JP4580049B2 - シール用フィルム付ヒンジキャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レモン果汁などの香りの強い内容液が充填された容器のキャップとして特に使用されるヒンジキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、容器口部に装着されるキャップ本体と、該キャップ本体にヒンジ連結された上蓋とから成るヒンジキャップは、種々の内容物が充填された容器に適用されている。
上記のようなヒンジキャップにおいて、液状の内容物が充填された容器に適用されるものは、一般に、キャップ本体の頂板部に注出開口形成用のスコアとスコア破断用の摘みが形成されており、この摘みを手で持って引っ張り上げることによりスコアを破断して注出用開口を形成し、この開口を介して内容物の注ぎ出しを行う構造となっている。
【0003】
ところで、スコアの破断により注出用開口を形成する場合、スコアが形成されている部分は薄肉となっているため、レモン果汁のような香りの強い液状物が充填されている容器に適用する場合には、香りが逃げてしまうという欠点がある。
そこで、最近では、キャップ本体の頂板部に予め開口を形成しておき、この開口が、アルミ箔のようなガス遮断性のシール用フィルムにより閉じられている構造のヒンジキャップが提案されている(実用新案登録公報第2538384号参照)。即ち、このシール用フィルムには、摘み片が形成されており、摘み片を手で持って引っ張り上げることにより、シール用フィルムを引き剥がして注出用開口を開封した後に、該開口を介して内容物の注ぎ出しを行うというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記先行技術に開示されている様な構造のヒンジキャップにおいては、シール用フィルムの引き剥がし作業を非常に行い難いという欠点を有している。即ち、液状物の注ぎ出しを行うキャップでは、注出用開口が液案内用の筒状突起によって囲まれているため、注出用開口を閉じているシール用フィルムの摘み片を手で持っての引っ張り作業が非常に行い難くなっているからである。
【0005】
従って、本発明の目的は、キャップ本体の注出用開口を閉じているシール用フィルムの引き剥がし作業を容易に行うことが可能なヒンジキャップを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、容器口部に装着されるキャップ本体と、該キャップ本体にヒンジ連結された上蓋とから成り、前記キャップ本体は、頂板部と、頂板部の周縁から垂下し且つ容器口部に固定される筒状側壁とから構成され、該頂板部は、注出用開口と、該注出用開口を取り囲む様に形成された注出案内用の筒状突起とを備えており、前記上蓋は、天面と、天面周縁から垂下したスカート壁とから構成され、該スカート壁の下端において、前記キャップ本体の頂板部周縁或いは筒状側壁上端部分にヒンジ連結されており、該天面の内面には、上蓋を閉じた時に注出案内用の前記筒状突起の内面と密着するような周状突起が形成されているヒンジキャップにおいて、
前記キャップ本体の注出案内用の筒状突起の上端部分には、前記上蓋とキャップ本体とのヒンジ連結部側に切欠き部が形成され、該切欠き部が形成されている筒状突起が該切欠き部が形成されていない筒状突起よりも背が低くなっていると共に、
前記キャップ本体の頂板部外面には、キャップ成形後の加熱圧着により、注出用開口を覆う様にシール用フィルムが貼着されており、該シール用フィルムの前記ヒンジ連結部側からは、摘み片が立ち上がっており、該摘み片は、上蓋を閉じた時に該上蓋の天面内面に当接して押し倒されるように長く形成されていると共に、
前記摘み片は、上蓋を閉じた状態で、注出案内用の筒状突起で囲まれた空間内に折り畳まれ、上蓋の開放により、弾性力によって起き上がることを特徴とするヒンジキャップが提供される。
【0007】
本発明のヒンジキャップにおいては、キャップ本体の注出用開口を閉じているシール用フィルムの摘み片は、上蓋を開放した状態で起き上がっていると共に、この摘み片がキャップ本体と上蓋とのヒンジ連結部側に形成されていることが重要な特徴である。
即ち、キャップ本体の頂板部外面に形成されている注出案内用の筒状突起の上端部には、キャップ本体と上蓋とのヒンジ連結部側に切欠き部が形成され、この部分において、筒状突起は他の部分よりも背が低くなっている。というのは、上蓋の天面の内面には、上蓋を閉じた時に、該筒状突起の内面に密接する周状突起が形成されているため、上蓋を旋回して閉じる時に、該周状突起のヒンジ連結部側部分が上記の筒状突起に当接せずに、スムーズに筒状突起内に入り込んで筒状突起の内面に密着するようにすることが必要となり、また、上蓋がヒンジにより連結されているキャップでは、ヒンジとは反対側から注出が行われるため、ヒンジ側では、注出案内用の筒状突起を高くする必要がないからである。
従って、シール用フィルムの摘み片をヒンジ連結部側(即ち、筒状突起の切欠き部に対応する部分)に位置せしめ、且つこの摘み片を、筒状突起の切欠き部以外の部分の高さよりも長くすることにより、上蓋を開放した状態で摘み片を容易に手で持つことができ、摘み片を手で持っての引っ張りによるシール用フィルムの引き剥がし作業を極めて容易に行うことが可能となるのである。
【0008】
尚、本発明において、シール用フィルムは、摘み片が立ち上がった状態でキャップ本体の頂板部外面(筒状突起により囲まれている領域内)に設けられ、上蓋を閉じた状態で流通過程に供せられるが、上蓋を閉じた状態では、この摘み片は、筒状突起内に折り畳まれた状態で収納されており、一般の使用者が上蓋を旋回した開けた状態では、シール用フィルムの弾性力により、摘み片は再び起き上がるので、一般の使用者は、摘み片を手で持って容易にシール用フィルムの剥離作業を行うことができる。
【0009】
【実施例】
本発明を、添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のヒンジキャップの上蓋を開いた状態での側断面図であり、
図2は、図1のヒンジキャップの上蓋を旋回して閉じる過程での側断面図であり、
図3は、図1のヒンジキャップの上蓋を閉じた状態での側断面図である。
【0010】
図1において、本発明のヒンジキャップは、大まかに言って、キャップ本体1と、これにヒンジ連結された上蓋2とから構成されている。
キャップ本体1は、頂板部5、頂板部5の周縁から垂下した筒状側壁6とから形成されており、上蓋2は、天面7と、天面7の周縁から垂下したスカート壁8とから形成されており、スカート壁8の先端は、キャップ本体1の頂板部5と筒状側壁6の上端が連なる部分でヒンジ連結(10)されている。
【0011】
キャップ本体1の筒状側壁6の内面には、容器口部(図示せず)の外周面と係合する係合突起15が形成されており、一方、キャップ本体1の頂板部5の内面には、インナーリング16が形成されており、筒状側壁6とインナーリング16との間に容器口部が嵌め込まれ、係合突起15と容器口部外面との係合により、キャップ本体1が容器口部にしっかりと固定されるようになっている。
【0012】
尚、筒状側壁6には、全周にわたって、上端から下端に向かってスリット18が形成されており、このヒンジキャップ(キャップ本体1)を、格別の工具を用いることなしに、容易に容器口部から取り除くことができるように構成されている。即ち、図1から明らかな通り、このスリット18は、ヒンジ連結部10が形成されている領域では、筒状側壁6の下端近傍にまで延びており、その他の部分は、筒状側壁6の内面の係合突起15が形成されている部分まで延びている。また、図示されていないが、筒状側壁6のスリット18よりも外側の部分には、ヒンジ連結部の両側部分から下方に延びているスコアが形成されている。従って、筒状側壁6のスリット18よりも内側の部分は、外側の部分によりタガ締めされているが、上蓋2を開放した状態でヒンジ連結部10を起点として上蓋2を下方に引き降ろし、ヒンジ連結部10の両側部分から下方に延びているスコアを破断することにより、筒状側壁6のスリット18よりも外側の部分によるタガ締め力が作用しなくなる。この状態で、上蓋2を引っ張り上げて筒状側壁6の下端を捲り上げることにより、容易にキャップ本体1を容器口部から取り除くことができるというものである。
【0013】
キャップ本体1の頂板部5には、注出用開口20が形成されており、且つ頂板部5の上面には、注出用開口20を取り囲む様にして、注出案内用の筒状突起21が形成されている。図1から明らかな様に、この筒状突起21の上端は、液の注ぎ出しがスムーズに行われる様に、若干外側に広がっていると同時に、筒状突起21の上端のヒンジ連結部10の近傍部分に切欠き部21aが形成されており、この切欠き部21aにおいて、筒状突起21は背が低く、他の部分では背が高くなっている。この切欠き部21aの機能については後記する。
また、筒状突起21で囲まれている頂板部5内には、シール用フィルム25がヒートシールされており、注出用開口20は、シール用フィルム25によって閉じられている。即ち、このシール用フィルム25を引き剥がすことにより、注出用開口20が開放され、容器内容液の注ぎ出しが行われる。
更に、頂板部5の上面の筒状突起21の外側には、筒状突起21よりもかなり背の低い係合突起26が周状に形成されている。この係合突起26は、上蓋2を閉じた時に、上蓋2のスカート壁8と係合し、上蓋2が閉じられた状態を安定に保持するためのものである。
【0014】
上蓋2を旋回させている状態を示す図2及び上蓋2が閉じられた状態を示す図3を図1と共に参照して、上蓋2の天面7の内面には、インナーリング30が形成されている。即ち、上蓋2を閉じた時に、このインナーリング30はキャップ本体1の筒状突起21の内面に密着し、これにより、シール用フィルム25を引き剥がした後のシール性が確保され、容器内容液の漏れが有効に防止される。
【0015】
また、上蓋2を旋回して閉じるとき、インナーリング30のヒンジ連結部10側の部分は旋回半径が小さくなるため、その下端が筒状突起21の外面に当接してしまうおそれがある。このため、筒状突起21の上端のヒンジ連結部10の近傍部分に切欠き部21aを形成し、この部分での筒状突起21の背の高さを低くすることにより、インナーリング30のヒンジ連結部10側の部分がスムーズに筒状突起21内に入り込み、筒状突起21の内面と密着し得るようにされているのである。この場合、ヒンジ連結部10側においては、筒状突起21の注出液案内作用は低下するが、上蓋2が位置するヒンジ連結部10側から容器内容液を注ぎ出すことはないので、全く問題は生じない。
【0016】
更に上蓋2の天面7の内面には、ヒンジ連結部10側のインナーリング30の外側に、インナーリング30よりも若干高い補助突起31が形成されている。この補助突起31は、上蓋2の天面7に外部から力が加わった場合に、変形を防止させるためのものである。
【0017】
上蓋2のスカート壁8の内面の下端部分には、凹部33が形成されており、上蓋2を閉じた時、この凹部33がキャップ本体1の頂板部5に形成されている係合突起26と係合することにより、上蓋2の閉塞状態が安定に保持されるようになっている。
【0018】
本発明においては、注出用開口20を閉じているシール用フィルム25には、摘み片40が設けられる。
この摘み片40は、シール用フィルム25と一体のものであり、特に図1から明らかな様に、筒状突起21の切欠き部21aに対応する位置に形成され、上蓋2を開放した状態において起き上がっていると共に、その長さは、切欠き部21aが形成されている部分の筒状突起21の高さよりも長く設定されている。即ち、本発明においては、筒状突起21の切欠き部21a(筒状突起21の高さは低い)に対応した位置に摘み片40が形成されており、この摘み片40は、切欠き部21aが形成されている背の低い筒状突起21よりも長く形成されている。従って、切欠き部21aが形成されている側から容易に指を挿入することができ、摘み片40を指で掴み易いため、これにより、摘み片40を手で持っての引っ張りによるシール用フィルム25の引き剥がし作業を至って容易に行うことが可能となる。
【0019】
また、上蓋2を閉じた時、図2及び図3に示されている様に、上蓋2の天面7の内面が摘み片40の上端に当接し、その先端が上蓋2の閉栓方向に屈曲すると共に、摘み片40の根元部分には上蓋2のインナーリング30の先端が当接し、この結果、摘み片40は上蓋2の閉栓方向に押し倒され(図2参照)、この結果、上蓋2が完全に閉じられた状態では、筒状突起21で囲まれた空間内に折り畳まれた状態で収容され(図3参照)、この状態で流通過程に供せられる。一方、このヒンジキャップを購入した一般の消費者が、上蓋2を開放した場合には、摘み片40は、その弾性力により、再び図1に示す状態に立ち上がり、摘み片40を手で持ってのシール用フィルム25の剥離作業を容易に行える訳である。
【0020】
例えば、上記摘み片40が、ヒンジ連結部10とは反対側の位置に形成されていたりすると、上蓋2を閉じた時に、摘み片40の上端が筒状突起21の外側に折られてしまい、ヒンジキャップの商品価値が著しく損なわれてしまう。また摘み片40の高さを大きくしたとしても、筒状突起21の上端を超える部分は、筒状突起21と上蓋2のインナーリング30との間に挟まれて折り畳まれてしまうため、上蓋2を開放しても、摘み片40の上端部分(筒状突起21の上端を超える部分)は、依然として折り畳まれた状態に保持されてしまい、摘み片40を手で持ってのシール用フィルム25の剥離作業が困難となってしまう。
【0021】
上述した本発明のヒンジキャップの内、キャップ本体1と上蓋2とは、それ自体公知の種々のプラスチックにより形成することができる。具体的には、ポリエチレン、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン1共重合体等のオレフィン樹脂;アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン(ABS)樹脂;耐衝撃性スチレン樹脂;アクリル樹脂;ナイロン樹脂等、特に好ましくは高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等を例示することができ、これらのプラスチックを用いての射出成形、圧縮成形等により、キャップ本体1と上蓋2とを一体に成形することができる。
また、シール用フィルム25としては、アルミ箔などの金属箔や、ガスバリヤー性に優れた種々の樹脂フィルム、例えばポリエチレンテレフタレートフィルムなどのポリエステルフィルムなどの公知の樹脂フィルムを用いることができる。
勿論、金属箔と樹脂フィルムとの積層フィルムを用いることも可能であり、このフィルム25は、ヒートシール性の接着剤樹脂により、頂板部5の所定位置に接着固定される。
【0022】
尚、シール用フィルム25のような部材をキャップ本体の所定位置に形成する方法として、所謂インサート成形法が知られているが、本発明において、このような方法は適当ではない。即ち、インサート成形法の場合、キャップ本体1の成形金型内に、シール用フィルム25の摘み片40を折り畳んだ状態で保持し、この状態でキャップの成形が行われるが、得られた成形品では、シール用フィルム25の摘み片40が折り畳まれており、上蓋2を開放しても起き上がった状態とならず、折り畳まれたままの状態に保持されてしまう様になるからである。
従って、本発明においては、上記シール用フィルム25は、摘み片40が立ち上げられた状態で、高周波誘導加熱、超音波溶着及び熱ポンチ等により、該フィルム25をキャップ本体1の頂板部5の所定位置に加熱圧着してヒートシールにより設けることがよい。
また、図3に示されている様な上蓋2が完全に閉じられている状態では、インナーリング30の先端と頂板部5との間に若干のクリアランスが形成されるように設定し、折り畳まれた摘み片40の付け根部と頂板部5との間に隙間が形成されるようにすることが好ましい。即ち、インナーリング30の先端で摘み片40の付け根部を頂板部5に強く押し付けると、上蓋5を開放した時、摘み片40が起き上がり難くなるからである。
【0023】
尚、上述した図1〜3に示すヒンジキャップでは、キャップ本体1は、容器口部が筒状側壁6とインナーリング16との間に嵌め込まれることにより、容器口部に固定されるが、本発明は、このようなタイプのキャップに限定されるものではない。例えば、筒状側壁6の内面に螺条を形成し、筒状側壁6と容器口部外面との螺子係合によりキャップ本体1が容器口部に固定されるタイプのキャップにも、本発明を適用し得ることは当然である。
【0024】
【発明の効果】
本発明のヒンジキャップは、キャップ本体の頂板部に形成されている注出用開口を閉じているシール用フィルムの引き剥がし作業を、該フィルムの摘み片を、注出用案内となる筒状突起の切欠き部に対応する位置に立ち上げた状態で形成することにより、極めて容易に行うことができる。
このヒンジキャップは、注出用開口がスコアの破断により形成されるものではなく、予め形成された注出用開口がシール用フィルムで閉じた状態で市販されるものであることから、特に香りの保持性に優れており、香りの強いレモン果汁などの液状物が充填された容器のキャップとして極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒンジキャップの上蓋を開いた状態での側断面図。
【図2】図1のヒンジキャップの上蓋を旋回している状態での側断面図。
【図3】図1のヒンジキャップの上蓋を閉じた状態での側断面図。
【符号の説明】
1:キャップ本体
2:上蓋。
5:頂板部
6:筒状側壁
7:天面
8:スカート壁
10:ヒンジ連結部
21:筒状側壁
21a:切欠き部
25:シール用フィルム
40:摘み片
Claims (1)
- 容器口部に装着されるキャップ本体と、該キャップ本体にヒンジ連結された上蓋とから成り、前記キャップ本体は、頂板部と、頂板部の周縁から垂下し且つ容器口部に固定される筒状側壁とから構成され、該頂板部は、注出用開口と、該注出用開口を取り囲む様に形成された注出案内用の筒状突起とを備えており、前記上蓋は、天面と、天面周縁から垂下したスカート壁とから構成され、該スカート壁の下端において、前記キャップ本体の頂板部周縁或いは筒状側壁上端部分にヒンジ連結されており、該天面の内面には、上蓋を閉じた時に注出案内用の前記筒状突起の内面と密着するような周状突起が形成されているヒンジキャップにおいて、
前記キャップ本体の注出案内用の筒状突起の上端部分には、前記上蓋とキャップ本体とのヒンジ連結部側に切欠き部が形成され、該切欠き部が形成されている筒状突起が該切欠き部が形成されていない筒状突起よりも背が低くなっていると共に、
前記キャップ本体の頂板部外面には、キャップ成形後の加熱圧着により、注出用開口を覆う様にシール用フィルムが貼着されており、該シール用フィルムの前記ヒンジ連結部側からは、摘み片が立ち上がっており、該摘み片は、上蓋を閉じた時に該上蓋の天面内面に当接して押し倒されるように長く形成されていると共に、
前記摘み片は、上蓋を閉じた状態で、注出案内用の筒状突起で囲まれた空間内に折り畳まれ、上蓋の開放により、弾性力によって起き上がることを特徴とするヒンジキャップ。
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