JP4202560B2 - 用紙折り機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り刃を用いた用紙折り機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製本物の一つとして、冊子の中央部を針金で綴じ、綴じた箇所を2つ折りしたものがある。このような製本物を作成する場合、例えば頁毎に印刷された紙葉(以下、この紙を含めて用紙という。)を一冊分揃えて集積する用紙集積機、一冊分集積した用紙束を針金で綴じる用紙綴じ機、綴じ後の用紙束を折り曲げる用紙折機、折り曲げた用紙束の端縁(小口部や天地部)を切り揃える断裁機、断裁した用紙束を受け取り貯溜する冊子受機を用意し、これらの各機械を順次通過させて製本するようにしている。
【0003】
この場合、これらの各機械を印刷機の排出口から近接して一列に配列設置し、印刷機の排出された用紙を各機械を順次通過させて製本するようにすると、用紙や冊子の搬送が便利となるが、各機械を一列に配列設置するには広いスペースを必要とし、スペースが狭い場合には各機械を別置きにしなければならず、その間の用紙や冊子の搬送に手間がかかり面倒であるという問題がある。
【0004】
この問題を解消するためにできる限り各機械の小型化を図り、各機械を一つの箱内に無駄なスペースを低減して設置した製本装置が開発されている。図3はこのように開発された製本装置(公知でない)の概略の構成を示すもので、この図において、1は印刷機、2は製本装置である。製本装置2は最上段位置に用紙綴じ機構3が配置され、その下段にこの製本装置では表紙や差し込み用紙を供給する2段の給紙機構4および5が配置されている。下段の給紙機構5の下部に断裁機構8と断裁した用紙束を受け取り貯溜する冊子受機構6が配置され、端部に縦方向に伸びる用紙折機構7が配置されている。また、用紙搬入位置に補助用紙などを供給する給紙機構20が配置されている
【0005】
用紙綴じ機構3は、用紙を綴じ針で綴じるステッチャー3aと搬入されてくる用紙を停止して位置決めするストッパ3bを備え、ステッチャー3aは平綴じ(用紙の一端縁を綴じる。)、コーナー綴じ(用紙の一隅を綴じる。)および中綴じ(用紙の中央を綴じる。)に応じ、その位置を変更する移動可能(図は中綴じ位置にある場合を示している。)とされ、ストッパ3bは綴じる用紙のサイズなどに応じて、用紙の搬送方向前後に移動可能、かつ綴じ後の用紙束を搬出する際は搬送路から退避可能に構成されている。
【0006】
すなわち、用紙綴じを行なうとき、用紙のサイズに応じた位置にストッパ3bを搬送路上に突出させ、ステッチャー3aを綴じ位置にセットしておき、ストッパ3bに印刷機1から送出され、搬入ローラ10aおよび送りローラ10bを介して搬送されてくる用紙9および適宜給紙機構4、5、11から送りローラ10bを介して搬送されてくる用紙を当接して位置決めし、1冊分の用紙を集積するとステッチャー3aを駆動して1冊分の用紙束を綴じる。
【0007】
綴じ後、ストッパ3bは搬送路から退避し、綴じた用紙束、つまり冊子9aを用紙折機構7へ搬送方向を縦方向に変更して搬出する。なお、折り処理しない場合、例えば綴じ処理しない場合や平綴じ、コーナー綴じを別の箇所で行なう場合には方向変更することなくそのまま次ぎの工程へ搬出するように構成されている。
【0008】
用紙折機構7は、左右に移動可能の折刃7aと一対の加圧搬送ローラ7b、折り曲げ位置に応じて上下に移動する移動可能のストッパ7cおよび冊子9aを案内保持する縦方向に配置された一対のガイド板7dを備え、この一対のガイド板間に案内されて搬入され、ストッパ7cに当接して位置決めされた冊子9aの折り曲げ位置に折刃7aを当てて一対の加圧搬送ローラ7b間に圧入して冊子9aを折り曲げる。折り曲げ後の冊子9aは断裁機構8へ搬出する。
【0009】
断裁機構8は、上下に移動する移動可能の断裁刃8aを備え、折り曲げ後の冊子9aを適宜位置決めし、断裁刃8aを駆動し、この製本装置では冊子9aの小口を切り揃える。切り揃えた冊子9aは冊子受機構6へ搬出する。冊子受機構6は搬入ローラ6aおよび冊子9aを載置する載置台6bを備え、搬入した冊子9aをこの載置台6b上に縦置きまたは横置きして貯溜する。なお、図は縦置きした場合を示している。
【0010】
以上のように構成された製本装置では、印刷機などから搬入した用紙を綴じ位置で一冊分集積するので、そのための別途の用紙集積機を省略することができる。また、綴じ後の冊子の搬送方向を用紙折位置で折り機能を利用して用紙搬入口方向へ反転して断裁および貯溜するのでスペースが効率的に利用でき、製本(綴じ折り)に要する機械の設置スペースを大幅に低減することができる。
【0011】
ところで、用紙折り機の折り機構は、図4に示すように折り刃7aが折り刃保持体7dに固定され、保持体7dは軸受7fを介し図示の場合上下に直線移動する駆動軸7eに連結されている。駆動軸7eには摺動溝7gが形成された係合体7hが固定され、その摺動溝7gに、モータ7jの回転を伝達する電磁クラッチ7kの出力軸に固定された偏心ピン7nが嵌合されている。
【0012】
つまり、モータ7jの回転により偏心ピン7nが電磁クラッチ7kの出力軸心を旋回し、左右方向の移動分は摺動溝7gにより吸収され、上下方向の移動分が駆動軸7eに伝達されて駆動軸7e、これに連結された折り刃7aは上下に直線往復移動する。そして、折り刃7aの移動により、モータ7mにより互いに逆方向に回転する一対の加圧搬送ローラ7b間に冊子を圧入するように構成されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように折り刃7aがその移動方向に伸びる駆動軸7eに連結されている折り機構では、駆動軸7eの配置のための広いスペースが必要となり、特に前記のような製本装置を構成すると、冊子受機構6の冊子受けスペースが狭くなり、多くの冊子9aを貯溜することができず、多くの冊子9aを貯溜しようとすると製本装置を大きくしなければならないという問題がある。
【0014】
本発明はこのような問題に鑑みなされたもので、折り機構を簡素化するとともに、折り機構の配置に要するスペースを低減することのできる用紙折り機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、用紙綴じ機と、前記用紙綴じ機の下段に配置した給紙機と、前記用紙綴じ機の用紙束の搬出方向の前方で縦方向に配置した用紙折り機と、前記用紙折り機から前記搬出方向に対して反対方向に搬出された用紙束を搬入し、該用紙束の所定の位置を断裁する断裁機と、前記断裁機で断裁された用紙束を集積する前記給紙機の下方に配置された冊子受け機とを備えた製本装置における前記用紙折り機において、前記用紙折り機は、折り刃と、一対の加圧搬送ローラと、回転駆動軸に固定した偏心ピンとを有し、前記折り刃に前記偏心ピンと係合する係合手段を設けて前記偏心ピンを前記係合手段に係合し、前記偏心ピンの旋回移動により前記折り刃を前記搬出方向と前記搬出方向に対して反対方向に往復移動し、該折り刃の移動により用紙束の所定の位置を前記一対の加圧搬送ローラの間に突き出してなることを特徴とする。
【0016】
本発明では、折り刃の配置位置に偏心ピンの移動を伝達する係合手段を設け、偏心ピンの旋回移動により折り刃を出方向と前記搬出方向に対して反対方向に往復移動するので、折り刃を駆動する回転駆動源と折り刃間の機構が簡素であるとともに、その間の距離を大幅に短縮することができ、その分、多くの冊子を貯溜するスペースを確保しながら製本装置を小型化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図1および図2を参照して説明する。図1は実施の形態に係る用紙折り機の折り機構の構成を示す斜視図、図2は同側面図である。なお、図4に示す従来と同一部分には同一の符号を付している。
【0018】
図1および図2において、7bは一対の加圧搬送ローラ、11は折り刃、12は係合体(この実施の形態における係合手段)、13はモータ(あるいは図4に示す電磁クラッチ)などからなる回転駆動源、14は回転駆動源13の回転駆動軸、15はクランク板、16は偏心ピン、17はガイド板である。一対の加圧搬送ローラ7bは図4に示すものと同様に構成され、モータ7mの回転により一対の加圧搬送ローラ7b間に圧入された用紙を加圧しながら送り出す。
【0019】
折り刃11はその長手方向両側の端部を、折り方向に対して移動可能にガイド板17で支持されており、刃先と対向する反対側の端部位置に係合体12が固着されている。係合体12は嵌合長溝12aが形成されたコ字状をなし、嵌合長溝12aを折り刃11の刃先とほぼ平行させ、その背面を折り刃11に固着している。
【0020】
クランク板15は回転駆動軸14の軸心に対して直角方向に伸び、その一端を回転駆動軸14の端部に固定し、他端部に偏心ピン16が固定されている。そして、偏心ピン16は係合体12の嵌合長溝12aに、嵌合長溝12aの長手方向に対して移動自在に嵌合している。
【0021】
以上のように構成された折り機構は、回転駆動源13が駆動され回転駆動軸14が回転すると、回転駆動軸14の回転により偏心ピン16は回転駆動軸14の軸心の回りを旋回移動する。その移動は係合体12を介して折り刃11に伝達されるが、折り刃11はガイド板17に移動方向が決められており、この移動方向に対して直角方向への移動は偏心ピン16が嵌合長溝12a内を自由に移動することにより吸収されて折り刃11には伝達されず、ガイド板17で決められた移動方向への移動が折り刃11に伝達される。これにより、折り刃11は折り方向およびその方向とは逆方向に直線往復移動する。冊子9aの折り曲げは、折り刃11の折り方向への移動により冊子9aの折り曲げ位置を加圧ローラ7b間へ突き入れ、加圧ローラ7bの加圧により折り曲げる。
【0022】
以上の実施の形態では、係合手段が嵌合長溝12aを形成した係合体12により構成し、これを折り刃11に固着しているが、折り刃自体に長孔もしくは長溝を形成し、これを係合手段としても良く、また、溝や孔に替え凸部に形成しても良い。この場合、偏心ピンは凸部と嵌合する凹部とする必要がある。さらにまた偏心ピンの係合手段と当接する部分にはローラを嵌めるようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】
以上、詳述したように発明によれば、折り刃を駆動する回転駆動源と折り刃間の機構が簡素であるとともに、その間の距離を大幅に短縮することができるので、折り刃機構の寸法が短く、また部品点数も少なくなり、その配置に要するスペースを低減し用紙折り機の小型化を図ることができ、さらにはコストの低減を図ることができる。特に中綴じ折りを可能にする製本装置に要する機器を一つの箱体に組み込む場合、従来のような折り刃の移動方向に折り刃から伸びる駆動軸がなく、折り刃機構の寸法を短くすることができ、これにより小型にしてより多くの冊子を貯溜するスペースを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る用紙折り機の折り機構の概略の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す折り機構の側面図である。
【図3】製本装置(綴じ折り製本)の全体構成説明用の概略構成図である。
【図4】従来の用紙折り機の折り機構の概略の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
7b 加圧搬送ローラ
7j モータ
7k 電磁クラッチ
11 折り刃
12 係合体(係合手段)
12a 長溝
13 回転駆動源
14 回転駆動軸
15 クランク板
16 偏心ピン
17 ガイド
Claims (1)
- 用紙綴じ機と、前記用紙綴じ機の下段に配置した給紙機と、前記用紙綴じ機の用紙束の搬出方向の前方で縦方向に配置した用紙折り機と、前記用紙折り機から前記搬出方向に対して反対方向に搬出された用紙束を搬入し、該用紙束の所定の位置を断裁する断裁機と、前記断裁機で断裁された用紙束を集積する前記給紙機の下方に配置された冊子受け機とを備えた製本装置における前記用紙折り機において、前記用紙折り機は、折り刃と、一対の加圧搬送ローラと、回転駆動軸に固定した偏心ピンとを有し、前記折り刃に前記偏心ピンと係合する係合手段を設けて前記偏心ピンを前記係合手段に係合し、前記偏心ピンの旋回移動により前記折り刃を前記搬出方向と前記搬出方向に対して反対方向に往復移動し、該折り刃の移動により用紙束の所定の位置を前記一対の加圧搬送ローラの間に突き出してなることを特徴とする用紙折り機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30240899A JP4202560B2 (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | 用紙折り機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30240899A JP4202560B2 (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | 用紙折り機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001122514A JP2001122514A (ja) | 2001-05-08 |
JP4202560B2 true JP4202560B2 (ja) | 2008-12-24 |
Family
ID=17908568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30240899A Expired - Fee Related JP4202560B2 (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | 用紙折り機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4202560B2 (ja) |
-
1999
- 1999-10-25 JP JP30240899A patent/JP4202560B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001122514A (ja) | 2001-05-08 |
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