上記スリット44及び溝46
に起因する無理抜きを回避乃至低減せしめるために、ス
リット44の主部44a及び垂下部44b並びに溝46
の部分46a及び46bの、図2において左側領域にお
いて、タンパーエビデント裾部16の外周面には表面部
を欠損せしめて形成された略平坦な欠損面48が配設さ
れており、また溝44cの、図2において右側領域にお
いても、タンパーエビデント裾部16の外周面には表面
部を欠損せしめて形成された略平坦な欠損面50が配設
されている。
【0014】図2及び図3には、容器蓋2を成形する際
に使用される雌型、即ち容器蓋2の外郭(上面及び外周
面)を規定する型部材も二点鎖線で図示している。かか
る雌型は、環状破断手段12よりも上方の外郭、即ち天
面壁4の上面及びスカート壁6の主部14の外周面を規
定する上側型部材52と共に、環状破断手段12以下の
外郭、即ち環状破断手段12の外周面及びスカート壁6
のタッパーエビデント裾部16の外周面を規定する2個
の割型部材54a及び54bから構成されている。型抜
きの際には、図2及び図3に矢印で示すとおり、上側型
部材52は容器蓋2に対して軸線方向上方に直線状に相
対的に移動せしめられ、2個の割型部材54a及び54
bは半径方向両外方向に直線状に移動せしめられる。本
発明に従って構成された容器蓋2においては、摘み片8
の円弧状部38は環状破断手段12よりも上方に位置せ
しめられており、従って2個の割型部材54a及び54
bではなくて型抜きの際に軸線方向上方に移動せしめら
れる上側型部材52によって規定されている。それ故
に、型抜きの際に無理抜きを生成せしめることなく、ス
カート壁6の主部14の外周面に沿って所要長さに渡っ
て円弧状に延在せしめることができる。上記特許第27
43160号公報に開示されている容器蓋の如く、摘み
片を環状破断手段よりも下方に位置せしめた場合には、
摘み片の全体が2個の割型部材によって規定されること
になり、従って円弧状部38に対応する部分を割型部材
の移動方向に平行な方向、即ちタンパーエビデント裾部
の外周面における接線方向に直線状に延在せしめなけれ
ばならず(タンパーエビデント裾部の外周面に沿って円
弧状に延在せしめると、2個の割型部材を相対的に移動
せしめる際に過剰な無理抜きが生成される)、円弧状部
38に対応する部分を所要長さにせしめると、その先端
部とタンパーエビデント裾部の外周面との間隔が課題に
なってしまう。
【0015】図5は、ガラス製牛乳瓶の口頸部56に図
1乃至図4に図示する容器蓋2を装着して、口頸部56
を密封した状態を図示している。それ自体は公知の牛乳
瓶の口頸部56は全体として略円筒形状であり、その外
周面には環状上側膨出部58と下側環状膨出部60とが
形成されており、上側膨出部58の下方には上側被係合
手段を構成する環状凹部62が規定され、下側膨出部6
0の下方には下側被係合手段を構成する環状凹部64が
規定されている。口頸部56に容器蓋2を装着する際に
は、口頸部56に容器蓋2を被嵌して下方に押圧し、図
5に図示する如くスカート壁6の主部14の内周面に形
成されている係合手段24即ち3個の弧状突条26を環
状凹部62に係合せしめ、タンパーエビデント裾部16
の内周面に形成されている係合手段28即ち突条32を
環状凹部64に係合せしめる。かくすると、天面壁4の
内面に形成されているシール片10が口頸部56の内周
面に密接せしめられ、これによって口頸部56が密封さ
れる。
【0016】口頸部56から容器蓋2を離脱して口頸部
56を開封する際には、最初に摘み片8の円弧状部38
を外方に強制して細い接続片40を破断せしめる。次い
で、円弧状部38を把持して所要方向に引っ張り、タン
パーエビデント裾部16に形成されている縦方向破断手
段42を破断、更に詳しくは溝46によって生成されて
いる薄肉部を破断し、そいて更に環状破断手段12を破
断、更に詳しくは環状溝18によって生成されている環
状薄肉部を破断し、かくしてタンパーエビデント裾部1
6をスカート壁6の主部14から分離せしめると共に口
頸部56から離脱せしめる。しかる後に、スカート壁6
の主部14に形成されている鍔21に指を掛けて上方に
強制して、係合手段24を構成する3個の弧状突条26
を口頸部56の環状凹部62から弾性的に離脱せしめ、
天面壁4及びスカート壁6の主部14を口頸部56から
離脱せしめる。開封した口頸部56を一次的に仮密封す
ることが望まれる場合には、タンパーエビデント裾部1
6が分離された容器蓋2、即ち天面壁4及びスカート壁
6の主部14を口頸部56に被嵌して押圧し、係合手段
24を構成する3個の弧状突条26を口頸部56の環状
凹部62に再び係合せしめればよい。
【0017】
【発明の効果】本発明に容器蓋においては、スカート壁
の環状破断手段を、スカート壁の外周面に環状溝を配設
して環状薄肉部を生成することによって形成している、
従ってスカート壁の少なくとも環状溝から下方の部分の
外郭を規定する雌型部を、半径方向外方に直線的に移動
せしめて容器蓋から離隔せしめることができる2個の所
謂割型部材から構成することが必要であるにもかかわら
ず、摘み片の延在長さを充分に長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形
態を示す斜面図。
【図2】図1に示す容器蓋の正面図。
【図3】図1に示す容器蓋の底面図
【図4】図3の線IV−IVに沿った断面図。
【図5】図1に示す容器蓋をガラス製牛乳瓶の口頸部に
装着した状態を一部を正面図で、一部を断面図で示す
図。
【符号の説明】
2:容器蓋 4:天面壁 6:スカート壁 8:摘み片 12:環状破断手段 14:スカート壁の主部 16:タンパーエビデント裾部 18:環状溝 24:係合手段 28:係合手段 34:摘み片の基端部 36:摘み片の上昇部 38:摘み片の円弧状部 42:縦方向破断手段 52:上側型部材 54a:割型部材 54b:割型部材 56:牛乳瓶の口頸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 BA01 CA01 CC03 DA01 DB02 DB09 DB13 DC03 EA04 EC03 FA09 GA08 GB08 GB12 GB13 GB17 KA15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂から一体に成形された、天面
    壁、該天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁、及
    び摘み片を具備し、 該スカート壁には周方向に延びる環状破断手段が形成さ
    れており、該スカート壁は該環状破断手段よりも上方の
    主部と該環状破断手段よりも下方のタンパーエビデント
    裾部とに区画されており、 該スカート壁の該主部の内周面には係合手段が形成され
    ており、 該環状破断手段は該スカート壁の外周面に環状溝を配設
    して環状薄肉部を生成することによって形成されてお
    り、 該摘み片は該タンパーエビデント裾部の外周面に接続さ
    れた基端部と、該基端部から該環状破断手段を越えて上
    方に延びる上昇部と、該上昇部から該スカート壁の該主
    部の外周面に沿って、該環状破断手段よりも上方を円弧
    状に延びる円弧状部とを有する、 ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
  2. 【請求項2】 該摘み片の該円弧状部の内面は破断可能
    な細い接続片を介して該スカート壁の該主部の外周面に
    接続されている、請求項1記載の合成樹脂製容器蓋。
  3. 【請求項3】 該タンパーエビデント裾部には、該摘み
    片の該基端部の近傍において該タンパーエビデント裾部
    の上端から下端まで延びる縦方向破断手段が形成されて
    いる、請求項1又は2記載の合成樹脂製容器蓋。
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JP2007176557A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Nipro Corp キャップ

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