JP2003219466A - 携帯電話機の通信規制システム - Google Patents

携帯電話機の通信規制システム

Info

Publication number
JP2003219466A
JP2003219466A JP2002009200A JP2002009200A JP2003219466A JP 2003219466 A JP2003219466 A JP 2003219466A JP 2002009200 A JP2002009200 A JP 2002009200A JP 2002009200 A JP2002009200 A JP 2002009200A JP 2003219466 A JP2003219466 A JP 2003219466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
mobile phone
base station
area
regulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002009200A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimika Takeshige
君華 竹重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
Priority to JP2002009200A priority Critical patent/JP2003219466A/ja
Publication of JP2003219466A publication Critical patent/JP2003219466A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機の所持者が通信規制エリア内に移
動したとき、携帯電話機の所持者に通信規制エリア内に
いることを知らせるようにした携帯電話機の通信規制シ
ステムを提供すること。 【解決手段】 携帯電話機1と基地局2間で電波による
無線回線を形成して携帯電話機1間の通信を行う携帯電
話通信システムであって、各基地局2の交信エリア3に
存在する予め定められた通信規制エリア4内に携帯電話
機1所持者が移動したとき、携帯電話機1の表示面11
に通信規制の文字メッセージが前記基地局2から送信さ
れて表示されとき、携帯電話機1のキー操作による電波
の発信ができなくなるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機の利用
が規制されている規制エリア内に、携帯電話機が移動し
たとき自動的に利用できなくなるようにした携帯電話機
の通信規制システムに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機は基地局との間に無線による
回線を形成して通信し、他の携帯電話機と基地局を介し
て交信する。即ち、携帯電話機は基地局から無線回線に
より着信データが到来すると、受信してメロディや振動
(バイブレーション)で所持者に着信を知らせ、所持者
が携帯電話機キーボードの所定のキーを押圧操作する
と、応答データとして基地局側に返送され、これにより
携帯電話機の通信が実現する。このような携帯電話機
は、携帯電話機の所持者がどこにいても、通話すること
ができ、携帯電話機の所持者が任意の場所から発呼を行
って相手と通話できるため、高い普及率となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、任意の
場所から発呼を行って相手と通話できることは、次のよ
うな問題が発生している。携帯電話機から送信する電波
が、他の電子機器に悪影響を与えるとういう問題が発生
している。他の電子機器への悪影響の例は、病院内にお
いて、医療機器が携帯電話機から発信する電波に応答し
て誤動作し、病気の誤診や治療ミスを発生する場合があ
る。また心臓の悪い人に心臓の補助器として装着されて
いるペースメーカは、携帯電話機から発信する電波に応
答して誤動作する場合がある。ペースメーカの誤動作
は、心臓に悪影響を及ぼし、人命に関わる場合がある。
【0004】さらに、飛行中の飛行機内での携帯電話機
による交信は、飛行機の飛行状態を監視するための計器
が、携帯電話機から発信する電波に応答して誤動作し、
安全な飛行が困難となる場合がある。さらにまた、多数
の人が集合する公共の施設や音楽会、講演会、電車内な
どでの携帯電話による通話は、他人に迷惑がかかるなど
の課題があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決すべくなされた
もので、携帯電話機の所持者が通信規制エリア内に移動
したとき、携帯電話機の所持者に通信規制エリア内にい
ることを知らせるようにした携帯電話機の通信規制シス
テムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、次の構成からなる携帯電話機の通信規制システムを
提供するものである。
【0007】すなわち、請求項1の携帯電話機の通信規
制システムは、各携帯電話機と基地局間で電波による無
線回線を形成して携帯電話機間の通信を行う携帯電話通
信手段と、前記基地局の交信エリアに存在する予め基地
局に登録された携帯電話機の使用が禁止されている通信
規制エリア内に前記携帯電話機が移動したとき、前記携
帯電話機の表示面に通信規制の文字メッセージが前記基
地局から送信されて表示される通信規制文表示手段とを
具備してなることを特徴とする。
【0008】請求項1の発明によれば、通信規制エリア
内に前記携帯電話機が移動したとき、前記携帯電話機の
表示面に通信規制の文字メッセージを前記基地局から送
信して表示するので、携帯電話機の所有者が不注意でい
る場合でも、通信規制エリアに入ると、自動的に「通信
規制エリアであること」が報知され、他人に迷惑をかけ
たりすることが減少する。
【0009】請求項2の携帯電話機の通信規制システム
は、請求項1記載の携帯電話機の通信規制システムにお
いて、前記基地局から送信された通信規制の文字メッセ
ージを携帯電話機の前記表示面に表示されたとき、前記
携帯電話機はキー操作による電波の発信ができなくなる
ことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明によれば、前記基地局から
送信された通信規制の文字メッセージを携帯電話機の前
記表示面に表示されたとき、前記携帯電話機はキー操作
による電波の発信ができなくなるので、通信規制エリア
内で携帯電話機から電波を発信することが完全に無くな
る。
【0011】請求項3の携帯電話機の通信規制システム
は、請求項1記載の携帯電話機の通信規制システムにお
いて、前記基地局から携帯電話機への通信規制の文字メ
ッセージの着信は、当該携帯電話機に振動で知らせるこ
とを特徴とする。
【0012】請求項3の発明によれば、通信規制機の文
字メッセージが着信されていることを当該携帯電話機に
振動で知らせるので、周囲の人に呼び出し音による迷惑
をかけずに、通信規制エリアにいることを携帯電話機の
所持者に知らせることができる。
【0013】請求項4の携帯電話機の通信規制システム
は、請求項1記載の携帯電話機の通信規制システムにお
いて、前記基地局からの通信規制の文字メッセージは、
前記通信規制エリア内に設けられた通信端末機能を有す
る表示装置の表示面に表示されることを特徴とする。
【0014】請求項4の発明によれば、通信規制の文字
メッセージは、通信規制エリア内に設けられた通信端末
機能を有する表示装置の表示面に表示されるので、携帯
電話機の所持者に対して、携帯電話機を見ることなく、
目からここが通信規制エリア内であることを知ることが
できる。
【0015】請求項5の携帯電話機の通信規制システム
は、各携帯電話機と基地局間で電波による無線回線を形
成して携帯電話機間の通信を行う携帯電話通信手段と、
前記基地局の交信エリア内を移動する予め基地局に登録
された、通信規制された乗用交通手段に前記携帯電話機
が移動したとき、前記乗用交通手段に設けられた表示装
置に通信規制の文字メッセージが前記基地局から送信さ
れて表示される通信規制文表示手段とを具備してなるこ
とを特徴とする。
【0016】請求項5の発明によれば、通信規制された
乗用交通手段に前記携帯電話機が移動したとき、前記乗
用交通手段に設けられた表示装置に通信規制の文字メッ
セージが前記基地局から送信されて表示されるので、比
較的通信状態の悪い飛行機や船などの乗用交通手段でも
携帯電話機の所持者に通信規制の文字メッセージを通知
することができる。
【0017】携帯電話機は、電波による無線回線で接続
された基地局を介して交信する移動可能な電話である。
携帯電話機は、通信規制の文字メッセージが基地局から
送信されたときその着信を報知する機能と、その文字メ
ッセージを表示する機能などを有する。携帯電話機と基
地局の関係は、基地局からの通信規制の文字メッセージ
着信報知機能および表示機能とを携帯電話機が持った状
態を、基地局に登録された状態と定義する。基地局から
の通信規制の文字メッセージ着信報知機能は、基地局か
ら携帯電話機に強制的に振動させる制御が可能な機能で
ある。ある基地局の交信エリアに移動した携帯電話機
は、当該基地局に登録された状態となる。
【0018】基地局は、地図上で交信エリア単位で区割
りし、区割りされた各交信エリアの予め定められた位置
に設けられる。通信規制エリアは、予め携帯電話機の使
用が禁止されている指定区域である。通信規制エリア
は、各基地局からの通信エリア内で、多数の人が集合す
る場所たとえば公共の施設、講演会場、音楽会場、病
院、飛行機、電車などで、予め設定されたエリアであ
る。交信エリアは、各基地局からの電波の到達するエリ
アである。
【0019】通信規制の文字メッセージ情報は、通信規
制エリア内に携帯電話機が移動したとき、この区域(地
域)で携帯電話機の使用が禁止されている区域であるこ
とを表現した情報である。携帯電話機の使用禁止情報
は、文章、図、光、場合によって音声など何れの情報で
もよい。携帯電話機のキー操作は、携帯電話機により相
手を呼び出す操作で、相手の電話番号を電気信号に変換
するためのテンキーや送信キーなどの押圧操作である。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明携帯電話機の通信規
制システムの実施形態について図1〜図3を参照して説
明する。この実施形態は、携帯電話機の所持者が通信規
制されているエリアに移動したとき、基地局がこれを検
知し、基地局から送信操作禁止信号を送信して、送信操
作しないようにした携帯電話機の通信規制システムであ
る。この送信操作しないようにしたシステムは、基地局
から通信規制されたエリアに移動した携帯電話機に対し
て通信規制エリアであることを示す送信操作禁止信号を
送信して、当該携帯電話機から送信操作しないよう依頼
する。そして、さらに、この送信操作しないようにした
システムは、キー操作による発信ができなくなるように
した携帯電話機の通信規制システムである。
【0021】図1(a)は、固定された基地局2と所持
者に携帯された携帯電話機1間で電波による無線回線を
形成して携帯電話機1間の通信を行う携帯電話通信手段
を説明するシステム構成図である。図1(b)は図1
(a)の携帯電話機1の回路結線図である。図2は、各
基地局2の交信エリア内に多数の携帯電話機の使用が禁
止されている通信規制エリアが存在していることを説明
するための図である。
【0022】この携帯電話機の通信規制システムは、携
帯電話機1と、 携帯電話通信手段と、通信規制文表示
手段とから構成される。携帯電話通信手段は、携帯電話
機1と基地局2間で電波による無線回線を形成して携帯
電話機1間の通信を行う無線回路系である。通信規制文
表示手段は、各基地局2の交信エリア3に存在する予め
定められた通信規制エリア4内に携帯電話機1が移動し
たとき、携帯電話機1の表示面11に通信規制の文字メ
ッセージを前記基地局2から送信して表示する系統であ
る。
【0023】携帯電話機1には、基地局2との間で交信
するための電波の送・受信用アンテナ12が設けられて
いる。このアンテナ12には、受信された信号を復調
し、増幅する回路と、基地局2に送信するための信号を
変調してアンテナ12から基地局2に送信する回路とか
らなる送・受信回路13が接続されている。この各送・
受信回路13には、母線14を介して送・受信信号を生
成、表示、記憶などの制御をするための中央制御回路
(CPU)15が接続されている。母線14には、この
CPU15を制御するプログラムが記憶されたRAM1
6が接続されている。母線14には、携帯電話機1が通
信規制エリア4に移動したとき、自動的にその旨表示す
るための通信規制の文字メッセージ情報を作成処理する
ための文字処理部17が接続されている。母線14に
は、送・受信する信号の一時記憶や、通信規制エリア情
報などを記憶するためのメモリ18が接続されている。
母線14には、送・受信する信号を一時表示するための
表示部19が接続されている。母線14には、情報が送
信されたことを報知するための報知部20が接続されて
携帯電話機1が構成されている。
【0024】携帯電話機1は、所持者に携帯されるもの
で、所持者の移動に伴い通信規制エリア4内に移動した
とき、携帯電話機1から送信電波が発信され無いように
依頼されることと、キー操作により電波が発信されない
ように制御される。上記送信電波が発信され無いように
依頼されることは、例えば文字メッセージ情報を携帯電
話機1の表示面11に表示することである。キー操作に
より電波が発信されないように制御される手段は、携帯
電話機1のテンキー22や送信キー23などをキー操作
しても送・受信回路13の送信回路や表示部19が動作
しないように、RAM16に記憶されたプログラムによ
りCPU15が強制的に制御することである。
【0025】即ち、基地局2から通信規制のための文字
メッセージ情報が送信された携帯電話機1は、この文字
メッセージ情報の着信を報知部20が動作して振動して
所持者に知らせ、所持者が受信操作すると自動的に文字
メッセージ情報を表示部19に表示し、キー操作しても
電波の送信動作しない。受信操作は実質的に受話器をと
る操作で、たとえば携帯電話機1のキーボードに設けら
れている着信もしくは受信ボタンを押圧する操作であ
る。
【0026】通信規制の文字メッセージが表示部19に
表示されたとき、当該携帯電話機1から送信電波が発信
されないようにする手段は、例えば当該携帯電話機1の
キーボードからキー操作しても、表示部19にその送信
内容が表示されないようにCPU15が制御することで
ある。即ち、この制御は、例えばキー操作しても動作で
きなくなるようにすることである。
【0027】換言すると、基地局2から送信される通信
規制のための文字メッセージ情報は、携帯電話機1が通
信規制エリア4内に移動して携帯電話機1が使用できな
くなった原因又は内容を示す情報である。
【0028】携帯電話機1が通信規制エリア4内に移動
したかどうかは、基地局2と予め定められた各通信規制
エリア4間との距離により判別することができる。基地
局2と各通信規制エリア間との距離情報は、例えば基地
局2から電波を送信し、反射または応答時間から測定す
ることができる。各通信規制エリア4の距離情報は、予
めメモリ18の各通信規制エリア記憶部に記憶されてい
る。
【0029】通信規制エリア4は、図2に示すように各
基地局2−1、2−2の交信エリア3a、3b内に多数
存在している。通信規制エリア4は、携帯電話機1の所
持者が日常生活において利用するエリアである。通信規
制エリア4は、交信エリア3aにたとえば病院4d−
1、音楽会場4c−1、公会堂4b−1、図書館などの
公共施設や、飛行機4a−1、船4f−1、電車4e−
1などの乗り物で示され、電子機器、計量機器などに携
帯電話機1からの電波障害が発生する個所である。
【0030】さらに、通信規制エリア4は、交信エリア
3bにたとえば病院4d−2、音楽会場4c−2、公会
堂4b−2、図書館などの公共施設や、飛行機4a−
2、船4f−2、電車4e−2などの乗り物で示され、
電子機器、計量機器などに携帯電話機1からの電波障害
が発生する個所である。
【0031】報知部20は、携帯電話機1が通信規制エ
リア4に移動したとき、携帯電話機1から送信電波を発
信させないための通信規制の文字メッセージが、基地局
2より送信されていることを携帯電話機1の所持者に報
知するためのものである。報知部20は、例えば振動
器、ブザー、メロディ、光などである。振動器、ブザ
ー、メロディは、実用されている携帯電話機に設備され
ているものである。報知手段は、携帯電話機1の使用が
禁止されているエリアであるため振動による手段が最適
である。振動器は例えば偏心した回転部を有する小形モ
ータを回転させて振動を発生させる装置、圧電振動体に
高周波電圧を印加して振動を発生させる装置などであ
る。
【0032】報知手段は、振動と同時に光の点滅が着信
を知るのに体と目で感ずることができ、より速く知るこ
とができ効果的である。振動報知手段、振動と光による
報知手段、ブザーによる報知手段、メロディによる報知
手段など何れの報知手段で報知するかは、基地局2で選
択することが最適である。基地局2による報知手段の選
択は、当該携帯電話機1が通信規制エリア3に移動した
とき、当該携帯電話機1に送信する通信規制メッセージ
の内容により報知手段を指定することができる。上記通
信規制メッセージの内容は、通信規制メッセージ情報に
報知手段情報を重畳した情報も含まれる。基地局2によ
る報知手段の選択は、当該携帯電話機1所持者による報
知手段の選択より優先的に動作する構成が最適である。
【0033】表示部19は、当該携帯電話機1から送信
電波を発信させないための文字メッセージが基地局2よ
り送信されていることを受信したとき、上記文字メッセ
ージの内容をCPU15の制御により表示するもので、
例えば、LCDディスプレイである。
【0034】各携帯電話機1は、交信の有無に関係なく
所定の周期で基地局2に予め定められた電波を発信し、
自身の位置情報を送信している。携帯電話機1が通信規
制エリア4内に移動したことの判別は、CPU15の制
御により携帯電話機1の位置情報とメモリ18の通信規
制エリア記憶部に記憶されている通信規制エリア情報と
比較照合し、一致したとき携帯電話機1が通信規制エリ
ア4に移動したと判別する。
【0035】各基地局2は、当該基地局2の交信エリア
3にある携帯電話機1の位置を常に認識し、いずれかの
携帯電話機1が通信規制エリア4内に移動すると、自動
的に当該携帯電話機1の通信規制エリア4への移動を判
別できる構成になっている。基地局2は、中継局の機能
をするもので、より軽量、より小形で遠距離の通信を可
能にするために、隣設される基地局2間が小エリアにな
っている。
【0036】通信規制エリア4内に携帯電話機1が移動
したとき、携帯電話機1の表示面11に表示する通信規
制の文字メッセージは、例えば「本施設内は通信規制エ
リアです。直ちに、電源をお切り下さい。」との警告を
表示する。このような単に表示する機能のみで通信規制
の警告を遵守する携帯電話機1の所持者は、約70%程
度である。残りの約30%の携帯電話機1所持者は、規
制の表示を無視して電話をかけてしまう。このような警
告を無視する人のために携帯電話機1は、上記通信規制
の文字メッセージが表示面11に表示されたとき、当該
携帯電話機1から送信電波が発信されないように構成さ
れている。
【0037】メモリ18は、送・受信するメッセージ信
号や留守番電話メモなどを一時記憶する送・受情報記憶
部、通信規制エリア情報がデータベース化されて記憶さ
れる通信規制エリア情報記憶部、通信相手先電話番号情
報がデータベース化されて記憶される顧客電話番号記憶
部などからなる。
【0038】RAM16には、携帯電話機1所持者のキ
ー操作によって演算制御するためのプログラムが記憶さ
れている。CPU(中央制御装置)15は、所持者のキ
ー操作を指示信号としてRAM16に記憶されたプログ
ラムによって演算制御する装置である。文字処理部17
は、携帯電話機1が通信規制エリア4に移動したとき、
基地局2からの通信規制エリア4の種類情報によって通
信規制の文字メッセージをメモリ18の通信規制エリア
情報記憶部から検索して出力する。
【0039】上記実施例では、通信規制の文字メッセー
ジを通信規制エリア内に移動した携帯電話機1の表示面
11に表示した例について説明した。通信規制エリア4
がビルディング内全体で無く、一部の会議室、病室、診
察室などの場合には、当該通信規制室内に表示してもよ
い。例えば、携帯電話機1が心臓のペースメーカに影響
する距離は、約1m程度の距離をとることにより、誤動
作への影響がないとされている。10m程度の距離を有
する室での携帯電話機1の使用は、許可される場合があ
る。
【0040】次に、ビルディング内の室単位で通信規制
する実施例を説明する。図3は、通信規制された会議室
の実施例を説明するための図であり、図4は表示装置を
説明するための回路構成図である。
【0041】通信規制された会議室27の側壁面28、
29には、通信規制された室であることを表示するため
の表示装置30が取着されている。会議室27内には、
会議テーブル31、椅子32…が配設されている。表示
装置30の表示部35には、例えば「この会議室内は携
帯電話の通信規制エリアです。直ちに、電源をお切り下
さい。」との警告メッセージを表示する。
【0042】この警告メッセージは、紙面に記載して表
示してもよいが、この実施例は注意を引くため、および
通信規制された室であるために携帯電話機の受信機能の
み有する回路により表示装置30が構成されている。図
1と同一部分には同一符号を付与し、その説明を省略す
る。この表示装置30に表示される通信規制メッセージ
は、基地局2から送信された情報である。
【0043】基地局2から通信規制の文字メッセージ情
報が送信されると、アンテナ12で受信し、受信回路3
6は、復調し、CPU15はスピーカ37から着信メロ
ディを流すように制御する。着信メロディを聞いた会議
室27の管理者は、着信キーを操作すると、基地局2か
ら送信された通信規制の文字メッセージ情報が受信回路
36で復調されて、CPU15の制御により表示部35
に表示される。会議出席者は、表示部35に表示された
通信規制の文字メッセージ情報を閲覧して各自が所持し
ている携帯電話機1の電源をオフにする。依然として、
携帯電話機1の電源をオフにしない携帯電話機1の所持
者がいる場合は、定期的に電波を送信している携帯電話
機の電波をアンテナ12が受信して、会議室27内に携
帯電話機の電源がオフになっていない人がいる旨表示装
置30に表示する。
【0044】図3、図4での通信規制メッセージ情報の
表示法は、図2に示した通信規制エリアが移動する飛行
機4a−1、4a−2、電車4e−1、4e−2および
船4f−1、4f−2などについても同様に使用するこ
とができる。通信規制エリアが移動する飛行機4a−
1、4a−2、電車4e−1、4e−2および船船4f
−1、4f−2などは、アンテナを設けた受信機を飛行
機4a−1、4a−2、電車4e−1、4e−2および
船4f−1、4f−2などに取着することにより基地局
2からの通信規制の文字メッセージを受信することがで
きる。電車4eのフェーディング対策としては、線路に
沿って電送ケーブルを敷設し、電車4eにアンテナを設
けた受信機を設置することにより、基地局2からの通信
規制の文字メッセージを受信し表示することができる。
【0045】通信規制の表示法は、文字メッセージに限
らず、「携帯電話機使用禁止」が記載されたランプを点
滅させて表示してもよい。
【0046】次に、携帯電話機による通信規制方法につ
いて、図5のフローチャートを参照して説明する。図1
〜図4と同一部分については、同一符号を付与して説明
し、その詳細な説明を省略する。この実施例は、基地局
2の通信エリア3内にいた携帯電話機1の所持者が移動
して基地局2の通信規制エリア4である病院4d―1、
4d―2内に移動したとき、基地局2から当該携帯電話
機1に対して「ここは通信規制エリア内であり、発信操
作はお止め下さい。」との文字メッセージを送信し、携
帯電話機1の所持者に対して振動(バイブレーション)
させて着信を通知し、携帯電話機1の使用および機能を
停止させるケースである。
【0047】携帯電話機1の所持者は、通信管理会社に
対して入会手続きし、メール番号を登録し、携帯電話機
1の電源をオンすることにより通信が開始される(S−
1)。携帯電話機1は、所持者に携帯され、一体に移動
する。携帯電話機1は予め定められた期間毎に基地局2
に対して電波を送信して現在位置を送信する(S−
2)。基地局2は各携帯電話機1からの現在位置情報を
受信して、通信規制エリア4内に移動した携帯電話機1
の有無を判別する(S−3)。通信規制エリア4内に移
動した携帯電話機1無の判別は、自由な通常の使用が可
能である(S−4)。
【0048】他方、通信規制エリア4内に移動した携帯
電話機1有の判別は、基地局2から当該携帯電話機1に
対して通信規制エリア4内で通信できない旨の通信規制
の文字メッセージを当該携帯電話機1に送信する(S−
5)。このような通信規制の文字メッセージ情報の着信
は、当該携帯電話機1の所持者に対して例えばバイブレ
−ション(振動)により報知する(S−6)。この報知
は、振動により行うことが周囲の人に対して騒音の迷惑
にならない効果がある。他人のいないエリアでは、ラン
プの点滅、メロディやブザーでもよい。
【0049】報知された当該携帯電話機1の所持者は、
当該携帯電話機1の着信キーを操作する。この結果、当
該携帯電話機1の表示部19には、受信した通信規制の
文字メッセージ情報が表示される(S−7)。通信規制
メッセージ情報は、例えば「本施設内では携帯電話機の
使用が禁止されております。携帯電話機の電源を切にし
て下さい。」である。
【0050】次に、CPU15は、キー操作できないよ
うに制御する(S−8)。キー操作できないように制御
する手段は、例えばテンキー22を操作しても、表示部
19や送・受信回路13が動作しないようにする制御で
ある。このようにして携帯電話機1の所持者が通信規制
エリア4内に居る間は、完全に使用できないように制御
される。
【0051】携帯電話機1所持者の移動は、基地局2に
より「通信規制エリア外にいるか、否か」が監視される
(S−9)。通信規制エリア3内から出ていない場合に
は、継続して当該携帯電話機1の使用が禁止される(S
−10)。他方、携帯電話機1の所持者が通信規制エリ
ア3外へ移動した場合は、基地局2から当該携帯電話機
1への通信規制メッセージの送信を中止する(S−1
1)。と同時に、基地局2は、当該携帯電話機1に「携
帯電話機1の使用が可能である。」旨の通信規制解除の
文字メッセージを送信する(S−12)。当該携帯電話
機1は、この着信を報知手段たとえば振動で所持者に伝
える。
【0052】当該携帯電話機1の所持者が、着信をキー
操作すると当該携帯電話機1の表示部19に自動的に通
信規制解除の文字メッセージが表示される。この結果、
当該携帯電話1のキー操作機能は、復帰し(S−1
3)、通常使用が可能となる。このようにして通信規制
エリアでの携帯電話機1の使用規制工程を終了する(S
−14)。
【0053】上記実施形態によれば、携帯電話機の所持
者が通信規制エリア内に移動したとき、携帯電話機の所
持者に通信規制エリア内にいることを知らせ、当該携帯
電話機から発信操作できないようにするので、完全に使
用できないようにすることができる。この結果、携帯電
話機から送信する電波が、電子機器たとえば医療機器、
ペースメーカ、飛行機を操縦するための計器などへの悪
影響を与えるとういう問題は、無くなる。さらに、多数
の人が集合する公共の施設や音楽会、講演会、電車内な
どでの携帯電話による他人への迷惑は、無くなる。
【0054】
【発明の効果】この発明のシステムによれば、携帯電話
機の所持者が通信規制エリア内に移動したとき、携帯電
話機の所持者に通信規制エリア内にいることを知らせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明携帯電話機の通信規制システムの実施形
態を説明するためのシステム構成図。
【図2】図1の基地局の交信エリア内に存在する通信規
制エリアの状態を説明するための図。
【図3】図1の他の実施例を説明するための図。
【図4】図3の表示装置を説明するための回路構成図。
【図5】図1の携帯電話機の通信規制方法を説明するた
めのフローチャート。
【符号の説明】
1…携帯電話機 2…基地局 3…交信エリア 4…通
信規制エリア 11…表示面 12…送・受信用アンテ
ナ 13…送・受信回路 14…母線 15…CPU
16…RAM 17…文字処理部 18…メモリ 19
…表示部 20…報知部 22…テンキー 23…送信
キー 27…会議室 28、29…側壁面 30…表示
装置 31…机 32…椅子 35…表示部 36…受
信回路 37…スピーカ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各携帯電話機と基地局間で電波による無
    線回線を形成して携帯電話機間の通信を行う携帯電話通
    信手段と、 前記基地局の交信エリアに存在する予め基地局に登録さ
    れた携帯電話機の使用が禁止されている通信規制エリア
    内に前記携帯電話機が移動したとき、前記携帯電話機の
    表示面に通信規制の文字メッセージが前記基地局から送
    信されて表示される通信規制文表示手段とを具備してな
    ることを特徴とする携帯電話機の通信規制システム。
  2. 【請求項2】 前記基地局から送信された通信規制の文
    字メッセージが携帯電話機の前記表示面に表示されたと
    き、前記携帯電話機はキー操作による電波の発信ができ
    なくなることを特徴とする請求項1記載の携帯電話機の
    通信規制システム。
  3. 【請求項3】 前記基地局から携帯電話機への通信規制
    の文字メッセージの着信は、当該携帯電話機に振動で知
    らせることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯電話
    機の通信規制システム。
  4. 【請求項4】 前記基地局からの通信規制の文字メッセ
    ージは、前記通信規制エリア内に設けられた通信端末機
    能を有する表示装置の表示面に表示されることを特徴と
    する請求項1記載の携帯電話機の通信規制システム。
  5. 【請求項5】 各携帯電話と基地局間で電波による無線
    回線を形成して携帯電話機間の通信を行う携帯電話通信
    手段と、 前記基地局の交信エリア内を移動する予め基地局に登録
    された、通信規制された乗用交通手段に前記携帯電話機
    が移動したとき、前記乗用交通手段に設けられた表示装
    置に通信規制の文字メッセージが前記基地局から送信さ
    れて表示される通信規制文表示手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする携帯電話機の通信規制システム。
JP2002009200A 2002-01-17 2002-01-17 携帯電話機の通信規制システム Withdrawn JP2003219466A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002009200A JP2003219466A (ja) 2002-01-17 2002-01-17 携帯電話機の通信規制システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002009200A JP2003219466A (ja) 2002-01-17 2002-01-17 携帯電話機の通信規制システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003219466A true JP2003219466A (ja) 2003-07-31

Family

ID=27647267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002009200A Withdrawn JP2003219466A (ja) 2002-01-17 2002-01-17 携帯電話機の通信規制システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003219466A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006217040A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Nec Corp 通信端末装置、発信規制方法及び発信規制プログラム
US7190808B2 (en) 2004-03-12 2007-03-13 Interdigital Technology Corporation Method for watermarking recordings based on atmospheric conditions
JP2007158914A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Nec Corp 携帯電話機使用警告システム
US7272240B2 (en) 2004-12-03 2007-09-18 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for generating, sensing, and adjusting watermarks
US7321761B2 (en) 2004-12-03 2008-01-22 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for preventing unauthorized data from being transferred
US7904723B2 (en) 2005-01-12 2011-03-08 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for enhancing security of wireless communications
US7929409B2 (en) 2004-01-13 2011-04-19 Interdigital Technology Corporation Orthogonal frequency division multiplexing (OFDM) method and apparatus for protecting and authenticating wirelessly transmitted digital information
US7948375B2 (en) 2004-12-06 2011-05-24 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for detecting portable electronic device functionality
US7987369B2 (en) 2005-03-03 2011-07-26 Interdigital Technology Corporation Using watermarking to reduce communication overhead

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7929409B2 (en) 2004-01-13 2011-04-19 Interdigital Technology Corporation Orthogonal frequency division multiplexing (OFDM) method and apparatus for protecting and authenticating wirelessly transmitted digital information
US7190808B2 (en) 2004-03-12 2007-03-13 Interdigital Technology Corporation Method for watermarking recordings based on atmospheric conditions
US7272240B2 (en) 2004-12-03 2007-09-18 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for generating, sensing, and adjusting watermarks
US7321761B2 (en) 2004-12-03 2008-01-22 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for preventing unauthorized data from being transferred
US7948375B2 (en) 2004-12-06 2011-05-24 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for detecting portable electronic device functionality
US7904723B2 (en) 2005-01-12 2011-03-08 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for enhancing security of wireless communications
US8621225B2 (en) 2005-01-12 2013-12-31 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for enhancing security of wireless communications
JP2006217040A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Nec Corp 通信端末装置、発信規制方法及び発信規制プログラム
US7987369B2 (en) 2005-03-03 2011-07-26 Interdigital Technology Corporation Using watermarking to reduce communication overhead
US8458481B2 (en) 2005-03-03 2013-06-04 Interdigital Technology Corporation Using watermarking to reduce communication overhead
JP2007158914A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Nec Corp 携帯電話機使用警告システム
JP4661570B2 (ja) * 2005-12-07 2011-03-30 日本電気株式会社 携帯電話機使用警告システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1725057A1 (en) System and method for controlling notification characteristics of a mobile communication device
JP5147115B2 (ja) システム及び端末装置
JP2002094614A (ja) 携帯通信装置
JP2003179976A (ja) 移動電子機器の警報モードを自動的に選択する方法。
JP2003009241A (ja) 通話制御方法と通話制御システム及び無線電話装置
JP2001218269A (ja) 携帯型無線通信装置
JP2003219466A (ja) 携帯電話機の通信規制システム
JPH08321859A (ja) 移動無線端末のリモートコントロールシステム
GB2344971A (en) A controller for portable telephone which can set a restricted format for call transmission and acceptance and a defined channel for a restricted area.
US7304563B2 (en) Alarm clock
US20020055363A1 (en) Cellular phone and method of operating cellular phone
JPH10243454A (ja) 無線通信システムおよび電磁波報知装置
JP2003258942A (ja) 携帯端末
JPH11215561A (ja) 無線移動通信端末の着信音鳴動制御方法、無線移動通信端末及び無線移動通信システム
JP2002305771A (ja) 無線通信システムおよび無線携帯情報端末装置
JP2003309876A (ja) 携帯通信機器
JP2954158B1 (ja) Phs端末装置
KR101165125B1 (ko) 휴대 전화기, 알림 방법 및 프로그램
JP3049594B2 (ja) 受信電波による自動スイッチ装置
JP3541803B2 (ja) 無線電話端末及びその送信電力制御方法
JP2002176473A (ja) 携帯電話機のワイヤレス電源制御システム
JP3299220B2 (ja) 携帯電話システム
JP2003078662A (ja) 通信装置
JPH114189A (ja) 無線機規制システム及び無線機
JPH08186622A (ja) 携帯無線電話機の着呼表示システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405