JP4201152B2 - 車両の油圧回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダンプトラックのキャビンなどを、エンジンルームなどの点検・整備を行うために持ち上げる開閉装置には、例えば特開昭59−223575号公報に記載された技術がある。図3は同公報に記載された技術の概略回路図であり、同図を参照して以下に説明する。
【0003】
上下に開閉自在となるよう車体3に軸支されたキャビン1と、ステアリング操作をアシストするアクチュエータ16に圧油を供給自在とし4つのポート7a、7b、7c、7dを有する油圧式パワーステアリングユニット7と、これに圧油を供給する選択で作動の入切が自在な電動ポンプ5と、キャビン1の開閉に供する複動式油圧シリンダ21と、4つのポート22a、22b、22c、22dと2つの切替位置とを有して電動ポンプ5の圧油をパワーステアリングユニット7と油圧シリンダ21とのいずれに供給するかを選択切替自在なステアリング・キャビン切替弁22と、4つのポート23a、23b、23c、23dと2つの切替位置とを有して油圧シリンダ21の伸縮を切替えるキャビン開閉切替弁23と、戻りの油を受けるタンク8とを有するダンプトラックなどの車両において、例えばエンジンルーム点検時に、キャビン1を上下に開閉可能とするように、複動式油圧シリンダ21が、そのロッド側をキャビン1に、またそのボトム側を車体3に取着されている。
【0004】
油圧シリンダ21のボトム側室21a、ロッド側室21bは夫々管路を通じてキャビン開閉切替弁23の夫々第1ポート23a、第2ポート23bに接続される。キャビン開閉切替弁23の第3ポート23cはタンク8に接続され、第4ポート23dはステアリング・キャビン切替弁22の第1ポート22aに接続される。ステアリング・キャビン切替弁22の第2ポート22bはパワーステアリングユニット7の第1ポート7aに接続され、第3ポート22cは電動ポンプ5に接続される。第3ポート22cと電動ポンプ5との間には回路圧力が所定値を超えた場合に圧油をタンク8へ逃がすリリーフ弁18が分岐接続される。ステアリング・キャビン切替弁22の第4ポート22dとパワーステアリングユニット7の第2ポート7bとはタンク8に接続される。パワーステアリングユニット7の第3ポート7cと第4ポート7dとはアクチュエータ16に接続される。
【0005】
次に作動について説明する。ステアリング・キャビン切替弁22が第1切替位置にあれば、第2ポート22bと第3ポート22cとが連通し、第1ポート22aと第4ポート22dとが連通する。このとき通電して電動ポンプ5を作動させれば、電動ポンプ5の圧油はパワーステアリングユニット7の第1ポート7aに供給され、パワーステアリングユニット7が作動可能になる。供給された圧油は、ステアリング操作時には第3ポート7cと第4ポート7dのいずれか一方からアクチュエータ16に送られステアリング操作をアシストしたのちアクチュエータ16から第3ポート7cと第4ポート7dのいずれか他方へ戻り、第2ポート7bからタンク8へ戻される。ステアリング非操作時には、供給された圧油はアクチュエータ16に送られることなくそのまま第2ポート7bからタンク8へ戻される。
【0006】
ところで、キャビン開閉切替弁23は、第1切替位置にあれば、第2ポート23bと第3ポート23cとを連通させ、第1ポート23aと第4ポート23dとを連通させる。そして、第2切替位置にあれば、第1ポート23aと第3ポート23cとを連通させ、第2ポート23bと第4ポート23dとを連通させる。前記の通り、第3ポート23cは常にタンクに通じ、またステアリング・キャビン切替弁22が第1切替位置にあれば第4ポート23dもステアリング・キャビン切替弁22を経てタンク8に通じる。したがってステアリング・キャビン切替弁22が第1切替位置にあれば油圧シリンダ21のボトム側室21aとロッド側室21bとはキャビン開閉切替弁23の切替位置に係わらずタンク8に通じる。
【0007】
ステアリング・キャビン切替弁22が第2切替位置にあれば、第1ポート22aと第3ポート22cとが連通し、第2ポート22bと第4ポート22dとが連通する。このとき通電して電動ポンプ5を作動させれば、電動ポンプ5の圧油はキャビン開閉切替弁23の第4ポート23dに供給される。そして、キャビン開閉切替弁23が第1切替位置にあれば、連通する第4ポート23dと第1ポート23aとを経て油圧シリンダ21のボトム側室21aに圧油が供給され、同時にロッド側室21bの油は連通する第2ポート23bと第3ポート23cとを経てタンク8に戻るので、油圧シリンダ21が伸びてキャビン1を上昇させてエンジンルームを開放する。キャビン開閉切替弁23が第2切替位置にあれば、連通する第4ポート23dと第2ポート23bとを経て油圧シリンダ21のロッド側室21bに圧油が供給され、同時にボトム側室21aの油は連通する第1ポート23aと第3ポート23cとを経てタンク8に戻るので、油圧シリンダ21が縮んでキャビン1を下降させてエンジンルームを閉鎖する。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記の技術では、1つの電動ポンプ5をパワーステアリング用とキャビン開閉用とに兼用しており、それをステアリング・キャビン切替弁22にて選択可能としているがために、以下のような問題がある。ポンプ5が万が一にも故障するか、またはステアリング・キャビン切替弁22が故障して第2切替位置で固定されると、パワーステアリングユニット7に圧油が供給されず、ステアリング操作力が増大して通常の走行は不可能となる。したがって、直ちに車両を路肩に寄せて停め、修理する必要が生じるので、他の交通の妨げになる。また特に油圧機器がキャビンの下方に配置していながらポンプ5が故障した場合、修理のために油圧でキャビンを開放することができず手動でキャビンを開放することになり、修理に時間がかかる。
上記技術による油圧回路において、パワーステアリング回路に替えてまたは加えてショベルやクレーンなどの作業機油圧回路を有する場合も、同様のことが言える。すなわちポンプ5が故障した場合、作業機を動かせないため、ことによっては作業機によって車両が不安定になる姿勢または作業機が修理作業もしくは他の作業の邪魔になる姿勢をとったまま修理しなければならず、修理作業または他の作業の能率を損ねることになる。
【0009】
本発明は上記の問題点に着目してなされたものであり、キャビンまたはその他の開閉部材を開閉可能としつつ、単純な回路構成で、故障などで通常用いるポンプからの圧油の供給が途絶えても、ステアリング操作または作業機操作を可能として、車両の信頼性を確保する油圧回路を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、第1の発明は、第1ポンプからの圧油を、ステアリング操作をアシストするアクチュエータに第1方向切替弁を介して送るパワーステアリング油圧回路を備えた車両の油圧回路であって、開閉用油圧シリンダと第2方向切替弁とを備え、第2方向切替弁を介して開閉用油圧シリンダに圧油を供給自在とすることによって、車両の構成部材であって適宜開閉を必要とされる重量物を、開閉自在としている車両の油圧回路において、第2方向切替弁を介して、前記開閉用油圧シリンダへの圧油の供給と、パワーステアリング油圧回路への圧油の増援とを切り替え可能とされる電動式の第2ポンプと、第1ポンプからの圧油を供給するパワーステアリング油圧回路上の管路に第2ポンプからの圧油が第2方向切替弁を介して増援可能となるように合流接続する接続部と、故障その他のトラブルで第1ポンプからの圧油を供給できない時に、第2ポンプをパワーステアリングの動力源として用いるように、選択で第2ポンプの作動を入切自在とする切替手段とを有することを特徴とする。
【0011】
第1の発明によれば、例えば第1ポンプの故障といった非常時に、第2ポンプの圧油を第2方向切替弁を介してパワーステアリング油圧回路の第1方向切替弁へ供給することで、パワーステアリング機能を確保できる。これによりステアリング操作力が軽いままなので、路上駐車せずに修理作業に適する場所まで車両を避難させることができ、他の交通の妨げになることを避けられる。しかも、第2ポンプは通常時には重量物例えばキャビンの開閉用油圧シリンダへの圧油の供給に使用されており、非常時専用の動力源を追加することがないのでコスト、重量及び場積の増加を抑えられる。その上、第1ポンプはパワーステアリング専用に用いてキャビン開閉用に用いることがないため、第1ポンプと第1方向切替弁との間には従来のようなステアリング・キャビン切替弁を設ける必要がなく、ステアリング・キャビン切替弁の故障でパワーステアリング機能を損ねることがない。また、第2ポンプまたは第2方向切替弁が故障しても、第1ポンプが正常ならば、パワーステアリング油圧回路に影響がなく通常の走行が支障なく行える。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、従来の技術の項で述べたものと共通する部分には、同一の符号を付し、説明は省略する。
【0015】
まずは図1に本発明の第1の実施形態を示す。図示するのは車両の油圧回路図である。車体3に軸支されたキャビン1と、パワーステアリングユニット7と、ポンプ5と、油圧シリンダ2と、4つのポート6a、6b、6c、6dと2つの切替位置とを有して油圧シリンダ2の伸縮を切替えるキャビン開閉切替弁6と、タンク8とを有するダンプトラックなどの車両において、キャビン1を上下に開閉可能とするように、油圧シリンダ2が、そのロッド側をキャビン1に、またそのボトム側を車体3に取着されている。
キャビン1の開閉に供する油圧シリンダ2は単動式であり、キャビン開閉切替弁6を介して、車両に設けられた電動ポンプ4に接続される。電動ポンプ4は、信号的に接続されるスイッチ24とコントローラ25とを有して、スイッチ24により作動の入切を選択自在とされている。コントローラ25は、スイッチ24の入切による信号電流を受けて、電動ポンプ4にその作動を入切させる信号電流を発信自在とする。キャビン開閉切替弁6の第1ポート6a、第2ポート6b、第3ポート6cは夫々電動ポンプ4、タンク8、油圧シリンダ2に接続される。油圧シリンダ2とキャビン開閉切替弁6の第3ポート6cとの間にはスローリターン弁15が設けられ、シリンダ2から流出する方向の油の流れのみを絞っている。キャビン開閉切替弁6の第4ポート6dはポンプ5とパワーステアリングユニット7とを結ぶ管路30に管路30上の点30aで合流接続される。ポンプ5と点30aとの間にはポンプ5への逆流を防止する逆止弁13が設けられ、キャビン開閉切替弁6の第4ポート6dと点30aとの間には電動ポンプ4への逆流を防止する逆止弁14が設けられている。従来の技術の項で述べたリリーフ弁18は点30aに接続され、ポンプ5と電動ポンプ4との両方を過大な圧力上昇から保護している。
【0016】
キャビン開閉切替弁6が第1切替位置にあるとき、第1ポート6aと第4ポート6dとが連通すると共に第2ポート6bと第3ポートと6cとが連通し、シリンダ2は第2ポート6bと第3ポートと6cとを経てタンク8に接続される。このときキャビン1が持ち上がってエンジンルームが開放されていれば、キャビン1が自重でシリンダ2を押し縮めようとして、シリンダ2内の油が抜け、シリンダ2が収縮しキャビン1は降下してエンジンルームを閉鎖する。シリンダ2から抜ける油はスローリターン弁15で絞られるので、キャビン1が急激に落ちることはない。また、キャビン開閉切替弁6の第1ポート6aと第4ポート6dとが連通するので、スイッチ24を入れればコントローラ25からの信号電流により電動ポンプ4が作動し、電動ポンプ4からの圧油は逆止弁14を介して管路30に合流し、パワーステアリングユニット7に流入可能となる。電動ポンプ4からの圧油は逆止弁13でブロックされるのでポンプ5に逆流することはない。したがって、ポンプ5が故障した場合でも、スイッチ24を入れ電動ポンプ4を回すことによってパワーステアリングユニット7に圧油を供給し、応急的にステアリング機能を確保することができる。
【0017】
キャビン開閉切替弁6が第2切替位置にあるとき、第1ポート6aと第3ポート6cとが連通し、シリンダ2は電動ポンプ4に接続される。ここでスイッチ24を入れればコントローラ25からの信号電流により電動ポンプ4が作動し、電動ポンプ4から第1ポート6aと第3ポート6cとを経てシリンダ2に圧油が供給され、シリンダ2が伸長してキャビン1が持ち上がりエンジンルームが開放される。また、キャビン開閉切替弁6の第2ポート6bと第4ポート6dとは連通しタンク8につながるが、逆止弁14の作動によりポンプ5からの圧油がここからタンク8に戻ることはない。
【0018】
以上述べた第1の実施形態によれば、スイッチ24を入れ電動ポンプ4を作動させると共にキャビン開閉切替弁6を切替えることで、キャビン1の揺動が可能となる。また、ポンプ5の故障時でも、ステアリング操作力上昇その他の異常を感じてスイッチ24を入れ、電動ポンプ4を作動させることでパワーステアリングが作動可能となり、走行を続けられる。したがって、路上駐車で他の交通を妨害することなく、修理に適した場所まで車両を移動できる。その一方、ポンプ5の圧油は逆止弁14でブロックされるので、電動ポンプ4、キャビン開閉切替弁6またはシリンダ2に故障が生じても、ポンプ5の圧油によるパワーステアリングの作動には何ら影響がない。したがって、信頼性の高い回路となっている。また、キャビン1の揺動に単動シリンダを用いることで、配管を簡素化してコストダウンが図れる。
【0019】
次に図2に本発明の第2の実施形態を示す。図示するのはダンプトラックの油圧回路図であり、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態の回路は第1の実施形態におけるパワーステアリングユニット7に替えてパワーステアリングユニット17を有する。パワーステアリングユニット17はパワーステアリングユニット7の第1のポート7aに相当する17a、第2のポート7bに相当する17b、第3のポート7cに相当する17cおよび第4のポート7dに相当する17dの他に、第5のポート17eを有する。この第5のポート17eは、第1のポート17aから流入した圧油のうち、アクチュエータ16にる流れる分を差し引いた余剰の圧油を、他のアクチュエータの動力源として用いるために取り出すポートである。もちろんステアリング操作を行わないときは第1のポート17aから流入した圧油の全量が第5のポート7eから流出する。
【0020】
本回路は他に、ダンプトラックの荷台12を昇降させるホイストシリンダ11と、ホイストシリンダ11への圧油の流れを切替えるホイスト切替弁10とを有する。ホイスト切替弁10は3つの切替位置と5つのポート10a、10b、10c、10d、10eを有しており、第1ポート10aはパワーステアリングユニット17の第5ポート17eに、第2ポート10bはタンク8に、第3ポート10cはホイストシリンダ11のボトム側室11aに、第4ポート10dはホイストシリンダ11のロッド側室11bに夫々接続される。そしてホイスト切替弁10の第5ポート10eはキャビン開閉切替弁6の第1ポート6aに接続される。
【0021】
ホイスト切替弁10が第1位置にあると、第1ポート10aと第3ポート10cとが連通し、第2ポート10bと第4ポート10dとが連通し、第5ポート10eはブロックされる。パワーステアリングユニット17から流入する圧油は第1ポート10a、第3ポート10cを経てホイストシリンダ11のボトム側室11aに供給され、ホイストシリンダ11を伸長させて荷台12を上昇させる。ホイストシリンダ11のロッド側室11bの油は第4ポート10d、第2ポート10bを経てタンク8に戻る。ホイスト切替弁10が第2位置(中立位置)にあると、第1ポート10aと第5ポート10eとが連通し、第2ポート10b、第3ポート10c、第4ポート10dはブロックされる。ホイストシリンダ11はその位置で保持され、パワーステアリングユニット17から流入する圧油は第1ポート10a、第5ポート10eを経てキャビン開閉切替弁6に供給される。ホイスト切替弁10が第3位置にあると、第1ポート10aと第4ポート10dとが連通し、第2ポート10bと第3ポート10cとが連通し、第5ポート10eはブロックされる。パワーステアリングユニット17から流入する圧油は第1ポート10a、第4ポート10dを経てホイストシリンダ11のロッド側室11bに供給され、ホイストシリンダ11を収縮させて荷台12を下降させる。ホイストシリンダ11のロッド側室11bの油は第3ポート10c、第2ポート10bを経てタンク8に戻る。
【0022】
以上述べたように、第2実施形態においてステアリング操作を行わず、荷台12の昇降操作も行わない状態でポンプ5を作動させれば、圧油がキャビン開閉切替弁6に供給されるので、キャビン1を開閉させることができる。また、故障などでポンプ5からの圧油が供給されない場合、スイッチ24を入れて電動ポンプ4を作動させることで、ステアリング操作や荷台12の昇降操作が可能となる。そのため、走行を続けて修理に適した場所まで移動できる上、荷台12の昇降操作を行うことにより、荷台12に土砂などを載せた状態または荷台12が上昇して不安定な状態で車両を放置することを避けられる。その際に、電動ポンプ4に近い方から、パワーステアリングユニット17、ホイスト切替弁10、キャビン開閉切替弁6の順に直列に位置しているため、操作のできる優先順位もこの順になる。これはポンプ5が正常に作動しており電動ポンプ4を用いない場合と同じで、最も急を要するステアリング操作が最優先、次に急を要する荷台12の昇降操作が次に優先となる。
【0023】
ただし本実施形態によれば、キャビン開閉切替弁6は第2切替位置(キャビン「上昇」位置)にあると、電動ポンプ4を作動させずともポンプ5からの圧油をシリンダ2に送り込んでキャビン1を開放してしまうため、作業中および走行中に故障または誤操作でキャビン1を意図することなく開放する可能性がある。したがってこれを防止するために、ボルト、可動爪、差込ピンまたはその他の機械的締結手段によって普段はキャビン1を閉鎖状態で固定しておくことが望ましい(もっとも、油圧駆動であれ手動であれ上下に開閉するキャビンは、勝手に開放することのないように締結手段を有するのが普通である)。
機械的締結手段が充分な締結力を有してキャビン1を閉鎖状態で固定しておれば、キャビン開閉切替弁6が第2切替位置に固着してポンプ5からの圧油をシリンダ2に送り込んでもシリンダ2は伸びることができず、圧油はリリーフ弁18よりリリーフされる。この状態からでも、パワーステアリングユニット17を操作すればアクチュエータ16に圧油を供給でき、ホイスト切替弁10を操作すればホイストシリンダ11に圧油を供給できるので、即座に走行や作業に支障をきたすことはない。
【0024】
なお、本発明の実施形態は以上述べた2つに限定されるものではない。
例えば、ポンプ5は電動のものとしたが、エンジンで駆動されるものに置き換えても良い。また、コントローラ25はスイッチ24からの信号によって電動ポンプ4を作動させるだけでなく、例えばコントローラ25に信号的に接続されポンプ5の異常(吐出圧力低下、吐出流量低下、回転数低下又はその他)を検知する検知手段を有すると共に、検知手段がポンプ5の異常を検知して発した信号を受けて電動ポンプ4を作動させる機構を有するものでも良い。
もちろんキャビン1に相当する開閉部材をキャノピ、エンジンフード、ラジエータグリル又はその他に置き換えても良いし、ダンプの荷台12を他の作業機に置き換えても良い。
【0025】
以上本発明の実施形態について図を参照して述べてきたが、いずれの実施形態によっても、キャビンの開閉に供する電動ポンプをパワーステアリングまたは荷台昇降の動力源として増援自在の構成とすることで、通常時用いるパワーステアリングまたは荷台昇降の動力源が故障するといった非常時にもステアリング操作または荷台昇降操作を可能にすることが、非常時専用の動力源を追加することなく実現できる。したがって、例えば走行中の故障であれば、路上駐車することなく修理作業に適する場所まで車両を避難させることができ、他の交通の妨げになることを避けられるし、例えば作業中の故障であれば、作業機が不安定な姿勢や他の作業者の邪魔になる姿勢で放置されることを避けられる。しかも非常時専用の動力源を追加することがないのでコスト、重量及び場積の増加を抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による車両の油圧回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態による車両の油圧回路図である。
【図3】従来の技術による車両の油圧回路図である。
【符号の説明】
1…キャビン、2…油圧シリンダ、4…電動式油圧ポンプ、6…キャビン開閉切替弁、24…スイッチ、25…コントローラ、30…管路、30a…接続点。
Claims (1)
- 第1ポンプからの圧油を、ステアリング操作をアシストするアクチュエータに第1方向切替弁を介して送るパワーステアリング油圧回路を備えた車両の油圧回路であって、開閉用油圧シリンダと第2方向切替弁とを備え、第2方向切替弁を介して開閉用油圧シリンダに圧油を供給自在とすることによって、車両の構成部材であって適宜開閉を必要とされる重量物を、開閉自在としている車両の油圧回路において、
第2方向切替弁(6) を介して、前記開閉用油圧シリンダ(2) への圧油の供給と、パワーステアリング油圧回路への圧油の増援とを切り替え可能とされる電動式の第2ポンプ(4) と、
第1ポンプ (5) からの圧油を供給するパワーステアリング油圧回路上の管路(30)に第2ポンプ(4) からの圧油が第2方向切替弁 (6) を介して増援可能となるように合流接続する接続部(30a) と、
故障その他のトラブルで第1ポンプ(5) からの圧油を供給できない時に、第2ポンプ(4) をパワーステアリングの動力源として用いるように、選択で第2ポンプ(4) の作動を入切自在とする切替手段(24,25) とを有する
ことを特徴とする車両の油圧回路。
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