JP5285329B2 - シート処理装置及びこれを用いた画像形成システム - Google Patents

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本発明は、画像形成装置などから搬出されたシートを束状に部揃え集積してステープル綴じ処理を施すシート処理装置に係わり、ステープル処理後のシート束を下流側のスタックトレイに搬出するシート束搬出機構に関する。
一般に、この種のシート処理装置は、画像形成装置などから搬出されるシートを部揃え集積してステープル綴じ処理を施し、処理後のシート束をスタックトレイに収納する装置として知られている。このため排紙経路の下流側に処理トレイを、更にその下流側にスタックトレイを配置し、この処理トレイに順次搬出されるシートを部揃え集積してステープルユニットでステープル処理する。そして処理後のシート束は処理トレイの排紙口に連設されたスタックトレイに収納している。
例えば特許文献1には排紙経路の下流側に段差を形成して処理トレイを配置し、この処理トレイにシート端を突き当て規制する規制ストッパと綴じ処理するステープル装置を配置している。そして排紙経路から搬出されたシートを処理トレイ上に部揃え集積し、このシートを規制ストッパで位置決めしてステープル装置で製本綴じしている。そこでこの処理トレイから処理後のシート束を下流側のスタックトレイに搬出する束搬出機構が必要となる。
この特許文献1の束搬出機構は、処理トレイのシート支持面の一端から他端に沿って移動するエンドレスベルトなどのキヤリア部材を装備し、このキャリア部材にトレイ上のシート後端と係合する把持部材(シート係合爪)を設けている。そしてこのキャリア部材をトレイに沿って移動することによってシート係合爪でシート後端を押し出すように搬出する構造が採用されている。
そしてこのシート係合爪は、処理トレイの後方側に距離を隔てた待機位置(ホームポジション)で待機し、処理トレイ上にシートが集積され後処理が施された後に、この待機位置からシート搬出方向に前進してシート後端縁と係合する。そしてこのシート束を処理トレイのシート支持面に沿って下流側のスタックトレイに搬出するように構成されている。
また特許文献2には、ステープル装置を支持する支持フレームにスライド溝を設け、このスライド溝に沿ってステープル装置を処理トレイに集積されたシート束の側縁に沿って位置移動可能に支持し、ステープル装置を移動させシート中央部位を挟む左右二箇所を綴じ処理する複数箇所綴じモードと、予め設定されたシート束の手前若しくは奥側の角隅1個所を綴じ処理する単綴じモードに対応するステープラ装置が開示されている。
更に特許文献3には、上記処理トレイのシート支持面に上記シート搬出手段をシート搬出方向に案内するガイド溝が形成され、このガイド溝に沿ってシート搬出手段がシート束搬出方向前後に移動可能に支持され、処理トレイ上のシート束を把持し搬出するシート束把持機構が開示されている。
特開2006−256729号公報 特表2005−523855号公報 特開2003−89464号公報
上述のように、トレイ上に集積されたシート束を下流側のスタックトレイに搬出するためのシート搬出手段は、従来前掲特許文献1のように処理トレイの後方側に距離を隔てた位置(ホームポジション)に待機し、後処理が終了した後にこの待機位置からシート搬出方向に前進してシート後端縁と係合するように構成されている。
このように、処理トレイからシート束を搬出するシート搬出手段(把持部材など)をトレイの後方側に距離を隔てた位置に待機させる装置構成では、処理トレイに付設されているステープル手段をシート幅方向に位置移動する場合にその移動の妨げとならないように十分距離を隔てた位置に待機させるか、従来前掲特許文献2のようにステープル手段は束搬出機構を迂回し移動せざるを得なくなる。この迂回路のために装置がその分大型化し製造コストも高くなる問題を抱えている。
そこで本発明者はシート束を搬出するシート搬出手段をステープル動作時に処理トレイのガイド溝に没入した状態で待機させ、綴じ処理後にこのシート搬出手段を処理トレイの後方に後退させてシート束の後端縁と係合させることによって上述の装置大型化の問題を解決するに至った。
ところが、この解決方法で装置大型化は避けられたものの、ステープル処理頻度が高い上述の単綴じモードにおいて、ステープル装置をシート束の手前若しくは奥側の側縁に停止させステープル処理し移動させることが無いにも係わらず、シート搬出手段を処理トレイのガイド溝に待機させ、ステープル処理後にそのシート搬出手段をシート束把持位置に移動させることとなり、この移動時間のロスにより装置のシート処理量を低下させるといった新たな問題を引き起こしている。
本発明は、上述の問題に鑑みて、処理トレイに集積されたシート束の側縁に沿って移動しシート束の側縁複数個所を綴じ処理する複数箇所綴じモードと、移動せずにシート束の角隅1個所を綴じ処理する単綴じモードに応じてシート搬出手段の待機位置を変えることで、シート処理装置の小型化とシート処理量を上げることをその課題としている。
上記課題を達成するため本発明のシート処理装置は、シートを順次搬出する排紙口と、前記排紙口からのシートを束状に集積する処理トレイと、前記処理トレイに集積されたシート束のシート集積方向前方側縁に沿って移動し複数箇所綴じと単綴じとを選択するモード設定可能なステープル手段と、前記処理トレイから搬出されるシート束を収容するスタックトレイと、前記スタックトレイに向けてシート束を搬出するように上記処理トレイに配置され、前記ステープル手段の移動領域外に位置する第1の待機位置と、その第1の待機位置から移動領域内に位置する第2の待機位置に移動可能なシート束搬出手段と、前記シート束搬出手段を、前記ステープル手段の単綴じモード設定で前記第2の待機位置に、前記ステープル手段の複数箇所綴じモード設定で前記第1の待機位置にそれぞれ移動制御するシート束搬出制御手段と、を備えて成るものである。
従って、前記シート束搬出制御手段は、前記複数箇所綴じモード設定でシート束搬出手段を、前記前方待機位置に待機させ、前記処理トレイへのシート束集積後、前記前方待機位置から前記後方待機位置に一旦後退移動させ、その後方待機位置からシート束搬出方向に先進制御し、前記単綴じモード設定でシート束搬出手段を、前記前方待機位置から前記後方待機位置に後退移動し待機させ、前記処理トレイへのシート束集積後、その後方待機位置からシート束搬出方向に前進制御する様にしている。
また前記シート束搬出手段が、上記ガイド溝内にシート束搬出方向に移動可能に収容されたキャリア部材と、このキャリア部材に搭載され上記処理トレイ上のシート束を把持する把持部材と、前記キャリア部材を上記ガイド溝に沿ってシート束搬出方向前後に移動するキャリア駆動手段と、前記把持部材を前記キャリア部材上でシート束搬出方向前後に移動する把持駆動手段とから構成されている。
そして、本発明のシート処理装置は、順次シート上に画像形成する画像形成装置に連接され画像形成システムとして利用される。
本発明は、シート搬出手段が、ステープル手段の綴じ位置に対してシート束搬出方向前方側に位置する前方待機位置と、シート束搬出方向後方側に位置する後方待機位置に移動可能で、そのシート束搬出手段を、少なくともステープル処理時に、ステープル手段の複数箇所綴じモード設定で前記前方待機位置に、ステープル手段の単綴じモード設定で前記後方待機位置にそれぞれ移動制御するシート束搬出制御手段とを備えて成るものであるから次の効果を奏する。
つまりステープル処理で複数箇所綴じモード設定が選択された場合に、シート搬出手段を前方待機位置に待機することで、ステープル手段の移動を阻止することが無く、ステープル手段がシート搬出手段を迂回して移動させる必要が無くなり、装置の小型化が可能である。
また、ステープル処理で単綴じモード設定が選択された場合に、シート搬出手段をシート束を把持する後方待機位置に待機することで、ステープル処理後直ちにシート束を把持する動作に入ることが可能となり、シート搬出手段を前方待機位置から後方待機位置に移動する移動工程が無くなり、その移動工程に費やされる時間だけ少なくとも装置のシート処理量を上げることができる。
以下図示の本発明の好適な実施の態様に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明に係わる画像形成装置Aと後処理装置Bを備えた画像形成システムを示す全体構成図であり、図2は後処理装置Bの詳細構成の説明図であり、図3はその要部の説明図である。
[画像形成システムの構成]
図1に示す画像形成システムは画像形成装置Aと後処理装置(シート処理装置;以下同様)Bとから構成されている。そして画像形成装置Aの排紙口3に後処理装置Bの搬入口23aが連結され、画像形成装置Aで画像形成されたシートを後処理装置Bでステープル綴じしてスタックトレイ21及びサドルトレイ22に収納するように構成されている。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置Aについて図1に従って説明する。この画像形成装置Aは、給紙部1からシートを画像形成部2に送り、画像形成部2でシートに印刷した後、排紙口3から排出するように構成されている。給紙部1は複数サイズのシートが給紙カセット1a、1bに収納してあり、指定されたシートを1枚ずつ分離して画像形成部2に給送する。画像形成部2は例えば静電ドラム4と、その周囲に配置された印字ヘッド(レーザ発光器)5と現像器6と、転写チャージャ7と定着器8が配置され、静電ドラム4上にレーザ発光器5で静電潜像を形成し、これに現像器6でトナーを付着し、転写チャージャ7でシート上に画像を転写し、定着器8で加熱定着する。このように画像形成されたシートは排紙口3から順次搬出される。図示9は循環経路であり、定着器8から表面側に印刷したシートを、スイッチバック経路10を介して表裏反転した後、再び画像形成部2に給送してシートの裏面側に印刷する両面印刷の経路である。このように両面印刷されたシートはスイッチバック経路10で表裏反転された後排紙口3から搬出される。
図示11は画像読取装置であり、プラテン12上にセットした原稿シートをスキャンユニット13で走査し、光電変換素子14で電気的に読み取る。この画像データは画像処理部で例えばデジタル処理された後、データ貯蔵部17に転送され、前記レーザ発光器5に画像信号を送る。また、図示15は原稿送り装置であり、スタックトレイ16に収容した原稿シートをプラテン12に給送するフィーダ装置である。
上記構成の画像形成装置Aには図15に示す制御部(コントローラ)150が設けられ、コントロールパネル18から画像形成条件、例えばシートサイズ指定、カラー・モノクロ印刷指定、プリント部数指定、片面・両面印刷指定、拡大・縮小印刷指定などの印刷条件が設定される。一方、画像形成装置Aには上記スキャンユニット13で読み取った画像データ或いは外部のネットワークから転送された画像データがデータ貯蔵部17に蓄積され、このデータ貯蔵部17から画像データはバッファメモリ19に転送され、このバッファメモリ19から順次レーザ発光器5にデータ信号が移送されるように構成されている。
上記コントロールパネル18からは上述の片面/両面印刷、拡大/縮小印刷、モノクロ/カラー印刷などの画像形成条件と同時に後処理条件も入力指定される。この後処理条件は例えば「プリントアウト処理工程」「ステープル処理工程(マルチステープルモード、シングルステープルモード)」「冊子仕上げ工程」などが選定される。
[後処理装置の構成]
後処理装置Bは、画像形成装置Aの排紙口3から画像形成されたシートを受け入れ、(i)このシートをスタックトレイ21に収容するか(前述の「プリントアウト処理工程」)、(ii)排紙口3からのシートを束状に部揃えしてステープル綴じした後、スタックトレイ(第1スタックトレイ)21に収納するか(前述の「ステープル処理工程」)、(iii)排紙口3からのシートを束状に部揃えしてその中央をステープル綴じた後、冊子状に折り畳んでサドルトレイ(第2スタックトレイ)22に収納(前述の「冊子仕上げ工程」)する為以下のように構成されている。
後処理装置Bのケーシング(外装カバー)20には搬入口23aが設けられ、この搬入口23aは画像形成装置Aの排紙口3に連結されている。そしてケーシング20内には搬入口23aからのシートを部揃え集積して綴じ仕上げする第1処理部BX1と、搬入口23aからのシートを部揃え集積して冊子仕上げする第2処理部BX2が設けられている。第1処理部BX1と搬入口23aとの間には第1搬入経路P1が、また第2処理部BX2と搬入口23aとの間には第2搬入経路P2がそれぞれ設けられ、搬入口23aからのシートを第1処理部BX1と第2処理部BX2に振り分けて案内するようになっている。搬入口23には、搬入ローラ25と、シートセンサS1と上記第1又は第2搬入経路P1、P2にシートを振り分ける経路切換手段(フラッパ部材)24が設けられている。
第1搬送経路P1にはパンチユニット60と処理トレイ29との間にバッファ経路P3が設けられている。このバッファ経路P3は処理トレイ上に部揃え集積したシート束にステープル綴じ等の後処理動作中に搬入口23aに送られた後続シートを一時的に滞留させるために設けられている。このため第1搬入経路P1には処理トレイ29に至る経路上流側に図2に示すようにケーシング20の鉛直方向にバッファ経路P3が分岐して配置されている。そして第1搬入経路P1からのシートをスイッチバックさせてこの経路に滞留させるようになっている。従って処理トレイ29に部揃え集積したシート束に端綴じ処理を施す際に、搬入口23aに送られる後続シートを一時的に滞留させ、処理トレイ29の処理シートが搬出された後、この経路中の後続シートを処理トレイ29に移送することが可能となる。
上記第1搬入経路P1はケーシング20で構成される装置ハウジングの上部に略々水平方向に配置され、この第1搬入経路P1の下流側に第1処理部BX1が、その下流側にスタックトレイ21が配置されている。また上記第2搬入経路P2はケーシング20の下部に略々鉛直方向に配置され、この第2搬入経路P2の下流側に第2処理部BX2が配置され、その下流側にサドルトレイ22が配置されている。尚上記第1搬入経路P1には搬入口23aと第1処理部BX1の間にパンチユニット60が配置さている。上記第2搬入経路P2には第2処理部BX2とサドルトレイ22との間にはトリマユニット90が配置されている。
上記第1搬入経路P1には図2に示すように経路出口端に排紙ローラ25と排紙口25xが設けられ、この排紙口25xには排紙センサS2が配置され、この第1搬入経路P1を通過するシートを検出してジャム検出とシートの通過枚数をカウントするように構成されている。そしてこの排紙口25xの下流側に段差を形成して下記の処理トレイ29が配置されている。また、上記第2搬入経路P2には搬送ローラ27が設けられ、その下流側に段差を形成して集積ガイド45が配置されている。
[第1処理部の構成]
上述の第1処理部BX1は、図3に示すように第1搬入経路P1に配置された処理トレイ29と、この処理トレイ29に配置された端綴じステープルユニット31と、アライニング手段51で構成されている。
[処理トレイの構造]
処理トレイ29は合成樹脂プレートなどで形成され、シートを積載支持するシート支持面29aを備えている。このシート支持面29aは排紙口25xの下流側に段差を形成して配置され排紙口25xからのシートを積載収納するようになっている。図示のシート支持面29aは、シートの排紙方向長さより短い長さ寸法に形成され、排紙口25xからのシートの後端部を支持し、シート先端部はスタックトレイ21の最上シートの上に支持(ブリッジ支持)するようになっている。
上記処理トレイ29には、シート端規制手段32が設けられ、排紙口25xからのシート後端(又は先端であっても良い)を突き当てて整列する。そして処理トレイ29の上方にはトレイ上に搬入したシートをシート端規制手段32に移送するスイッチバックローラ(第1の摩擦回転体;以下同様)26(可動ローラ26a、固定ローラ26b)と、アライニング手段51と、サイド整合手段34が配置されている。以下各構成について説明する。
[シート端規制手段の構成]
上記処理トレイ29には、搬入されたシートの先後端の一端縁を位置決めするシート端規制手段32が配置されている。図4に示すシート端規制手段32は、シートの後端縁を突き当て規制するシート端面規制面32aと、最上シートの上紙面を位置規制するシート上面規制面32bを有するストッパ部材で構成されている。このシート端規制手段32は処理トレイ29の後端縁に配置され、後述するスイッチバックローラ26とアライニング手段51で移送されるシートの後端縁を突き当て規制して、予め設定されている後処理位置(綴じ位置;以下同様)にシートを位置決めする。このときシート上面規制面32bは先端がカールしたシートの反り返り面を規制し、シート端面規制面32aでシート端縁を位置規制するようになっている。
図示のシート端面規制面32aとシート上面規制面32bは、樹脂、金属板などで一体形成されたストッパ部材で構成されているがこの両規制面は個別の部材で形成することも可能である。図示のシート端規制手段32は、シート幅方向のセンターに固定ストッパ部材32Aが、シート左右端部に第1,第2可動ストッパ部材32B、32Cが、それぞれ所定間隔で配置され、これ等の複数のストッパ部材で構成されている。
[シート束搬出手段の構成]
上記処理トレイ29には図3に示すように処理済みシート束を下流側のスタックトレイ21に搬出するシート束搬出手段100が配置されている。このシート束搬出手段100は、図6及び図5で示すように、把持部材105とキャリア部材110と、把持部材駆動手段127とキャリア部材駆動手段114で構成されている。把持部材105は可動グリッパ105aと固定グリッパ105bとで構成されている。またキャリア部材110は、把持部材105を搭載し、処理トレイ29の基端部(後処理位置)から先端部(束搬出位置)に往復動するように構成されている。
「把持部材」
把持部材105は、処理トレイ上に集積されたシート束の後端縁と係合する突起片、グリッパなどの係合部材で構成され、図7に示すように処理トレイ29のシート支持面29aに形成されたガイド溝29G内に配置されている。この処理トレイ29には処理位置とこの処理トレイ29の下流側に配置されているスタックトレイ21との間にガイド溝29Gがシート束搬出方向(以下単に「束搬出方向」という)に形成されている。図示のものはシート幅方向に距離を隔てて2つのガイド溝29G1,29G2が形成され、この左右のガイド溝29G1、29G2それぞれに把持部材105が以下のように配置されている。
図示の把持部材105は、処理トレイ29上のシート束の後端縁をグリップして搬出するグリッパ機構で構成されている。図9に示すように可動グリッパ105aと固定グリッパ105bがピボットピン(連結軸)106で互いに揺動するように連結されている。そして可動・固定両グリッパ間には付勢スプリング107が設けられ、可動グリッパ105aの先端グリップ部105axと固定グリッパ105bの先端グリップ部105bxとが常時圧接するようになっている(図9(a)参照)。
そこで上記固定グリッパ105bは、キャリア部材110に形成した案内溝115に搬出方向に位置移動可能に嵌合支持されている。また上記可動グリッパ105aの後端部はキャリア部材110に内蔵した走行ベルト116に連結スプリング117で連結されている。従って、後述するキャリア部材110の走行ベルト116が図9(a)で示すように左方向に移動すると固定グリッパ105bと可動グリッパ105aはその先端グリップ部105ax、105bxが圧接した状態でシート束搬出方向に移動する(図9(a)の状態)。また、この走行ベルト116が図9(b)で示すように右側に逆送されると可動グリッパ105aはピボットピン106を中心に時計方向に揺動し、先端グリップ部105axは固定グリッパ105bの先端グリップ部105bxから離間してグリップ状態が解除される(図9(b)の状態)。
「キャリア部材」
次に上述の把持部材105を搭載支持するキャリア部材110について説明する。図6及び図5に示すようにこのキャリア部材110は、把持部材105を担持する適宜形状のフレーム部材で構成され、図7に示すように処理トレイ29に形成したガイド溝29Gに沿ってシート束搬出方向に移動可能に支持されている。
その支持構造について説明すると、キャリア部材110の後端部110bは図7に示すスライド部材119に沿って直線的に往復動するように支持されている。またキャリア部材110の先端部110aは下記のループ案内溝29Gaに沿ってループを描いて往復動する。これによってキヤリア部材110に搭載される把持部材105は、処理トレイ上に突出した上部パスで待機位置から搬出位置に移動し、シート束をスタックトレイ21に搬出した後は処理トレイ内に没した下部パスで待機位置に復帰するようになっている。図示111はキャリア部材110の先端部に設けられたガイドピンであり、ループ案内溝29Gaに嵌合されている。
「スライド部材」
上記スライド部材119は、図7に示すように処理トレイ29の底部に配置されたガイドレール121に嵌合支持され、ガイド溝29Gと同一方向(図7上下方向)に所定ストロークで往復動可能に支持されている。このスライド部材119には駆動回転軸125が装架され、この駆動回転軸125にキャリア部材110の後端部110bが軸連結されている。この軸連結の状態を図9に示すがキャリア部材110は、その後端部110bの駆動回転軸125でシート束搬出方向に所定ストロークで往復動するように連結され、同時にその先端部110aはこの駆動回転軸125を中心に揺動可能となる。なお、上記スライド部材119には後述する駆動アーム(クランク部材)126が連結され、この駆動アーム(クランク部材)126によって所定ストローク間を往復動する。また、上記駆動回転軸125には後述する走行ベルト116の駆動プーリが連結され、この駆動回転軸125に把持部材駆動手段127が連結されている。
「ループ案内溝」
上記ガイド溝29Gの左右側壁には互いに対向するループ案内溝29Gaが形成されている(図7参照)。このループ案内溝29Gaに上記キャリア部材110の先端部110aに形成したガイドピン111が嵌合支持されている。このループ案内溝29Gaは、図8に示すように処理トレイのシート支持面29aに沿って上部走行パス113aと下部走行パス113bを有するループ形状に構成されている。そして上記ガイドピン111は待機位置から搬出位置に上部走行パス113aに沿って移動(往路)し、搬出位置から待機位置に下部走行パス113bに沿って移動(復路)する。
上述のようにスライド部材119とループ案内溝29Gaに支持されたキャリア部材110は図8に示すように前方待機位置(第1の待機位置)Gp1から後方待機位置(第2の待機位置)Gp2に後退した後、スタックトレイ21側に移動するときにはガイドピン111が上部走行パス113aに倣ってキャリア部材110は略々水平姿勢で移動する。また、スタックトレイ21から待機位置に復帰するときにはガイドピン111が下部走行パス113bに倣ってキャリア部材110は傾斜した状態で移動(復路)する。
また、図8に示すようにガイド溝29Gには可動グリッパ部材105aに設けられたガイドピン108を案内するループ溝112が形成されている。このループ溝112に沿って可動グリッパ105aと固定グリッパ105bが移動する。
そして後述するように上記キャリア部材110に搭載された把持部材105は、キャリア部材110のガイドピン111が上部走行パス113aに案内されてシート束搬出方向に移動するときには把持部材105は処理トレイ29の上方に突出した作動姿勢となり、ガイドピン111が下部走行パス113bに案内されて待機位置に移動するときには把持部材105はガイド溝内に没入した待機姿勢となるようになっている。この状態を図11乃至図17に従って後述する。
このように構成されたキャリア部材110には、図9に示すようにシート束搬出方向前後に一対のプーリ130a、130bが設けられ、このプーリ間に走行ベルト116が架け渡してある。そして一方の駆動プーリ130bは前述の駆動回転軸125に軸支持されている。従ってこの駆動回転軸125の回転で把持部材105はキャリア部材110と重畳する基端格納位置(後述する図11(a)の状態)とキャリア部材110からシート束搬出方向に突出した先端搬出位置(後述する図12(f)の状態)との間で移動可能に構成されている。
「把持部材の搭載構造」
上述のキャリア部材110は処理トレイ29の底部に配置され、その上部に把持部材105が搭載されている。把持部材105は前述したように固定グリッパ105bの上部に可動グリッパ105aがピボットピン106で連結されている。そこでこの固定グリッパ105bは、キャリア部材110にシート束搬出方向に位置移動可能に支持されている。図示115はキヤリア部材110に形成されたスライド案内溝で、この案内溝115に固定グリッパ105bが嵌合支持されている。また可動グリッパ105aはピボットピン106で固定グリッパ105bに揺動可能に支持されているが、その後端部はキャリア部材110に内蔵した走行ベルト116に連結スプリング117で連結されている。上記キャリア部材110と、把持部材105とは、図5及び図9に示すようにそれぞれキャリア駆動手段114と把持部材駆動手段127を備えている。
「キャリア駆動手段」
上記キャリア部材110は、図7に示すように、駆動回転軸125でスライド部材119に連結(結合)されている。そこで図9に概念化して示すようにスライド部材119には軸ピン122が一体形成され、この軸ピン122に駆動アーム126が嵌合されている。この駆動アーム126はクランク部材で装置フレームに軸承された揺動軸131を中心に揺動するように駆動モータMHに連結されている。そして駆動アーム126と軸ピン122とはスリット(長穴)連結されている。従って駆動モータMHで駆動アーム126を所定角度前後動するとスライド部材119は所定ストロークで前後に往復動する。この駆動アーム126の前後動でキャリア部材110の後端部110bは直線軌跡で前後動し、その先端部110aはループ案内溝29Gaに沿ってループ軌跡で前後動することとなる。このようにキャリア部材110には、処理トレイ29に沿ってこのキャリア部材110をシート束搬出方向に位置移動するキャリア駆動手段114を備えている。
「把持部材駆動手段」
把持部材105を構成する可動グリッパ105aと固定グリッパ105bは、互いにピボットピン106で連結されている。そして固定グリッパ105bはキャリア部材110にスライド案内溝115に沿ってシート束搬出方向に前後動可能に支持されている。また可動グリッパ105aの後端部はキャリア部材110の走行ベルト116に連結スプリング117で連結されている(以上図9参照)。そこで図9に概念的に示すようにキャリア部材110に設けられた走行ベルト116には、その駆動プーリ130bに駆動モータMEが連結されている。この駆動モータMEは正逆転可能なモータで構成され、これを正方向に回転すると走行ベルト116は図9左方向に移動する。この走行ベルト116の移動に従動して可動・固定グリッパ105a、105bは、スライド案内溝115に沿って待機位置から搬出位置に移動(シート束搬出方向)する。
また駆動モータMEを逆方向に回転すると図9(b)に示すように可動・固定グリッパ105a、105bは搬出位置から待機位置に移動(復帰方向)する。これと共に走行ベルト116が待機位置からその後方側に更に移動すると、連結スプリング117は駆動プーリ130bに倣って時計方向に移動する。この駆動プーリ130bの後退動作で連結スプリング117では可動グリッパ105aの後端部を下方に引っ張ることとなる。このとき可動グリッパ105aはピボットピン106を中心に時計方向に回転し、先端のグリップ部105axは上方に拡開される(図9(b)参照)。このように把持部材105は、キャリア部材110に沿ってこの把持部材105をシート束搬出方向に位置移動する把持部材駆動手段127を備えている。
「把持部材の動作」
上述のように構成された把持部材105の動作について図11(a)乃至図13(i)に基づいて説明する。グリッパ手段(グリッパ部材)105は、その制御手段の構成については後述するが、「前方待機位置Gp1」、「後方待機位置Gp2」、「グリップ位置Gp3」、「束搬出位置Gp4」、「グリップ解除位置Gp5」、「前方待機位置Gp1」の順に移動するように制御される。
「前方待機位置」
後述する制御手段167は、装置起動時の「イニシャル動作」(後述する)で把持部材105を図11(a)に示す前方待機位置Gp1に移動する。この前方待機位置Gp1では把持部材105は処理トレイ29のガイド溝29G内に没入した待機姿勢となる。この待機姿勢で処理トレイ29上に搬入されたシートは同図(b)に示すようにシート端規制手段32に突き当て整合される。従ってこの待機姿勢で処理トレイ29上に排紙口25xからシートが部揃え集積され、予め設定されているシート束の処理位置に後処理が施される。
「把持部材の後退動作」
制御手段167は画像形成装置Aからのジョブ終了信号を受けて把持部材105を後方側の後方待機位置Gp2に向けて後退させる。この為制御手段167は前述の駆動アーム126の駆動モータMHを所定量逆回転させる。この後方待機位置Gp2に向けて後退する過程で把持部材105は、そのキャリア部材110のガイドピン111が前述のループ案内溝29Gaの下部走行パス113bから上部走行パス131aに移行し、その可動グリッパ105aはシート支持面29aの上方に突出する(図11(b)参照)。このときシート先端は可動グリッパ105aで上方に押し上げられるが、シート端規制手段32は同図(d)に示すように弾性変形してシート先端に追随して上方に湾曲変形する。これによって把持部材105の円滑な運動が保証される。
「後方待機位置」
次いで制御手段167は駆動アーム126の駆動モータMHを所定量逆回転させた後、これを停止する。そして制御手段167はキャリア部材110に設けられた駆動プーリ130bの駆動モータMEを時計方向(図9(a)(b)参照)に回転する。すると可動グリッパ105aは図11(b)のグリップ姿勢から図11(c)のグリップ解除姿勢に移行する。この状態で把持部材105は後方待機位置Gp2に位置づけられる。
「グリップ動作」
次に制御手段167は、駆動アーム126の駆動モータMHを正方向(図9反時計方向)に回転し、キャリア部材110を束搬出方向に移動する。この移動で把持部材105は、グリップ位置(シート端規制部材位置)Gp3に位置する。そこで制御手段167はキャリア部材110の駆動プーリ130bを時計方向(図9(a)(b)参照)に回転する。すると、走行ベルト116に連結された可動グリッパ105aは固定グリッパ105bに圧接してシート束をグリップする。この制御手段167は走行ベルト116で移動する把持部材105の移動方向(移動速度Vb)と反対方向にキャリア部材を移動する(移動速度Vc)。このときキャリア部材110の移動速度Vcに対して走行ベルト116の移動速度Vbを調節することによって把持部材105を静止させることが可能となる。つまり処理トレイ29上のシート束に対して把持部材105をキャリア部材110の移動方向と反対方向に移動することによってシートから見ると把持部材105は静止した状態となる。例えば速度VcとVbを同一速度にすると(Vc=−Vb)となり、把持部材105は静止した状態となる。これによって把持部材105はシート束に対して静止した状態で解除姿勢からグリップ姿勢にグリップ動作を行うこととなる。この状態を図12(d)に示す。
尚、把持部材105のグリップ動作の際にキャリア部材110が反対方向に移動する分だけ前もって後方待機位置Gp2から把持部材105の移動とともにシート搬出方向に移動させか、予め後方待機位置Gp2を移動する分だけシート搬出方向に設定して置く必要がある。
「束搬出位置移動」
制御手段167は、キャリア部材110の駆動プーリ130bを停止し、駆動アーム126の駆動モータMHの正方向回転を継続する。すると把持部材105にグリップされたシート束は処理トレイ29に沿って図12(d)の状態が図12(e)の状態に移送される。この図12(e)の状態にシート束が搬出位置に移送された状態で、制御手段167はキャリア部材110の駆動プーリ130bを反時計方向に回転する。すると走行ベルト116に連結された固定・可動グリッパ105a、105bは図12(f)の状態にキャリア部材110から処理トレイ29上方に突出する。これによってシート束後端はスタックトレイ21上に搬出され、その先端はスタックトレイ21上の最上シートの上に収納される。尚、キャリア部材110の移動と把持部材105の移動を同時に行うことでシート束の搬出を高速に行うことも出来る。
「グリップ解除状態」
次に制御手段167は、キャリア部材110のガイドピン111が前述のループ案内溝29Gaの上部走行パス131aから外れ下部走行パス113bに落下移行する時点を見計らって駆動アーム126の駆動モータMHを一時的に停止するとともに、キャリア部材110はループ案内溝29Gaを落下する。すると把持部材105は図13(g)の状態にトレイ上の最上シートの上に落下する。そこで制御手段167は駆動アーム126の駆動モータMHを逆回転する。するとキャリア部材110はループ案内溝29Gaの下部走行パス113bに沿って前方待機位置Gp1側に復帰する。このとき把持部材105にグリップされたシート束はトレイ側壁に阻止されてグリップ解除される(図13(h)の状態)。
「復帰状態」
更に、制御手段167は駆動アーム126の駆動モータMHの回転を継続してキャリア部材110を束搬出位置Gp4から前方待機位置Gp1に復帰させる。すると把持部材105は図13(i)の状態に処理トレイ29のガイド溝29G内に没した状態に復帰する。
[端縁綴じステープルユニットの構成]
上記後処理手段(ステープル手段)31は図14(a)に示すようにドライバ70とクリンチャ75とで構成されている。ドライバ70は綴じ位置にセットされたシート束にステープル針を刺入するヘッド部材70aと、ステープル針を収容したカートリッジ71と、ドライブカム77と、このドライブカム77を駆動するステープルモータMDとで構成されている。クリンチャ75はシート束に刺入されたステープル針の先端を折り曲げるための折曲げ溝75aで構成されている。そして端綴じステープルユニット31はドライバ70とクリンチャ75とはユニットフレームに一体に取付けられ、ヘッド部材70aは図14(a)上下方向にドライブカム77で往復動し、内部にフォーマ73、ベンディングブロック74が内蔵されている。
[制御構成の説明]
上述した画像形成システムの制御構成を図15のブロック図に従って説明する。図1に示す画像形成システムは画像形成装置Aの制御部(以下「本体制御部」という)150と後処理装置Bの制御部(以下「後処理制御部」という)160を備えている。本体制御部150は画像形成制御部151と給紙制御部152と入力部153を備えている。そしてこの入力部153に設けられたコントロールパネル18から「画像形成工程」「後処理工程」の設定を行う。画像形成工程は前述したように、プリントアウト部数、シートサイズ、カラー・モノクロ印刷、拡大・縮小印刷、両面・片面印刷、その他の画像形成条件を設定する。そして本体制御部150はこの設定された画像形成条件に応じて画像形成制御部151及び給紙制御部152を制御し、所定のシートに画像形成した後、本体排紙口3からシートを順次搬出する。
これと同時にコントロールパネル18からの入力で後処理工程が設定される。この後処理工程は、例えば「プリントアウト処理工程」「端綴じ仕上げ工程」「シート束折り仕上げ工程」に設定する。そこで本体制御部150は後処理制御部160に後処理の仕上げ工程とシート枚数、部数情報とステープル処理工程(1箇所の単綴じモードか2個所以上の複数箇所綴じモードか)情報を転送する。これと同時に本体制御部150は画像形成の終了毎にジョブ終了信号を後処理制御部160に転送する。
[後処理制御部]
後処理制御部160は、指定された仕上げ工程に応じて後処理装置Bを動作させる制御CPU161と、動作プログラムを記憶したROM162と、制御データを記憶するRAM163を備えている。そしてこの制御CPU161は、搬入口23aに送られたシートの搬送を実行する「シート搬送制御部164a」と、画像形成装置Aからのシートにパンチ穴を穿孔する「パンチ制御部164p」と、処理トレイ29へのシートの部揃え集積を制御する「シート集積動作制御部164b」と、処理トレイ29に集積したシート束に綴じ処理を施す「端綴じ動作制御部164c」と、集積ガイド45に集積したシート束に折り処理を施す「折り処理制御部164d」と、折り処理後のシート束を断裁揃えする「トリマ制御部164t」で構成されている。
「シート搬送制御部」
上記シート搬送制御部164aは前述の第1搬入経路P1の排紙ローラ25の駆動モータ(不図示)の制御回路に連結され、またこの搬入経路に配置されたシートセンサS1からの検知信号を受信するように構成されている。このシート搬送制御部164aは搬入口23aからのシートを、後処理工程に応じて経路切換手段24を制御する。この制御は画像形成装置Aで設定された後処理工程が「プリントアウト処理工程」、「端綴じ仕上げ工程」のときには第1搬入経路P1にシートを案内するように構成されている。この制御は画像形成装置Aからの排紙指示信号で搬入ローラ23と排紙ローラ25を排紙方向に駆動回転し、シートセンサS1からのシート検出信号に基づいて経路切換手段24を第1搬入経路P1にシートを案内するように動作させる。一方、後処理工程が「シート束折り仕上げ工程」に選択されたときには第2搬入経路P2にシートを案内するように経路切換手段24を動作させるようになっている。
「シート集積動作制御部」
シート集積動作制御部164bは、後処理工程が「プリントアウト処理工程」或いは「端綴じ仕上げ工程」に設定されたとき、前述のスイッチバックローラ26と、アライニング手段51と束搬出手段100を司るように構成されている。このシート集積動作制御部164bは、処理トレイ29にシートを集積するために前記スイッチバックローラ26に備えられた昇降モータMYの駆動回路と、アライニング手段51に備えられたステッピングモータMCの駆動回路に結線されている。そして排紙口25xに配置された排紙センサS2からの検知信号でスイッチバックローラ26を待機位置からシート係合位置に移動し、処理トレイ29上に搬入されたシートをスタックトレイ21側に移送する。その後シート後端がトレイ上に搬入された見込み時間の後、スイッチバックローラ26を逆転させ、シートを処理トレイに配置されたシート端規制手段32に向けて送る。
また、上記シート集積動作制御部164bには処理トレイ上に配置された整合板34L,34RのシフトモータMZ1,MZ2の駆動回路に連結されている。そして、スイッチバックローラ26で送られたシートを整合板34L,34Rで幅寄せ整合するように構成されている。このためシート集積動作制御部164bは左右の整合板34L,34Rをシートサイズに応じて所定範囲でシート幅方向に往復動させようになっている。
上記シート集積動作制御部164bは前述のトレイ排紙口29xに配置されたセンサ手段(マイクロスイッチ)138の検知信号を受信し、このセンサ手段138からの信号でトレイ排紙口29xが開口されているか否かを判別するように構成されている。またシート集積動作制御部164bは、上記センサ手段138の高さ位置を処理トレイ29に集積されたシートの積載量に応じて変更するステッピングモータMTの駆動回路に連結されている。
「端綴じ動作制御部」
端綴じ動作制御部164cは、後処理工程が「端綴じ仕上げ工程」に設定されたとき、端綴じステープルユニット31と、束搬出手段100と、スタックトレイ21の昇降モータMSを司るように構成されている。そこで図示の装置は後処理工程の設定時に仕上げ工程と同時に単綴じモード設定(以下、シングルステープルモード設定)と複数箇所綴じモード設定(以下、マルチステープルモード設定)が図示しないモード設定手段で設定するようになっている。そして、この端綴じステープルユニット31は処理トレイに集積されたシート束のシート集積方向前方側縁に沿って移動し、マルチステープルモードのときには図10(a)に示すように移動しながら複数箇所綴じ、シングルステープルモードのときには図10(b)に示すようにシート束の移動手前若しくは移動奥に移動停止した状態で1箇所に単綴じする。
このため端綴じ動作制御部164cはマルチステープルモードのときには前述のシート束搬出手段100を図10(a)の状態及び図11(a)で示す前方待機位置Gp1に位置させ、シングルステープルモードのときには束搬出手段100を図10(b)の状態及び図11(c)で示す後方待機位置Gp2に位置させるように構成されている。これはマルチステープルモードのときにはステープルユニットをシート幅方向に移動する関係でシート束搬出手段100(可動グリッパ105a、固定グリッパ105b)を綴じ位置の下流側に待機させ、ステープルユニットを移動させる必要のないシングルステープルモードのときには束搬出手段100を綴じ位置の上流側に待機させ、綴じ処理後直ちにその位置からシート束をグリップする動作に入る為である。そこで端綴じ動作制御部164cは束搬出手段100のキャリア部材110を往復動させる駆動アーム126に配置されている駆動モータMHの駆動回路と、走行ベルト116のプーリに連結されている駆動モータMEの駆動回路に連結されている。
また、上記端綴じ動作制御部164cは、図1の画像形成システム若しくは後処理装置Bの起動時には束搬出手段100にイニシャライズ動作を実行させるように上記駆動モータMHと駆動モータMEを制御する。このとき制御部164cはイニシャライズ動作のときには束搬出手段100をホームポジションから図11、16に示す、(a)図の前方待機位置から(c)図の後退位置、次いで(e)図の第2待機位置に移動し、この第2待機位置から(f)図のグリップ位置に移動し、(g)図の搬出位置で停止する。この動作は前述の駆動モータMHの回転制御で実行する。そしてマルチステープルモードのときには(g)図の搬出位置から(a)図の前方待機位置に復帰させ、またシングルステープルモードのときには(g)図の搬出位置から(e)図の第2待機位置に復帰させてイニシャライズ動作を完了する。
更に上記綴じ動作制御部164cは、処理トレイ29の端縁綴じステープルユニット31と集積ガイド45の中綴じステープルユニット40に内蔵された駆動モータMDの駆動回路に結線されている。そして例えば画像形成装置Aからジョブ終了信号で端綴じステープル手段31と中綴じステープル手段40の各駆動モータMDを制御してステープル綴じ動作を実行させるように構成されている。
上述のように構成された制御部は後処理装置Bに次の処理動作を実行させる。
「プリントアウト処理工程」
このプリントアウト処理工程では画像形成装置Aは一連の文書を例えば第1ページから画像形成し、本体排紙口3から順次フェースダウンで搬出し、第1搬入経路P1に送られたシートは排紙ローラ25に導かれる。そこで排紙口25xでシート先端を検出した信号でシート先端が処理トレイ29の正逆転ローラ(前述のスイッチバックローラ)26aに到達する見込み時間の後、シート搬送制御部164aは正逆転ローラ26aを上方待機位置からトレイ上に降下し、この正逆転ローラ26aを図2時計方向に回転する。すると処理トレイ29上に進入したシートはこの正逆転ローラ26aでスタックトレイ21に向けて搬出され、このトレイ上に収納される。このように順次後続するシートをスタックトレイ21に搬出し、このトレイ上に堆積収納する。
従ってこのプリントアウト処理工程では画像形成装置Aで画像形成されたシートは後処理装置Bの第1搬入経路P1を経て、スタックトレイ21に収容され、例えばフェースダウンの姿勢で1ページから順次nページの順に上方に積載収納されることとなる。このプリントアウト処理工程では前述の第2搬入経路P2にはシートは導かれない。
「ステープル綴じ仕上げ工程」
このステープル綴じ仕上げ工程では画像形成装置Aはプリントアウト処理工程の工程と同様に一連の文書を第1ページからnページの順に画像形成し、フェースダウンの状態で本体排紙口3から搬出し、第1搬入経路P1に送られたシートは排紙ローラ25に導かれる。そこで排紙口25xでシート先端を検出した信号でシート先端が処理トレイ29の正逆転ローラ26aに到達する見込み時間の後、シート搬送制御部164aは正逆転ローラ26aを上方待機位置からトレイ上に降下し、この正逆転ローラ26aを図2時計方向に回転する。次いでシート搬送制御部164aはシート後端が処理トレイ29上に搬入した見込み時間の後正逆転ローラ26aを図2反時計方向に回転駆動する。すると排紙口25xから進入したシートは第1搬入経路P1に沿って処理トレイ29上にスイッチバック搬送される。このシート搬送を繰り返すことによって処理トレイ29に一連のシートがフェースダウンの状態で束状に集積される。
尚上述の処理トレイ29上へのシートの集積の都度、制御CPU161は図示しないサイド整合板を動作させ集積するシートの幅方向位置を整合させる。次いで制御CPU161は画像形成装置Aからのジョブ終了信号で端縁綴じステープルユニット31を動作させ処理トレイ上に集積されたシート束の後端縁を綴じ合わせる。このステープル動作の後、制御CPU161は束搬出手段100を移動する。するとステープル綴じされたシート束はスタックトレイ21に搬出収納される。これによって画像形成装置Aで画像形成した一連のシートをステープル綴じしてスタックトレイ21に収納することとなる。
本発明に係わる画像形成システムの全体構成図。 図1のシステムにおける後処理装置(シート取扱い装置)の全体構成図。 図2の後処理装置の要部説明図。 処理トレイの後端規制手段と整合手段の構成説明図。 シート束搬出手段の全体構成を示す斜視図。 シート束搬出手段の平面構造を示す説明図。 シート束搬出手段のガイド機構の説明図。 シート束搬出手段の駆動機構の説明図。 シート束搬出手段のグリップ機構の説明図であり、(a)はシート束をグリップした状態を、(b)はシート束をグリップ解除した状態の説明図、(c)はシート束をスタックトレイに搬出した状態の説明図。 シート束搬出手段の待機位置を示す図であり、(a)は前方待機位置状態、(b)は後方待機位置状態をそれぞれ示す。 シート束搬出手段の動作状態説明図であり、(a)は前方待機位置状態、(b)は第2待機位置に後退する初期状態、(c)は後方待機位置状態を示す。 シート束搬出手段の動作状態説明図であり、(d)はシート束をグリップした状態、(e)はシート束を搬出する状態を、(f)はシート束をスタックトレイ上に移送した状態を示す。 シート束搬出手段の動作状態説明図であり、(g)はシート束をスタックトレイ上に搬出する状態を、(h)はシート束をスタックトレイ上に積載した直後の状態を、(i)は前方待機位置に復帰した状態を示す。 図2の装置における端綴じステープル手段の説明図であり、(a)はその全体構成を、(b)はシート幅方向への移動機構を示す。 図1の画像形成システムにおける制御構成のブロック図。
符号の説明
B 後処理装置(シート処理装置)
Gp1 前方待機位置(第1待機位置)
Gp2 後方待機位置(第2待機位置)
Gp3 グリップ位置
Gp4 束搬出位置
Gp5 グリップ解除位置
ME 駆動モータ
MH 駆動モータ
21 スタックトレイ
29 処理トレイ
29G ガイド溝
31 端綴じステープルユニット(ステープル手段)
32 シート端規制手段
32A 固定ストッパ部材
32B 第1可動ストッパ部材
32C 第2可動ストッパ部材
100 シート束搬出手段(把持手段)
105 把持部材
108 ガイドピン
110 キャリア部材
111 ガイドピン
114 キャリア駆動手段
126 駆動アーム(クランク部材)
127 係合部材駆動手段(把持駆動手段)
161 制御CPU

Claims (6)

  1. シートを順次搬出する排紙口と、
    前記排紙口からのシートを束状に集積する処理トレイと、
    前記処理トレイに集積されたシート束のシート集積方向前方側縁に沿って移動し複数箇所綴じと単綴じとを選択するモード設定可能なステープル手段と、
    前記処理トレイから搬出されるシート束を収容するスタックトレイと、
    前記スタックトレイに向けてシート束を搬出するように上記処理トレイに配置され、前記ステープル手段の移動領域外に位置する第1の待機位置と、その第1の待機位置から前記ステープル手段の移動領域内に位置する第2の待機位置に移動可能なシート束搬出手段と、
    前記シート束搬出手段を、前記ステープル手段の単綴じモード設定で前記第2の待機位置に、前記ステープル手段の複数箇所綴じモード設定で前記第1の待機位置にそれぞれ移動制御するシート束搬出制御手段と、
    を備えて成るシート処理装置。
  2. 前記第1の待機位置は、前記ステープル手段がシート束を複数箇所綴じする綴じ位置よりシート束搬出方向前方に位置し、前記第2の待機位置は、その綴じ位置よりシート束搬出方向後方に位置してなる請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記シート束搬出制御手段は、前記ステープル手段の複数箇所綴じモード設定で前記第1の待機位置に待機させ、前記ステープル手段の単綴じモード設定で前記第1の待機位置から前記第2の待機位置に一旦後退移動させ、その第2の待機位置からシート束搬出方向に前進制御してなる請求項2に記載のシート処理装置。
  4. 前記シート束搬出手段は、
    シート束搬出方向に移動可能に収容されたキャリア部材と、
    前記キャリア部材に搭載され前記処理トレイ上のシート束を把持する把持部材と、
    前記キャリア部材をシート束搬出方向前後に移動するキャリア駆動手段と、
    前記把持部材を前記キャリア部材上でシート束搬出方向前後に移動する把持駆動手段と、
    から構成して成る請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシート処理装置。
  5. 前記処理トレイのシート集積面には前記シート束搬出手段をシート搬出方向に案内するガイド溝が形成され、
    前記シート束搬出制御手段は、前記キャリア部材を前記ガイド溝内でシート束搬出方向前後に移動制御するとともに、前記把持部材を前記第1の待機位置では前記ガイド溝内に没入した待機姿勢となるように制御し、前記把持部材を前記第2の待機位置では前記ガイド溝内からシート集積面の上方に突出した待機姿勢となるように制御してなる請求項4に記載のシート処理装置。
  6. 順次シート上に画像形成する画像形成装置と、
    上記画像形成装置からのシートに後処理を施すシート処理装置と、
    から構成され、
    上記シート処理装置が請求項1乃至5のいずれか一項に記載のシート処理装置からなることを特徴とする画像形成システム。
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