JP4198898B2 - 車両用ドアのインサイドハンドル装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ドアのインナーパネルに取付けられるケースに支軸を介して回動可能に軸支されるインサイドハンドルが、車両の前後方向に延びるとともに前記支軸が挿通される支持孔が後部に設けられる操作部と、該操作部の後部に一体に連なるとともに係合部が設けられるアーム部とを有して前記支軸の軸線方向から見て略L字状に形成され、前記支軸の軸線まわりに前記操作部を操作して前記インサイドハンドルを開放するときに前記係合部を当接、係合せしめて前記インサイドハンドルの回動端を規制する規制面が前記ケースに設けられる車両用ドアのインサイドハンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる装置は、たとえば実公平7−43379号公報および特開2000−87602号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車両用ドアを開放するためにインサイドハンドルを回動操作してケースの規制部に該インサイドハンドルの係合部を当接させたときに、インサイドハンドルの支持部には、開放側への操作力および規制部からの反力の合力が作用することになるが、上記従来のものでは、その合力が比較的大きくなっており、前記支持部の変形や破損が発生することを避けるためには、前記支持部の剛性を高めておく必要があった。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、インサイドハンドルの支持部に作用する力を小さく抑えるようにした車両用ドアのインサイドハンドル装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、車両用ドアのインナーパネルに取付けられるケースに支軸を介して回動可能に軸支されるインサイドハンドルが、車両の前後方向に延びるとともに前記支軸が挿通される支持孔が後部に設けられる操作部と、該操作部の後部に一体に連なるとともに係合部が設けられるアーム部とを有して前記支軸の軸線方向から見て略L字状に形成され、前記支軸の軸線まわりに前記操作部を操作して前記インサイドハンドルを開放するときに前記係合部を当接、係合せしめて前記インサイドハンドルの回動端を規制する規制面が前記ケースに設けられる車両用ドアのインサイドハンドル装置において、前記規制面に前記係合部が当接、係合した状態で前記支軸の軸線に直交する平面内で前記操作部の長手方向に直交する方向で該操作部に作用する開放側への操作力をf1、前記規制面から前記係合部に作用する反力をf2とし、前記平面内で前記操作力f1および前記反力f2の作用方向が相互になす角度をθとしたときに、前記支軸に作用する前記操作力f1および前記反力f2の合力R[={(f1+f2cosθ)2 +(f2sinθ)2 }1/2 ]が、前記反力f2以下となるように、前記係合部および規制面の当接面の前記平面内での前記操作力f1の作用方向に対する角度が設定されることを特徴とする。
【0006】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、車両用ドアを開放するためにインサイドハンドルを回動操作してケースの規制面に該インサイドハンドルの係合部を当接、係合させたときに、支軸に作用する力を比較的小さく抑えることができ、支軸の剛性を特に高めなくても該支軸の変形や破損が発生することはない。
【0007】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記規制面および前記係合部の当接面が、前記ケースをインナーパネルに取付けるためのねじ部材の軸線に直交する平面に沿うように形成されることを特徴とし、かかる構成によれば、ねじ部材および規制面がインサイドハンドルの回動軸線に沿う方向でオフセットした位置にあったとしても、規制面への係合部の当接時にねじ部材に曲げ応力だけが作用するようにして、ねじ部材への過大な荷重の作用を抑えることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0009】
図1〜図5は本発明の一実施例を示すものであり、図1はインサイドハンドル装置の横断平面図、図2は図1の2矢視方向から見たインサイドハンドル装置の正面図、図3は図1の3−3線方向から見たインサイドハンドル装置の背面図、図4は図3の4−4線断面図、図5はインサイドハンドルの開放側への規制状態を説明するための平面図である。
【0010】
先ず図1において、たとえば運転席側の車両用ドアが備えるインナーパネル11の内面側にはブラケット12が取付けられており、該ブラケット12には、本発明に従うインサイドハンドル装置の合成樹脂から成るケース13Aが、複数たとえば一対のねじ部材14,14で締結される。
【0011】
図2および図3を併せて参照して、車両の前後方向に長く形成されるケース13Aには、車室に臨む側に開口して前記ブラケット12側に突出した有底筒状部15Aが一体に設けられる。また有底筒状部15Aの後方側下部に対応する部分でケース13Aには開口部16が設けられる。さらに有底筒状部15Aの閉塞端には、有底円筒状に形成される一対の取付けボス17,17が、ブラケット12側に突出して一体に連設され、それらの取付けボス17,17内に頭部14a…を収容させるねじ部材14,14でケース13Aがブラケット12に締結される。
【0012】
而してねじ部材14は、取付けボス17の閉塞端に当接、係合する頭部14aと、取付けボス17の閉塞端を貫通するようにして前記頭部14aに同軸に連なる軸部14bと、該軸部14bよりも小径にして軸部14bに同軸に連なるねじ部14cとを一体に有するものであり、軸部14bの長さを取付けボス17の閉塞端の厚みにほぼ対応させて設定することにより、ねじ部材14の締付けによって取付けボス17の閉塞端に過大な荷重が作用することが回避される。
【0013】
車両の前後方向に沿う前記有底筒状部15Aの前方側でケース13Aには、上方のアンロック位置ならびに下方のロック位置間で変位するように操作することを可能としたロックノブ18が車室側に臨んで配設されており、該ロックノブ18の操作に伴なう変位を検出するスイッチ19が、ロックノブ18に対応する位置でケース13Aの背面側に配設される。
【0014】
ケース13Aには、合成樹脂から成るインサイドハンドル20Aが回動可能に軸支されており、該インサイドハンドル20Aは、車両の前後方向に長く延びてケース13Aの車室側(表面側)に配置される操作部21と、前記開口部16で操作部21の後部に一体に連なってケース13Aの背面側に配置されるアーム部22Aとを有して、平面視で略L字状となるように形成される。
【0015】
図4を併せて参照して、操作部21の後部上下両面には、上下に延びる円筒状の上および下支持筒部23,24が同軸にかつ一体に連設されており、それらの支持筒部23,24の内径と同一直径の支持孔25が両支持筒部23,24間を結ぶようにして操作部21の後部に設けられる。
【0016】
一方、ケース13Aには、上支持筒部23に通じる挿通孔26aを有して上支持筒部23の上端面に当接される上支持板部26と、下支持筒部24に通じる挿通孔27aを有して下支持部24の下端面に当接される下支持板部27と、前記挿通孔26aと同軸の挿通孔28aを有して上支持板部26の上面に対向する上係合板部28と、前記挿通孔27aと同軸の挿通孔29aを有して下支持板部27の下面に対向する下係合板部29とが一体に設けられる。
【0017】
インサイドハンドル20Aをケース13Aに軸支するための支軸30は、前記挿通孔26a,27a,28a,29a、上および下支持筒部23,24、支持孔25に挿通されるようにして、たとえば合成樹脂により形成される。この支軸30の上端には、上係合板部28の上面に当接、係合するようにして半径方向外方に張出す鍔部30aが一体に設けられる。また支軸30の下部には、該支軸30の周方向に等間隔をあけて配置される複数の係合爪30b,30b…が設けられており、これらの係合爪30b,30b…は下係合板部29の挿通孔29aに上方から挿通されたときに下係合板部29の下面に弾発的に係合する。すなわち前記各挿通孔26a,27aに上および下支持筒部23,24を同軸に連ならせるようにインサイドハンドル20Aの位置を定めた状態で、最上方の挿通孔28aから下方に向けて支軸30を押込むことにより、インサイドハンドル20Aを軸支するようにして支軸30がケース13Aに装着されることになる。
【0018】
インサイドハンドル20Aおよびケース13A間には、インサイドハンドル20Aの上支持筒部23を囲繞するように配置される捩りばね31が設けられており、この捩りばね31は、操作部21がケース13Aの有底筒状部15A内に収容される側にインサイドハンドル20Aを付勢するばね力を発揮する。インサイドハンドル20Aの操作部21に操作力を作用させない非操作状態で、インサイドハンドル20Aは、操作部21を前記有底筒状部15A内に収容した姿勢に在り、この状態は、有底筒状部15Aの内面側に設けられた規制面32に操作部21が当接することにより維持される。
【0019】
インサイドハンドル20Aのアーム部22Aには、車両用ドアの図示しないロック装置に開放操作力を伝達するためのケーブル等が連結されており、車室側から有底筒状部15A内に差込んだ手で、捩りばね31のばね力に抗して操作部21を回動操作することにより、前記ロック装置に開放操作力が伝達されることになる。
【0020】
図5を併せて参照して、インサイドハンドル20Aのアーム部22Aには係合部33Aが設けられており、インサイドハンドル20Aの開放操作時に前記係合部33Aを当接、係合させてインサイドハンドル20の回動端を規制する規制面34Aがケース13Aにおける有底筒状部15Aの閉塞端外面に設けられる。
【0021】
ところで、車両用ドアを開放するためにインサイドハンドル20Aを回動操作して前記規制面34Aに係合部33Aを当接させたときに、インサイドハンドル20Aの支持部すなわち支軸30には、前記支軸30の軸線に直交する平面内で前記操作部21の長手方向に直交する方向で前記操作部21に作用する開放側への操作力f1および規制面34Aからの反力f2の合力Rが作用することになるが、その合力Rが大きくなると、支軸30の変形や破損が生じる可能性がある。
【0022】
而して支軸30の軸線に直交する平面内で前記操作力f1および反力f2の作用方向が相互になす角度をθとすると、合力Rは、次の第(1)式
R={(f1+f2cosθ)2 +(f2sinθ)2 }1/2 …(1)
で表わされることになる。
【0023】
本発明に従えば、規制面34Aに係合部33Aが当接、係合した状態でインサイドハンドル20Aに作用する操作力f1ならびに前記規制面34Aから係合部33Aに作用する反力f2の合力Rが、前記反力f2以下となるように係合部33Aおよび規制面34Aの当接面の前記平面内での前記操作力f1に対する角度が設定されるものであり、この実施例では、前記θがたとえば135度に設定される。
【0024】
しかも前記規制面34Aは、ケース13Aをインナーパネル11のブラケット12に取付けるべくケース13Aに設けられた一対の取付けボス17,17の一方により近接した位置に設定されることが望ましく、そうすれば、係合部33Aを規制面34Aに当接させたときにケース13Aの有底筒状部15Aを介してねじ部材14に作用する曲げ荷重を極力小さく抑えることができる。
【0025】
また前記規制面34Aおよび前記係合部33Aの当接面は、この実施例のように、ケース13Aをインナーパネル11のブラケット12に取付けるためのねじ部材14,14の軸線に直交する平面に沿うようにして形成されることが望ましく、そうすれば、相互に近接した位置に在るねじ部材14および規制面34Aがこの実施例のように支軸30の軸線に沿う方向でオフセットした位置に設定されている場合に、規制面34Aへの係合部33Aの当接時にねじ部材14に曲げ応力だけが作用するようにして、ねじ部材14への過大な荷重の作用を抑えることができる。それに対し、前記規制面34Aがねじ部材14の軸線に直交する平面に対して傾斜して形成される場合には、規制面34Aへの係合部33Aの当接に伴ってねじ部材14には曲げ応力に加えてねじれ方向の力も作用することになり、ねじ部材14に作用する荷重が過大となる可能性もある。
【0026】
この実施例によれば、ケース13Aの規制面34Aにインサイドハンドル20Aの係合部33Aが当接、係合した状態でインサイドハンドル20Aに作用する操作力f1ならびに規制面34Aから係合部33Aに作用する反力f2の合力Rが前記反力f2以下となるように、係合部33Aおよび規制面34Aの当接面の前記支軸30に直交する平面内での前記操作力f1に対する角度が設定されている。したがって車両用ドアを開放するためにインサイドハンドル20Aを回動操作してケース13Aの規制面34Aに該インサイドハンドル20Aの係合部33Aを当接、係合させたときに、インサイドハンドル20Aを軸支する支軸30に作用する力を比較的小さく抑えることができ、支軸30の剛性を特に高めなくても該支軸30の変形や破損が生じる可能性はなく、この実施例のように支軸30を剛性の比較的低い合成樹脂製とすることも可能となる。
【0027】
ところで、この実施例では、(操作力f1/反力f2)が1/3に設定されており、合力Rが反力f2以下となるにあたっての角度θの範囲を上記第(1)式に基づいて計算すると、103度<θ≦180度の範囲であればR<f2となるものであり、そのような角度θの範囲を維持すれば、図6〜図8で示す第1〜第3変形例のように、係合部33B〜33Dおよび規制面34B〜34Dが形成されてもよい。
【0028】
図6の第1変形例では、インサイドハンドル20Bのアーム部22Bに設けられる係合部33Bが、ケース13Bが備える有底筒状部15Bに設けられる規制面34Bに当接、係合されるものであり、規制面34Bに係合部33Bを当接させたときに、インサイドハンドル20Bに作用している操作力f1の作用方向と、規制面34Bからインサイドハンドル20Bに作用する反力f2の作用方向とが、インサイドハンドル20Bを軸支する支軸30の軸線に直交する平面内で相互になす角度θは、たとえば110度に設定される。
【0029】
図7の第2変形例では、インサイドハンドル20Cのアーム部22Cに設けられる係合部33Cが、ケース13Cが備える有底筒状部15Cに設けられる規制面34Cに当接、係合されるものであり、規制面34Cに係合部33Cを当接させたときに、インサイドハンドル20Cに作用している操作力f1の作用方向と、規制面34Cからインサイドハンドル20Cに作用する反力f2の作用方向とが、支軸30の軸線に直交する平面内で相互になす角度θは、たとえば160度に設定される。
【0030】
さらに図8の第3変形例では、インサイドハンドル20Dのアーム部22Dに設けられる係合部33Dが、ケース13Dが備える有底筒状部15Dに設けられる規制面34Dに当接、係合されるものであり、規制面34Dに係合部33Dを当接させたときに、インサイドハンドル20Dに作用している操作力f1の作用方向と、規制面34Dからインサイドハンドル20Dに作用する反力f2の作用方向とが、支軸30の軸線に直交する平面内で相互になす角度θは、たとえば180度に設定される。
【0031】
ところで上記各実施例では、インサイドハンドル20A〜20Dの係合部33A〜33Dを当接、係合させる規制面34A〜34Dが、各ケース13A〜13Dの有底筒状部15A〜15Dにおける側壁部寄りで有底筒状部15A〜15Dの閉塞端外面に設けられていたが、有底筒状部15A〜15Dの側壁部から比較的離れた位置で有底筒状部15A〜15Dの閉塞端外面に規制面が設けられていてもよく、この場合、規制面および係合部の当接面が、ケースをインナーパネル側に取付けるためのねじ部材の軸線に直交する平面に沿うようにして形成されることが望ましい。そうすれば、係合部が規制面に当接、係合したときにねじ部材に作用する力を極力小さく抑えることができるだけでなく、規制面の形成に起因して有底筒状部の内面側に突出した部分が生じることがないようにすることができる。これに対し、規制面が前記ねじ部材の軸線に直交する平面に対して傾斜した傾斜面となると、規制面の形成に起因して有底筒状部の内面側に突出した部分が生じ、インサイドハンドルが備える操作部の有底筒状部内での操作に支障を来たす可能性がある。
【0032】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、ケースの規制面にインサイドハンドルの係合部を当接、係合させたときに、支軸に作用する力を比較的小さく抑えることができ、支軸の剛性を特に高めなくても該支軸の変形や破損が発生することはない。
【0034】
また請求項2記載の発明によれば、ねじ部材および規制面がインサイドハンドルの回動軸線に沿う方向でオフセットした位置にあったとしてもねじ部材への過大な荷重の作用を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 インサイドハンドル装置の横断平面図である。
【図2】 図1の2矢視方向から見たインサイドハンドル装置の正面図である。
【図3】 図1の3−3線方向から見たインサイドハンドル装置の背面図である。
【図4】 図3の4−4線断面図である。
【図5】 インサイドハンドルの開放側への規制状態を説明するための平面図である。
【図6】 第1変形例の図5に対応した平面図である。
【図7】 第2変形例の図5に対応した平面図である。
【図8】 第3変形例の図5に対応した平面図である。
【符号の説明】
11・・・インナーパネル
13A〜13D・・・ケース
14・・・ねじ部材
20A〜20D・・・インサイドハンドル
21・・・操作部
22A〜22D・・・アーム部
25・・・支持孔
30・・・支軸
33A〜33D・・・係合部
34A〜34D・・・規制面
Claims (2)
- 車両用ドアのインナーパネル(11)に取付けられるケース(13A〜13D)に支軸(30)を介して回動可能に軸支されるインサイドハンドル(20A〜20D)が、車両の前後方向に延びるとともに前記支軸(30)が挿通される支持孔(25)が後部に設けられる操作部(21)と、該操作部(21)の後部に一体に連なるとともに係合部(33A〜33D)が設けられるアーム部(22A〜22D)とを有して前記支軸(30)の軸線方向から見て略L字状に形成され、前記支軸(30)の軸線まわりに前記操作部(21)を操作して前記インサイドハンドル(20A〜20D)を開放するときに前記係合部(33A〜33D)を当接、係合せしめて前記インサイドハンドル(20A〜20D)の回動端を規制する規制面(34A〜34D)が前記ケース(13A〜13D)に設けられる車両用ドアのインサイドハンドル装置において、前記規制面(34A〜34D)に前記係合部(33A〜33D)が当接、係合した状態で前記支軸(30)の軸線に直交する平面内で前記操作部(21)の長手方向に直交する方向で該操作部(21)に作用する開放側への操作力をf1、前記規制面(34A〜34D)から前記係合部(33A〜33D)に作用する反力をf2とし、前記平面内で前記操作力f1および前記反力f2の作用方向が相互になす角度をθとしたときに、前記支軸(30)に作用する前記操作力f1および前記反力f2の合力R[={(f1+f2cosθ)2 +(f2sinθ)2 }1/2 ]が、前記反力f2以下となるように、前記係合部(33A〜33D)および規制面(34A〜34D)の当接面の前記平面内での前記操作力f1の作用方向に対する角度が設定されることを特徴とする車両用ドアのインサイドハンドル装置。
- 前記規制面(34A)および前記係合部(33A)の当接面が、前記ケース(13A)をインナーパネル(11)に取付けるためのねじ部材(14)の軸線に直交する平面に沿うように形成されることを特徴とする請求項1記載の車両用ドアのインサイドハンドル装置。
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