JP2008098869A - 移動無線通信システムと、移動無線通信システムの携帯無線通信端末 - Google Patents

移動無線通信システムと、移動無線通信システムの携帯無線通信端末 Download PDF

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芳明 垂澤
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Abstract

【課題】移動無線通信端末の電波による他精密電気機器への電磁干渉を低減し得るようにする。
【解決手段】外部通信ネットワークに基地局を介して接続され得る移動無線通信システムは、外部電気機器に取り付けられ得るタグ110と、外部通信ネットワークに基地局を介して接続され得る携帯無線通信端末120とを備える。タグ110は、マーカー電波を携帯無線通信端末120に送信するマーカー電波送信回路112を有する。携帯無線通信端末120は、制御回路121と、基地局にデータ信号を送る無線送信回路122と、基地局からデータ信号を受信する無線受信回路123と、タグのマーカー電波送信回路が送信するマーカー電波を受信する第1マーカー電波受信回路126とを有する。制御回路121は、マーカー電波の受信レベルなどで表される、タグと携帯無線通信端末との接近度情報を基に無線送信回路のデータ信号の最大送信出力を制限する。
【選択図】図3

Description

本発明は、移動無線通信システムに関し、より詳細には、特定の領域において移動無線通信端末の送信電力を制限することを可能にした移動無線通信システム、およびそのような移動無線通信システムの携帯無線通信端末に関する。
従来、携帯電話に代表されるセル方式の移動無線通信システムにおいて、携帯無線通信端末の送信電力は、その携帯無線通信端末が基地局から受信する送信電力制御信号によって制御されている。従って、図1に示すように携帯無線通信端末が屋外にあって屋外の基地局から送信電力制御信号を受信している場合、または屋内にあっても屋内に基地局がなく屋外の基地局からの送信電力制御信号を受信している場合においては、例えば基地局から携帯無線通信端末までの距離が近いほど携帯無線通信端末の送信電力が小さくなるよう制御される。一方、携帯無線通信端末が屋内にあり、近くに屋内小型基地局がある場合は、屋内小型基地局から受信する送信電力制御信号により制御される。一般に、屋内小型基地局からの送信電力制御信号が設定する送信電力は、屋外基地局からのそれよりも小さくなっている。
屋内の1つのフロア内に複数の独立した無線LANネットワークがある場合に、相互の間
の電磁干渉を低減するための技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献
1では、基地局と端末局との間の電波伝搬特性をシミュレーションによって求め、求められた電波伝搬特性に基づいて電波吸収が必要な位置に電波吸収機能を有する衝立を配置することを開示している。
また、2つの無線通信装置の間で送信電力制御情報を伝送するチャネルによって送信電力を制御する技術も知られている。(特許文献2参照。)また、基地局から送られる信号の受信強度に応じて移動無線通信端末の送信信号の強度を調節する技術も知られている。(特許文献3参照。)
特開2001−168812号公報(請求項1、要約) 特開2006−197318号公報(要約) 特開平11−355205号公報(請求項1、要約)
しかし、たとえば図2に示すように、携帯無線通信端末が屋内の窓際近くにあって、屋内小型基地局と屋外基地局とのうち屋外基地局から送信電力制御信号を受信する場合がある。携帯無線通信端末は、近くに精密電気機器があるかどうかを判定する機能をもたないので、屋外の基地局からの送信電力制御信号に従い、比較的大きい電力で送信を行うことになる。そのため、屋内に医療用電気機器のような精密電気機器がある場合は、携帯無線通信端末からの送信電波により電磁干渉が起きる可能性がある。このような電磁干渉の起こる可能性は、精密電気機器が携帯無線通信端末から受ける電波が強いほど高くなる。このため、例えば病院内など、精密電気機器への電磁干渉を防ぐ必要がある施設では、精密電気機器の周辺のみならず建物,部屋または特定の空間全体で携帯無線通信端末の使用を禁止するなどの対処を行っている。
特許文献1に開示の技術は、無線通信の電磁干渉の問題に対し、衝立を設置するという方策によって対応している。このような衝立は、電磁干渉阻止には有効であるが、室内に空間的余裕がない場合など、実施が難しいことがあり得る。
また、特許文献2に開示の技術は、2つの携帯無線通信端末間でパケット送信と同時に送信電力制御信号を送るというものであり、一方、特許文献3に開示の技術は携帯無線通信端末と基地局との間でデータ信号の受信レベルに応じて送信電力制御を行うというものである。従って共に、周辺の精密電気機器への電磁干渉低減を目的とするものではない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、移動無線通信端末の電波による他精密電気機器への電磁干渉を低減し得るようにすることにある。
本発明はこのような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、外部通信ネットワークに基地局を介して接続され得る移動無線通信システムであって、外部電気機器に取り付けられ得るタグと外部通信ネットワークに基地局を介して接続され得る携帯無線通信端末とを備える。前記タグは第1信号を送信する第1信号送信手段を有する。前記携帯無線通信端末は、携帯無線通信端末制御手段と、前記携帯無線通信端末制御手段に連結され、前記基地局にデータ信号を送る無線送信手段と、前記携帯無線通信端末制御手段に連結され、前記タグの前記第1信号送信手段が送信する第1信号を受信する第1信号受信手段とを有する。前記携帯無線通信端末制御手段は、前記第1信号から得られる前記タグと前記携帯無線通信端末との接近度情報を基に前記無線送信手段のデータ信号の最大送信出力を制限することを特徴とする。
ここで、接近度情報とは、携帯無線通信端末がタグに接近している程度を示す情報であり、接近していればいるほど、携帯無線通信端末の送信電力は低く制限されることが望ましい。この構成により、タグと携帯無線通信端末とがどれほど接近しているかに応じて携帯無線通信端末の最大送信出力を制御することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の移動無線通信システムであって、前記携帯無線通信端末制御手段は、前記第1信号送信手段が固定レベルで送信し前記第1信号受信手段が受信した前記第1信号を基に接近度情報を得、前記接近度情報とは前記第1信号受信手段が受信する前記第1信号の受信レベルであることを特徴とする。
この構成では、タグと携帯無線通信端末との接近度はタグから受信される第1信号の受信レベルで表される。これにより、タグと携帯無線通信端末とがどれほど接近しているかに応じて携帯無線通信端末の最大送信出力を制御することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の移動無線通信システムであって、前記第1信号はマーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれか1つであり、前記タグは、マーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれか1つである第2信号を送信する第2信号送信手段と、第2信号の反射波を受信する第2信号受信手段と、前記第2信号受信手段が第2信号の反射波を所定の閾値レベル以上受信するか否かを判断するタグ制御部とをさらに有し、タグ制御部は、第2信号の反射波を一定閾値レベル以上受信したと判断すると前記第1信号送信手段から前記第1信号を送信することを特徴とする。
この構成では、タグから送信される第2信号の反射波が一定値以上受信されたとき、タグと携帯無線通信端末とが接近していると判断する。これにより第1信号が送信され、携帯無線通信端末の最大送信出力は第1信号の受信レベルによって制御される。これにより、タグと携帯無線通信端末とがどれほど接近しているかに応じて携帯無線通信端末の最大送信出力を制御することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の移動無線通信システムであって、前記第1信号はマーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれか1つであり、前記タグは、マーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれか1つである第2信号を前記携帯無線通信端末に送信する第2信号送信手段と、第2信号の反射波を受信する第2信号受信手段と、第2信号と第2信号の反射波とを基に前記タグと前記携帯無線通信端末との間の距離情報を得る距離算出手段とをさらに有し、前記第1信号送信手段は、前記距離算出手段により算出された前記距離情報を示す前記第1信号を送信し、前記接近度情報は前記距離情報である。
この構成では、タグから送信される第2信号の反射波が一定値以上受信されたとき、例えば第2信号の送受信の時間差を基にタグと携帯無線通信端末との距離を算出する。この距離情報が第1信号として送信され、携帯無線通信端末の最大送信出力が距離情報によって制御される。これにより、タグと携帯無線通信端末とがどれほど接近しているかに応じて携帯無線通信端末の最大送信出力を制御することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の移動無線通信システムであって、前記第1信号はマーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれか1つであり、前記タグは、マーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれか1つであって第1信号とは異なる伝播速度を有する第2信号を前記携帯無線通信端末に送信する第2信号送信手段をさらに有し、前記携帯無線通信端末は、第2信号を受信する第2信号受信手段と、前記第1信号と第2信号との受信時間差を基に前記タグと前記携帯無線通信端末との間の距離情報を得て前記携帯無線通信端末制御手段に伝達する距離算出手段をさらに有し、前記接近度情報は前記距離情報であることを特徴とする。
この構成では、タグから送信される第1及び第2信号の受信時間差を基にタグと携帯無線通信端末との距離が算出される。携帯無線通信端末の最大送信出力は、この距離情報によって制御される。これにより、タグと携帯無線通信端末とがどれほど接近しているかに応じて携帯無線通信端末の最大送信出力を制御することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の移動無線通信システムであって、前記タグは、前記第1信号送信手段からの第1信号の送信を制御するタグ制御手段と、前記タグ制御手段に接続され、前記タグが近接して配置され得る外部電気機器に関する機器情報を格納する機器情報格納メモリとをさらに有し、前記タグ制御手段は前記機器情報を前記第1信号と共に前記携帯無線通信端末に送信し、前記携帯無線通信端末は前記機器情報を検出する機器情報検出手段をさらに備え、前記携帯無線通信端末制御手段は前記接近度情報及び前記機器情報に基づいて前記無線送信手段のデータ信号送信の最大出力を制限することを特徴とする。
この構成では、タグから携帯無線通信端末に、外部精密電気機器に関する情報がさらに送信される。この機器情報は、例えば外部精密電気機器の電波イミュニティレベルを示し、携帯無線通信端末の最大送信出力制御に、機器情報も考慮することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の移動無線通信システムであって、前記第1信号はマーカー電波信号であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5ないし7のいずれかのいずれか1つに記載の移動無線通信システムであって、前記第1及び第2信号のいずれか1つは超音波信号であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし6および8のいずれか1つに記載の移動無線通信システムであって、前記第1信号は超音波信号または光信号であり、前記タグまたは前記携帯無線通信端末の前記第1信号受信手段は、第1信号アンテナを介して第1信号を受信し、前記第1信号受信手段を有する前記タグまたは前記携帯無線通信端末は、前記第1信号アンテナを覆う金属シールドをさらに有することを特徴とする。
この構成により、外部精密電気機器への電磁干渉低減がさらに可能になり、さらに、第1信号が外来電波の影響を受けにくくなるようにすることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項3ないし6および8ないし9のいずれか1つに記載の移動無線通信システムであって、前記第2信号は超音波信号または光信号であり、前記タグまたは前記携帯無線通信端末の前記第2信号受信手段は、第2信号アンテナを介して第2信号を受信し、前記第2信号受信手段を有する前記タグまたは前記携帯無線通信端末は、前記第2信号アンテナを覆う金属シールドをさらに有することを特徴とする。
この構成により、外部精密電気機器への電磁干渉低減がさらに可能になり、さらに、第2信号が外来電波の影響を受けにくくなるようにすることができる。
請求項11に記載の発明は、外部通信ネットワークに基地局を介して接続され得、外部電気機器に取り付けられたタグから第1および第2信号を受信し得る携帯無線通信端末であって、前記基地局にデータ信号を送信する無線送信手段と、前記基地局からデータ信号を受信する無線受信手段と、前記タグからマーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれか1つである第1信号を受信する第1信号受信手段と、前記タグから、マーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれかの1つであって前記第1信号とは異なる伝播速度を有する第2信号を受信する第2信号受信手段と、前記第1および第2信号の受信時間差を基に前記携帯無線通信端末と前記タグとの間の距離情報を得、前記距離情報を基に前記無線送信手段のデータ信号送信時の最大出力を制限する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の構成の移動無線通信システムにより、所望の場所にタグを設置することによって、その周囲で携帯無線通信端末の送信電力を制限することができる。これにより、例えばタグを精密電気機器に装着することによって、携帯無線通信端末が精密電気機器に与える電磁干渉を軽減することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1実施例>
本発明の第1実施例による移動無線通信システム100の模式図を図3に示す。
移動無線通信システム100は、精密電気機器などに取り付けられるタグ110と、携帯電話等の携帯無線通信移動端末120とを有する。
タグ110は、制御回路111と、制御回路111に接続されたマーカー電波送信回路(第1信号送信手段の一例)112と、マーカー電波送信回路112に接続されたマーカー電波送信アンテナ113とを有する。制御回路111はマーカー電波(第1信号の一例)を生成し、マーカー電波送信回路112からマーカー電波送信アンテナ113を介してマーカー電波を固定レベルで発する。ここで、タグ110から発されるマーカー電波は、精密電気機器自体に電磁干渉を与えないよう、微弱であることが望ましい。
携帯無線通信端末120は、制御回路121と、無線送信回路(無線送信手段の一例)122及び無線受信回路(無線受信手段の一例)123と、アンテナ共用回路124と、無線ネットワーク送受信アンテナ125と、マーカー電波受信回路(第1信号受信手段の一例)126と、マーカー電波受信アンテナ127と、表示回路外部接続回路128とを有する。無線送信回路122及び無線受信回路123は制御回路121に接続されており、無線ネットワーク送受信アンテナ125及びアンテナ共用回路124を介して基地局との間でデータ信号を送受信する。表示回路外部接続回路128は、制御回路121をディスプレイなど外部表示機器に接続する。
携帯無線通信端末120は、マーカー電波を受信していない間は基地局から受信する送信電力制御信号に基づいて送信電力を制御しているが、マーカー電波受信回路126がマーカー電波受信アンテナ127を介してマーカー電波を受信すると、マーカー電波の受信レベル(接近度情報の一例)を判定し、この受信レベルを基地局からの送信電力制御信号より優先して用いて送信電力制御を行う。制御回路121は、図4、5、6に示すような、マーカー電波の受信レベルと携帯無線通信端末120の送信電力制御値との相関を示すテーブルを備えており、携帯無線通信端末120がデータ信号を基地局に送信する際の最大送信電力をこのテーブルが示す送信電力制御値(携帯無線通信端末送信制御電力)により制限する。マーカー電波の受信レベルと携帯無線通信端末120の送信電力制御値とは、一般に負の相関関係にあり、図4に示すように受信レベルが大きいほど送信電力制限値が線形に小さくなるように制御されてもよいし、図5に示すように受信レベルの増加につれて送信電力制限値がステップ状に減少するようになっていてもよい。また、図6に示すように受信レベルに関わりなく送信電力制限値を一定としてもよい。
図3に示す携帯無線通信端末120は、マーカー電波受信アンテナ127と無線ネットワーク送受信アンテナ125とを個別に有し、マーカー電波受信アンテナ127で受信されたマーカー電波はマーカー電波受信回路126に、無線ネットワーク送受信アンテナ125で受信されたデータ信号は無線受信回路123にそれぞれ伝達されるようになっている。しかし、図7に示す携帯無線通信端末120’のように、マーカー電波受信アンテナと無線ネットワーク送受信アンテナとを1つの共用アンテナ125’として構成し、アンテナ共用回路124’がとマーカー電波と無線ネットワークから受信されたデータ信号とを分離してマーカー電波受信回路126と無線受信回路123とのそれぞれに伝達するようにしてもよい。これにより、図3、図7に示す携帯無線通信端末120、120’のいずれの構成においても、マーカー電波受信回路126がマーカー電波から読み取る受信レベルが制御回路121に伝達され、制御回路121はマーカー電波の受信レベルに応じて携帯無線通信端末120、120’の送信電力を制御することができる。
以上の構成により、本実施例の移動無線通信システムは、タグと携帯無線通信端末とが接近したときに、携帯無線通信端末の無線ネットワーク用データ信号送信出力を制限することができる。これにより、特に例えば病院内では、携帯無線通信端末の送信電波による医療用電気機器への電磁干渉を低減することができる。
<第2実施例>
本発明の第2実施例による移動無線通信システム200の模式図を図8に示す。
移動無線通信システム200は、精密電気機器などに取り付けられるタグ210と、携帯電話等の携帯無線通信移動端末220とを有する。
タグ210は、制御回路211と、制御回路211に接続された超音波発振回路(第1信号送信手段のもう一つの例)212とを有する。制御回路211は超音波発振回路212から超音波(第1信号のもう一つの例)を固定レベルで発する。ここで、タグ210は、超音波発振回路212の代わりに発光回路を有していてもよい。
携帯無線通信端末220は、制御回路221と、無線送信回路(無線送信手段の一例)222及び無線受信回路(無線受信手段の一例)223と、アンテナ共用回路224と、無線ネットワーク送受信アンテナ225と、超音波受信回路(第1信号受信手段のもう一つの例)226と、超音波センサ227と、表示回路外部接続回路228とを有する。無線送信回路222及び無線受信回路223は制御回路221に接続されており、無線ネットワーク送受信アンテナ225及びアンテナ共用回路224を介して基地局との間でデータ信号を送受する。制御回路221は、超音波受信回路226が超音波センサ127を介して感知した超音波の受信レベル(接近度情報のもう一つの例)を判定する。制御回路221は、図4、5、6に示すような、超音波の受信レベルと携帯無線通信端末220の送信電力制御値との相関を示すテーブルを備えており、携帯無線通信端末220がデータ信号を基地局に送信する際の最大送信電力をこのテーブルが示す送信電力制御値により制限する。表示回路外部接続回路228は、制御回路221をディスプレイなど外部表示機器に接続する。
本実施例において、タグ210が超音波発振回路212の代わりに発光回路を備える場合は、携帯無線通信端末220は超音波受信回路226の代わりに受光素子を備え、制御回路221は受信した光のレベルに基づいて携帯無線通信端末220の最大送信電力を制御する。
以上の構成により、本実施例の移動無線通信システムは、タグと携帯無線通信端末とが接近したときに、携帯無線通信端末の無線ネットワーク用データ信号送信出力を制限することができる。
<第3実施例>
本発明の第3実施例による移動無線通信システム300の模式図を図9に示す。
移動無線通信システム300は、精密電気機器などに取り付けられるタグ310と、携帯電話等の携帯無線通信移動端末320とを有する。
タグ310は、制御回路311と、制御回路311に接続されたマーカー電波送信回路(第1信号送信手段のもう一つの例)312と、マーカー電波送信アンテナ313と、超音波発振回路(第2信号送信手段の一例)314と、超音波受信回路(第2信号受信手段の一例)315と、超音波センサ316とを有する。制御回路311は超音波発振回路314から超音波を発し、その反射波を超音波受信回路315で超音波センサ316を介して受信する。制御回路311には反射波の閾値が予め設定されており、超音波受信回路315がこの閾値を上回る量の反射波を受信すると、マーカー電波送信回路(第1信号送信手段の一例)312から外来物体検知情報としてマーカー電波(第1信号の一例)を送信する。ここで、タグ310から発されるマーカー電波は、精密電気機器自体に電磁干渉を与えないよう、微弱であることが望ましい。また、タグ310は、超音波発振回路314の代わりに発光回路を、超音波受信回路315の代わりに光受信回路を、超音波センサ316の代わりに受光素子を有していてもよい。
本実施例の携帯無線通信端末320の構成は図3または図7の携帯無線通信端末120、120’の構成と同様である。第1実施例の場合と同様、携帯無線通信端末320が受信したマーカー電波は制御回路321に伝達される。携帯無線通信端末320は、マーカー電波を受信していない間は基地局から受信する送信電力制御信号に基づいて送信電力を制御しているが、マーカー電波受信回路326がマーカー電波受信アンテナ327を介してマーカー電波を受信すると、マーカー電波の受信レベル(接近度情報の一例)を判定し、基地局からの送信電力制御信号より優先して用いて送信電力制御を行う。制御回路321によるマーカー電波の受信レベルに基づく送信電力制御は、第1実施例の制御回路121による送信電力制御と同様である。
以上の構成により、本実施例の移動無線通信システムは、タグと携帯無線通信端末とが接近したときに、携帯無線通信端末の無線ネットワーク用データ信号送信出力を制限することができる。
<第4実施例>
本発明の第4実施例による移動無線通信システム400の模式図を図10に示す。
移動無線通信システム400は、精密電気機器などに取り付けられるタグ410と、携帯電話等の携帯無線通信移動端末420とを有する。
タグ410は、制御回路411と、制御回路411に接続されたマーカー電波送信回路(第1信号送信手段)412と、マーカー電波送信アンテナ413と、超音波発振回路(第2信号送信手段)414と、超音波受信回路(第2信号受信手段)415と、超音波センサ416と、距離算出回路417とを有する。タグ410は、第3実施例のタグ310と類似しているが、制御回路410と超音波受信回路415とに接続された距離算出回路417をさらに備える点が異なっている。
制御回路411は超音波発振回路414から超音波(第2信号の一例)を発し、その反射波を超音波受信回路415で超音波センサ416を介して受信する。距離算出回路417は、送信した超音波と受信した反射波との送受信の時間差を計測し、それを元にタグ410から外来物体までの距離を算出する。算出された距離情報は、制御回路411に伝達される。制御回路411は、距離情報と携帯無線通信端末420の送信電力制御値との相関関係を示すテーブルを有し、携帯無線通信端末420がデータ信号を基地局に送信する際の最大送信電力をこのテーブルが示す送信電力制御値により制限する。携帯無線通信端末420と外来物体との間の距離と携帯無線通信端末420の送信電力制御値とは、一般に正の相関関係にあり、例えば図11のように距離が大きくなるほど電力制限値を線形に、あるいは図12のように距離の増加につれて送信電力制限値がステップ状に増加するようになっている。また、図13のように距離に関わりなく送信電力制限値を一定とするようになっていてもよい。この送信電力制限値はマーカー電波(第1信号の一例)としてマーカー電波送信回路412から送信される。
ここで、タグ410から発されるマーカー電波は、精密電気機器自体に電磁干渉を与えないよう、微弱であることが望ましい。また、タグ410は、超音波発振回路414の代わりに発光回路を、超音波受信回路415の代わりに光受信回路を、超音波センサ416の代わりに受光素子を有していてもよい。
本実施例の携帯無線通信端末420の構成は図3の携帯無線通信端末120と同様であり、制御回路421と、無線送信回路(無線送信手段の一例)422及び無線受信回路(無線受信手段の一例)423と、アンテナ共用回路424と、無線ネットワーク送受信アンテナ425と、マーカー電波受信回路(第1信号受信手段)426と、マーカー電波受信アンテナ427と、表示回路外部接続回路428とを有する。また携帯無線通信端末420は、図7に示す携帯無線通信端末120’のように、マーカー電波受信アンテナと無線ネットワーク送受信アンテナとを1つの共用アンテナとして備えていてもよい。
また、上記の移動無線通信システム400においては、図11、12、13に示すテーブルはタグ410の制御回路に保存され、タグ410は距離情報に基づいて得られた送信電力制御値をマーカー電波として送信する。つまり、上記実施例におけるマーカー電波は、距離情報を間接的に示している。しかし、上記テーブルをタグ410の制御回路411ではなく携帯無線通信端末420の制御回路421に設け、タグ410から放射されるマーカー電波には前述の距離情報を直接的に含めるようにしてもよい。いずれの構成においても、携帯無線通信端末420の制御回路421は、屋外または屋内の無線基地局より受信した送信電力制御信号よりも優先して適用される送信電力制限信号を、無線送信回路422に伝達し、最大送信電力の制限に用いることができる。
以上の構成により、本実施例の移動無線通信システムは、タグと携帯無線通信端末とが接近したときの携帯無線通信端末の無線ネットワーク用データ信号送信出力を制限することができる。
<第5実施例>
本発明の第5実施例による移動無線通信システム500の模式図を図14に示す。
移動無線通信システム500は、精密電気機器などに取り付けられるタグ510と、携帯電話等の携帯無線通信移動端末520とを有する。
タグ510は、制御回路511と、制御回路511に接続されたマーカー電波送信回路(第1信号送信手段のもう一つの例)512と、マーカー電波送信アンテナ513と、超音波発振回路(第2信号送信手段のもう一つの例)514とを有する。本実施例のタグ510は、超音波発振回路514により超音波(第2信号のもう一つの例)を放射し、さらにマーカー電波送信回路512によりマーカー電波(第1信号のもう一つの例)を放射する。これら回路は制御回路511により同期が取れていることが望ましい。ここで、タグ510が取り付けられている精密電気機器自体に電磁干渉を与えないように、マーカー電波は微弱であることが望ましい。
携帯無線通信端末520は、制御回路521と、無線送信回路(無線送信手段のもう一つの例)522及び無線受信回路(無線受信手段のもう一つの例)523と、アンテナ共用回路524と、無線ネットワーク送受信アンテナ525と、マーカー電波受信回路(第1信号受信手段のもう一つの例)526と、マーカー電波受信アンテナ527と、表示回路外部接続回路528と、距離算出回路529と、超音波受信回路(第2信号受信手段のもう一つの例)530と、超音波センサ531とを有する。また携帯無線通信端末520は、図7に示す携帯無線通信端末120’のように、マーカー電波受信アンテナと無線ネットワーク送受信アンテナとを1つの共用アンテナとして備えていてもよい。表示回路外部接続回路528は、制御回路521をディスプレイなど外部表示機器に接続する。
携帯無線通信端末520は、タグ510から放射された超音波とマーカー電波とをそれぞれ超音波センサ531とマーカー電波受信アンテナ527とで受信する。超音波とマーカー電波とは、空間の伝搬速度が異なるため、距離算出回路529はその受信時間差に基づいて携帯無線通信端末520からタグ510までの距離を算出し、この距離情報を制御回路521に伝達する。制御回路521は図11、図12、または図13のような、距離情報と携帯無線通信端末520の送信電力制御値との相関関係を示すテーブルを有し、このテーブルに基づいて得られる送信電力制御値を屋外または屋内の無線基地局より受信した送信電力制御信号に優先して用いて、携帯無線通信端末520の最大送信電力を制限する。
以上の構成により、本実施例の移動無線通信システムは、タグと携帯無線通信端末とが接近したときに、携帯無線通信端末の無線ネットワーク用データ信号送信出力を制限することができる。
<第6実施例>
本発明の第6実施例による移動無線通信システム600の模式図を図15に示す。第6実施例は、上記第5実施例の構成をさらに拡張したものと考えることができる。
移動無線通信システム600は、精密電気機器などに取り付けられるタグ610と、携帯電話等の携帯無線通信移動端末620とを有する。
本実施例の移動無線通信システム600が図14の第5実施例の通信システム500と異なる点は、タグ610の制御回路が、タグ610が取り付けられている精密電気機器に関する情報である機器情報を格納する機器情報格納メモリ615を有し、マーカー電波送信回路(第1信号送信回路のもう一つの例)612が機器情報を含むマーカー電波(第1信号のもう一つの例)を送信する点である。機器情報の例として、電気機器の電波イミュニティレベルに応じたカテゴリ分けがある。
一方、携帯無線通信端末620は、距離計算回路629と並行して機器情報検出回路632を有している点が第5実施例の携帯無線通信端末520と異なる。携帯無線通信端末620は、第5実施例と同様に、タグ610から放射された超音波(第2信号の一例)とマーカー電波(第1信号の一例)とにより距離算出回路629にて携帯無線通信端末620からタグ610までの距離を算出し、この距離情報を制御回路621に伝達する。一方、機器情報検出回路(機器情報検出手段の一例)632は、タグ610から放射されたマーカー電波より機器情報を検出し、制御回路621に伝達する。制御回路621は、携帯無線通信端末620と精密機器との間の距離情報と送信電力制御値との相関関係を示すテーブル及び、機器情報によって示される精密電気機器の電波イミュニティレベルのテーブルとを有する。これにより、制御回路621は、携帯無線通信端末620と精密電気機器との間の距離に応じた送信電力制御値であって、かつ精密電気機械のイミュニティレベル未満となる送信電力制御値を算出し、無線送信回路622に伝達する。この送信電力制御値が、屋外または屋内の無線基地局より受信した送信電力制御信号よりも優先されて、携帯無線通信端末620の最大送信電力の制限に用いられる。表示回路外部接続回路628は、制御回路621をディスプレイなど外部表示機器に接続する。
以上の構成により、本発明は、タグを装着した精密電気機器に許容される電波イミュニティレベルもさらに考慮しつつ、タグと携帯無線通信端末が接近したときの携帯無線通信端末の無線ネットワーク用データ信号送信出力を制限することができる。
<第7実施例>
本発明の第7実施例による移動無線通信システム700の模式図を図16に示す。
移動無線通信システム700は、精密電気機器などに取り付けられるタグ710と、携帯電話等の携帯無線通信移動端末720とを有する。
タグ710は、制御回路711と、制御回路711に接続された発光回路(第2信号送信手段のもう一つの例)712及び超音波発振回路(第1信号送信手段のもう一つの例)713とを有する。タグ710は超音波発振回路713により超音波(第1信号のもう一つの例)を放射し、発光回路712により光信号(第2信号のもう一つの例)を放射する。これらの信号は制御回路711により同期が取れていることが望ましい。
携帯無線通信端末720は、制御回路721と、無線送信回路(無線送信手段の一例)722及び無線受信回路(無線受信手段の一例)723と、アンテナ共用回路724と、無線ネットワーク送受信アンテナ725と、光受信回路(第2信号受信手段のもう一つの例)726と、受光素子727と、表示回路外部接続回路728と、距離算出回路729と、超音波受信回路(第1信号受信手段のもう一つの例)730と、超音波センサ731とを有する。表示回路外部接続回路728は、制御回路721をディスプレイなど外部表示機器に接続する。
携帯無線通信端末720は、タグ710から放射された超音波と光とを、それぞれ超音波センサ731と受光素子727とで受信する。超音波と光とは空間の伝達速度が異なるため、距離算出回路729はその受信時間差を基に携帯無線通信端末720からタグ710までの距離を算出し、この距離情報を制御回路721に伝達する。制御回路721は距離情報と携帯無線通信端末720の送信電力制御値との相関関係を示すテーブルを有している。距離情報とは送信電力制御値とは一般に正の相関関係を有し、例えば図11のように距離が大きくなるほど電力制限値が線形に、あるいは図12のようにステップ状に増加するようになっている。または、図13のように距離に関わりなく送信電力制限値を一定とするようになっていてもよい。制御回路721は、このテーブルに基づいて得られた送信電力制御値を無線送信回路722に送り、これにより、屋外または屋内の無線基地局から受信した送信電力制御信号よりも優先して、無線信号の送信電力に送信電力制御値が適用される。
以上の構成により、本実施例の移動無線通信システムは、タグと携帯無線通信端末が接近したときの携帯無線通信端末の無線ネットワーク用データ信号送信出力を、マーカー電波を使わずに制限することができる。
<第8実施例>
本発明の第8実施例による移動無線通信システム800の模式図を図17に示す。
移動無線通信システム800は、精密電気機器などに取り付けられるタグ810と、携帯電話等の携帯無線通信移動端末820とを有する。
本実施例のタグ810は、第7実施例のタグ710と同様であり、制御回路811と、制御回路811に接続された発光回路812(第2信号送信手段のもう一つの例)及び超音波発振回路(第1信号送信手段のもう一つの例)813とを有する。タグ810は超音波発振回路813により超音波(第1信号のもう一つの例)を放射し、発光回路812により光信号(第2信号のもう一つの例)を放射する。これらは制御回路811により同期が取れていることが望ましい。
携帯無線通信端末820は、制御回路821と、無線送信回路(無線送信手段の一例)822及び無線受信回路(無線受信手段の一例)823と、アンテナ共用回路824と、無線ネットワーク送受信アンテナ825と、光受信回路(第2信号受信手段のもう一つの例)826と、受光素子827と、表示回路外部接続回路828と、距離算出回路829と、超音波受信回路(第1信号受信手段のもう一つの例)830と、超音波センサ831と、金属シールド832とを有する。つまり、第8実施例の携帯無線通信端末820は、第7実施例の携帯無線通信端末720の構造に加え、超音波センサ831及び受光素子827を覆う金属シールド832をさらに備えている。超音波センサ831や受光素子827が電磁干渉の影響を受けやすい場合でも、こうしてこれらを網目状の金属シールド832で覆えば、電波はこの金属シールド832を透過できないため、電磁干渉を軽減することができる。
以上の構成により、本発明は、マーカー電波を使わずに、かつ外来電波の影響を除去して、タグと携帯無線通信端末が接近したときの携帯無線通信端末の無線ネットワーク用データ信号送信出力を制限することができる。
以上の説明のように、本発明の構成の移動無線通信システムにより、所望の場所にタグを設置することによって携帯無線通信端末の送信電力を制限することができる。例えば病院内の医療用電気機器などの精密電気機器にタグを貼り、接近する携帯無線通信端末をタグに検知させることによって、接近した携帯無線通信端末の送信電力を制御できるため、精密電気機器への電磁干渉を低減することができる。
屋外において屋外基地局と無線リンクを張った場合の従来の携帯無線通信端末送信電力制御の例である。 屋内において屋外基地局と無線リンクを張った場合の携帯無線通信端末送信電力制御の例である。 本発明の第1実施形態にかかる移動無線通信システムを示す構成図である。 本発明にかかる、マーカー電波受信レベルによる携帯無線通信端末送信電力制御値のテーブルの一例である。 本発明にかかる、マーカー電波受信レベルによる携帯無線通信端末送信電力制御値のテーブルのもう一つの例である。 本発明にかかる、マーカー電波受信レベルによる携帯無線通信端末送信電力制御値のテーブルのさらにもう一つの例である。 本発明の第1実施形態にかかる移動無線通信システムの携帯無線通信端末の変形例を示す構成図である。 本発明の第2実施形態にかかる移動無線通信システムを示す構成図である。 本発明の第3実施形態にかかる移動無線通信システムを示す構成図である。 本発明の第4実施形態にかかる移動無線通信システムを示す構成図である。 本発明にかかる、距離情報による携帯無線通信端末送信電力制御値のテーブルの一例である。 本発明にかかる、距離情報による携帯無線通信端末送信電力制御値のテーブルのもう一つの例である。 本発明にかかる、距離情報による携帯無線通信端末送信電力制御値のテーブルのさらにもう一つの例である。 本発明の第5実施形態にかかる移動無線通信システムを示す構成図である。 本発明の第6実施形態にかかる移動無線通信システムを示す構成図である。 本発明の第7実施形態にかかる移動無線通信システムを示す構成図である。 本発明の第8実施形態にかかる移動無線通信システムを示す構成図である。
符号の説明
100、200、300、400、500、600、700、800 移動無線通信システム
110、210、310、410、510、610、710、810 タグ
120、220、320、420、520、620、720、820 携帯無線通信端末
111、211、311、411、511、611、711、811、121、221、321、421、521、621、721、821 制御回路
112、312、412、512、612 マーカー電波送信回路
113、313、413、513、613 マーカー電波送信アンテナ
126、326、426、526、626 マーカー電波受信回路
127、327、427、527、627 マーカー電波受信アンテナ
212、314、414、514、614、713、813 超音波発振回路
226、315、415、530、630、730、830 超音波受信回路
227、316、416、531、631,731、831 超音波センサ
712、812 発光回路
726、826 光受信回路
727、827 受光素子
417、529、629、729、829 距離算出回路
632 機器情報検出回路
832 超音波シールド
122、222、322、422、522、622、722、822 無線送信回路
123、223、323、423、523、623、723、823 無線受信回路
124、124’、224、324、424、524、624、724、824 アンテナ共用回路
125、225、325、425、525、625、725、825 無線ネットワーク送受信アンテナ
128、228、328、428、528、628、728、828 表示回路外部接続回路

Claims (11)

  1. 外部通信ネットワークに基地局を介して接続され得る移動無線通信システムであって、
    外部電気機器に近接して配置され得るタグと、
    外部通信ネットワークに基地局を介して接続され得る携帯無線通信端末とを備え、
    前記タグは第1信号を送信する第1信号送信手段を有し、
    前記携帯無線通信端末は、
    前記基地局にデータ信号を送る無線送信手段と、
    前記タグの前記第1信号送信手段が送信する第1信号を受信する第1信号受信手段と、
    受信した前記第1信号から得られる前記タグと前記携帯無線通信端末との接近度情報を基に前記無線送信手段のデータ信号の最大送信出力を制限する携帯無線通信端末制御手段とを有することを特徴とする、移動無線通信システム。
  2. 前記携帯無線通信端末制御手段は、前記第1信号送信手段が固定レベルで送信し前記第1信号受信手段が受信した前記第1信号を基に接近度情報を得、
    前記接近度情報とは前記第1信号受信手段が受信する前記第1信号の受信レベルであることを特徴とする、請求項1に記載の移動無線通信システム。
  3. 前記第1信号はマーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれか1つであり、
    前記タグは、
    マーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれか1つである第2信号を送信する第2信号送信手段と、
    第2信号の反射波を受信する第2信号受信手段と、
    前記第2信号受信手段が第2信号の反射波を所定の閾値レベル以上受信するか否かを判断するタグ制御部とをさらに有し、
    前記タグ制御部は、前記第2信号の反射波を閾値レベル以上受信したと判断すると前記第1信号送信手段から前記第1信号を送信することを特徴とする、
    請求項1または2に記載の移動無線通信システム。
  4. 前記第1信号はマーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれか1つであり、
    前記タグは、
    マーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれか1つである第2信号を前記携帯無線通信端末に送信する第2信号送信手段と、
    第2信号の反射波を受信する第2信号受信手段と、
    第2信号と第2信号の反射波とを基に前記タグと前記携帯無線通信端末との間の距離情報を得る距離算出手段とを有し、
    前記第1信号送信手段は、前記距離算出手段により算出された前記距離情報を示す前記第1信号を送信し、
    前記接近度情報は前記距離情報であることを特徴とする、
    請求項1に記載の移動無線通信システム。
  5. 前記第1信号はマーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれか1つであり、
    前記タグは、マーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれか1つであって第1信号とは異なる伝播速度を有する第2信号を前記携帯無線通信端末に送信する第2信号送信手段をさらに有し、
    前記携帯無線通信端末は、
    第2信号を受信する第2信号受信手段と、
    前記第1信号と第2信号との受信時間差を基に前記タグと前記携帯無線通信端末との間の距離情報を得て前記携帯無線通信端末制御手段に伝達する距離算出手段を有し、
    前記接近度情報は前記距離情報であることを特徴とする、
    請求項1に記載の移動無線通信システム。
  6. 前記タグは、
    前記第1信号送信手段からの第1信号の送信を制御するタグ制御手段と、
    前記タグ制御手段に接続され、前記タグが近接して配置され得る外部電気機器に関する機器情報を格納する機器情報格納メモリとをさらに有し、
    前記タグ制御手段は、前記機器情報を前記第1信号と共に前記携帯無線通信端末に送信し、
    前記携帯無線通信端末は前記機器情報を検出する機器情報検出手段をさらに有し、
    前記携帯無線通信端末制御手段は、前記接近度情報及び前記機器情報に基づいて前記無線送信手段のデータ信号送信の最大出力を制限することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の移動無線通信システム。
  7. 前記第1信号はマーカー電波信号であることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の移動無線通信システム。
  8. 前記第1及び第2信号のいずれか1つは超音波信号であることを特徴とする、請求項5ないし7のいずれか1つに記載の移動無線通信システム。
  9. 前記第1信号は超音波信号または光信号であり、
    前記タグまたは前記携帯無線通信端末の前記第1信号受信手段は、第1信号アンテナを介して第1信号を受信し、
    前記第1信号受信手段を有する前記タグまたは前記携帯無線通信端末は、前記第1信号アンテナを覆う金属シールドをさらに有することを特徴とする、請求項1ないし6および8のいずれか1つに記載の移動無線通信システム。
  10. 前記第2信号は超音波信号または光信号であり、
    前記タグまたは前記携帯無線通信端末の前記第2信号受信手段は、第2信号アンテナを介して第2信号を受信し、
    前記第2信号受信手段を有する前記タグまたは前記携帯無線通信端末は、前記第2信号アンテナを覆う金属シールドをさらに有することを特徴とする、請求項3ないし6および8ないし9のいずれか1つに記載の移動無線通信システム。
  11. 外部通信ネットワークに基地局を介して接続され得、外部電気機器に取り付けられたタグから第1および第2信号を受信し得る携帯無線通信端末であって、
    前記基地局にデータ信号を送信する無線送信手段と、
    前記基地局からデータ信号を受信する無線受信手段と、
    前記タグからマーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれか1つである第1信号を受信する第1信号受信手段と、
    前記タグから、マーカー電波信号と超音波信号と光信号とのいずれかの1つであって前記第1信号とは異なる伝播速度を有する第2信号を受信する第2信号受信手段と、
    前記第1および第2信号の受信時間差を基に前記携帯無線通信端末と前記タグとの間の距離情報を得、前記距離情報を基に前記無線送信手段のデータ信号送信時の最大出力を制限する制御手段とを備えたことを特徴とする、携帯無線通信端末。
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