JP4200147B2 - 微細構造体、カンチレバー、走査型プローブ顕微鏡及び微細構造体の変形量測定方法 - Google Patents

微細構造体、カンチレバー、走査型プローブ顕微鏡及び微細構造体の変形量測定方法 Download PDF

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    • G01Q20/04Self-detecting probes, i.e. wherein the probe itself generates a signal representative of its position, e.g. piezoelectric gauge

Description

本発明は、少なくとも一部が弾性変形を生じる微細構造体、この微細構造体からなるカンチレバー、このカンチレバーを有する走査型プローブ顕微鏡及び微細構造体の変形量を測定する微細構造体の変形量測定方法に関する。
少なくとも一部が弾性変形を生じる微細構造体としては、例えば、走査型プローブ顕微鏡(SPM:Scanning Probe Microscope)の一種である磁気力顕微鏡(MFM:Magnetic Force Microscope)や原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)、あるいは走査型近接場光顕微鏡(SNOM:Scanning Near-field Optical Microscope)を構成するカンチレバー(片持ち梁)がある。
例えば、AFMを構成するカンチレバーは、先端に探針を保持しており、この探針を試料台に固定されている又は高周波振動している試料表面に接近して配置される。レーザービームを光学系を介してカンチレバーの先端下面に設けられた探針近傍上面に照射し、カンチレバー上面からの反射光を上下左右に4分割された光検出器で検出して反射光の強度比率からカンチレバーのたわみ量を計測する。このたわみ量から探針と資料表面に働く原子間力を算出することにより、試料表面の凹凸等の3次元形状を観察する(例えば、特許文献1参照。)。以下、この技術を第1の従来例と呼ぶ。
また、従来のAFMには、上記カンチレバー(プローブ)をピエゾ抵抗素子で構成し、カンチレバーのたわみ量をそのピエゾ抵抗値の変化として検出するものもある。このAFMは、カンチレバーに定電圧バイアスを印加して抵抗変化量として得られた入力電流信号を出力電圧信号に変換する信号検出系と、この信号検出手段の出力電圧信号に含まれるオフセット信号成分を検出して除去するオフセット信号検出系とを有している(例えば、特許文献2参照。)。以下、この技術を第2の従来例と呼ぶ。
特開平6−323843号公報([0008]〜[0009]、図1,図2) 特開2000−304756号公報(請求項1,[0010]〜[0014]、図1,図3)
上記第1の従来例において、良好な測定結果を得るためには、レーザー照射面、カンチレバー先端、光検出器受光面の計3箇所の位置関係を調整し、光検出器受光面の中心に、カンチレバー先端で反射されたレーザービームを精確に照射することが要求される。しかし、上記位置関係の調整にはかなり熟練を要し、AFMの測定部の組立・調整作業が容易ではなかった。また、AFMの構成要素としてレーザー及び光検出器が必須であることから、AFMにおいて測定部が占有するスペースを小さくすることが難しく、このことがAFMの小型化を阻害していた。
この点、上記第2の従来例は、上記第1の従来例が有する問題を解決することができる。ところが、上記第2の従来例では、ピエゾ抵抗素子を用いているので、以下に示す様々な不都合があった。
(1)ピエゾ抵抗素子は、抵抗変化量が極めて小さいので、ホイートストンブリッジ回路等が必要であり、検出回路の構成が複雑である。
(2)ピエゾ抵抗素子は、感圧に寄与する面積が大きいので、微細箇所の局所的な変位を検知できない。
以上説明した第1及び第2の従来例がかかえる不都合は、AFMを構成するカンチレバーだけでなく、加速度、圧力、荷重、変位等の物理量を受けてその少なくとも一部が弾性変形する微細構造体にも同様に当てはまる。即ち、このような微細構造体では、弾性変形する一部又は全部の複数部位の変形量を測定することが要求される場合があるが、上記第1の従来例では、上記したように、レーザー等の各部品の組立・調整の困難さや装置全体の小型化の困難さがある。
一方、上記第2の従来例では、各部位の変形量を同時に測定する場合には、ホイートストンブリッジ回路等を多数設ける必要があり、各ピエゾ抵抗素子に電源を供給する端子、各ピエゾ抵抗素子に流れる電流を検出する端子、これらの端子と外部の電源や測定回路とを接続する配線が面倒である。また、上記第2の従来例では、ピエゾ抵抗素子を形成すべき微細構造体の領域表面が導電性を有している場合、その領域表面に絶縁層を形成する必要がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、微細構造体、カンチレバー、走査型プローブ顕微鏡及び微細構造体の変形量測定方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係る微細構造体は、少なくとも一部が弾性変形を生じる微細構造体であって、前記弾性変形をトンネル効果により検出する複数のセンサが互いの長軸が直交するように設けられており、前記複数のセンサはそれぞれ、単一のトンネル障壁を形成し、金属酸化膜からなる絶縁層と、導電性を有し、前記絶縁層の上面に形成される上部電極と、導電性を有し、前記絶縁層の下面に形成される下部電極とを有し、前記センサは前記微細構造体における前記弾性変形する部分の少なくとも一部をその構成要素として形成されており、前記微細構造体の弾性変形を電気抵抗変化として検出することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の微細構造体に係り、前記センサは、抵抗値と面積との積である面積抵抗率が100kΩ・μm 以下であることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明に係るカンチレバーは、先端を試料表面に接近させた状態で前記試料と相対的に二次元走査させ、前記試料表面と前記先端に働く物理量をたわみ量として検出する走査型プローブ顕微鏡のカンチレバーであって、請求項1又は2に記載の微細構造体により構成したことを特徴とする。
また、請求項4記載の発明に係る走査型プローブ顕微鏡は、 請求項3記載のカンチレバーを有することを特徴とする。
また、請求項記載の発明に係る微細構造体の変形量測定方法は、微細構造体において弾性変形を生ずる部分前記弾性変形をトンネル効果により検出するセンサを互いの長軸が直交するように複数個設け、前記センサは、単一のトンネル障壁を形成し、金属酸化膜からなる絶縁層と、導電性を有し、前記絶縁層の上面に形成される上部電極と、導電性を有し、前記絶縁層の下面に形成される下部電極とを有すると共に、前記微細構造体における前記弾性変形する部分の少なくとも一部を前記センサの構成要素とし、前記複数個のセンサにより前記微細構造体の各部における前記弾性変形を電気抵抗変化としてそれぞれ検出することを特徴とする。
本発明によれば、極めてサイズが小さく、高感度・高性能のセンサを、少なくとも一部が弾性変形を生じる微細構造体の所望の位置に所望の形状・サイズで設けることができる。また、微細構造体の弾性変形を測定する際の部品点数が少ないため、部品の組立・調整が容易である。さらに、センサとして抵抗変化量が極めて小さいピエゾ抵抗素子を用いる場合に比べて、検出回路を小型化できるとともに、構成を簡略化でき、しかも、微細構造体の微細箇所の局所的な変位を検知することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るカンチレバー1及び検出回路2の構成を示す概略斜視図、図2は、図1に示すカンチレバー1を構成するセンサ12の外観構成を示す斜視図である。この例のカンチレバー1は、SPMの一種であるMFMやAFM、あるいはSNOMを構成するものであり、機構部11と、センサ12とから概略構成されている。機構部11は、柱部13と、梁部14と、探針15とから構成されている。柱部13は、少なくとも表面が導体からなり、略直方体状を呈している。梁部14は、少なくとも表面が導体からなり、略直方体状を呈している。梁部14は、一端部14aが柱部13の一側面13aの上端部13aaの略中央に接続されているとともに、他端部14bが略水平に柱部13の垂直軸と直交する方向に延びている。柱部13と梁部14とは一体に形成されており、いわゆる片持ち梁状を呈している。梁部14の他端部14bの下面には、探針15が保持されている。探針15は、略四角錐状を呈しており、先端が下方に向いている。柱部13のサイズは、例えば、横約100μm、縦約100μm、高さ約150μmであり、梁部14のサイズは、例えば、横約200μm、縦約50μm、厚さ約1μmである。
センサ12は、梁部14の一側面14cであって、一端部14a近傍、即ち、梁部14と柱部13との接続部近傍に形成されている。センサ12は、トンネル効果素子の一種であり、図2に示すように、トンネル障壁(バリア)を構成する絶縁層12aと、上部電極12bとから構成されている。絶縁層12aは、例えば、酸化アルミニウム(Al)、酸化マグネシウム(MgO)等からなり、略四角柱状を呈している。絶縁層12aのサイズは、例えば、横約100nm、縦約100nm、厚さ約1nmである。上部電極12bは、例えば、非磁性体であって、良導体であるタンタル(Ta)等からなり、略四角柱状を呈している。上部電極12bのサイズは、例えば、横約100nm、縦約100nm、厚さ約30nmである。なお、図1及び図2において、各部の形状は、上記一例として示した各部のサイズからくる比率とは一致していない。
次に、センサ12のサイズ、形状、材質等を上記したように設定した理由について説明する。まず、センサ12は、微細箇所の局所的な変位を検知するためには、小さければ小さいほど良いことがいうまでもないが、センサ12を小さくすると、一般的には、抵抗値が高くなるとともに、加工上の問題もある。また、センサ12の抵抗値が高い場合(例えば、100MΩ以上)、絶縁層12aの両面間に印加すべき電圧が高くなってしまい、直流電源に一般的でない回路素子を用いなければならなくなる。一方、センサ12の抵抗値が低い場合(例えば、10Ω以下)、絶縁層12aにおいてリーク電流が発生するおそれがある。従って、センサ12の抵抗値は、100Ω〜1MΩであることが好ましい。
センサ12が小さくなってもセンサ12の抵抗値を100Ω〜1MΩに維持するためには、センサ12の抵抗値と面積との積である面積抵抗率RA(Resistance Area Product)を低く抑える必要があり、本発明者らが鋭意検討した結果、面積抵抗率RAは、100kΩ・μm以下であることが好ましいことが判明した。そこで、この実施の形態1では、センサ12は、横約100nm、縦約100nmとしている。
次に、センサ12を構成する絶縁層12aの厚さと面積抵抗率RAとの関係について説明する。まず、本発明者らは、センサ12は、以下に示す動作原理(トンネル効果)に基づいて動作しているものと考えている。
(a)センサ12に加速度、圧力、荷重、変位等の物理量が印加されると、その物理量がトンネル障壁(バリア)を構成する絶縁層12aに伝達され、絶縁層12aが歪む。絶縁層12aの歪みとして最も顕著なものは、絶縁層12aの厚さである。
(b)絶縁層12aの厚さが変化すると、トンネルバリアをトンネルする電子のトンネル遷移確率が変化し、絶縁層12aの抵抗値が対数関数的に変化する。
従って、センサ12において、印加される物理量に対して大きな抵抗値変化を得るためには、絶縁層12aの厚さが重要な要素である。面積抵抗率RAは、センサ12を構成する絶縁層12aを酸化アルミニウム(Al)で構成する際に自然酸化させる前の金属アルミニウムの厚さが1.3nmより薄い領域において、アルミニウムの厚さに対する依存性が大きく、センサ12として大きな抵抗変化が得られることが知られている。1.3nmのアルミニウムは2.0nm〜2.5nmの酸化アルミニウム膜となるので、本実施の形態1では、絶縁層12aの厚さを約1nmとしている。本発明者らは、アルミニウムの厚さが10%変化すると、面積抵抗率RAが70%だけ線形的に変化していることを実験的に求めた。
また、上記したように、センサ12を梁部14の一側面14cであって、一端部14a近傍、即ち、梁部14と柱部13との接続部近傍に形成するのは、梁部14のうち、探針15の変位に応じて最もたわむ部分が上記箇所であるので、この梁部14のたわみ量の変化をセンサ12の上記動作原理に基づいてセンサ12の抵抗値変化として検出することにより、高い検出感度が得られるからである。なお、絶縁層12a及び上部電極12bがいずれも略四角柱状を呈し、トンネル接合部分が矩形状を呈しているのは、加工のしやすさを重視したためであり、絶縁層12a及び上部電極12bの形状及びトンネル接合の形状は、これらの加工上問題がなければ略円柱状及び円形状等、どのような形状でも良い。
以上説明したカンチレバー1のうち、センサ12を構成する絶縁層12a以外は、化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法、真空蒸着法又はスパッタ法等の薄膜形成技術、リソグラフィ(lithography)技術、エッチング技術、メッキ技術等を用いて、形成する。一方、センサ12を構成する絶縁層12aを酸化アルミニウム(Al)で構成する場合には、(1)金属アルミニウムを上記箇所に形成した後、大気中で自然酸化させる方法、(2)金属アルミニウムを上記箇所に形成した後、大気中、真空中でプラズマ酸化法によって酸化させる方法、(3)酸化アルミニウム(Al)膜をCVD法、真空蒸着法又はスパッタ法等の薄膜形成技術で上記箇所に形成する方法、のいずれかの方法を用いて形成する。
検出回路2は、入出力端子2aが銅(Cu)等からなるリード線3を介して柱部13と電気的に接続されている。また、検出回路2は、入出力端子2bが銅等からなるリード線4を介してセンサ12の上部電極12aと電気的に接続されている。検出回路2は、センサ12に一定電圧を印加し又は一定電流を通電して、センサ12の抵抗値変化を電流変化又は電圧変化として検出する。そして、検出回路2は、上記検出結果に基づいて、試料の表面形状を映像化し、図示せぬ表示部に表示する。
次に、以上説明したカンチレバー1をAFMに適用した場合の動作について説明する。まず、表面形状を観察すべき試料を図示せぬXYZステージ上に取り付ける。このXYZステージは、駆動回路により駆動されて、面方向(XY方向)に二次元走査可能に構成されている。次に、図1に示すカンチレバー1を構成する探針15の先端を図示せぬ試料表面に接近させて配置させる。そして、検出回路2は、リード線3、4、柱部13及び梁部14を介してセンサ12に一定電圧を印加し又は一定電流を通電する。
次に、XYZステージを駆動回路で駆動させて面方向(XY方向)に二次元走査を行うと、試料表面と探針15との間に作用する原子間力により探針15を保持するカンチレバー1の梁部14がたわむ。梁部14がたわむことにより、梁部14の一側面14cであって、一端部14a近傍に形成されたセンサ12を構成する絶縁層12aの厚さが変化するので、センサ12の抵抗値が変化する。検出回路2は、このセンサ12の抵抗値変化を電流変化又は電圧変化として検出し、この検出結果に基づいて、試料の表面形状を映像化して図示せぬ表示部に表示する。
このように、本発明の実施の形態1では、梁部14が弾性変形を生じるカンチレバー1には、梁部14の一側面14cであって、一端部14a近傍、即ち、梁部14と柱部13との接続部近傍に、梁部14の弾性変形をトンネル効果により検出するセンサ12が設けられている。このセンサ12は、カンチレバー1自体を下部電極として兼用している。また、本発明の実施の形態1では、極めてサイズが小さく、高感度・高性能のセンサ12をカンチレバー1の製造工程においてカンチレバー1とともに所望の位置に所望の形状・サイズで作製することができる。
従って、第1の従来例がかかえるレーザー等の各部品の組立・調整の困難さや装置全体の小型化の困難さを解決することができる。また、抵抗変化量が極めて小さいピエゾ抵抗素子に比べて、ホイートストンブリッジ回路等が不要なため、検出回路の構成が簡単であるとともに、感圧に寄与する面積が小さいため、微細箇所の局所的な変位を検知できる。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、本発明を走査型プローブ顕微鏡のカンチレバーに適用する例を示したが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、本発明は、マイクロマシン等の微細構造体であって、加速度、圧力、荷重、変位等の物理量を受けてその少なくとも一部が弾性変形する微細構造体にも適用することができる。即ち、このような微細構造体では、弾性変形する一部又は全部の複数部位の変形量を測定することが要求される場合があるが、この実施の形態2においては、以下に示す方法により、この要求に応える。
図3は、本発明の実施の形態2に係る微細構造体の変位量測定方法の一例を説明するための概念図である。図3において、微細構造体21は、少なくとも表面が導体であって、略角柱状を呈しており、全体が弾性変形を生じるものである。この微細構造体21の正面には、所定間隔で、図2に示す複数のセンサ12が設けられている。また、微細構造体21は、図3に示すように、上面に所定の間隔を開けて支持部材22及び23で支持されている。
このような状態において、図3に示すように、微細構造体21の下面略中央部に下方より上方に向かう何らかの力が加わることにより、微細構造体21の略中央部分が所定長さだけ上方にたわんだとする。これにより、微細構造体21の正面に設けられた複数のセンサ12を構成する絶縁層12aは、当該センサ12が設けられている微細構造体21の部位のたわみ量に応じて、その厚さが変化するので、各センサ12の抵抗値が変化する。このとき、各1対のプローブを同時に各センサ12の上部電極12b及びこの上部電極12b近傍の微細構造体21の表面に接触させて、各センサ12の抵抗値を測定する。各1対のプローブにそれぞれ接続された図示せぬ各検出回路は、対応するセンサ12の抵抗値変化を電流変化又は電圧変化として検出する。
このように、本発明の実施の形態2によれば、微細構造体21自体を下部電極として兼用している。従って、上記第2の従来例のようにセンサを設ける領域表面に絶縁層やセンサとの接続端子等を形成する必要がなく、センサを含めた微細構造体21の構成が簡単となる。また、従来測定できなかった弾性変形する一部又は全部の複数部位の変形量を同時に測定することができる。このため、微細構造体21のたわみ量の分布を把握することができる。
実施の形態3.
図4は、本発明の実施の形態3に係るカンチレバー31及び検出回路32の構成を示す概略斜視図、図5は、図4に示すカンチレバー31の部分拡大斜視図である。図4及び図5において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図4及び図5に示すカンチレバー31においては、図1に示すセンサ12に換えて、センサ12x及び12yが新たに形成されている。
センサ12xは、図4及び図5に示すように、梁部14の上面14dであって、一端部14a近傍、即ち、梁部14と柱部13との接続部近傍に梁部14の幅方向(x方向)に平行に形成されている。一方、センサ12yは、図4及び図5に示すように、梁部14の上面14dであって、一端部14a近傍、即ち、梁部14と柱部13との接続部近傍に梁部14の材軸方向(y方向)に平行に形成されている。つまり、センサ12x及び12yは、互いの材軸が直交するように梁部14の上面14dに形成されている。
センサ12x及び12yは、トンネル効果素子の一種であり、図5に示すように、トンネル障壁(バリア)を構成する絶縁層12xa及び12yaと、上部電極12xb及び12ybとからそれぞれ構成されている。絶縁層12xa及び12yaは、例えば、酸化アルミニウム(Al)、酸化マグネシウム(MgO)等からなり、略四角柱状を呈している。絶縁層12xa及び12yaのサイズは、例えば、長さ約100nm、幅約30nm、厚さ約1nmである。上部電極12xb及び12ybは、例えば、非磁性体であって、良導体であるタンタル(Ta)等からなり、略四角柱状を呈している。上部電極12xb及び12ybのサイズは、例えば、長さ約100nm、幅約30nm、厚さ約30nmである。なお、図4及び図5において、各部の形状は、上記一例として示した各部のサイズからくる比率とは一致していない。また、センサ12x及び12yのサイズ、形状、材質等を上記したように設定した理由並びに、センサ12x及び12yの形成方法については、上述した実施の形態1におけるセンサ12について述べたことがそのまま当てはまるので、その説明を省略する。
検出回路32は、入出力端子2aが銅(Cu)等からなるリード線3を介してカンチレバー31の柱部13と電気的に接続されている。また、検出回路32は、入出力端子2bが銅等からなるリード線4を介してセンサ12xの上部電極12xaと電気的に接続されているとともに、入出力端子2cが銅等からなるリード線5を介してセンサ12yの上部電極12yaと電気的に接続されている。検出回路32は、センサ12x及び12yに一定電圧を印加し又は一定電流を通電して、センサ12x及び12yのそれぞれの抵抗値変化を電流変化又は電圧変化としてそれぞれ検出する。そして、検出回路32は、上記検出結果に基づいて、試料の表面形状を映像化し、図示せぬ表示部に表示する。
次に、以上説明したカンチレバー31をAFMに適用した場合の動作について説明する。まず、表面形状を観察すべき試料を図示せぬXYZステージ上に取り付ける。このXYZステージは、駆動回路により駆動されて、面方向(XY方向)に二次元走査可能に構成されている。次に、図4及び図5に示すカンチレバー31を構成する探針15の先端を図示せぬ試料表面に接近させて配置させる。そして、検出回路32は、リード線3〜5、柱部13及び梁部14を介してセンサ12x及び12yそれぞれに一定電圧を印加し又は一定電流を通電する。
次に、XYZステージを駆動回路で駆動させて面方向(XY方向)に二次元走査を行うと、試料表面と探針15との間に作用する原子間力により探針15を保持するカンチレバー1の梁部14がたわむ。梁部14がたわむことにより、梁部14の上面14dであって、一端部14a近傍に形成されたセンサ12x及び12yをそれぞれ構成する絶縁層12xa及び12yaの厚さがそれぞれ変化するので、センサ12x及び12yの抵抗値がそれぞれ変化する。検出回路32は、これらのセンサ12x及び12yの各抵抗値変化を電流変化又は電圧変化として検出し、この検出結果に基づいて、試料の表面形状を映像化して図示せぬ表示部に表示する。
このように、本発明の実施の形態3では、梁部14が弾性変形を生じるカンチレバー31には、梁部14の上面14dであって、一端部14a近傍、即ち、梁部14と柱部13との接続部近傍に、梁部14の弾性変形をトンネル効果により検出するセンサ12x及び12yが梁部14の幅方向及び材軸方向にそれぞれ平行に設けられている。これらのセンサ12x及び12yは、いずれもカンチレバー31自体を下部電極として兼用している。また、本発明の実施の形態3では、極めてサイズが小さく、高感度・高性能のセンサ12x及び12yをカンチレバー31の製造工程においてカンチレバー31とともに所望の位置に所望の形状・サイズで作製することができる。
従って、本発明の実施の形態3によれば、上述した実施の形態1と同様の効果を得ることができるとともに、カンチレバー31の走査方向に対して相対的な傾きも測定することができる。なお、センサ12x及び12yは、カンチレバー31の梁部14の下面であって、一端部14a近傍、即ち、梁部14と柱部13との接続部近傍に梁部14の幅方向及び材軸方向にそれぞれ平行に設けても、上記と同様の効果が得られる。
以上、この実施の形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上述の実施の形態1及び3では、カンチレバー1又は31を固定し、表面形状を観察すべき試料を面方向(XY方向)に二次元走査する例を示したが、これに限定されず、上記資料を固定し、カンチレバー1又は31を面方向(XY方向)に二次元走査しても良い。
また、上述の実施の形態2では、センサ12を、微細構造体21の正面(図3参照)だけに設ける例を示したが、これに限定されない。例えば、センサ12を、微細構造体21の上面又は下面にも設けるようにしても良い。このように構成すれば、微細構造体21のねじれ量等の分布を測定することができる。
また、上述した実施の形態2では、図示せぬ各1対のプローブを同時に各センサ12の上部電極12b及びこの上部電極12b近傍の微細構造体21の表面に接触させて各センサ12の抵抗値を測定する例を示したが、これに限定されない。例えば、微細構造体21に1本のリード線を接続するとともに、各センサ12の上部電極12bにリード線をそれぞれ接続するように構成しても良い。そして、各リード線を図示せぬデジタルマルチメータ等の測定器に接続し、パラレルに又は順次入力を切り替えてシリアルに測定器に各センサ12の抵抗値を取り込むように構成する。このように構成すれば、微細構造体21のたわみ量の分布を簡単に測定することができる。
また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。
本発明の実施の形態1に係るカンチレバー及び検出回路の構成を示す概略斜視図である。 図1に示すカンチレバーを構成するセンサの外観構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る微細構造体の変位量測定方法の一例を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態3に係るカンチレバー及び検出回路の構成を示す概略斜視図である。 図4に示すカンチレバーの部分拡大斜視図である。
符号の説明
1,31 カンチレバー
2,32 検出回路
2a,2b,2c 入出力端子
3〜5 リード線
11 機構部
12,12x,12y センサ
12a,12xa,12ya 絶縁層
12b,12xb,12yb 上部電極
13 柱部
13a,14c 一側面
13aa 上端部
14 梁部
14a 一端部
14b 他端部
14d 上面
15 探針
21 微細構造体
22,23 支持部材

Claims (5)

  1. 少なくとも一部が弾性変形を生じる微細構造体であって、
    前記弾性変形をトンネル効果により検出する複数のセンサが互いの長軸が直交するように設けられており、
    前記複数のセンサはそれぞれ、
    単一のトンネル障壁を形成し、金属酸化膜からなる絶縁層と、
    導電性を有し、前記絶縁層の上面に形成される上部電極と、
    導電性を有し、前記絶縁層の下面に形成される下部電極とを有し、前記センサは前記微細構造体における前記弾性変形する部分の少なくとも一部をその構成要素として形成されており、
    前記微細構造体の弾性変形を電気抵抗変化として検出することを特徴とする微細構造体。
  2. 前記センサは、抵抗値と面積との積である面積抵抗率が100kΩ・μm以下であることを特徴とする請求項記載の微細構造体。
  3. 先端を試料表面に接近させた状態で前記試料と相対的に二次元走査させ、前記試料表面と前記先端に働く物理量をたわみ量として検出する走査型プローブ顕微鏡のカンチレバーであって、
    請求項1又は2に記載の微細構造体により構成したことを特徴とするカンチレバー。
  4. 請求項記載のカンチレバーを有することを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  5. 微細構造体において弾性変形を生ずる部分に前記弾性変形をトンネル効果により検出するセンサを互いの長軸が直交するように複数個設け、
    前記センサは、
    単一のトンネル障壁を形成し、金属酸化膜からなる絶縁層と、
    導電性を有し、前記絶縁層の上面に形成される上部電極と、
    導電性を有し、前記絶縁層の下面に形成される下部電極とを有すると共に、前記微細構造体における前記弾性変形する部分の少なくとも一部を前記センサの構成要素とし、
    前記複数個のセンサにより前記微細構造体の各部における前記弾性変形を電気抵抗変化としてそれぞれ検出することを特徴とする微細構造体の変形量測定方法。
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