JP4199673B2 - El蛍光体積層薄膜およびel素子 - Google Patents

El蛍光体積層薄膜およびel素子 Download PDF

Info

Publication number
JP4199673B2
JP4199673B2 JP2003579511A JP2003579511A JP4199673B2 JP 4199673 B2 JP4199673 B2 JP 4199673B2 JP 2003579511 A JP2003579511 A JP 2003579511A JP 2003579511 A JP2003579511 A JP 2003579511A JP 4199673 B2 JP4199673 B2 JP 4199673B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
phosphor
substrate
oxide
electron injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003579511A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2003081958A1 (ja
Inventor
義彦 矢野
聖樹 高橋
智之 大池
成樹 片岡
Original Assignee
アイファイヤー アイピー コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アイファイヤー アイピー コーポレイション filed Critical アイファイヤー アイピー コーポレイション
Publication of JPWO2003081958A1 publication Critical patent/JPWO2003081958A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4199673B2 publication Critical patent/JP4199673B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/12Light sources with substantially two-dimensional [2D] radiating surfaces
    • H05B33/14Light sources with substantially two-dimensional [2D] radiating surfaces characterised by the chemical or physical composition or the arrangement of the electroluminescent material, or by the simultaneous addition of the electroluminescent material in or onto the light source
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent materials, e.g. electroluminescent or chemiluminescent
    • C09K11/08Luminescent materials, e.g. electroluminescent or chemiluminescent containing inorganic luminescent materials
    • C09K11/77Luminescent materials, e.g. electroluminescent or chemiluminescent containing inorganic luminescent materials containing rare earth metals
    • C09K11/7728Luminescent materials, e.g. electroluminescent or chemiluminescent containing inorganic luminescent materials containing rare earth metals containing europium
    • C09K11/7729Chalcogenides
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/12Light sources with substantially two-dimensional [2D] radiating surfaces
    • H05B33/20Light sources with substantially two-dimensional [2D] radiating surfaces characterised by the chemical or physical composition or the arrangement of the material in which the electroluminescent material is embedded
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Description

EL蛍光体積層薄膜およびEL素子

技術分野

本発明は、EL(エレクトロルミネセンス)素子およびこれに用いられるEL蛍光体、特に酸化物EL蛍光体の薄膜積層構造に関する。

背景技術

近年、小型または、大型軽量のフラットディスプレイパネルとして、薄膜EL素子が盛んに研究されている。図6は、従来のELディスプレイの一例を模式的に示す斜視図である。このEL素子100は、二つの薄膜絶縁層の間に、黄橙色発光のマンガン添加硫化亜鉛(ZnS:Mn)からなる蛍光体薄膜が設けられたモノクロ薄膜ELディスプレイであって、いわゆる二重絶縁型構造を有しており、既に実用化されている。
詳しくは、ガラスからなる基板12の上には所定パターンの下部電極13aが形成されており、その下部電極13a上に下部絶縁層14aとして誘電体薄膜が形成されている。また、その下部絶縁層14a上には、蛍光体薄膜からなる発光層15、および上部絶縁層14bが順次形成されている。さらに、その上部絶縁層14b上には、下部電極13aとマトリクス電極を構成するように上部電極13bが所定パターンで形成されている。なお、発光層15は、輝度向上を図るべく、通常、蛍光体薄膜が成膜された後、基板12の歪み点以下の温度でアニール処理が施されて形成される。
また、近年、セラミックスからなる基板12を用い、下部絶縁層14aに厚膜誘電体層を用いた構造が提案されている。さらに、一側に電極が形成された高誘電率を発現するBaTiO薄板を下部絶縁層14a兼基板12として用いた素子構造も提案されている。このような構造を有する場合、基板としてアルミナ、BaTiOなどのセラミックスを用いるため、蛍光体薄膜からなる発光層15の高温アニールが可能となり、これにより高輝度化が図られる。
さらに、下部絶縁層14aとして厚膜または薄板で構成される誘電体層を用いるため、下部絶縁層14aに薄膜を用いたものに比して絶縁破壊に強く、もって信頼性が高い素子が得られるという利点が奏される。
なお、二重絶縁型構造は必ずしも必要ではなく、また、絶縁層として厚膜または薄板誘電体層のみを有していても構わない。
ところで、現在、パソコン用、TV用、その他表示用に用いられるディスプレイは、カラー化が必要不可欠である。硫化物蛍光体薄膜を用いた薄膜ELディスプレイは、信頼性、および耐環境性に優れるものの、現在のところ、赤色、緑色、および青色の三原色に発光するEL用蛍光体の特性が十分でなく、よって、カラーディスプレイに用いるには不適当とされている。
ここで、赤色、緑色、および青色の各色用の材料としては、以下に示す材料が候補として挙げられ、研究が続けられている。すなわち、青色発光蛍光体としては、母体材料としてSrS、発光中心としてCeを用いたSrS:Ceや、SrGa:Ce、ZnS:Tmなどを例示できる。また、赤色発光蛍光体としては、ZnS:Sm、CaS:Euなどを例示できる。さらに、緑色発光蛍光体としては、ZnS:Tb、CaS:Ceなどを例示できる。
これらの赤色、緑色、および青色の3原色に発光する蛍光体薄膜は、発光輝度、効率、及び色純度が未だ不十分であり、今のところ、これらを用いたカラーEL素子の実用化には至っていない。特に、青色は、SrS:Ceを用いて比較的高輝度な発光が得られてはいるものの、フルカラーディスプレイ用の青色に用いるには色純度が緑側にシフトしているため、更なる青色純度の高い青色発光層の開発が望まれている。
この課題の解決を図るべく、特開平7−122364号公報、特開平8−134440号公報、信学技報EID98-113、19-24ページ、およびJpn.J.Appl.Phys.Vol.38(1999)pp.L1291-1292に述べられているように、SrGa:Ce、CaGa:CeやBaAl:Euなどのチオガレートまたはチオアルミネート系の輝度および色純度に優れる青色蛍光体が開発されつつある。
このように、EL素子用蛍光体としては、これまで硫化亜鉛(ZnS)を中心に、二元、三元の硫化物へと拡張された硫化物組成系が多用されている。しかし、硫化物系材料は一般に水分や湿分に弱いという短所がある。例えば、Alは、空気中の水分と反応し、HSを発生しつつAlへと変化する。そのため、硫化物系材料からなる蛍光体をEL素子に適用する場合、蛍光体の寿命の観点から、水分を遮断して素子を保護するための何らかの手段を設ける必要がある。こうなると、素子構造が複雑になってしまうという問題が生じる。
そして、これらの事情から、近時、化学的に安定な酸化物系蛍光体を発光層に用いた高輝度EL素子の研究開発が活発化している。例えば、Display and Imaging, Vol. 8 suppl., pp83-93において、種々の発光色のEL材料が提案されている。

発明の開示

しかし、本発明者らが、このような酸化物系蛍光体を用いたEL素子の特性について詳細に検討したところ、発光させるための印加電圧(閾電圧)が300〜600Vと硫化物蛍光体材料に比べて高く、また、輝度−電圧特性を表す曲線(L−Vカーブ)に十分な急峻性が認められない。そのため、酸化物系蛍光体を用いたEL素子は、実際のELパネルをマトリックスドライブする上でICに過度の負担がかかってしまい、現在、商品レベルで入手可能なICでは駆動が実質的に不可能である。
そこで、本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、発光開始電圧(「発光閾電圧」ともいう)を十分に低減でき、L−Vカーブにおける急峻な立上り特性を発現することが可能であると共に、輝度を向上させることができるEL蛍光体積層薄膜およびそれを備えるEL素子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者らは、従来の方法で形成されたGa:Eu薄膜を有するEL素子の特性について詳細な検討を行ったところ、当該EL素子は発光閾電圧が260Vと高く、発光輝度は1kHz駆動および300Vの印加電圧で80cd/m程度であり、EL素子を備える実用的なELパネルに適用するには、発光閾電圧及び輝度共に不十分であることが確認された。そして、本発明者らは、これらの知見に基づいて更なる研究を実施し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によるEL蛍光体積層薄膜は、基板上に設けられるものであり、その基板側から、硫化物を含有する下部バッファ薄膜、酸化物からなる母体材料と発光中心とを含有する蛍光体薄膜、および、硫化物を含有する上部バッファ薄膜がこの順で積層されてなる。
このような構成のEL蛍光体積層薄膜では、酸化物母材からなる蛍光体薄膜の両側に硫化物を含有してなる下部および上部バッファ薄膜が形成されており、これらのバッファ薄膜によって蛍光体薄膜への電子注入効果が増強され、発光閾電圧の低下および輝度の向上が共に達成される。
また、バッファ薄膜の電子注入層としての機能を強化する観点より、その膜厚を所定の値に制御することが好ましく、具体的には、前記下部バッファ薄膜および前記上部バッファ薄膜の厚さがともに20〜300nmであると好適である。
より具体的には、下部バッファ薄膜および上部バッファ薄膜に含有される硫化物が硫化亜鉛であるとより好ましい。
さらに、蛍光体薄膜と、下部バッファ薄膜および上部バッファ薄膜のうち少なくともいずれか一方との間に設けられており、且つ酸化物および窒化物のうち少なくともいずれか一方を含有する中間層を備えることが望ましい。こうすれば、EL蛍光体積層薄膜の積層構造における層界面に生じ得る剥離が抑制され、そのような剥離に起因するダークスポットの発生が抑止される。このとき、中間層の厚さが30〜80nmであると好適である。
またさらに、上部バッファ薄膜における蛍光体薄膜が設けられている側と反対側に設けられており、且つ酸化物および窒化物のうち少なくともいずれか一方を含有する上部電子注入薄膜を備えると一層好ましく、或いは、基板と下部バッファ薄膜との間に設けられており、且つ酸化物および窒化物のうち少なくともいずれか一方を含有する下部電子注入薄膜を備えても一層好ましい。
これらの電子注入薄膜により、蛍光体薄膜への電子注入効率がより一層高められ、その観点より、両方の電子注入薄膜を備えることがより好適である。
具体的には、上部電子注入薄膜および上部電子注入薄膜のうち少なくともいずれか一方の電子注入薄膜の厚さが5〜150nmであると特に好適であり、また、それらの電子注入薄膜が酸化アルミニウムからなると有用である。
また、本発明によるEL素子は、基板と、その上に形成された本発明のEL蛍光体積層薄膜、つまり、その基板上に、その基板側から、硫化物を含有する下部バッファ薄膜、酸化物からなる母体材料と発光中心とを含有する蛍光体薄膜、および、硫化物を含有する上部バッファ薄膜がこの順で積層されてなるEL蛍光体薄膜とを備えるものである。
また、本発明は以下のように記述することもできる。すなわち;
(a)基板上に形成されたEL蛍光体積層薄膜であって、基板側から、硫化物を含有する下部バッファ薄膜、酸化物からなる母体材料と発光中心とを含有する蛍光体薄膜、および、硫化物を含有する上部バッファ薄膜をこの順で有し、下部バッファ薄膜および上部バッファ薄膜の厚さが20〜300nmであるEL蛍光体積層薄膜。
(b)下部バッファ薄膜および上部バッファ薄膜に含有される硫化物が硫化亜鉛である上記(a)のEL蛍光体積層薄膜。
(c)蛍光体薄膜と下部バッファ薄膜との間および蛍光体薄膜と上部バッファ薄膜との間に、酸化物および/または窒化物を含有し、厚さが30〜80nmである中間層が設けられている上記(a)または(b)のEL蛍光体積層薄膜。
(d)上部バッファ薄膜の蛍光体薄膜とは反対側に、酸化物および/または窒化物を含有し、厚さが5〜150nmである上部電子注入薄膜を有する上記(a)〜(c)のいずれかのEL蛍光体積層薄膜。
(e)上部電子注入薄膜に含有される酸化物が酸化アルミニウムである上記(d)のEL蛍光体積層薄膜。
(f)基板と下部バッファ薄膜との間に、酸化物および/または窒化物を含有し、厚さが5〜150nmである下部電子注入薄膜が設けられている上記(d)または(e)のEL蛍光体積層薄膜。
(g)下部電子注入薄膜に含有される酸化物が酸化アルミニウムである上記(f)のEL蛍光体積層薄膜。
(h)上記(a)〜(g)のいずれかのEL蛍光体積層薄膜を有するEL素子。

図面の簡単な説明

図1は、本発明によるEL素子の第4実施形態の要部を示す断面図である。
図2は、本発明によるEL素子の第3実施形態の要部を示す断面図である。
図3は、本発明によるEL素子の第2実施形態の要部を示す断面図である。
図4は、本発明によるEL素子の第5実施形態の要部を示す断面図である。
図5は、本発明によるEL素子の第1実施形態の要部を示す斜視図である。
図6は、従来のELディスプレイの一例を模式的に示す斜視図である。

発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図示の便宜上、図面の寸法比率は図示の値に限定されず、また説明のものと必ずしも一致しない。さらに、上下左右等の位置関係については、特に明示しない限り、図面における位置関係に基づくものとする。
[第1実施形態]
図5は、本発明によるEL素子の第1実施形態の要部を示す斜視図である。EL素子101は、基板2上に、下部電極3a、絶縁層4、発光層5、および上部電極3bがこの順に積層されてなる構成のEL素子を備えている。また、下部電極3aおよび上部電極3bには、交流電源が接続されるようになっている。
(基板2)
基板2として用いる材料は、EL素子101を構成するEL素子の各層の形成温度、および、EL素子を形成する際に後述するアニール処理を実施する場合の温度に耐え得るように、耐熱温度または融点が好ましくは600℃以上、より好ましくは700℃以上、さらに好ましくは800℃以上のものが望ましい。
また、基板2上に形成される発光層5等の機能性薄膜を積層してEL素子が形成でき、所定の強度を維持できるものであれば特に限定されるものではない。
具体的には、ガラスまたは、アルミナ(Al)、フォルステライト(2MgO・SiO)、ステアタイト(MgO・SiO)、ムライト(3Al・2SiO)、ベリリア(BeO)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ケイ素(Si)、炭化ケイ素(SiC+BeO)などのセラミック基板、結晶化ガラスなどの耐熱性ガラス基板が挙げられる。
これらのなかでも、耐熱温度が1000℃程度以上であることから、アルミナ基板および結晶化ガラス基板が特に好ましい。また、熱伝導性が必要な場合には、ベリリア、窒化アルミニウム、炭化ケイ素などを用いることが好ましい。
さらに、これらのほかに、石英、熱酸化シリコンウエハー等、チタン、ステンレス、インコネル、鉄系などの金属基板を用いることもできる。金属等の導電性基板を用いる場合には、内部に電極を有する厚膜が基板2上に形成された構造が好ましい。
(電極3a,3b)
下部電極3aは、通常、絶縁層4内に形成される。下部電極3aは、発光層5の熱処理時に高温に曝され、また、絶縁層4を後述する厚膜で構成する場合には、その絶縁層4の形成時にも高温に曝される。したがって、下部電極3aは、耐熱性に優れることが好ましく、具体的には金属電極であるとより好ましい。
金属電極としては、主成分としてパラジウム、ロジウム、イリジウム、レニウム、ルテニウム、白金、銀、タンタル、ニッケル、クロム、チタンなの一種または二種以上を含有するような通常用いられるものを例示できる。
一方、上部電極3bは、通常、発光を基板2とは反対側から取り出すため、所定の発光波長域において透光性を有する電極、例えばZnO、ITO、IZOなどからなる透明電極であることが好ましい。
ITOは、通常InとSnOとを化学量論組成で含有するものであるが、O量は多少これから偏倚していてもよい。ITOにおけるInに対するSnOの含有割合(混合比)は、好ましくは1〜20質量%、より好ましくは5〜12質量%である。また、IZOにおけるInに対するZnOの含有割合(混合比)は、通常、12〜32質量%程度とされる。なお、基板2として透明基板を用い、基板2側から発光を取り出す場合には、下部電極3aが透明電極とされる。
また、電極3a,3bは、シリコンを主成分として含有するものであってもよい。このシリコン電極としては、多結晶シリコン(p−Si)であってもアモルファスシリコン(a−Si)であってもよく、必要に応じて単結晶シリコンであってもよい。
シリコン電極には、通常、導電性を確保するため不純物がドープされる。この不純物として用いられるドーパントとしては、所望の導電性を確保し得るものであればよく、シリコン半導体に一般に用いられている通常のドーパント物質を用いることができる。具体的には、B、P、As、SbおよびAlが好ましい。また、シリコン電極中のドーパント濃度は、0.001〜5原子%程度が好ましい。
電極3a,3bの形成方法は、特に制限されず、例えば蒸着法、スパッタ法、CVD法、ゾルゲル法、印刷焼成法などの公知の方法から適宜選択して用いることができる。殊に、下部電極3aを誘電体厚膜からなる絶縁層4の内部に含まれるように設ける場合、下部電極3aはその誘電体厚膜と同じ方法で形成されることが好ましい。
電極3a,3bの抵抗率は、発光層5に効率よく電界を付与すべく、好ましくは1Ω・cm以下、より好ましくは0.003〜0.1Ω・cmとすることが望ましい。電極3a,3bの膜厚は、それらの構成材料によって異なるものの、50〜2000nmであると好ましく、100〜1000nm程度であるとより好ましい。
(絶縁層4)
絶縁層4には誘電体厚膜が好ましく用いられ、その材料としては、公知の誘電体厚膜材料を用いることができる。誘電体厚膜材料としては、比誘電率が比較的大きいものが好ましく、例えば、チタン酸鉛系、ニオブ酸鉛系、チタン酸バリウム系などの材料がより好ましい。
誘電体厚膜の抵抗率は、好ましくは10Ω・cm以上とされ、特に好ましくは1010〜1018Ω・cm程度とされる。また、比較的高い比誘電率を有する物質であることが好ましく、その比誘電率εとしては、好ましくはε=100〜10000程度である。さらに、誘電体厚膜の膜厚としては、5〜50μmであると好ましく、10〜30μmであるとより好ましい。
このような誘電体厚膜からなる絶縁層4の形成方法は、特に限定されないが、所定厚さの膜が比較的容易に得られる方法が好ましく、例えばゾルゲル法、印刷焼成法などを例示できる。印刷焼成法を用いる場合の手順としては、例えば、まず、材料の粒度を適宜調製し、バインダと混合し、適度な粘度を発現するペーストとする。次に、下部電極3aが形成された基板2上に、スクリーン印刷法によってそのペーストを付着させ、さらに乾燥させてグリーンシートとする。それから、このグリーンシートを所定の温度で焼成することにより、厚膜を得る。
(発光層5)
発光層5は、酸化物からなる母体材料と発光中心とを含有する蛍光体薄膜を備えており、後述する本発明のEL素子に係る他の実施形態に備わる本発明のEL蛍光体積層薄膜50,60,70,80と同等の積層構成を有するものである。これらの構成については、後に詳説する。
[第2実施形態]
図3は、本発明によるEL素子の第2実施形態の要部を示す断面図である。EL素子102は、基板2上に、下部電極3a、下部絶縁層4a、EL蛍光体積層薄膜50、上部絶縁層4b、上部電極3bがこの順に積層された構成のEL素子を備えるものである。EL蛍光体積層薄膜50は、基板2側から、下部バッファ薄膜52a、蛍光体薄膜51、および上部バッファ薄膜52bがこの順で積層されてなっている。
(絶縁層4a,4b)
下部絶縁層4aは、図5に示すEL素子101を構成する絶縁層4と同様の材料および同様の形成方法によって得ることが可能である。
一方、上部絶縁層4bには薄膜絶縁層が好ましく用いられ、その材料としては、例えば酸化ケイ素(SiO)、窒化ケイ素(Si)、酸化タンタル(Ta)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)、酸化イットリウム(Y)、チタン酸バリウム(BaTiO)、チタン酸鉛(PbTiO)、PZT、ジルコニア(ZrO)、シリコンオキシナイトライド(SiON)、アルミナ(Al)、ニオブ酸鉛、PMN−PT系材料、および、これらの多層または混合薄膜などが挙げられる。
これらの材料で上部絶縁層4bを形成する方法は特に制限されず、例えば蒸着法、スパッタ法、CVD法などの公知の方法を用いることができる。その場合の上部絶縁層4bの膜厚は、好ましくは50〜1000nm、特に好ましくは100〜500nm程度とされる。なお、上部絶縁層4bは設けなくてもよい。
(蛍光体薄膜51)
蛍光体薄膜51は、酸化物からなる母体材料と発光中心とを含有してなる本発明の蛍光体薄膜から構成されている。この母体材料は特に限定されず、例えば、Ga等のガレート、ZnGa、アルカリ土類ガレート(SrGa、SrGa、CaGa、MgGa等)、アルカリ土類アルミネート、アルカリ土類インデート、ZnSiO、Zn(Si,Ge)O、CaO、Ga、GeO、Y、Gd、Sr、YSiOなどが挙げられる。発光中心は、希土類元素や遷移金属元素、例えばEu、Tb、Dy、Ce、Tm、Mn、Cr、Ti、およびPbなどから、目的とする発光色に応じて適宜選択して用いることができ、これらは単独で用いてもよいし、二種以上併用してもよい。
発光中心の含有量は、発光中心と酸化物母体材料(ホスト)との組み合わせによる発光メカニズムの相違に依存するものの、通常、ホスト材に対して0.1〜10原子%であることが好ましい。
また、発光輝度および発光効率が共に優れたEL素子を備えるEL素子を得るためには、蛍光体薄膜51の膜厚を好ましくは50〜700nm、より好ましくは100〜300nmとすると好適である。この膜厚が700nmを超えると駆動電圧が不都合な程に上昇してしまうおそれがあると共に、発光層5の剥離が生じ易くなる傾向にある。一方、この膜厚が50nm未満となると、発光効率の低下を招くおそれがある。
このような本発明の蛍光体薄膜からなる蛍光体薄膜51を形成するには、例えば、以下に説明する蒸着法を用いることが好ましい。ここでは、MgGa:Euからなる蛍光体薄膜51を例にとり、その製法の手順について説明する。
まず、MgGa:Eu膜を形成するための蒸発源として、発光中心としてのEuが添加された酸化マグネシウムペレットと、酸化ガリウムペレットとを作製する。次いで、公知の方法で下部電極3aが形成された基板2とこれらの蒸発源ペレットを酸素ガスが導入された真空槽(処理チャンバ)内に設置し、二元EB(電子ビーム)蒸着を実施する。この蒸着処理を所定時間行うことにより、MgGa:Eu膜が堆積されてなる蛍光体薄膜51が形成される。
ここで、酸素ガスを導入するのは、形成される薄膜の酸素量が不足することを避けるためであり、この酸素ガスと蒸発物質とが反応し酸化物が生成され補われる。このように二元蒸着法を用いることにより、微量のEuを蛍光体薄膜51中に均一に分散させ易くなる利点がある。
また、発光中心であるEuは、金属、フッ化物、酸化物または硫化物の化学形態で原料に添加される。蒸発源のEu含有量と、その蒸発源を用いて形成された薄膜中のEu含有量とは通常異なるので、薄膜中において所望の含有量となるように蒸発源中のEu含有量を調整する。
さらに、蒸着中の基板2の温度は、好ましくは室温〜600℃、より好ましくは150〜300℃とされる。この基板温度が600℃を超えると、形成される発光層5表面の凹凸が過度に増大したり、発光層5を構成する薄膜中にピンホールが発生し易くなり、そのためEL素子のリーク電流が過度に増大するといった問題が生じ易くなる。または、発光層5が例えば褐色に色付いてしまうこともあり得る。
またさらに、蒸着時の真空層内の圧力は、好ましくは1.33×10−4〜1.33×10−1Pa(1×10−6〜1×10−3Torr)とされる。このとき、酸素ガスなどのガスを導入することにより圧力を調整して、6.65×10−3〜6.65×10−2Pa(5×10−5〜5×10−4Torr)とすることができる。
この圧力が1.33×10−4を超えると、場合によってはEガン(電子銃)の動作が不安定となってしまい発光層5の組成制御を行うことが極めて困難となる傾向にある。なお、酸素ガスなどのガス導入量は、真空系(真空槽に接続された排気系)の能力にもよるが、好ましくは5〜200sccm、より好ましくは10〜30sccmとすることが望ましい。
また、必要に応じて、蒸着時に基板2を移動または回転させてもよい。基板2を移動または回転させることにより、膜組成が均一となり、蛍光体薄膜51における膜厚分布のバラツキを低減できる。
このように基板2を回転させる場合、その回転速度としては、好ましくは10回/分以上、より好ましくは10〜50回/分 、特に好ましくは10〜30回/分程度である。この回転速度が50回/分を超えると、真空槽によっては封止が破られてしまうことがある。一方、また、10回/分を下回ると、蛍光体薄膜51においてその膜厚方向に組成ムラが生じ易くなる場合があり、こうなると、形成される蛍光体薄膜51の特性が不都合な程に低下してしまうおそれがある。
なお、基板2を回転させる手段としては特に制限されず、モータ、油圧回転機構等の動力源と、ギア、ベルト、プーリー等とを組み合わせた動力伝達機構・減速機構等を用いた公知の回転機構によって構成することができる。
さらに、蒸発源や基板2を加熱する手段も特に制限されず、所定の熱容量、反応性等を備えたものであればよく、例えばタンタル線ヒータ、シースヒータ、カーボンヒータ等が挙げられる。このような加熱手段による加熱温度は、好ましくは100〜1400℃程度とされ、温度制御の精度は、好ましくは1000℃で±1℃、より好ましくは±0.5℃程度とされる。
また、形成された蛍光体薄膜51は、高結晶性の蛍光体薄膜からなることが好ましい。蛍光体薄膜51の結晶性の評価は、例えばX線回折により行うことができる。この結晶性を高めるには、基板2の加熱温度を極力高温にすると好適であり、また、蛍光体薄膜51を形成した後に、真空中、N中、Ar中、S蒸気中、HS中、空気中、酸素中などでアニール処理を施すことも効果的である。
特に、上述した二元蒸着法によって薄膜を形成し、その後、酸化雰囲気中でアニール処理を施すと、蛍光体薄膜51の輝度をより一層高めることができるので好ましい。
この際、アニール処理時の酸化性雰囲気としては、空気または空気より酸素濃度の高い雰囲気が好ましい。アニール温度は、通常、500〜1000℃の範囲、特に600〜800℃の範囲内に設定すると良好である。
(バッファ薄膜52a,52b)
蛍光体薄膜51の両側に設けられた下部バッファ薄膜52aおよび上部バッファ薄膜52bは、EL蛍光体積層薄膜50に注入された電子を更に加速して蛍光体薄膜51に注入する電子注入増強層として機能するものである。このような両バッファ薄膜52a,52bの電子注入増強効果により、従来250V以上であった酸化物蛍光体薄膜の発光閾電圧を180V以下に低下させることが可能となる。
バッファ薄膜52a,52bの機能を十分に発揮させるためには、これらの膜厚制御を行うことが望ましい。具体的には、バッファ薄膜52a,52bの厚さが、20〜300nmであると好ましく、50〜200nmであるとより好ましい。ただし、より好適な膜厚は、酸化物蛍光体材料の種類に依存する場合があり、したがって、より具体的には、この好適な範囲内で酸化物蛍光体材料の種類に応じて適宜決定することができる。
バッファ薄膜52a,52bの膜厚が20nm未満となると、前述した電子注入増強層としての機能が顕著に低下してしまうおそれがある。具体的には、発光閾電圧が上昇してEL素子を発光駆動させるための電圧が不都合な程度に増大してしまう。一方、バッファ薄膜52a,52bは絶縁体であることから、これらの膜厚が200nmを超えると、EL蛍光体積層薄膜50のキャパシタンスが実効的に過度に増大してしまい、その結果、EL素子102の発光閾電圧が不都合な程度に上昇してしまうおそれがある。
また、バッファ薄膜52a,52bとしては、硫化物を含有してなる薄膜とされ、硫化物からなる薄膜であると特に好ましい。硫化物としては、例えば、硫化イットリウム(Y)などの希土類硫化物、硫化亜鉛(ZnS)、硫化マグネシウム(MgS)、硫化ストロンチウム(SrS)、硫化カルシウム(CaS)、硫化バリウム(BaS)が挙げられる。これらの硫化物のなかでは、蛍光体薄膜51への注入加速特性により優れる観点から、ZnSが特に好ましい。
バッファ薄膜52a,52bには、これらのうち一種を用いてもよく、二種以上組み合わせて用いてもよい。また、混合層としてもよいし、組成の異なる二層以上の薄膜を積層して用いても構わない。
このようなバッファ薄膜52a,52bを形成する方法は特に制限されず、例えば、蒸着法、スパッタ法、CVD法、ゾルゲル法などの公知の方法を用いることができる。
このように構成されたEL素子102によれば、酸化物母材材料を含む蛍光体薄膜51の両側に硫化物を含んでなるバッファ薄膜52a,52bを備えるので、蛍光体薄膜51への電子注入効率が格段に高められる。よって、発光閾電圧を十分に低下させることができると共にL−Vカーブにおける急峻な立ち上がり特性を実現でき、しかも輝度を向上させることが可能となる。
[第3実施形態]
図2は、本発明によるEL素子の第3実施形態の要部を示す断面図である。EL素子103は、EL蛍光体積層薄膜50の代わりにEL蛍光体積層薄膜60を備えること以外は、図3に示すEL素子102と同様に構成されたものである。EL蛍光体積層薄膜60は、上部バッファ薄膜52b上に更に上部電子注入薄膜53bが形成されたこと以外は、EL蛍光体積層薄膜50と同様の構成を有する。
上部電子注入薄膜53bは、酸化物および/または窒化物を含有する。この上部電子注入薄膜53bは、蛍光体薄膜51への電子注入層として機能するものであり、バッファ薄膜52bと共に設けることにより、更なる輝度向上を図ることができる。なお、上部電子注入薄膜53bの詳細については、後述する第4実施形態において説明する。
[第4実施形態]
図1は、本発明によるEL素子の第4実施形態の要部を示す断面図である。EL素子104は、EL蛍光体積層薄膜60の代わりにEL蛍光体積層薄膜70を備えること以外は、図2に示すEL素子103と同様に構成されたものである。
EL蛍光体積層薄膜70は、下部バッファ薄膜52aの基板2側に下部電子注入薄膜53aを有すること以外は、EL蛍光体積層薄膜60と同様に構成されたものである。すなわち、EL素子104では、蛍光体薄膜51の両側にバッファ薄膜52a,52bが設けられ、その両側に電子注入薄膜53a,53bが更に設けられている。こうすることにより、更に高い輝度を得ることが可能となる。
(電子注入薄膜53a,53b)
バッファ薄膜52a,52bと同様、電子注入薄膜53a,53bの機能を十分に発揮させるためには、これらの膜厚制御を行うことが望ましい。電子注入薄膜53a,53bの厚さが、5〜150nmであると好ましく、10〜100nmであるとより好ましい。また、下部電子注入薄膜53aの厚さは10〜50nmであると特に好ましく、上部電子注入薄膜53bの厚さは10〜70nmであると特に好ましい。
また、電子注入薄膜53a,53bとしては、酸化物および/または窒化物を含有する薄膜、すなわち、酸化物、窒化物および酸窒化物のうち少なくとも一種を含有する薄膜が好ましく、酸化物、窒化物または酸窒化物からなる薄膜であるとより好ましい。
このような酸化物、窒化物または酸窒化物としては、例えば、酸化イットリウム(Y)などの希土類酸化物、酸化ケイ素(SiO)、窒化ケイ素(Si)、酸化タンタル(Ta)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)、チタン酸バリウム(BaTiO)、ジルコニア(ZrO)、ハフニア(HfO)、シリコンオキシナイトライド(SiON)、アルミナ(Al)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)が挙げられる。
これらのなかでは、蛍光体薄膜51への電子注入特性により優れる観点から、酸化イットリウム(Y)などの希土類金属酸化物、アルミナ(Al)、ジルコニア(ZrO)またはハフニア(HfO)がより好ましく、これらのなかでもアルミナ(Al)が特に好ましい。
電子注入薄膜53a,53bには、これらのうち一種を用いてもよく、二種以上組み合わせて用いてもよい。また、混合層としてもよいし、組成の異なる二層以上の薄膜を積層して用いても構わない。
なお、いずれの場合においても、EL蛍光体積層薄膜60,70を酸化性雰囲気中でアニール処理する際には、EL蛍光体積層薄膜60,70の最上層として、上述した好適な厚さの電子注入薄膜53a,53bが存在すればよい。これにより、酸化性雰囲気中でのアニール処理において、最上層として存在する電子注入薄膜53bが蛍光体薄膜51の過度の酸化を防止する酸化制御層として機能する。
このような電子注入薄膜53a,53bを形成する方法は特に制限されず、例えば、蒸着法、スパッタ法、CVD法、ゾルゲル法などの公知の方法を用いることができる。
なお、上述したバッファ薄膜52a,52bおよび電子注入薄膜53a,53bは、図5に示される従来の二重絶縁型構造における絶縁層、すなわち電荷をブロッキングする層とは機能が全く異なるものである。また、先述したような好適な範囲の厚さのバッファ薄膜52a,52bおよび電子注入薄膜53a,53bがEL蛍光体積層薄膜として極めて好適であることは、従来知られていない。
[第5実施形態]
図4は、本発明によるEL素子の第5実施形態の要部を示す断面図である。EL素子105は、EL蛍光体積層薄膜70の代わりにEL蛍光体積層薄膜80を備えること以外は、図1に示すEL素子104と同様に構成されたものである。
EL蛍光体積層薄膜80は、蛍光体薄膜51と下部バッファ薄膜52aとの間、および、蛍光体薄膜51と上部バッファ薄膜52bとの間に、それぞれ下部中間層54aおよび上部中間層54bを有すること以外は、EL蛍光体積層薄膜70と同様に構成されたものである。すなわち、EL素子105では、蛍光体薄膜51の両側に中間層54a,54bが設けられ、その両側にバッファ薄膜52a,52bが設けられ、さらにその両側に電子注入薄膜53a,53bが設けられている。こうすることにより、更に高い輝度を得ることが可能となる。
(中間層54a,54b)
中間層54a,54bとしては特に制限はないものの、酸化物母体材料を含む蛍光体薄膜51および硫化物を含んでなるバッファ薄膜52a,52bの両者との整合性に優れる材料から構成することが好ましい。具体的には、酸化物および/または窒化物を含有する薄膜、すなわち、酸化物、窒化物および酸窒化物の少なくとも1種を含有する薄膜、特に酸化物、窒化物または酸窒化物からなる薄膜であるとより好ましい。
中間層54a,54bに用い得る好適な酸化物、窒化物および酸窒化物としては、例えば、酸化イットリウム(Y)などの希土類酸化物、酸化ケイ素(SiO)、窒化ケイ素(Si)、酸化タンタル(Ta)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)、チタン酸バリウム(BaTiO)、ジルコニア(ZrO)、ハフニア(HfO)、シリコンオキシナイトライド(SiON)、アルミナ(Al)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)が挙げられる。これらのうち、酸化イットリウム(Y)などの希土類酸化物、アルミナ(Al)、ジルコニア(ZrO)、ハフニア(HfO)などが好ましく、特に、バッファ薄膜52a,52bがZnS薄膜である場合には、中間層54a,54bとしてはアルミナ(Al)がより好ましい。
ところで、これらの本発明によるEL素子102,103,104,105にそれぞれ備わるEL蛍光体積層薄膜50,60,70,80は、酸化物を母体材料とする蛍光体薄膜51と硫化物を含んでなるバッファ薄膜52a,52bとが積層された構造をなしている。
一般に、酸化物薄膜と硫化物薄膜とは密着性が不十分な傾向にあり、両薄膜の界面で剥離が生じてしまうことがある。そのような剥離が生じた場合、顕微鏡で視認できることもあるが、通常はEL素子として連続駆動したときに、発光しない点(ダークスポット)が観察され、これにより間接的に確認できる。つまり、このダークスポットは、積層薄膜内において微小な剥離が生じるために発生すると考えられる。
また、中間層54a,54bの厚さは、好ましくは30〜80nmとされる。この厚さが80nmを上回ると、バッファ薄膜52a,52bを通して蛍光体薄膜51に注入される電子のエネルギー低下が顕著となり、駆動電圧の上昇および発光輝度の低下を招くおそれがある。一方、この厚さが30nmを下回ると、十分な剥離防止効果が得られない。したがって、中間層54a,54bをかかる好適な範囲の厚さとすることにより、発光輝度および発光効率の双方の低下を防ぎつつ、剥離の発生を十分に防止することが可能となる。
以上、本発明を各実施形態に基づいて詳細に説明したが、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。例えば、EL蛍光体積層薄膜50,60,70,80は、蛍光体薄膜51を単一ではなく複数備えていてもよい。このとき、電子注入薄膜53a,53bを設けずにバッファ薄膜52a,52bのみを設けてももちろんよいが、この場合には、複数の蛍光体薄膜とバッファ薄膜52a,52bとが交互に積層され、かつ、EL蛍光体積層薄膜60,70の最外層としてバッファ薄膜52a,52bが存在するように構成されることが好ましい。
また、更に電子注入薄膜53a,53bをも設ける場合には、二層のバッファ薄膜52a,52b間に複数の蛍光体薄膜が挟設されてなる構造単位が電子注入薄膜53a,53bを挟むように複数積層され、かつ、EL蛍光体積層薄膜70の最外層として電子注入薄膜53a,53bが存在するように構成されることが好ましい。
さらに、バッファ薄膜52a,52bと電子注入薄膜53a,53bとは必ずしも接触していなくてもよいが、電子注入効率を高める観点から、図1及び2に示す如く、両者は互いに接するように設けられることが好ましい。
またさらに、絶縁層4,4a,4b、発光層5またはEL蛍光体積層薄膜50,60,70、および電極3a,3bのうち互いに隣接する層間に、密着性の更なる向上、応力の緩和、あるいは層材料の反応制御といった観点から中間層を適宜設けてもよい。また、絶縁層4,4aに厚膜を用いる場合、表面研磨や平坦化層を被着させるなどしてその平坦性を向上させてもよい。
[実施例]
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
〈実施例1〉
まず、BaTiO−PbTiO系の誘電体材料(比誘電率2000)で基板2となるシートを作製し、この上にPdからなる下部電極3aおよび絶縁層4を形成するためのペーストをスクリーン印刷してグリーンシートとし、これらを同時に焼成した。絶縁層4の材料としては、基板2と同じBaTiO−PbTiO系の誘電体材料(比誘電率2000)を用いた。
次いで、絶縁層4表面を研磨し、さらに、平坦性を向上させるべくその研磨面上に厚さ400nmのBaTiO膜をスパッタリングにより形成した。その後、700℃の空気中でアニール処理し、30μm厚の厚膜絶縁層(絶縁層4)を形成せしめた。
次いで、その絶縁層4上に、図1に示す下部電子注入薄膜53a(30nm)、下部バッファ薄膜52a(100nm)、蛍光体薄膜51(100nm)、上部バッファ薄膜52b(100nm)および上部電子注入薄膜53b(70nm)を順次積層した。なお、ここでカッコ内の数値は厚さを示す。
また、電子注入薄膜53a,53bはAlペレットを蒸発源に用いた蒸着により、バッファ薄膜52a,52bはZnSペレットを蒸発源に用いた蒸着によりそれぞれ形成した。
さらに、蛍光体薄膜51は、マグネシウムガレートを母体材料とし、かつ発光中心としてEuを含むものであり、Eガン(電子銃)二台を使用した二元蒸着法により形成した。
具体的には、まず、Euを15モル%添加したMgOペレットが蒸発源として収容されたEB源と、Gaペレットが蒸発源として収容されたEB源とを、酸素ガスを導入した真空槽内に配置した。それから、各々の蒸発源を同時に蒸発させ、150℃に加熱しながら回転させた基板2上にMg−Ga−O:Euからなる蛍光体薄膜51を形成した。このとき、蒸発源の蒸発速度を、蛍光体薄膜51の成膜速度が1nm/秒となるように調節した。また、酸素ガス流量は20sccmとした。
次に、上部電子注入薄膜53bが形成された基板2に対し、700℃の空気中で20分間アニール処理を施して、本発明のEL蛍光体積層薄膜70を形成した。
この際、モニターとして、上記真空槽内において蛍光体薄膜51と同時にSi基板上にMg−Ga−O:Eu薄膜を形成し、その後、その薄膜の組成を蛍光X線分析で定量した結果、その原子比組成(任意単位)は、Mg:20.42、Ga:30.15、Eu:0.81であった。これより、Euは、Mg+Gaに対して1.62モル%となることが確認された。なお、本実施例の実行に先立って、Si基板上および基板2上に堆積したMg−Ga−O:Eu薄膜の化学組成が一致することを予め確認した。
次に、EL蛍光体積層薄膜70上に、ITOターゲットを用いたRFマグネトロンスパッタリング法により、基板温度250℃で膜厚200nmのITO透明電極からなる上部電極3bを形成し、図1に示すELパネル104と同等の構成を有するELパネルに適用できるEL素子を得た。
〈特性評価1〉
実施例1で得たEL素子の下部電極3aおよび上部電極3bから電極を引き出し、1kHzでパルス幅40μsの両極性電界を印加して発光特性を測定した。その結果、印加電圧300Vで輝度1200cd/m、CIE 1931色度図で(0.66,0.34)の赤色発光が再現性良く得られた。また、発光閾電圧は148Vであり、酸化物蛍光体を用いた従来のEL素子に比して発光閾電圧の大幅な低下を達成できることが確認された。
これより、本発明の蛍光体薄膜を用いてフルカラーパネルを構成することにより、その駆動電圧ひいては駆動電力を軽減でいることが理解される。このように、本発明による蛍光体薄膜およびそれを用いたEL素子ならびにELパネルは、非常に実用性が高いものであることが確認された。
〈実施例2〉
下部電子注入薄膜53a(50nm)/下部バッファ薄膜52a(100nm)/蒸着法で形成したAlからなる中間層54a(0nm)/Ga−O:Euからなる蛍光体薄膜51(100nm)/蒸着法で形成したAlからなる中間層54b(0nm)/上部バッファ薄膜52b(100nm)/上部電子注入薄膜53b(50nm)からなる積層構造を標準構成とし、且つ、電子注入薄膜53a,53bの厚さ、バッファ薄膜52a,52bの厚さ、または中間層54a,54bの厚さを表1〜表4にそれぞれ示すように変化させたこと以外は、実施例1と同様にして種々のEL素子を作製した。
ここで、Ga−O:Euからなる蛍光体薄膜51は、Eガン二台を用いた多元蒸着法により以下のように形成した。まず、Euペレットが蒸発源として収容されたEB源と、Gaペレットが蒸発源として収容されたEB源とを、酸素ガスを導入した真空槽内に配置した。それから、各々の蒸発源を同時に蒸発させ、150℃に加熱しながら回転させた基板2上に薄膜を成膜した。このとき、蒸発源の蒸発速度を蛍光体薄膜51の成膜速度が1nm/秒となるように調節した。また、酸素ガス流量は20sccmとした。
この際、モニターとして、上記真空槽内において蛍光体薄膜51と同時にSi基板上にGa−O:Eu薄膜を形成し、その後、その薄膜の組成を蛍光X線分析で定量した結果、その薄膜中のEu添加量はGaに対して6.80モル%であることが確認された。なお、本実施例の実行に先立って、Si基板上および基板2上に堆積したGa−O:Eu薄膜の化学組成が一致することを予め確認した。
〈特性評価2〉
実施例2で得た種々のEL素子について、特性評価1と同様にして発光特性を測定し、それらに基づいて各膜の厚さに対する発光特性の依存性を評価した。結果を表1〜表3にまとめて示す。また、中間層54a,54bの効果を評価するため、1時間連続駆動後に発光特性を測定した。その結果を表4に示す。
【表1】
Figure 0004199673
【表2】
Figure 0004199673
【表3】
Figure 0004199673
【表4】
Figure 0004199673
これらの結果より、所定厚さのバッファ薄膜を蛍光体薄膜と積層することにより、発光閾電圧を顕著に低下でき、かつ、輝度を格段に向上できることが確認された。また、バッファ薄膜に加えて所定厚さの電子注入薄膜を積層することにより、発光閾電圧をほとんど上昇させずに輝度を更に向上できることが判明した。さらに、蛍光体薄膜とバッファ薄膜との間に所定厚さの中間層を設けることにより、連続駆動時の積層薄膜の剥離に起因し得るダークスポットの発生を防止することができ、これによりEL素子の寿命を伸長できることが確認された。
なお、表1〜表3には、上記標準構成を有するEL素子の結果が各々一つずつ含まれている。これらを比較すると、製造条件の微妙な相違に起因して発光特性にも微小なばらつきが認められる。しかし、これらのいずれにおいても、極めて低い発光閾電圧と高輝度が十分に達成されることが理解される。

産業上の利用可能性

以上説明したように、本発明のEL蛍光体積層薄膜によれば、EL素子の発光閾電圧の低下、輝度の向上、および寿命特性の向上を図ることが可能となる。よって、酸化物材料をEL素子、ELパネルに適用する上で、その実用性が格段に高められる。したがって、本発明のEL蛍光体積層薄膜およびそれを備えるEL素子によれば、十分な発光特性を有するディスプレイ用のフルカラーパネルを実現することができる。

Claims (2)

  1. 基板上に設けられるものであり、該基板側から、硫化物を含有する下部バッファ薄膜、酸化物からなる母体材料と発光中心とを含有する蛍光体薄膜、および、硫化物を含有する上部バッファ薄膜がこの順で積層されてなり、
    前記蛍光体薄膜と、前記下部バッファ薄膜および前記上部バッファ薄膜のうち少なくともいずれか一方のバッファ薄膜との間に設けられており、且つ酸化物および窒化物のうち少なくともいずれか一方を含有する中間層を備える、
    EL蛍光体積層薄膜。
  2. 前記中間層の厚さが30〜80nmである、
    請求の範囲第項に記載のEL蛍光体積層薄膜。
JP2003579511A 2002-03-26 2003-03-25 El蛍光体積層薄膜およびel素子 Expired - Fee Related JP4199673B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002087013 2002-03-26
JP2002087013 2002-03-26
PCT/JP2003/003649 WO2003081958A1 (fr) 2002-03-26 2003-03-25 Film mince multicouche fluorescent electroluminescent et dispositif electroluminescent

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2003081958A1 JPWO2003081958A1 (ja) 2005-07-28
JP4199673B2 true JP4199673B2 (ja) 2008-12-17

Family

ID=28449345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003579511A Expired - Fee Related JP4199673B2 (ja) 2002-03-26 2003-03-25 El蛍光体積層薄膜およびel素子

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6876146B2 (ja)
JP (1) JP4199673B2 (ja)
AU (1) AU2003227203A1 (ja)
TW (1) TWI246870B (ja)
WO (1) WO2003081958A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100519754B1 (ko) * 2003-01-13 2005-10-07 삼성에스디아이 주식회사 이중 게이트 구조를 가진 전계방출소자 및 그 제조방법
US7504657B2 (en) * 2004-07-23 2009-03-17 Konica Minolta Holdings, Inc. Organic electroluminescent element, display and illuminator
JPWO2007029648A1 (ja) * 2005-09-05 2009-03-19 パナソニック株式会社 エレクトロルミネッセンス素子及び表示装置
US7564070B2 (en) * 2005-11-23 2009-07-21 Visteon Global Technologies, Inc. Light emitting diode device having a shield and/or filter
KR101543675B1 (ko) * 2008-03-14 2015-08-11 도레이 카부시키가이샤 적층 필름
EP2988307A4 (en) * 2013-04-15 2017-01-25 Toshiba Electron Tubes & Devices Co., Ltd. Scintillator panel and process for producing same, and radiation detector and process for producing same

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4751427A (en) * 1984-03-12 1988-06-14 Planar Systems, Inc. Thin-film electroluminescent device
JPH01206594A (ja) 1987-10-14 1989-08-18 Komatsu Ltd 薄膜el素子およびその製造方法
JPH0251891A (ja) 1988-08-12 1990-02-21 Hitachi Ltd 薄膜el素子
JPH02148688A (ja) 1988-11-30 1990-06-07 Sumitomo Metal Ind Ltd 薄膜el素子
GB9004480D0 (en) * 1989-03-15 1990-04-25 Asahi Chemical Ind High luminance thin-fim electroluminescent device
JPH03141586A (ja) 1989-10-27 1991-06-17 Nissin Electric Co Ltd エレクトロルミネッセンス素子
FI84960C (fi) * 1990-07-18 1992-02-10 Planar Int Oy Lysaemnesskikt foer elektroluminescensdisplay.
US5309070A (en) 1991-03-12 1994-05-03 Sun Sey Shing AC TFEL device having blue light emitting thiogallate phosphor
KR950021817A (ko) * 1993-12-15 1995-07-26 이헌조 다층 전계발광소자
US5602445A (en) * 1995-05-12 1997-02-11 Oregon Graduate Institute Of Science And Technology Blue-violet phosphor for use in electroluminescent flat panel displays
US5725801A (en) 1995-07-05 1998-03-10 Adrian H. Kitai Doped amorphous and crystalline gallium oxides, alkaline earth gallates and doped zinc germanate phosphors as electroluminescent materials
JPH0935869A (ja) 1995-07-17 1997-02-07 Uchitsugu Minami エレクトロルミネッセンス素子の製造法
US5788882A (en) 1996-07-03 1998-08-04 Adrian H. Kitai Doped amorphous and crystalline alkaline earth gallates as electroluminescent materials
JPH10270168A (ja) 1997-03-27 1998-10-09 Uchitsugu Minami エレクトロルミネッセンス素子用蛍光体薄膜
CA2299122A1 (en) * 1999-02-23 2000-08-23 Kenneth Cook Oxide phosphor electroluminescent laminate
JP2001126860A (ja) 1999-10-21 2001-05-11 Uchitsugu Minami 単結晶サファイヤ基体形エレクトロルミネッセンス素子
JP3987263B2 (ja) 2000-03-23 2007-10-03 日本放送協会 アルミネート青色発光蛍光体材料とそれを用いて構成した青色発光薄膜エレクトロルミネッセンス素子

Also Published As

Publication number Publication date
TWI246870B (en) 2006-01-01
JPWO2003081958A1 (ja) 2005-07-28
US20040033363A1 (en) 2004-02-19
US6876146B2 (en) 2005-04-05
AU2003227203A1 (en) 2003-10-08
WO2003081958A1 (fr) 2003-10-02
TW200306765A (en) 2003-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3704068B2 (ja) Elパネル
JP2004137480A (ja) 蛍光体薄膜およびその製造方法ならびにelパネル
JP3704057B2 (ja) 蛍光体薄膜その製造方法、およびelパネル
JP4230363B2 (ja) 蛍光体薄膜およびその製造方法ならびにelパネル
JP2003238953A (ja) 蛍光体およびelパネル
JP3479273B2 (ja) 蛍光体薄膜その製造方法およびelパネル
TWI288174B (en) Phosphor thin film, preparation method, and EL panel
CN100456903C (zh) 电致发光功能膜和电致发光元件
CN100455637C (zh) 荧光体薄膜、其制造方法以及el面板
TWI282706B (en) EL phosphor multilayer thin film and EL device
US6761835B2 (en) Phosphor multilayer and EL panel
JP4199673B2 (ja) El蛍光体積層薄膜およびel素子
JP4212300B2 (ja) El蛍光体積層薄膜およびel素子
JP4263001B2 (ja) スパッタリングターゲット
JP4206221B2 (ja) El蛍光体積層薄膜およびel素子
JP4230164B2 (ja) 蛍光体薄膜、その製造方法、およびelパネル
JP3501742B2 (ja) 積層蛍光体およびelパネル
JP2003055651A (ja) 蛍光体薄膜およびelパネル
JP3822815B2 (ja) El蛍光体積層薄膜およびel素子
JP4831939B2 (ja) 発光体薄膜及び発光素子
JP2003272848A (ja) 蛍光体薄膜およびelパネルの製造方法
CN100453618C (zh) 荧光体薄膜、其制造方法以及el面板
JP2002201468A (ja) 蛍光体薄膜その製造方法、およびelパネル
JP2003201471A (ja) 蛍光体薄膜およびelパネル

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070528

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080728

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080924

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081003

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees