JP3479273B2 - 蛍光体薄膜その製造方法およびelパネル - Google Patents

蛍光体薄膜その製造方法およびelパネル

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    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/917Electroluminescent

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機EL素子に用
いられる発光層に関し、特に発光層に用いられる蛍光体
薄膜とこれを用いたELパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小型または、大型軽量のフラット
ディスプレイとして、薄膜EL素子が盛んに研究されて
いる。黄橙色発光のマンガン添加硫化亜鉛からなる蛍光
体薄膜を用いたモノクロ薄膜ELディスプレイは図2に
示すような薄膜の絶縁層2,4を用いた2重絶縁型構造
で既に実用化されている。図2において、基板1上には
所定パターンの下部電極5が形成されていて、この下部
電極5上に第1の絶縁層2が形成されている。また、こ
の第1の絶縁層2上には、発光層3、第2の絶縁層4が
順次形成されるとともに、第2の絶縁層4上に前記下部
電極5とマトリクス回路を構成するように上部電極6が
所定パターンで形成されている。
【0003】さらに、ディスプレイとしてパソコン用、
TV用、その他表示用に対応するためにはカラー化が必
要不可欠である。硫化物蛍光体薄膜を用いた薄膜ELデ
ィスプレイは、信頼性、耐環境性に優れているが、現在
のところ、赤色、緑色、青色の3原色に発光するEL用
蛍光体の特性が十分でないため、カラー用には不適当と
されている。青色発光蛍光体は、母体材料としてSr
S、発光中心としてCeを用いたSrS:CeやZn
S:Tm、赤色発光蛍光体としてはZnS:Sm、Ca
S:Eu、緑色発光蛍光体としてはZnS:Tb、Ca
S:Ceなどが候補であり研究が続けられている。
【0004】これらの赤色、緑色、青色の3原色に発光
する蛍光体薄膜は発光輝度、効率、色純度に問題があ
り、現在、カラーELパネルの実用化には至っていな
い。特に、青色は、SrS:Ceを用いて、比較的高輝
度が得られてはいるが、フルカラーディスプレー用の青
色としては、輝度が不足し、色度も緑側にシフトしてい
るため、さらによい青色発光層の開発が望まれている。
【0005】これらの課題を解決するため、特開平7−
122364号公報、特開平8−134440号公報、
信学技報EID98−113、19−24ページ、およ
びJpn.J.Appl.Phys.Vol.38、(1999) pp. L1291-1292に
述べられているように、SrGa24 :Ce、CaG
24 :Ceや、BaAl24 :Eu等のチオガレー
トまたはチオアルミネート系の青色蛍光体が開発されて
いる。BaAl24:Eu蛍光体では、CIE1931色座標
で(0.12、0.10)が得られている。しかしなが
ら、さらに高純度の青色、CIE1931色座標でx<0.2
程度で、特にy<0.10の青色すなわちNTSCの青
(0.14、0.08)程度が実現されると、より高品
質のディスプレーが可能となるため、色純度の高い青色
蛍光体が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フィ
ルタを必要としない、色純度の良好な、特にフルカラー
EL用の青色に適した蛍光体薄膜とその製造方法および
ELパネルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(6)のいずれかの構成により達成される。 (1) 母体材料がバリウムチオアルミネートを主成分
とし、母体材料にEuが発光中心として添加されている
蛍光体薄膜であって、さらにMgが添加された蛍光体薄
膜。 (2) 前記Mgの添加量が原子比率Mg/(Ba+M
g)で0.05〜0.8である請求項1記載の蛍光体薄
膜。 (3) 色座標でx<0.2、y<0.10の青色発光
が得られる上記(1)または(2)の蛍光体薄膜。 (4) 上記(1)〜(3)のいずれかの蛍光体薄膜を
有するELパネル。 (5) 上記(1)〜(3)のいずれかの蛍光体薄膜を
蒸着法により形成する製造方法であって、真空槽内に、
少なくとも硫化アルミニウム蒸発源と、発光中心が添加
された硫化バリウム蒸発源と、Mgメタル蒸発源とを有
し、これらの蒸発源の各々から硫化アルミニウム、硫化
バリウム、Mgメタル原料を蒸発させ、基板上に堆積す
る際にそれぞれの原料物質を結合させて硫化物蛍光体薄
膜を得る蛍光体薄膜の製造方法。 (6) 上記(1)〜(3)のいずれかの蛍光体薄膜を
蒸着法により形成する製造方法であって、真空槽内に、
少なくとも発光中心が添加されたバリウムチオアルミネ
ート蒸発源とMgメタル蒸発源を有し、これらの蒸発源
の各々からバリウムチオアルミネートおよびMgメタル
原料を蒸発させ、基板上に堆積する際にそれぞれの原料
物質を結合させて硫化物蛍光体薄膜を得る蛍光体薄膜の
製造方法。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態について詳
細に説明する。本発明は、バリウムチオアルミネート系
のEL材料において、Mgを添加することにより、高輝度か
つ、青色の色純度をさらに向上させる方法を提供するも
のである。
【0009】本発明の蛍光体薄膜は、バリウムチオアル
ミネート母体材料に、発光中心としてEuを添加し、さら
にMgを添加したものである。
【0010】本発明の蛍光体薄膜に用いるバリウムチオ
アルミネートは、Ba5Al28 、Ba4Al27 、B
2Al25 、BaAl24 、BaAl47、Ba4
1425 、BaAl813 、BaAl1219 などがあ
り、母体材料としてはこれらの単体または2種以上を混
合してもよいし、明確な結晶構造を有しない非晶質状態
となってもよい。
【0011】また、OがSに置換し、バリウムアルミネ
ートになっても良いし、バリウムアルミネート、バリウ
ムチオアルミネートの中間のオキシサルファイドであっ
てもよい。
【0012】本発明の蛍光体薄膜は、上記母体材料にM
gを添加し、 組成式 (Ba, Mg)xAlyzw :Eu で表されるものであることが好ましい。
【0013】上記式において、x,y,z,wは、元素
Ba,Al,O,Sのモル比を表す。x,y,z,w
は、好ましくは x=1〜5 y=1〜15 z=0〜30、より好ましくはz=3〜30 w=3〜30 である。
【0014】添加されるMgは、バリウムチオアルミネ
ート母体材料中のBaのMgに対する原子比で、Mg/
(Ba+Mg)と表したとき、0.05〜0.8、特に
0.3〜0.6の範囲内で添加することが好ましい。
【0015】Mgは、EL発光スペクトルを短波長側に
シフトさせる効果がある。バリウムチオアルミネートに
Mgが添加されると、この母体材料のバンドギャップが
大きくなり、添加されたEuが化合物結晶場内で有効な
遷移を有し、波長の短い発光が得られるものと考えられ
る。
【0016】発光中心として添加するEuの添加量は、
(Ba+Mg)原子に対して0.5〜10原子%添加す
ることが好ましい。
【0017】本発明の蛍光体薄膜は、高純度の青色、す
なわちCIE1931色座標でx<0.2程度、特にx=0.
1〜0.2、y<0.10程度、特にy=0.02〜
0.1の発光が得られる。すなわちNTSCの青(0.1
4、0.08)程度の青色発光が実現可能である。この
ような高純度の青色発光により、フィルターが不要とな
り、応用デバイスの高品質化、コストダウンにも寄与で
きる。
【0018】このような蛍光体薄膜を得るには、例え
ば、以下の蒸着法によることが好ましい。
【0019】すなわち、Euを添加したバリウムチオア
ルミネートペレットを作製し、真空槽内でこのペレット
をEB蒸着させ、同時にMgメタルを抵抗加熱蒸着する
ことにより、Mgを添加する。添加量はあらかじめ、E
B源と抵抗加熱源からの蒸発材料の成膜速度を測定し、
それをもとに、各々の源のパワーを調整する。このと
き、蒸着中にH2Sガスを導入してもよい。
【0020】その他、多元反応性蒸着法に用いる方法も
可能である。具体的には、Euを添加した硫化バリウム
ペレット、硫化アルミニウム、Mgを用いた3元蒸着等
が挙げられる。すなわち、真空槽内に、少なくとも硫化
アルミニウム蒸発源と、発光中心が添加された硫化バリ
ウム蒸発源と、Mgメタル蒸発源とを配置し、これらの
蒸発源の各々から硫化アルミニウム、硫化バリウム、M
gメタル原料を蒸発させ、基板上に堆積する際にそれぞ
れの原料物質を結合させて硫化物蛍光体薄膜を得るもの
である。
【0021】添加するEuは、金属、フッ化物、酸化物
または硫化物の形で原料に添加する。添加量は、原料と
形成される薄膜で異なるので、適当な添加量となるよう
に原料の組成を調整する。
【0022】蒸着中の基板温度は、室温〜600℃、好
ましくは、300℃〜500℃とすればよい。基板温度
が高すぎると、母体材料の薄膜表面の凹凸が激しくな
り、薄膜中にピンホールが発生し、EL素子に電流リー
クの問題が発生してくる。また、薄膜が褐色に色づいた
りもする。このため、上述の温度範囲が好ましい。ま
た、成膜後にアニール処理を行うことが好ましい。アニ
ール温度は、好ましくは600℃〜1000℃、特に6
00℃〜800℃である。
【0023】形成された酸化物蛍光薄膜は、高結晶性の
薄膜であることが好ましい。結晶性の評価は、例えばX
線回折により行うことができる。結晶性を上げるために
は、できるだけ基板温度を高温にする。また、薄膜形成
後の真空中、N2 中、Ar中、大気中、S蒸気中、H2
S中等でのアニールも効果的である。
【0024】発光層の膜厚としては、特に制限されるも
のではないが、厚すぎると駆動電圧が上昇し、薄すぎる
と発光効率が低下する。具体的には、蛍光材料にもよる
が、好ましくは100〜2000nm、特に150〜70
0nm程度である。
【0025】蒸着時の圧力は好ましくは1.33×10
-4 〜1.33×10-1 Pa(1×10-6 〜1×10-3
Torr)である。またH2Sなどのガスを導入する際、圧
力を調整して6.65×10-3 〜6.65×10-2 Pa
(5×10-5 〜5×10-4Torr)とするとよい。圧力
がこれより高くなると、Eガンの動作が不安定となり、
組成制御が極めて困難になってくる。ガスの導入量とし
ては、真空系の能力にもよるが5〜200SCCM、特に1
0〜30SCCMが好ましい。
【0026】また、必要により蒸着時に基板を移動、ま
たは回転させてもよい。基板を移動、回転させることに
より、膜組成が均一となり、膜厚分布のバラツキが少な
くなる。
【0027】基板を回転させる場合、基板の回転数とし
ては、好ましくは10回/min 以上、より好ましくは1
0〜50回/min 、特に10〜30回/min 程度であ
る。基板の回転数が速すぎると、真空チャンバーへの導
入時にシール性などの問題が発生しやすくなる。また、
遅すぎると槽内の膜厚方向に組成ムラが生じ、作製した
発光層の特性が低下してくる。基板を回転させる回転手
段としては、モータ、油圧回転機構等の動力源と、ギ
ア、ベルト、プーリー等を組み合わせた動力伝達機構・
減速機構等を用いた公知の回転機構により構成すること
ができる。
【0028】蒸発源や基板を加熱する加熱手段は所定の
熱容量、反応性等を備えたものであればよく、例えばタ
ンタル線ヒータ、シースヒータ、カーボンヒータ等が挙
げられる。加熱手段による加熱温度は、好ましくは10
0〜1400℃程度、温度制御の精度は、1000℃で
±1℃、好ましくは±0.5℃程度である。
【0029】本発明の発光層を形成するための装置の構
成例の一つを図1に示す。ここでは、硫化アルミニウ
ム、硫化バリウム、およびMgを蒸発源とし、H2Sを
導入しつつ、Mg添加バリウムアルミネート:Euを作
製する方法を例にとる。図において、真空層11内に
は、発光層が形成される基板12と、EB蒸発源14,
15、抵抗加熱蒸発源16が配置されている。
【0030】図示しないヒーターが配置されている抵抗
加熱蒸発源16には、Mg蒸発源である金属(Mg)1
6aが納められている。
【0031】硫化アルミニウムと硫化バリウムの蒸発手
段となるEB(エレクトロンビーム)蒸発源14,15
は、発光中心の添加された硫化バリウム14aおよび硫
化アルミニウム15aが納められる”るつぼ”40,5
0と、電子放出用のフィラメント41a,51aを内蔵
した電子銃41,51とを有する。電子銃41,51内
には、ビームをコントロールする機構が内蔵されてい
る。この電子銃41,51には、交流電源42,52お
よびバイアス電源43,53が接続されている。電子銃
41,51からは電子ビームがコントロールされ、交互
に、あらかじめ設定したパワーで、発光中心の添加され
た硫化バリウム14aおよび硫化アルミニウム15aを
所定の比率で蒸発させることができる。図においては、
2つのEガンで蒸発源を制御しているが、一つのEガン
で多元同時蒸着を行うことも可能である。その場合の蒸
着方法は、多元パルス蒸着法といわれる。
【0032】なお、図示例では、説明を容易にするため
に各蒸発源14,15,16の配置が基板に対して偏在
しているように示しているが、実際には組成および膜厚
が均一となるような位置に配置される。
【0033】真空槽11は、排気ポート11aを有し、
この排気ポートからの排気により、真空槽11内を所定
の真空度にできるようになっている。また、この真空槽
11は、硫化水素などのガスを導入する原料ガス導入ポ
ート11bを有している。
【0034】基板12は基板ホルダー12aに固定さ
れ、この基板ホルダー12aの固定軸12bは図示しな
い回転軸固定手段により、真空槽11内の真空度を維持
しつつ、外部から回転自在に固定されている。そして、
図示しない回転手段により、必要に応じて所定の回転数
で回転可能なようになっている。また、基板ホルダー1
2aには、ヒーター線などにより構成される加熱手段1
3が密着・固定されていて、基板を所望の温度に加熱、
保持できるようになっている。
【0035】このような装置を用い、EB蒸発源14,
15および抵抗加熱源16から蒸発させた硫化バリウム
蒸気、硫化アルミニウム蒸気およびMg蒸気とを基板12
上に堆積結合させ、Mg添加バリウムチオアルムネート蛍
光層が形成される。そのとき、必要により基板12を回
転させることにより、堆積される発光層の組成と膜厚分
布をより均一なものとすることができる。
【0036】以上述べたように、本発明の蛍光薄膜材料
および蒸着による製造方法、によると、高輝度かつ、青
色の色純度をさらに向上させた蛍光体薄膜が容易に形成
可能となる。
【0037】本発明の蛍光体薄膜を発光層3として用い
て無機EL素子を得るには、例えば、図2に示すような
構造とすればよい。基板1、電極5,6、厚膜絶縁層
2、薄膜絶縁層4のそれぞれの間には、密着を上げるた
めの層、応力を緩和するための層、反応を防止する層、
など中間層を設けてもよい。また厚膜表面は研磨した
り、平坦化層を用いるなどして平坦性を向上させてもよ
い。
【0038】図2は、本発明の発光層を用いた無機EL
素子の構造を示す一部断面斜視図である。図2におい
て、基板1上には所定パターンの下部電極5が形成され
ていて、この下部電極5上に厚膜の第1の絶縁層(厚膜
誘電体層)2が形成されている。また、この第1の絶縁
層2上には、発光層3、第2の絶縁層(薄膜誘電体層)
4が順次形成されるとともに、第2の絶縁層4上に前記
下部電極5とマトリクス回路を構成するように上部電極
6が所定パターンで形成されている。
【0039】基板として用いる材料は、厚膜形成温度、
およびEL蛍光層の形成温度、EL素子のアニール温度
に耐えうる耐熱温度ないし融点が600℃以上、好まし
くは700℃以上、特に800℃以上の基板を用い、そ
の上に形成される発光層等の機能性薄膜によりEL素子
が形成でき、所定の強度を維持できるものであれば特に
限定されるものではない。具体的には、ガラスまたは、
アルミナ(Al23)、フォルステライト(2MgO・
SiO2 )、ステアタイト(MgO・SiO 2 )、ムラ
イト(3Al23 ・2SiO2 )、ベリリア(Be
O)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化シリコン(S
iN)、炭化シリコン(SiC+BeO)等のセラミッ
ク基板、結晶化ガラスなど耐熱性ガラス基板を挙げるこ
とができる。これらのこれらのなかでも特にアルミナ基
板、結晶化ガラスの耐熱温度はいずれも1000℃程度
以上であり好ましく、熱伝導性が必要な場合にはベリリ
ア、窒化アルミニウム、炭化シリコン等が好ましい。
【0040】また、このほかに、石英、熱酸化シリコン
ウエハー等、チタン、ステンレス、インコネル、鉄系な
どの金属基板を用いることもできる。金属等の導電性基
板を用いる場合には、基板上に内部に電極を有した厚膜
を形成した構造が好ましい。
【0041】誘電体厚膜材料(第1の絶縁層)として
は、公知の誘電体厚膜材料を用いることができる。さら
に比較的誘電率の大きな材料が好ましい。
【0042】例えばチタン酸鉛系、ニオブ酸鉛系、チタ
ン酸バリウム系等の材料を用いることができる。
【0043】誘電体厚膜の抵抗率としては、108 Ω・
cm以上、特に1010 〜1018 Ω・cm程度である。また
比較的高い誘電率を有する物質であることが好ましく、
その誘電率εとしては、好ましくはε=100〜100
00程度である。膜厚としては、5〜50μm が好まし
く、10〜30μm が特に好ましい。
【0044】絶縁層厚膜の形成方法は、特に限定され
ず、10〜50μm 厚の膜が比較的容易に得られる方法
が良いが、ゾルゲル法、印刷焼成法などが好ましい。
【0045】印刷焼成法による場合には、材料の粒度を
適当に揃え、バインダーと混合し、適当な粘度のペース
トとする。このペーストを基板上にスクリーン印刷法に
より形成し、乾燥させる。このグリーンシートを適当な
温度で焼成し、厚膜を得る。
【0046】薄膜絶縁層(第2の絶縁層)の構成材料と
しては、例えば酸化シリコン(SiO2 )、窒化シリコ
ン(SiN)、酸化タンタル(Ta25 )、チタン酸
ストロンチウム(SrTiO3 )、酸化イットリウム
(Y23 )、チタン酸バリウム(BaTiO3 )、チ
タン酸鉛(PbTiO3 )、PZT、ジルコニア(Zr
2 )、シリコンオキシナイトライド(SiON)、ア
ルミナ(Al23 )、ニオブ酸鉛、PMN−PT系材
料等およびこれらの多層または混合薄膜を挙げることが
でき、これらの材料で絶縁層を形成する方法としては、
蒸着法、スパッタ法、CVD法、ゾルゲル法、印刷焼成
法など既存の方法を用いればよい。この場合の絶縁層の
膜厚としては、好ましくは50〜1000nm、特に10
0〜500nm程度である。
【0047】電極(下部電極)は、少なくとも基板側ま
たは第1の誘電体内に形成される。厚膜形成時、さらに
発光層と共に熱処理の高温下にさらされる電極層は、主
成分としてパラジウム、ロジウム、イリジウム、レニウ
ム、ルテニウム、白金、タンタル、ニッケル、クロム、
チタン等の1種または2種以上の通常用いられている金
属電極を用いればよい。
【0048】また、上部電極となる他の電極層は、通
常、発光を基板と反対側から取り出すため、所定の発光
波長域で透光性を有する透明な電極が好ましい。透明電
極は、基板が透明であれば、発光光を基板側から取り出
すことが可能なため下部電極に用いてもよい。この場
合、ZnO、ITOなどの透明電極を用いることが特に
好ましい。ITOは、通常In23 とSnOとを化学
量論組成で含有するが、O量は多少これから偏倚してい
てもよい。In23 に対するSnO2 の混合比は、1
〜20質量%、さらには5〜12質量%が好ましい。ま
た、IZOでのIn 23 に対するZnOの混合比は、
通常、12〜32質量%程度である。
【0049】また、電極は、シリコンを有するものでも
良い。このシリコン電極層は、多結晶シリコン(p−S
i)であっても、アモルファス(a−Si)であっても
よく、必要により単結晶シリコンであってもよい。
【0050】電極は、主成分のシリコンに加え、導電性
を確保するため不純物をドーピングする。不純物として
用いられるドーパントは、所定の導電性を確保しうるも
のであればよく、シリコン半導体に用いられている通常
のドーパントを用いることができる。具体的には、B、
P、As、Sb、Al等が挙げられ、これらのなかで
も、特にB、P、As、SbおよびAlが好ましい。ド
ーパントの濃度としては0.001〜5at%程度が好ま
しい。
【0051】これらの材料で電極層を形成する方法とし
ては、蒸着法、スパッタ法、CVD法、ゾルゲル法、印
刷焼成法など既存の方法を用いればよいが、特に、基板
上に内部に電極を有した厚膜を形成した構造を作製する
場合、誘電体厚膜と同じ方法が好ましい。
【0052】電極層の好ましい抵抗率としては、発光層
に効率よく電界を付与するため、1Ω・cm以下、特に
0.003〜0.1Ω・cmである。電極層の膜厚として
は、形成する材料にもよるが、好ましくは50〜200
0nm、特に100〜1000nm程度である。
【0053】以上、本発明の発光層を無機EL素子に応
用する場合について説明したが、本発明の蛍光体薄膜を
用いることが可能な素子であれば他の形態の素子、青に
発光する素子を用いればディスプレイ用のフルカラーパ
ネルに応用することができる。
【0054】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0055】〔実施例1〕図1に本発明の製造方法に用
いることができる蒸着装置の一例を示す。ここでは、2
ポイントコントロールガン1台と抵抗加熱源1台を用い
た。
【0056】Euを5 mol%添加したBaS粉を入れた
EB源15、Al23 粉を入れたEB源14およびMg
を入れた抵抗加熱源16を真空槽11内に設け、それぞ
れの源より同時に蒸発させ、150℃に加熱し、回転さ
せた基板上に(Ba, Mg)Al23:Eu層を成膜し
た。各々の蒸発源の蒸発速度は、(Ba, Mg)Al2
3:Eu の成膜速度で1nm/sec になるように調節し
た。このときH2Sガスを10SCCM導入した。薄膜形成
後、Ar雰囲気中、750℃で10分間アニールした。
【0057】モニターとしてSi基板上に形成した、
(Ba, Mg)Al23:Eu薄膜を蛍光X線分析によ
り組成分析した結果、原子比でBa:Mg:Al:S:
O:Eu=5.32:4.16:22.15:12.0
2:56.17:0.17であり、酸素をかなり含んだ
バリウムチオアルミネート膜であった。
【0058】さらに、この発光層を用いた図2の構造の
EL素子を作製した。
【0059】基板、厚膜絶縁層とも同じ材料であるBa
TiO3 系の誘電体材料誘電率5000のものを用い、
下部電極としてPd電極を用いた。作製は、基板のシー
トを作製し、この上に下部電極、厚膜絶縁層をスクリー
ン印刷してグリーンシートとし、同時に焼成した。表面
は、研磨し、30μm 厚の厚膜第一絶縁層付き基板を得
た。
【0060】この上に、上記と同様にして、蛍光体薄膜
(発光層)を300nm形成した。
【0061】さらに、第二絶縁層薄膜を蛍光体薄膜上に
形成した。第二絶縁層薄膜には、Ta25 を用い、膜
厚200nmのTa25 膜を形成した。第二絶縁層薄膜
の上にITO酸化物ターゲットを用いRFマグネトロン
スパッタリング法により、基板温度250℃で、膜厚2
00nmのITO透明電極を形成し、EL素子を完成し
た。
【0062】得られたEL素子の電極に1kHzのパルス
幅50μSの電界を印加することにより、輝度200cd
/m2 CIE1931色座標(0.1347、0.0789)の
青色発光が得られた。発光スペクトルのピーク波長は4
64nmであった。
【0063】また同様に作製したMg添加なしのEL素子で
の青色発光は、CIE1931色座標(0.1197、0.1
366)、発光スペクトルのピーク波長は474nmであ
った。Mgの添加により、より良い純度の青色が得られる
ことがわかる。
【0064】〔実施例2〕実施例1において、2ポイン
トコントロールガンを用いず、EBガン1台 を用い、
Eu添加バリウムチオアルミネートペレットとMgを入
れた抵抗加熱源を用いて、(Ba, Mg)Al23:E
uを形成した。発光層中のMg/(Mg+Ba)原子比を0、0.
1、0.3、0.5と変化させた4種類の発光層を作成
し、EL素子にして、青色発光を評価した。
【0065】Mg/(Mg+Ba)原子比0、0.1、0.3、
0.5のEL素子のスペクトルの波長は、それぞれ472
nm、471nm、470nm、460nmであった。Mgの添加
によりスペクトルは短波長側にシフトし、Mg/(Mg+Ba)原
子比0.5のEL素子では、NTSCの青程度の純度の高い青
色が得られた。
【0066】以上のように本発明の蛍光体薄膜は、フィ
ルタを用いなくとも色純度の良好でかつ高輝度に発光す
る青の蛍光体薄膜材料を得ることが可能となる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フィルタ
を必要としない、色純度の良好な、特にフルカラーEL
用の青に適した蛍光体薄膜、その製造方法、およびEL
パネルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法が適用可能な装置、または本発明
の製造装置の構成例を示す概略断面図である。
【図2】本発明の方法、装置により製造可能な無機EL
素子の構成例を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 第1の絶縁層(誘電体層) 3 蛍光体薄膜(発光層) 4 第2の絶縁層(誘電体層) 5 下部電極 6 上部電極(透明電極) 11 真空槽 12 基板 13 加熱手段 14 EB蒸発源 15 EB蒸発源 16 抵抗加熱源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05B 33/14 H05B 33/14 Z

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母体材料がバリウムチオアルミネートを
    主成分とし、母体材料にEuが発光中心として添加され
    ている蛍光体薄膜であって、 さらにMgが添加された蛍光体薄膜。
  2. 【請求項2】 前記Mgの添加量が原子比率Mg/(B
    a+Mg)で0.05〜0.8である請求項1記載の蛍
    光体薄膜。
  3. 【請求項3】 色座標でx<0.2、y<0.10の青
    色発光が得られる請求項1または2の蛍光体薄膜。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの蛍光体薄膜を
    有するELパネル。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかの蛍光体薄膜を
    蒸着法により形成する製造方法であって、 真空槽内に、少なくとも硫化アルミニウム蒸発源と、発
    光中心が添加された硫化バリウム蒸発源と、Mgメタル
    蒸発源とを有し、 これらの蒸発源の各々から硫化アルミニウム、硫化バリ
    ウム、Mgメタル原料を蒸発させ、基板上に堆積する際
    にそれぞれの原料物質を結合させて硫化物蛍光体薄膜を
    得る蛍光体薄膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかの蛍光体薄膜を
    蒸着法により形成する製造方法であって、 真空槽内に、少なくとも発光中心が添加されたバリウム
    チオアルミネート蒸発源とMgメタル蒸発源を有し、 これらの蒸発源の各々からバリウムチオアルミネートお
    よびMgメタル原料を蒸発させ、基板上に堆積する際に
    それぞれの原料物質を結合させて硫化物蛍光体薄膜を得
    る蛍光体薄膜の製造方法。
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