JP2008066868A - 移動無線通信システムと、移動無線通信システムの携帯無線通信端末 - Google Patents

移動無線通信システムと、移動無線通信システムの携帯無線通信端末 Download PDF

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Abstract

【課題】屋内で使用される移動無線通信システムにおいて、携帯無線通信端末からの送信に伴う周辺電子機器への電磁干渉を低減する。
【解決手段】移動無線通信システムは外部通信ネットワークに接続され得、外部通信ネットワークに接続されてデータ信号を送受信するベースユニットと、最大送信電力の情報を含む下り識別用信号を生成し出力するマーカーユニットと、ベースユニットからのデータ信号を出力するアクセスユニットと、アクセスユニットとマーカーユニットとから出力されたデータ信号及び識別用信号を受信し得る携帯無線通信端末とを備え、携帯無線通信端末は、下り識別用信号の最大送信電力の情報に従って携帯無線通信端末の送信電力を制限する。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動無線通信システムに関し、より詳細には、屋内で使用される移動無線通信端末の送信電波が周辺の電子機器に与える電磁干渉を低減することを可能にした移動無線通信システム、およびそのような移動無線通信システムの携帯無線通信端末に関する。
従来、セル方式の携帯電話システムに代表される移動無線通信システムにおいて、屋外の基地局からの電波をビル等の屋内において受信する場合、壁等による電波の減衰が大きくなるので、電波強度が著しく弱くなることが知られている。このため屋内では、窓際などを除き、一般的に携帯電話の利用ができないことが多い。従って、屋内での携帯電話を利用可能にするために、屋内に小型の基地局を設置する必要がある。図1に示す構成例は、ベースユニット1001と複数のアクセスユニット1002とから構成される。アクセスユニット1002はそれぞれ、例えばビル内部の各階に設置される。ベースユニット1001と各アクセスユニット1002とはフィーダ線1003でつながれており、携帯電話1004は、最寄りのアクセスユニット1002に無線リンクで接続することにより、ベースユニット1001との接続を確立する。この構成により、屋内のどの場所においても、無線リンクの確立に必要なベースユニットからの下りデータ信号を十分な強度で受信できる。
屋内に医療用電気機器等、高感度のセンサや高利得の増幅回路等を有する電子機器がある場合、携帯電話が屋内から上りデータ信号を発信すると、携帯電話の発信する電波により電波干渉を起こすことがある。一方、屋内にベースユニットがある場合、携帯電話は屋外の基地局の代わりに屋内のベースユニットに送信すればよいため、屋外で送信を行う場合に比べて携帯電話の送信電力を小さく制御することができる。従って、屋内にベースユニットがあり、携帯電話の送信電力が抑えられれば、携帯電話の電波による医療用電気機器等への電磁干渉も小さくすることができる。
屋内の1つのフロア内に複数の独立した無線LANネットワークがある場合に、相互の間の電磁干渉を低減するための技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、基地局と端末局との間の電波伝搬特性をシミュレーションによって求め、求められた電波伝搬特性に基づいて電波吸収が必要な位置に電波吸収機能を有する衝立を配置することを開示している。
特開2001−168812号公報(請求項1、要約)
しかしながら、携帯電話は屋内にあるときでも、窓際等においては屋内のベースユニットでなく屋外の基地局から電波を受信することがある。その場合、携帯電話が屋外の基地局から受信する電波は屋内のベースユニットから受信する電波よりも強い。さらに、携帯電話が屋内において屋外の基地局と無線リンクを確立した場合、屋外の基地局と屋内のベースユニットとでは送信電力の制御ルールが異なるため、屋内のベースユニットに送信を行う場合に適用される上記送信電力の制御ルールが適用できず、携帯電話の送信電力を小さく保持することが必ずしもできなくなる。
特許文献1に開示の技術は、無線通信の電磁干渉の問題に対し、衝立を設置するという方策によって対応している。このような衝立は、電磁干渉阻止には有効であるが、室内に空間的余裕がない場合など、実施が難しいことがあり得る。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、屋内の窓側のように屋外の基地局電波を受けやすい場所においても、移動無線通信端末の電波による他電子機器への電磁干渉を低減し得るようにすることにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、外部通信ネットワークに接続し得る移動無線通信システムであって、外部通信ネットワークに接続され、データ信号を送受信するネットワーク接続手段と、最大送信電力の情報を含む下り識別用信号を生成する識別用信号生成手段と、1つまたは2つ以上の無線信号出力手段であって、うち少なくともいずれか1つは前記ネットワーク接続手段からのデータ信号を出力し、少なくともいずれか1つは前記識別用信号生成手段が生成した下り識別用信号を出力する無線信号出力手段と、前記無線信号出力手段から出力されたデータ信号及び下り識別用信号を受信し得る携帯無線通信端末とを備え、携帯無線通信端末は受信した下り識別用信号の最大送信電力の情報に従って前記携帯無線通信端末の送信電力を制限することを特徴とする。
この構成によれば、携帯無線通信端末の送信電力が、下り識別データ信号が示す最大送信電力までに制限される。従って、電磁干渉を確実に低減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の移動無線通信システムであって、前記携帯無線通信端末は、送信電力の制御状態を示す上り識別用信号を生成する上り識別用信号生成手段を有し、前記上り識別用信号生成手段は、上り識別用信号を生成して前記下り識別用信号生成手段に送信することを特徴とする。
この構成によれば、携帯無線通信端末の送信電力の制御状態が上り識別データ信号として検知されるため、下り識別用信号を送信している領域が適切か否か、判断することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の移動無線通信システムであって、前記データ信号が出力される無線信号出力手段と前記下り識別用信号が出力される無線信号出力手段とは同じであることを特徴とする。
この構成によれば、データ信号と下り識別用信号とが同じ無線信号出力手段から出力される。データ信号と下り識別用信号とは、合成されて出力されてもよい。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の移動無線通信システムであって、前記データ信号が出力される無線信号出力手段と前記下り識別用信号が出力される無線信号出力手段とは異なることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の移動無線通信システムであって、前記データ信号と前記下り識別用信号とは、複数の無線信号出力手段から出力されることを特徴とする。
この構成によれば、複数の無線信号出力手段があるので、幅広い範囲を網羅することができる。
請求項6に記載の発明は、外部通信ネットワークに接続されえる移動無線通信システムの携帯無線通信端末であって、外部通信ネットワークからデータ信号を送受信する無線送受信手段と、外部通信ネットワークから、前記携帯無線通信端末の最大送信電力の情報を含む下り識別用信号を受信する識別用受信手段と、前記識別用受信手段が受信した前記下り識別用信号に含まれる最大送信電力の情報に従って、前記無線送受信手段がデータ信号を送信する際の送信電力を制限する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、携帯無線通信端末の送信電力が、下り識別データ信号が示す最大送信電力までに制限される。従って、電磁干渉を確実に低減することができる。
請求項7に記載の発明は、外部通信ネットワークに接続されえる移動無線通信システムの携帯無線通信端末であって、外部通信ネットワークからデータ信号を送受信する無線送受信手段と、外部通信ネットワークから、前記携帯無線通信端末の最大送信電力の情報を含む下り識別用信号を受信する識別用受信手段と、前記識別用受信手段が前記下り識別用信号を受信したか否かを判断し、受信していない場合、前記無線送受信手段がデータ信号を送信しないよう、前記無線送受信手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、携帯無線通信端末が下り識別用信号を受信しない場合、その携帯無線通信端末はデータ信号の送信を行わない。従って、電磁干渉を確実に低減することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の携帯無線通信端末であって、前記下り識別用信号は前記携帯無線通信端末の最大送信電力の情報を含み、前記制御手段は、前記識別用受信手段が受信した下り識別用信号の最大送信電力の情報に従って、前記無線送受信手段がデータ信号を送信する際の送信電力を制限することを特徴とする。
この構成によれば、携帯無線通信端末の送信電力が、下り識別データ信号が示す最大送信電力までに制限される。従って、電磁干渉を確実に低減することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項6ないし8に記載の携帯無線通信端末であって、前記携帯無線通信端末の送信電力の制御状態を示す上り識別用信号を生成し、送信する上り識別用信号生成手段をさらに備えたことを特徴とする。
この構成によれば、携帯無線通信端末の送信電力の制御状態が上り識別データ信号として検知されるため、下り識別用信号を送信している領域が適切か否か、判断することができる。
以上説明したように、本発明によれば、識別用信号を利用することにより、携帯無線通信端末の送信による電磁干渉を低減することが可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1実施例>
本発明の第1実施例に係る屋内移動無線通信システム1の模式図を図2に示す。屋内移動無線通信システム1は外部ネットワークに接続可能であり、携帯無線通信端末(ここでは例として携帯電話)5と、アクセスユニット3と、ベースユニット2と、マーカーユニット4と、フィーダ線6とを備えている。
アクセスユニット3は、携帯無線通信端末5と無線リンクを確立するためのアンテナと無線送信回路と無線受信回路等とを備えており、所定の通信領域3aに対してデータ信号を発射し得る。本実施例では、アクセスユニット3のアンテナ部が無線信号出力手段の一例である。
携帯電話5は、通信領域3aにあるとき、アクセスユニット3からのデータ信号を受信し得る。
ベースユニット2は、屋外の通信ネットワークと接続され、携帯電話5と屋外通信ネットワークとの通信を可能とするための信号フォーマットの変換を行う。本実施例では、ベースユニット2はネットワーク接続手段の一例である。
ベースユニット2とアクセスユニット3との間は、フィーダ線6によって接続されている。ベースユニット2とアクセスユニット3との間の信号は、ベースバンドのデジタル信号、変調されたIF信号、データ信号のいずれでもよい。ベースバンドのデジタル信号を用いた場合、データ信号の生成は、アクセスユニット3で行われる。ベースユニット2でデータ信号を生成する場合、アクセスユニット3を構成する無線送信回路と無線受信回路とは、送信アンテナおよび受信アンテナのみとなる。
マーカーユニット4は、携帯電話5が使用される屋内に設置され、識別用信号を発射する領域4aに下り識別用信号を発射している。本実施例では、識別用信号を発射する領域4aは、アクセスユニット3によって携帯電話5が通信可能である領域3aを少なくとも一部含んでいる。後述のように本実施例では、識別用信号はマーカーユニット4で生成されるようになっている。本実施例のマーカーユニット4のアンテナ部は、無線信号出力手段のもう一つの例であり、マーカーユニット4の識別用信号生成回路は、識別用信号生成手段の一例である。
携帯電話5は、図3に示すようにデータ信号送信回路504と、データ信号受信回路505と、制御回路501と、表示回路外部接続回路502と、識別用信号を受信するためのマーカー用受信回路503と、アンテナ共有回路506とを備えている。データ信号送信回路504とデータ信号受信回路505とは、従来の携帯電話のものと同様である。
識別用信号には、携帯電話5がアクセスユニット3への送信電力を制限するための最大送信電力の情報が含まれており、識別用信号は本実施例ではマーカーユニット4にあらかじめ設定されている。携帯電話5は、外部から屋内移動無線通信システム1の対象領域に入り、マーカーユニット4からの識別用信号を受信すると、外部の基地局でなくアクセスユニット3にデータ信号を送信するようになる。さらに、携帯電話5が識別用信号を受信した場合、携帯電話5の送信電力は、マーカーユニット4から受信した識別用信号により制限される。この制御は、携帯電話5に対してセル方式の移動無線通信システムが行う送信電力制御より優先される。携帯電話5が識別用信号を受信しない場合、携帯電話5の最大送信電力は、当該移動無線通信システムのセル方式が許容する最大電力であり、例えばARIB STD-T56(IMT-2000 DS-CDMA)方式であれば250mWとなる。一方、携帯電話5が識別用信号を受信した場合、携帯電話5の最大送信電力は、例えば10mWなど、さらに低い数値に制限される。識別用信号を受信したか否かに関らず、携帯無線通信端末の送信電力を上記最大送信電力以内とする制御手順は、当該セル方式の制御手順に従う。
以上の構成により、本発明は、識別用信号の受信できる領域において、携帯電話の最大送信電力を小さく保持できる。したがって、携帯電話5識別用信号の受信できる領域にあれば、たとえ医療用電気機器と極めて近い距離に位置していても、携帯電話5の電波による電磁干渉を低減することができる。
本実施例では、携帯無線通信端末の例として屋内移動無線通信システム1の外でも使用可能な携帯電話5について記述したが、携帯無線通信端末は、屋内移動無線通信システム1専用のものでもよい。その場合、携帯無線通信端末が外部の基地局に接続することはなく、携帯無線通信端末は常にアクセスユニット3にデータ信号を送信する。
<第2実施例>
本発明の第2実施例に係る屋内移動無線通信システム11を図4に示す。本実施例の屋内移動無線通信システム11は外部通信ネットワークに接続可能であり、携帯電話15と、ベースユニット12と、アクセスユニット13と、マーカーユニット14と、マーカー用ベースユニット17と、ベースユニット12およびアクセスユニット13の間を接続するフィーダ線16と、マーカーユニット14及びマーカー用ベースユニット17の間を接続するフィーダ線18とを備えている。
アクセスユニット13の構成は、上記第1実施例のアクセスユニット3のそれとほぼ同様であり、アクセスユニット13のアンテナ部は無線信号出力手段の一例である。本実施例が第1実施例と異なる点は、本実施例の識別用信号が上り識別用信号と下り識別用信号とから構成される点、並びにマーカー用ベースユニット17が設けられている点である。
マーカーユニット14は、マーカー用ベースユニット17とフィーダ18により接続され、マーカー用ベースユニット17に生成された下り識別用信号を出力する。従って、本実施例のマーカーユニット14のアンテナ部は無線信号出力手段のもう一つの例であり、マーカー用ベースユニット17は識別用信号生成手段の一例である。本実施例でも、マーカーユニット14が識別用信号を発射する領域14aは、アクセスユニット13によって携帯電話15が通信可能である領域13aを少なくとも一部含んでいる。一方、上り識別用信号は、携帯電話15が発射し、マーカーユニット14がそのアンテナで受信する。
本実施例のマーカー用ベースユニット17とフィーダ18とは、屋内に設置されたLANなどでもよい。特に、既存の無線LANにマーカーユニット14を取り付けることにより、本実施例のマーカー用ベースユニット17とフィーダ18とマーカーユニット14とを構成することができる。
携帯電話15は、図5に示すように無線送信回路154と、無線受信回路155と、制御回路151と、表示回路外部接続回路152と、識別用信号を受信するためのマーカー用受信回路153と、アンテナ共有回路156と、マーカー用送信回路153と、マーカー用受信回路157と、マーカー用アンテナ共用回路158と、マーカー用アンテナ159とを備えている。無線送信回路154と、無線受信回路155とは、従来の携帯電話のものと同様である。
携帯電話15の最大送信電力は、第1実施例と同様に、マーカーユニット14から受信した下り識別用信号の最大送信電力により制限される。上り識別用信号は、最大送信電力制御の状態をマーカー用ベースユニット17に伝えるために使用される。例えば、上り識別用信号によって最大送信電力が制限されていることが通知され、それによってマーカー用ベースユニット17が下り識別用信号を送信している領域が判明することにより、マーカー用ベースが下り識別用信号を送信している領域が適切か否かを判定することができる。
本実施例では、携帯無線通信端末の例として屋内移動無線通信システム11の外でも使用可能な携帯電話15について記述したが、携帯無線通信端末は、屋内移動無線通信システム11専用のものでもよい。その場合、携帯無線通信端末が外部の基地局に接続することはなく、携帯無線通信端末は常にアクセスユニット13にデータ信号を送信する。
以上の構成により、本実施例では、第1実施例と同様の効果を得られる。さらに、送信電力の制御状態を示す上り識別用信号により、下り識別用信号の送信領域が適切か否かを判定することができ、下り識別用信号の送信電力とマーカーユニット14の設置場所との最適化を容易に行うことができる。
<第3実施例>
本発明の第3実施例に係る屋内移動無線通信システム21の模式図を図6に示す。本実施例の屋内移動無線通信システム21は外部通信ネットワークと接続可能であり、携帯無線通信端末(ここでは例として携帯電話)25と、ベースユニット22と、アクセスユニット23と、マーカー用ベースユニット27と、無線信号共用回路24と、無線信号共用回路24およびアクセスユニット23の間を接続するフィーダ線26とを備えている。
本実施例が第1実施例と異なる点は、下り識別用信号がマーカー用ベースユニット27で生成される点、および、下り識別用信号と携帯電話25のデータ信号とが無線信号共用回路24においてアナログ合成されて共にアクセスユニット23から出力される点である。アクセスユニット23は、ベースユニット22からのデータ信号とマーカー用ベースユニット27が生成した識別用信号とをアナログ合成した信号を出力する。従って本実施例では、アクセスユニット23は、データ信号と下り識別用信号とを共に出力する無線信号出力手段の一例である。本実施例では、下り識別用信号の受信領域24aはデータ信号の通信領域23aを少なくとも一部含んでいる。下り識別用信号を受信した携帯電話25は、下り識別用信号の最大送信電力に基づいて送信電力の制限を受ける。
ベースユニット22は、図7の模式図に示すように、接続回路221と、データ信号送信回路222と、データ信号受信回路223とから構成される。接続回路221は、携帯電話25と外部の通信ネットワークとを接続するための信号様式の変換を行う。データ信号送信回路222は、携帯電話25との無線リンクを確立するための下りデータ信号を生成し、生成した下りデータ信号は、無線信号共用回路24に送られる。データ信号受信回路223は、無線信号共用回路24を通して携帯電話25から上りデータ信号を受け取り、携帯電話25との無線リンクを確立するための上り方向のデータ信号を復調する。
マーカー用ベースユニット27は、識別用信号送信回路271を有し、生成した下り識別用信号を、識別用信号送信回路271から無線信号共用回路24に送る。
アクセスユニット23は、アンテナ231と、送信増幅回路および受信増幅回路等から構成される。図7の実施例では、アクセスユニット23はアンテナ231を備えている。アクセスユニット23とベースユニット22との間は、同軸線路などを用いたフィーダ線26で接続されている。
本実施例における携帯電話25の最大送信電力の制御方法は、第1実施例のそれと同様である。以上の説明の構成においても、第1実施例と同様の効果を得られる。さらに本実施例では、データ信号とマーカー用ベースユニット27から送られる識別用信号とが共にアクセスユニット23から発射されるため、アクセスユニット23の送信可能領域23a内にある携帯電話25は常に識別用信号を受信することができる。従って、より効果的に携帯電話25の最大送信電力を抑えることができる。
本実施例では、携帯無線通信端末の例として屋内移動無線通信システム21の外でも使用可能な携帯電話25について記述したが、携帯無線通信端末は、屋内移動無線通信システム21専用のものでもよい。その場合、携帯無線通信端末が外部の基地局に接続することはなく、携帯無線通信端末は常にアクセスユニット23にデータ信号を送信する。
<第4実施例>
本発明の第4実施例に係る屋内無線システム31を図8に示す。本実施例の屋内移動無線通信システム31は外部ネットワークに接続可能であり、携帯無線通信端末(ここでは例として携帯電話)35と、ベースユニット32と、アクセスユニット331…Nと、マーカーユニット341…Nと、ベースユニット32およびアクセスユニット331…Nの間を接続する多分岐フィーダ線36とを備えている。
本実施例が上記第1実施例と異なる点は、本実施例ではアクセスユニット33がN個、マーカーユニット34がN個、それぞれ備えられている点、さらに多分岐フィーダ36を備えている点である。その他の点においては、本実施例の構成は第1実施例のそれと同様である。本実施例では、下り識別用信号は、各マーカーユニット34内に設定されている。
N個のアクセスユニット33は、多分岐フィーダ36によりベースユニット32と接続されている。N個のマーカーユニット34は、各アクセスユニット33の近傍にそれぞれ配置されている。
例えば屋内移動無線通信システム31がビル屋内にある場合、N個のアクセスユニット33は、各階ごとに設置してもよい。その場合、N個のマーカーユニット34も各階ごとに設置するのが望ましい。個々のアクセスユニット33及びマーカーユニット34の構成及び機能は、第1実施例のアクセスユニット3及びマーカーユニット4のそれと同様である。
また、本実施例では、携帯無線通信端末の例として屋内移動無線通信システム31の外でも使用可能な携帯電話35について記述したが、携帯無線通信端末は、屋内移動無線通信システム31専用のものでもよい。その場合、携帯無線通信端末が外部の基地局に接続することはなく、携帯無線通信端末は常にアクセスユニット33にデータ信号を送信する。
これにより、ビル全体など広領域の領域において、携帯電話35の最大送信電力を制御することができるようになる。
<第5実施例>
本発明の第5実施例に係る屋内移動無線通信システム41の模式図を図9に示す。本実施例の屋内移動無線通信システム41は外部通信ネットワークに接続可能であり、携帯無線通信端末(ここでは例として携帯電話)45と、ベースユニット42と、N個のアクセスユニット431…Nと、マーカー用ベースユニット47と、無線信号共用回路44と、ベースユニット42およびアクセスユニット431…Nの間を接続する多分岐フィーダ線46とを備えている。
本実施例のベースユニット42、マーカー用ベースユニット47、無線信号共用回路44は、第3実施例のベースユニット22、マーカー用ベースユニット27、無線信号共用回路24と同様である。一方、本実施例が第3実施例の構成と異なる点は、本実施例ではアクセスユニット43がN個ある点、並びに多分岐可能なフィーダ46が用いられる点である。フィーダ46を通る信号は、アナログの信号であり、同軸線路をフィーダ46として利用することができる。また、フィーダ46の分岐と合成においては、アナログの結合線路回路、電力分配回路を利用することができる。従って本実施例では、マーカー用ベースユニット47は識別用信号生成手段の一例であり、複数のアクセスユニットのアンテナ部はデータ信号及び下り識別用信号を出力する無線信号出力手段の一例である。
本実施例の屋内移動無線通信システム41が例えばビル屋内に設置される場合は、N個のアクセスユニット43は、各階ごとに設置することができる。これにより、当該ビル全体で、携帯無線通信端末の最大送信電力の制限を可能にできる。さらに本実施例では、データ信号とマーカー用ベースユニット47から送られる下り識別用信号とが共にアクセスユニット43から出力され、下り識別用信号の受信領域44aにある携帯電話45は下り識別用信号を受信することができる。従って、より効果的に携帯電話45の最大送信電力を抑えることができる。
本実施例では、携帯無線通信端末の例として屋内移動無線通信システム41の外でも使用可能な携帯電話45について記述したが、携帯無線通信端末は、屋内移動無線通信システム41専用のものでもよい。その場合、携帯無線通信端末が外部の基地局に接続することはなく、携帯無線通信端末は常にアクセスユニット43にデータ信号を送信する。
<第6実施例>
本発明の第6実施例に係る屋内移動無線通信システム51の模式図を図10に示す。本実施例の屋内移動無線通信システム51は外部通信ネットワークに接続可能であり、携帯無線通信端末(ここでは携帯電話)55と、ベースユニット52と、アクセスユニット53と、マーカー用ベースユニット57と、無線信号共用回路54と、ベースユニット52およびアクセスユニット53の間を接続するフィーダ線56とを備えている。
図11に示すように、マーカー用ベースユニット57は無線信号共用回路54に接続されている。さらに本実施例では、マーカー用ベースユニット57は下り識別用信号を生成し、上り識別用信号受信回路572と下り識別用信号送信回路571とを備えている。本実施例のマーカー用ベースユニット57の下り識別用信号送信回路571は、識別用信号生成手段の一例であり、アクセスユニット53のアンテナ部は、データ信号と下り識別用信号とを共に出力する無線信号出力手段の一例である。
図12に示す本実施例の携帯電話55は、図5に示す第2実施例の携帯電話15と同様、上りと下りの識別用信号送受信回路553、557を備えているが、マーカー用アンテナが無い点が異なっている。
このような構成では、携帯電話55が発射する上り識別用信号がアクセスユニット53のアンテナで受信され、マーカー用ベースユニット57の上り識別用信号受信回路572へと送られる。上り識別用信号は、携帯電話55の送信電力の制御状態の情報を含むため、その情報に基づいて下り識別用信号の送信領域54aが適切か否かを判定することができる。従って、下り識別データ信号を送信する際の送信電力の最適化を容易に行うことができる。
本実施例では、携帯無線通信端末の例として屋内移動無線通信システム51の外でも使用可能な携帯電話55について記述したが、携帯無線通信端末は、屋内移動無線通信システム51専用のものでもよい。その場合、携帯無線通信端末が外部の基地局に接続することはなく、携帯無線通信端末は常にアクセスユニット53にデータ信号を送信する。
<第7実施例>
本発明の第7実施例に係る屋内移動無線通信システム61の模式図を図13に示す。本実施例の屋内移動無線通信システム61は外部通信ネットワークに接続可能であり、携帯無線通信端末(ここでは例として携帯電話)65と、ベースユニット62と、N個のアクセスユニット631…Nと、マーカー用ベースユニット67と、無線信号共用回路64と、ベースユニット62およびアクセスユニット631…Nの間を接続する多分岐フィーダ線66とを備えている。さらに本実施例では、図14に示すように、マーカー用ベースユニット67は下り識別用信号を生成し得、下り識別用信号送信回路671と上り識別信号受信回路672とを備えている。本実施例の携帯電話65は、図12に示す携帯電話55のように、上りと下りの識別用信号用送受信回路を有し、かつマーカー用アンテナを有さない構成を備えている。
本発明は、本発明第2および第6実施例と同様、上り識別用信号に含まれる携帯電話65の送信電力の制御状態の情報を基に、下り識別用信号の送信領域64aが適切か否かを判定でき、携帯電話の送信電力の最適化が容易に行える。また、本発明第5実施例と同様に、複数のアクセスユニット631…Nが多分岐フィーダ66に接続されているため、ビル屋内全体において携帯無線通信端末の最大送信電力を制限することができる。
本実施例では、携帯無線通信端末の例として屋内移動無線通信システム61の外でも使用可能な携帯電話65について記述したが、携帯無線通信端末は、屋内移動無線通信システム61専用のものでもよい。その場合、携帯無線通信端末が外部の基地局に接続することはなく、携帯無線通信端末は常にアクセスユニット63にデータ信号を送信する。
<第8実施例>
本発明の第8実施例の屋内移動無線通信システム71を図15に示す。屋内移動無線通信システム71は外部通信ネットワークに接続可能であり、携帯無線通信端末(本実施例では例として携帯電話)75と、アクセスユニット73と、ベースユニット72と、マーカーユニット74と、ベースユニット72およびアクセスユニット73を接続するフィーダ76とから構成される。
アクセスユニット73とベースユニット72とマーカーユニット74との構成は、本発明第1実施例のアクセスユニット3とベースユニット2とマーカーユニット4とのそれと同様である。
携帯電話75の構成も、第1実施例の携帯電話5のそれと同様であるが、本実施例の携帯電話75は、識別用信号受信領域74a内にあって下り識別用信号を受信している場合のみ、データ信号を送信することができるようになっている。この場合、携帯電話75の送信電力の制御は、下り識別用信号による制御でなくセル方式の移動無線通信システムの持つ携帯電話75の送信電力制御方式に従い行われる。一方、識別用信号を受信していない場合、携帯電話75は、データ信号を送信不能になっている。この送信阻止の制御は、当該のセル方式における制御よりも優先される。例えば図15では、携帯電話75はデータ信号を送信することができ、その最大送信電力はセル方式によって制限されるが、携帯電話75’はデータ信号通信領域73aにあるが識別用信号受信領域74aの外側にあるため、データ信号を送信することができない。
以上のように、本実施例では、受信できない領域においては携帯電話75による送信そのものを禁止するようになっている。したがって、領域ごとに携帯電話75の通信可否を制限でき、例えば医療用電気機器が存在する領域においてはデータ信号を送信不能とすることにより、携帯電話75の送信動作に伴う電波による電磁干渉を低減することができる。
本実施例では、携帯無線通信端末の例として屋内移動無線通信システム71の外でも使用可能な携帯電話75について記述したが、携帯無線通信端末は、屋内移動無線通信システム71専用のものでもよい。その場合、携帯無線通信端末が外部の基地局に接続することはなく、携帯無線通信端末は常にアクセスユニット73にデータ信号を送信する。
<第9実施例>
本発明の第9実施例の屋内移動無線通信システム81を図16に示す。屋内移動無線通信システム81は外部通信ネットワークに接続可能であり、携帯無線通信端末(本実施例では例として携帯電話)85と、アクセスユニット83と、ベースユニット82と、マーカーユニット84と、ベースユニット82及びアクセスユニット83を接続するフィーダ86とから構成される。
アクセスユニット83とベースユニット82とマーカーユニット84との構成は、本発明第1実施例のアクセスユニット3とベースユニット2とマーカーユニットと4のそれと同様である。
携帯電話85の構成も、第8実施例の携帯電話75のそれと類似しているが、本実施例の携帯電話85は、下り識別用信号を受信する場合は下り識別用信号に含まれる最大送信電力の情報に基づいて電力を制御され、識別用信号を受信しない場合はデータ信号を送信することができないようになっている。これらの送信制御は、当該のセル方式における制御より優先される。例えば図16では、携帯電話85はデータ信号を送信することができ、その最大送信電力は下り識別用信号に含まれる最大送信電力の情報よって制限されるが、携帯電話85’はデータ信号通信領域83aにあるが識別用信号受信領域84aの外側にあるため、データ信号を送信することができない。
以上の構成により、本実施例は、下り識別用信号をマーカーユニット84から受信できる領域84aでは、識別用信号に含まれる最大送信電力情報によって携帯電話85の最大送信電力を小さく保持でき、かつ、識別用信号を受信できない領域では、携帯電話85の送信そのものを禁止できる。したがって、携帯電話85が識別用信号を受信できる領域84aにある場合は、例えば医療用機器等の電子機器と極めて近い距離に位置している場合でも、携帯電話85の送信動作に伴う電波による電磁干渉を低減することができる。さらに、携帯電話85の送信可能域を制限することができるため、例えば、医療用電気機器が多く存在する領域においては携帯電話85の送信自体を抑制して電磁干渉を抑える等、領域に応じた制御をすることができる。
本実施例では、携帯無線通信端末の例として屋内移動無線通信システム81の外でも使用可能な携帯電話85について記述したが、携帯無線通信端末は、屋内移動無線通信システム81専用のものでもよい。その場合、携帯無線通信端末が外部の基地局に接続することはなく、携帯無線通信端末は常にアクセスユニット83にデータ信号を送信する。
<第10実施例>
本発明の第10実施例の屋内移動無線通信システム91を図17に示す。屋内移動無線通信システム91は外部通信ネットワークに接続可能であり、携帯無線通信端末(本実施例では例として携帯電話)95と、アクセスユニット93と、ベースユニット92と、マーカーユニット94と、マーカー用ベースユニット97と、アクセスユニット93及びベースユニット92を接続するフィーダ線96と、マーカーユニット94及びマーカー用ベースユニット97を接続するフィーダ線98とから構成される。
アクセスユニット93と、ベースユニット92と、マーカーユニット94と、マーカー用ベースユニット97との構成は、第2実施例のアクセスユニット13と、ベースユニット12と、マーカーユニット14と、マーカー用ベースユニット17とのそれと同様である。
携帯電話95の構成も、第2実施例の携帯電話15のそれと類似しているが、本実施例の携帯電話95は、識別用信号受信可能領域94aにあって下り識別用信号を受信している場合のみ、データ信号を送信することができるようになっている。携帯電話95が識別用信号を受信する場合は下り識別用信号に含まれる最大送信電力の情報に基づいて送信電力を制限され、識別用信号を受信しない場合はデータ信号を送信することができないようになっている。これらの送信制御は、当該のセル方式における制御より優先される。
以上の構成により、本実施例は、第9実施例と同様の効果を得られる。さらに本実施例では、送信電力の制御状態を示す情報を含む上り識別用信号を、携帯電話がマーカーユニットに送るため、下り識別用信号の送信領域が適切か否かを判定できるようになっている。このため、下り識別用信号の送信電力とマーカーユニットの設置場所の最適化を容易に行うことができる。
本実施例では、携帯無線通信端末の例として屋内移動無線通信システム91の外でも使用可能な携帯電話95について記述したが、携帯無線通信端末は、屋内移動無線通信システム91専用のものでもよい。その場合、携帯無線通信端末が外部の基地局に接続することはなく、携帯無線通信端末は常にアクセスユニット93にデータ信号を送信する。
<第11実施例>
本発明の第11実施例の屋内移動無線通信システム101を図18に示す。屋内移動無線通信システム101は外部通信ネットワークに接続可能であり、携帯無線通信端末(本実施例では例として携帯電話)105と、アクセスユニット103と、ベースユニット102と、マーカー用ベースユニット107と、無線信号共用回路104と、データ信号共有回路104およびアクセスユニット103を接続するフィーダ106とから構成される。
アクセスユニット103とベースユニット102とマーカー用ベースユニット107と無線信号共用回路104との構成は、本発明第3実施例のアクセスユニット23とベースユニット22とマーカー用ベースユニット27と無線信号共用回路24とのそれと同様である。
携帯電話105の構成も、第3実施例の携帯電話25のそれと同様であるが、本実施例の携帯電話105は、識別用信号受信領域104aにあって下り識別用信号を受信している場合のみ、データ信号を送信することができるようになっている。携帯電話105が識別用信号を受信する場合は識別用信号に含まれる最大送信電力の情報に基づいて送信電力を制限され、識別用信号を受信しない場合はデータ信号を送信することができないようになっている。これらの送信制御は、当該のセル方式における制御よりも優先される。
本実施例では、携帯無線通信端末の例として屋内移動無線通信システム101の外でも使用可能な携帯電話105について記述したが、携帯無線通信端末は、屋内移動無線通信システム101専用のものでもよい。その場合、携帯無線通信端末が外部の基地局に接続することはなく、携帯無線通信端末は常にアクセスユニット103にデータ信号を送信する。
以上の構成においても、第9実施例と同様の効果を得ることができる。
以上の説明のように、本発明の屋内移動無線通信システムは、識別用信号を使用することにより、携帯無線通信端末の送信電力を制御することができる。したがって、医療用機器のように電波の干渉を受け易い電気機器がある環境において携帯無線通信端末を使用しても、電波の干渉を低減することができる。
従来の屋内移動無線通信システムの模式図。 本発明の第1実施例に係る屋内移動無線通信システムの模式図。 本発明の第1実施例に係る携帯無線通信端末のブロック構成図。 本発明の第2実施例に係る屋内移動無線通信システムの模式図。 本発明の第2実施例に係る携帯無線通信端末のブロック構成図。 本発明の第3実施例に係る屋内移動無線通信システムの模式図。 本発明の第3実施例に係るベースユニット、マーカー用ベースユニット、アクセスユニットのブロック構成図。 本発明の第4実施例に係る屋内移動無線通信システムの模式図。 本発明の第5実施例に係る屋内移動無線通信システムの模式図。 本発明の第3実施例に係る屋内移動無線通信システムの模式図。 本発明の第6実施例に係るベースユニットとアクセスユニットのブロック構成図。 本発明の第6実施例に係る携帯無線通信端末のブロック構成図。 本発明の第7実施例に係る移動無線通信システムの模式図。 本発明の第7実施例に係るベースユニットとアクセスユニットとのブロック構成図。 本発明の第8実施例に係る屋内移動無線通信システムの模式図。 本発明の第9実施例に係る屋内移動無線通信システムの模式図。 本発明の第10実施例に係る屋内移動無線通信システムの模式図。 本発明の第11実施例に係る屋内移動無線通信システムの模式図。
符号の説明
1,11、21、31、41、51、61、71、81、91、101 屋内移動無線通信システム
2、12,22、32、42、52、62、72、82、92、102 ベースユニット
3、13、23、33、43、53、63、73、83、93、103 アクセスユニット
4、14、34、74、84、94、 マーカーユニット
24、44、54、64、104 データ信号共有回路
5、15、25、35、45、55、65、75、85、95、105 携帯電話
6、16、18、26、36、46、56、66、76、86、96、98、106 フィーダ線
17、27、47、57、67、107 マーカー用ベースユニット

Claims (9)

  1. 外部通信ネットワークに接続され得る移動無線通信システムであって、
    外部通信ネットワークに接続され、データ信号を送受信するネットワーク接続手段と、
    最大送信電力の情報を含む下り識別用信号を生成する下り識別用信号生成手段と、
    1つまたは2つ以上の無線信号出力手段であって、うち少なくともいずれか1つは前記ネットワーク接続手段からのデータ信号を出力し、少なくともいずれか1つは前記下り識別用信号生成手段が生成した下り識別用信号を出力する無線信号出力手段と、
    前記無線信号出力手段から出力されたデータ信号及び下り識別用信号を受信する携帯無線通信端末であって、受信した下り識別用信号の最大送信電力の情報に従って前記携帯無線通信端末の送信電力を制限する携帯無線通信端末と
    を備えたことを特徴とする移動無線通信システム。
  2. 前記携帯無線通信端末は、送信電力の制御状態を示す上り識別用信号を生成する上り識別用信号生成手段を有し、
    前記上り識別用信号生成手段は、上り識別用信号を生成して前記下り識別用信号生成手段に送信することを特徴とする請求項1に記載の移動無線通信システム。
  3. 前記データ信号が出力される無線信号出力手段と前記下り識別用信号が出力される無線信号出力手段とは同じであることを特徴とする、請求項1または2に記載の移動無線通信システム。
  4. 前記データ信号が出力される無線信号出力手段と前記下り識別用信号が出力される無線信号出力手段とは異なることを特徴とする、請求項1または2に記載の移動無線通信システム。
  5. 前記データ信号と前記下り識別用信号とは、複数の無線信号出力手段から出力されることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の移動無線通信システム。
  6. 外部通信ネットワークに接続されえる移動無線通信システムの携帯無線通信端末であって、
    外部通信ネットワークからデータ信号を送受信する無線送受信手段と、
    外部通信ネットワークから、前記携帯無線通信端末の最大送信電力の情報を含む下り識別用信号を受信する識別用受信手段と、
    前記識別用受信手段が受信した前記下り識別用信号に含まれる最大送信電力の情報に従って、前記無線送受信手段がデータ信号を送信する際の送信電力を制限する制御手段と
    を備えたことを特徴とする、携帯無線通信端末。
  7. 外部通信ネットワークに接続されえる移動無線通信システムの携帯無線通信端末であって、
    外部通信ネットワークからデータ信号を送受信する無線送受信手段と、
    外部通信ネットワークから下り識別用信号を受信しえる識別用受信手段と、
    前記識別用受信手段が前記下り識別用信号を受信したか否かを判断し、受信していない場合、前記無線送受信手段がデータ信号を送信しないよう、前記無線送受信手段を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする携帯無線通信端末。
  8. 前記下り識別用信号は前記携帯無線通信端末の最大送信電力の情報を含み、前記制御手段は、前記識別用受信手段が受信した下り識別用信号の最大送信電力の情報に従って前記無線送受信手段がデータ信号を送信する際の送信電力を制限することを特徴とする、請求項7に記載の携帯無線通信端末。
  9. 前記携帯無線通信端末の送信電力の制御状態を示す上り識別用信号を生成し送信する、上り識別用信号生成手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6ないし8に記載の携帯無線通信端末。
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