JP4198743B2 - デジタル放送受信機 - Google Patents

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Description

この発明は、受信状態の良好なときに格納しておいたデータを、受信状態の劣化時に代替画像として再生するデジタル放送受信機に関するものである。
デジタル放送は、アナログ放送と比べると受信障害が起こりにくいという特徴を持っている。その理由は、マルチパス妨害に強くするためガードインターバルを十分長くとっていること、信号の復元性を強くするためRS符号、畳み込み符号の2重誤り訂正方式を採用していること、誤り訂正が効果的になるようにインターリーブによりデータの誤りが分散されるようにしていること、電波の反射率やパルスノイズのエネルギーを低くするためにUHF帯を使用していることなどである。このようにデジタル放送では、受信障害に対して多くの改善が図られているが、移動体に搭載したデジタル放送受信機の場合、その受信環境により、据え置き型のものに比べ受信障害は起こりやすい。この受信障害は、映像の場合、画面上に現れるブロック状のノイズとなり、音声の場合、音切れとなる。
このような受信障害の対策として、車載用放送受信機において、受信が途切れる前の放送信号を記憶媒体に記憶しておき、トンネルなど電波の届かない領域に入った場合に記憶しておいた放送データを再生して、受信の途切れにより発生するノイズを防止する方法が特許文献1に開示されている。また、放送局が1つの放送番組を高ビットレートと低ビットレートの2種類に符号化して放送または通信網経由で配信し、受信機では、受信状態の良い間は高ビットレートの綺麗な映像を再生し、受信状態が劣化した時には低ビットレートを再生するようにする方法が特許文献2で開示されている。この技術では、電波強度や放送データ内のヘッダ情報を利用して電波状態の劣化指標として用い、再生するデータの2重化や切替えタイミングについて解決することについても示している。さらに、2つの同一データを時間的にずらして多重化して放送することで、受信機では、受信状態の良い間は後に送られたデータを再生し、受信状態が劣化した場合には先に送られ保持していたデータを再生するようにする方法が特許文献3で開示されている。
特開2001−275049号公報(第2〜3頁、図1、図3) 特開2003−134064号公報(第12頁、図1、図3) 特開2004−320394号公報(第12頁、図1、図2)
特許文献1に記載されている放送受信機の場合、記憶媒体に記憶しておいた受信が途切れる前の放送信号を用いているが、実際のデジタル放送のデータ構成に対応する点について具体的に開示されていない。例えば、記憶データの蓄積フォーマットについて考慮されていないので、突然発生する受信状態の劣化時に記憶データによる再生に切替える際、切り替えタイミングで映像や音声が途切れる可能性が高いという問題がある。また、特許文献1や特許文献2に記載の方法の場合、同じ放送番組のデータを異なるフォーマットしたりや遅延させることにより多重放送で送るか、他の通信網等などで送信するようにしているが、この方法は放送局側で対応してくれないと実現できないという基盤整備上の問題があり、受信機側だけでは対応できないという問題がある。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、現状のデジタル放送の送信電波に関する受信障害対策への対応を受信機側のみで完結でき、蓄積フォーマットを工夫することにより、放送再生中に蓄積データに切替える場合にスムーズな再生を行えるデジタル放送受信機に関するものである。
この発明に係るデジタル放送受信機は、受信した放送波から指定のチャネルにチューニングしてトランスポートストリームを抽出すると共に、放送波の電波強度に応じた受信状態を表す受信状態情報を生成するチューナと、受信状態情報に基づいて受信状態を判定する受信状態判定手段と、トランスポートストリームの一定量を一時的に格納するトランスポートストリーム格納手段と、受信状態判定手段で受信状態が良好と判定された場合には、チューナで抽出されたトランスポートストリームをそのまま後段に出力して再生対象のデータとすると共に、当該トランスポートストリームをトランスポートストリーム格納手段に格納し、また、受信状態判定手段で受信状態が劣化と判定された場合には、チューナの出力を遮断してトランスポートストリーム格納手段から格納されているトランスポートストリームを古い順に読み出して再生対象のデータとして後段に出力する再生データ選択手段と、再生データ選択手段から出力されるトランスポートストリームをメディア毎のパケットデータに分離し、これらのデータを対応するメディア毎の再生手段に渡し、その際に、受信状態判定手段で受信状態が変更になった場合には当該変更になったことをトランスポートストリームの不連続点として取扱うデマルチプレクサとを備えたものである。
このことによって、受信状態が劣化した場合に、受信データに代えて直前まで記憶していた番組データを代替データとして再生表示するので、受信機自体で完結できる構成とすることができ、放送局側はリアルタイムの放送波を1ソースだけ放送するだけで済む。また、蓄積フォーマットを工夫しているので、放送データを再生中に蓄積データに切替える場合に、スムーズな再生を実現することができる。さらに、この発明は、放送中の番組データを基に受信機側で代替データを蓄える構成であるので、ライブ中継や緊急放送などによって急に放送番組編成が変更となった場合であっても対応できる利点がある。
この発明のデジタル放送受信機が適用されるデジタル放送システムの概略構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態1によるデジタル放送受信機の機能構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る再生データ選択部の動作状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるデジタル放送受信機の機能構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る再生タイミング情報の例を示す説明図である。 データ放送コンテンツの伝送データ構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態3によるデジタル放送受信機の機能構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4によるデジタル放送受信機の機能構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4によるデジタル放送受信機の機能構成を示すブロック図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明のデジタル放送受信機が適用されるデジタル放送システムの概略構成を示す説明図である。
図1において、放送局1は、放送番組を構成する映像、音声、データ放送コンテンツといった各種データをそれぞれ符号化した後、メディア多重してISO/IEC13818−1に規定されたトランスポートストリーム(Transport Stream:以下TSとする)にして、放送電波にて出力する。放送局1からの放送電波は中継アンテナ3で中継され、車両2に搭載されたデジタル放送受信機で受信される。
図2はこの発明の実施の形態1によるデジタル放送受信機の機能構成を示すブロック図である。
デジタル放送受信機200は車両2に搭載され、放送電波を受信する車載用デジタル放送アンテナ10、リモコン15、映像モニタ12およびスピーカ13が接続されている。デジタル放送受信機200の構成において、装置管理部203は受信機の各種処理を管理する手段である。
チューナ204は、指定のチャネルにチューニングして、車載用アンテナ10で受信された放送波から必要なTSを抽出する手段である。受光部206は、リモコン205が発する赤外線信号を受信して装置管理部203にユーザ操作の指示内容を通知する手段である。
デマルチプレクサ(de-multiplexer:以下DEMUXとする)207は、デジタル放送波に多重化されている映像、音声、データ放送コンテンツといったメディア毎のパケットデータを種別毎に分離する手段である。DSMCC処理部(データ放送コンテンツ伝送パケット処理手段)208は、DEMUX207で分離されたデータ放送コンテンツのパケットデータから、DSMCC(Digital Storage Media Command and Control:DSMCCについては、実施の形態3において後述する。)プロトコルに従ってデータを再構成し、データ放送コンテンツのファイルデータを生成する手段である。データ放送コンテンツ再生部209は、データ放送コンテンツのファイルデータから当該コンテンツの映像信号を再生する手段である。映像・音声再生部210は、DEMUX207で分離された映像、音声の符号化データから映像信号、音声信号を再生する手段である。映像ミキサ211は、データ放送コンテンツ再生部209と映像・音声再生部210から出力される映像信号を合成する手段である。
TSバッファ(トランスポートストリーム格納手段)220は、チューナ204より出力されるTSの一定量を一時的に格納する手段である。受信状態判定部221は、チューナ204から得られる受信状態を表す情報に基づいて受信状態を判定する手段である。再生データ選択部230は、受信状態判定部221の判定結果に基づいてチューナ204のTSまたはTSバッファ220のTSを再生データとして選択する手段である。そのため、再生データ選択部230はチューナ204から入力されるTSを選択するチューナ入力選択スイッチ231と、再生するTS源をチューナ204側にするか、TSバッファ220にするかを選択する再生TS選択スイッチ232を備えている。
次に動作について説明する。
ユーザがリモコン15で放送番組視聴を指示すると、その指示内容は受光部206経由で装置管理部203に通知される。装置管理部203では、指示内容を解析して、ユーザ指定のチャネルをチューナ204に通知すると共に、映像・音声再生部210に再生開始を通知する。チューナ204では、指定されたチャネルにチューニングして車載用デジタル放送アンテナ10で受信された放送波からTSを抽出する。また、この発明の場合のチューナ204は、受信された放送波の電波強度に応じた受信状態を表す受信状態情報を生成しており、これを受信状態判定部221に入力する。受信状態判定部221では、この受信状態情報に基づいて受信状態を判定し、受信状態の判定結果を再生データ選択部230、TSバッファ220およびDEMUX207に通知する。
今、受信状態が良好であったとすると、その判定結果に基づいて再生データ選択部230は、図3(a)に示すように、チューナ204の出力TSをDEMUX207およびTSバッファ220に入力するように、チューナ入力選択スイッチ231と再生TS選択スイッチ232を設定する。これにより、チューナ204からのTSは再生データ選択部230を経由してDEMUX207に入力する。DEMUX207では、入力されたTSから映像、音声の符号化データとデータ放送コンテンツのDSMCCパケットに分離して、それぞれを映像・音声再生部210およびDSMCC処理部208に入力する。装置管理部203から再生開始を通知された映像・音声再生部210では、入力された映像、音声の符号化データをそれぞれ復号し、映像信号は映像ミキサ211に入力される。一方、DEMUX207で分離されたデータ放送コンテンツのパケットデータは、DSMCC処理部208において、DSMCCプロトコルに従ってデータを再構成され、データ放送コンテンツのファイルデータに生成される。データ放送コンテンツ再生部209では、このデータ放送コンテンツのファイルデータから映像信号が再生され映像ミキサ211に入力される。
映像ミキサ211は、映像・音声再生部210と映像ミキサ211からの各映像信号を合成して映像モニタ12へ出力する。また、映像・音声再生部210からの音声信号はスピーカ13へ出力される。
また、受信状態が良好の間において、再生データ選択部230は、チューナ204の出力TSをTSバッファ220に入力する。これにより、TSバッファ220には受信状態が良好な間のTSが所定量一時的に格納される。
次に、デジタル放送受信機200で、放送電波の受信状態が良好な状態から劣化中へと変化した場合、受信状態判定部221の判定結果に基づいて、再生データ選択部230は、図3(b)に示すように、チューナ204の出力をDEMUX207およびTSバッファ220に入力せず、代わってTSバッファ220に格納されているTSのみがDEMUX207に入力されるように、チューナ入力選択スイッチ231および再生TS選択スイッチ232を設定する。また、DEMUX207では、受信状態判定部221からの受信状態が変更になったという判定結果通知の受領時点をストリームの不連続点として取扱う。続いて、DEMUX207は、TSバッファ220から読み出したTSから映像、音声の符号化データとデータ放送コンテンツのDSMCCパケットを分離する。以降、上述と同様な処理をして映像モニタ12、スピーカ13で代替映像、音声を再生する。
ここで、TSバッファ220は、番組の視聴開始時、および受信状態判定部221から受信状態が劣化中から良好な状態へと変化したことを通知された時に、装置管理部203よりバッファリセットを受けて内容をクリアされる。それ以降、当該番組を一時的に或る量を最大としてリング状に使用するバッファに、再生データ選択部230から与えられる最新データを書込む。一方、受信状態が劣化中には、最も古いデータから順にリング状に繰り返し読出して出力する。
以上のように、この実施の形態1によれば、視聴中の番組データをTS形式で一時的に格納しておき、受信状態が劣化した場合にその格納データを再生するようにしているので、予め放送局側で同じ放送番組を2重に用意することなく、1つのリソースに基づいて再生動作を継続することができる。したがって、このように構成することにより、受信側で放送中の番組データを基にした代替データを蓄えることができるため、ライブ中継や緊急放送などによって急に放送番組編成が変更となった場合であっても、放送局には無関係に受信機で対応できる利点がある。
なお、上記図2の構成において、例えばISO/IEC13818−1で規定されているPMT(Program Map Table)から視聴中の番組のPID(Packet ID)が無くなったなどのように、放送波に同包されて放送される番組配列情報などの番組編成情報から視聴中のチャネルで当該放送番組が終了したことを通知された場合には、TSバッファ220に格納しているデータを一旦全て廃棄し、次に視聴する放送番組のデータについて新たに格納するように構成してもよい。ここで、PMTは、TSのペイロードに含まれて伝送される番組配列情報の一つで、サービスに含まれる画像や音声などのPIDを格納した表である。PMTから得られるPIDのついたパケットを集めること(選局)によって番組を再生するために使用される。
また、例えば上記PMTおよびARIB STD−B10規定のEIT(Event Information Table:番組の名称、開始日時、番組長、放送内容など、番組に関連する情報が含まれる表)等番組編成情報から視聴中の放送番組がすでに終了していることが通知された場合であっても、受信状態が劣化中で、現在放送中の新たな番組データを再生できない場合には、DEMUX207はTSバッファ220に格納されている終了前の番組データをそのまま再生し続ける構成としてもよい。この場合、すでに放送番組が終了している由を画面に提示するようにしてもよい。
さらに、TSに含まれた、RMPI(Right Management & Protection Information)やARIB STD−B10規定のexpire記述による指定等により番組の視聴有効期限が指定されている場合には、DEMUX207は、その有効期限情報に従って、TSバッファ220からのデータ利用する制御するように構成してもよい。また、反対に、有効期限が満了している由を提示して再生を継続するようにしてもよい。
実施の形態1の説明では、TS受信後、直ぐに再生を行う場合について示したが、上記のようなTSバッファ220を利用して受信状態の変更を判定するために必要な時間分を遅延させる方式であってもよい。その場合には、上記再生選択スイッチ232を実装せず、TSバッファ220へのデータ書込み処理は、受信状態が良好な間に行い、受信状態が劣化中は停止させるようにし、TSバッファ220からのデータ読出しおよび再生動作は、受信状態に関わらず、常にTSバッファ220に格納されるデータを利用すればよい。
また、実施の形態1では、受信状態についてチューナ204で電波強度を基に求めるようにしているが、DEMUX207においてTSのパケットヘッダなどに含まれるシーケンシャル番号情報や時刻情報などに基づいて求めたものであってもよい。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2によるデジタル放送受信機の機能構成を示すブロック図である。図において、図2に相当する部分には同一符号を付し、原則としてその説明は省略する。
必須データ選択部(必須データ選択手段)241は、再生データ選択部230を介して与えられるTSから送信タイミングを保持するために放送局で挿入される無意味なパケットであるヌルパケットを削除すると共に、TSの再生時に必要なタイミングを与える再生タイミング情報を生成してヌルパケットを削除した代わりに挿入して有意TSを生成し、TSバッファ220に格納する手段である。データ読み出し制御部(データ読出し制御手段)242は、受信状態の劣化中に、TSバッファ220に格納された有意TSを読み出し、有意TSに挿入されている再生タイミング情報に基づいて、再生のタイミングを与える数のヌルパケットを挿入して元の長さトランスポートストリームを生成し再生データ選択部230を介してDEMUX207に出力する手段である。
次に、動作について説明する。
上記実施の形態1と同様に、受信状態が良好な間、再生データ選択部230は図3(a)に示すように設定される。チューナ204で抽出されたTSが必須データ選択部241およびDEMUX207に入力される。このとき、必須データ選択部241では、入力されたTSからヌルパケットを削除すると共に、再生タイミング情報を生成してヌルパケットを削除した代わりに挿入して有意TSを生成しTSバッファ220に一時格納する。
一方、受信状態が劣化中の間は、再生データ選択部230は図3(b)に示すように設定され、チューナ204の出力は遮断される。データ読み出し制御部242では、TSバッファ220に格納されていた有意TSを読出し、有意TSから再生タイミング情報を抽出する。そして、再生タイミング情報に基づいてヌルパケットを生成して有意TSに挿入して元のTSを再生し、DEMUX207に出力する。これにより、DEMUX207には再生されたTSが然るべきタイミングで入力される。
ここで、再生タイミング情報の一例について、図5を用いて説明する。
必須データ選択部241では、再生データ選択部230が出力するTSの中からヌルパケットを探し出して不要パケットとして削除する。そして、そのヌルパケットがあった位置に、不要パケットの連続個数を記述した再生タイミング情報を生成して挿入することにより有意TSを生成し、TSバッファ220に格納する。
一方、データ読み出し制御部242では、受信状態が劣化中にTSバッファ220から読出した有意TSから再生タイミング情報として入れ込まれている不要パケット連続個数情報を取り出す。そして、その情報に従った数のヌルパケットを有意TS上の対応位置に入れ込み、元の長さのTSを生成する。このように生成されたTSは再生データ選択部230の再生TS選択スイッチ232を介してDEMUX207に然るべきタイミングで出力される。
以上のように、この実施の形態2によれば、受信状態が良好な間、ストリームデータから有意パケット以外のパケットを削除し、代わりに再生タイミング情報を付加してTSバッファ220に格納するようにしたので、ストリームデータ長を短くして格納できるので、TSバッファの資源を有効に活用することができる。
ここで、TSは複数チャネルを1つのストリームとして番組多重して放送されるため、受信状態が良好な間に、必須データ選択部241には複数チャネルが多重されたTSが入力されることとなる。そこで装置管理部203から必須データ選択部241に対して、視聴中のチャネル番号を通知しておくようにし、必須データ選択部241にて視聴中でない番組のデータパケットとヌルパケットとを不要パケットと見なして、上述したと同じ処理を行うようにする。これにより、データ読出し制御部242からの出力は、視聴中以外のチャネルは全てヌルパケットとなるが、視聴中のチャネルはDEMUX207以降の機能ブロックにて正常に再生することができる。
また、TSは、1つの番組の場合、映像、音声、データ放送コンテンツといった複数のモノメディアによって構成されており、モノメディア毎に固有のPIDを付加して伝送している。必須データ選択部241で、これらのうち、例えば映像、音声のみを残す場合であれば、映像と音声のパケットとその制御情報パケットだけを有意パケットとし、それ以外を不要パケットと見なすなどのように、特定のモノメディアに制限して有意TSを構成することもできる。なお、かつ、例えばTSで伝送されるビデオ符号化であるMPEG−2 Video(ISO/IEC13818−2勧告)では、データ量圧縮のため、そのフレームデータだけで復号できるもの(イントラフレーム)と、前後のフレームとの差分データだけで構成されるもの(インターフレーム)とで構成されている。このMPEG−2 Videoによる符号化データをTSで伝送する際、規定のデータ長に分割してヘッダを付けるが、イントラフレームのデータ先頭パケットのヘッダでフラグを立てること(adaptation_field()にあるrandom_access_indicatorを1にセットすること)で示す。このようなモノメディア符号化データを最も綺麗に復号する情報にしたがって、TSバッファ220にデータを格納開始することで、よりスムーズな再生を実現する構成にしてもよい。
その上、TSバッファ220はリングバッファとして利用しているため、一定量以上になった場合、最も古いデータから上書きすることで、一定量の最新データを保持している。よって、モノメディア符号化データを最も綺麗に復号するデータ位置から次のモノメディア符号化データを最も綺麗に復号するデータ位置直前までを1単位として、リングバッファの上書き単位として利用するように構成してもよい。
実施の形態3.
この実施の形態3では、データ放送サービスに特化して、データを蓄積し受信状態の劣化中に再生する方法に関して説明する。
先ず、データ放送コンテンツが映像、音声の符号化データなどと、どのようにメディア多重化されて、放送されるかについて、簡単に説明する。データ放送コンテンツは、DSMCCパケットデータとして多重化されるが、DSMCC(Digital Storage Media Command and Control)とは、蓄積オーディオ・ビジュアル・データを遠隔からアクセスするためのMPEG2ストリーム対応のプロトコルで、ISO/IEC13818−6勧告で規定されたものである。特に、ビデオオンデマンドシステムのような分散環境下ではデータ・アクセスをコントロールするためのプロトコルが必要となるが、これを標準化したものがDSMCCである。日本では、これを基にデジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式の標準規格STD−B24が(社)電波産業会(略称ARIB)で規定されている。
また、STD−B24では、BML(Broadcast Markup Language)というマークアップ言語のファイルを中心とするマルチメディアコンテンツを1つのデータ放送としてDSMCC伝送するが、このBMLコンテンツにおいて、スタートページとして必ず「startup.bml」というファイル名とすることを規定している。例えば図6に示すように、放送局より放送するデータ放送コンテンツは、「startup.bml」、「st1.png」、「1.bml」の3つのファイルから構成される。ここで、「startup.bml」ファイルの中で「st1.png」ファイルが参照され、かつ「startup.bml」ファイルの中で「1.bml」ファイルへリンクされている場合、このデータ放送ファイル構成情報などを示すための制御情報を生成し、各ファイルデータおよび制御情報にDSMCCヘッダを付加してDSMCCパケットを生成する。これらのDSMCCパケット1組分を繰返し送出(カルーセル送出)し、PES(Packetized Elementary Stream)を構成する。さらに、PESを細かい情報単位(188バイトの固定長)のTSパケットに分け、放送帯域の映像、音声の符号化データのTSパケットと共に所定の順序で配列して多重化され一本のビット列であるTSを生成する。一方、受信機では、ユーザからの指示に従って、最新のデータ放送コンテンツの当該ファイルを取得し再生するのが、搭載メモリ量の軽減のため、一般的な方法となっている。
図7はこの発明の実施の形態3によるデジタル放送受信機の機能構成を示すブロック図である。図において、図2に相当する部分には同一符号を付し、原則としてその説明は省略する。
パケットデータバッファ(パケットデータ格納手段)226は、受信状態が良い間のDSMCCデータ(データ放送のパケットデータ)の一定量を一時格納しておく手段である。再生データ選択部227は、受信状態判定部221の判定結果に基づいて内蔵のスイッチを設定し、受信状態が良好と判定された場合には、DEMUX207で分離されたDSMCCデータをDSMCC処理部208に出力し、また、受信状態が劣化と判定された場合には、パケットデータ読出し制御229がパケットデータバッファ226から読出したパケットデータをDSMCC処理部208とパケットデータ書込み制御部228に出力する手段である。パケットデータ書込み制御部228は、再生データ選択部227の出力から、視聴中の番組に関連したデータ放送コンテンツのためのDSMCCデータを選択し、パケットデータバッファ226に格納されていないデータを格納する手段である。パケットデータ読出し制御部229は、DSMCC処理部208からの読出し指示に従ってパケットデータバッファ226から必要なDSMCCデータを出力する手段である。
次に、動作について説明する。
実施の形態1および実施の形態2と同様に、図1の放送局1からの映像、音声の符号化データとDSMCCパケットを多重化したTSの電波が車載用デジタル放送アンテナ10で受信される。ユーザがリモコン15でデータ放送サービスの視聴開始を指示すると、装置管理部203で当該指示内容を解析し、データ放送コンテンツ再生部209に視聴中の番組に連動した番組番号を含むデータ放送サービスの再生開始通知を与える。データ放送コンテンツ再生部209では、再生開始通知の内容を解析し、DSMCC処理部208に対して、データ放送サービスの再生開始通知に含まれる番組番号を付加した「startup.bml」ファイルの取得指示を行う。一方、DEMUX207では、チューナ204で抽出されたTSがDEMUX207に入力されると、入力TSより映像、音声の符号化データとデータ放送コンテンツのDSMCCパケットに分離して、それぞれ映像・音声再生部210および再生データ選択部227に出力する。映像・音声再生部210では、実施の形態1と同様に、入力される映像、音声の符号化データを復号し、映像信号は映像ミキサ211経由で映像モニタ12へ、音声信号はスピーカ13へ出力されて再生される。
ここで、受信状態が良好な場合は、再生データ選択部227では、受信状態判定部221の判定結果に基づいてDEMUX207から出力されるDSMCCパケットがDSMCC処理部208およびパケットデータ書込み制御部228に入力されるように内蔵のスイッチを設定する。DSMCC処理部208では、再生データ選択部227から入力されたDSMCCパケットについて必要な番組番号のものだけを監視し、そのデータ放送ファイル構成情報などを示す制御情報を取得し、内容を解析する。そして、解析した制御情報をパケットデータ書込み制御部228に通知すると共に、当該制御情報に従って再生データ選択部227から順次転送されるDSMCCパケットの中から、「startup.bml」ファイルを伝送するDSMCCパケットを収集して、その「startup.bml」ファイルを再構築する。
DSMCC処理部208から、再構築された「startup.bml」ファイルが出力されると、データ放送コンテンツ再生部209では、再生のために当該ファイルの内容解析を行う。データ放送コンテンツ再生部209は、本内容解析により、「startup.bml」ファイルで「st1.png」ファイルを参照していることを得るとDSMCC処理部208に対して、「st1.png」ファイルの取得指示を行う。DSMCC処理部208では、「startup.bml」ファイルと同様に「st1.png」ファイルの取得処理を行ってデータ放送コンテンツ再生部209へ出力する。データ放送コンテンツ再生部209は、「startup.bml」ファイルに従った「st1.png」ファイルへの参照を含むデータ放送コンテンツを再生し、その出力映像を映像ミキサ211に入力し、映像・音声再生部210からの映像信号と合成した映像信号を映像モニタ12に出力して表示させる。
また、受信状態が良好な間、パケットデータ書込み制御部228では、DSMCC処理部208から通知された制御情報に従って、番組を構成する1組分のDSMCCパケット全てをリストアップし、各パケットのパケットデータバッファ226への格納状況(格納済みか、未格納か)を記録する情報を付加して、構成DSMCCパケットテーブルを生成する。パケットデータ書込み制御部228では、本テーブルに従って、再生データ選択部227から入力されるDSMCCパケットについて、パケットデータバッファ226への格納状況を確認する。入力されたDSMCCパケットが未格納の場合、パケットデータ書込み制御部228は、これをパケットデータバッファ226に格納し、本構成DSMCCパケットテーブルに当該パケットの「格納済み」を記録する。一方、入力されたDSMCCパケットが本構成DSMCCパケットテーブルで格納済みとなっている場合はそのまま読み捨てる。このように処理することで、パケットデータバッファ226にはデータ放送番組1組分のDSMCCパケットが揃えて格納される。
次に、「startup.bml」ファイルの画面表示中に、受信状態が劣化した場合、再生データ選択部227では、受信状態判定部221の判定結果に基づいて、パケットデータ読出し制御部229の出力がDSMCC処理部208へ与えられるように内蔵のスイッチを設定する。ここで、ユーザがリモコン15で「1.bml」ファイルへのリンクボタンをクリックしたとすると、データ放送コンテンツ再生部209には装置管理部203経由でリンクボタンへのクリック情報が通知される。これによりデータ放送コンテンツ再生部209はDSMCC処理部208に対して、「1.bml」ファイルの取得指示を行う。
DSMCC処理部208では、受信状態判定部221の判定で受信状態が劣化中であるため、制御情報より「1.bml」ファイルを再構築するための2つのDSMCCパケットの取得要求をパケットデータ読出し制御部209に対し行う。パケットデータ読出し制御部209では、DSMCCデータ書込み制御部208で生成した構成DSMCCパケットテーブルに基づいてパケットデータバッファ226への当該パケットの格納状況を確認する。格納済みであれば、パケットデータ読出し制御部209は当該パケットを読出して再生データ選択部227経由でDSMCC処理部208へ出力する。DSMCC処理部208では、入力されたDSMCCパケットから「1.bml」ファイルを再構築し、データ放送コンテンツ再生部209に出力することで、上記「startup.bml」ファイルと同様に再生され、映像モニタ12に表示される。したがって、受信状態の劣化中においてもデータ放送サービスのみは視聴可能となる。
以上のように、この実施の形態3によれば、受信状態が良好な間は最新のデータ放送コンテンツを取得するため、リアルタイムの放送波に多重されているDSMCCパケットを利用するが、受信状態が劣化中の間は受信状態が良好な間に予め格納しておいたデータ放送番組を構成する1組分のDSMCCパケットを基に、データ放送コンテンツの再生を行うように構成している。したがって、受信状態に関わらずデータ放送コンテンツを享受することが可能となる。また、デジタル放送サービスがライブ中継の付属サービスや緊急放送であって、急な番組編成等により新たに用意されたコンテンツであっても、予め用意されたデータ放送コンテンツと同じ処理で対応が可能となる。
なお、DSMCCパケット中の制御情報により、DSMCCパケットの全部または一部が更新(例えば、PMTのevent_id、データ符号化方式記述子のadditional_data_component_infoのdata_event_id、DownloadInfoIndicationのmoduleVersion等の更新)された場合、デジタル放送受信機の中で更新情報を確認し、更新された場合はパケットデータバッファ226から古いデータを削除し、最新のDSMCCパケットを格納するような構成としてもよい。
また、DSMCCパケット中に、当該データ放送番組に対するイベントデータ(例えば、STD−B24規定のイベントメッセージ等)を含むパケットがある場合、コンテンツのパケットと一緒にパケットデータバッファ226に格納しておき、受信状態が劣化中のデータ放送コンテンツファイルの再生時のDSMCCパケット読出し指示時に、当該ファイル用とイベントデータ用の2種類のDSMCCパケットを読み出すような構成としてもよい。この場合、イベントデータ用DSMCCパケットは、全パケットを出力してもよいし、当該ファイルに関係するものだけを出力してもよい。このようにすることにより、データ放送コンテンツ再生部209では、受信状態の良非に関わらず、データ放送コンテンツの再生に対してイベントデータに基づいた効果を与えることができるようになる。なお、イベントデータの再生について、当該イベントデータで指定される発火日時等の条件に準じてもよいし、ユーザが発火させるか、させないかを決めるのでもよい。
実施の形態4.
この実施の形態4では、データ放送コンテンツの伝送パケットを格納する代わりに、再構築したデータ放送コンテンツをファイル形式で一時格納しておく方法について述べる。
図8はこの発明の実施の形態4によるデジタル放送受信機の機能構成を示すブロック図である。図において、図7に相当する部分には同一符号を付し、原則としてその説明は省略する。
ファイルバッファ(ファイル格納手段)234は、受信状態が良好の間、DSMCC処理部208で再構築されたデータ放送コンテンツファイルを一時格納しておく手段である。ファイル入出力・書込み制御部231は、DSMCC処理部208に内に設けられ、データ放送コンテンツファイルについて、DSMCC処理部208で再構築されたデータ放送コンテンツのファイルデータと、DSMCC処理部208の外部から入力されたものの入出力制御を行うと共に、受信状態が良好時のデータ放送番組を構成するデータ放送コンテンツファイル1組分をファイルバッファ234へ書込む手段である。ファイル読出し制御部233は、ファイル入出力・書込み制御部231からのファイル出力指示に従ってデータ放送コンテンツファイルバッファ234からデータ放送コンテンツファイルを読出してファイル入出力・書込み制御部231に出力する手段である。なお、再生データ選択部227は、上記実施の形態3の場合、DEMUX207およびDSMCCデータ読出し制御部229の入力を選択するように構成されていたが、この実施の形態4ではDEMUX207からのデータ放送コンテンツのDSMCCパケットのみが入力され、受信状態劣化中はそのDSMCCパケットを出力しないように構成されている。
次に、動作について説明する。
受信状態が良好な間、再生データ選択部227では、受信状態判定部221の判定結果に基づいて、DEMUX207から入力されたデータ放送コンテンツのDSMCCパケットをDSMCC処理部208に入力するよう内蔵のスイッチを設定する。データ放送コンテンツ再生部209では、実施の形態3と同様に、装置管理部203からデータ放送サービス再生開始指示を受けて、DSMCC処理部208に対し、当該データ放送番組の番組番号を付加した「startup.bml」ファイルの取得指示通知を与える。DSMCC処理部208では、このときの受信状態判定部221の判定結果(受信状態が良好であること)に従って、放送中のデータを最優先に取得するよう、内蔵のファイル入出力・書込み制御部231に「startup.bml」ファイルの取得指示通知を伝える。また、この時、DSMCC処理部208は、再生データ選択部227経由でDEMUX207から入力されたDSMCCパケットについて、要求された番組番号のものだけを監視し、当該パケットのデータ放送ファイル構成情報などを示す制御情報を取得し、DSMCCパケットで伝送されるデータ放送コンテンツファイル(「startup.bml」ファイル)を再構築してファイル入出力・書込み制御部231に渡す。
ファイル入出力・書込み制御部231では、渡されたデータ放送コンテンツファイルがファイル取得指示のファイル(つまりここでは「startup.bml」ファイル)であれば、それをデータ放送コンテンツ再生部209に対し出力すると共に、以前にファイルバッファ234に格納したデータ放送コンテンツファイルであるか否かを確認する。そして、そのファイルが未格納であれば、ファイルバッファ234に格納する。データ放送コンテンツ再生部209では、入力された「startup.bml」ファイルの内容を解析し、その中で参照される「st1.png」ファイルの取得指示を行い、DSMCC処理部208にて「startup.bml」ファイルと同様に「st1.png」ファイルを取得し出力する。このことにより、データ放送コンテンツ再生部209で「startup.bml」ファイルに従った「st1.png」ファイルへの参照を含むデータ放送コンテンツが再生される。
次に、「startup.bml」ファイルの画面表示中に、受信状態が劣化した場合、再生データ選択部227は、受信状態判定部221の判定結果に基づいてDEMUX207からのDSMCCパケットを遮断し、DSMCC処理部208に入力しないようの内蔵のスイッチを設定する。ここで、ユーザがリモコン15で、「1.bml」ファイルへのリンクボタンをクリックすると、データ放送コンテンツ再生部209には装置管理部203経由でリンクボタンへのクリック情報が通知される。これによりDSMCC処理部208に対して、「1.bml」ファイルの取得要求を行う。
DSMCC処理部208では、受信状態判定部221の判定結果で受信状態が劣化中であるため、内蔵のファイル入出力・書込み制御部231に対してファイルバッファ234に一時格納された「1.bml」ファイルの取得指示を伝える。ファイル入出力・書込み制御部231では、要求されたファイルがすでにファイルバッファ234に格納されている場合には、ファイル読出し制御部233に「1.bml」ファイルの取得指示通知を与える。ファイル読出し制御部233は、この取得指示通知に従って、当該ファイル(ここでは「1.bml」ファイル)をファイルバッファ234から読み出し、ファイル入出力・書込み制御部231経由で、「startup.bml」ファイルと同様にデータ放送コンテンツ再生部209に対し出力する。このことにより、データ放送コンテンツ再生部209は「1.bml」ファイルに従ったデータ放送コンテンツを再生する。
以上のように、この実施の形態4によれば、受信状態が良好な間に一時保持しておくデータを、再生直前のフォーマットであるデータ放送コンテンツファイルとしたので、受信状態が劣化中となった場合にデータ放送コンテンツの補間再生をより速く行うことができる。
なお、DSMCCパケット中に、データ放送番組に対するイベントデータ(例えばSTD−B24規定のイベントメッセージ等)を含む場合には、ファイル入出力・書込み制御部231により、データ放送コンテンツファイルと一緒にイベントデータもファイルバッファ234に格納しておくようにし、受信状態が劣化中のデータ放送コンテンツファイルの再生時に、当該データ放送コンテンツファイルとイベントデータの双方を読み出すような構成としてもよい。このようにすることにより、データ放送コンテンツ再生部209では、受信状態の良非に関わらず、データ放送コンテンツの再生に対してイベントデータに基づいた効果を与えることができるようになる。
実施の形態5.
以上の各実施の形態では、受信状態が良好の間の映像、音声のデータ、あるいはデータ放送コンテンツのためのデータを一時的に格納しておき、受信状態の劣化時にこれらの格納データを用いて代替表示する方法について説明してきたが、このように一時的なデータ領域を確保できない受信機もある。この実施の形態5では、そのような受信機においても、受信状態の劣化時に最低限の表示を確保できるようにする方法について説明する。
図9はこの発明の実施の形態4によるデジタル放送受信機の機能構成を示すブロック図である。図において、図2に相当する部分には同一符号を付し、原則としてその説明は省略する。
静止画バッファ(静止画格納手段)240は、映像信号から生成される画面静止画の一定量を一時格納する手段である。画面静止画生成部241は、受信状態が良好な場合の受信状態判定部221の判定結果に基づいて、映像ミキサ211で合成された映像信号から画面静止画を生成し、静止画バッファ240に格納する手段である。画面静止画表示制御部242は、受信状態が劣化中である場合の受信状態判定部221の判定結果に基づいて、静止画バッファ240に格納されている画面静止画を古い順に読出して映像モニタ12に出力する手段である。なお、ここでは、再生データ選択部230に内蔵されるスイッチは、チューナ入力選択スイッチ231のみとしている。
次に、動作について説明する。
受信状態が良好である場合、再生データ選択部230では、受信状態判定部221の判定結果に基づいてチューナ204からのTSをDEMUX207に対して入力するよう内蔵のスイッチ235を設定している。したがって、DEMUX207において、チューナ204からのTSは映像、音声の符号化データとデータ放送コンテンツのDSMCCパケットに分離され、それぞれ映像・音声再生部210およびDSMCC処理部208に入力される。映像・音声再生部210では、映像、音声の符号化データを復号して映像信号を生成し、映像ミキサ(映像合成手段)211に出力する。一方、DSMCC処理部208において、DEMUX207で分離されたDSMCCパケットからデータ放送番組の制御情報を取り出し、その制御情報に基づいて必要なファイルを取得してデータ放送コンテンツ再生部209に出力する。データ放送コンテンツ再生部209では、入力されたファイルに基づいてデータ放送コンテンツの映像信号を再生し、映像ミキサ211に出力する。映像ミキサ211では、入力された2つの映像信号を合成して映像モニタ12に出力し、映像表示させる。一方、映像・音声再生部210で得られた音声信号はスピーカ13に出力される。
また、受信状態が良好である場合、画面静止画生成部241では、受信状態判定部221の判定結果に基づいて、映像ミキサ211で合成された映像信号から画面静止画を、例えば一定時間間隔で生成し、これを静止画バッファ240に一時格納しておく。
次に、受信状態が劣化中となった場合、受信状態判定部221の判定結果に基づいて、再生データ選択部230はDEMUX207へのTS出力が遮断するようにチューナ入力選択スイッチ231を設定する。したがって、映像・音声再生部210およびデータ放送コンテンツ再生部209からは出力が得られなくなるが、この場合、画面静止画表示制御部242が静止画バッファ240から一時格納している画面静止画を古い順に読出して映像モニタ12に出力する。
なお、ここでは、画面静止画を生成するタイミングを一定時間間隔で行う例について示したが、他の例として、ユーザ操作やイベントデータなどによって、データ放送サービス画面が更新されたタイミングで生成するようにしてもよい。
以上のように、この実施の形態5によれば、受信状態が良好な間の番組データを画面静止画にして一時格納しておくことで、受信状態が劣化中となった場合に格納した画面静止画を表示するようにしたので、放送ストリームあるいは映像、音声の符号化データなど、大きなデータ量を一時格納することのできないデジタル受信機に対しても適用できる。
なお、上記例では、テレビ番組の映像信号とデータ放送サービスの映像信号の合成映像から画面静止画を生成することについて示したが、代わりにテレビ番組の映像のみ、またはデータ放送サービスの映像のみの画面静止画を生成して用いるようにしてもよい。
上記各実施の形態において、一時格納用バッファとして、TSバッファ220、DSMCCバッファ226、データ放送コンテンツファイルバッファ234、静止画バッファ240を示してきたが、これらのバッファはメモリやHDD、外部記憶媒体など、データを一時的に地区的に記憶できるものであれば、どのようなものでもよい。HDDや外部記憶媒体を利用した場合、番組の視聴制約に基づいた、視聴終了時または電源オフ時等に記憶内容の消去処理を行える構成としてもよい。また、一時格納用バッファからの代替データを再生している場合には、その旨の番組再生であることを映像モニタに提示するようにして、ユーザに対して、リアルタイムの放送波の番組再生か、代替データによる再生かを通知する手段を設けるようにしてもよい。
以上のように、この発明に係るデジタル放送受信機は、受信状態が良好な間に、受信中の番組データを記憶しておき、受信状態が劣化した場合に受信データに代えて直前まで記憶していた番組データを代替データとして再生表示するので、受信機自体に代替データ源を設けることができるため、今後普及する車載用デジタル放送受信機への適用が期待される。

Claims (19)

  1. 受信した放送波から指定のチャネルにチューニングしてトランスポートストリームを抽出すると共に、放送波の電波強度に応じた受信状態を表す受信状態情報を生成するチューナと、
    前記受信状態情報に基づいて受信状態を判定する受信状態判定手段と、
    トランスポートストリームの一定量を一時的に格納するトランスポートストリーム格納手段と、
    前記受信状態判定手段で受信状態が良好と判定された場合には、前記チューナで抽出されたトランスポートストリームをそのまま後段に出力して再生対象のデータとすると共に、当該トランスポートストリームを前記トランスポートストリーム格納手段に格納し、また、前記受信状態判定手段で受信状態が劣化と判定された場合には、前記チューナの出力を遮断して前記トランスポートストリーム格納手段から格納されているトランスポートストリームを古い順に読み出して再生対象のデータとして後段に出力する再生データ選択手段と、
    前記再生データ選択手段から出力されるトランスポートストリームをメディア毎のパケットデータに分離し、これらのデータを対応するメディア毎の再生手段に渡し、その際に、前記受信状態判定手段で受信状態が変更になった場合には当該変更になったことをトランスポートストリームの不連続点として取扱うデマルチプレクサとを備えたことを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. トランスポートストリーム格納手段は、放送波に同包されて放送される番組配列情報などの番組編成情報から視聴中の放送番組が放送終了したことを通知された場合には、格納されるデータを全て廃棄した後、次の放送番組のデータを新たに格納するようにしたことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  3. デマルチプレクサは、受信状態が良好な間に受信した放送波に同包されて放送される番組配列情報などの番組編成情報から視聴中の番組が終了していることが通知された場合であっても、受信状態が劣化中で、現在放送中の新たな番組データを再生できない場合には、トランスポートストリーム格納手段に格納される上記終了前の番組データを再生し続けるようにしたことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  4. デマルチプレクサは、トランスポートストリーム格納手段に格納された番組データの番組視聴の有効期限がすでに満了している場合は、当該格納データの再生を止めるようにしたことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  5. 受信状態が良好な間に再生データ選択手段を介して与えられるチューナのトランスポートストリームから有意パケット以外のパケットを削除し、削除したパケットの代わりに当該トランスポートストリームの再生時に必要なタイミングを与える再生タイミング情報を挿入してトランスポートストリーム格納手段に格納する必須データ選択手段と、
    受信状態が劣化中に前記トランスポートストリーム格納手段に格納された有意パケットと前記タイミング情報からなるストリームを読出し、前記タイミング情報に基づいて再生のタイミングを与える数のパケットを挿入して元の長さトランスポートストリームを生成して前記再生データ選択手段を介してデマルチプレクサに出力するデータ読出し制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  6. 必須データ選択手段は、チューナからのトランスポートストリームに多重された複数番組の有意パケットの中から、現在視聴中の番組の有意パケット以外のパケットを削除することを特徴とする請求項5記載のデジタル放送受信機。
  7. 必須データ選択手段は、チューナからのトランスポートストリームに多重された複数番組の有意パケットの中から、特定のメディアのパケットとその制御情報パケット以外のパケットを削除することを特徴とする請求項5記載のデジタル放送受信機。
  8. 受信した放送波から指定のチャネルにチューニングしてトランスポートストリームを抽出すると共に、放送波の電波強度に応じた受信状態を表す受信状態情報を生成するチューナと、
    前記受信状態情報に基づいて受信状態を判定する受信状態判定手段と、
    前記チューナから抽出されたトランスポートストリームから多重されたメディア毎のパケットデータを種別毎に分離するデマルチプレクサと、
    データ放送のパケットデータの一定量を一時的に格納するパケットデータ格納手段と、
    入力されるデータ放送コンテンツのパケットデータから必要なファイルデータを再構築すると共に、受信状態が劣化中の間、前記パケットデータ格納手段に格納されているパケットデータを読出すための読出し指示を出すデータ放送コンテンツ伝送パケット処理手段と、
    ユーザからのデータ放送再生指示に従って、前記データ放送コンテンツ伝送パケット処理手段で再構築されたデータ放送コンテンツのファイルデータから映像信号を再生するデータ放送コンテンツ再生手段と、
    前記データ放送コンテンツ再生手段からのファイル取得指示に従って、入力されるデータ放送のパケットデータから、当該データ放送番組を構成するパケットだけを取り出して、当該パケット1組分を前記パケットデータ格納手段に格納するパケットデータ書込み制御部と、
    データ放送コンテンツ伝送パケット処理手段からのパケット読出し指示に従って前記パケットデータ格納手段からパケットデータを読出すパケットデータ読出し制御部と、
    前記受信状態判定手段で受信状態が良好と判定された場合には、前記デマルチプレクサで分離されたデータ放送コンテンツのパケットデータを再生対象データとしてデータ放送コンテンツ伝送パケット処理手段に出力し、また、前記受信状態判定手段で受信状態が劣化と判定された場合には、パケットデータ読出し制御手段が前記パケットデータ格納手段から読出したパケットデータを前記データ放送コンテンツ伝送パケット処理手段と前記パケットデータ書込み制御手段に出力する再生データ選択手段とを備えたことを特徴とするデジタル放送受信機。
  9. パケットデータ読出し制御手段は、データ放送コンテンツ伝送パケット処理手段からのパケット読出し指示に従ってパケットデータ格納手段から必要なパケットを読出すときに、データ放送のパケットの一つとして伝送されるデータ放送コンテンツへのイベントデータも一緒に読出し、
    データ放送コンテンツ伝送パケット処理手段は、前記読出されたイベントデータを受信状態が良好なときに受け渡すのと同様にデータ放送コンテンツ再生手段に受け渡し、
    データ放送コンテンツ再生手段は、前記イベントデータに基づいた効果を与えるデータ放送コンテンツの再生を行うことを特徴とする請求項8記載のデジタル放送受信機。
  10. 受信した放送波から指定のチャネルにチューニングしてトランスポートストリームを抽出すると共に、放送波の電波強度に応じた受信状態を表す受信状態情報を生成するチューナと、
    前記受信状態情報に基づいて受信状態を判定する受信状態判定手段と、
    前記チューナから抽出されたトランスポートストリームから多重されたメディア毎のパケットデータを種別毎に分離するデマルチプレクサと、
    前記受信状態判定手段で受信状態が良好と判定された場合には、前記デマルチプレクサで分離されたデータ放送コンテンツのパケットデータを再生対象データとしてデータ放送コンテンツ伝送パケット処理手段に出力し、また、前記受信状態判定手段で受信状態が劣化と判定された場合には、前記デマルチプレクサからデータ放送コンテンツ伝送パケット処理手段への入力を遮断する再生データ選択手段と、
    前記再生データ選択手段を介して入力されるデータ放送コンテンツのパケットデータからデータ放送コンテンツのファイルデータを再構築するデータ放送コンテンツ伝送パケット処理手段と、
    ユーザからのデータ放送再生指示に従って、前記データ放送コンテンツ伝送パケット処理手段から出力されたデータ放送コンテンツのファイルデータから映像信号を再生するデータ放送コンテンツ再生手段と、
    入力されるデータ放送コンテンツファイルを一時的に格納するファイル格納手段と、
    前記データ放送コンテンツ伝送パケット処理手段内に設けられ、再構築されたデータ放送コンテンツのファイルデータを前記データ放送コンテンツ再生手段に出力すると共に、データ放送番組を構成するデータ放送コンテンツファイル1組分を前記ファイル格納手段に格納するファイル入出力・書込み制御手段と、
    前記受信状態判定手段で受信状態が劣化と判定された場合に、前記データ放送コンテンツ伝送パケット処理手段からのファイル読出し指示に従って前記ファイル格納手段に格納されている1組分のデータ放送コンテンツファイルを読出して前記ファイル入出力・書込み制御手段を介して前記データ放送コンテンツ再生手段に出力するファイル読出し制御部とを備えたことを特徴とするデジタル放送受信機。
  11. ファイル入出力・書込み制御手段は、受信状態が良好な場合に、データ放送のパケットの一つとして伝送される再生中のデータ放送コンテンツへのイベントデータも一緒にファイル格納手段に格納するようにし、
    ファイル読出し制御手段は、データ放送コンテンツ伝送パケット処理手段からのファイル読出し指示に従って前記ファイル格納手段に格納されているデータ放送コンテンツのファイルデータを読出すときに、当該イベントデータも一緒に読出して受信状態が良好なときに受け渡すのと同様にデータ放送コンテンツ再生手段に受け渡し、
    前記データ放送コンテンツ再生手段は、受け渡されたイベントデータに基づいた効果を与えるデータ放送コンテンツの再生を行うことを特徴とする請求項10記載のデジタル放送受信機。
  12. 受信した放送波から指定のチャネルにチューニングしてトランスポートストリームを抽出すると共に、放送波の電波強度に応じた受信状態を表す受信状態情報を生成するチューナと、
    前記受信状態情報に基づいて受信状態を判定する受信状態判定手段と、
    前記受信状態判定手段で受信状態が良好と判定された場合には、前記チューナで抽出されたトランスポートストリームをそのまま後段に出力し、また、前記受信状態判定手段で受信状態が劣化と判定された場合には、前記チューナの出力を遮断する再生データ選択手段と、
    前記再生データ選択手段から出力されるトランスポートストリームをメディア毎のパケットデータに分離するデマルチプレクサと、
    前記デマルチプレクサから分離されたメディア毎のパケットデータからテレビ番組の映像、音声およびデータ放送コンテンツの各メディアの信号を再生するそれぞれの再生手段と、
    前記再生手段から得られるテレビ番組とデータ放送コンテンツの映像信号を合成して映像モニタに出力する映像合成手段と、
    一定量の画面静止画を一時格納する静止画格納手段と、
    前記受信状態判定手段で受信状態が良好と判定された場合に、前記映像合成手段で合成された映像信号から画面静止画を生成し前記静止画格納手段に格納する画面静止画生成手段と、
    前記受信状態判定手段で受信状態が劣化と判定された場合に、前記静止画格納手段に格納されている画面静止画を古い順に読出して前記映像モニタに表示させる画面静止画表示制御手段とを備えたことを特徴とするデジタル放送受信機。
  13. 画面静止画生成手段は、テレビ番組とデータ放送コンテンツに係る合成映像信号から画面静止画を生成する代わりに、テレビ番組の映像信号のみから画面静止画を生成するようにしたことを特徴とする請求項12記載のデジタル放送受信機。
  14. 画面静止画生成手段は、テレビ番組とデータ放送コンテンツに係る合成映像信号から画面静止画を生成する代わりに、データ放送コンテンツ映像信号のみから画面静止画を生成するようにしたことを特徴とする請求項12記載のデジタル放送受信機。
  15. 受信状態情報は、チューナから得る放送波の電波強度の代わりに、マルチプレクサにおけるトランスポートストリームのパケットヘッダなどに含まれるシーケンシャル番号情報や時刻情報としたことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  16. 受信状態情報は、チューナから得る放送波の電波強度の代わりに、マルチプレクサにおけるトランスポートストリームのパケットヘッダなどに含まれるシーケンシャル番号情報や時刻情報としたことを特徴とする請求項5記載のデジタル放送受信機。
  17. 受信状態情報は、チューナから得る放送波の電波強度の代わりに、マルチプレクサにおけるトランスポートストリームのパケットヘッダなどに含まれるシーケンシャル番号情報や時刻情報としたことを特徴とする請求項8記載のデジタル放送受信機。
  18. 受信状態情報は、チューナから得る放送波の電波強度の代わりに、マルチプレクサにおけるトランスポートストリームのパケットヘッダなどに含まれるシーケンシャル番号情報や時刻情報としたことを特徴とする請求項10記載のデジタル放送受信機。
  19. 受信状態情報は、チューナから得る放送波の電波強度の代わりに、マルチプレクサにおけるトランスポートストリームのパケットヘッダなどに含まれるシーケンシャル番号情報や時刻情報としたことを特徴とする請求項12記載のデジタル放送受信機。
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