JP4203842B2 - 無線通信システム及び方法並びに無線通信中継制御装置 - Google Patents

無線通信システム及び方法並びに無線通信中継制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動通信端末に動作制限する際に、その利便性や有用性を損なわないように移動通信端末の通信機能を確保する無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話(PHS(Personal Handyphone System)を含む)、無線通信機能付き携帯情報端末(PDA(Personal Digital Assistant))などの移動通信端末は、ある特定の場所や時間に使用上の動作制限が存在する。動作制限が存在する条件として以下のものがある。
【0003】
(1)心臓ペースメーカーなどの生命維持装置を利用している人の近傍:例えば、心臓ペースメーカーなどの生命維持装置を利用している人の近傍では、生命維持装置の動作停止の影響を考えて、移動通信端末の電源をOFFにする必要がある。
【0004】
(2)航空機や病院などの微弱な信号を取り扱う電子機器を設置している場所:病院内、航空機内では、微弱な信号を取り扱う電子機器の誤動作を考慮して、移動通信端末の電源をOFFにする必要がある。
【0005】
(3)美術館、博物館、図書館、劇場、映画館、講習会、試験、重要な会議等:着信音が耳障りな場所では、振動(バイブレーション)着信や発光着信に切り替え、さらに通話が耳障りな場所では、そこでの通話は遠慮し、通話が可能な場所に移動してから通話をする必要がある。
【0006】
(4)自動車の運転中:通話による前方不注意で事故を起こす可能性があるので、自動車を停車させてから通話する必要がある。
【0007】
これらには法律に触れるものからマナー違反に該当するものまであるが、これらの対応については、全て移動通信端末を所有する人の意志に委ねられている。
【0008】
そこで、心臓ペースメーカーなどの生命維持装置を利用している人の近傍、あるいは病院内や航空機内などの移動通信端末の使用を禁止する場所では、電源がONであっても、送信動作を禁止する様に自動的かつ強制的に動作制限をかける必要がある。
【0009】
また、移動通信端末の着信音が耳障りである場所では、着信音が鳴らない様に、自動的かつ強制的に動作制限をかける必要がある。
【0010】
これらの必要性から、近年、法律違反やマナー違反を懸念して、使用する人に電源のOFFを委ねる人為的な方法によらず、限定された領域内において、自動的かつ強制的に動作制限をかける様々な方法が提案されている。
【0011】
例えば、特願2001−100633では、動作制御信号を送信することによって、動作制御領域内の携帯端末に強制的かつ自動的に動作制限を行う無線装置の動作制御システムが示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、必要以上に動作制限をかける方法は、移動通信端末の利便性や有用性を損なうものであり、本質的な問題解決に至っていない。
【0013】
そこで本発明は、移動通信端末の利便性や有用性を極力損なわずに、必要最低限の動作制限に留めるために、移動通信端末と移動通信基地局との間に移動通信中継制御装置を設置し、移動通信端末と移動通信中継制御装置との間の通信には小電力無線通信方式を用いることにより、移動通信端末の通信機能を確保する無線通信システム及び方法並びに無線通信中継制御装置を提供することを目的とする。なお、本発明は、移動通信システムだけでなく、無線通信システム全般に適用できる。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明は、通常の通信手段である第1の通信手段及び小電力無線通信方式を用いた通信手段である第2の無線通信手段を搭載した無線通信端末と、この無線通信端末と無線通信基地局との間に設置され、前記第1及び第2の無線通信手段を搭載し、動作制限領域内の前記無線通信端末に自動的かつ強制的に動作制限をかけることができる無線通信中継制御装置とを備え、前記無線通信中継制御装置は、前記第2の無線通信手段を用いて、前記動作制限領域内の無線通信端末に動作制限に関する制御情報をブロードキャスト送信する手段と、前記無線通信端末に動作制限をかけて中継サービスを実行させる場合、前記第1の通信手段を用いて、前記無線通信端末の代わりに、前記無線通信基地局と通信を行い、且つ前記第2の無線通信手段を用いて、前記無線通信端末と通信を行うことにより、前記無線通信基地局と前記無線端末との間の通話又はデータ通信の中継サービスを実行する手段とを有し、前記無線通信端末は、前記動作制限領域内にブロードキャスト送信される動作制限に関する制御情報を随時監視する手段と、動作制限をかけられていない場合には、前記第1の無線通信手段を用いて、無線通信基地局と通信を行う手段と、動作制限をかけられている場合には、前記第2の無線通信手段の使用が禁止されていなければ、それを用いて前記無線通信中継制御装置と通信を行う手段と、取得した動作制限に関する制御情報に基づいて、前記第1の無線通信手段に関する動作及び第2の無線通信手段に関する動作を制御する手段とを有する無線通信システムであって、前記動作制限領域内に生命維持装置又は微弱な信号を用いる電子装置が設置されており前記無線中継制御装置では対応できない場合、前記生命維持装置又は前記電子装置に影響を与えない範囲で、かつできるだけ近傍に設置された、前記生命維持装置又は前記電子装置に付随する動作制限制御情報発生装置を備え、この動作制限制御情報発生装置は、近傍の前記無線通信端末に対して、独自の第2の無線通信手段を用いて、前記生命維持装置又は微弱な信号を用いる電子装置に影響を与えない送信出力値で、前記動作制限制御情報発生装置のID情報が含まれた動作制限に関する制御情報をブロードキャスト送信することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明の無線通信システムを構成する無線通信端末、無線通信中継制御装置、無線通信基地局の通信状態を示す説明図であって、(a)は無線通信中継制御装置200が動作制限に関する制御情報をブロードキャスト送信する領域(動作制限領域)内に存在する無線通信端末100に対して第1の無線通信手段の動作を許可した場合を示し、(b)は第1の無線通信手段の動作を禁止した場合、又は、第1の無線通信手段を用いた通信が不能な場合を示す。
【0017】
図2は本発明の無線通信システムを構成する無線通信端末の構成、図3は無線通信中継制御装置の構成を示す。以下、図1〜3を参照して本発明の実施形態の構成及び動作を説明する。本発明の無線通信システムは、無線通信端末100と無線通信基地局300の間に無線通信中継制御装置200を設置し、無線通信中継制御装置200が、動作制限領域内に動作制限に関する制御情報をブロードキャスト送信して、動作制限領域内の無線通信端末100に自動的かつ強制的かつ確実に動作制限をかける。
【0018】
図2に示すように、無線通信端末100は、第1及び第2の無線通信手段を搭載し、無線通信中継制御装置200から動作制限がかけられていない場合には、第1の無線通信手段である通常の通信手段(PDC方式、IS−136方式、IS−95方式、GSM方式等による無線通信手段)を用いて、無線通信基地局300と通信を行い、無線通信中継制御装置200から動作制限がかけられている場合には、第2の無線通信手段である小電力無線通信手段の使用が禁止されていなければ、それを用いて、無線通信中継制御装置200と通信を行う。小電力無線通信手段としては、PHS方式、DECT方式、CT2方式等の送信電力10mW程度の無線通信手段、あるいは無線LANやBluetooth等を用いることができる。Bluetoothを用いた場合は、送信電力を1mW程度に抑えることができる。
【0019】
無線通信端末100は、無線通信中継制御装置200又は第2の無線通信手段である小電力無線通信手段が搭載された無線通信機能付き周辺装置から動作制限領域内にブロードキャスト送信される動作制限に関する制御情報を随時監視し、取得した動作制限に関する制御情報に基づいて、第1の無線通信手段に関する動作及び第2の無線通信手段に関する動作を制御する。
【0020】
取得した動作制限に関する制御情報は、動作制限制御情報解読部104で処理され、第1の無線通信手段の送信禁止、第2の無線通信手段の送信電力、着信音、着信光、着信振動についての制御を行う。
【0021】
緊急通話の場合は、信号処理部103から電話番号情報を、また動作制限制御情報解読部104から動作制限に関する制御情報の中に含まれる第1の無線通信手段による緊急通話の許可を示すフラグ情報及び第2の無線通信手段による緊急通話の許可を示すフラグ情報を、緊急通話検出部105に送り、その内容に応じて、緊急通話制御部101が第1の無線通信手段又は第2の無線通信手段を用いた緊急通話を制御する。
【0022】
図3に示すように、無線通信中継制御装置200は、第1及び第2の無線通信手段を搭載し、第2の無線通信手段である小電力無線通信手段を用いて、動作制限領域内の無線通信端末100に動作制限に関する制御情報をブロードキャスト送信し、動作制限領域内の無線通信端末100に動作制限をかける場合、第2の無線通信手段である小電力無線通信手段を用いた無線通信端末100との通信及び第1の無線通信手段を用いた無線通信基地局300との通信の両方を実行する。
【0023】
無線通信中継制御装置200が動作制限に関する制御情報を無線通信端末100にブロードキャスト送信する時は、認証処理部201が、動作制限の内容に関して、無線通信基地局300経由で無線通信ネットワークと認証手続きを行う。
【0024】
無線通信中継制御装置200は、動作制限領域内の無線通信端末100に動作制限をかける場合、動作制限をかけられた無線通信端末100から中継サービスの要求があれば、無線通信中継制御装置200が実装している中継サービスを実施するために必要なユーザー情報などを無線通信端末100から取得し、取得した情報及び無線通信中継制御装置200の位置情報などを最寄りの無線通信基地局300に送信し、無線通信中継制御装置200が無線通信端末100の代わりに、無線通信基地局300と通信を行う設定手順を実行し、第2の無線通信手段である小電力無線通信手段を用いて、無線通信端末100から要求がある中継サービスに関して、無線通信端末100の動作制限の内容に応じて、無線通信端末100に通話及びデータ通信の中継サービスを行う。
【0025】
無線通信中継制御装置200が中継サービスを実施する時は、認証処理部201が、中継サービスの内容に関して、無線通信基地局300経由で無線通信ネットワークと認証手続きを行う。その際、必要に応じて、第1の無線通信手段と第2の無線通信手段の通信内容を相互に変換するプロトコル変換処理機能を利用する。
【0026】
リアルタイム中継サービスができない動作制限をかけた場合には、無線通信端末100の要求に応じて、第1の無線通信手段の信号処理部209に接続された通話用記憶装置208及びデータ通信用記憶装置207又は第2の無線通信手段の信号処理部212に接続された通話用記憶装置214及びデータ通信用記憶装置215に、通信内容を一時記憶し、動作制限が解除された後に、中継サービスを実施する。
【0027】
なお、無線通信中継制御装置200は動作制限領域内の無線通信端末100に動作制限をかけていないが、動作制限領域内の電波強度が弱く、無線通信端末100が第1の無線通信手段を用いた通信が不能な場合、無線通信端末100から中継サービスの要求があれば、動作制限をかけた場合と同様に中継サービスを行う。
【0028】
無線通信中継制御装置200における第1の無線通信手段の送受信部210、第1の無線通信手段の信号処理部209、第2の無線通信手段の送受信部213、第2の無線通信手段の信号処理部212、プロトコル変換信号処理部211は複数のユニットで構成され、無線通信基地局300との通信及び無線通信端末100との通信に関して、複数の無線通信端末分の通信処理能力を有し、複数の無線通信端末との中継サービスを行うことができる。
【0029】
無線通信中継制御装置200がブロードキャスト送信する動作制限に関する制御情報は、
(a)生命維持装置のID番号情報
(b)微弱な信号を取り扱う電子装置のID番号情報
(c)第1の無線通信手段の動作の禁止、第1の無線通信手段による通話の禁止、第1の無線通信手段に起因する着信音の禁止、第1の無線通信手段に起因する着信光の禁止、第1の無線通信手段に起因する着信振動の禁止を示すフラグ情報
(d)第2の無線通信手段における最大送信電力値情報
(e)第2の無線通信手段による通話の禁止、第2の無線通信手段に起因する着信音の禁止、第2の無線通信手段に起因する着信光の禁止、第2の無線通信手段に起因する着信振動の禁止を示すフラグ情報
(f)第2の無線通信手段による通話の禁止時間の情報
(g)第1の無線通信手段による緊急通話の許可を示すフラグ情報
(h)第2の無線通信手段による緊急通話の許可を示すフラグ情報
を含み、マンマシンインタフェース部216から動作制限制御情報テーブル206に記述される。
【0030】
無線通信中継制御装置200が実施する中継サービスは、
(a)リアルタイム通話中継サービス
(b)リアルタイムデータ通信中継サービス
(c)動作制限解除後留守番電話中継サービス:無線通信中継制御装置200が留守番電話の機能を有し、動作制限解除後、留守番電話の通話内容を、無線通信端末100に転送する
(d)動作制限解除後E−Mail受信中継サービス:無線通信中継制御装置200がE−Mailを代わりに受信し、動作制限解除後、メールの内容を、無線通信端末100に転送する
(e)動作制限解除後ファイル受信中継サービス:無線通信中継制御装置200がファイル転送されてきたファイルを代わりに受信し、動作制限解除後、無線通信端末100にファイル転送する
を含み、無線通信中継制御装置200がその中継サービスの機能を実装済みでかつ中継サービス可能なものについて、マンマシンインタフェース部216から装置実装中継サービステーブル202に記述される。
【0031】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。心臓ペースメーカーなどの生命維持装置や微弱な信号を取り扱う電子装置などにおいて、無線通信中継制御装置では対応できない場合は、動作制限領域内でそれらの装置に影響を与えない距離であるがなるべくその近傍に、それらの装置に付随した動作制限制御情報発生装置を設置し、第2の無線通信手段である小電力無線通信手段を用いて、それらに影響を与えない送信出力値で、近傍の無線通信端末に対して、第2の無線通信手段である小電力無線通信手段が搭載された無線通信機能付き周辺装置という位置付けで、各々の周辺装置のID情報が含まれた動作制限に関する制御情報をブロードキャスト送信する。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、移動通信端末と移動通信基地局の間に設置した移動通信中継制御装置が、第1に無線通信端末との通信に送信電力の小さな小電力無線通信手段を用い、第2に記憶装置を備えた中継サービス機能を導入することによって、ある限定された領域内に単純に動作制限をかける従来方法と比較して、無線通信端末の利便性や有用性を極力損なわずに、動作制限領域内において必要最小限の動作制限に留めることを可能とするので、本発明の有効性は非常に高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線通信システムの通信状態を示す説明図であって、(a)は第1の無線通信手段の動作を許可した場合を示し、(b)は第1の無線通信手段の動作を禁止した場合、又は第1の無線通信手段を用いた通信が不能な場合を示す図である。
【図2】本発明の無線通信システムを構成する無線通信端末の構成図である。
【図3】本発明の無線通信システムを構成する無線通信中継制御装置の構成図である。
【符号の説明】
100 無線通信端末
200 無線通信中継制御装置
300 無線通信基地局

Claims (9)

  1. 通常の通信手段である第1の通信手段及び小電力無線通信方式を用いた通信手段である第2の無線通信手段を搭載した無線通信端末と、この無線通信端末と無線通信基地局との間に設置され、前記第1及び第2の無線通信手段を搭載し、動作制限領域内の前記無線通信端末に自動的かつ強制的に動作制限をかけることができる無線通信中継制御装置とを備え、
    前記無線通信中継制御装置は、前記第2の無線通信手段を用いて、前記動作制限領域内の無線通信端末に動作制限に関する制御情報をブロードキャスト送信する手段と、
    前記無線通信端末に動作制限をかけて中継サービスを実行させる場合、前記第1の通信手段を用いて、前記無線通信端末の代わりに、前記無線通信基地局と通信を行い、且つ前記第2の無線通信手段を用いて、前記無線通信端末と通信を行うことにより、前記無線通信基地局と前記無線端末との間の通話又はデータ通信の中継サービスを実行する手段とを有し、
    前記無線通信端末は、前記動作制限領域内にブロードキャスト送信される動作制限に関する制御情報を随時監視する手段と、
    動作制限をかけられていない場合には、前記第1の無線通信手段を用いて、無線通信基地局と通信を行う手段と、
    動作制限をかけられている場合には、前記第2の無線通信手段の使用が禁止されていなければ、それを用いて前記無線通信中継制御装置と通信を行う手段と、
    取得した動作制限に関する制御情報に基づいて、前記第1の無線通信手段に関する動作及び第2の無線通信手段に関する動作を制御する手段とを有する無線通信システムであって、
    前記動作制限領域内に生命維持装置又は微弱な信号を用いる電子装置が設置されており前記無線中継制御装置では対応できない場合、前記生命維持装置又は前記電子装置に影響を与えない範囲で、かつできるだけ近傍に設置された、前記生命維持装置又は前記電子装置に付随する動作制限制御情報発生装置を備え、
    この動作制限制御情報発生装置は、近傍の前記無線通信端末に対して、独自の第2の無線通信手段を用いて、前記生命維持装置又は微弱な信号を用いる電子装置に影響を与えない送信出力値で、前記動作制限制御情報発生装置のID情報が含まれた動作制限に関する制御情報をブロードキャスト送信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線通信中継制御装置がブロードキャスト送信する動作制限に関する制御情報は、生命維持装置のID番号情報;微弱な信号を取り扱う電子装置のID番号情報;第1の無線通信手段の動作の禁止,第1の無線通信手段による通話の禁止,第1の無線通信手段に起因する着信音の禁止,第1の無線通信手段に起因する着信光の禁止,第1の無線通信手段に起因する着信振動の禁止を示すフラグ情報;第2の無線通信手段における最大送信電力値情報;第2の無線通信手段による通話の禁止,第2の無線通信手段に起因する着信音の禁止,第2の無線通信手段に起因する着信光の禁止,第2の無線通信手段に起因する着信振動の禁止を示すフラグ情報;第2の無線通信手段による通話の禁止時間の情報;第1の無線通信手段による緊急通話の許可を示すフラグ情報;第2の無線通信手段による緊急通話の許可を示すフラグ情報のうちいずれか又は全てを含むことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線通信中継制御装置が実施する中継サービスは、リアルタイム通話中継サービス、リアルタイムデータ通信中継サービス、動作制限解除後留守番電話中継サービス、動作制限解除後E−Mail受信中継サービス、動作制限解除後ファイル受信中継サービスのうちいずれか又は全てを含むことを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線通信中継制御装置は、前記動作制限領域内の無線通信端末に動作制限をかけていないが、前記動作制限領域内の電波強度が弱く、前記無線通信端末が前記第1の無線通信手段を用いた通信が不能な場合、前記無線通信端末からの中継サービスの要求に応じて、中継サービスを行うことを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線通信中継制御装置は、リアルタイムの中継サービスができない動作制限をかけた場合に、前記無線通信端末の要求に応じて、前記第1の無線通信手段の記憶装置又は前記第2の無線通信手段の記憶装置に通信内容を一時記憶し、動作制限が解除された後に、中継サービスを実施することを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線通信中継制御装置が動作制限に関する制御情報を前記無線通信端末にブロードキャスト送信する時は、動作制限の内容に関して、前記無線通信基地局経由で、無線通信ネットワークと認証手続きを行うことを特徴とする無線通信システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線通信中継制御装置が中継サービスを実施する時は、中継サービスの内容に関して、前記無線通信基地局経由で無線通信ネットワークと認証手続きを行うことを特徴とする無線通信システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線通信中継制御装置における前記第1の無線通信手段の送受信部及び信号処理部、前記第2の無線通信手段の送受信部及び信号処理部、各通信手段間のプロトコル変換信号処理部は、前記無線通信基地局との通信及び前記無線通信端末との通信に関して、複数の無線通信端末と中継サービスを行うための通信処理機能を有することを特徴とする無線通信システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線通信端末は、電話番号情報と、動作制限に関する制御情報の中に含まれる前記第1の無線通信手段による緊急通話の許可を示すフラグ情報及び前記第2の無線通信手段による緊急通話の許可を示すフラグ情報とに基づき、前記第1の無線通信手段又は第2の無線通信手段を用いた緊急通話を制御する緊急通話機能を有することを特徴とする無線通信システム。
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