JP4197260B2 - シート積載装置と該装置を備えたシート取り扱い装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、排出されて積載されるシートの長さに応じて、延長可能な延長積載手段を備えたシート積載装置と、このシート積載装置を装置本体に備えて、シートを取り扱った後、シート積載装置に排出するシート取り扱い装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】
図13、図14は、従来のシート取り扱い装置の一例である画像読取装置530の外観斜視図である。
【0003】
図13は、従来のシート積載装置が組み込まれた画像読取装置の外観斜視図である。図14は、図13に示す画像読取装置において、回転トレイユニットを積載トレイから延長した状態の外観斜視図である。
【0004】
画像読取装置は、例えば、原稿を読み取るようになっている。シート取り扱い装置には、画像読取装置の他に、シートに画像を形成する画像形成装置、シートに孔あけ処理、綴じ処理、折り処理等の少なくとも1つの処理を行うシート処理装置等がある。
【0005】
画像読取装置530は、下部に、原稿が積載される給紙トレイ532を有している。オペレータは、この給紙トレイ532上にシート状の原稿(以下、「シート」という)を置く。そして、オペレータによって不図示の記録スタートキーが押されると、給紙トレイ532上のシートは、不図示の給紙ローラ、分離ローラ対等によって、1枚ずつに分離されて装置内に順次に給送される。
【0006】
そして、シートは、搬送ローラ対、ガイド部材等で構成されるシート搬送路を所定の速度で搬送される。シートは、装置内を搬送される過程において、不図示の読取部により画像情報が読み取られる。その読み取った画像情報は、記録部に記録される。記録部は、縮小投影光学系や光電変換読取系等であり、搬送されたシートの画像情報を光磁気ディスク等の電気的記録媒体に記録するようになっている。記録部を通過した読取済みシートは、不図示の搬送ローラ対を通過して画像読取装置530の排紙口531から積載トレイ501に順次排出される。
【0007】
ガイド524,525は、排紙口531から排出されるシートの搬送方向と直交する方向の整列性を良くするために設けてある。ガイド524,525は、不図示のラックやギア等により一方が上記直交する方向に移動すると、連動して他方が移動して、シートの搬送方向に沿ったシートの縁を揃えるようになっている。すなわち、ガイド524,525は、シートの幅を揃えるようになっている。
【0008】
画像読取装置530は、図13に示すように、延長トレイ522が積載トレイ501に収納された状態(進入した状態)において、画像読取装置530の排紙口531から読取処理後、順次排出される小切手や手形等の小形シートを、着脱式スタッカ550で受け止めるようになっていた。
【0009】
また、画像読取装置530は、図14に示すように、オペレータが延長トレイユニット522を、支軸502,503を中心にして矢印方向へ回動させた状態において、排出口531から順次排出されるA3等の長尺なシートの搬送方向におけるシートの先端を、延長トレイユニット522に設けた起立状態のシート規制部材(以下、「ストッパ」という)551で受け止めるようになっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の画像読取装置530は、積載トレイ501に小サイズシート等が積載収容されるとき、図13に示す着脱式のスタッカ550を用意する必要があるので、装置全体としてのコストアップになっていた。また、A3等の長尺なシートが積載される場合には、着脱式スタッカ550が不必要になり、スタッカ550の保管場所が必要であった。さらに、取り外したスタッカ550を紛失しやすかった。
【0011】
また、従来の画像読取装置530は、図14に示すように、延長トレイユニット522を延長された状態で、A3サイズ以下のシート(例えば、A4サイズ縦送りシート)が延長トレイユニット522と積載トレイ501とに積載される場合、排出されるシートの先端とオペレータが起こしたストッパ551までの距離が長いため、搬送速度の違いやシート同士の摩擦抵抗等により、順次積載されるシートの前後端の整合性が悪く、オペレータがシートを揃え直す必要があった。
【0012】
本発明は、延長積載手段がシート積載手段に対して収納された状態と延長された状態とのいずれかを選択して、積載される様々な長さのシートに対応できるようにし、かつ積載されたシートの整合性能と整合能率を向上させたシート積載装置を提供することを目的としている。
【0013】
また、本発明は、上記シート積載装置を備えてオペレータの操作性を向上させたシート取り扱い装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のシート積載装置は、排出されるシートが積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段に収納された状態の第1の位置と、前記シートの排出方向に前記シート積載手段から突出する第2の位置との間を回動可能な延長積載手段と、前記延長積載手段に設けられて、前記延長積載手段が第1の位置と第2の位置のいずれの位置にいるときも前記延長積載手段に対して前記シートの排出方向に移動可能な移動部材と、前記移動部材に設けられて、前記シート積載手段に積載される前記シートの下流端を受け止めることができる位置に回動可能な第1ストッパ部材と、前記移動部材に設けられて、前記シート積載手段に積載される前記シートの下流端を受け止めることができる位置に回動可能な第2ストッパ部材と、を備え、前記第1ストッパ部材と前記第2ストッパ部材は、前記延長積載手段に対して前記シートの排出方向に前記移動部材とともに移動可能であり、前記第2ストッパ部材は、前記延長積載手段が前記第1の位置にいるとき、前記第1ストッパ部材よりも前記シートの排出方向の上流側で前記シートの下流端を受け止め、前記延長積載手段が前記第2の位置にいるとき、前記第1ストッパ部材よりも前記シートの排出方向の下流側で前記シートの下流端を受け止めることが可能である、ことを特徴としている。
【0016】
本発明のシート積載装置における、前記第1ストッパ部材は、前記移動部材の前記シートの排出方向の一端に設けられ、前記第2ストッパ部材は、前記移動部材の前記シートの排出方向の他端に設けられている。
本発明のシート積載装置における、前記第1ストッパ部材と前記第2ストッパ部材は、前記シートの排出方向に離間して配置され、長さが前記離間の間隔よりも短く設定されている。
本発明のシート積載装置は、前記移動部材を案内する案内路を前記延長積載手段に備えている。
【0022】
上記目的を達成するため、本発明のシート取り扱い装置は、シートを取り扱うシート取り扱い手段と、前記シート取り扱い手段によって取り扱われた前記シートが積載されるシート積載装置と、を備え、前記シート積載装置は、上記いずれか1つのシート積載装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の参考例と実施形態のシート積載装置と、このシート積載装置を装置本体に備えたシート取り扱い装置とを図面に基づいて説明する。
【0024】
なお、シート取り扱い装置は、シートを取り扱う装置である。シート取り扱い装置には、シートに形成した画像を読み取る画像読取装置、シートに画像を形成(記録)する画像形成装置、シートに形成してある画像を読み取り、その画像を他のシートに複写(記録)する画像読取記録装置、シートに孔あけ処理、綴じ処理、折り処理等の少なくとも1つの処理をするシート処理装置等がある。
【0025】
本参考例と本実施形態のシート積載装置は、画像読取装置の装置本体に組み込まれているが、他のシート取り扱い装置にも組み込まれるようになっているので、画像読取装置のみに組み込まれるものではない。
【0026】
なお、本参考例と本実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の参考例と実施形態に限定する趣旨のものではない。
【0027】
(第1参考例のシート積載装置を備えた画像読取装置)
図1は、第1参考例のシート積載装置を組み込まれたシート取り扱い装置の一例である画像読取装置の縦断面図である。
【0028】
画像読取装置130は、手形、小切手、株券、原稿等(以下、総称して「シート」と言う)Pをオペレータによって積載セットされる給紙トレイ32を備えている。
【0029】
不図示の記録スタートキーが押されると、給紙トレイ32上のシート状の原稿Pは、給紙ローラ2と分離搬送ローラ対3とによって、1枚ずつ分離されて装置本体18内に順次に給送されて、搬送ローラ対4,5,6,7,8による搬送と、ガイド部材で構成される装置本体18内のシート搬送路による案内とによって所定の速度で搬送される。
【0030】
そして、シートPが搬送ローラ対5,6の間を搬送される途中でシート取り扱い手段である例えば読取部16が、シートの画像を読み取る。その読み取った画像情報は、記録部9に記録(記憶)される。記録部9は、縮小投影光学系や光電変換読取系等であり、搬送されたシートPの画像情報の光磁気ディスク等の電気的記録媒体に記録するようになっている。なお、分離搬送ローラ対3の搬送ローラ3aは、シートを搬送する方向に回転するようになっており、分離ローラ3bは搬送ローラ3aに追従回転するようになっている。しかし、分離ローラ3bは、シートが重なって送られてくると、逆回転して重なったシートを給紙トレイ32側に押し戻し、搬送ローラ3aがシートを1枚だけ搬送するようにしている。
【0031】
画像読取装置130において、シート搬送路の記録部9よりもシート搬送方向上流側に配設した搬送ローラ対4,5間にはシート検知センサ11を配設してある。このシート検知センサ11の搬送シート先端検知信号は画像読取装置130の装置本体18内の制御回路12に入力される。制御回路12は、この入力信号に基づいて、装置本体18内の記録部9の記録開始タイミング等を制御する。読取部16を通過した読取済みシートは、搬送ローラ対6,7,8を通過して、排紙口31から積載トレイ101上に順次排出されて、積載される。
【0032】
積載トレイ101に排出されたシートは、ガイド24,25(図2参照)及びシート積載装置160とによって整合される。この整合動作は、後述する。
【0033】
(第1参考例のシート積載装置)
図2は、第1参考例のシート積載装置を組み込まれたシート取り扱い装置の一例である画像読取装置の外観斜視図である。図3は、第1参考例のシート積載装置の取り扱い説明用の図である。図3(a)は、シート積載装置の回転トレイユニットを積載トレイに収納した状態の図である。図3(b)は、シート積載装置の回転トレイユニットを積載トレイから延長させた状態の図である。
【0034】
第1参考例のシート積載装置160は、シート積載手段である例えば積載トレイ101と、回転トレイユニット122の延長積載手段である例えばフレーム163と、第1ストッパ部材である例えばストッパ154、第2ストッパ部材である例えばストッパ156とを備えている。
【0035】
回転トレイユニット122は、フレーム163と、先端規制ユニット152,153等を備えている。フレーム163は、図2に示す支軸102,103によって積載トレイ101に、図3(b)に示す矢印C方向に起倒回転自在に設けてある。支軸102,103は、積載トレイ101に突設してある。図2に示すように、回転トレイユニット122が積載トレイ101の開口部101aに進入して開口部101aを塞いでいるとき、フレーム163のシート積載面163aと積載トレイ101のシート積載面101bとは、シートを積載しやすくするため、同一面になっている。フレーム163は、図3(b)に示す矢印C方向に回転させると、表裏反転する。そして、今まで、下側になっていたシート積載面163bが上側になり、積載トレイ101のシート積載面101bと同一面になる。
【0036】
フレーム163には、上下に重なることのできる先端規制ユニット152,153をシート搬送方向に沿って移動自在に設けてある。
【0037】
先端規制ユニット152は、移動部材である例えばスライド部材155と、このスライド部材155に起倒自在に軸支されたストッパ154とを備えている。先端規制ユニット152は、スライド部材155に突設したスライド突部123aと、フレーム163に形勢した第1案内路である例えばガイド溝161との案内によって、シート搬送方向に沿った矢印E方向に移動できるようになっている。
【0038】
ストッパ154は、図2、図3(a)に示すように、フレーム163が積載トレイ101を塞いだ状態で、スライド部材155に対して、矢印Fで示すように約90度起倒できるようになっている。ストッパ154は、フレーム163の開口部163cからフレーム163より上方に突出するようになっている。また、ストッパ154は、図3(a)に示すように、フレーム163の終端開口部163dからシート搬送方向の下流側に突出するようになっている。
【0039】
先端規制ユニット153は、スライド部材157と、このスライド部材157に起倒自在に軸支されたストッパ156とを備えている。先端規制ユニット153は、スライド部材157に突設したスライド突部123bと、フレーム163に形勢した第2案内路である例えばガイド溝162との案内によって、シート搬送方向に沿った矢印E方向に移動できるようになっている。
【0040】
ストッパ156は、図2、図3(b)に示すように、フレーム163が矢印C方向に回転させられて実線の位置にいるとき、スライド部材157に対して、矢印Gで示すように約90度起倒できるようになっている。ストッパ156は、フレーム163の不図示の開口部(開口部163cと同様に形成してある)からフレーム163より上方に突出するようになっている。
【0041】
図2、図3(a)に示すように、回転トレイユニット122が積載トレイ101の開口部101aを塞いでいるときには、符号152で示す先端規制ユニットがフレーム163の開口部163cによって露出されるので、ストッパ154を矢印F方向に約90度回動させて起こすことができる。起こしたストッパ154は、排紙口31から排出されるシートの長さに合わせて、矢印E方向に位置調整することによって、シートの先端を確実に受け止めて、シートの先端を整合することができる。
【0042】
図3(b)に示すように、回転トレイユニット122を、支軸102,103を中心に矢印C方向に回動させて、積載トレイ101の開口部101a(図2参照)を開いているときには、符号153で示す先端規制ユニットがフレーム163の不図示の開口部によって露出されるので、ストッパ156を矢印G方向に約90度回動させて起こすことができる。起こしたストッパ156は、排紙口31から排出されるシートの長さに合わせて、矢印E方向に位置調整することによって、シートの先端を確実に受け止めて、シートの先端を整合することができる。
【0043】
積載トレイ101に排出されたシートは、ガイド24,25によって幅を整合される。ガイド24,25によるシートの整合と、ストッパ154,156によるシートの整合との関係は、後述する。
【0044】
また、先端規制ユニット152,153をスライドさせたときの位置決め機構は、後述する第2参考例のシート積載装置260における、突起217と停止溝219と開口部220と同様な機構になっている。すなわち、位置決め機構は、先端規制ユニット152,153のスライド部材155,157に突起と開口部を形成し、ガイド溝161,162に停止溝を形成した構成になっている。
【0045】
さらに、ストッパ154,156の起立状態を保持する機構も、後述する第2参考例のシート積載装置260における、回転軸213a,213b,214a,214bに形成した平面部213c,214cと、この平面部213c,214cを挟持する平面部215c,215cと同様な機構になっている。
【0046】
以上のように、本参考例のシート積載装置160は、回転トレイユニット122で積載トレイ101の開口部101aを塞いたときと開いたときの双方において、先端規制ユニット152,153からストッパ154,156を起倒回転させることができるようになっているので、ストッパ154,156が、フレーム163に組み込まれて紛失されるようなことがない。
【0047】
このため、本参考例のシート積載装置160は、従来必要とした着脱式スタッカの保管場所の確保や、紛失等の不具合が発生しないので、オペレータの操作性を向上させることができる。
【0048】
また、図3(a)、図3(b)に示すように、ストッパ154,156は、実線と破線との間を移動させてシートの長さに応じて位置を調節することができるようになっている。このため、シート積載装置160は、シート積載トレイ101に積載される様々な長さのシートに対応可能であり、かつ積載されたシートの整合性を高めることができる。
【0049】
さらに、本参考例のシート積載装置160は、従来と異なって、積載トレイ101に積載されたシートを積載トレイ101から取り出して揃え直す必要がなく、整合能率を高めることができる。
【0050】
また、例えば、一般的に使用頻度の高いA4縦サイズシート等を読取る際に、回転トレイユニットが閉じられた状態でも積載可能な延長トレイを提供することができる。
【0051】
なお、本参考例のシート積載装置160は、実施形態のシート積載装置360と同様に、ストッパ154,156をフレーム163の両面に突出できるようにすると、さらに、小サイズのシートまで整合することができるようになる。
【0052】
(第2参考例のシート積載装置)
図4は、第2参考例のシート積載装置を組み込まれたシート取り扱い装置の一例である画像読取装置の外観斜視図である。図5は、図4のシート積載装置における回転トレイユニットを積載トレイから延長させた状態の図である。図6は、図4の回転トレイユニットの分解斜視図である。図7は、回転トレイユニットのストッパとスライダとの分解斜視図である。図8は、図7に示す回転トレイユニットのストッパとスライダとを組み立てた斜視図である。
【0053】
第2参考例のシート積載装置260も、図1に示す画像読取装置の装置本体に第1参考例のシート積載装置160の代わりに組み込むことができるようになっている。
【0054】
上記第1参考例のシート積載装置160は、ストッパ154,156を別々のスライド部材155,157に設けて、そのスライド部材155,157を別々のガイド溝161,162に案内させる構造になっているが、第2参考例のシート積載装置260は、ストッパ213,214を回転トレイユニット222のフレーム263に形成した1つの案内路271に案内させた構造になっている。
【0055】
画像読取装置230に組み込まれた第2参考例のシート積載装置260は、シート積載手段である例えば積載トレイ201と、回転トレイユニット222の延長積載手段である例えばフレーム263と、第1ストッパ部材である例えばストッパ213、第2ストッパ部材である例えばストッパ214とを備えている。
【0056】
図6に示すように、先端規制ユニット212は、上部回転トレイ210と下部回転トレイ211との間に、スナップフィット208,209の係合と、ビス218の締め付けとによって挟持されている。
【0057】
また、回転トレイユニット222のフレーム263を構成する上部回転トレイ210と下部回転トレイ211は、積載トレイ201の両側面に突出した支軸202,203を挟持する係合部204,205,206,207を備えている。
【0058】
このため、上部回転トレイ210と下部回転トレイ211は、スナップフィット208,209の係合と、ビス218の締め付けとによって、係合部204,205,206,207が支軸202,203を挟持していることになる。すなわち、フレーム263は、積載トレイ201に対して起倒回転自在に設けてあることになる。
【0059】
したがって、上部回転トレイ210と下部回転トレイ211とで構成されたフレーム263は、図4に示すように、上部回転トレイ210を上にして積載トレイ201の開口部201aを塞いでいる状態から、支軸202,203を中心にして、図5に示すように、矢印C方向に約180度回転させると、下部回転トレイ211が上になり、積載トレイ201の開口部201aを開いて、積載トレイ201をシート搬送方向の下流側に延長したような状態になる。なお、トレイ凸部226とスライド凸部223は、後述するのでここでの説明は省略する。
【0060】
先端規制ユニット212は、図7、図8に示すように、ストッパ213,214と移動部材である例えばスライダ215,216とで構成されている。先端規制ユニット212は、同一形状のストッパ213,214が互い違いになるように、ストッパ213,214の回転軸213a,213b,214a,214bを、スライダ215,216の回転孔215a,215b,216a,216bに挿入して、ストッパ213,214とスライダ215,216とを一体化して、形成されている。
【0061】
スライダ215,216の上下の面に形成した突起217(スライダ216の突起217は図示省略)は、先端規制ユニット212を、フレーム263である上部回転トレイ210と下部回転トレイ211との間の案内路271(図4、図5参照)にそってスライドさせたとき、図6に示す上部回転トレイ210と下部回転トレイ211とに複数設けられた停止溝219に選択的に係合して、先端規制ユニット212を位置決めするようになっている。
【0062】
なお、先端規制ユニット212は、ストッパ213,214を備えて、1つの案内路271を移動するようになっているので、案内路271は、ストッパ213,214の共通の案内路になっている。したがって、案内路271は、共通案内路の一例である。
【0063】
また、スライダ215,216には、開口部220を形成してある。この開口部220は、突起217の近傍部分がシート積載面に対して垂直な方向に撓むことができるようにするため形成してある。先端規制ユニット212をシート搬送方向にスライドさせると、開口部220によって、突起217の近傍部分が撓んで、突起217と停止溝219との係合が解かれて、先端規制ユニット212を自由にスライドさせることができる。
【0064】
図7に示すストッパ213,214の回転軸213a,213b,214a,214bには、平面部213c,214cが4箇所形成してある。平面部213c,214cが形成された部分の断面形状は、正方形の角を円弧にしたような形状に形成されている。平面部は、4箇所である必要はない。複数形成されていればよい。好ましくは、偶数形成されていればよい。
【0065】
この回転軸の4つの平面部213c,213c,213d,213d,214c,214c,214d,214d(一部の符号は図に示していない)同士の距離Lと、スライダ215,216の平面部(本参考例では2ヶ所)215c,215c,216c,216c(一部の符号は図に示していない)同士の距離L1は、ほぼ同一距離である。回転軸213a,213b,214a,214bの軸径Dは、前述の距離L,L1よりも大きい。すなわち、(D>L,L1)の関係にある。
【0066】
スライダ215,216の平面部215c,216cの両脇には、スリット221,227を形成してある。これにより、ストッパ213を図8に示す矢印方向に回動させると、ストッパ213の軸径Dが平面部215c,215c,216c,216c同士の距離L1より大きいので、スライダ215の両平面部215c,216cが撓む。さらに、ストッパ213を回動させると、図7に示すように、次の平面部213dが現れる。このとき、平面部213dと平面部215cとの面が一致する。前述したように、平面部213c,213dが形成された部分の軸断面は、略正方形に形成してあるので、ストッパ213は、フレーム263のシート積載面263aに対して約90度、起立した状態に保持される。
【0067】
以上の構成において、図4に示すように、回転トレイユニット222が積載トレイ201の開口部201aを塞いでいるときには、積載トレイ201のシート積載面201bと、フレーム263のシート積載面263aとが同一面になっている。
【0068】
また、符号213で示すストッパがフレーム263の開口部263cによって露出されるので、ストッパ213を矢印F方向に約90度回動させて起こすことができる。起こしたストッパ213は、排紙口31から排出されるシートの長さに合わせて、先端規制ユニット212を矢印E方向に位置調整することによって、シートの先端を確実に受け止めて、シートの先端を整合することができる。この場合、ストッパ213は、図4に示すように、フレーム263の終端開口部263dからシート搬送方向の下流側に突出して、従来よりも長いシートの先端を整合することができる。
【0069】
図5に示すように、回転トレイユニット222を、支軸202,203を中心に矢印C方向に回動させて、積載トレイ201の開口部201aを開いているときには、積載トレイ201のシート積載面201bとフレーム263のシート積載面263bとが同一面になっている。
【0070】
また、符号214で示すストッパがフレーム263の開口部263eによって露出されるので、ストッパ214を矢印方向に約90度回転させて起こすことができる。起こした状態のストッパ214は、排紙口31から排出されるシートの長さに合わせて、先端規制ユニット212を矢印E方向に位置調整することによって、シートの先端を確実に受け止めて、シートの先端を整合することができる。
【0071】
積載トレイ201に排出されたシートは、ガイド24,25によって幅を整合される。ガイド24,25によるシートの整合と、ストッパ213,214によるシートの整合との関係は、後述する。
【0072】
以上のように、本参考例のシート積載装置260は、回転トレイユニット222で積載トレイ201の開口部201aを塞いだときと開いたときの双方において、回転トレイユニット222からストッパ213,214を起倒回転させることができるようになっているので、ストッパ213が、フレーム263に組み込まれて紛失されるようなことがない。
【0073】
また、図5、図4に示すように、ストッパ213,214は、実線と破線との間を移動させてシートの長さに応じて位置を調節することができるようになっている。
【0074】
このため、本参考例のシート積載装置260は、従来必要とした着脱式スタッカの保管場所の確保や、紛失等の不具合が発生しないので、オペレータの操作性を向上させることができる。また、シート積載トレイ201に積載される様々な長さのシートに対応可能であり、かつ積載されたシートの整合性を高めることができる。
【0075】
さらに、本参考例のシート積載装置260は、従来と異なって、積載トレイ201に積載されたシートを積載トレイ201から取り出して揃え直す必要がなく、整合能率を高めることができる。
【0076】
また、第1参考例のシート搬送装置160における、2つのストッパ154,156は、それぞれ先端規制ユニット152,153に支持されて、上下2段になっている第1案内路161、第2案内路162を移動するようになっているが、第2参考例のシート搬送装置260における、2つのストッパ213,214は、回転トレイユニット222のフレーム263に形成した1つの案内路271を移動するようになっている。このため、第2参考例のシート搬送装置260は、第1参考例のシート搬送装置160よりも案内路の数が少なくなっており、構成が簡単、かつ厚みを薄くすることができるようになっている。
【0077】
(実施形態のシート積載装置)
図9は、実施形態のシート積載装置の取り扱い説明用の図である。図9(a)は、ストッパ313を起こした状態の図である。図9(b)は、ストッパ313と同時にストッパ314を起こした状態の図である。
【0078】
実施形態のシート積載装置360も、図1に示す画像読取装置に第1参考例のシート積載装置160の代わりに組み込むことができるようになっている。
【0079】
実施形態のシート積載装置360は、ストッパ313,314がそれぞれ、回転トレイユニット322の両側に起倒することができるようにして、第2参考例のシート積載装置260が整合できる最も長さの短いシートよりも、さらに、短いシートの先端を整合することができるようにしてある。
【0080】
実施形態のシート積載装置360は、シート積載手段である例えば積載トレイ301と、回転トレイユニット322の延長積載手段である例えばフレーム363と、第1ストッパ部材である例えばストッパ313、第2ストッパ部材である例えばストッパ314とを備えている。
【0081】
先端規制ユニット312は、スライド部材355と、このスライド部材355に起倒自在に設けたストッパ313,314とで形成されている。
【0082】
図9(a)に示すように、回転トレイユニット322が積載トレイ301の不図示の開口部を塞いでいるとき、積載トレイ301のシート積載面301aと、回転トレイユニット322のシート積載面322aは、シートを積載しやすくするため、同一面になっている。この場合において、両方のストッパ313,314を上向きに起立させることができる。
【0083】
また、回転トレイユニット322を、図9(a)に示す状態から支軸302,303を中心にして、図の左方向に起こして、約180度回転させ、回転トレイユニット322によって、積載トレイ301を延長したような状態にしたとき、積載トレイ301のシート積載面301aと、回転トレイユニット322のシート積載面322bは、シートを積載しやすくするため、同一面になる。この状態においても、両方のストッパ313,314を上向きに起立させることができる。
【0084】
先端規制ユニット312は、フレーム363に形成した案内路371に案内されて、矢印E方向に移動できるようになっている。先端規制ユニット312は、ストッパ313,314を備えているので、案内路371は、ストッパ313,314の共通の案内路になっている。したがって、案内路371は、共通案内路の一例である。
【0085】
図9(a)に示すように、回転トレイユニット322で積載トレイ301の不図示の開口部を塞いだ状態で、ストッパ313を起立させると、本実施形態ではA5横サイズシートが整列良く積載される位置に設定されている。しかし、上記A5横サイズシートよりも短いシートPa(例えば、アメリカンチェック)が排紙口31より排出されると、ストッパ313まで届かないで、その短いシートPaは、シート同志の摩擦抵抗等によって、順次積載されるシートの搬送方向の下流側端部と上流側端部(図9において、左端と右端)の整合性が悪くなる。
【0086】
そこで、図9(b)に図示したようにストッパ314を破線の位置から実線の位置に起こすと、上記短いシートPaの下流側端部と上流側端部を整合することができる。
【0087】
この様に先端規制ユニット312に設けた双方のストッパ313,314が起倒自在になっているので、ストッパ313,314の回動軸313a,314a同士の間隔L2を有効に活用出来、アメリカンチェック等のシートの長さに応じる事が可能となる。なお、ストッパ313,314の図9における左右方向の長さは、上記間隔L2の長さより短くしておく必要がある。
【0088】
本実施形態のシート積載装置360における先端規制ユニット312をスライドさせたときの位置決め機構は、第2参考例のシート積載装置260における、突起217と停止溝219と開口部220と同様な機構になっている。すなわち、位置決め機構は、先端規制ユニット312のスライド部材355に突起と開口部を形成し、案内路371に停止溝を形成した構成になっている。
【0089】
さらに、ストッパ313,314の起立状態を保持する機構も、第2参考例のシート積載装置260における、回転軸213a,213b,214a,214bに形成した平面部213c,213c,213d,213d,214c,214c,214d,214dと、この平面部を挟持する平面部215c,215c,216c,216cと同様な機構になっている。
【0090】
(第1,第2参考例のシート処理装置の整合動作説明)
図10は、第1参考例と第2参考例のシート積載装置のシート整合動作説明用の図である。図10(a)は、A5横サイズのシートを整合した状態の図である。図10(b)は、A4横サイズのシートを整合した状態の図である。
【0091】
図11は、第1参考例と第2参考例のシート積載装置のシート整合動作説明用の図である。図11(a)は、A4縦サイズのシートを整合した状態の図である。図11(b)は、A3縦サイズのシートを整合した状態の図である。
【0092】
図6に示した第2参考例のシート積載装置260に設けたスライド凸部223とトレイ凸部226は、図4に示す先端規制ユニット212を鎖線で示す位置まで移動させたときに、回転トレイユニット222から抜け落ちるのを防止するのに設けた抜け止め手段の一例である。なお、第1参考例のシート積載装置160にも、不図示のスライド凸部とトレイ凸部とを設けてあり、図3(a)に示す先端規制ユニット152を破線で示す位置まで移動させたとき、回転トレイユニット122から抜け落ちないようになっている。
【0093】
図10(a)に示すように、回転トレイユニット122,222で積載トレイ101,201の開口部101a,201aを塞いだ状態で、先端規制ユニット152,212(図3、図4参照)を排紙口31に最も近付けてストッパ154,213を起立させると、例えば、A5横サイズシート等の小サイズシートP4を整合して整列良く積載可能になる。このとき、ガイド24,25によって、小サイズシートP4の幅を整合する。
【0094】
また、図10(b)に示すように、回転トレイユニット122,222で積載トレイ101,201の開口部101a,201aを塞いだ状態で、先端規制ユニット152,212(図3、図4参照)を積載トレイ101,201の先端に近付けてストッパ154,213を起立させると、例えば、A4サイズ横送りシートP1を整合して整列良く積載可能になる。このとき、ガイド24,25によって、小サイズシートP1の幅を整合する。
【0095】
従来、A4縦サイズシート等をシート積載装置に積載する場合、回転トレイユニットを積載トレイから開いて約180度回転させて積載トレイを延長したような状態にする必要があった。しかし、第1、第2参考例のシート積載装置は、先端規制ユニット152,212のストッパ154,213を、支軸102,103,202,203(図3、図4参照)よりも、さらに、搬送方向の下流側へ移動できるようになっているため、回転トレイユニット122,222が積載トレイ101,201の開口部101a,201a(図2乃至図4参照)を塞いだ状態で、例えば、一般的に使用頻度の高いA4縦サイズシート等を積載することができる。その状態を図11に示す。
【0096】
図11(a)に示すように、回転トレイユニット122,222で積載トレイ101,201の開口部101a,201a(図3、図4参照)を塞いだ状態で、先端規制ユニット152,212を積載トレイ101,201の先端を通り過ぎて排紙口31から最も遠ざけてストッパ154,213を起立させると、例えば、A4サイズ縦送りシートP2を整合して整列良く積載可能になる。このとき、ガイド24,25によって、シートP2の幅を整合する。
【0097】
図11(b)に示すように、回転トレイユニット122,222(図2乃至図4参照)で積載トレイ101,201の開口部101a,201aを開いた状態で、先端規制ユニット152,212を排紙口31から最も遠ざけてストッパ156,214を起立させると、例えば、A3サイズ縦送りシートP3を整合して整列良く積載可能になる。このとき、ガイド24,25によって、シートP3の幅を整合する。
【0098】
(第3参考例のシート積載装置)
図12は、第3参考例のシート積載装置の取り扱い説明用の図である。図12(a)は、シート積載装置の回転トレイユニットを積載トレイに収納した状態の図である。図12(b)は、シート積載装置の回転トレイユニットを積載トレイから延長させた状態の図である。
【0099】
第3参考例のシート積載装置460も、図1に示す画像読取装置の装置本体に第1参考例のシート積載装置160の代わりに組み込むことができるようになっている。
【0100】
第3参考例のシート積載装置460は、ストッパを1つだけ備えている点において、第1、第2参考例、実施形態のシート積載装置160,260,360と構成を異にしている。ストッパ413は、図12において、上下の両方向に起倒自在になっている。
【0101】
第3参考例のシート積載装置460は、シート積載手段である例えば積載トレイ401と、回転トレイユニット422の延長積載手段である例えばフレーム463と、ストッパ部材である例えばストッパ413とを備えている。
【0102】
ストッパ413は、回転トレイユニット422のフレーム463に起倒自在に設けてある。ストッパ413は、図12において、上下両方向に起倒自在になっている。
【0103】
図12(a)に示すように、回転トレイユニット422が積載トレイ401の開口部401bを塞いでいるとき、積載トレイ401のシート積載面401aと、回転トレイユニット422のシート積載面422aは、シートを積載しやすくするため、同一面になっている。
【0104】
また、回転トレイユニット422を、図12(a)に示す状態から支軸402,403を中心にして、矢印C方向に起こして、約180度回転させ、回転トレイユニット422によって、積載トレイ401を延長したような状態にしたとき、積載トレイ401のシート積載面401aと、回転トレイユニット422のシート積載面422bは、シートを積載しやすくするため、同一面になる。この状態においても、ストッパ413を上向きに起立させることができる。ストッパ413は、フレーム463に形成した案内路417に案内されて、矢印E方向に移動できるようになっている。
【0105】
本参考例のストッパ413も、図9(a)に示す実施形態のシート積載装置360のストッパ314と同様に、図12(a)で示すように、排紙口31に接近させて、A5横サイズシートよりも短いシートPa(例えば、アメリカンチェック)の下流側端部と上流側端部を整合することができる。
【0106】
ストッパ413の起立状態を保持する機構は、第2参考例のシート積載装置260における、回転軸213a,213b,214a,214bに形成した平面部213c,213c,213d,213d,214c,214c,214d,214dと、この平面部を挟持する平面部215c,215c,216c,216cと同様な機構になっている。すなわち、ストッパ413の基部には、角が円弧状なっている4角柱状の軸143aを両脇に突設してあり、この軸143aを案内路417の平面部417aで挟持することによって、ストッパ413の起立状態が保持されているとともに、ストッパ413の回転が許容されるようになっている。
【0107】
第3参考例のシート積載装置460は、ストッパが1つであるので、構造を簡単にすることができる。
【0108】
また、第3参考例のシート積載装置460は、第2参考例のシート積載装置260が整合できる最も長さの短いシートよりも、さらに、短いシートの端部を整合することができる。
【0109】
【発明の効果】
本発明のシート積載装置は、従来、着脱して使用していたスタッカの代わりにストッパ部材を延長積載手段に組み込んだ構成になっているので、従来必要としていた着脱式スタッカの保管場所を確保する必要がなくなるとともに、紛失のおそれがなくなり、装置の取り扱いが簡単になる。
【0110】
本発明のシート積載装置は、延長積載手段をシート積載手段に進入した状態とシート積載手段から延長した状態とにすることができ、かつストッパ部材が延長積載手段に対して移動できるようになっているので、様々な長さのシートを積載させることができる。また、シートの整列性を向上させることもできる。さらに、安価にすることができる。
【0111】
本発明のシート取り扱い装置は、シートの整合性に優れた上記シート積載装置を備えているので、シート積載装置に排出されたシートを、オペレータが取り出して再度整合する必要がなくなり、取り扱いが簡単になる。また、着脱式スタッカの保管場所を確保する必要がなくなるとともに、着脱式スタッカの紛失等を防ぐことができて、装置を取り扱いやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1参考例のシート積載装置を組み込まれたシート取り扱い装置の一例である画像読取装置の縦断面図である。
【図2】第1参考例のシート積載装置を組み込まれたシート取り扱い装置の一例である画像読取装置の外観斜視図である。
【図3】第1参考例のシート積載装置の取り扱い説明用の図である。
(a)回転トレイユニットを積載トレイに収納した状態の図である。
(b)回転トレイユニットを積載トレイから延長させた状態の図である。
【図4】第2参考例のシート積載装置を組み込まれたシート取り扱い装置の一例である画像読取装置の外観斜視図である。
【図5】図4のシート積載装置における回転トレイユニットを積載トレイから延長させた状態の図である。
【図6】図4の回転トレイユニットの分解斜視図である。
【図7】回転トレイユニットのストッパとスライダとの分解斜視図である。
【図8】図7に示す回転トレイユニットのストッパとスライダとを組み立てた斜視図である。
【図9】実施形態のシート積載装置の取り扱い説明用の図である。
(a) 回転トレイユニットを積載トレイに収納した状態で下流側のストッパを起こした図である。
(b) 回転トレイユニットを積載トレイに収納した状態で双方のストッパを起こした図である。
【図10】第1参考例と第2参考例のシート積載装置のシート整合動作説明用の図である。
(a) A5横サイズのシートを整合した状態の図である。
(b) A4横サイズのシートを整合した状態の図である。
【図11】第1参考例と第2参考例のシート積載装置のシート整合動作説明用の図である。
(a) A4縦サイズのシートを整合した状態の図である。
(b) A3縦サイズのシートを整合した状態の図である。
【図12】第4実施形態のシート積載装置の取り扱い説明用の図である。
(a) 回転トレイユニットを積載トレイに収納した状態の図である。
(b) 回転トレイユニットを積載トレイから延長させた状態の図である。
【図13】従来例のシート積載装置が組み込まれた画像読取装置の外観斜視図である。
【図14】図13に示す画像読取装置において、回転トレイユニットを積載トレイから延長した状態の外観斜視図である。
【符号の説明】
P シート
L 回転軸の平面部同士の距離
L1 スライドの平面部同士の距離
D 軸径
Pa 短いシート
P1 小サイズシート
P2 A4サイズ縦送りシート
P3 A3サイズ縦送りシート
P4 小サイズシート
L2 ストッパ同士の間隔
16 読取部(シート取り扱い手段)
18 装置本体
101 積載トレイ(シート積載手段)
101b シート積載面
122 回転トイレユニット
130 画像読取装置
152 先端規制ユニット
153 先端規制ユニット
154 ストッパ(第1ストッパ部材)
155 スライド部材(移動部材)
156 ストッパ(第2ストッパ部材)
157 スライド部材
160 第1参考例のシート積載装置
161 ガイド溝(第1案内路)
162 ガイド溝(第2案内路)
163 フレーム(延長積載手段)
163a シート積載面
163b シート積載面
163c 開口部
163d 終端開口部
201 積載トレイ(シート積載手段)
201a 開口部
201b シート積載面
212 先端規制ユニット
213 ストッパ(第1ストッパ部材)
214 ストッパ(第2ストッパ部材)
215 スライダ(移動部材)
216 スライダ(移動部材)
222 回転トイレユニット
223 スライド凸部(抜け止め手段)
226 トレイ凸部(抜け止め手段)
230 画像読取装置
260 第2参考例のシート積載装置
263 フレーム(延長積載手段)
263a シート積載面
263b シート積載面
263c 開口部
263d 終端開口部
263e 開口部
271 案内路(共通案内路)
301 積載トレイ(シート積載手段)
301a シート積載面
312 先端規制ユニット
313 ストッパ(第1ストッパ部材)
314 ストッパ(第2ストッパ部材)
322 回転トレイユニット
322a シート積載面
322b シート積載面
360 シート積載装置
363 フレーム(延長積載手段)
371 案内路(共通案内路)
401 積載トレイ(シート積載手段)
401a シート積載面
401b 開口部
413 ストッパ(ストッパ部材)
417 案内路
460 シート積載装置
463 フレーム(延長積載手段)
Claims (5)
- 排出されるシートが積載されるシート積載手段と、
前記シート積載手段に収納された状態の第1の位置と、前記シートの排出方向に前記シ
ート積載手段から突出する第2の位置との間を回動可能な延長積載手段と、
前記延長積載手段に設けられて、前記延長積載手段が第1の位置と第2の位置のいずれの位置にいるときも前記延長積載手段に対して前記シートの排出方向に移動可能な移動部材と、
前記移動部材に設けられて、前記シート積載手段に積載される前記シートの下流端を受け止めることができる位置に回動可能な第1ストッパ部材と、
前記移動部材に設けられて、前記シート積載手段に積載される前記シートの下流端を受け止めることができる位置に回動可能な第2ストッパ部材と、を備え、
前記第1ストッパ部材と前記第2ストッパ部材は、前記延長積載手段に対して前記シートの排出方向に前記移動部材とともに移動可能であり、
前記第2ストッパ部材は、前記延長積載手段が前記第1の位置にいるとき、前記第1ストッパ部材よりも前記シートの排出方向の上流側で前記シートの下流端を受け止め、前記延長積載手段が前記第2の位置にいるとき、前記第1ストッパ部材よりも前記シートの排出方向の下流側で前記シートの下流端を受け止めることが可能である、
ことを特徴とするシート積載装置。 - 前記第1ストッパ部材は、前記移動部材の前記シートの排出方向の一端に設けられ、前記第2ストッパ部材は、前記移動部材の前記シートの排出方向の他端に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
- 前記第1ストッパ部材と前記第2ストッパ部材は、前記シートの排出方向に離間して配置され、長さが前記離間の間隔よりも短く設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート積載装置。
- 前記移動部材を案内する案内路を前記延長積載手段に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート積載装置。
- シートを取り扱うシート取り扱い手段と、
前記シート取り扱い手段によって取り扱われた前記シートが積載されるシート積載装置と、を備え、
前記シート積載装置は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート積載装置であることを特徴とするシート取り扱い装置。
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