JP4204530B2 - 部品実装基板用解析方法 - Google Patents

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Description

本発明は各種の電子機器の電子回路の構築に使用される多層配線基板に部品を実装した状態での部品実装基板の物理特性の解析方法に関するものである。
電子機器の小型化を目的として、最近では、電子部品の高密度実装のために、多層配線基板が電子回路の構築に採用されている。多層配線基板の各レイヤーの配線パターンは、コンピュータ支援多層配線基板の設計CAD(Computer-Aided Design)に回路データを入力することによって、電気性能を満足した多層配線パターンを得ることができる。
しかし、多層配線基板の各レイヤーの材質や配線パターンの幅、言い換えると、配線パターンの銅箔部分の残存率の違いや、内部に組み込まれる電子部品の剛性の違い、ビヤホールの位置や数、表面に実装された部品やその部品の実装方法などによって、完成した部品実装基板の機械的な性能が変動する。具体的には、作用する外力や温度変化によって部品実装基板に限界以上の反りが発生し、多層配線基板に動作不良が発生する可能性が残されている。
そのため、多層配線基板について従来では(特許文献1)に見られるように、基板の外形形状であるパターン,厚みのデータより各層毎に3次元モデルを作成し、各層の3次元モデルを積み重ねて基板全体のソリッドモデルを作成し、このソリッドモデルに外力や温度変化を与えた場合のソリッドモデルの形状変化が許容範囲の変形かどうかを判断し、形状変化が許容範囲を越えた変形の場合には、前記CADによる設計段階にフィードバックして、機械的な性能を満足した多層配線基板を設計している。
なお、上記の「ソリッドモデル」自体の考え方は、立体的な各種の工業部品の応力解析の分野で確立されて採用されている理論であって、(非特許文献1)等に詳しい。
特開2004−13437 「有限要素法ハンドブックI基礎編」 鷲津久一郎 宮本 博 著、(株)培風館 1989年2月25日初版第5刷発行
しかし、高精度の解析結果を期待するためには、各層の平面内の分割数を多くすることが必要であって、要素数が膨大になって計算コストがかかる。多層配線基板だけでなく、多層配線基板の表面に部品を実装した部品実装基板の機械性能を解析しようとした場合には、要素数が膨大になって更に計算コストがかかる。
多層配線基板の外形の縦横サイズ比の許容範囲が狭く、薄型の多層配線基板に使用した場合には、計算コストをかけた割には精度の向上を期待できないのが現状である。
本発明は、計算コストの削減と解析精度の向上を期待できる部品実装基板用解析方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の部品実装基板用解析方法は、多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品の種類と形状と位置を電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、前記部品の多層配線基板の表面への前記部品の接合位置に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルを生成する工程(B)と、部品積層シェルモデルを生成する際に使用した要素分割線で前記基板積層シェルモデルの前記部品の実装位置を再分割する工程(C)と、前記再分割した基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とを有することを特徴とする。図6はこの請求項1のクレーム対応図を示す。
本発明の請求項2記載の部品実装基板用解析方法は、多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品の種類と形状と位置を電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンならびに部品が表面実装されるランドの位置に基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A−2)と、前記部品の多層配線基板の表面への前記部品の接合位置に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルを生成する工程(B)と、基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とを有することを特徴とする。図16はこの請求項2のクレーム対応図を示し、部品と基板共に再分割しない点が請求項1とは異なる。
本発明の請求項3記載の部品実装基板用解析方法は、請求項1または請求項2において、基板中立面と部品中立面とを接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)では、前記基板積層シェルモデルと前記部品積層シェルモデルの間の前記接合要素で結合された節点を除く樹脂系接合材エリアの節点を前記樹脂系接合材エリアの樹脂系接合材と機械強度が等価な接合要素で結合し解析モデルを計算することを特徴とする。
本発明の請求項4記載の部品実装基板用解析方法は、多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品を特定するデータを電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、前記部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割した部品積層シェルモデルを各部品に対応して記録した部品データライブラリーから前記部品積層シェルモデルを読み出す工程(B−2)と、部品積層シェルモデルの要素分割線で前記基板積層シェルモデルの前記部品の実装位置を再分割する工程(C)と、基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した前記部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とを有することを特徴とする。図17はこの請求項4のクレーム対応図を示し、部品データライブラリーを使用している点が請求項1とは異なる。
本発明の請求項5記載の部品実装基板用解析方法は、多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品を特定するデータを電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンならびに部品が表面実装されるランドの位置に基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A−2)と、前記部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割した部品積層シェルモデルを各部品に対応して記録した部品データライブラリーから前記部品積層シェルモデルを読み出す工程(B−2)と、基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とを有することを特徴とする。図18はこの請求項5のクレーム対応図を示し、部品データライブラリーを使用している点が請求項2とは異なる。
本発明の請求項6記載の部品実装基板用解析方法は、多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品を特定するデータを電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルから計算した部品中立面を、部品に対応して記録した部品データライブラリーから読み出す工程(B−3)と、部品積層シェルモデルの要素分割線で前記基板積層シェルモデルの前記部品の実装位置を再分割する工程(C)と、前記再分割した基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と前記部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とを有することを特徴とする。図19はこの請求項6のクレーム対応図を示し、部品データライブラリーを使用している点が請求項1とは異なる。
本発明の請求項7記載の部品実装基板用解析方法は、多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品を特定するデータを電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンならびに部品が表面実装されるランドの位置に基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A−2)と、部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルから計算した部品中立面を、部品に対応して記録した部品データライブラリーから読み出す工程(B−3)と、基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と前記部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とを有することを特徴とする。図20はこの請求項7のクレーム対応図を示し、部品データライブラリーを使用している点が請求項2とは異なる。
本発明の請求項8記載の部品実装基板用解析方法は、多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品の種類と形状と位置を電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、前記部品の多層配線基板の表面への前記部品の接合位置に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルを生成する工程(B)と、基板積層シェルモデルの表面への前記部品の実装位置に基板積層シェルモデルとは要素分割線の位置が不一致の前記部品積層シェルモデルを接合した場合に、基板積層シェルモデルと部品積層シェルモデルの内の一方のモデルの要素分割線の交点(P1)に発生する力を、この交点(P1)と前記他方のモデルの要素分割線との結合点(P1a)と前記他方のモデルの最寄りの要素分割線の節点(P3,P4)との距離(l2,l3)とその間の剛性(k2,k3)に基づいて、前記他方のモデルの最寄りの要素分割線の節点(P3,P4)に分配する接合中間ファイルを生成する工程(F)と、基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素と前記接合中間ファイルを通して結合して解析モデルを形成する工程(D−2)と、前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とを有することを特徴とする。図21はこの請求項8のクレーム対応図を示し、部品が表面実装されるランドの位置に基づいて基板積層シェルモデルを生成することはせずに、生成した接合中間ファイルを使用することによって、例えば基板積層シェルモデルの部品積層シェルモデルに合わせる再分割を必要としていない点が請求項2とは異なる。
本発明の請求項9記載の部品実装基板用解析方法は、多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品を特定するデータを電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、前記部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割した部品積層シェルモデルを各部品に対応して記録した部品データライブラリーから前記部品積層シェルモデルを読み出す工程(B−2)と、基板積層シェルモデルの表面への前記部品の実装位置に基板積層シェルモデルとは要素分割線の位置が不一致の前記部品積層シェルモデルを接合した場合に、基板積層シェルモデルと部品積層シェルモデルの内の一方のモデルの要素分割線の交点(P1)に発生する力を、この交点(P1)と前記他方のモデルの要素分割線との結合点(P1a)と前記他方のモデルの最寄りの要素分割線の節点(P3,P4)との距離(l2,l3)とその間の剛性(k2,k3)に基づいて、前記他方のモデルの最寄りの要素分割線の節点(P3,P4)に分配する接合中間ファイルを生成する工程(F)と、基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素と前記接合中間ファイルを通して結合して解析モデルを形成する工程(D−2)と、前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とを有することを特徴とする。図23はこの請求項9のクレーム対応図を示し、部品が表面実装されるランドの位置に基づいて基板積層シェルモデルを生成することはせずに、生成した接合中間ファイルを使用することによって、例えば基板積層シェルモデルの部品積層シェルモデルに合わせる再分割を必要としていない点が請求項5とは異なる。
本発明の請求項10記載の部品実装基板用解析方法は、多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品を特定するデータを電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルから計算した部品中立面を、部品に対応して記録した部品データライブラリーから読み出す工程(B−3)と、基板積層シェルモデルの表面への前記部品の実装位置に基板積層シェルモデルとは要素分割線の位置が不一致の前記部品積層シェルモデルを接合した場合に、基板積層シェルモデルと部品積層シェルモデルの内の一方のモデルの要素分割線の交点(P1)に発生する力を、この交点(P1)と前記他方のモデルの要素分割線との結合点(P1a)と前記他方のモデルの最寄りの要素分割線の節点(P3,P4)との距離(l2,l3)とその間の剛性(k2,k3)に基づいて、前記他方のモデルの最寄りの要素分割線の節点(P3,P4)に分配する接合中間ファイルを生成する工程(F)と、基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素と前記接合中間ファイルを通して結合して解析モデルを形成する工程(D−2)と、前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とを有することを特徴とする。図24はこの請求項10のクレーム対応図を示し、部品が表面実装されるランドの位置に基づいて基板積層シェルモデルを生成することはせずに、生成した接合中間ファイルを使用することによって、例えば基板積層シェルモデルの部品積層シェルモデルに合わせる再分割を必要としていない点が請求項7とは異なる。
本発明の請求項11記載の部品実装基板用解析プログラムは、電子計算機に、請求項1,請求項2,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8,請求項9,請求項10のいずれかの部品実装基板用解析方法における各工程を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
本発明の部品実装基用板解析方法によると、層内の材質が不均一な多層配線基板の外形,各層の組成に基づいて各層ごとの単層モデルを生成し、これに基づいて積層シェルモデルを生成し、この積層シェルモデルに境界条件を代入して変形を計算することはせずに、部品積層シェルモデルの中立面と基板積層シェルモデルの中立面とを、部品の実装条件に等価な接合要素で結合した解析モデルを作成し、この解析モデルに境界条件を与えて変形を計算して、多層配線基板がその表面に実装された部品からどのような影響を受けるか、多層配線基板の表面に実装された部品が多層配線基板からどのような影響を受けるかを、計算量が少なくして良好な解析結果を得ることができる。
以下、本発明の部品実装基板用解析方法を具体的な各実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は部品実装基板用解析方法に基づく応力解析のフローを示している。
処理の開始に際しては、解析を受ける多層配線基板の外形形状1と各層の配線パターンのデータ2を第1ファイルM1として用意し、多層配線基板の中に配線パターンやビアなどの他に、部品が多層配線基板の内部に配置されている場合には、部品種類3と形状4と位置5aを第2ファイルM2として用意する。多層配線基板の表面に実装される部品については、実装方法と形状と構造について部品毎に記述された表面実装部品データ5bを第2ファイルM2として用意する。表面実装部品データ5bの形状には、集積回路の場合にはパッケージ外形と外部接続端子の配置のデータが含まれている。構造には、集積回路の場合にはパッケージの材質とその内部のチップの場所などのデータが記録されている。多層配線基板の表面への部品の実装位置についてのデータは、各部品毎に表面実装部品データ5bに合わせて記述しておくか、何れの多層配線基板を使用して、その多層配線基板の表面の何れの実装位置に何れの部品を実装するのかを管理しているコンピュータ支援多層配線基板の設計CADデータから読み込んで処理するように構成することもできる。この実施の形態では、部品の実装位置とその部品名についてのデータは、CADデータから読み込んで処理するものとして説明する。
第1ファイルM1は、具体的には、図2に示すように多層配線基板を第1層〜第n層に分離し、第1層,第3層,第5層,・・・,第n層が配線層、第2層,第4層,・・・,第(n−1)が絶縁層である。
まず、多層配線基板の表面に部品が実装されていない状態の解析を基本状態として説明する。
この基本状態の電子計算機6のステップS101では、第1ファイルM1に基づいて要素分割処理を実行する。要素分割処理は、第1層,第3層,第5層,・・・の各配線層を複数のセルに要素分割する。第1配線層の具体的例を図3(a)に示す。この図では基材7の上に目的形状の銅箔パターン8が形成されている。この場合、ステップS101では図3(b)に示すように第1配線層の平面内を同一の大きさのセルに区切って要素分割する。
ステップS102では、ステップS101で要素分割した各セルの分割データについて、要素材料種類のデータなどに基づいて図3(c)に示すように銅箔50%以上のセルを「全部が銅箔で覆われている」、50%未満のセルを「銅箔が無くて基材だけ」と言うように予め設定した閾値に基づいて各セルの要素判定を実施する。その材料種類の割り当て結果を図3(d)に示す。
基材と銅箔とが混在した第3配線層,第5配線層,・・・の残りの配線層についても、第1配線層と同様に同様の条件にて材料種類の割り当てを実行する。第2層,第4層,・・・,第(n−1)の絶縁層のように平面内の要素材料種類が一定である場合についても、下配線層と上配線層を接続するビアなどの有無によって、同様に各セルの要素判定を実施する。
なお、この際、第1層〜第n層のすべての層について、セルの形状と大きさは同一で、かつ各配線層の平面内をセルに分割している各要素分割線24の交点GXの座標位置は一致している。
このようにして各層ごとの材料種類の割り当てが終わって第3ファイルM3に分割データ9,要素材料種類データ10としてファイルされた後に、ステップS103では、解析モデル作成処理が実行される。具体的には、ステップS102までの処理で作成された各層の2次元データに第1ファイルM1に基づいた各層の厚みデータと積層順を与えて、図4(a)から図4(b)に示すように3次元の基板積層シェルモデル11を作成してステップS104で第4のファイルM4に基板積層シェルモデル11としてファイルする。
多層配線基板の中に配線パターンやビアなどの他に、部品が配置されている場合には、第2ファイルM2の部品種類と形状と位置とに基づいてステップS103で作成した積層シェルモデルの該当位置に組み込んで積層シェルモデルデータ11とする。
第4ファイルM4には、解析を目的とする条件を表す境界条件12と、第1ファイルに基づいて多層配線基板の各材料の材料物性13が予め読み込まれている。
有限要素法を用いるときに必要となる境界条件12には、拘束条件と荷重条件がある。解析対象物の多層配線基板が取り付け支持されている状態を表すのが拘束条件である。荷重条件には、この多層配線基板のどこかに機械的にかかる力による機械荷重と、温度変化がもたらす解析対象物の膨張・収縮から発生する力による温度荷重がある。
前記材料物性13は、解析対象物の多層配線基板を構成する各材料ごとの固有値で、主に、各材料ごとのヤング率,ポアソン比,線膨張係数,熱伝導率,比熱,密度,輻射率,熱伝達率などが読み込まれている。
ステップS105では、第4ファイルM4の基板積層シェルモデル11と第4ファイルM4の材料物性13に基づいて、3次元積層シェルモデルの基準面の2次元モデルを計算する。具体的には、図5(a)に示すように、3次元の基板積層シェルモデル11に存在する仮想的な基板中立面14を計算する。この基板中立面14の位置が、基板積層シェルモデル11の上面から距離d1、基板積層シェルモデル11の下面から距離d2の位置であったとする。
さらにこのステップS105では、基板中立面14に前記境界条件12を与えた場合の基板中立面14の変形を計算し、変形した中立面を図5(b)に示す14Aとすると、この変形した基板中立面14Aの一方の面と他方の面に、板厚に基づく前記距離d1,d2を付加して多層配線基板の変形11Aを求める。
また、このステップS105では、応力解析の場合、変形11Aと前記厚み情報である各層の板厚とヤング率,ポアソン比,熱膨張係数の物性を用いて第1層〜第n層の各層の応力を計算する。
さらに、このステップS105では併せて熱伝導解析を実施するために、前記積層シェルの上面と下面に温度条件を与えて前記厚み情報である各層の板厚と熱伝導率,比熱,密度の物性を用いて第1層〜第n層の各層の温度を計算して基板積層シェルモデル11の温度を計算している。
ステップS106では、ステップS105の変形11Aの結果が反り(変位)15と各層の応力16として第5ファイルM5に読み込まれる。基板積層シェルモデル11の温度も第5ファイルM5に読み込まれる。
ステップS107では、ステップS106の第5ファイルM5を読み込んで、解析結果の変形,温度が条件を満たしているかどうかを判定し、条件を満たしていない場合には解析対象の製造に関するデータが書き込まれている第6ファイルM6のCADデータ17のパラメータの一部を変更して、これに基づいて第1ファイルM1や第2ファイルM2を変更して、上記の解析を繰り返す。条件が満たされたならばコンピュータ支援製造のCAM(Computer-Aided Manufacturing)データ18に出力する。
このように、ステップS105では、3次元の積層シェルモデルから中立面11への変換し、基板中立面14に境界条件12を作用させ二次元の変形,温度を計算し、厚み情報を付加して多層配線基板の外形を求めるという計算処理工程によって解析できるため、従来のように3次元のソリッドモデルに境界条件を作用させ三次元の変形を計算している解析に比べて、少ない計算時間でほぼ同様な精度の解析結果を得ることができる。
以上が、多層配線基板の表面に部品が実装されていない解析の基本状態であるが、多層配線基板の表面に部品が実装されている場合には、図6に示す第1のクレーム対応図に基づいて処理される。
第1のクレーム対応図の工程(A)では、電子計算機6のステップS103で基板積層シェルモデル11を作成して第4ファイルM4に書き込むのは同じであるが、電子計算機6のステップS105で3次元の積層シェルモデルから基板中立面14に境界条件12を作用させて計算処理する工程が、多層配線基板の表面に部品が実装されている場合には、第1のクレーム対応図の工程(B)〜工程(D)に置き換えられて、多層配線基板の表面に実装されている部品に応じて前記第2ファイルM2から実装方法と各部品の電気接続端子の配置によって決まる多層配線基板の表面への接合位置のデータ5bを更に読み込み、このデータに基づいて、下記の処理が実行される。
・ 多層配線基板の表面に実装される部品の部品積層シェルモデル19の作成
・ 基板積層シェルモデル11の再分割
・ 基板積層シェルモデル11と部品積層シェルモデル19の結合
各工程を図7〜図11に基づいて具体的に説明する。
− 部品積層シェルモデル19の作成 −
この工程(B)は、ステップS103で実行される。多層配線基板の表面に実装される部品としてCADデータから読み込んだ部品名で第2ファイルM2の表面実装部品データ5bを検索し、これによって特定された該当部品が図7(a)に示すようにQFP(Quad Flat Package)集積回路の場合、面内方向(X−Y平面)の構造が同一である部分を一層分と考え、多層配線基板から離れる向き(Z方向)に構造(材質)が異なる毎に層を定義する。ここでは図7(b)に示すように内蔵されたICチップ20が含まれている層を第2層として、その下側を第1層、上側を第3層としている。第1層には多層配線基板の表面のランドに半田付けされる接合部としての外部接続端子21が図8に示すように周囲に設けられている。第1層と第3層がパッケージ材料だけで構成されているのに対して、第2層はパッケージ材料とパッケージ材料とは機械特性が異なるICチップ20で構成されている。
先ず、図8(a)に示す第2層を図8(b)に示すように面内方向でメッシュ分割する。ここでは第1層の前記外部接続端子21の位置を通過する分割線22を基準にメッシュ分割する。次に、図8(c)に示すように第2層をICチップ20の辺20aを基準に追加分割線23で更に図8(d)に示すようにメッシュ分割し、分割された各エリアに材料種類の割り当てを実行する。第1層と第3層のように平面内の要素材料種類が一定である場合についても、図8(d)と同じ分割線でメッシュ分割し、各エリアに材料種類の割り当てを実行する。
このようにして作成された部品の第1層〜第3層の単層モデルは、各層の厚みデータと積層順を与えて、図10(a)に示すように3次元の部品積層シェルモデル19を作成してステップS104で第4のファイルM4に部品積層シェルモデル19としてファイルされる。
− 基板積層シェルモデル11の再分割 −
この工程(C)は、ステップS103で実行される。
基板積層シェルモデル11の再分割は、多層配線基板単独の構造に基づいて分割され第4のファイルM4に現時点で書き込まれている基板積層シェルモデル11が図9(a)に示すように要素分割線24によって基板材料7と銅配線8とに分割されているとする。
CADデータから読み込んだ部品の実装位置に、図9(b)に示すように前記部品積層シェルモデル19の側の要素分割線22,23のメッシュを重ね合わせて、基板積層シェルモデル11の全層を、図9(c)に示すように部品側の要素分割線22,23のメッシュと一致する新な要素分割線25〜2511によって更に分割した図9(d)に示す内容に、第4のファイルM4の基板積層シェルモデル11の内容を更新する。
− 基板積層シェルモデル11と部品積層シェルモデル19の結合 −
この工程(D)はステップS105で実行される。
図10(a)は部品積層シェルモデル19を基板積層シェルモデル11の実装位置に積み重ねた状態を示しており、図10(b)は部品実装位置の部品と多層配線基板の拡大図を示している。基板積層シェルモデル11の基板中立面14(図5(b)を参照)と部品積層シェルモデル19の部品中立面26(図10(c)を参照)のそれぞれの計算は、基板中立面14の計算時には基板積層シェルモデル11の各層の要素分割線24で区切られた各要素の材料物性値を第4ファイルM4の材料物性13から読み出して代入し計算が実行される。部品中立面26の計算時には部品積層シェルモデル19の各層の要素分割線22,23で区切られた各要素の材料物性値を第4ファイルM4の材料物性13から読み出して代入し中立面の計算が実行される。
多層配線基板への部品の実装は、QFP集積回路の場合には図10(b)に示すように部品の各外部接続端子21が多層配線基板のランド27に半田付けされるので、前記結合は半田付けと等価な接合要素としての円柱形のビーム要素28によって図10(c)のように、一体に結合して解析モデル29を作成する。
詳しくは、ここでは基板積層シェルモデル11と部品積層シェルモデル19の要素分割線のメッシュが完全一致しているため、部品中立面26の各外部接続端子21の位置のメッシュの節点と、基板中立面14の部品実装位置のランド27の位置のメッシュの節点とを、それぞれビーム要素28によって結合する。
なお、ビーム要素28の形状は部品の端子とその形状に応じて設定されるもので、同じ半田付けの場合であってもパッケージから端子ではなくてリード線が引き出されているような場合にはビーム要素28としては四角柱が使用される。
なお、上記の説明では部品と多層配線基板の間に樹脂系接合材としての非導電性フィルム、非導電性ペースト、アンダーフィル樹脂の何れもが充填されていない場合を例に挙げて、部品中立面26と基板中立面14とを円柱型のビーム要素28だけで図11(a)のように接続した場合を説明したが、これはMCM( Multi Chip Module )、BGA( Ball Grid Array )、CSP( Chip Size Package )のように樹脂系接合材として例えば前記アンダーフィル樹脂が充填されている場合には、円柱型のビーム要素28だけで部品中立面26と基板中立面14とを接続するのではなく、図11(b)に示すように、更に、部品中立面26の円柱型の前記ビーム要素28の内側のメッシュの節点と基板中立面14のメッシュの節点とを、樹脂系接合材と等価な接合要素として例えば四角柱のビーム要素30によって結合し、四角柱の各ビーム要素30にはアンダーフィル樹脂の材料物性値を第4ファイルM4の材料物性13から読み出して代入し解析モデルが作成され、工程(E)が実行される。
このようにして、工程(B),工程(C),工程(D)を経て作成した部品付き多層配線基板の解析モデルに対して、さらにステップS105(図6のクレーム対応図では工程(E)では、境界条件12を解析モデル29に作用させ二次元の変形,温度を計算し、厚み情報を付加して多層配線基板の外形を求めるという計算処理工程によって解析でき、従来のように3次元のソリッドモデルに境界条件を作用させ三次元の変形を計算している解析に比べて、少ない計算時間でほぼ同様な精度の解析結果を得ることができる。
また、部品を表面実装した状態の多層配線基板の解析だけでなく、多層配線基板の変形によって実際に部品に作用する変形を解析することもできる。
(実施の形態2)
上記の実施の形態の図3(c)に示した要素材料判定の工程では、基材7と銅箔パターン8とが混在する1つのセルについて、基材7と銅箔パターン8との比率に応じて、「すべてが基材7」または「すべてが銅箔パターン8」と材料物性値を判定して簡易的に処理したが、この(実施の形態2)では、各セルの銅箔パターン8の配線幅に応じて個別に材料物性値を判定して処理する点だけが異なっている。
図12と図13は(実施の形態2)を示す。
図12は図13(a)に示した単層モデルにおいて、単層モデルの面内での各セルAの材質を自動処理によって判定する処理ルーチンを示している。
図12のステップS1〜S11では各セルAを図13(b)に示すようにx軸方向に走査して銅箔パターン8のy軸方向の残銅率を計算している。ステップS12〜S17では各セルAを図13(c)に示すようにy軸方向に走査して銅箔パターン8のx軸方向の残銅率を計算している。
詳しくは、ステップS1では計算を開始する単層モデルが、第1層から第n層のうちの何れかを決めるために、デフォルト値j=0をセットする。
ステップS2では、ステップS1のデフォルト値j=0をインクリメントして第1層について計算することを宣言する。
ステップS3では、各層の配線パターンのデータ2の内で、前記ステップS2によってインクリメントされたj=1で指定される第1層の配線パターンについて図13(a)に示すように等分割のセルAに分割する。
ステップS4では、計算を開始するセルAを決めるために、デフォルト値i=0をセットする。
ステップS5では、ステップS4のデフォルト値i=0をインクリメントして要素番号1番のセルAについて計算することを宣言する。
ステップS6では、ステップS5によって宣言されたセルの中のx軸方向の走査位置を宣言するために、デフォルト値k=0をセットする。
ステップS7では、ステップS6のデフォルト値k=0をインクリメントして要素番号1番のセルAにおけるx軸方向の各位置における配線幅を計算することを宣言する。
ステップS8では、要素番号1番のセルAのx軸方向の位置がk=1における銅箔パターン8のy軸方向の長さRy1を計算する。
ステップS9では、要素番号1番のセルAのすべてのx軸方向の位置について計算したかをチェックする。ここではk=1であるため、ステップS7に戻ってステップS7,ステップS8のルーチンを繰り返して、要素番号1番のセルAのすべてのx軸方向の位置について計算し終えた時にステップS9でこのルーチンから抜けてステップS10を実行する。
セルAの辺の長さを“1”とすればy軸方向に残されている銅の存在率は長さRy1〜RyNの平均値となるため、これをy軸方向の平均残銅率とし、ステップS10では、それまでにステップS8で求めた各位置の銅箔パターン8のy軸方向の長さの平均値Vfyを計算する。
Vfy=(Ry1+Ry2+・・・・+RyN)/N
ステップS11では、y軸方向の等価物性値Eyを計算する。
Ey=EB(1− Vfy)+ECU・Vfy
なお、EBは基材7の物性値、ECUは銅箔パターン8の物性値である。
ステップS12では、y軸方向の走査位置を宣言するために、デフォルト値k=0をセットする。
ステップS13では、ステップS12のデフォルト値k=0をインクリメントして要素番号1番のセルAにおけるy軸方向の各位置における配線幅を計算することを宣言する。
ステップS14では、図13(c)に示すように、要素番号1番のセルAのy軸方向の位置がk=1における銅箔パターン8のx軸方向の長さRx1を計算する。
ステップS15では、要素番号1番のセルAのすべてのy軸方向の位置について計算したかをチェックする。ここではk=1であるため、ステップS13に戻ってステップS13,ステップS14のルーチンを繰り返して、要素番号1番のセルAのすべてのy軸方向の位置について計算し終えた時にステップS15でこのルーチンから抜けてステップS16を実行する。
ステップS16では、それまでにステップS14で求めた各位置の銅箔パターン8のx軸方向の長さの平均値Vfxを計算する。
Vfx=(Rx1+Rx2+・・・・+RxN)/N
ステップS17では、x軸方向の等価物性値Exを計算する。
Ex=EB(1− Vfx)+ECU・Vfx
ステップS18では、ステップS2とステップS5で宣言した第1層の要素番号1番のセルAに対応付けて、図1に示した第4ファイルM4に、配線幅に応じた材料物性値を書き込む。
ステップS19では、ステップS5で宣言した第1層のすべてのセルAについてステップS18を実施したかをチェックする。ここではi=1であるため、ステップS5に戻ってi=2にインクリメントして、第1層の要素番号2番のセルAについてステップS18までのルーチンを繰り返して、要素番号2番のセルAについて計算し終えた時にステップS17でこのルーチンから抜けてステップS20を実行する。
ステップS20では、積層されたすべての層1〜mについてステップS18を実施したかをチェックする。ここではj=1であるため、ステップS2に戻ってj=2にインクリメントして、第2層〜第m層についてステップS18までのルーチンを繰り返して、第m層について計算し終えた時にステップS20でこのルーチンから抜けて配線幅に応じた材料物性の収集処理を完了する。
このように、各セルでの配線幅に応じて材料物性を決めているので、この材料物性13に基づいて基板中立面14の変形を計算し、さらに基板中立面14の一方の面と他方の面に板厚を付加して多層配線基板の外形を求めることによって、より高精度の解析を実現できる。
(実施の形態3)
上記の各実施の形態では、すべての単層モデルの面内での要素分割のセルの形状と大きさが同一であるとして説明したが、面内変形が発生しないまたは小さい範囲については、単層モデルの面内での要素分割のセルの形状と大きさがその他の範囲とは異ならせてモデル規模を低減させることができる。
つまり、基材7と銅箔パターン8が混在しているエリアはセルAの大きさを、基材7または銅箔パターン8だけのどちらかの材料だけで占められているエリアよりも小さく分割する。
具体的には、予め粗く分割した各セルに対して、第1のファイルM1の各層の配線パターンのデータ2から残銅率を読み出し、残銅率20%以下は基材7で占められていると見なして、前記粗く分割したセルをそれ以上に細かく分割しない。残銅率80%以上は銅箔パターン8で占められていると見なして、前記粗く分割したセルをそれ以上に細かく分割しない。残銅率20%以上80%未満については、基材7と銅箔パターン8とが混在していると見なして、前記粗く分割したセルの内部を細かく再分割する。
再分割した後の細かいセルについて、上記の処理を繰り返して、残銅率20%以上80%未満については、再分割後のセルの内部をさらに細かく再分割する処理を繰り返す。図14(a)は分割前の単層モデルを示し、図14(b)は再分割後の単層モデルを示し、メッシュの目の大小がセルの大きさの違いを表している。
この場合の処理のフローチャートを図15に示す。
ステップS1では、単層モデルを最小限の分割数で等間隔に分割する。ここでは初期分割を(a)に示すように4×4とする。
ステップS2では、x軸方向の4つのセルS11,S12,S13,S14を(b)に示すように、まとめて行要素を選択する。
ステップS3では、ステップS2で抽出したセルS11〜S14のすべてについて、基板CADの配線パターン、具体的には、第1のファイルM1の各層の配線パターンのデータ2から(c)に示すように残銅率を計算する。この例では、セルS11〜S13の何れも残銅率が25%、セルS14の残銅率が50%であった。
ステップS4では、ステップS3で計算した全要素の残銅率が20%以下または80%以上かをチェックする。この例では、ステップS4において“NO”と判定されてステップS5を実行する。ステップS5では、(d)に示すように軸方向に2つに再分割してステップS6を実行する。ステップS4において“YES”と判定され他場合にはステップS5を飛び越してステップS6を実行する。
ステップS6では、(a)に示した単層モデルの行要素のすべてについてステップS2とステップS6の間のルーチンを実行したかチェックし、すべての単層モデルについてステップS2とステップS6の間のルーチンを実行して必要な再分割が完了すると、次にステップS7を実行する。
ステップS7では、y軸方向の4つのセルS11,S21,S31,S41を(e)に示すように、まとめて列要素を選択する。
ステップS8では、ステップS7で抽出したセルS11〜S41のすべてについて、第1のファイルM1の各層の配線パターンのデータ2から(f)に示すように残銅率を計算する。この例では、セルS11,S21,S31,S41の残銅率が20%,15%,10%,20%であった。
ステップS9では、ステップS8で計算した全要素の残銅率が20%以下または80%以上かをチェックする。この例では、ステップS9において“YES”と判定されてステップS10を飛び越してステップS11を実行する。ステップS8で計算した全要素の残銅率が20%以下または80%以上でない場合には、ステップS9において“NO”と判定されてステップS10を実行する。ステップS10を実行した場合には、(g)に仮想線で示すようにy軸方向に再分割する。
ステップS11では、(a)に示した単層モデルの列要素のすべてについてステップS2とステップS6の間のルーチンを実行したかチェックし、すべての単層モデルについてステップS7とステップS11の間のルーチンを実行して必要な再分割が完了すると、次にステップS12を実行する。
ステップS12では、以上のフローで再分割されたセルについて要素番号を付けてセルとして取り扱う。
ステップS13では、ステップS5とステップS10の少なくとも一方を実行したかチェックし、一方でも実施した場合には、ステップS2に戻って処理を繰り返す。
この図15の処理を各層の単層モデルについて実行して基板積層シェルモデル11を作成する。
このように、配線パターンの配置が複雑であり、反り(変位)を精度よく計算したい領域は細かく、そうでない領域は粗くメッシュ分割することにより、換言すると、面内変形が発生しないまたは小さい範囲については、単層モデルの面内での要素分割のセルの形状と大きさがその他の範囲とは異ならせることによって、配線パターンの配置に応じた適正なセル数によって、少ない計算時間で、精度のよい解析結果を得ることができる。
なお、図15におけるメッシュ分割の制約条件として、層方向の分割形状はすべて同じであることと、直交系で分割されていることが必要である。したがって、多層配線基板の積層シェルモデルを作成する場合には、各単層モデルを積層した際に、層方向に分割形状が異なる要素については、最小となるセルのサイズにあわせて全層を再分割するか、もしくは、あらかじめ図15のステップS2およびS7において、x軸方向に選択する行要素は単層のセルS11〜S14だけでなく、全層のS11〜S14およびS11〜S41であるとし、それら全ての要素について後のステップS4およびステップS8での残銅率のチェックの対象とするとともに、ステップS12における分割を全ての層に反映させておく。
上記の各実施の形態では、板状体が表面がフラットな板の場合を例に挙げて説明したが、曲率を持った板であっても同様に実施できる。
上記の各実施の形態の部品実装基板用解析方法では、図6に示したように工程(C)において基板積層シェルモデルを部品積層シェルモデルの要素分割線のメッシュで再分割したが、図16に示すように構成することによって基板積層シェルモデルの再分割の工程(C)を無くすことができる。
具体的には、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンならびに部品が表面実装されるランド27の位置(多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する接合分割線位置に等しい)に基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A−2)と、前記部品の多層配線基板の表面への前記部品の接合位置に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルを生成する工程(B)と、基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデル29を形成する工程(D)と、前記解析モデル29に境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とで構成する。工程(B)は工程(A−2)の前でもよい。
上記の各実施の形態の部品実装基板用解析方法では、多層配線基板に実装するに際してそのたびに第2ファイルM2から部品のデータを読み出して部品積層シェルモデルを作成して第4ファイルM4に書き込んだが、これは第2のファイルM2に部品毎のデータとして、外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割した部品積層シェルモデルを各部品に対応して記録した部品データライブラリーを用意することによって、電子計算機6の作業負荷をさらに低減できる。
具体的には、図17または図18に示したように実行する。
図17に示した部品実装基板用解析方法は図6の変形例であり、この場合には、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、前記部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割した部品積層シェルモデルを各部品に対応して記録した部品データライブラリーから前記部品積層シェルモデルを読み出す工程(B−2)と、部品積層シェルモデルの要素分割線で前記基板積層シェルモデルの前記部品の実装位置を再分割する工程(C)と、基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した前記部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とを有する。
図18に示した部品実装基板用解析方法は図16の変形例であり、この場合には、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンならびに部品が表面実装されるランドの位置(=多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する接合分割線)に基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A−2)と、前記部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割した部品積層シェルモデルを各部品に対応して記録した部品データライブラリーから前記部品積層シェルモデルを読み出す工程(B−2)と、基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とを有する。
上記の各実施の形態の部品実装基板用解析方法では、多層配線基板に実装するに際してそのたびに部品中立面26を計算したが、これは第2のファイルM2に部品毎のデータとして、部品中立面26を各部品に対応して記録した部品データライブラリーを用意することによって、電子計算機6の作業負荷をさらに低減できる。
具体的には、図19または図20に示したように実行する。
図19に示した部品実装基板用解析方法は図6の変形例であり、この場合には、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルから計算した部品中立面を、部品に対応して記録した部品データライブラリーから読み出す工程(B−3)と、部品積層シェルモデルの要素分割線で前記基板積層シェルモデルの前記部品の実装位置を再分割する工程(C)と、前記再分割した基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と前記部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とを有することを特徴とする。工程(B−2)は工程(A−2)の前でもよい。
図20に示した部品実装基板用解析方法は図16の変形例であり、この場合には、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンならびに部品が表面実装されるランドの位置(多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する接合分割線)に基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A−2)と、部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルから計算した部品中立面を、部品に対応して記録した部品データライブラリーから読み出す工程(B−3)と、基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と前記部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とを有する。工程(B−3)は工程(A−2)の前でもよい。
上記で説明した図16,図18,図20では、基板積層シェルモデルの再分割の工程を無くするために、「部品が表面実装されるランドの位置(多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する接合分割線)に基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成」したが、図21と図22に示すよう構成することによっても、基板積層シェルモデルの再分割の工程を無くせる。
図21に示すように、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、前記部品の多層配線基板の表面への前記部品の接合位置に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルを生成する工程(B)と、基板積層シェルモデルの表面への前記部品の実装位置に基板積層シェルモデルとは要素分割線の位置が不一致の前記部品積層シェルモデルを接合した場合に、基板積層シェルモデルと部品積層シェルモデルの内の一方(例えば、部品)のモデルの要素分割線の交点を他方(例えば、基板)のモデルの最寄りの要素分割線の交点に結合するための、前記他方(例えば、基板)のモデルの最寄りの要素分割線の交点との距離とその間の剛性に基づいて接合中間ファイルを生成する工程(F)と、基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素と前記接合中間ファイルで結合して解析モデルを形成する工程(D−2)と、前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)とを有することを特徴とする。工程(B)は工程(A)の前でもよい。
具体的には、図22(a)に示すように工程(D−2)で結合しようとする基板積層シェルモデル11と部品積層シェルモデル19とは、基板積層シェルモデル11の部品実装位置の要素分割線のメッシュと部品積層シェルモデル19の要素分割線のメッシュとが一致していないので、工程(F)では、図22(b)に示すように部品積層シェルモデル19の外部接続端子21の位置P2に接続したビーム要素28の先端をP1,ビーム要素28の長さをl1,ビーム要素28の剛性をk1とし、基板積層シェルモデル11の部品実装位置に部品積層シェルモデル19を実装した場合に、ビーム要素28の先端P1が当接する前記基板積層シェルモデル11の位置をP1aとし、基板積層シェルモデル11における要素分割線のメッシュの交点をP3,P4、さらに位置P1aと交点P3との距離をl2,位置P1aと交点P3との間の剛性をk2,位置P1aと交点P4との距離をl3,位置P1aと交点P4との間の剛性をk3として、距離l1,l2,l3と剛性k1,k2,k3を考慮して、接合中間ファイルを作成する。
工程(D−2)では、基板積層シェルモデル11から計算された基板中立面14と部品積層シェルモデル19から計算された部品前記部品の実装条件に等価な接合要素と前記接合中間ファイルを用いることにより結合する。これにより、結合点P1aに発生する力を節点P1,P3,P4に分配することで基板積層シェルモデル11の部品実装位置の要素分割線のメッシュと部品積層シェルモデル19の要素分割線のメッシュとが一致している状態と等価な状態を作り出すことができ、前記再分割をしなくても目的の解析モデルを得ることが出来る。工程(E)では、工程(D−2)で作成した前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する。なお、図21の工程(B)は工程(A)の前でもよい。
図18,図20の場合も前記接合中間ファイルを用いることは図21と同様である。
図18の場合には、図23に示すように、工程(A)では、多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する。工程(B−2)では、前記部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割した部品積層シェルモデルを各部品に対応して記録した部品データライブラリーから前記部品積層シェルモデルを読み出す。工程(F)では、基板積層シェルモデルの表面への前記部品の実装位置に基板積層シェルモデルとは要素分割線の位置が不一致の前記部品積層シェルモデルを接合した場合に、基板積層シェルモデルと部品積層シェルモデルの内の一方のモデルの要素分割線の交点を他方のモデルの最寄りの要素分割線の交点に結合するための、前記他方のモデルの最寄りの要素分割線の交点との距離とその間の剛性に基づいて接合中間ファイルを生成する。工程(D−2)では、基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素と前記接合中間ファイルで結合して解析モデルを形成する。工程(E)では前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する。なお、図23の工程(B−2)は工程(A)の前でもよい。
図20の場合には、図24に示すように、工程(A)では、前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する。工程(B−3)では、部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルから計算した部品中立面を、部品に対応して記録した部品データライブラリーから読み出す。工程(F)では、基板積層シェルモデルの表面への前記部品の実装位置に基板積層シェルモデルとは要素分割線の位置が不一致の前記部品積層シェルモデルを接合した場合に、基板積層シェルモデルと部品積層シェルモデルの内の一方のモデルの要素分割線の交点を他方のモデルの最寄りの要素分割線の交点に結合するための、前記他方のモデルの最寄りの要素分割線の交点との距離とその間の剛性に基づいて接合中間ファイルを生成する。工程(D−2)では、基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素と前記接合中間ファイルで結合して解析モデルを形成する。工程(E)では前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する。なお、図24の工程(B−3)は工程(A)の前でもよい。
また、上記の各実施の形態の部品実装基板用解析方法を実行するように電子計算機6を運用する部品実装基板用解析プログラムは、記録媒体に書き込んで流通することができる。また、インターネット回線などを経由して端末に配付し、これを電子計算機にインストールして運用することもできる。
本発明によると、多層配線基板、半導体集積回路などの板状体の応力解析を、少ない計算ステップによって短時間に解析結果を得ることができ、特に設計工程でのCADデータの変更修正、生産工程でのCAMデータの変更修正に有効である。
本発明の板状体解析方法に基づく多層配線基板の応力解析のフロー図 同実施の形態の多層配線基板の分解図 同実施の形態の単層モデルにおける材料種類の割り当て工程の説明図 同実施の形態の単層モデルを積層した積層シェルモデルの説明図 同実施の形態の積層シェルモデルから計算した中立面の説明図 請求項1のクレーム対応図 部品積層シェルモデルの層分割の説明図 部品積層シェルモデルの要素分割の説明図 基板積層シェルモデルの再分割の説明図 部品中立面と基板中立面の結合の説明図 図10における部品中立面と基板中立面の結合の説明図と樹脂系接合材を併用した場合の別の実施例の説明図 材料種類の割り当て工程の別の実施の形態のフロー図 図12の説明図 単層モデルのセル分割前と再分割してセルの大きさが異なる説明図 図14の処理を実行するフロー図 請求項2のクレーム対応図 請求項4のクレーム対応図 請求項5のクレーム対応図 請求項6のクレーム対応図 請求項7のクレーム対応図 請求項8のクレーム対応図 図21の接合中間ファイルの説明図 請求項9のクレーム対応図 請求項10のクレーム対応図
符号の説明
7 基材
8 銅箔パターン
11 積層シェルモデル
11A 変形した多層配線基板
14 基板中立面
14A 変形した中立面
d1 基板積層シェルモデル11の上面から距離
d2 基板積層シェルモデル11の下面から基板中立面14までの距離
19 部品積層シェルモデル
21 外部接続端子
26 部品中立面
27 多層配線基板の表面のランド
28 半田付けと等価な円柱形のビーム要素(接合要素)
29 解析モデル
30 樹脂系接合材と等価な四角柱のビーム要素(接合要素)

Claims (11)

  1. 多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品の種類と形状と位置を電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、
    前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、
    前記部品の多層配線基板の表面への前記部品の接合位置に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルを生成する工程(B)と、
    部品積層シェルモデルを生成する際に使用した要素分割線で前記基板積層シェルモデルの前記部品の実装位置を再分割する工程(C)と、
    前記再分割した基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、
    前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)と
    を有する部品実装基板用解析方法。
  2. 多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品の種類と形状と位置を電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、
    前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンならびに部品が表面実装されるランドの位置に基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A−2)と、
    前記部品の多層配線基板の表面への前記部品の接合位置に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルを生成する工程(B)と、
    基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、
    前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)と
    を有する部品実装基板用解析方法。
  3. 基板中立面と部品中立面とを接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)では、
    前記基板積層シェルモデルと前記部品積層シェルモデルの間の前記接合要素で結合された節点を除く樹脂系接合材エリアの節点を前記樹脂系接合材エリアの樹脂系接合材と機械強度が等価な接合要素で結合し解析モデルを計算する
    請求項1または請求項2に記載の部品実装基板用解析方法。
  4. 多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品を特定するデータを電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、
    前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、
    前記部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割した部品積層シェルモデルを各部品に対応して記録した部品データライブラリーから前記部品積層シェルモデルを読み出す工程(B−2)と、
    部品積層シェルモデルの要素分割線で前記基板積層シェルモデルの前記部品の実装位置を再分割する工程(C)と、
    基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した前記部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、
    前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)と
    を有する部品実装基板用解析方法。
  5. 多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品を特定するデータを電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、
    前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンならびに部品が表面実装されるランドの位置に基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A−2)と、
    前記部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割した部品積層シェルモデルを各部品に対応して記録した部品データライブラリーから前記部品積層シェルモデルを読み出す工程(B−2)と、
    基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、
    前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)と
    を有する部品実装基板用解析方法。
  6. 多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品を特定するデータを電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、
    前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、
    部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルから計算した部品中立面を、部品に対応して記録した部品データライブラリーから読み出す工程(B−3)と、
    部品積層シェルモデルの要素分割線で前記基板積層シェルモデルの前記部品の実装位置を再分割する工程(C)と、
    前記再分割した基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と前記部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、
    前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)と
    を有する部品実装基板用解析方法。
  7. 多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品を特定するデータを電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、
    前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンならびに部品が表面実装されるランドの位置に基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A−2)と、
    部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルから計算した部品中立面を、部品に対応して記録した部品データライブラリーから読み出す工程(B−3)と、
    基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と前記部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素で結合して解析モデルを形成する工程(D)と、
    前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)と
    を有する部品実装基板用解析方法。
  8. 多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品の種類と形状と位置を電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、
    前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、
    前記部品の多層配線基板の表面への前記部品の接合位置に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルを生成する工程(B)と、
    基板積層シェルモデルの表面への前記部品の実装位置に基板積層シェルモデルとは要素分割線の位置が不一致の前記部品積層シェルモデルを接合した場合に、基板積層シェルモデルと部品積層シェルモデルの内の一方のモデルの要素分割線の交点(P1)に発生する力を、この交点(P1)と前記他方のモデルの要素分割線との結合点(P1a)と前記他方のモデルの最寄りの要素分割線の節点(P3,P4)との距離(l2,l3)とその間の剛性(k2,k3)に基づいて、前記他方のモデルの最寄りの要素分割線の節点(P3,P4)に分配する接合中間ファイルを生成する工程(F)と、
    基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素と前記接合中間ファイルを通して結合して解析モデルを形成する工程(D−2)と、
    前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)と
    を有する部品実装基板用解析方法。
  9. 多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品を特定するデータを電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、
    前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、
    前記部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割した部品積層シェルモデルを各部品に対応して記録した部品データライブラリーから前記部品積層シェルモデルを読み出す工程(B−2)と、
    基板積層シェルモデルの表面への前記部品の実装位置に基板積層シェルモデルとは要素分割線の位置が不一致の前記部品積層シェルモデルを接合した場合に、基板積層シェルモデルと部品積層シェルモデルの内の一方のモデルの要素分割線の交点(P1)に発生する力を、この交点(P1)と前記他方のモデルの要素分割線との結合点(P1a)と前記他方のモデルの最寄りの要素分割線の節点(P3,P4)との距離(l2,l3)とその間の剛性(k2,k3)に基づいて、前記他方のモデルの最寄りの要素分割線の節点(P3,P4)に分配する接合中間ファイルを生成する工程(F)と、
    基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素と前記接合中間ファイルを通して結合して解析モデルを形成する工程(D−2)と、
    前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)と
    を有する部品実装基板用解析方法。
  10. 多層配線基板の外形データ,各層の配線パターンデータならびに前記多層配線基板の表面に取り付けた部品を特定するデータを電子計算機に入力し、前記多層配線基板の表面に前記部品を取り付けた部品実装基板の物理特性を前記電子計算機によって解析するに際し、
    前記多層配線基板の外形,各層の配線パターンに基づいて各層内を要素分割線で分割した単層モデルを生成し、前記各層ごとの単層モデルを、前記多層配線基板の各層のそれぞれの厚み情報を用いて前記多層配線基板の形状に積層した基板積層シェルモデルを生成する工程(A)と、
    部品の外形,内部構造,ならびに多層配線基板の表面への前記部品の接合位置を通過する前記接合分割線に基づいて要素分割線で分割した部品積層シェルモデルから計算した部品中立面を、部品に対応して記録した部品データライブラリーから読み出す工程(B−3)と、
    基板積層シェルモデルの表面への前記部品の実装位置に基板積層シェルモデルとは要素分割線の位置が不一致の前記部品積層シェルモデルを接合した場合に、基板積層シェルモデルと部品積層シェルモデルの内の一方のモデルの要素分割線の交点(P1)に発生する力を、この交点(P1)と前記他方のモデルの要素分割線との結合点(P1a)と前記他方のモデルの最寄りの要素分割線の節点(P3,P4)との距離(l2,l3)とその間の剛性(k2,k3)に基づいて、前記他方のモデルの最寄りの要素分割線の節点(P3,P4)に分配する接合中間ファイルを生成する工程(F)と、
    基板積層シェルモデルから計算した基板中立面と部品積層シェルモデルから計算した部品中立面とを、前記部品の実装条件に等価な接合要素と前記接合中間ファイルを通して結合して解析モデルを形成する工程(D−2)と、
    前記解析モデルに境界条件を与えて変形を計算する工程(E)と
    を有する部品実装基板用解析方法。
  11. 電子計算機に、請求項1,請求項2,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8,請求項9,請求項10のいずれかの部品実装基板用解析方法における各工程を実行させるための部品実装基板用解析プログラム。
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