JP4193375B2 - ウェットシート用容器 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水やアルコール等を含浸させたウェットシート等を収納する容器に関し、特には、ワンタッチで開閉可能なウェットシート等を収納する容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙、不織布等の繊維素材に水やアルコールなどの清浄液を含浸させたウェットシートが手などの身体の汚れを落とすものとして多用されている。また、最近では、身体のほかにも、各種機器等の汚れ落としなどにもウェットシートが多用されている。
【0003】
ウェットシートは、紙や不織布等に目的に応じた液体を含浸させたものであるが、この液体は水やアルコールなどが主体であるために、ウェットシートを収納する容器としては密封性の高いもので易開封性を有するものが要求される。
【0004】
このような水やアルコールを含浸させたウェットシートを収納する容器で、容器と底蓋が嵌合形式で一体化され、かつ、容器本体の上面に軸着部により開閉可能な小蓋を取り付け、片手で操作するのみで小蓋を開閉することによりウェットシートを取り出すタイプの容器として、例えば、図6、図7に示すようなウェットシート用容器がある。
【0005】
これは、小蓋の軸着部近傍に容器本体の上面と小蓋の内面に挟まれるように上方に反発する弾性体が、小蓋の天面下側に垂設された該弾性体を保持する突起(ボス)に嵌め込まれた弾性体保持具によって保持固定されているもので、フックボタンを操作することにより、容器本体の上面と小蓋の天面との嵌合が解け、かつ、弾性体により小蓋が自動的に開放されるというウェットシート用容器である。
【0006】
ところが、弾性体保持具(30)は2つの突起(123、123)に嵌合させて保持するのみであるので、弾性力の強い弾性体を使用した場合には、弾性体保持具が突起から抜けてしまうことがあり、弾性体が外れて小蓋が自動的に開放されないことがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、容器本体の上面に軸着部により開閉可能な小蓋を取り付け、片手で操作するのみで小蓋を弾性体の力で開放するタイプの容器に関する以上のような問題点に着目してなされたもので、弾性力の強い弾性体を使用した場合においても弾性体保持具が突起から抜けてしまうことのないウェットシート用容器を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の発明は、上面に開口部が形成され、下面が開放され、該上面に連続して形成された側面の下端周縁に外方に突出した凸条が周設された容器本体と、この容器本体の上面に形成され、軸着部により回動可能に接合されて前記開口部を覆う小蓋と、この小蓋の軸着部形成側とは反対側の端縁に形成され、容器本体の上面に嵌合可能に止められるフックボタンと、底板の周縁に嵌合溝が形成された底蓋と、からなり、容器本体の側面の先端縁が底蓋の嵌合溝と嵌合して密封されてなり、前記小蓋の軸着部近傍には容器本体の上面と小蓋の内面に挟まれるように上方に反発する、板状弾性体を二つ折りにして重ねてなる開蓋用弾性体が、小蓋の天面下側に垂設された該開蓋用弾性体を保持する突起に嵌め込まれた弾性体保持具によって保持固定され、前記フックボタンを操作することにより、容器本体の上面と小蓋の天面との嵌合が解け、かつ、開蓋用弾性体により小蓋が自動的に開放されるウェットシート用容器であって、前記小蓋の天面下側に、弾性体保持具の回りを囲んで弾性体保持具の移動を妨げる弾性体保持具移動防止リブを設けたことを特徴
とするウェットシート用容器である。
【0009】
このように、小蓋の天面下側に、弾性体保持具の回りを囲むように弾性体保持具移動防止リブを設けたことにより、たとえ、板状弾性体を二つ折りにして重ねてなる開蓋用弾性体の力により弾性体保持具が小蓋の天面下側に設けた突起から抜けても、弾性体保持具自体は動くことができないため、板状弾性体を二つ折りにして重ねてなる開蓋用弾性体が小蓋と容器本体の間から抜けることがない。
【0010】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記弾性体保持具の先端と小蓋の天面下側とは超音波シール法により融着されていることを特徴とするウェットシート用容器である。
【0011】
このように、前記弾性体保持具の先端と小蓋の天面下側とは超音波シール法により融着されているので、弾性体が上方の力に引っ張られたとしても弾性体保持具が小蓋から抜けることはない。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のウェットシート用容器を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
本発明のウェットシート用容器は、例えば、図1、図2、図4に示すように、上面に開口部(111)が形成され、下面が開放され、該上面に連続して形成された側面(112)の下端(113)周縁に外方に突出した凸条(114)が周設された容器本体(11)と、この容器本体の上面に形成され、軸着部(121)により回動可能に接合されて前記開口部を覆う小蓋(12)と、この小蓋の軸着部形成側とは反対側の端縁に形成され、容器本体の上面に嵌合可能に止められるフックボタン(13)と、底板(141)の周縁に嵌合溝(145)が形成された底蓋(14)と、からなり、容器本体の側面の先端縁(114)が底蓋の嵌合溝(145)と嵌合して密封されるウェットシート用容器(10)で、通常は、ポリプロピレンなどの剛性を有する熱可塑性樹脂を射出成形して作製するものである。
【0013】
そして、前記小蓋(12)の軸着部(121)近傍には容器本体(11)の上面と小蓋の内面に挟まれるように上方に反発する板状弾性体を二つ折りにして重ねてなる開蓋用弾性体(20)が、小蓋の天面(122)下側に垂設された該開蓋用弾性体を保持する突起(123)に嵌め込まれた弾性体保持具(30)によって保持固定されている。また、小蓋の天面(122)下側には、弾性体保持具(30)を囲むように、三方向に弾性体保持具移動防止リブ(124)が設けられている。
【0014】
前記フックボタン(13)を押さえる等の操作をすることにより、容器本体の上面と小蓋の天面との嵌合が解け、かつ、板状弾性体を二つ折りにして重ねてなる開蓋用弾性体(20)により小蓋(12)が自動的に開放されるウェットシート用容器(10)である。
【0015】
板状弾性体を二つ折りにして重ねてなる開蓋用弾性体(20)は、エラストマーバネ、コイルバネ等の公知の材料を使用することができる。
【0016】
弾性体保持具(30)は、一般的には小蓋(12)と同材質の熱可塑性樹脂を使用して射出成形法により作製する。
【0017】
なお、弾性体保持具(30)の先端と小蓋(12)の天面下側とは超音波シール法により融着しておくことにより、板状弾性体を二つ折りにして重ねてなる開蓋用弾性体(20)に上方の力が加わっても弾性体保持具が突起から抜け落ちることがない。
【0018】
超音波シールによる融着をより確実にするため、弾性体保持具(30)の先端には超音波融着用リブ(31)を設けておく。
【0019】
【発明の効果】
上記のように、本発明のウェットシート用容器は、弾性体保持具の回りを囲むように小蓋に弾性体保持具移動防止リブを設けたので、板状弾性体を二つ折りにして重ねてなる開蓋用弾性体の反発力によって弾性体保持具に抜ける方向に動く力が生じても弾性体保持具自体動くことができないため、抜けることがない。さらに、弾性体保持具の先端と小蓋の天面とを超音波融着したので、上部方向の力に対しても耐えられるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のウェットシート用容器の一実施例を示す、斜視説明図である。
【図2】 本発明のウェットシート用容器の一実施例を示す、断面説明図である。
【図3】 本発明のウェットシート用容器の小蓋の軸着部近傍の一実施例を示す、要部断面説明図で、(a)は小蓋が閉じている状態を示し、(b)は小蓋が開いている状態を示す。
【図4】 本発明のウェットシート用容器の小蓋の内側の状態の一実施例を示す、平面説明図である。
【図5】 本発明のウェットシート用容器の小蓋の弾性体保持具の先端に設けた超音波融着用リブの状態を示す説明図である。
【図6】 従来のウェットシート用容器の小蓋の内側の状態を示す、平面説明図である。
【図7】 従来のウェットシート用容器の弾性体保持具の先端の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10‥‥ウェットシート用容器
11‥‥容器本体
111‥‥開口部
112‥‥側面
113‥‥下端
114‥‥凸条
115‥‥先端縁
12‥‥小蓋
121‥‥軸着部
122‥‥天面
123‥‥突起
124‥‥弾性体保持具移動防止リブ
13‥‥フックボタン
14‥‥底蓋
20‥‥開蓋用弾性体
30‥‥弾性体保持具
31‥‥超音波融着用リブ

Claims (2)

  1. 上面に開口部が形成され、下面が開放され、該上面に連続して形成された側面の下端周縁に外方に突出した凸条が周設された容器本体と、この容器本体の上面に形成され、軸着部により回動可能に接合されて前記開口部を覆う小蓋と、この小蓋の軸着部形成側とは反対側の端縁に形成され、容器本体の上面に嵌合可能に止められるフックボタンと、底板の周縁に嵌合溝が形成された底蓋と、からなり、容器本体の側面の先端縁が底蓋の嵌合溝と嵌合して密封されてなり、前記小蓋の軸着部近傍には容器本体の上面と小蓋の内面に挟まれるように上方に反発する、板状弾性体を二つ折りにして重ねてなる開蓋用弾性体が、小蓋の天面下側に垂設された該開蓋用弾性体を保持する突起に嵌め込まれた弾性体保持具によって保持固定され、前記フックボタンを操作することにより、容器本体の上面と小蓋の天面との嵌合が解け、かつ、開蓋用弾性体により小蓋が自動的に開放されるウェットシート用容器であって、前記小蓋の天面下側に、弾性体保持具の回りを囲んで弾性体保持具の移動を妨げる弾性体保持具移動防止リブを設けたことを特徴とするウェットシート用容器。
  2. 前記弾性体保持具の先端と小蓋の天面下側とは超音波シール法により融着されていることを特徴とする請求項1記載のウェットシート用容器。
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