JPH0251891A - 薄膜el素子 - Google Patents
薄膜el素子Info
- Publication number
- JPH0251891A JPH0251891A JP63199903A JP19990388A JPH0251891A JP H0251891 A JPH0251891 A JP H0251891A JP 63199903 A JP63199903 A JP 63199903A JP 19990388 A JP19990388 A JP 19990388A JP H0251891 A JPH0251891 A JP H0251891A
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- JP
- Japan
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- cas
- light
- energy
- emitting
- red
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- Pending
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- 239000005132 Calcium sulfide based phosphorescent agent Substances 0.000 claims abstract description 13
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims abstract 3
- 229910052684 Cerium Inorganic materials 0.000 abstract description 6
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- 239000012190 activator Substances 0.000 description 5
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Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は薄膜EL素子の発光層の材料構成に関する。
従来、CaS:Eu赤色EL素子の輝度の応答が遅い点
については、アプライド フイジツクスレターズ、50
(1987)第641ページから第643ページ(A
pplied Physics Letters旦立p
、p、641〜643 (1987))において論じら
れている。
については、アプライド フイジツクスレターズ、50
(1987)第641ページから第643ページ(A
pplied Physics Letters旦立p
、p、641〜643 (1987))において論じら
れている。
上記従来技術では、駆動開始後輝度が飽和値に達するの
に要する時間(以下応答時間と呼ぶ)については考慮さ
れていなかった。一般にEL素子は、伝導電子が交流駆
IJjJ電圧により、絶縁層に挟まれた発光層を往復運
動する間に、発光中心を直接衝突励起することにより発
光する。この発光機構でCaS:EuEL素子の発光中
心Euを励起するのに、実用駆動周波数である6 0
Hzの交流対称パルス波形で駆動した場合、応答時間が
数秒から数十秒要する。これでは駆動に対してリアルタ
イムで応答することが要求される動画表示のフルカラー
ELデイスプレィ用赤色発光材料としてCaS:Euを
用いることができないという問題点があった。
に要する時間(以下応答時間と呼ぶ)については考慮さ
れていなかった。一般にEL素子は、伝導電子が交流駆
IJjJ電圧により、絶縁層に挟まれた発光層を往復運
動する間に、発光中心を直接衝突励起することにより発
光する。この発光機構でCaS:EuEL素子の発光中
心Euを励起するのに、実用駆動周波数である6 0
Hzの交流対称パルス波形で駆動した場合、応答時間が
数秒から数十秒要する。これでは駆動に対してリアルタ
イムで応答することが要求される動画表示のフルカラー
ELデイスプレィ用赤色発光材料としてCaS:Euを
用いることができないという問題点があった。
本発明の目的は、CaS:Eu赤色EL素子の応答時間
を減少させることにある。
を減少させることにある。
上記目的はCaS:Eu発光層にEuの他にCe、Pr
、TmなどCaS:Euに強く吸収される光を放出する
元素を添加することにより達成される。
、TmなどCaS:Euに強く吸収される光を放出する
元素を添加することにより達成される。
CaS : EuEL素子において発光層中を流れる伝
導電子によりEuを直接励起する場合、伝導電子のエネ
ルギーは約4eV、Euの励起に必要なエネルギーは約
1.9 eVであるから伝導電子は約2.1 eV
のエネルギーを発光層中で散逸した後にEuを励起する
。CaS:Euにおいて約2.1 eVのエネルギー
を散逸する過程が少ないため伝導電子がEuを励起する
までに時間を要し輝度の応答時間が長くなると考えられ
ている。
導電子によりEuを直接励起する場合、伝導電子のエネ
ルギーは約4eV、Euの励起に必要なエネルギーは約
1.9 eVであるから伝導電子は約2.1 eV
のエネルギーを発光層中で散逸した後にEuを励起する
。CaS:Euにおいて約2.1 eVのエネルギー
を散逸する過程が少ないため伝導電子がEuを励起する
までに時間を要し輝度の応答時間が長くなると考えられ
ている。
一方Euの共付活剤となるPr、Ce、Tmなどを励起
するのに必要なエネルギーは2.3 eV〜2.6
eVであり約4eVのエネルギーを持つ伝導電子がこ
れら共付活剤を励起するのに散逸すべきエネルギーは1
,4〜1.7eVとEuを直接励起するために散逸すべ
きエネルギーよりも低いため、伝導電子がPr、Ce、
Tmなどを励起するのに要する時間は一般に短いと考え
られ、実験的にもCaS:Pr、Ca、S:Ce、Ca
S:TmEL素子の駆動周波数60Hzにおける応答時
間は約10m5と短い。
するのに必要なエネルギーは2.3 eV〜2.6
eVであり約4eVのエネルギーを持つ伝導電子がこ
れら共付活剤を励起するのに散逸すべきエネルギーは1
,4〜1.7eVとEuを直接励起するために散逸すべ
きエネルギーよりも低いため、伝導電子がPr、Ce、
Tmなどを励起するのに要する時間は一般に短いと考え
られ、実験的にもCaS:Pr、Ca、S:Ce、Ca
S:TmEL素子の駆動周波数60Hzにおける応答時
間は約10m5と短い。
一方CaS:EuEL素子はエネルギー範囲2.3〜2
,6eV(波長範囲440〜480nm)の光を強く吸
収しこれは丁度Pr+ Ce、Tmなどが放出する光の
エネルギーに一致する。従ってCaS:EuEL素子の
CaS:Eu発光層にPr、Ce、Tmなどを共付活剤
として添加することにより、CaS:EuEL素子の応
答時間が従来の数s〜数十Sから、10 m s 〜1
00 m sまで短くなるのは、伝導電子がEuを直接
励起する形で発光が生じるのではなく、伝導電子は共付
活剤であるPr、Ce、Tmなどを励起し、これらが放
出する光がEuを励起する形で発光が生じるためと考え
られる。
,6eV(波長範囲440〜480nm)の光を強く吸
収しこれは丁度Pr+ Ce、Tmなどが放出する光の
エネルギーに一致する。従ってCaS:EuEL素子の
CaS:Eu発光層にPr、Ce、Tmなどを共付活剤
として添加することにより、CaS:EuEL素子の応
答時間が従来の数s〜数十Sから、10 m s 〜1
00 m sまで短くなるのは、伝導電子がEuを直接
励起する形で発光が生じるのではなく、伝導電子は共付
活剤であるPr、Ce、Tmなどを励起し、これらが放
出する光がEuを励起する形で発光が生じるためと考え
られる。
以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例であるCaS:EuEL素子
の断面清適を示した図である。ガラス基板1 (例えば
Corning# 7059 )上にITOからなる透
明電極2を蒸着する。その上に例えばTazo5などか
らなる透明な下部絶縁層3を高周波スパッタリング法な
どで厚さ約0.5 μm蒸着する。さらにその上に、
Euを0 、3 mo1%、共付活剤としてCeをQ
、 l mo1%含んだCaSからなる発光ff4を電
子ビーム蒸着法などにより厚さ約1.0 μm蒸着する
。共付活剤はCe以外に。
の断面清適を示した図である。ガラス基板1 (例えば
Corning# 7059 )上にITOからなる透
明電極2を蒸着する。その上に例えばTazo5などか
らなる透明な下部絶縁層3を高周波スパッタリング法な
どで厚さ約0.5 μm蒸着する。さらにその上に、
Euを0 、3 mo1%、共付活剤としてCeをQ
、 l mo1%含んだCaSからなる発光ff4を電
子ビーム蒸着法などにより厚さ約1.0 μm蒸着する
。共付活剤はCe以外に。
Pr、TmなどCaS中でEL発光しその発光スペクト
ルのエネルギーが約2.3〜2.6eVの範囲内にある
元素であればなんでも良い。さらにその上に例えばTa
zObなどからなる上部絶縁層5を高周波スパッタリン
グ法などで厚さ約0.5μm蒸着する。最後にその上に
Affなどからなる背面電極を蒸着する。
ルのエネルギーが約2.3〜2.6eVの範囲内にある
元素であればなんでも良い。さらにその上に例えばTa
zObなどからなる上部絶縁層5を高周波スパッタリン
グ法などで厚さ約0.5μm蒸着する。最後にその上に
Affなどからなる背面電極を蒸着する。
第2図は本発明の一実施例のCa、S:EuEL素子の
駆動周波数60 Hzにおける輝度応答時間の電圧依存
性を示した図である。横軸の電圧は発光開始電圧から肥
った電圧で示している。図に示す様に従来のCaS発光
層にEuを0 、3 mo1%だけ含んだEL素子の応
答時間は数S〜数十Sであるのに対して、CaS発光層
にEu0.3IIlo1%に加えてCeを0.01.m
o1%添加した結果応答時間は10m5〜100 m
sまで減少させることができた。
駆動周波数60 Hzにおける輝度応答時間の電圧依存
性を示した図である。横軸の電圧は発光開始電圧から肥
った電圧で示している。図に示す様に従来のCaS発光
層にEuを0 、3 mo1%だけ含んだEL素子の応
答時間は数S〜数十Sであるのに対して、CaS発光層
にEu0.3IIlo1%に加えてCeを0.01.m
o1%添加した結果応答時間は10m5〜100 m
sまで減少させることができた。
本発明によれば従来問題となったCaS:EuEL素子
の輝度応答時間を駆動周波数60 Hzにおいて数S〜
数十Sから動画表示のフルカラーE Lデイスプレィ用
赤色発光材料として要求される10m5〜100m5ま
で短縮する効果がある。
の輝度応答時間を駆動周波数60 Hzにおいて数S〜
数十Sから動画表示のフルカラーE Lデイスプレィ用
赤色発光材料として要求される10m5〜100m5ま
で短縮する効果がある。
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は本発明の
一実施例の素子の輝度応答時間に対する効果を示す図で
ある。 1・・ガラス基板、2・・・透明電極、3・・・下部絶
縁層。 ・発光層。 5・・・上部絶縁層、 ・背面電極。 第 図 第 図
一実施例の素子の輝度応答時間に対する効果を示す図で
ある。 1・・ガラス基板、2・・・透明電極、3・・・下部絶
縁層。 ・発光層。 5・・・上部絶縁層、 ・背面電極。 第 図 第 図
Claims (1)
- 1.母体材料CaSと発光中心Euからなる発光層を絶
縁層で挟み、該絶縁層の表面に設けた電極を通して発光
層に交流電圧を印加することにより発光する赤色発光E
L素子において、CaS母体中に発光中心Euの他にC
e,Pr,TmなどCaS中でEL発光しその放出する
光のエネルギーがCaS:Euが強く吸収する約2.3
〜2.6eVの範囲内にある元素を添加したことを特徴
とする薄膜EL素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63199903A JPH0251891A (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 薄膜el素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63199903A JPH0251891A (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 薄膜el素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0251891A true JPH0251891A (ja) | 1990-02-21 |
Family
ID=16415517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63199903A Pending JPH0251891A (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 薄膜el素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0251891A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6876146B2 (en) | 2002-03-26 | 2005-04-05 | Tdk Corporation | Electroluminescence phosphor multilayer thin film and electroluminescence element |
US6939482B2 (en) | 2002-09-20 | 2005-09-06 | Tdk Corporation | Phosphor thin film, manufacturing method of the same, and electroluminescent panel |
US6942932B2 (en) | 2002-02-13 | 2005-09-13 | Tdk Corporation | Phosphor and EL panel |
US6984460B2 (en) | 2002-03-26 | 2006-01-10 | Tdk Corporation | Phosphor thin film, manufacturing method of the same, and electroluminescence panel |
US8466615B2 (en) | 2003-02-28 | 2013-06-18 | Ifire Ip Corporation | EL functional film and EL element |
-
1988
- 1988-08-12 JP JP63199903A patent/JPH0251891A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6942932B2 (en) | 2002-02-13 | 2005-09-13 | Tdk Corporation | Phosphor and EL panel |
US6876146B2 (en) | 2002-03-26 | 2005-04-05 | Tdk Corporation | Electroluminescence phosphor multilayer thin film and electroluminescence element |
US6984460B2 (en) | 2002-03-26 | 2006-01-10 | Tdk Corporation | Phosphor thin film, manufacturing method of the same, and electroluminescence panel |
US6939482B2 (en) | 2002-09-20 | 2005-09-06 | Tdk Corporation | Phosphor thin film, manufacturing method of the same, and electroluminescent panel |
US8466615B2 (en) | 2003-02-28 | 2013-06-18 | Ifire Ip Corporation | EL functional film and EL element |
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