JP4160967B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、詳しくは、排紙部と、付設される用紙後処理装置間を連絡する中継搬送ユニットを備えた画像形成装置に関する。
近年、電子写真装置等のデジタル化によって、コピー、プリンタ、ファクシミリ等の複合化が進み、且つ、本来の記録動作、生産性のみならず、ソート、スタック、穴あけなどの後処理を含めた記録作業全般の生産性を高めることが使用者のニーズとして顕在化してきている。一方、装置のサイズを小さくするなどの省スペース化、小型化に対する要望も同様に強い。
このような背景から、装置内部に記録紙を排出するいわゆる機内排出の方式が増加している。機内排出方式においては、省スペース化と記録紙の生産性を両立させるために用紙後処理装置を装置外部に配置する構成となっている。このような構成では、機内排出と後処理機能を両立させるために、通常排出のための排出口と、用紙後処理装置とを結ぶ中継搬送ユニットが必要となる。
コピー出力、プリンタ出力、ファクシミリ出力の混在を避けるためには、排出先を多く設けることが必要であり、かかる観点から中継搬送ユニットの上部近傍にも1ビンの排紙トレイを形成する場合が多い。
中継搬送ユニットは、その機能から内部に用紙搬送構成を有しているため、用紙ジャムの発生を避けられない。このため、ジャム処理を容易にすべく中継搬送ユニットの上部を、一端が軸支された回動可能な開閉カバーとして構成し、ジャムが発生した場合には開閉カバーを上方に回動してジャム処理スペースを確保するようになっている。
しかしながら、操作性の観点から画像読取装置を含めた装置高さを低く抑えなければならないために、中継搬送ユニットとその上部に位置する排紙トレイ等との間の空間は狭くならざるを得ず、開閉カバーを十分に開くことができないためにジャム処理が容易でないという問題があった。
この問題に対処すべく、特開平9−301602号公報には、中継搬送ユニットの開閉カバーを分割構成とし、分割されたそれぞれを一端を軸支して開閉可能にして開放度を大きくする技術が提案されている。
具体的に説明すると、図15に示すように、画像形成装置本体100の上部にはスペーサ102,104を介して画像読取装置106が設けられており、画像形成装置本体100の一側部には、用紙後処理装置108が付設されている。
画像形成装置本体100の上面には、通常排紙部110と用紙後処理装置108を連絡する中継搬送ユニット112が設けられている。中継搬送ユニット112の上部はそれぞれ一端を軸支されて上下方向に回動自在に設けられた2つの開閉カバー114,116から構成されている。
中継搬送ユニット112内部で用紙ジャムが発生した場合には、二点鎖線で示すように、それぞれの開閉カバー114,116が上方に回動され、これによりジャム処理スペースが得られる。このように、開閉カバーを分割構成としてそれぞれを一端側を軸支して上下方向に回動自在とすることにより、単板構成に比べて開閉カバー114,116の回動半径(高さ)を小さくでき、狭い空間でもほぼ完全な開放が可能となる。
特開平9−301602号公報
しかしながら、上述のように開閉カバーを分割する構成では、作業者がそれぞれの開閉カバーを回動しなければならないために操作が面倒であるとともに、構成の複雑化によって製造コストの増加を避けられないという問題があった。
より狭い空間に対応するには分割片の長さを小さくすべく開閉カバーの分割数を増やす必要があるが、この場合には分割数に比例して上記操作性及びコストの問題も大きくなる。
上記特開平9−301602号公報には、単板構成の開閉カバーを上方に回動可能に設け、その上方に位置するトレイを回動可能として開閉カバーの回動を妨げないようにする技術や、中継搬送ユニットを水平方向に引き出し可能に設け、上方に干渉部材が存在しない引き出した状態で開閉カバーを回動する技術等も開示されているが、これらの場合にも上記操作上及びコスト上の問題は同様に生じていた。
そこで、本発明は、狭い空間でも簡単な操作で十分なジャム処理スペースが確保でき、構成の複雑化、製造コストのアップも抑制できる画像形成装置の提供を、その目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、単板構成の開閉カバーの装置本体の正面側が上下方向に変位できるようにした。
具体的には、請求項1記載の発明では、装置本体の内部空間に設けられ装置本体の排紙部から排紙される用紙を装置本体に付設される用紙後処理装置へ搬送する中継搬送ユニットと、前記内部空間に設けられ前記中継搬送ユニットとは別の搬送径路を通った用紙が排出される他の部材と、前記中継搬送ユニットに設けられ、前記中継搬送ユニットでのジャム処理をするための開閉カバーと、前記開閉カバーを前記他の部材に対して相対的に変位可能に支持する支持部材とを有し、前記開閉カバーを変位させることにより、前記中継搬送ユニットの装置本体正面側が開放されてジャム処理が可能であって、前記開閉カバーの変位距離は、変位前の前記開閉カバーと前記他の部材との間の距離よりも短い、という構成を採っている。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の構成において、前記内部空間は装置本体正面側が開放され、前記他の部材から用紙を取り出す方向と、前記ジャム処理する方向とが共に装置本体奥側から正面側である、という構成を採っている。
請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記中継搬送ユニットの上方に画像読取装置を備える、という構成を採っている。
請求項4記載の発明では、装置本体の排紙部から排紙される用紙を搬送する中継搬送ユニットと、前記中継搬送ユニットに設けられ、前記中継搬送ユニットでのジャム処理をするため開閉カバーと、前記開閉カバーの開放方向に対向する位置に配設される他の部材に対して前記開閉カバーを相対的に変位可能に支持する支持部材とを有し、前記開閉カバーを変位させることにより、前記中継搬送ユニットの装置本体正面側が開放されてジャム処理が可能であって、前記開閉カバーの変位距離は、変位前の前記開閉カバーと前記他の部材との間の距離よりも短い、という構成を採っている。
請求項5記載の発明では、請求項記載の画像形成装置において、前記中継搬送ユニットの上方に画像読取装置を備えるとともに、前記中継搬送ユニットの下方に画像形成部を備える、という構成を採っている。
本発明によれば、装置本体の内部空間に設けられた中継搬送ユニットの開閉カバーを変位可能に支持し、装置本体正面側を開放する構成としたので、装置本体の内部空間の限られたスペースでも十分なジャム処理空間を確保でき、容易にジャム処理できる。
以下、本発明の各実施例を図に基づいて説明する。
図1に概略的に示すように、画像形成装置としてのデジタル複写機2は、装置本体4と、この装置本体4の上面に略水平に設置された中継搬送ユニット6と、中継搬送ユニット6の上方近傍に設けられた機内排出のための1ビンの排紙トレイ8(例えばファクシミリ出力用)と、装置本体4の最上部に設置された画像読取手段10等から主に構成されている。図示しないが、画像読取手段10は、照明ランプ、反射ミラー、結像レンズ等の公知の読み取り要素を備えている。
装置本体4の一側部には、用紙後処理装置としてのフィニッシャ12が付設されており、装置本体4の通常排紙部14から排出された用紙は、中継搬送ユニット6により搬送され、入口ローラ16対によりフィニッシャ12内に受け入れられるようになっている。
装置本体4には、感光体18等を有する画像形成部20が設けられており、この画像形成部20を中央にして、下方には給紙部22が設けられているとともに、上方には定着部24、通常排紙部14が設けられている。なお、書き込み手段等は省略している。
通常排紙部14は排紙ローラ対14a等から構成されており、通常排紙部14の上方には、ファクシミリ出力対応の排紙部26が形成されている。排紙部26は排紙ローラ対26a等を有している。
給紙部22には複数の給紙トレイ22a、22bが備えられており、それぞれには例えばサイズの異なる用紙が収容されている。
上述の、画像形成部20を中央とした上下方向への直列的配置構成によって、略垂直方向に延びる(給紙部22から画像形成部20を通って通常排紙部14に至る)搬送路28が形成されている。
画像形成部20の主要プロセス機器及び給紙部22は装置本体4内に内蔵されており、装置本体4の側板を開放することによって搬送路28の大部分が開放されるようになっている。これによって給紙部22から通常排紙部14までの間のジャム処理が容易となっている。
給紙部22から選択された所定の用紙は、レジストローラ対30により所定のタイミングで画像形成部20へ送られ、図示しない転写部で目的画像を転写される。画像形成済みの用紙は、用紙搬送手段32等で定着部24へ送られ、永久画像として定着される。
定着が完了した用紙は、図示しない制御手段による分岐爪34の位置制御により、通常排紙部14又はファクシミリ出力対応の排紙部26へ選択的に案内される。排紙部26へ送られた用紙は、排紙トレイ8に排出される。図1において符号27は搬送ローラ対を示している。
通常排紙部14へ送られた用紙は中継搬送ユニット6へ入り込むが、中継搬送ユニット6内の搬送路は、排紙ローラ対36a等を有するユニット排紙部36へ向かう搬送路Aと、フィニッシャ12へ向かう搬送路Bとに分かれており、図示しない制御手段による分岐爪38の位置制御によって選択的に案内される。
搬送路Aへ案内された用紙は、中継搬送ユニット6の開閉カバー40の上面にスタックされる。この開閉カバー40の上面は、機内排出の排紙トレイであり、例えばプリンタ出力対応の排紙トレイとして機能させることができる。
搬送路Bへ案内された用紙は、搬送ローラ対42、44、46、48等により搬送され、フィニッシャ12内へ送られる。フィニッシャ12内へ送られた用紙は、例えば綴じ処理をせずにそのままフィニッシャ12に形成された図示しない排紙トレイへ排出されるか、又は綴じ処理をした後同排紙トレイへ排出される。
中継搬送ユニット6は、図2に示すように、ユニット本体としてのベース部材50と開閉カバー40等から構成されており、上記ユニット排紙部36はベース部材50に一体に形成されている。搬送ローラ対44、46、48のそれぞれの一方はベース部材50側に設けられており、他方は開閉カバー40側に設けられている。開閉カバー40はその形状が分かり易いようにハッチングで表示している。
図3に示すように、開閉カバー40は、用紙搬送方向と略平行な一端側を1個の支持部材52によって、上方に変位可能に支持されている。図3においても開閉カバー40はその形状が分かり易いようにハッチングで表示している。
図4に示すように、支持部材52は、開閉カバー40を上下方向に回動自在に支持する第1ヒンジ部54と、この第1ヒンジ部54を上下方向に回動自在に支持する第2ヒンジ部56を有している。第1ヒンジ部54は、支持部材52の本体としての矩形状の支持プレート58の略半部と、この支持プレート58の両側から突出した円柱状の凸部58a,58bを有している。開閉カバー40の一端側中央部にはコ字形の切り欠き部40aが形成されており、切り欠き部40aの両側には図示しない軸穴が形成されている。これらの軸穴に上記凸部58a,58bが挿入されて開閉カバー40が上下方向に回動自在に支持されている。
第2ヒンジ部56は、支持プレート58の他の略半部と、この支持プレート58の両側から突出した円柱状の凸部58c,58dと、支持プレート58の両側に対応してベース部材50に固定された支持片60,60を有している。各支持片60には図示しない軸穴が形成されており、これらの軸穴に上記凸部58c,58dが挿入されて開閉カバー40を含む第1ヒンジ部54側が上下方向に回動自在に支持されている。
図4(a)は、用紙をフィニッシャ12へ向けて搬送可能な通常の状態を示している。なお、搬送ローラ等は省略している。中継搬送ユニット6の搬送路B内でジャムが発生した場合には、開閉カバー40を変位させてジャム処理を行う必要があるが、本実施例では、図4(b)及び図5に示すように、支持部材52の2段階ヒンジ機能によって開閉カバー40を例えば略水平状態に保ったまま上方に変位させることができ、これによって、開放前と開放後の姿勢が略平行となるように変位させることができる。
従って、作業者にとって手前側と奥側の高さが同じジャム処理空間を得ることできる。図5において、符号62はユニット排紙部36の排出口を、符号64はフィニッシャ12への受け渡し口を示している。
図1に示すように、開閉カバー40の上方近傍にはファクシミリ出力対応の排紙トレイ8が横たわっており、ジャム処理のために開閉カバー40を変位させる空間は極めて小さい。このような狭い空間で単板構成の開閉カバー40を従来のように一端側を軸支して回動させる方式では、上方空間を最大限に利用した開放度は自由端側の一部分でしか得られず、開放度は軸支端側へ向かって次第に小さくなる。
しかしながら、本実施例の構成によれば、開閉カバー40は最終的に開放前と略平行となるので、開放度を開閉カバー40の全域に亘って均一にすることができ、他の部材の存在により制約された空間を最大限に利用することができる。また、開閉カバー40は単板構成であるので、作業者にとって、従来のように分割構成とした場合に比べて取扱が簡単であり、開放作業が容易となる。
次に、図6に基づいて他の実施例を説明する。
上記実施例では、第1ヒンジ部54で支持される開閉カバー40の一端側が用紙の搬送方向と略平行である構成を示したが、本実施例では図6に示すように、第1ヒンジ部54で支持される開閉カバー40の一端側が用紙の搬送方向と略直角である構成としている。この場合には支持片60の代わりにベース部材50の壁部にくり抜き部を形成し、その側面に軸穴を形成して第2ヒンジ部56を形成する。
また、図6では用紙搬送方向に略直角となる端部のうち下流側の端部を支持部材52で支持した例を示したが、上流側の端部を支持する構成としてもよい。
なお、本実施例における中継搬送ユニット6以外の構成は上記実施例と同様であるので省略する(以下の各実施例において同じ。)。
次に、図7に基づいて他の実施例を説明する。なお、支持部材52の設置形態は図5で示したものと同様である(以下の各実施例において同じ。)
第1ヒンジ部54の円柱状の凸部58a,58bにそれぞれバネ部材としてのバネ66が嵌合されており、バネ66の左右の自由端は支持プレート58に形成されたバネ受け部58eと、開閉カバー40に形成されたバネ受け部40bに固定されている。バネ66は第1ヒンジ部54に対する開閉カバー40の折れ角度をなくすように設定されており、図7(a)は開閉カバー40が閉じられた用紙搬送可能な状態を示している。
開閉カバー40の開放動作においては、開閉カバー40が上方の障害物、すなわちファクシミリ出力対応の排紙トレイ8に接触するまでは第2ヒンジ部56のヒンジ機能しか発現せず、開閉カバー40と支持プレート58は一体物として回動する。開閉カバー40が排紙トレイ8に接触すると、開閉カバー40が第1ヒンジ部54に対して回動し、2段階ヒンジ機能が発現して図7(b)に示すように、最終的に開閉カバー40は開放前の姿勢に対して略平行な状態となる。
開閉カバー40を閉じる際には、第1ヒンジ部54に対する開閉カバー40の折れ角度をなくすように、すなわち、開閉カバー40と支持プレート58間の角度θを大きくするようにバネ66の付勢力が作用しているので、この付勢力が閉じ動作に加勢し、作業者の労力が軽減される。
次に、図8に基づいて他の実施例を説明する。
本実施例では、ベース部材50側に図示しない支持部材を介して上下方向に一定の圧力下で変位可能なガイド部材としてのガイド68を設けている。開閉カバー40が所定角度開かれてガイド68に当接した後は、図8(b)に示すように支持部材52のみが回動し、開閉カバー40は略平行に移動する。本実施例の場合には、開閉カバー40がガイド68に当接した後は開閉カバー40を単に押し込むだけの操作でよいので、開閉カバー40の開放動作が円滑且つ容易となる。
なお、本実施例ではベース部材50の奥側、すなわち支持部材52の背面側を板金部材70で形成する構成としたが、既に述べた実施例においても同様の構成としてもよい。
次に、図9に基づいて他の実施例を説明する。
本実施例における中継搬送ユニット6は、開閉カバー40を開いたときに支持部材52を固定する係止手段72を有している。係止手段72は、支持部材52の背面側に固定された磁石74と、ベース部材50の奥側壁面に固定された強磁性材料からなるプレート76を有している。
ジャム処理空間を得るべく開閉カバー40が開放されると、磁石74とプレート76が磁力により密着し、支持部材52は位置固定される。支持部材52の位置固定がされない場合には2段階ヒンジ機能が常に作用しようとするので、その不安定さを補正するように作業者は開閉カバー40を保持する必要があり、ジャム処理作業中に開閉カバー40が閉じる等の懸念があるが、本実施例のように支持部材52が位置固定された場合には、作業者は開閉カバー40の手前側を垂れ下がらないように支持するだけで全体の姿勢が維持されてジャム処理空間が確保されるので、作業者の労力が軽減されるとともに、ジャム処理が容易となる。な
お、磁石74とプレート76の取付位置は逆でもよい。
次に、図10及び図11に基づいて他の実施例(支持部材52を固定する変形例)を説明する。
本実施例における係止手段78は、ベース部材50の奥側壁面に固定された弾性変形可能な凹部80と、この凹部80にスナップ係合可能な円柱状の凸部82を有している。開閉カバー40が開かれると、その押圧力で凸部82が凹部80に強制的に入り込み保持される。これにより支持部材52は位置固定され、上記実施例と同様の利点を得ることができる。
次に、図12に基づいて他の実施例を説明する。
上記各実施例では開閉カバー40を1つの支持部材52で支持する構成であったが、本実施例では、図12に示すように、用紙搬送方向と略平行な一端側を2つの支持部材52,52で支持する構成とし、且つ、支持部材52間を連結部材84で一体に連結する構成とした。
このように複数の支持部材52で支持することにより、開閉カバー40の開閉動作を安定させることができる。各支持部材52が構成上つながりがない場合には、図13に示すように、一方の支持部材52によるヒンジ機能だけしか得られない懸念があるが、連結部材84で一体に連結することによりこの懸念を解消することができる。
次に、図14に基づいて他の実施例(複数の支持部材52で支持するタイプの変形例)を説明する。
上述のように各支持部材52が構成上つながりがない場合には、一方の支持部材52によるヒンジ機能だけしか得られない懸念があるが、本実施例では各支持部材52を連結せずに上記懸念を解消する構成とした。
図14に示すように、開閉カバー40の支持端側と反対側の両端部には、開閉カバー40の開放位置を保持する保持部材としての脚片86,86が固定されており、その下端には用紙搬送方向に突出する凸部86aが形成されている。ベース部材50側には、開閉カバー40を閉じたときに脚片86,86を収納する凹部88,88が形成されているとともに、凸部86aが係合されるガイド溝90,90が形成されている。ガイド溝90は、開閉カバー40を開放するときの脚片86,86の軌跡に沿うように湾曲している。
このように構成した場合、開閉カバー40の手前側端部はその両端部が脚片86,86とガイド溝90の係合構成によって同時変位するので、各支持部材52が連結されていなくても開閉カバー40の開閉において一方の支持部材52のヒンジ機能しか発現しないという懸念は生じない。
本発明の一実施例に係る画像形成装置の概要全体正面図である。 中継搬送ユニットの概要正面図である。 中継搬送ユニットの概要平面図である。 中継搬送ユニットにおける開閉カバーの開閉動作(2段階ヒンジ機能)を示す断面図で、(a)は閉じ状態を、(b)は開放途中の状態を示している。 開閉カバーを開いた状態の中継搬送ユニットの概要斜視図である。 支持部材の設置一が異なる例の中継搬送ユニットの斜視図である。 第1ヒンジ部と開閉カバーとの間にバネ部材を有する例の要部概要断面図で、(a)は開閉カバーを閉じた状態を、(b)は開閉カバーを開いた状態を示している。 第1ヒンジ部と開閉カバーとの間にバネ部材を有し且つ開閉カバーの上方にガイド部材を有する例の要部概要断面図で、(a)は開放途中の状態を、(b)は開閉カバーを開いた状態を示している。 開閉カバーを開いたときに支持部材を位置固定する係止手段を有する例の要部概要断面図である。 開閉カバーを開いたときに支持部材を位置固定する係止手段を有する他の例の要部概要断面図である。 図10で示した例の要部概要平面図である。 支持部材を複数有する例において開閉カバーを開いた状態の中継搬送ユニットの概要斜視図である。 支持部材を複数有する例における不具合を示す中継搬送ユニットの斜視図である。 支持部材を複数有する場合における不具合を解消できる他の例示す中継搬送ユニットの概要斜視図である。 従来における開閉カバーの開閉構造を示す要部概要正面図である。
符号の説明
4 装置本体
6 中継搬送ユニット
12 用紙後処理装置としてのフィニッシャ
14 排紙部としての通常排紙部
40 開閉カバー
52 支持部材
54 第1ヒンジ部
56 第2ヒンジ部
68 ガイド部材としてのガイド
72,78 係止手段
80 凹部
82 凸部

Claims (5)

  1. 装置本体の内部空間に設けられ装置本体の排紙部から排紙される用紙を装置本体に付設される用紙後処理装置へ搬送する中継搬送ユニットと、前記内部空間に設けられ前記中継搬送ユニットとは別の搬送径路を通った用紙が排出される他の部材と、前記中継搬送ユニットに設けられ、前記中継搬送ユニットでのジャム処理をするための開閉カバーと、前記開閉カバーを前記他の部材に対して相対的に変位可能に支持する支持部材とを有し、
    前記開閉カバーを変位させることにより、前記中継搬送ユニットの装置本体正面側が開放されてジャム処理が可能であって、前記開閉カバーの変位距離は、変位前の前記開閉カバーと前記他の部材との間の距離よりも短いことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記内部空間は装置本体正面側が開放され、前記他の部材から用紙を取り出す方向と、前記ジャム処理する方向とが共に装置本体奥側から正面側であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    前記中継搬送ユニットの上方に画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 装置本体の排紙部から排紙される用紙を搬送する中継搬送ユニットと、前記中継搬送ユニットに設けられ、前記中継搬送ユニットでのジャム処理をするため開閉カバーと、前記開閉カバーの開放方向に対向する位置に配設される他の部材に対して前記開閉カバーを相対的に変位可能に支持する支持部材とを有し、
    前記開閉カバーを変位させることにより、前記中継搬送ユニットの装置本体正面側が開放されてジャム処理が可能であって、前記開閉カバーの変位距離は、変位前の前記開閉カバーと前記他の部材との間の距離よりも短いことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項記載の画像形成装置において、
    前記中継搬送ユニットの上方に画像読取装置を備えるとともに、前記中継搬送ユニットの下方に画像形成部を備えることを特徴とする画像形成装置。
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