JP3818575B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送信号を正常に受信できない場合でもコンテンツを出力できるデジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、衛星デジタル放送が開始し、さらに地上波デジタル放送も予定されている。そのため、音楽、ニュースやスポーツ等の多数のコンテンツが多重化されたデジタル放送信号を受信し、さらに受信したデジタル放送信号を復調してコンテンツを出力するデジタル放送受信装置が開発されている。そして、これらデジタル放送が普及するとともにデジタル放送受信装置の開発が進むと、自動車等の移動体でもデジタル放送信号を受信して音楽等を出力するようになることが予想される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自動車でデジタル放送信号を受信する場合、走行中に受信位置が絶えず変る。そのため、自動車がトンネルに入ったりあるいはビルの影に入ったりすると、これら障害物によって、デジタル放送信号の受信電波が弱くなったり、デジタル放送信号を全く受信できなくなったりする。このような場合、デジタル放送受信装置では、デジタル放送信号を復調して完全なコンテンツデータを取り出すことができないので、音楽やニュース等を音声出力している際に音を全く出力しない音切れが発生する。この音切れにより、ドライバに不快感を与える。ちなみに、AM放送やFM放送等のアナログ放送信号の受信電波が弱くなった場合、雑音が入るが、音楽やニュースが多少聞こえる程度には出力できるので、ドライバに与える不快感が少ない。
【0004】
そこで、本発明の課題は、デジタル放送信号を正常に受信できない場合でもコンテンツを出力できるデジタル放送受信装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決した本発明は、多数のコンテンツを含むデジタル放送信号を受信するとともに、この受信したデジタル放送信号によりコンテンツを出力するデジタル放送受信装置であってデジタル放送信号を正常に受信できない場合、無線通信可能な記録コンテンツ再生装置に向けて、その識別IDを要求することで、接続可能な記録コンテンツ再生装置を探索する。続いて、このデジタル放送受信装置は、受信した識別IDを記録コンテンツ再生装置に対し、格納されている記録コンテンツの再生と送信とを要求して、記録コンテンツ再生装置の再生制御を行う。そして、このデジタル放送受信装置は、その識別IDの記録コンテンツ再生装置から送信される記録コンテンツを受信し、デジタル放送信号によるコンテンツに代えて記録コンテンツ再生装置から送信される記録コンテンツを出力する。また、このデジタル放送受信装置は、その識別IDの記録コンテンツ再生装置から送信される記録コンテンツの出力が終了した際に、デジタル放送信号を正常に受信している場合、デジタル放送信号のコンテンツの出力に切り替える。
このデジタル放送受信装置によれば、デジタル放送信号を正常に受信できない場合でも、接続可能な記録コンテンツ再生装置から記録コンテンツを受信して、デジタル放送信号によるコンテンツに代えて、記録コンテンツ再生装置から受信した記録コンテンツを出力するので、放送されたコンテンツと記録コンテンツとを途切れずに出力できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係るデジタル放送受信装置の実施の形態を説明する。
【0007】
本発明に係るデジタル放送受信装置は、多数のコンテンツを含むデジタル放送信号を受信するとともに、この受信したデジタル放送信号によりコンテンツを出力するデジタル放送受信装置であって、障害物や放送施設の故障等によってデジタル放送信号を正常に受信できない場合でも、コンテンツを出力することができる。
【0008】
そのために、このデジタル放送受信装置は、受信したコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積手段と、デジタル放送信号を正常に受信できるか否かを検出する受信状態検出手段と、受信状態検出手段でデジタル放送信号を正常に受信できないと検出した場合、受信によるコンテンツからコンテンツ蓄積手段に蓄積したコンテンツの再生に切り替える切替手段とを備えており、予め蓄積しておいたコンテンツの再生に切り替えて出力できるので、デジタル放送信号を正常に受信できない場合でもコンテンツの出力が途切れない。さらに、このデジタル放送受信装置は、前記デジタル放送受信装置において、デジタル放送信号から電子番組表を取得する電子番組表取得手段と、電子番組表に基づいて、視聴者が嗜好する番組の情報を登録する番組登録手段と、番組登録手段で登録された番組の情報を記憶する番組情報記憶手段と、番組情報記憶手段に記憶された番組のコンテンツを、受信したコンテンツの中から抽出し、この抽出した番組のコンテンツをコンテンツ蓄積手段に蓄積する番組抽出手段とを備えており、視聴者が蓄積しておく番組を選ぶことができるので、蓄積したコンテンツを再生する場合でも視聴者が好みの番組を出力することができる。あるいは、このデジタル放送受信装置は、前記デジタル放送受信装置において、デジタル放送信号から各コンテンツに割り振られたコンテンツIDを取得するコンテンツID取得手段と、視聴者が嗜好するコンテンツのコンテンツIDを登録するコンテンツID登録手段と、コンテンツID登録手段で登録されたコンテンツIDを記憶するコンテンツID記憶手段と、コンテンツID記憶手段に記憶されたコンテンツIDと一致するコンテンツIDを有するコンテンツを、受信したコンテンツの中から抽出し、この抽出したコンテンツをコンテンツ蓄積手段に蓄積するコンテンツ抽出手段とを備えており、視聴者が蓄積しておくコンテンツをコンテンツIDで選ぶことができるので、蓄積したコンテンツを再生する場合でも視聴者が好みのコンテンツを出力することができる。
【0009】
また、このデジタル放送受信装置は、受信したコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積手段と、デジタル放送信号を正常に受信できるか否かを検出する受信状態検出手段と、受信したデジタル放送信号により出力しているコンテンツと同一のコンテンツをコンテンツ蓄積手段から検出する同一コンテンツ検出手段と、受信状態検出手段でデジタル放送信号を正常に受信できないと検出した場合、受信によるコンテンツから同一コンテンツ検出手段で検出した同一のコンテンツの再生に切り替える切替手段とを備えており、視聴者がチャンネル等を選択して視聴している受信によるコンテンツを出力できなくなった場合でも、この出力中のコンテンツと同じコンテンツを蓄積しておいたコンテンツから抽出し、継続して再生出力することができる。
【0010】
また、このデジタル放送受信装置は、デジタル放送信号を正常に受信できるか否かを検出する受信状態検出手段と、デジタル放送受信装置と通信可能な記録コンテンツ再生装置と通信を行う通信手段と、通信手段を介して記録コンテンツ再生装置を探索する再生装置探索手段と、通信手段を介して記録コンテンツ再生装置の再生制御を行う再生装置制御手段と、受信状態検出手段でデジタル放送信号を正常に受信できないと検出した場合、受信によるコンテンツから記録コンテンツ再生装置で再生しているコンテンツに切り替える切替手段とを備えており、デジタル放送受信装置の周辺にある記録コンテンツ再生装置からの再生コンテンツを出力することができるので、装置内にコンテンツを蓄積しておかないでもよい。
【0011】
さらに、前記デジタル放送受信装置は、自動車等の移動体に搭載され、移動体の現在位置を取得する現在位置取得手段と、現在位置取得手段で取得した現在位置と地図データとに基づいて、デジタル放送信号を正常に受信できるか否かを予測する受信状態予測手段とを備え、切替手段は、受信状態予測手段でデジタル放送信号を正常に受信できないと予測した場合、受信によるコンテンツから再生によるコンテンツに切り替えるので、トンネル等のデジタル放送信号を受信できない場所を予測して、コンテンツの出力が途切れる前に再生コンテンツを出力することできる。
なお、移動体は、デジタル放送受信装置を搭載あるいは携帯して移動するものであり、例えば、自動車、列車、人等である。
【0012】
また、前記デジタル放送受信装置は、長楕円軌道衛星等の人工衛星を介して放送されるデジタル放送信号を受信する。あるいは、前記デジタル放送受信装置は、地上波デジタル放送からのデジタル放送信号を受信する。
【0013】
本実施の形態では、本発明に係るデジタル放送受信装置を、自動車に搭載され、デジタル放送信号を受信してそのデジタル放送信号によりコンテンツを音声出力する移動体受信端末に適用する。本実施の形態では、デジタル放送信号をコンテンツ配信局で生成し、このデジタル放送信号を人工衛星を介して衛星デジタル放送または電波塔から地上波デジタル放送している。なお、本実施の形態では、移動体受信端末およびコンテンツ配信局の構成の違いにより5つの実施の形態がある。
【0014】
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタル放送システムSの全体構成について説明する。図1は、デジタル放送システムSの全体構成図である。
【0015】
デジタル放送システムSでは、コンテンツ配信局2において音楽やニュース等のコンテンツを符号化かつ多重化してデジタル放送信号DSを生成し、このデジタル放送信号DSを送信アンテナTAから人工衛星ASを介して衛星デジタル放送または電波塔RTから地上波デジタル放送している。そして、デジタル放送システムSでは、自動車Vに搭載された移動体受信端末1においてデジタル放送信号DSを受信し、デジタル放送信号DSを復調してコンテンツを音声出力している。ちなみに、人工衛星ASは、長楕円軌道衛星(HEO[Highly Elliptical Orbit]衛星)である。
なお、本実施の形態では、移動体受信端末1が特許請求の範囲に記載するデジタル放送受信装置に相当し、自動車Vが特許請求の範囲に記載する移動体に相当する。
【0016】
通常、移動体受信端末1では、デジタル放送受信部1aの受信アンテナ(図示せず)でデジタル放送信号DSを受信し、このデジタル放送信号DSを復調して多数のコンテンツを取り出している。そして、移動体受信端末1では、ドライバ(あるいは、同乗者)が選択したチャンネルのコンテンツを再生切替部1bを介してスピーカ1dから音声出力している。また、移動体受信端末1では、受信したコンテンツをデータベース(以下、DB[Data Base]と記載する)1cに蓄積している。
【0017】
しかし、自動車Vは、走行して位置を移動するので、ビルBの影やトンネル(図示せず)内に入ることがある。このような場合、移動体受信端末1では、デジタル放送信号DSの受信電波が弱くなったり、あるいはデジタル放送信号DSを全く受信できなくなったりする。そこで、移動体受信端末1では、再生切替部1bで音声出力する対象を受信しているコンテンツから蓄積しておいたコンテンツに切り替え、その蓄積コンテンツを再生してスピーカ1dから出力する。
【0018】
ここで、デジタル放送信号DSについて説明しておく。
デジタル放送信号DSは、トランスポートストリーム(以下、TS[Transport Stream]と記載する)が衛星放送または地上波放送に適した信号に変調された信号である。TSは、TSパケットヘッダとTSデータからなるTSパケット(データ長=188バイト)が多数集まって構成されている。TSパケットヘッダは、TSパケットの種類を識別するためのパケットID番号やパケットの性質を規定する情報が設定されている。TSデータは、アダプテーションフィールドまたは/およびペイロードからなる。アダプテーションフィールドは、システムクロックの変更等の個別ストリームに関する付属情報やTSパケットのデータ長を188バイトに調整するための無効データが格納されている。ペイロードは、セクションまたはPES[Packetized Elementary Stream]パケットが格納されている。セクションは、TSパケットに収容する際に使用されるシンタックス構造である。PESパケットは、PESパケットヘッダとPESデータからなる。PESパケットヘッダは、先頭開始コード、ストリームID、パケット長やCRC[Cyclic Redundancy Check]フラグ等が設定されている。PESデータは、映像や音声等の個別ストリームが分割されて格納されている。映像や音声等の個別ストリームは、同一のパケットID番号を持つ複数のTSパケットのペイロードに分割されて格納されている。映像、音声等の個別ストリームは、音楽、ニュース、スポーツ、ドラマ等のコンテンツのアナログデータを圧縮符号化した符号化ストリームである。ちなみに、CRCフラグは、受信されているデータにエラーがないかどうかを調べるためのフラグである。
【0019】
なお、移動体受信端末1は、数秒程度(出力時間換算)のデジタル放送信号DS(TSパケット)を一時的に記憶しておくバッファを備えており、このバッファリングしたTSパケットによりコンテンツを出力している。そのため、スポーツやニュース等のコンテンツを生放送している場合でも、移動体受信端末1では、数秒遅れてコンテンツを出力している。
【0020】
第1の実施の形態について説明する。
最初に、図2を参照して、コンテンツ配信局2Aの内部構成について説明する。図2は、第1の実施の形態に係る移動体受信端末1Aおよびコンテンツ配信局2Aの内部構成図である。
【0021】
コンテンツ配信局2Aは、主に、コンテンツDB200、電子番組表DB201、デジタル放送番組管理部202、デジタル放送送信部203から構成されている。そのために、コンテンツ配信局2Aは、図示しない配信サーバ、各種回路、記憶装置、送信アンテナ等を備えている。
【0022】
コンテンツDB200について説明する。
コンテンツDB200は、ハードディスク装置等に構成され、番組のコンテンツデータ(圧縮符号化されたデジタルデータ)および番組情報を格納している。その番組情報としては、番組名、放送日、放送開始時刻と終了時刻、番組のジャンル、番組の出演者等である。
【0023】
電子番組表DB201について説明する。
電子番組表DB201は、ハードディスク装置等に構成され、電子番組表のデータ(圧縮符号化されたデジタルデータ)を格納している。電子番組表は、番組プログラムに従って作成され、例えば、図6に示すように、チャンネル毎に時系列で番組情報が示されたものであり、番組情報としては放送開始時刻と終了時刻、番組名、番組の出演者、番組のジャンル等である。図6は、電子番組表の例である。
【0024】
デジタル放送番組管理部202について説明する。
デジタル放送番組管理部202は、編成された番組プログラムに従って電子番組表を作成するとともに、作成した電子番組表を電子番組表DBに格納する。また、デジタル放送番組管理部202は、番組プログラムに従って制作された番組コンテンツのアナログデータを圧縮符号化し、この圧縮符号化したデジタルのコンテンツデータおよびその番組情報をコンテンツDB200に格納する。さらに、デジタル放送番組管理部202は、番組プログラムに従ってコンテンツDB200に格納されている番組のコンテンツを選択し、圧縮符号化された個別ストリーム(コンテンツデータ)を複数のPESパケットに分割する。また、デジタル放送番組管理部202は、電子番組表DB201に格納されている電子番組表を抽出し、圧縮符号化された個別ストリーム(電子番組表のデータ)を複数のPESパケットに分割する。そして、デジタル放送番組管理部202は、多数のコンテンツのPESパケットおよび電子番組表のPESパケットを多重化してTSを生成する。
【0025】
デジタル放送送信部203について説明する。
デジタル放送送信部203は、デジタル放送番組管理部202で生成されたTSを衛星放送または地上波放送に適したデジタル放送信号DSに変調する。そして、デジタル放送送信部203は、前記した送信アンテナを備えており、このデジタル放送信号DSを送信アンテナにより人工衛星ASあるいは電波塔RTに送信する(図1参照)。
【0026】
次に、図2を参照して、移動体受信端末1Aの内部構成について説明する。
【0027】
移動体受信端末1Aは、主に、お好み番組蓄積DB100、デジタル放送受信部101、番組コンテンツ取得部102、電子番組表取得部103、お好み番組登録部104、登録お好み番組情報記憶部105、瞬断検出部106、お好み番組抽出部107、蓄積番組管理部108、再生切替部109、オーディオ再生部110から構成されている。そのために、移動体受信端末1Aは、図示しないMPU[Micro Processing Unit]、RAM[Random Access Memory]、各種回路、記憶装置、受信アンテナ、ユーザインターフェース(操作部)およびスピーカ111、ディスプレイ112等を備えている。
なお、第1の実施の形態では、お好み番組蓄積DB100が特許請求の範囲に記載のコンテンツ蓄積手段に相当し、瞬断検出部106が特許請求の範囲に記載の受信状態検出手段に相当し、再生切替部109が特許請求の範囲に記載の切替手段に相当し、電子番組表取得部103が特許請求の範囲に記載の電子番組表取得手段に相当し、お好み番組登録部104が特許請求の範囲に記載の番組登録手段に相当し、登録お好み番組情報記憶部105が特許請求の範囲に記載の番組情報記憶手段に相当し、お好み番組抽出部107および蓄積番組管理部108が特許請求の範囲に記載の番組抽出手段に相当する。
【0028】
お好み番組蓄積DB100について説明する。
お好み番組蓄積DB100は、ハードディスク装置等に構成され、ドライバ(あるいは、同乗者)が選択したお好みの番組のコンテンツデータおよび番組情報を格納している。具体的には、図3に示すように、番組名、放送日、放送開始時刻と終了時刻、ジャンル、出演者、優先度、番組のコンテンツデータである。優先度は、お好み番組蓄積DB100に蓄積されている番組を再生する際の優先度であり、お好み番組を選択した人が設定してもよいし、移動体受信端末1Aが蓄積した順等により設定してもよい。図3は、移動体受信端末1Aのお好み番組蓄積DB100のデータ構成図である。
【0029】
デジタル放送受信部101について説明する。
デジタル放送受信部101は、前記した受信アンテナを備えており、人工衛星ASあるいは電波塔RTから放送されるデジタル放送信号DSを受信アンテナにより受信する(図1参照)。そして、デジタル放送受信部101は、受信したデジタル放送信号DSを増幅し、さらにTSに変調する。
【0030】
番組コンテンツ取得部102について説明する。
番組コンテンツ取得部102は、デジタル放送受信部101で変調されたTSから各TSパケットのパケットID番号を取り出すとともに、各PESパケットのストリームIDを取り出す。そして、番組コンテンツ取得部102は、取り出したストリームIDの中からドライバ(あるいは、同乗者)が現在選択している番組に該当するストリームIDを検索する。ちなみに、ドライバ(あるいは、同乗者)が現在選択している番組は、移動体受信端末1Aで選択されているチャンネルで現在放送されている番組のことである。続いて、番組コンテンツ取得部102は、検索したストリームIDのTSパケットのパケットID番号に基づいて、このパケットID番号を有するTSパケットをTSの中から全て抽出していく。さらに、番組コンテンツ取得部102は、抽出したTSパケットのPESパケットのPESデータを順次繋げていき、番組コンテンツデータを順次生成していく。
【0031】
電子番組表取得部103について説明する。
電子番組表取得部103は、デジタル放送受信部101で変調されたTSから各TSパケットのパケットID番号を取り出すとともに、各PESパケットのストリームIDを取り出す。そして、電子番組表取得部103は、取り出したストリームIDの中から電子番組表に該当するストリームIDを抽出する。続いて、電子番組表取得部103は、抽出したストリームIDのTSパケットのパケットID番号に基づいて、このパケットID番号を有するTSパケットをTSの中から全て抽出していく。さらに、電子番組表取得部103は、抽出したTSパケットのPESパケットのPESデータを繋げていき、電子番組表を順次生成していく。
【0032】
お好み番組登録部104について説明する。
お好み番組登録部104は、前記したユーザインターフェース(操作部)およびディスプレイ112を備えており、ドライバ(あるいは、同乗者)がお好みの番組の情報を登録することができる。お好み番組登録部104は、ユーザインターフェースのお好み番組登録ボタン(図示せず)が押されると、お好み番組登録ボタン104a1を有するお好み番組登録初期画面104aをディスプレイ112に表示する(図8参照)。そして、お好み番組登録初期画面104aでお好み番組登録ボタン104a1が押されると、お好み番組登録部104は、お好み番組ボタン104b1、お好みジャンルボタン104b2、お好み歌手ボタン104b3およびキャンセルボタン104b4を有するお好み番組選択画面104bをディスプレイ112に表示する(図8参照)。図8は、移動体受信端末1Aのディスプレイ112に表示されるお好み番組の登録画面および画面遷移の例1である。
【0033】
さらに、お好み番組選択画面104bでお好み番組ボタン104b1が押されると、お好み番組登録部104は、現在登録されているお好み番組名(図8の例では、(1)朝の歌謡リクエスト等)を示した登録番組名エリア104c1と登録モードボタン104c2、キャンセルボタン104c3を有するお好み番組確認画面104cをディスプレイ112に表示する(図8参照)。そして、お好み番組確認画面104cで登録モードボタン104c2が押されると、お好み番組登録部104は、お好み番組登録エリア104d1と登録完了ボタン104d2、追加登録ボタン104d3、キャンセルボタン104d4を有するお好み番組登録画面104dをディスプレイ112に表示する(図8参照)。お好み番組登録エリア104d1にお好みの番組(図8の例では、夕方の歌謡リクエスト)が入力され、さらに追加登録ボタン104d3が押されると、お好み番組登録部104は、お好み番組登録エリア104d1に入力されている番組を電子番組表から検索し、その番組の情報を電子番組表を利用して登録お好み番組情報記憶部105に記憶する。なお、お好み番組登録エリア104d1には、電子番組表を利用して、番組を選択できるように表示してもよい。
【0034】
また、お好み番組選択画面104bでお好みジャンルボタン104b2が押されると(図8参照)、お好み番組登録部104は、現在登録されているジャンル(図9の例では、登録なし)を示した登録ジャンルエリア104e1と登録モードボタン104e2、キャンセルボタン104e3を有するお好みジャンル確認画面104eをディスプレイ112に表示する(図9参照)。そして、お好みジャンル確認画面104eで登録モードボタン104e2が押されると、お好み番組登録部104は、お好みジャンル登録エリア104f1と登録完了ボタン104f2、追加登録ボタン104f3、キャンセルボタン104f4を有するお好みジャンル登録画面104fをディスプレイ112に表示する(図9参照)。お好みジャンル登録エリア104f1にお好みのジャンル(図9の例では、音楽)が入力され、さらに追加登録ボタン104f3が押されると、お好み番組登録部104は、お好みジャンル登録エリア104f1に入力されているジャンルの番組を電子番組表から検索し、検索した番組の情報を電子番組表を利用して登録お好み番組情報記憶部105に記憶する。なお、お好みジャンル登録エリア104f1には、ジャンルを選択できるように表示してもよい。図9は、移動体受信端末1Aのディスプレイ112に表示されるお好み番組の登録画面および画面遷移の例2である。
【0035】
また、お好み番組選択画面104bでお好み歌手ボタン104b3が押されると(図8参照)、お好み番組登録部104は、現在登録されている歌手名(図10の例では、登録なし)を示した登録歌手エリア104g1と登録モードボタン104g2、キャンセルボタン104g3を有するお好み歌手確認画面104gをディスプレイ112に表示する(図10参照)。そして、お好み歌手確認画面104gで登録モードボタン104g2が押されると、お好み番組登録部104は、お好み歌手登録エリア104h1と登録完了ボタン104h2、追加登録ボタン104h3、キャンセルボタン104h4を有するお好み歌手登録画面104hをディスプレイ112に表示する(図10参照)。お好み歌手登録エリア104h1にお好みの歌手名(図10の例では、歌田ひかり)が入力され、さらに追加登録ボタン104h3が押されると、お好み番組登録部104は、お好み歌手登録エリア104h1に入力されている歌手が出演している番組を電子番組表から検索し、検索した番組の情報を電子番組表を利用して登録お好み番組情報記憶部105に記憶する。なお、お好み歌手登録エリア104h1には、電子番組表を利用して、歌手を選択できるように表示してもよい。図10は、移動体受信端末1Aのディスプレイ112に表示されるお好み番組の登録画面および画面遷移の例3である。
【0036】
登録お好み番組情報記憶部105について説明する。
登録お好み番組情報記憶部105は、EEPROM[Electrically Erasable Programmable Read Only Memory]を備えており、お好み番組登録部104で登録された番組、ジャンル、歌手の番組の情報を記憶する。登録する番組の情報としては、番組が登録された場合にはその番組の番組名、放送日、放送開始時刻と終了時刻、ジャンル、出演者等であり、ジャンルが登録された場合にはそのジャンルに該当する番組の番組名、放送日、放送開始時刻と終了時刻、出演者等であり、歌手が登録された場合にはその歌手が出演する番組の番組名、放送日、放送開始時刻と終了時刻、ジャンル等である。
【0037】
瞬断検出部106について説明する。
瞬断検出部106は、デジタル放送信号DSを正常に受信できるか否かを検出する。そのために、瞬断検出部106は、デジタル放送受信部101で変調されたTSの各TSパケットのPESパケットのCRCフラグに基づいて、取得したPESデータのエラーをチェックし、エラーがある場合にはデジタル放送信号DSを正常に受信できないと判定し、エラーがない場合にはデジタル放送信号DSを正常に受信できると判定する。
【0038】
お好み番組抽出部107について説明する。
お好み番組抽出部107は、ドライバ(あるいは、同乗者)が選択したお好み番組をデジタル放送信号DSによるTSの中から抽出する。そのために、お好み番組抽出部107は、デジタル放送受信部101で変調されたTSから各TSパケットのパケットID番号を取り出すとともに、各PESパケットのストリームIDを取り出す。そして、お好み番組抽出部107は、取り出したストリームIDの中から登録お好み番組情報記憶部105に記憶されている番組のストリームIDを検索する。同一のストリームIDを検索できた場合、お好み番組抽出部107は、検索したストリームIDのTSパケットのパケットID番号に基づいて、このパケットID番号を有するTSパケットをTSの中から全て抽出していく。さらに、お好み番組抽出部107は、抽出したTSパケットのPESパケットのPESデータを順次繋げていき、番組コンテンツデータを順次生成していく。
【0039】
蓄積番組管理部108について説明する。
蓄積番組管理部108は、お好み番組抽出部107で番組コンテンツデータを抽出する毎に、お好み番組蓄積DB100の空き領域に格納エリアを確保し、その格納エリアに番組コンテンツデータとその番組情報を蓄積する。また、蓄積番組管理部108は、お好み番組蓄積DB100の使用容量を確認し、番組コンテンツを新たに格納するとお好み番組蓄積DB100の全容量を越える場合には蓄積している番組コンテンツを優先度の低い順あるいは蓄積した古い順に削除する。
【0040】
再生切替部109について説明する。
再生切替部109は、デジタル放送信号DSの受信状態に応じて、音声出力するコンテンツを切り替える。そのために、瞬断検出部106でデジタル放送信号DSを正常に受信できると判定している場合、再生切替部109は、番組コンテンツ取得部102で取得した番組のコンテンツを音声出力するコンテンツとする。一方、瞬断検出部106でデジタル放送信号DSを正常に受信できないと判定した場合、再生切替部109は、お好み番組蓄積DB100に蓄積されている番組のコンテンツの中で優先度の順に番組のコンテンツデータを取り出し、このコンテンツデータを音声出力するコンテンツに切り替える。そして、再生切替部109は、蓄積している番組コンテンツを音声出力するときには、ドライバ等にその情報を知らせるために、蓄積番組への再生切替お知らせ画面109aをディスプレイ112に表示する(図7参照)。図7は、移動体受信端末1Aのディスプレイ112に表示される蓄積番組への再生切替のお知らせ画面である。
【0041】
オーディオ再生部110について説明する。
オーディオ再生部110は、再生切替部109で音声出力すると決定した番組のコンテンツデータをアナログデータに変換し、このアナログデータの番組コンテンツを再生してスピーカ111から音声出力する。
【0042】
次に、図1、図2、図3、図6、図7、図8、図9および図10を参照して、移動体受信端末1Aおよびコンテンツ配信局2Aにおけるメイン処理を図4のフローチャートに沿って説明する。図4は、移動体受信端末1Aおよびコンテンツ配信局2Aにおけるメイン処理のフローチャートである。
【0043】
コンテンツ配信局2Aでは、番組プログラムが作成され、その番組プログラムの番組が制作される。そして、コンテンツ配信局2Aでは、この制作した番組のコンテンツデータをコンテンツDB200に格納している。また、コンテンツ配信局2Aでは、番組プログラムに対応した電子番組表を作成し、電信番組表のデータを電子番組表DB201に格納している。
【0044】
そして、コンテンツ配信局2Aでは、番組プログラムに従って番組コンテンツを、コンテンツDB200から選択し(S10)、番組コンテンツの個別ストリームを複数のPESパケットに分割する(S11)。
【0045】
また、コンテンツ配信局2Aでは、電子番組表DB201に格納されている電子番組表を抽出し、電子番組表の個別ストリームを複数のPESパケットに分割する(S12)。
【0046】
続いて、コンテンツ配信局2Aでは、多数のコンテンツのPESパケットおよび電子番組表のPESパケットを多重化してTSを生成し、このTSを衛星放送または地上波放送に適したデジタル放送信号DSに変調し、さらにこのデジタル放送信号DSを送信アンテナにより人工衛星ASあるいは電波塔RTに送信する(S13)。そして、コンテンツ配信局2Aでは、S13の処理が終了すると、S10に戻って処理を繰り返し実行する。
【0047】
一方、移動体受信端末1Aでは、人工衛星ASあるいは電波塔RTから放送される多数のコンテンツからなるデジタル放送信号DSを受信する(S20)。
【0048】
そして、移動体受信端末1Aでは、デジタル放送信号DSをTSに変換した後、各TSパケットに含まれるPESパケットのCRCフラグに基づいて、PESパケットを取りこぼしているか否かを判定する(S21)。
【0049】
S21の判定でPESパケットを取りこぼしていると判定した場合、移動体受信端末1Aでは、デジタル放送信号DSを正常に受信できていないと判定し、お好み番組蓄積DB100に蓄積されている番組のコンテンツの中で優先度の順に番組のコンテンツデータを取り出す。そして、移動体受信端末1Aでは、取り出したコンテンツデータをアナログデータに変換し、このアナログデータの番組コンテンツを再生してスピーカ111から音声出力する(S22)。このとき、移動体受信端末1Aでは、瞬断検出と蓄積番組への再生切替お知らせ画面109aをディスプレイ112に表示する(図7参照)。
【0050】
そして、移動体受信端末1Aでは、S22で再生している番組のコンテンツの音声出力が終了するか否かを判定し(S23)、終了するまでS22の処理を継続し、終了した場合にはS20の処理に戻る。
【0051】
一方、S21の判定でPESパケットを取りこぼしていないと判定した場合、移動体受信端末1Aでは、デジタル放送信号DSを正常に受信できると判定する。そして、移動体受信端末1Aでは、デジタル放送信号DSによるTSから電子番組表を取得する(S24)。
【0052】
さらに、移動体受信端末1Aでは、デジタル放送信号DSによるTSからドライバ(あるいは、同乗者)が現在選択している番組(チャンネル)のコンテンツデータを取得し(S25)、この取得した番組のコンテンツデータをアナログデータに変換し、このアナログデータの番組コンテンツを再生してスピーカ111から音声出力する(S26)。
【0053】
また、移動体受信端末1Aでは、デジタル放送信号DSによるTSにおいて登録お好み番組情報記憶部105に記憶されている番組があるか否かを検索し、該当する番組がある場合にはTSから番組のコンテンツデータを抽出し、抽出したコンテンツデータおよびその番組情報をお好み番組蓄積DB100に蓄積する(S27)。さらに、移動体受信端末1Aでは、お好み番組蓄積DB100の使用容量をチェックし、容量が越える場合には優先度の低い順から番組のコンテンツデータおよびその番組情報をお好み番組蓄積DB100から削除する(S28)。そして、移動体受信端末1Aでは、S28の処理が終了すると、S20の処理に戻って処理を繰り返し実行する。
【0054】
次に、図1、図2、図3、図6、図7、図8、図9および図10を参照して、移動体受信端末1Aにおけるお好み番組抽出処理を図5のフローチャートに沿って説明する。図5は、移動体受信端末1Aにおけるお好み番組抽出処理のフローチャートである。
【0055】
移動体受信端末1Aでは、ドライバ(あるいは、同乗者)によって、お好みの番組コンテンツを蓄積しておくために、お好みの番組、ジャンルあるいは歌手が登録されており、その情報を登録お好み番組情報記憶部105に記憶している。
【0056】
移動体受信端末1Aでは、前記したS24の処理と同様に、デジタル放送信号DSによるTSから電子番組表を取得する(S30)。そして、移動体受信端末1Aでは、ドライバ(あるいは、同乗者)がお好みのジャンルや歌手を登録している場合、電子番組表からそのジャンルに該当する番組あるいはその歌手が出演する番組を検索し(S31)、その情報を登録お好み番組情報記憶部105に記憶する。
【0057】
さらに、移動体受信端末1Aでは、登録お好み番組情報記憶部105に記憶されている情報に基づいて、デジタル放送信号DSによるTSの中に、ドライバ(あるいは、同乗者)が登録した番組あるいは登録したジャンルや歌手に該当する番組があるか否かを判定する(S32)。S32の判定で番組がないと判定した場合には、お好み番組抽出処理を終了する。一方、S32の判定で番組があると判定した場合、移動体受信端末1Aでは、TSから該当する番組のコンテンツデータを抽出し、抽出した番組のコンテンツデータおよびその番組情報をお好み番組蓄積DB100に蓄積する(S33)。
【0058】
この移動体受信端末1Aによれば、自動車で走行中にトンネルに入ったりあるいはビルの影に入ったりしてデジタル放送信号DSを正常に受信できなくなった場合でも、予め蓄積してあるお好みの番組のコンテンツを音声出力することができるので、音声出力が途切れない。また、この移動体受信端末1Aによれば、ドライバ(あるいは、同乗者)がお好みの番組、ジャンルあるいは歌手を登録することができ、その登録した情報に基づいて該当する番組のコンテンツを蓄積し、再生することができる。
【0059】
次に、第2の実施の形態について説明する。
最初に、図11を参照して、コンテンツ配信局2Bの内部構成について説明する。なお、コンテンツ配信局2Bの内部構成では、第1の実施の形態のコンテンツ配信局2Aと同様の内部構成について同じ符号を付し、その説明を省略する。図11は、第2の実施の形態に係る移動体受信端末1Bおよびコンテンツ配信局2Bの内部構成図である。
【0060】
コンテンツ配信局2Bは、主に、コンテンツDB200、コンテンツIDDB204、コンテンツID付加部205、デジタル放送番組管理部202、デジタル放送送信部203から構成されている。そのために、コンテンツ配信局2Bは、図示しない配信サーバ、各種回路、記憶装置、送信アンテナ等を備えている。第2の実施の形態では、第1の実施の形態では述べなかったが、番組のコンテンツの中で流される音楽コンテンツに着目している。デジタル放送される音楽コンテンツは、図15に示すように音楽コンテンツデータとともにコンテンツIDを含んでおり、コンテンツIDによって識別可能である。コンテンツIDは、各音楽コンテンツ毎に付与されるユニークな識別IDである。図15は、デジタル放送される音楽コンテンツの構成図である。
【0061】
コンテンツIDDB204について説明する。
コンテンツIDDB204は、ハードディスク装置等に構成され、音楽コンテンツに付与されたコンテンツIDに関する情報を格納している。その情報としては、コンテンツID、曲名、歌手名またはグループ名、演奏時間、その音楽コンテンツが流れる番組名等である。
【0062】
コンテンツID付加部205について説明する。
コンテンツID付加部205は、番組コンテンツで流す音楽コンテンツのコンテンツデータに、音楽コンテンツ毎に付与されているコンテンツIDを付加する。
【0063】
なお、コンテンツDB200は、第1の実施の形態と同様のDBであるが、番組のコンテンツの中には音楽コンテンツを含んでおり、格納される番組情報の中にはその音楽コンテンツの情報も含んでいる。また、コンテンツIDは、音楽コンテンツのアナログデータが圧縮符号化された場合にはその個別ストリームに含まれているので、TSのPESパケットのPESデータの中に格納されている。
【0064】
次に、図11を参照して、移動体受信端末1Bの内部構成について説明する。なお、移動体受信端末1Bの内部構成では、第1の実施の形態の移動体受信端末1Aと同様の内部構成について同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0065】
移動体受信端末1Bは、主に、お好み音楽蓄積DB113、デジタル放送受信部101、番組コンテンツ取得部102、コンテンツID抽出部114、お好み音楽コンテンツID登録部115、登録お好み音楽コンテンツID記憶部116、瞬断検出部106、お好み音楽抽出部117、蓄積音楽管理部118、再生切替部119、オーディオ再生部110から構成されている。そのために、移動体受信端末1Bは、図示しないMPU、RAM、各種回路、記憶装置、受信アンテナ、ユーザインターフェース(操作部)およびスピーカ111、ディスプレイ112等を備えている。
なお、第2の実施の形態では、お好み音楽蓄積DB113が特許請求の範囲に記載のコンテンツ蓄積手段に相当し、瞬断検出部106が特許請求の範囲に記載の受信状態検出手段に相当し、再生切替部119が特許請求の範囲に記載の切替手段に相当し、コンテンツID抽出部114が特許請求の範囲に記載のコンテンツID取得手段に相当し、お好み音楽コンテンツID登録部115が特許請求の範囲に記載のコンテンツID登録手段に相当し、登録お好み音楽コンテンツID記憶部116が特許請求の範囲に記載のコンテンツID記憶手段に相当し、お好み音楽抽出部117および蓄積音楽管理部118が特許請求の範囲に記載のコンテンツ抽出手段に相当する。
【0066】
お好み音楽蓄積DB113について説明する。
お好み音楽蓄積DB113は、ハードディスク装置等に構成され、ドライバ(あるいは、同乗者)が選択したお好みの音楽コンテンツのコンテンツデータおよびコンテンツ情報を格納している。具体的には、図12に示すように、コンテンツID、曲名、歌手名またはグループ名、演奏時間、蓄積した日、蓄積した時刻、コンテンツデータである。図12は、移動体受信端末1Bのお好み音楽蓄積DB113のデータ構成図である。
【0067】
コンテンツID抽出部114について説明する。
コンテンツID抽出部114は、デジタル放送受信部101で変調されたTSから各PESパケットを取り出し、PESパケットのPESデータの中から音楽コンテンツのコンテンツIDを抽出する。
【0068】
お好み音楽コンテンツID登録部115について説明する。
お好み音楽コンテンツID登録部115は、前記したユーザインターフェース(操作部)およびディスプレイ112を備えており、ドライバ(あるいは、同乗者)がお好みの音楽コンテンツのコンテンツIDを登録することができる。お好み音楽コンテンツID登録部115は、ユーザインターフェースのお好み音楽登録ボタン(図示せず)が押されると、お好み音楽登録ボタン115a1を有するお好み音楽登録初期画面115aをディスプレイ112に表示する(図17参照)。そして、お好み音楽登録初期画面115aでお好み音楽登録ボタン115a1が押されると、現在登録されているお好み音楽コンテンツのコンテンツID(図17の例では、(1)0153−2222−1111−5555等)を示した登録コンテンツIDエリア115b1と登録モードボタン115b2、キャンセルボタン115b3を有するお好み音楽確認画面115bをディスプレイ112に表示する(図17参照)。そして、お好み音楽確認画面115bで登録モードボタン115b2が押されると、お好み音楽コンテンツID登録部115は、お好み音楽コンテンツID登録エリア115c1と登録完了ボタン115c2、追加登録ボタン115c3、キャンセルボタン115c4を有するお好み音楽登録画面115cをディスプレイ112に表示する(図17参照)。お好み音楽コンテンツID登録エリア115c1にお好みの音楽コンテンツのコンテンツID(図17の例では、0152−2222−5555−1111)が入力され、さらに追加登録ボタン115c3が押されると、お好み音楽コンテンツID登録部115は、お好み音楽コンテンツID登録エリア115c1に入力されているコンテンツIDを登録お好み音楽コンテンツID情報記憶部116に記憶させる。なお、登録お好み音楽コンテンツID情報記憶部116には、コンテンツIDだけでなく、そのコンテンツIDに該当する音楽コンテンツの曲名、歌手名またはグループ名等を記憶させてもよい。図17は、移動体受信端末1Bのディスプレイ112に表示されるお好み音楽の登録画面および画面遷移の例である。
【0069】
登録お好み音楽コンテンツID記憶部116について説明する。
登録お好み音楽コンテンツID記憶部116は、EEPROMを備えており、お好み音楽コンテンツID登録部115で登録されたコンテンツIDを記憶する。前記したように、コンテンツIDに加えて、曲名、歌手名またはグループ名等を記憶させてもよい。
【0070】
お好み音楽抽出部117について説明する。
お好み音楽抽出部117は、ドライバ(あるいは、同乗者)が選択したコンテンツIDの音楽コンテンツをデジタル放送信号DSのTSの中から抽出する。そのために、お好み音楽抽出部117は、コンテンツID抽出部114で抽出したコンテンツIDの中から登録お好み音楽コンテンツID記憶部116に記憶されているコンテンツIDを検索する。同一のコンテンツIDを検索できた場合、お好み音楽抽出部117は、検索したコンテンツIDのTSパケットのパケットID番号に基づいて、このパケットID番号を有するTSパケットをTSの中から全て抽出していく。さらに、お好み音楽抽出部117は、抽出したTSパケットのPESパケットのPESデータを順次繋げていき、音楽コンテンツデータを順次生成していく。
【0071】
蓄積音楽管理部118について説明する。
蓄積音楽管理部118は、お好み音楽抽出部117で音楽コンテンツデータを抽出する毎に、お好み音楽蓄積DB113の空き領域に格納エリアを確保し、その格納エリアに音楽コンテンツデータとその音楽コンテンツの情報を蓄積する。また、蓄積音楽管理部118は、お好み音楽蓄積DB113の使用容量を確認し、音楽コンテンツを新たに格納するとお好み音楽蓄積DB113の全容量を越える場合には蓄積している音楽コンテンツを蓄積した古い順に削除する。
【0072】
再生切替部119について説明する。
再生切替部119は、デジタル放送信号DSの受信状態に応じて、音声出力するコンテンツを切り替える。そのために、瞬断検出部106でデジタル放送信号DSを正常に受信できると判定している場合、再生切替部119は、番組コンテンツ取得部102で取得した番組のコンテンツを音声出力するコンテンツとする。一方、瞬断検出部106でデジタル放送信号DSを正常に受信できないと判定した場合、再生切替部119は、お好み音楽蓄積DB113に蓄積されている音楽コンテンツの中で蓄積した新しい順に音楽コンテンツデータを取り出し、このコンテンツデータを音声出力するコンテンツに切り替える。そして、再生切替部119は、蓄積している音楽コンテンツを音声出力するときには、ドライバ等にその情報を知らせるために、蓄積音楽への再生切替お知らせ画面119aをディスプレイ112に表示する(図16参照)。図16は、移動体受信端末1Bのディスプレイ112に表示される蓄積音楽への再生切替のお知らせ画面である。
【0073】
次に、図1、図11、図12、図15、図16および図17を参照して、移動体受信端末1Bおよびコンテンツ配信局2Bにおけるメイン処理を図13のフローチャートに沿って説明する。図13は、移動体受信端末1Bおよびコンテンツ配信局2Bにおけるメイン処理のフローチャートである。
【0074】
コンテンツ配信局2Bでは、番組プログラムが作成され、その番組プログラムの番組が制作される。そして、コンテンツ配信局2Bでは、この制作した番組のコンテンツデータ(音楽コンテンツデータを含む)をコンテンツDB200に格納している。
【0075】
そして、コンテンツ配信局2Bでは、番組プログラムに従って番組に流れる音楽コンテンツを、コンテンツDB200から選択する(S40)。
【0076】
続いて、コンテンツ配信局2Bでは、選択した音楽コンテンツに、コンテンツIDを付加する(S41)。
【0077】
さらに、コンテンツ配信局2Bでは、音楽コンテンツの個別ストリームを複数のPESパケットに分割する(S42)。
【0078】
続いて、コンテンツ配信局2Bでは、多数のコンテンツのPESパケットおよび電子番組表のPESパケットを多重化してTSを生成し、このTSを衛星放送または地上波放送に適したデジタル放送信号DSに変調し、さらにこのデジタル放送信号DSを送信アンテナにより人工衛星ASあるいは電波塔RTに送信する(S43)。そして、コンテンツ配信局2Bでは、S43の処理が終了すると、S40に戻って処理を繰り返し実行する。
【0079】
一方、移動体受信端末1Bでは、人工衛星ASあるいは電波塔RTから放送される多数のコンテンツからなるデジタル放送信号DSを受信する(S50)。
【0080】
そして、移動体受信端末1Bでは、デジタル放送信号DSをTSに変換した後、各TSパケットに含まれるPESパケットのCRCフラグに基づいて、PESパケットを取りこぼしているか否かを判定する(S51)。
【0081】
S51の判定でPESパケットを取りこぼしていると判定した場合、移動体受信端末1Bでは、デジタル放送信号DSを正常に受信できていないと判定し、お好み音楽蓄積DB113に蓄積されている音楽コンテンツの中で蓄積した新しい順に音楽コンテンツデータを取り出す。そして、移動体受信端末1Bでは、取り出したコンテンツデータをアナログデータに変換し、このアナログデータの音楽コンテンツを再生してスピーカ111から音声出力する(S52)。このとき、移動体受信端末1Bでは、瞬断発生と蓄積音楽への再生切替お知らせ画面119aをディスプレイ112に表示する(図16参照)。
【0082】
そして、移動体受信端末1Bでは、S52で再生している音楽コンテンツの音声出力が終了するか否かを判定し(S53)、終了するまでS52の処理を継続し、終了した場合にはS50の処理に戻る。
【0083】
一方、S51の判定でPESパケットを取りこぼしていないと判定した場合、移動体受信端末1Bでは、デジタル放送信号DSを正常に受信できると判定する。そして、移動体受信端末1Bでは、デジタル放送信号DSによるTSからドライバ(あるいは、同乗者)が現在選択している番組(チャンネル)のコンテンツデータ(ひいては、音楽コンテンツデータ)を取得し(S54)、この取得した番組のコンテンツデータ(ひいては、音楽コンテンツデータ)をアナログデータに変換し、このアナログデータの番組コンテンツ(音楽コンテンツ)を再生してスピーカ111から音声出力する(S55)。
【0084】
また、移動体受信端末1Bでは、デジタル放送信号DSによるTSにおいて登録お好み音楽コンテンツID記憶部116に記憶されているコンテンツIDがあるか否かを検索し、該当するコンテンツIDがある場合にはTSからそのコンテンツIDの音楽コンテンツのコンテンツデータを抽出し、抽出したコンテンツデータおよびその音楽コンテンツの情報をお好み音楽蓄積DB113に蓄積する(S56)。さらに、移動体受信端末1Bでは、お好み音楽蓄積DB113の使用容量をチェックし、容量が越える場合には蓄積した古い順から音楽コンテンツデータおよびその音楽コンテンツの情報をお好み音楽蓄積DB113から削除する(S57)。そして、移動体受信端末1Bでは、S57の処理が終了すると、S50に戻って処理を繰り返し実行する。
【0085】
次に、図1、図11、図12、図15、図16および図17を参照して、移動体受信端末1Bにおけるお好み音楽抽出処理を図14のフローチャートに沿って説明する。図14は、移動体受信端末1Bにおけるお好み音楽抽出処理のフローチャートである。
【0086】
移動体受信端末1Bでは、ドライバ(あるいは、同乗者)によって、お好みの音楽コンテンツを蓄積しておくために、その音楽コンテンツのコンテンツIDが登録されており、その情報を登録お好み音楽コンテンツID記憶部116に記憶している。まず、移動体受信端末1Bでは、デジタル放送信号DSによるTSから音楽コンテンツのコンテンツIDを取得する(S60)。
【0087】
そして、移動体受信端末1Bでは、登録お好み音楽コンテンツID記憶部116に記憶されているコンテンツIDに基づいて、S60で取得したコンテンツIDの中に、ドライバ(あるいは、同乗者)が登録したコンテンツIDがあるか否かを判定する(S61)。S61の判定でコンテンツIDがないと判定した場合には、お好み音楽抽出処理を終了する。一方、S61の判定でコンテンツIDがあると判定した場合、移動体受信端末1Bでは、TSから該当する音楽コンテンツのコンテンツデータを抽出し、抽出した音楽コンテンツのコンテンツデータおよびその音楽コンテンツの情報をお好み音楽蓄積DB113に蓄積する(S62)。
【0088】
この移動体受信端末1Bによれば、自動車で走行中にトンネルに入ったりあるいはビルの影に入ったりしてデジタル放送信号DSを正常に受信できなくなった場合でも、予め蓄積してあるお好みの音楽コンテンツを音声出力することができるので、音声出力が途切れない。また、この移動体受信端末1Bによれば、ドライバ(あるいは、同乗者)がお好みの音楽コンテンツのコンテンツIDを登録することができ、その登録したコンテンツIDに基づいて該当する音楽コンテンツを蓄積し、再生することができる。
【0089】
次に、第3の実施の形態について説明する。
なお、コンテンツ配信局2Cの内部構成は、第2の実施の形態のコンテンツ配信局2Bと同様の内部構成を有するので、その説明を省略する。
【0090】
次に、図18を参照して、移動体受信端末1Cの内部構成について説明する。なお、移動体受信端末1Cの内部構成では、第2の実施の形態の移動体受信端末1Bと同様の内部構成について同じ符号を付し、その説明を省略する。図18は、第3の実施の形態に係る移動体受信端末1Cおよびコンテンツ配信局2Cの内部構成図である。
【0091】
移動体受信端末1Cは、主に、最新音楽蓄積DB120、デジタル放送受信部101、番組コンテンツ取得部102、コンテンツID抽出部114、瞬断検出部106、同一音楽検出部121、蓄積音楽管理部122、再生切替部123、オーディオ再生部110から構成されている。そのために、移動体受信端末1Cは、図示しないMPU、RAM、各種回路、記憶装置、受信アンテナ、ユーザインターフェース(操作部)およびスピーカ111、ディスプレイ112等を備えている。
なお、第3の実施の形態では、最新音楽蓄積DB120が特許請求の範囲に記載のコンテンツ蓄積手段に相当し、瞬断検出部106が特許請求の範囲に記載の受信状態検出手段に相当し、同一音楽検出部121が特許請求の範囲に記載の同一コンテンツ検出手段に相当し、再生切替部123が特許請求の範囲に記載の切替手段に相当する。
【0092】
最新音楽蓄積DB120について説明する。
最新音楽蓄積DB120は、ハードディスク装置等に構成され、デジタル放送信号DSの中に含まれる最新の音楽コンテンツのコンテンツデータおよびコンテンツ情報を格納している。具体的には、図19に示すように、蓄積した日、蓄積した時刻、コンテンツID、曲名、歌手名またはグループ名、演奏時間、コンテンツデータである。図19は、移動体受信端末1Cの最新音楽蓄積DB120のデータ構成図である。
【0093】
同一音楽検出部121について説明する。
同一音楽検出部121は、デジタル放送信号DSを正常に受信できない場合に、現在スピーカ111から音声出力している音楽コンテンツの途切れをなくすため、同一の音楽コンテンツを検出する。そのために、同一音楽検出部121は、最新音楽蓄積DB120のコンテンツIDの中から、現在スピーカ111から音声出力している音楽コンテンツ(番組コンテンツ取得部102で取得した番組で流れている音楽コンテンツ)のコンテンツIDと同一のコンテンツIDを検索する。そして、同一音楽検出部121は、同一のコンテンツIDがある場合には、そのコンテンツIDの対応するコンテンツデータを最新音楽蓄積DB120から抽出する。
【0094】
蓄積音楽管理部122について説明する。
蓄積音楽管理部122は、デジタル放送信号DSの受信に応じて、最新の音楽コンテンツを蓄積する。そのために、蓄積音楽管理部122は、デジタル放送受信部101で変調されたTSから各PESパケットを取り出し、PESパケットのPESデータの中から音楽コンテンツのコンテンツIDおよびコンテンツデータを抽出する。そして、蓄積音楽管理部122は、音楽コンテンツデータを抽出する毎に、最新音楽蓄積DB120の空き領域に格納エリアを確保し、その格納エリアに音楽コンテンツデータとその音楽コンテンツの情報を蓄積する。また、蓄積音楽管理部122は、最新音楽蓄積DB120の使用容量を確認し、音楽コンテンツを新たに格納すると最新音楽蓄積DB120の全容量を越える場合には蓄積している音楽コンテンツを蓄積した古い順に削除する。
【0095】
再生切替部123について説明する。
再生切替部123は、デジタル放送信号DSの受信状態および最新の音楽コンテンツの蓄積状態に応じて、音声出力するコンテンツを切り替える。そのために、瞬断検出部106でデジタル放送信号DSを正常に受信できると判定している場合、再生切替部123は、番組コンテンツ取得部102で取得した番組のコンテンツ(ひいては、音楽コンテンツ)を音声出力するコンテンツとする。
【0096】
一方、瞬断検出部106でデジタル放送信号DSを正常に受信できないと判定した場合、再生切替部123は、同一音楽検出部121で検索して抽出した音楽コンテンツデータを音声出力するコンテンツに切り替える。そして、再生切替部123は、現在音声出力していた音楽コンテンツと同じ音楽コンテンツを音声出力できる場合には、ドライバ等にその情報を知らせるために、放送と同じ音楽を蓄積音楽から検索することを知らせる画面123aを表示した後、同じ音楽を再生することを知らせる画面123bをディスプレイ112に表示する(図21参照)。図21は、移動体受信端末1Cのディスプレイ112に表示される蓄積音楽への再生切替のお知らせ画面および画面遷移(同一音楽が見つかった場合)である。
【0097】
しかし、同一音楽検出部121で同一のコンテンツIDを検索できない場合、再生切替部123は、最新音楽蓄積DB120に蓄積されている音楽コンテンツの中で蓄積した新しい順に音楽コンテンツデータを取り出し、このコンテンツデータを音声出力するコンテンツに切り替える。そして、再生切替部123は、最新の音楽コンテンツを音声出力する場合には、ドライバ等にその情報を知らせるために、放送と同じ音楽を蓄積音楽から検索することを知らせる画面123aを表示した後、最新の音楽を再生することを知らせる画面123cをディスプレイ112に表示する(図22参照)。図22は、移動体受信端末1Cのディスプレイ112に表示される蓄積音楽への再生切替のお知らせ画面および画面遷移(同一音楽が見つからなかった場合)である。
【0098】
次に、図1、図18、図19、図21および図22を参照して、移動体受信端末1Cおよびコンテンツ配信局2Cにおけるメイン処理を図20のフローチャートに沿って説明する。図20は、移動体受信端末1Cおよびコンテンツ配信局2Cにおけるメイン処理のフローチャートである。
【0099】
コンテンツ配信局2Cでのメイン処理(S70〜S73)は、第2の実施の形態のコンテンツ配信局2Bでのメイン処理(S40〜S43)と同様の処理なので、説明を省略する。
【0100】
一方、移動体受信端末1Cでは、人工衛星ASあるいは電波塔RTから放送される多数のコンテンツからなるデジタル放送信号DSを受信する(S80)。
【0101】
そして、移動体受信端末1Cでは、デジタル放送信号DSをTSに変換した後、各TSパケットに含まれるPESパケットのCRCフラグに基づいて、PESパケットを取りこぼしているか否かを判定する(S81)。
【0102】
S81の判定でPESパケットを取りこぼしていると判定した場合、移動体受信端末1Cでは、デジタル放送信号DSを正常に受信できていないと判定し、最新音楽蓄積DB120に蓄積されている音楽コンテンツの中から、現在受信しているデジタル放送信号DSにより音声出力している音楽コンテンツと同じコンテンツIDの音楽コンテンツを検索する(S82)。このとき、移動体受信端末1Cでは、瞬断発生と放送と同じ音楽の検索のお知らせ画面123aをディスプレイ112に表示する(図21、図22参照)
【0103】
S82の検索で同じコンテンツIDの音楽コンテンツを検索できた場合、移動体受信端末1Cでは、検索した音楽コンテンツのコンテンツデータをアナログデータに変換し、このアナログデータの音楽コンテンツを再生してスピーカ111から音声出力する(S83)。このとき、移動体受信端末1Cでは、蓄積音楽による同じ音楽への再生切替お知らせ画面123bをディスプレイ112に表示する(図21参照)。そして、移動体受信端末1Cでは、S83で再生している音楽コンテンツの音声出力が終了するか否かを判定し(S84)、終了するまでS83の処理を継続し、終了した場合にはS80の処理に戻る。
【0104】
しかし、S82の検索で同じコンテンツIDの音楽コンテンツを検索できなかった場合、移動体受信端末1Cでは、最新音楽蓄積DB120に蓄積した新しい順に音楽コンテンツのコンテンツデータを取り出し、そのコンテンツデータをアナログデータに変換し、さらにこのアナログデータの音楽コンテンツを再生してスピーカ111から音声出力する(S85)。このとき、移動体受信端末1Cでは、蓄積音楽による最新音楽への再生切替お知らせ画面123cをディスプレイ112に表示する(図22参照)。そして、移動体受信端末1Cでは、S85で再生している音楽コンテンツの音声出力が終了するか否かを判定し(S86)、終了するまでS85の処理を継続し、終了した場合にはS80の処理に戻る。
【0105】
一方、S81の判定でPESパケットを取りこぼしていないと判定した場合、移動体受信端末1Cでは、デジタル放送信号DSを正常に受信できると判定する。そして、移動体受信端末1Cでは、デジタル放送信号DSによるTSからドライバ(あるいは、同乗者)が現在選択している番組のコンテンツデータ(ひいては、音楽コンテンツデータ)を取得し(S87)、この取得した番組のコンテンツデータ(ひいては、音楽コンテンツデータ)をアナログデータに変換し、このアナログデータの番組コンテンツ(音楽コンテンツ)を再生してスピーカ111から音声出力する(S88)。
【0106】
また、移動体受信端末1Cでは、デジタル放送信号DSによるTSからコンテンツIDおよびそのコンテンツIDの音楽コンテンツのコンテンツデータを抽出し、抽出したコンテンツIDおよびコンテンツデータ等を最新音楽蓄積DB120に蓄積する(S89)。さらに、移動体受信端末1Cでは、最新音楽蓄積DB120の使用容量をチェックし、容量が越える場合には蓄積した古い順からコンテンツIDおよびその音楽コンテンツデータ等を最新音楽蓄積DB120から削除する(S90)。そして、移動体受信端末1Cでは、S90の処理が終了すると、S80に戻って処理を繰り返し実行する。
【0107】
この移動体受信端末1Cによれば、自動車で走行中にトンネルに入ったりあるいはビルの影に入ったりしてデジタル放送信号DSを正常に受信できなくなった場合でも、現在受信しているデジタル放送信号DSによって音声出力している音楽コンテンツと同じ音楽コンテンツを予め蓄積してある最新の音楽コンテンツから検索して音声出力することができるので、音声出力が途切れない。また、この移動体受信端末1Cによれば、同じ音楽コンテンツがない場合でも、予め蓄積してある最新の音楽コンテンツを音声出力することができる。
【0108】
次に、第4の実施の形態について説明する。
なお、コンテンツ配信局2Dの内部構成は、一部の内部構成を有さないが第2の実施の形態のコンテンツ配信局2Bと同様の内部構成を有するので、その説明を省略する。
【0109】
次に、図23を参照して、ポータブルMP3プレーヤPについて説明する。図23は、第4の実施の形態に係る移動体受信端末1Dおよびコンテンツ配信局2Dの内部構成図である。ポータブルMP3プレーヤPは、MPEG−1 Audio Layer−IIIにより音声圧縮された音楽コンテンツを再生して音声出力するプレーヤであり、携帯可能である。また、ポータブルMP3プレーヤPは、微弱な赤外線による無線LAN[Local Area Network]の通信装置を備えており、対等局方式により、無線LANを備える他の通信装置と数メートル〜数10メートルの範囲内で通信可能である。さらに、ポータブルMP3プレーヤPは、無線LANによる通信によって他の通信装置からの再生、停止等の操作の制御が可能であり、再生した音楽コンテンツの音声出力を無線LANを介して送信することができる。なお、ポータブルMP3プレーヤPは、無線LANによる通信によって音楽コンテンツを送信可能な機器であることを示す識別IDを有しており、他の通信装置から探索信号が発せられるとこの識別IDを送信する。
なお、第4の実施の形態では、ポータブルMP3プレーヤPが特許請求の範囲に記載の記録コンテンツ再生装置に相当する。
【0110】
次に、図23を参照して、移動体受信端末1Dの内部構成について説明する。なお、移動体受信端末1Dの内部構成では、第2の実施の形態の移動体受信端末1Bと同様の内部構成について同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0111】
移動体受信端末1Dは、主に、デジタル放送受信部101、番組コンテンツ取得部102、瞬断検出部106、周辺機器通信部124、周辺機器探索部125、周辺機器制御部126、再生切替部127、オーディオ再生部110から構成されている。そのために、移動体受信端末1Dは、図示しないMPU、RAM、各種回路、記憶装置、受信アンテナ、無線LANの通信装置、ユーザインターフェース(操作部)およびスピーカ111、ディスプレイ112等を備えている。なお、第4の実施の形態では、瞬断検出部106が特許請求の範囲に記載の受信状態検出手段に相当し、周辺機器通信部124が特許請求の範囲に記載の通信手段に相当し、周辺機器探索部125が特許請求の範囲に記載の再生装置探索手段に相当し、周辺機器制御部126が特許請求の範囲に記載の再生制御手段に相当し、再生切替部127が特許請求の範囲に記載の切替手段に相当する。
【0112】
周辺機器通信部124について説明する。
周辺機器通信部124は、微弱な赤外線による無線LANの通信装置を備えており、対等局方式により、無線LANを備える他の通信装置と数メートル〜数10メートルの範囲内で通信する。周辺機器通信部124は、再生音楽コンテンツを送信可能なプレーヤ(ポータブルMP3プレーヤP)から送信されてくる音楽コンテンツの再生音声を受信する。
【0113】
周辺機器探索部125について説明する。
周辺機器探索部125は、周辺機器通信部124を介して、再生音楽コンテンツを送信可能な機器を探索するための探索信号を発信する。そして、周辺機器探索部125は、音楽コンテンツを送信可能な機器(ポータブルMP3プレーヤP)の識別IDを受信すると、再生音楽コンテンツを送信可能な機器が周辺に存在すると判定する。
【0114】
周辺機器制御部126について説明する。
周辺機器制御部126は、周辺機器通信部124を介して、再生音楽コンテンツを送信可能な機器(ポータブルMP3プレーヤP)に制御信号を送信し、音楽コンテンツの再生、再生停止等の操作を行うとともに音楽コンテンツの再生音声の送信命令を行う。
【0115】
再生切替部127について説明する。
再生切替部127は、デジタル放送信号DSの受信状態に応じて、音声出力するコンテンツを切り替える。そのために、瞬断検出部106でデジタル放送信号DSを正常に受信できると判定している場合、再生切替部127は、番組コンテンツ取得部102で取得した番組のコンテンツを音声出力するコンテンツとする。一方、瞬断検出部106でデジタル放送信号DSを正常に受信できないと判定した場合、再生切替部127は、再生音楽コンテンツを送信可能な機器を探索し、その探索した機器(ポータブルMP3プレーヤP)から受信した再生音楽コンテンツを音声出力するコンテンツに切り替える。そして、再生切替部127は、再生音楽コンテンツを送信可能な機器からの再生音楽コンテンツを音声出力するときには、ドライバ等にその情報を知らせるために、瞬断発生と再生機器の探索お知らせ画面127a、周辺再生機器の検出と再生要求お知らせ画面127b、周辺再生機器による再生切替お知らせ画面127cをディスプレイ112に表示する(図25参照)。図25は、移動体受信端末1Dのディスプレイ112に表示される周辺再生機器への再生切替のお知らせ画面および画面遷移である。
【0116】
次に、図1、図23および図25を参照して、移動体受信端末1Dおよびコンテンツ配信局2Dにおけるメイン処理を図24のフローチャートに沿って説明する。図24は、移動体受信端末1Dおよびコンテンツ配信局2Dにおけるメイン処理のフローチャートである。
【0117】
コンテンツ配信局2Dでは、番組プログラムが作成され、その番組プログラムの番組が制作される。そして、コンテンツ配信局2Dでは、この制作した番組のコンテンツデータ(音楽コンテンツデータを含む)をコンテンツDB200に格納している。
【0118】
そして、コンテンツ配信局2Dでは、番組プログラムに従って番組に流れる音楽コンテンツを、コンテンツDB200から選択する(S100)。
【0119】
さらに、コンテンツ配信局2Dでは、音楽コンテンツの個別ストリームを複数のPESパケットに分割する(S101)。
【0120】
続いて、コンテンツ配信局2Dでは、多数のコンテンツのPESパケットを多重化してTSを生成し、このTSを衛星放送または地上波放送に適したデジタル放送信号DSに変調し、さらにこのデジタル放送信号DSを送信アンテナにより人工衛星ASあるいは電波塔RTに送信する(S102)。そして、コンテンツ配信局2Dでは、S102の処理が終了すると、S100に戻って処理を繰り返し実行する。
【0121】
一方、移動体受信端末1Dでは、人工衛星ASあるいは電波塔RTから放送される多数のコンテンツからなるデジタル放送信号DSを受信する(S110)。
【0122】
そして、移動体受信端末1Dでは、デジタル放送信号DSをTSに変換した後、各TSパケットに含まれるPESパケットのCRCフラグに基づいて、PESパケットを取りこぼしているか否かを判定する(S111)。
【0123】
S111の判定でPESパケットを取りこぼしていると判定した場合、移動体受信端末1Dでは、デジタル放送信号DSを正常に受信できていないと判定し、再生音楽コンテンツを送信可能な機器が周辺に存在するか探索する(S112)。このとき、移動体受信端末1Dでは、瞬断発生と再生機器の探索お知らせ画面127aをディスプレイ112に表示する(図25参照)。
【0124】
ポータブルMP3プレーヤPから識別IDを受信すると、移動体受信端末1Dでは、ポータブルMP3プレーヤPに対して音楽コンテンツの再生要求を送信し、さらに再生している音楽コンテンツの送信要求を送信する(S113)。このとき、移動体受信端末1Dでは、ポータブルMP3プレーヤPの検出と再生要求お知らせ画面127bをディスプレイ112に表示する(図25参照)。
【0125】
すると、ポータブルMP3プレーヤPでは、音楽コンテンツの再生を開始するとともにその再生している音楽コンテンツの送信を開始する。そこで、移動体受信端末1Dでは、この再生音楽コンテンツを受信し(S114)、その再生音楽コンテンツをスピーカ111から音声出力する(S115)。このとき、移動体受信端末1Dでは、ポータブルMP3プレーヤPによる再生切替お知らせ画面127cをディスプレイ112に表示する(図25参照)。そして、移動体受信端末1Dでは、S115での音声出力が終了するとS110の処理に戻る。
【0126】
一方、S111の判定でPESパケットを取りこぼしていないと判定した場合、移動体受信端末1Dでは、デジタル放送信号DSを正常に受信できると判定する。そして、移動体受信端末1Dでは、デジタル放送信号DSによるTSからドライバ(あるいは、同乗者)が現在選択している番組(チャンネル)のコンテンツデータを取得し(S116)、この取得した番組のコンテンツデータをアナログデータに変換し、このアナログデータの番組コンテンツを再生してスピーカ111から音声出力する(S117)。そして、移動体受信端末1Dでは、S117の処理が終了すると、S110に戻って処理を繰り返し実行する。
【0127】
この移動体受信端末1Dによれば、自動車で走行中にトンネルに入ったりあるいはビルの影に入ったりしてデジタル放送信号DSを正常に受信できなくなった場合でも、音楽コンテンツを再生する周辺機器と通信して、その周辺機器からの再生音楽コンテンツを音声出力することができるので、音声出力が途切れない。また、この移動体受信端末1Dによれば、周辺機器から音楽コンテンツを取得するので、音楽コンテンツを蓄積する必要がない。
【0128】
次に、第5の実施の形態について説明する。
なお、コンテンツ配信局2Eの内部構成は、第3の実施の形態のコンテンツ配信局2Cと同様の内部構成を有するので、その説明を省略する。
【0129】
次に、図26を参照して、移動体受信端末1Eの内部構成について説明する。なお、移動体受信端末1Eの内部構成では、第3の実施の形態の移動体受信端末1Cと同様の内部構成について同じ符号を付し、その説明を省略する。図26は、第5の実施の形態に係る移動体受信端末1Eおよびコンテンツ配信局2Eの内部構成図である。
【0130】
移動体受信端末1Eは、主に、最新音楽蓄積DB120、デジタル放送受信部101、番組コンテンツ取得部102、コンテンツID抽出部114、自車位置取得部128、カーナビ地図データ記憶部129、瞬断予測部130、同一音楽検出部121、蓄積音楽管理部122、再生切替部131、オーディオ再生部110から構成されている。そのために、移動体受信端末1Eは、図示しないMPU、RAM、各種回路、記憶装置、受信アンテナ、GPS[Gloval Positioning System]受信アンテナ、距離センサ、方位センサ、ユーザインターフェース(操作部)およびスピーカ111、ディスプレイ112等を備えている。
なお、第5の実施の形態では、最新音楽蓄積DB120が特許請求の範囲に記載のコンテンツ蓄積手段に相当し、自車位置取得部128が特許請求の範囲に記載の現在位置取得手段に相当し、瞬断予測部130が特許請求の範囲に記載の受信状態予測手段に相当し、同一音楽検出部121が特許請求の範囲に記載の同一コンテンツ検出手段に相当し、再生切替部131が特許請求の範囲に記載の切替手段に相当する。
【0131】
自車位置取得部128について説明する。
自車位置取得部128は、GPS受信アンテナ、距離センサ、方位センサを備えており、自動車Vの現在位置を取得する。そのために、自車位置取得部128は、GPS受信アンテナにより受信した少なくとも3つのGPS信号に基づいて、GPSによる現在位置を演算する。また、自車位置取得部128は、距離センサによる走行距離および方位センサによる方位に基づいて、自立航法による現在位置を演算する。そして、自車位置取得部128は、GPSによる現在位置と自立航法による現在位置に基づいてハイブリッド航法による走行軌跡や方位を演算する。さらに、自車位置取得部128は、その走行軌跡および方位とカーナビ地図データ記憶部129のマップマッチグ用の地図データとに基づいてマップマッチングを行い、現在位置、走行中道路および走行方向を演算する。
【0132】
カーナビ地図データ記憶部129について説明する。
カーナビ地図データ記憶部129は、光磁気ディスク等からなり、カーナビゲーションのマップマッチング用および表示用のデジタル地図データを記憶している。このデジタル地図データには、道路データおよびトンネル等の道路上の施設のデータの他に、道路外のビル等の建築物のデータや鉄道のデータも含んでいる。
【0133】
瞬断予測部130について説明する。
瞬断予測部130は、デジタル放送信号DSを正常に受信できない場所をこれから自動車が走行するか否かを予測する。そのために、瞬断予測部130は、自車位置取得部128で演算した現在位置、走行中道路および走行方向に基づいて、カーナビ地図データ記憶部129からその走行中道路の走行先の道路上の施設や建築物等のデータを取得する。そして、瞬断予測部130は、トンネルや高速道路等の道路上の施設やビル等の建築物が走行先に存在する場合、デジタル放送信号DSを正常に受信できないと予測し、その正常に受信できない場所(道路上の位置)を特定する。一方、瞬断予測部130は、道路上および道路に沿ってデジタル放送信号DSに対する障害物がない場合、デジタル放送信号DSを正常に受信できると予測する。例えば、図28に示すように、自車Vの走行先の道路にトンネルTが存在する場合、そのトンネルTの位置をデジタル放送信号DSを正常に受信できない場所と予測する。図28は、瞬断発生場所の一例の模式図である。
【0134】
再生切替部131について説明する。
再生切替部131は、デジタル放送信号DSの受信状態の予測に応じて、音声出力するコンテンツを切り替える。そのために、瞬断予測部130でデジタル放送信号DSを正常に受信できると予測している場合、再生切替部131は、番組コンテンツ取得部102で取得した番組のコンテンツを音声出力するコンテンツとする。
【0135】
一方、瞬断検出部130でデジタル放送信号DSを正常に受信できないと予測した場合、再生切替部131は、受信できない場所に到達する前に、同一音楽検出部121で検索して抽出した音楽コンテンツデータを音声出力するコンテンツに切り替える。そして、再生切替部131は、現在音声出力していた音楽コンテンツと同じ音楽コンテンツを音声出力できる場合には、ドライバ等にその情報を知らせるために、これから瞬断発生場所を通過することおよび放送と同じ音楽を蓄積音楽から検出することを知らせる画面131aを表示した後、同じ音楽を再生することを知らせる画面131bをディスプレイ112に表示する(図29参照)。図29は、移動体受信端末1Eのディスプレイ112に表示される瞬断予測結果により蓄積音楽への再生切替のお知らせ画面および画面遷移(同一音楽が見つかった場合)である。
【0136】
しかし、同一音楽検出部121で同一のコンテンツIDを検索できない場合、再生切替部131は、最新音楽蓄積DB120に蓄積されている音楽コンテンツの中で蓄積した新しい順に音楽コンテンツデータを取り出し、受信できない場所に到達する前に、このコンテンツデータを音声出力するコンテンツに切り替える。そして、再生切替部131は、最新の音楽コンテンツを音声出力する場合には、ドライバ等にその情報を知らせるために、これから瞬断発生場所を通過することおよび放送と同じ音楽を蓄積音楽から検出することを知らせる画面131aを表示した後、最新の音楽を再生することを知らせる画面131cをディスプレイ112に表示する(図30参照)。図30は、移動体受信端末1Eのディスプレイ112に表示される瞬断予測結果により蓄積音楽への再生切替のお知らせ画面および画面遷移(同一音楽が見つからなかった場合)である。
【0137】
次に、図1、図26、図28、図29および図30を参照して、移動体受信端末1Eおよびコンテンツ配信局2Eにおけるメイン処理を図27のフローチャートに沿って説明する。図27は、移動体受信端末1Eおよびコンテンツ配信局2Eにおけるメイン処理のフローチャートである。
【0138】
コンテンツ配信局2Eでのメイン処理(S120〜S123)は、第2の実施の形態のコンテンツ配信局2Bでのメイン処理(S40〜S43)および第3の実施の形態のコンテンツ配信局2Cでのメイン処理(S70〜S73)と同様の処理なので、説明を省略する。
【0139】
一方、移動体受信端末1Eでは、人工衛星ASあるいは電波塔RTから放送される多数のコンテンツからなるデジタル放送信号DSを受信する(S130)。
【0140】
そして、移動体受信端末1Eでは、GPS信号、距離センサによる走行距離、方位センサによる方位および地図データに基づいて、現在位置、走行中道路および走行方向を演算する(S131)。
【0141】
さらに、移動体受信端末1Eでは、演算した現在位置、走行中道路および走行方向とその走行中道路の走行先の道路上の施設や建築物等のデータとに基づいて、走行先にデジタル放送信号DSを正常に受信できない場所(瞬断発生場所)があるか否か予測する(S132)。
【0142】
S132の予測で瞬断発生場所があると予測した場合、移動体受信端末1Eでは、最新音楽蓄積DB120に蓄積されている音楽コンテンツの中から、現在受信しているデジタル放送信号DSにより音声出力している音楽コンテンツと同じコンテンツIDの音楽コンテンツを検索する(S133)。このとき、移動体受信端末1Eでは、もうすぐ瞬断発生場所の通過と放送と同じ音楽の検索のお知らせ画面131aをディスプレイ112に表示する(図29、図30参照)
【0143】
S133の検索で同じコンテンツIDの音楽コンテンツを検索できた場合、移動体受信端末1Eでは、検索した音楽コンテンツのコンテンツデータをアナログデータに変換し、このアナログデータの音楽コンテンツを再生してスピーカ111から音声出力する(S134)。このとき、移動体受信端末1Eでは、蓄積音楽による同じ音楽への再生切替お知らせ画面131bをディスプレイ112に表示する(図29参照)。そして、移動体受信端末1Eでは、S134で再生している音楽コンテンツの音声出力が終了するか否かを判定し(S135)、終了するまでS134の処理を継続し、終了した場合にはS130の処理に戻る。
【0144】
しかし、S133の検索で同じコンテンツIDの音楽コンテンツを検索できなかった場合、移動体受信端末1Eでは、最新音楽蓄積DB120に蓄積した新しい順に音楽コンテンツのコンテンツデータを取り出し、そのコンテンツデータをアナログデータに変換し、さらにこのアナログデータの音楽コンテンツを再生してスピーカ111から音声出力する(S136)。このとき、移動体受信端末1Eでは、蓄積音楽による最新音楽への再生切替お知らせ画面131cをディスプレイ112に表示する(図30参照)。そして、移動体受信端末1Eでは、S136で再生している音楽コンテンツの音声出力が終了するか否かを判定し(S137)、終了するまでS136の処理を継続し、終了した場合にはS130の処理に戻る。
【0145】
一方、S132の予測で瞬断発生場所がないと予測した場合、S138〜S141の処理に移る。この移動体受信端末1EでのS138〜S141の処理は、第3の実施の形態の移動体受信端末1Cでのメイン処理(S87〜S90)と同様の処理なので、説明を省略する。そして、移動体受信端末1Eでは、S141の処理が終了すると、S130に戻って処理を繰り返し実行する。
【0146】
この移動体受信端末1Eによれば、カーナビゲーション機能を利用して、デジタル放送信号DSを正常に受信できるか否かを予測することができる。そして、移動体受信端末1Eによれば、走行先でトンネルに入ったりあるいはビルの影に入ったりしてデジタル放送信号DSを正常に受信できなくなると予測した場合には、その場所に到達する前に、現在デジタル放送信号DSによって音声出力している音楽コンテンツと同じ音楽コンテンツあるいは最新の音楽コンテンツを音声出力することができるので、音声出力が途切れない。
【0147】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、前記の実施の形態に限定されることなく、様々な形態で実施される。
例えば、本実施の形態では自動車の走行によってデジタル放送信号を受信できない場合としたが、デジタル放送施設の故障、人工衛星の故障等によってデジタル放送信号を受信できない場合にも適用可能である。
また、本実施の形態ではデジタル放送受信装置を自動車に搭載する移動体受信端末に適用したが、PDA等のモバイル機器、ポータブルのデジタル放送対応テレビ、デジタル放送対応ラジオあるいは据置型のデジタル対応テレビ等にも適用できる。
また、本実施の形態では音声コンテンツを対象としたが、映像コンテンツ、文字コンテンツ等の他のコンテンツにも対応可能である。
また、第4の実施の形態では記録コンテンツ再生装置をポータブルMP3プレーヤとしたが、通信機能を備えるMDプレーヤ、CDプレーヤ等の他のプレーヤでもよい、また、無線LAN以外にもBluetooth等の他の無線通信を利用して通信するようにしてもよい。
【0148】
【発明の効果】
本発明に係るデジタル受信装置によれば、デジタル放送信号を正常に受信できない場合でも、コンテンツの出力が途切れないので、視聴者に不快感を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るデジタル放送システムの全体構成図である。
【図2】第1の実施の形態に係る移動体受信端末およびコンテンツ配信局の内部構成図である。
【図3】図2の移動体受信端末のお好み番組蓄積DBのデータ構成図である。
【図4】図2の移動体受信端末およびコンテンツ配信局におけるメイン処理のフローチャートである。
【図5】図2の移動体受信端末におけるお好み番組抽出処理のフローチャートである。
【図6】電子番組表の例である。
【図7】図2の移動体受信端末のディスプレイに表示される蓄積番組への再生切替のお知らせ画面である。
【図8】図2の移動体受信端末のディスプレイに表示されるお好み番組の登録画面および画面遷移の例1である。
【図9】図2の移動体受信端末のディスプレイに表示されるお好み番組の登録画面および画面遷移の例2である。
【図10】図2の移動体受信端末のディスプレイに表示されるお好み番組の登録画面および画面遷移の例3である。
【図11】第2の実施の形態に係る移動体受信端末およびコンテンツ配信局の内部構成図である。
【図12】図11の移動体受信端末のお好み音楽蓄積DBのデータ構成図である。
【図13】図11の移動体受信端末およびコンテンツ配信局におけるメイン処理のフローチャートである。
【図14】図11の移動体受信端末におけるお好み音楽抽出処理のフローチャートである。
【図15】デジタル放送される音楽コンテンツの構成図である。
【図16】図11の移動体受信端末のディスプレイに表示される蓄積音楽への再生切替のお知らせ画面である。
【図17】図11の移動体受信端末のディスプレイに表示されるお好み音楽の登録画面および画面遷移の例である。
【図18】第3の実施の形態に係る移動体受信端末およびコンテンツ配信局の内部構成図である。
【図19】図18の移動体受信端末の最新音楽蓄積DBのデータ構成図である。
【図20】図18の移動体受信端末およびコンテンツ配信局におけるメイン処理のフローチャートである。
【図21】図18の移動体受信端末のディスプレイに表示される蓄積音楽への再生切替のお知らせ画面および画面遷移(同一音楽が見つかった場合)である。
【図22】図18の移動体受信端末のディスプレイに表示される蓄積音楽への再生切替のお知らせ画面および画面遷移(同一音楽が見つからなかった場合)である。
【図23】第4の実施の形態に係る移動体受信端末およびコンテンツ配信局の内部構成図である。
【図24】図23の移動体受信端末およびコンテンツ配信局におけるメイン処理のフローチャートである。
【図25】図23の移動体受信端末のディスプレイに表示される周辺再生機器への再生切替のお知らせ画面および画面遷移である。
【図26】第5の実施の形態に係る移動体受信端末およびコンテンツ配信局の内部構成図である。
【図27】図26の移動体受信端末およびコンテンツ配信局におけるメイン処理のフローチャートである。
【図28】瞬断発生場所の一例の模式図である。
【図29】図26の移動体受信端末のディスプレイに表示される瞬断予測結果により蓄積音楽への再生切替のお知らせ画面および画面遷移(同一音楽が見つかった場合)である。
【図30】図26の移動体受信端末のディスプレイに表示される瞬断予測結果により蓄積音楽への再生切替のお知らせ画面および画面遷移(同一音楽が見つからなかった場合)である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E・・・移動体受信端末(デジタル放送受信装置)
2,2A,2B,2C,2D,2E・・・コンテンツ配信局
100・・・お好み番組蓄積DB(コンテンツ蓄積手段)
103・・・電子番組表取得部(電子番組表取得手段)
104・・・お好み番組登録部(番組登録手段)
105・・・登録お好み番組情報記憶部(番組情報記憶手段)
106・・・瞬断検出部(受信状態検出手段)
107・・・お好み番組抽出部(番組抽出手段)
108・・・蓄積番組管理部(番組抽出手段)
109,119,123,127,131・・・再生切替部(切替手段)
113・・・お好み音楽蓄積DB(コンテンツ蓄積手段)
114・・・コンテンツID抽出部(コンテンツID取得手段)
115・・・お好み音楽コンテンツID登録部(コンテンツID登録手段)
116・・・登録お好み音楽コンテンツID記憶部(コンテンツID記憶手段)
117・・・お好み音楽抽出部(コンテンツ抽出手段)
118・・・蓄積音楽管理部(コンテンツ抽出手段)
120・・・最新音楽蓄積DB(コンテンツ蓄積手段)
121・・・同一音楽検出部(同一コンテンツ検出手段)
124・・・周辺機器通信部(通信手段)
125・・・周辺機器探索部(再生装置探索手段)
126・・・周辺機器制御部(再生制御手段)
128・・・自車位置取得部(現在位置取得手段)
130・・・瞬断予測部(受信状態予測手段)
P・・・ポータブルMP3プレーヤ(記録コンテンツ再生装置)
S・・・デジタル放送システム
V・・・自動車(移動体)
AS・・・人工衛星(長楕円軌道衛星)
DS・・・デジタル放送信号

Claims (5)

  1. 多数のコンテンツを含むデジタル放送信号を受信するとともに、この受信したデジタル放送信号によりコンテンツを出力するデジタル放送受信装置であって、
    前記デジタル放送信号を正常に受信できるか否かを検出する受信状態検出手段と、
    前記デジタル放送受信装置と無線通信可能な別体の記録コンテンツ再生装置と通信を行う周辺機器通信手段と、
    前記周辺機器通信手段を介して接続可能な前記記録コンテンツ再生装置の識別IDを要求して周辺に存在する前記記録コンテンツ再生装置を探索する再生装置探索手段と、
    前記周辺機器通信手段を介して受信した前記識別IDを持つ前記記録コンテンツ再生装置に対し格納されている記録コンテンツの再生と送信とを要求して、前記記録コンテンツ再生装置の再生制御を行う再生装置制御手段と、
    前記受信状態検出手段デジタル放送信号を正常に受信できないと検出した場合、前記再生装置探索手段が探索した周囲に存在する前記記録コンテンツ再生装置に対し、前記再生装置制御手段が前記記録コンテンツの再生と送信とを要求し、前記記録コンテンツ再生装置から送信された前記記録コンテンツを前記周辺機器通信手段が受信したとき、前記デジタル放送信号の受信によるコンテンツの出力から前記受信した前記記録コンテンツの出力に切り替え、当該切り替えた前記記録コンテンツの出力が終了した際に、前記受信状態検出手段がデジタル放送信号を正常に受信できると検出している場合、前記記録コンテンツの出力から前記正常に受信されたデジタル放送信号のコンテンツの出力に切り替える切替手段と、
    を備えることを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 前記デジタル放送受信装置は、移動体に搭載され、
    前記移動体の現在位置を取得する現在位置取得手段と、
    前記現在地置取得手段で取得した現在位置と地図データとに基づいて、デジタル放送信号を正常に受信できるか否かを予測する受信状態予測手段と、
    を備え、
    前記切替手段は、前記受信状態予測手段でデジタル放送信号を正常に受信できないと予測した場合、前記デジタル放送信号の受信によるコンテンツの出力から前記再生による前記記録コンテンツの出力に切り替えることを特徴とする請求項に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記デジタル放送信号は、人工衛星を介して放送されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記人工衛星は、長楕円軌道衛星であることを特徴とする請求項3に記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記デジタル放送信号は、地上波デジタル放送で放送されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデジタル放送受信装置。
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