JP2552615Y2 - 容器の注出口 - Google Patents

容器の注出口

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JP2552615Y2 JP1990099045U JP9904590U JP2552615Y2 JP 2552615 Y2 JP2552615 Y2 JP 2552615Y2 JP 1990099045 U JP1990099045 U JP 1990099045U JP 9904590 U JP9904590 U JP 9904590U JP 2552615 Y2 JP2552615 Y2 JP 2552615Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ジュース、牛乳等の飲料を充填密封する容
器に使用される注出口に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の注出口として、第5図、第6図(実開
昭61-194653号公報参照)に示すようなものが知られて
いる。この従来の注出口21は上蓋22と注出口本体23とか
らなり、その両者は一体的に成形されている。すなわ
ち、上蓋22と注出口本体23とは、上蓋22の筒状部26と注
出口本体23の筒状基部27との間の薄肉部28およびヒンジ
部30を介して連結されてあり、この注出口本体23の鍔状
周縁部24を、容器の開口に取り付けて使用する。
内容液を充填密封した容器から内容液をとり出す時
は、注出口に突設した摘み片25を把持し上方に引っ張る
と、前記薄肉部28が破断し、上蓋22はヒンジ部30を中心
として回動しうるようになる。そこでヒンジ部30を挟ん
で設けた上蓋22側の係止片31と筒状基部27側の係止片32
とを係合させれば、上蓋22を開口状態に保持することが
できるから、内容液を容易に且つ安定して注出すること
ができる。
そして、注出を中止し閉蓋するには、開蓋状態の上蓋
22を回動して第6図のように上蓋22の筒状部26を注出口
本体23の筒状基部27の内面に嵌合係止させれば閉蓋状態
となる。
[考案が解決しようとする課題] 上述の従来技術の注出口は、本願出願人の出願に係わ
るものであるが、以下に述べるような難点の存すること
を見出した。すなわち、前述したように一旦開口した注
出口21を閉塞するには、上蓋22を回動させ注出口本体23
の筒状基部27に、上蓋22を嵌合させることで閉止状態を
保持するようになっているが、この嵌合は注出口本体23
の筒状基部27の内面と上蓋22の筒状部26外壁面に設けた
突起26aとの間で行われていることから、嵌合による係
止が弱くどうしても浮き上がりの傾向があり、確実に閉
塞されないという問題点があった。
また、突起26aは、嵌合係止の作用をするだけのもの
であるので、密閉度も低いという問題点があった。
本考案は、上述のような問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、開封した後の閉塞を
確実に行え、密閉性にも優れた容器の注出口を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案の容器の注出口は、
容器に取り付けるための鍔状周縁部を下部に備えた筒状
基部と、この筒状基部の上部に一体成形により設けられ
た上蓋とからなり、該上蓋は筒状基部の上部の一側にヒ
ンジ部となる直線状薄肉溝を介して連設されており、前
記筒状基部はその上部におけるヒンジ部以外の部分に周
方向の内向き突出部を有し、前記上蓋はその裏面におけ
るヒンジ部以外の部分に筒状基部内に嵌合できる大きさ
の筒状部を有し、筒状部の先端はヒンジ部両側端から内
向き突出部の内縁に沿って切離可能に形成した薄肉部に
より内向き突出部に接続されており、前記上蓋の筒状部
の外面には上蓋が押し込まれた時に筒状基部の内向き突
出部と係合する周方向に延びた第1突条が形成されてお
り、前記上蓋のヒンジ部とは反対側には上向きの摘み片
と下向きの鉤片とが設けられ、該鉤片の先端には内向き
の第2突条が形成され、前記筒状基部の外面には上蓋が
押し込まれた時に鉤片の第2突条と係合する第3突条が
形成されていることを特徴とするものである。
[作用] 上記構成からなる注出口は、上蓋と筒状基部とを一体
に成形したもので、その鍔状周縁部を液体容器に取り付
けて使用する。その容器から充填されている液体を注出
する時は、摘み片を把持して上蓋を上方に引っ張れば、
上蓋の筒状部と筒状基部の内向き突出部との間の薄肉部
が破断すると共に、上蓋はヒンジ部を中心として回動し
て開口状態になる。また、開口状態の容器を閉蓋する時
は、上蓋を回動させて、上蓋の筒状部を筒状基部内に押
し込むことにより、筒状基部の内向き突出部と筒状部外
面の第1突条とが係合すると共に鉤片先端の第2突条と
筒状基部外面の第3突条とが係合する。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第4図は本考案に係る注出口の一実施例
を示すもので、第1図はその未開封状態のものを示す斜
視図、第2図は未開封状態のものを示す断面図、第3図
は開口状態にした場合の断面図、第4図は注出口を開封
した後に閉蓋状態にした場合の断面図である。
第1図ないし第4図に示した注出口1は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のプラスチックで射出成形して1
ピースに形成したものであって、上側に位置する上蓋2
と下側に位置する注出口本体3とからなっている。
前記注出口本体3は、筒状基部5と、その下部に備え
た容器に取り付けるための鍔状周縁部4とで構成してあ
る。
そして、上記筒状基部5の上部には、その一側にヒン
ジ部6となる直線状薄肉溝7を介して前記上蓋2を連設
すると共に、そのヒンジ部6以外の部分は周方向の内向
き突出部8を有する。
また、上記上蓋2裏面のヒンジ部6以外の周縁部に
は、筒状基部5に嵌合できる大きさの筒状部9を設けて
いる。その筒状部9の先端縁は、ヒンジ部6の両側端か
ら内向き突出部8の内縁に沿って切離可能に形成した薄
肉部10を介して、内向き突出部8と接続している。
さらに、上蓋2の筒状部9の外面には、その周方向に
延びる第1突条9aを形成する。この第1突条9aは、閉蓋
のため上蓋2を押し込んだ際、筒状基部5の内向き突出
部8と係合する。
また、上蓋2の、ヒンジ部6とは反対側には、上向き
の摘み片11と下向きの鉤片12とをそれぞれ突設し、その
鉤片12の先端には内向きの第2突条12aを形成する。そ
して、筒状基部5の外面には、上蓋2を押し込んだ際、
前記第2突条12aと係合する第3突条5aを形成する。
さらに、本実施例では、上蓋2と筒状基部5とに、そ
れぞれ係止片13、14を前記ヒンジ部6を挟んで設け、上
蓋を回動して開口状態にした際に、係合するように構成
する。
また、前記摘み片11の中程を多少薄肉にして可撓性を
持たせておくことにより、不用意な扱いのために摘み片
11に力が加わっても、摘み片11が湾曲して薄肉部10に切
断力が及ばないようにしている。
本考案の注出口1は上記のように構成したので、摘み
片11を把持して上方に引くことにより、上蓋2の筒状部
9と筒状基部5の内向き突出部8とは、薄肉部10に沿っ
てヒンジ部6の両側端まで切り裂かれて開口する。さら
に、上蓋2をヒンジ部6を中心に回動させると、上蓋2
に設けた係止片13と筒状基部5に設けた係止片14とが第
3図に示すように係合して、上蓋2は開口した状態に保
持される。
そして、容器からの内容物の注出を止め、注出口1を
閉じる際には、上蓋2を閉蓋する方向に回動させると係
止片13と係止片14との係合が開放され、さらに上蓋2を
押圧し筒状部9を筒状基部5内に押し込めば、第4図に
示すように、内向き突出部8と第1突条9aとが係合する
と共に、鉤片12の第2突条12aと筒状基部5外面の第3
突条5aとが係合する。
このように、注出口1の上蓋2を閉じると、上蓋2の
筒状部9外面の第1突条9aが、筒状基部5の内向き突出
部8に係止すると同時に、上蓋2から延設した鉤片12先
端の第2突条12aが筒状基部5外面の第3突条5aに係止
されるから、上蓋2は筒状基部5の内外両側で係合固定
されるので、上蓋2は浮き上がることなく確実に筒状基
部5に固定される。
また、再度、注出口1を開ける際には、摘み片11を引
っ張れば、内向き突出部8と第1突条9aとの係合及び第
2突条12aと第3突条5aとの係合が解かれて開口する。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の容器の注出口は、摘み片
を掴んで引っ張ることにより上蓋の筒状部と筒状基部の
内向き突出部とを接続している薄肉部を破断して簡単に
開口状態とすることができ、さらに、上蓋を筒状基部に
押し込んで注出口を閉じた場合には、筒状基部の内向き
突出部と上蓋の筒状部外面の第1突条とが係合すると共
に鉤片先端の第2突条と筒状基部外面の第3突条とが係
合して上蓋と筒状基部との嵌合係止が強く行われること
から、閉塞状態を確実なものとすることができる。
また、上蓋の筒状部外面に設ける第1突条を周方向に
延びるようにしているので、密閉性を良好とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案に係る注出口の一実施例を
示すもので、第1図は、その未開封状態のものの斜視
図、第2図はその断面図、第3図は開口状態における断
面図、第4図はその閉蓋状態を示す断面図、第5図およ
び第6図は従来の注出口を示すもので、第5図はその未
開封状態を示す半断面状斜視図、第6図は同じく一旦開
けた注出口を閉蓋状態にした場合の半断面状斜視図であ
る。 1……注出口、2……上蓋、3……注出口本体、4……
鍔状周縁部、5……筒状基部、5a……第3突条、6……
ヒンジ部、7……直線状薄肉溝、8……内向き突出部、
9……筒状部、9a……第1突条、10……薄肉部、11……
摘み片、12……鉤片、12a……第2突条、13、14……係
止片、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器に取り付けるための鍔状周縁部(4)
    を下部に備えた筒状基部(5)と、この筒状基部(5)
    の上部に一体成形により設けられた上蓋(2)とからな
    り、該上蓋(2)は筒状基部(5)の上部の一側にヒン
    ジ部(6)となる直線状薄肉溝(7)を介して連設され
    ており、前記筒状基部(5)はその上部におけるヒンジ
    部(6)以外の部分に周方向の内向き突出部(8)を有
    し、前記上蓋(2)はその裏面におけるヒンジ部(6)
    以外の部分に筒状基部(5)内に嵌合できる大きさの筒
    状部(9)を有し、筒状部(9)の先端はヒンジ部
    (6)両側端から内向き突出部(8)の内縁に沿って切
    離可能に形成した薄肉部(10)により内向き突出部
    (8)に接続されており、前記上蓋(2)の筒状部
    (9)の外面には上蓋(2)が押し込まれた時に筒状基
    部(5)の内向き突出部(8)と係合する周方向に延び
    た第1突条(9a)が形成されており、前記上蓋(2)の
    ヒンジ部(6)とは反対側には上向きの摘み片(11)と
    下向きの鉤片(12)とが設けられ、該鉤片(12)の先端
    には内向きの第2突条(12a)が形成され、前記筒状基
    部(5)の外面には上蓋(2)が押し込まれた時に鉤片
    (12)の第2突条(12a)と係合する第3突条(5a)が
    形成されていることを特徴とする容器の注出口。
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