JP2000355340A - ウェットシート用容器 - Google Patents

ウェットシート用容器

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Publication number
JP2000355340A
JP2000355340A JP11163735A JP16373599A JP2000355340A JP 2000355340 A JP2000355340 A JP 2000355340A JP 11163735 A JP11163735 A JP 11163735A JP 16373599 A JP16373599 A JP 16373599A JP 2000355340 A JP2000355340 A JP 2000355340A
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JP
Japan
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sheet
opening
top plate
slit
lid
Prior art date
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JP11163735A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Suzuki
利幸 鈴木
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続したロール状のウェットシートの収納容器
用蓋の形態をワンタッチで行えるようにする。 【解決手段】中央に開口部11を有し、開口部の内周方
向に突出する取り出し孔とその周辺に開口部側の端縁ま
で達するスリットが穿設されたシート止めスリット14
を有する頂壁部12と、開口部の周辺に隆起する嵌合部
16と、嵌合部から垂下する周壁部13とからなるキャ
ップ本体10と、キャップ本体の頂壁部を覆うようにシ
ート止めスリット14と相対する位置に設けられたヒン
ジ15を介在させて連結された天板21と天板の周縁か
ら垂設された嵌合部16に嵌合するように設けられた周
壁22と隔壁24からなる大蓋20と、から構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分やアルコール
分を含浸したロール状シート(例えば、洗剤を紙や不織
布に含浸させたものや、ウェットティッシュ等)を収納
する容器の蓋に関するものであり、特には、ワンタッチ
で開閉できるキャップ式のウェットシート用容器蓋に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の水分やアルコール分を含浸したロ
ール状シートを収納した容器は、ロール状の連続したウ
ェットシートを一定の長さずつ取り出し、切断すると共
に、ウェットシートのアルコール分等の薬液が蒸散しな
いように、小さな穴の開いたゴム栓を取り付けたり、ま
た、プラスチック製で中央に穴が存在し、この穴の周辺
にスリットを設けた取り出し分を有する容器であった。
しかしこの容器は、一旦ウェットシートが途中で切れて
しまうと使用が困難で、例えば、蓋を容器から取り外
し、裏側から道具を使用して穴に通すなど面倒な作用を
必要としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、連続
したロール状のウェットシートの収納容器の蓋の形態を
ワンタッチで開閉できるキャップ式とし、ウェットシー
トの取扱いを容易にしたウェットシート収納用の容器蓋
を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
中央に開口部を有し、この開口部の内周方向に突出する
取り出し孔とその周辺に開口部側の端縁まで達するスリ
ットが穿設されたシート止めスリットを有する頂壁部
と、開口部の周辺に隆起する嵌合部と、該嵌合部から垂
下する周壁部とからなるキャップ本体と、このキャップ
本体の頂壁部を覆うようにシート止めスリットと相対す
る位置に設けられたヒンジを介在させて連結された天板
と、天板の周縁から垂設された前記嵌合部に嵌合するよ
うに設けられた周壁と隔壁からなる大蓋と、から構成さ
れることを特徴とするウェットシート用容器蓋である。
【0005】また、第2の発明は、中央に開口部を有
し、この開口部の一辺に左右に隆起部を設け、また、こ
の隆起部間に、取り出し孔とその周辺に開口部側の端縁
まで達するスリットが穿設されたシート止めスリットが
設けられた頂壁部と、該頂壁部から垂下する周壁部とか
らなるキャップ本体と、このキャップ本体の頂壁部を覆
うようにシート止めスリットと相対する位置に設けられ
たヒンジを介在させて連結された天板と天板の周縁から
垂設された周壁からなる大蓋とから構成されるウェット
シート用容器において、前記大蓋の天板の内側にシート
止めスリットと開口部を分離するように天板隔壁が設け
られ、この天板隔壁から周縁に向けてシート止めスリッ
トが重なるように天板に第2ヒンジを介在させて、U字
状の取り出し小蓋を設けたことを特徴とするウェットシ
ート用容器蓋である。
【0006】また、第3の発明は、中央に開口分を有
し、この開口部の周辺に隆起部を有する頂壁部と、隆起
部から垂下する周壁部とからなるキャップ本体と、前記
開口部を塞ぐ、シート止めスリットと取り外しタブとを
設けた押し込み中栓と、キャップ本体の頂壁部を覆うよ
うにヒンジを介在させて連結された大蓋と、から構成さ
れていることを特徴とするウェットシート用容器蓋であ
る。
【0007】上記のように本発明の第1の発明によれ
ば、キャップ本体の中央に開口部が開口しており、ま
た、第2の発明によれば、大蓋を開けることで開口部が
存在する状態となり、さらに、第3の発明によれば、中
栓を取り外すことにより開口部が存在する状態となるの
で、ウェットシートがシート止めスリットから外れて
も、キャップ本体を容器から取り外すことなく、開口部
からウェットシートを容易に取り出すことができ、ま
た、ウェットシートのシート止めスリットへの取り付け
も容易にできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を詳細に
説明する。図1は本発明のウェットシート用容器蓋の一
実施例を示す斜視説明図である。
【0009】〈実施例1〉図1において、10はキャッ
プ本体、20は大蓋、15はキャップ本体と大蓋を連結
しているヒンジで、いずれも熱可塑性合成樹脂素材で製
造されている。キャップ本体10は、中央に開口部11
を有し、この開口部の内周方向に突出するように設けら
れた頂壁部12と、開口部の周辺に隆起する嵌合部16
と、嵌合部から垂下する周壁部13とから構成されてい
る。頂壁部の取り出し孔よりの周縁には、容器100に
収納したロール状のウェットシート(図示せず)の先端
を挟み込むシート止めスリット14が穿設されている。
【0010】なお、開口部11は手指が入る程度の大き
さにしておくと、ウェットシートがシート止めスリット
14から外れて容器の中に落ち込んだ際も、キャップ本
体10を容器100から外すことなく、開口部11から
手指を突っ込んでウェットシートを取り出し、シート止
めスリット14に再び挟み込むことができる。
【0011】大蓋20は、キャップ本体の頂壁部12を
覆うようにヒンジ15を介在させてキャップ本体と連結
された天板21と、天板の周縁から垂設されたキャップ
本体の嵌合部16の嵌合するように設けられた周壁22
と隔壁24とから構成されている。キャップ本体と天板
を連結しているヒンジ15は、シート止めスリット14
からできるだけ離れた位置に設けると、大蓋を開けてウ
ェットシートを容器から取り出す際に取り出し易い。
【0012】天板21のヒンジ15を取り付けた側と相
対する位置に、図1に示すような天板の周縁から突出し
たつまみ片23を設けておくと大蓋20を開ける際、便
利である。
【0013】ロール状のウェットシートは、先端をシー
ト止めスリット14に挟み込まれた状態で収納されてお
り、つまみ片23を持つなどして大蓋20を開けて、ウ
ェットシートの先端を引っ張れば簡単に取り出すことが
できる。ウェットシートがシート止めスリット14から
外れて容器の下に落ちても、開口部11から手指を入れ
ることによりウェットシートをつかみ、シート止めスリ
ット14に挟み込むことができる。すなわち、キャップ
本体を容器から取り外す必要がない。
【0014】〈実施例2〉図2に示すようなダブルヒン
ジ式キャップとしても良い。すなわち、図2において、
30はキャップ本体、40は大蓋、35はキャップ本体
と大蓋を連結しているヒンジで、いずれも実施例1と同
様に熱可塑性合成樹脂素材で製造されている。
【0015】キャップ本体30は、中央に開口部31を
有しており、この開口部の一辺に左右に隆起部36、3
6を設け、また、2つの隆起部の間には、取り出し孔と
その周辺に開口部側の端縁まで達するスリットが穿設さ
れたシート止めスリット34が設けられた頂壁部32
と、この頂壁部32から垂下する周壁部33とから構成
されている。シート止めスリット34は、容器100に
収納したロール状のウェットシート(図示せず)の先端
を挟み込み、ウェットシートを取り出し易いようにする
機能を有する。
【0016】なお、実施例1と同様に、開口部31は手
指が入る程度の大きさにしておくと、ウェットシートが
シート止めスリット34から外れて容器の中に落ち込ん
だ際も、キャップ本体30を容器100から外すことな
く、開口部31から手指を突っ込んでウェットシートを
取り出し、シート止めスリット34に再び挟み込むこと
ができる。
【0017】大蓋40は、キャップ本体の頂壁部32を
覆うようにヒンジ35を介在させてキャップ本体と連結
された天板41と、天板41の周縁から垂設された周壁
42と、天板の一部に区画される取り出し小蓋45とか
ら構成されている。
【0018】キャップ本体30と天板41を連結してい
るヒンジ35は、シート止めスリット34からできるだ
け離れた位置に設けると、大蓋40や取り出し小蓋45
を開けてウェットシートを容器から取り出す際に取り出
し易い。
【0019】取り出し小蓋45は、天板41および天板
に連続する周壁42の一部を区画して設けられている。
すなわち、天板41および天板に連続する周壁42の、
大蓋40を閉じた際にシート止めスリット34が重なる
位置に、中央寄りに第2ヒンジ46を設け、その第2ヒ
ンジ46の先端部と末端部から大蓋の端縁に向けて略平
行に切断線aを設けて天板と区画している。
【0020】天板41の第2ヒンジ46を設けた面と反
対の内側面には第2ヒンジ46と重なるように天板の両
端の周壁42までに達する天板隔壁44が垂設されてい
る。
【0021】取り出し小蓋45の第2ヒンジを設けた側
と相対する位置には、取り出し小蓋の天板から突出した
つまみ片43が設けられている。これにより、取り出し
小蓋45を開ける際、便利である。
【0022】ロール状のウェットシートは、先端をシー
ト止めスリット34に挟み込まれた状態で収納されてお
り、つまみ片43をきっかけとして取り出し小蓋45を
開けて、ウェットシートの先端を引っ張れば簡単に取り
出すことができる。ウェットシートがシート止めスリッ
ト34から外れて容器の下に落ちても、取り出し孔31
から手指を入れることによりウェットシートをつかみ、
シート止めスリット34に挟み込むことができる。すな
わち、キャップ本体を容器から取り外す必要はない。
【0023】〈実施例3〉図3に示すような取り出し孔
を中栓タイプにしても良い。すなわち、図3において、
50はキャップ本体、60は大蓋、55はキャップ本体
と大蓋を連結しているヒンジ、70はキャップ本体に嵌
め込む押し込み中栓で、いずれも実施例1、2と同様に
熱可塑性合成樹脂素材で製造されている。
【0024】キャップ本体50は、中央に開口部51を
有し、この開口部の周辺に隆起部56を有する頂壁部5
2と、隆起部から垂下する周壁部53とから構成されて
いる。
【0025】なお、開口部51は手指が入る程度の大き
さにしておくと、ウェットシート(図示せず)が後述す
るシート止めスリット74から外れて容器の中に落ち込
んだ際も、キャップ本体50を容器100から外すこと
なく、開口部51から手指を突っ込んでウェットシート
を取り出し、シート止めスリット74に再び挟み込むこ
とができる。
【0026】開口部51には、開口部を密封する押し込
み中栓70が嵌め込まれている。押し込み中栓70は、
底板71の周縁に上方に向けて中栓周壁72が立設さ
れ、中栓周壁の先端は外方に向けて底板と平行にフラン
ジ73が形成されてなる。
【0027】底板71には容器100に収納したロール
状のウェットシート(図示せず)の端を挟み込むシート
止めスリット74が穿設されており、また、押し込み中
栓70をキャップ本体50から外す際につまむ取り外し
用タブ75が立設されている。
【0028】大蓋60は、押し込み中栓70で密閉され
た頂壁部52を覆うようにヒンジ55を介在させてキャ
ップ本体50と連結されている。大蓋60のヒンジと相
対する端縁には大蓋60を開閉し易くするためのつまみ
片63が設けられている。
【0029】ロール状のウェットシートは、先端をシー
ト止めスリット74に挟み込まれた状態で収納されてお
り、つまみ片63を持って大蓋60を開けて、ウェット
シートの先端を引っ張れば簡単に取り出すことができ
る。ウェットシートがシート止めスリット74から外れ
て容器の下に落ちても、押し込み中栓70を開けて開口
部51から手指を入れることによりウェットシートをつ
かみ、シート止めスリット74に挟み込むことができ
る。すなわち、キャップ本体を容器から取り外す必要は
ない。
【0030】
【発明の効果】本発明のウェットシート用容器の蓋を使
用することにより、ウェットシートの蓋への取り付けが
簡単に行えるようになり、しかも蓋の開閉もワンタッチ
で行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウェットシート用容器の蓋の一実施例
を示す斜視説明図である。
【図2】本発明のウェットシート用容器の蓋の別の実施
例を示す斜視説明図である。
【図3】本発明のウェットシート用容器の蓋のさらに別
の実施例を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
10、30、50‥‥キャップ本体 11、31、51‥‥開口部 12、32、52‥‥頂壁部 13、33、53‥‥周壁部 14、34、74‥‥シート止めスリット 15、35、55‥‥ヒンジ 16‥‥嵌合部 20、40、60‥‥大蓋 21、41‥‥天板 22、42‥‥周壁 23、43、63‥‥つまみ片 24‥‥隔壁 36、56‥‥隆起部 44‥‥天板隔壁 45‥‥取り出し小蓋 70‥‥押し込み中栓 71‥‥底板 72‥‥中栓周壁 73‥‥フランジ 75‥‥取り外しタブ 100‥‥容器 a‥‥切断線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月24日(1999.6.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】ウェットシート用容器
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分やアルコール
分を含浸したロール状シート(例えば、洗剤を紙や不織
布に含浸させたものや、ウェットティッシュ等)を収納
する容器の蓋に関するものであり、特には、ワンタッチ
で開閉できるキャップ式のウェットシート用容器の蓋
有する容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水分やアルコール分を含浸したロ
ール状シートを収納した容器は、ロール状の連続したウ
ェットシートを一定の長さずつ取り出し、切断すると共
に、ウェットシートのアルコール分等の薬液が蒸散しな
いように、小さな穴の開いたゴム栓を取り付けたり、ま
た、プラスチック製で中央に穴が存在し、この穴の周辺
にスリットを設けた取り出し分を有する容器であった。
しかしこの容器は、一旦ウェットシートが途中で切れて
しまうと使用が困難で、例えば、蓋を容器から取り外
し、裏側から道具を使用して穴に通すなど面倒な作用を
必要としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、連続
したロール状のウェットシートの収納容器の蓋の形態を
ワンタッチで開閉できるキャップ式とし、ウェットシー
トの取扱いを容易にしたウェットシート収納用の容器
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
中央に開口部を有し、この開口部の内周方向に突出する
取り出し孔とその周辺に開口部側の端縁まで達するスリ
ットが穿設されたシート止めスリットを有する頂壁部
と、開口部の周辺に隆起する嵌合部と、該嵌合部から垂
下する周壁部とからなるキャップ本体と、このキャップ
本体の頂壁部を覆うようにシート止めスリットと相対す
る位置に設けられたヒンジを介在させて連結された天板
と天板の周縁から垂設された前記嵌合部に嵌合するよう
に設けられた周壁と隔壁からなる大蓋と、から構成され
蓋を有することを特徴とするウェットシート用容器
ある。
【0005】また、第2の発明は、中央に開口部を有
し、この開口部の一辺に左右に隆起部を設け、また、こ
の隆起部間に、取り出し孔とその周辺に開口部側の端縁
まで達するスリットが穿設されたシート止めスリットが
設けられた頂壁部と、該頂壁部から垂下する周壁部とか
らなるキャップ本体と、このキャップ本体の頂壁部を覆
うようにシート止めスリットと相対する位置に設けられ
たヒンジを介在させて連結された天板と天板の周縁から
垂設された周壁からなる大蓋とから構成される蓋を有す
ウェットシート用容器において、前記大蓋の天板の内
側にシート止めスリットと開口部を分離するように天板
隔壁が設けられ、この天板隔壁から周縁に向けてシート
止めスリットが重なるように天板に第2ヒンジを介在さ
せて、U字状の取り出し小蓋を設けたことを特徴とする
ウェットシート用容器である。
【0006】また、第3の発明は、中央に開口部を有
し、この開口部の周辺に隆起部を有する頂壁部と、隆起
部から垂下する周壁部とからなるキャップ本体と、前記
開口部を塞ぐ、シート止めスリットと取り外しタブとを
設けた押し込み中栓と、キャップ本体の頂壁部を覆うよ
うにヒンジを介在させて連結された大蓋と、から構成さ
る蓋を有することを特徴とするウェットシート用容器
である。
【0007】上記のように本発明の第1の発明によれ
ば、キャップ本体の中央に開口部が開口しており、ま
た、第2の発明によれば、大蓋を開けることで開口部が
存在する状態となり、さらに、第3の発明によれば、中
栓を取り外すことにより開口部が存在する状態となるの
で、ウェットシートがシート止めスリットから外れて
も、キャップ本体を容器から取り外すことなく、開口部
からウェットシートを容易に取り出すことができ、ま
た、ウェットシートのシート止めスリットへの取り付け
も容易にできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を詳細に
説明する。図1は本発明のウェットシート用容器の一実
施例を示す斜視説明図である。
【0009】〈実施例1〉図1において、10はキャッ
プ本体、20は大蓋、15はキャップ本体と大蓋を連結
しているヒンジで、いずれも熱可塑性合成樹脂素材で製
造されている。キャップ本体10は、中央に開口部11
を有し、この開口部の内周方向に突出するように設けら
れた頂壁部12と、開口部の周辺に隆起する嵌合部16
と、嵌合部から垂下する周壁部13とから構成されてい
る。頂壁部の取り出し孔よりの周縁には、容器100に
収納したロール状のウェットシート(図示せず)の先端
を挟み込むシート止めスリット14が穿設されている。
【0010】なお、開口部11は手指が入る程度の大き
さにしておくと、ウェットシートがシート止めスリット
14から外れて容器の中に落ち込んだ際も、キャップ本
体10を容器100から外すことなく、開口部11から
手指を突っ込んでウェットシートを取り出し、シート止
めスリット14に再び挟み込むことができる。
【0011】大蓋20は、キャップ本体の頂壁部12を
覆うようにヒンジ15を介在させてキャップ本体と連結
された天板21と、天板の周縁から垂設されたキャップ
本体の嵌合部16の嵌合するように設けられた周壁22
と隔壁24とから構成されている。キャップ本体と天板
を連結しているヒンジ15は、シート止めスリット14
からできるだけ離れた位置に設けると、大蓋を開けてウ
ェットシートを容器から取り出す際に取り出し易い。
【0012】天板21のヒンジ15を取り付けた側と相
対する位置に、図1に示すような天板の周縁から突出し
たつまみ片23を設けておくと大蓋20を開ける際、便
利である。
【0013】ロール状のウェットシートは、先端をシー
ト止めスリット14に挟み込まれた状態で収納されてお
り、つまみ片23を持つなどして大蓋20を開けて、ウ
ェットシートの先端を引っ張れば簡単に取り出すことが
できる。ウェットシートがシート止めスリット14から
外れて容器の下に落ちても、開口部11から手指を入れ
ることによりウェットシートをつかみ、シート止めスリ
ット14に挟み込むことができる。すなわち、キャップ
本体を容器から取り外す必要がない。
【0014】〈実施例2〉図2に示すようなダブルヒン
ジ式キャップとしても良い。すなわち、図2において、
30はキャップ本体、40は大蓋、35はキャップ本体
と大蓋を連結しているヒンジで、いずれも実施例1と同
様に熱可塑性合成樹脂素材で製造されている。
【0015】キャップ本体30は、中央に開口部31を
有しており、この開口部の一辺に左右に隆起部36、3
6を設け、また、2つの隆起部の間には、取り出し孔と
その周辺に開口部側の端縁まで達するスリットが穿設さ
れたシート止めスリット34が設けられた頂壁部32
と、この頂壁部32から垂下する周壁部33とから構成
されている。シート止めスリット34は、容器100に
収納したロール状のウェットシート(図示せず)の先端
を挟み込み、ウェットシートを取り出し易いようにする
機能を有する。
【0016】なお、実施例1と同様に、開口部31は手
指が入る程度の大きさにしておくと、ウェットシートが
シート止めスリット34から外れて容器の中に落ち込ん
だ際も、キャップ本体30を容器100から外すことな
く、開口部31から手指を突っ込んでウェットシートを
取り出し、シート止めスリット34に再び挟み込むこと
ができる。
【0017】大蓋40は、キャップ本体の頂壁部32を
覆うようにヒンジ35を介在させてキャップ本体と連結
された天板41と、天板41の周縁から垂設された周壁
42と、天板の一部に区画される取り出し小蓋45とか
ら構成されている。
【0018】キャップ本体30と天板41を連結してい
るヒンジ35は、シート止めスリット34からできるだ
け離れた位置に設けると、大蓋40や取り出し小蓋45
を開けてウェットシートを容器から取り出す際に取り出
し易い。
【0019】取り出し小蓋45は、天板41および天板
に連続する周壁42の一部を区画して設けられている。
すなわち、天板41および天板に連続する周壁42の、
大蓋40を閉じた際にシート止めスリット34が重なる
位置に、中央寄りに第2ヒンジ46を設け、その第2ヒ
ンジ46の先端部と末端部から大蓋の端縁に向けて略平
行に切断線aを設けて天板と区画している。
【0020】天板41の第2ヒンジ46を設けた面と反
対の内側面には第2ヒンジ46と重なるように天板の両
端の周壁42までに達する天板隔壁44が垂設されてい
る。
【0021】取り出し小蓋45の第2ヒンジを設けた側
と相対する位置には、取り出し小蓋の天板から突出した
つまみ片43が設けられている。これにより、取り出し
小蓋45を開ける際、便利である。
【0022】ロール状のウェットシートは、先端をシー
ト止めスリット34に挟み込まれた状態で収納されてお
り、つまみ片43をきっかけとして取り出し小蓋45を
開けて、ウェットシートの先端を引っ張れば簡単に取り
出すことができる。ウェットシートがシート止めスリッ
ト34から外れて容器の下に落ちても、取り出し孔31
から手指を入れることによりウェットシートをつかみ、
シート止めスリット34に挟み込むことができる。すな
わち、キャップ本体を容器から取り外す必要はない。
【0023】〈実施例3〉図3に示すような取り出し孔
を中栓タイプにしても良い。すなわち、図3において、
50はキャップ本体、60は大蓋、55はキャップ本体
と大蓋を連結しているヒンジ、70はキャップ本体に嵌
め込む押し込み中栓で、いずれも実施例1、2と同様に
熱可塑性合成樹脂素材で製造されている。
【0024】キャップ本体50は、中央に開口部51を
有し、この開口部の周辺に隆起部56を有する頂壁部5
2と、隆起部から垂下する周壁部53とから構成されて
いる。
【0025】なお、開口部51は手指が入る程度の大き
さにしておくと、ウェットシート(図示せず)が後述す
るシート止めスリット74から外れて容器の中に落ち込
んだ際も、キャップ本体50を容器100から外すこと
なく、開口部51から手指を突っ込んでウェットシート
を取り出し、シート止めスリット74に再び挟み込むこ
とができる。
【0026】開口部51には、開口部を密封する押し込
み中栓70が嵌め込まれている。押し込み中栓70は、
底板71の周縁に上方に向けて中栓周壁72が立設さ
れ、中栓周壁の先端は外方に向けて底板と平行にフラン
ジ73が形成されてなる。
【0027】底板71には容器100に収納したロール
状のウェットシート(図示せず)の端を挟み込むシート
止めスリット74が穿設されており、また、押し込み中
栓70をキャップ本体50から外す際につまむ取り外し
用タブ75が立設されている。
【0028】大蓋60は、押し込み中栓70で密閉され
た頂壁部52を覆うようにヒンジ55を介在させてキャ
ップ本体50と連結されている。大蓋60のヒンジと相
対する端縁には大蓋60を開閉し易くするためのつまみ
片63が設けられている。
【0029】ロール状のウェットシートは、先端をシー
ト止めスリット74に挟み込まれた状態で収納されてお
り、つまみ片63を持って大蓋60を開けて、ウェット
シートの先端を引っ張れば簡単に取り出すことができ
る。ウェットシートがシート止めスリット74から外れ
て容器の下に落ちても、押し込み中栓70を開けて開口
部51から手指を入れることによりウェットシートをつ
かみ、シート止めスリット74に挟み込むことができ
る。すなわち、キャップ本体を容器から取り外す必要は
ない。
【0030】
【発明の効果】本発明のウェットシート用容器を使用す
ることにより、ウェットシートの蓋への取り付けが簡単
に行えるようになり、しかも蓋の開閉もワンタッチで行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウェットシート用容器の一実施例を示
す斜視説明図である。
【図2】本発明のウェットシート用容器の別の実施例を
示す斜視説明図である。
【図3】本発明のウェットシート用容器のさらに別の実
施例を示す斜視説明図である。
【符号の説明】 10、30、50‥‥キャップ本体 11、31、51‥‥開口部 12、32、52‥‥頂壁部 13、33、53‥‥周壁部 14、34、74‥‥シート止めスリット 15、35、55‥‥ヒンジ 16‥‥嵌合部 20、40、60‥‥大蓋 21、41‥‥天板 22、42‥‥周壁 23、43、63‥‥つまみ片 24‥‥隔壁 36、56‥‥隆起部 44‥‥天板隔壁 45‥‥取り出し小蓋 70‥‥押し込み中栓 71‥‥底板 72‥‥中栓周壁 73‥‥フランジ 75‥‥取り外しタブ 100‥‥容器 a‥‥切断線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に開口部を有し、この開口部の内周方
    向に突出する取り出し孔とその周辺に開口部側の端縁ま
    で達するスリットが穿設されたシート止めスリットを有
    する頂壁部と、開口部の周辺に隆起する嵌合部と、該嵌
    合部から垂下する周壁部とからなるキャップ本体と、 このキャップ本体の頂壁部を覆うようにシート止めスリ
    ットと相対する位置に設けられたヒンジを介在させて連
    結された天板と天板の周縁から垂設された前記嵌合部に
    嵌合するように設けられた周壁と隔壁からなる大蓋と、
    から構成されることを特徴とするウェットシート用容器
    蓋。
  2. 【請求項2】中央に開口部を有し、この開口部の一辺に
    左右に隆起部を設け、また、この隆起部間に、取り出し
    孔とその周辺に開口部側の端縁まで達するスリットが穿
    設されたシート止めスリットが設けられた頂壁部と、該
    頂壁部から垂下する周壁部とからなるキャップ本体と、 このキャップ本体の頂壁部を覆うようにシート止めスリ
    ットと相対する位置に設けられたヒンジを介在させて連
    結された天板と天板の周縁から垂設された周壁からなる
    大蓋とから構成されるウェットシート用容器において、 前記大蓋の天板の内側にシート止めスリットと開口部を
    分離するように天板隔壁が設けられ、この天板隔壁から
    周縁に向けてシート止めスリットが重なるように天板に
    第2ヒンジを介在させて、U字状の取り出し小蓋を設け
    たことを特徴とするウェットシート用容器蓋。
  3. 【請求項3】中央に開口部を有し、この開口部の周辺に
    隆起部を有する頂壁部と、隆起部から垂下する周壁部と
    からなるキャップ本体と、 前記開口部を塞ぐ、シート止めスリットと取り外しタブ
    とを設けた押し込み中栓と、 キャップ本体の頂壁部を覆うようにヒンジを介在させて
    連結された大蓋と、から構成されていることを特徴とす
    るウェットシート用容器蓋。
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