JPH08143072A - ウェットティッシュ用容器の取出口構造 - Google Patents
ウェットティッシュ用容器の取出口構造Info
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- JPH08143072A JPH08143072A JP28830394A JP28830394A JPH08143072A JP H08143072 A JPH08143072 A JP H08143072A JP 28830394 A JP28830394 A JP 28830394A JP 28830394 A JP28830394 A JP 28830394A JP H08143072 A JPH08143072 A JP H08143072A
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Abstract
ウェットティッシュをスムースに引出すことができる取
出口構造を提供する。 【構成】 蓋装置の薄板27に取出口24が形成され、
取出口24の周縁部24aは下方部25を有している。
下方部25の断面形状は曲線状となっており、ウェット
ティッシュが周縁部24aを通過する際、引掛ることな
く、スムースに通過する。
Description
体が含浸されたウェットティッシュを収納するウェット
ティッシュ用容器の取出口構造に係り、とりわけウェッ
トティッシュを破損することなく取出すことができるウ
ェットティッシュ用容器の取出口構造に関する。
ェットティッシュを収納するウェットティッシュ用容器
が知られている。このようなウェットティッシュ用容器
は、ウェットティッシュを内部に収納する容器本体と、
この容器本体の開口を密閉する蓋装置とを備えている。
ィッシュを取出すための取出口が形成され、この取出口
からウェットティッシュを一枚ずつ取出している。
ウェットティッシュ用容器内に収納されたウェットティ
ッシュは、蓋装置の取出口から一枚ずつ取出される。
ウェットティッシュが減少すると、内容物の重量が軽く
なって、ウェットティッシュを引出す場合に取出口周縁
にウェットティッシュが引掛って抵抗を受け、容器全体
が持上がることがある。また、ウェットティッシュをト
イレで流せるよう紙ベースで形成した場合、ウェットテ
ィッシュが取出口周縁に引掛って破損することも考えら
れる。
たものであり、取出口周縁にウェットティシュが引掛か
りにくくなっており、かつウェットティッシュを引出す
場合に容器全体が持上がったりウェットティッシュが破
損したりすることを防止することができるウェットティ
ッシュ用容器の取出口構造を提供することを目的とす
る。
取出口が形成された上板からなるウェットティッシュ用
容器の取出口構造において、前記取出口の周縁部は、そ
の下方部において曲線状の断面を有していることを特徴
とするウェットティッシュ用容器の取出口構造である。
た上板からなるウェットティッシュ用容器の取出口構造
において、前記取出口の周縁部は、その下方部において
隅取りされた断面を有していることを特徴とするウェッ
トティッシュ用容器の取出口構造である。
上板の取出口からウェットティッシュを引出す際、ウェ
ットティッシュは取出口の周縁部を通過する。周縁部は
下方部において、曲線状断面または隅取り断面を有して
いるので、ウェットティッシュは取出口の周縁部を引掛
ることなく、スムースに通過する。
て説明する。まず図1乃至図3によりウェットティッシ
ュ用容器全体について説明する。
シュ用容器10は、内部にウェットティッシュ41(図
3参照)を収納する上方開口型の容器本体11と、容器
本体11に嵌込まれる蓋装置20とを備えている。容器
本体11の開口周縁には、下部周縁突部12が設けら
れ、この下部周縁突部12は、後述する蓋装置20側の
上部周縁突部34内に嵌込まれるようになっている。
密閉する蓋本体21と、蓋本体21にヒンジ部22を介
して一体成形された開閉蓋23とを有している。蓋本体
21は、その略中央部の薄板(上板)27と、薄板27
の外側に段部28を介して設けられた外枠33とを有し
ている。
41を取出すための取出口24が細長円形状に形成さ
れ、さらに外枠33の周縁には容器本体11側の下部周
縁突部12の外側に嵌込まれる上部周縁突部34が設け
られている。
に嵌込まれる枠体35が設けられている。そしてヒンジ
部22を中心として開閉蓋23を回動し、段部28に枠
体35を嵌込むことによって、開閉蓋23が取出口24
を密閉するようになっている。また外枠33の一側縁に
は係止片31が取付けられ、開閉蓋23には係止片31
と係合する係合片32が取付けられている。
10を構成する容器本体11および蓋装置20は、いず
れもポリプロピレン(PP)を用いたインジェクション
成形により得られる。また容器本体11および蓋装置2
0については、この他にPE、PS、ABS、エラスト
マー、PET、PVCを用いて成形してもよい。
れるウェットティッシュ41について説明する。図3に
示すように、ウェットティッシュ41は柔軟なシートか
らなる密閉袋40内で折畳まれて積層配置され、この密
閉袋40によって密閉される。各ウェットティッシュ4
1は折曲部42を形成して略二つ折りされ、各ウェット
ティッシュ41の折曲部42は交互に入れ替わってい
る。またウェットティッシュ41の二つ折りされた下半
分41bは、下方に配置するウェットティッシュ41の
上半分41aと更に下方に位置するウェットティッシュ
41の上半分41aとの間に挿入されている。このため
ウェットティッシュ41を一枚ずつ摘んで取出した場
合、取出したウェットティッシュ41の下半分41b
が、下方に位置するウェットティッシュ41の上半分4
1aを引張り上げるようになっている。また密閉袋40
の上端に開口40aが設けられ、この開口40aは密閉
袋40上面に取外自在に貼付けられた蓋片45により密
閉されている。
例えば、不織布、紙、ガーゼ等の繊維素材やシート状の
発泡体、または紙ベースの軟質材料が用いられる。また
ウェットティッシュに含浸させる液体としては、殺菌
剤、消毒剤、洗浄剤等を含んだ湿潤剤や化粧水や乳液等
の化粧品が考えられる。
いて詳述する。
図5に示すように、下方部25において曲線状の断面を
有しており、ウェットティッシュ41はこの曲線状の下
方部25を通過する際、引掛ることなくスムースに通過
することができる。この場合、曲線状断面は円弧状とな
っており、その半径は1mm以上、好ましくは2〜10
mmとなっている。なお、曲線状断面は、その半径が徐
々に変化するものであってもよい。
すような断面形状に限ることはなく、例えば図6(a)
〜(f)に示すような断面形状を有していてもよい。図
6(a)〜(f)に示すように、周縁部24aの下方部
25は、すべて曲線状の断面を有している。
の下方部25において隅取りされた断面を有するよう形
成してもよい。図7において、ウェットティッシュ41
は、この隅取りされた下方部25を通過する際、スムー
スに通過することができる。
1および図2に示す細長円形状のものに限ることはな
い。例えば、図8(a)〜(h)に示すように薄板27
から取出口24に向って複数の突片26を突出させても
よい。この場合、突片26の縁部26aは、取出口24
の周縁部の一部を構成する。従って、この突片26の縁
部26aは、図4および図5に示す曲線状断面、図6
(a)〜(f)に示す曲線状断面または図7に示す隅取
りされた断面を有している。
って、下方部25に曲線状断面が形成されている必要は
なく、ウェットティッシュ41が当たると思われる周縁
部24aのみにおいて下方部25に曲線状断面を形成し
てもよい。
用について説明する。
41を折畳んで積層配置し、開口40aを蓋片45によ
り密閉する(図3)。次に、密閉袋40内に密閉された
ウェットティッシュ41が、図1に示す容器本体11内
に収納され、その後蓋片45が開口40aから取外され
る。
の外側に、蓋装置20側の上部周縁突部34が嵌込まれ
て、容器本体11の上方開口が蓋装置20の蓋の本体2
1によって密閉される。
2の下方に設けられたフランジ部14と、上部周縁突部
34の内面に設けられた図示しないリブとが係合して、
容器本体11に蓋装置20が堅固に係止される。
て回動し、開閉蓋23が開となる。次に蓋本体21の取
出口24からウェットティッシュ41を指で摘んで上方
へ引張る。その後、連続して、ウェットティッシュ41
を引張ることにより、第1番目のウェットティッシュ4
1を容器本体11内から取出すことができる。この場
合、第2番目のウェットティッシュ41の上半分41a
が、第1番目のウェットティッシュ41の下半分41b
によって引張られる。そして、第2番目のウェットティ
ッシュ41の上半分41aが、取出口24の周縁部24
aに引掛かった時点で、第2番目のウェットティッシュ
41が停止する。
引張る際、周縁部24の下方部25は曲線状断面または
隅取り断面を有しているので、ウェットティッシュ41
を周縁部24の下方部25においてスムースに通過させ
ることができる。このため、ウェットティッシュ41を
引張ても容器10全体が持上がることはなく、また軟質
のウェットティッシュ41でも破損することはない。
合は、ヒンジ部22を中心として開閉蓋23を取出口2
4側へ回動する。そして開閉蓋23の枠体35を蓋本体
21の段部28に嵌込むとともに、係止片31に係合片
32を係合させて取出口24を開閉蓋23で密閉する。
に取出口の形状を細長円形状(80mm×40m
m)、細長円形状(80mm×50mm)、突片を
有するひょうたん形状(80mm×40mm×30m
m)とし、各々について周縁部の下方部を曲線状断面と
するとともに半径の大きさを0.5mm、3mmとした
場合における紙ベースのウェットティッシュの引張時の
抵抗を測定した。
の半径が0.5mmのとき、引張時の抵抗は290g、
280g、240gとなり、ウェットティッシュが一部
破損した。
も、曲線状断面の半径が3mmのとき、引張時の抵抗は
220g、210g、200gとなり、ウェットティッ
シュは破損することなく引出された。
有する薄板27を蓋装置20の成形時に一体に成形し、
取出口24の周縁部24aの下方部25を曲線状断面ま
たは隅取り断面となるよう構成した例を示したが、これ
に限らず取出口24を有する薄板27を別パーツとして
成形し、この薄板27を予めインサートしておいて蓋装
置20を成形してもよい。
に限らず、例えば、ウェットティッシュ41用の密閉袋
40(図3)をプラスチック製とし、その開口40aの
周縁部において、周縁部の下方部に曲線状断面または隅
取り断面を形成してもよい。この場合は、密閉袋40を
容器本体11内に収納することなく、密閉袋40のみで
使用することができる。
のみ、あるいは密閉袋40の開口40a部分のみを独立
したパーツとして製造してもよい。
下方部において、曲線状断面または隅取り断面を有して
いるので、ウェットティッシュは取出口の周縁部に引掛
ることなく、スムースに通過する。このため、ウェット
ティッシュが紙ベース材料からなる軟質材料であって
も、引張時にウェットティッシュが破損することはな
く、また容器が持上ることもない。
平面図。
断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】取出口が形成された上板からなるウェット
ティッシュ用容器の取出口構造において、 前記取出口の周縁部は、その下方部において曲線状の断
面を有していることを特徴とするウェットティッシュ用
容器の取出口構造。 - 【請求項2】取出口が形成された上板からなるウェット
ティッシュ用容器の取出口構造において、 前記取出口の周縁部は、その下方部において隅取りされ
た断面を有していることを特徴とするウェットティッシ
ュ用容器の取出口構造。 - 【請求項3】上板から取出口に向って延びる突片が設け
られ、この突片の縁部は取出口の周縁部を構成すること
を特徴とする請求項1または2のいずれか記載のウェッ
トティッシュ用容器の取出口構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28830394A JPH08143072A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | ウェットティッシュ用容器の取出口構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28830394A JPH08143072A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | ウェットティッシュ用容器の取出口構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08143072A true JPH08143072A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17728429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28830394A Pending JPH08143072A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | ウェットティッシュ用容器の取出口構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08143072A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1994
- 1994-11-22 JP JP28830394A patent/JPH08143072A/ja active Pending
Cited By (13)
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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A521 | Written amendment |
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A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20050408 |