JP4186909B2 - 穀粒乾燥機等におけるバーナ異常検出装置 - Google Patents

穀粒乾燥機等におけるバーナ異常検出装置 Download PDF

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Description

この発明は、穀粒乾燥機におけるバーナ異常検出装置に関するもので、炎検出手段が正常に動作しないために引き起こされる燃料飛散を防止しようとする。
穀粒乾燥機等においては穀物乾燥するための熱風起成としてバーナが採用される。ところで、このバーナは着火指令信号を受けると、所定の燃料供給が実行されながら、点火され継続燃焼に入る構成で、その着火の有無は炎有無検出手段によって検出される構成である(特許文献1)。
特開2000−230716号公報
ところで、上記特許文献1のバーナのように、炎有無検出手段は、棒状電極に炎電流が通じる性質をもって、炎信号の出力に応じて炎電流を検出するものであるから、棒状電極がバーナ構成の他部品と接触するときには、正確な炎電流を検出できない。例えば棒状電極が他部品と接触するとき、非着火状態であるにも関わらず、炎ありとして出されることとなる。一方穀粒乾燥機の場合には、乾燥に必要な燃焼火炎温度が出ていないとして、上記ポンプへの駆動を促進しようとする。ところが、着火状態を得られないままで燃料供給量を促進しようとする結果、ノズルから噴きだして未燃の状態で周辺部に溜り、引火の危険や清掃の煩わしさを免れない。そこで、この発明は、上記の炎有無検出手段の異常を補完して上記の欠点を解消しようとする。
請求項1に記載の発明は、貯留室の穀粒を穀粒流下通路を流下させながら該穀粒にバーナ火炎によって加熱された熱風を流通させることにより所定の水分値に仕上げる穀粒乾燥装置において、上記バーナは、少なくとも燃料供給信号によって供給量を大小に調整しうる燃料供給手段、点火手段、及び火炎の有無を検出する火炎有無検出手段を備え、上記燃料供給信号が所定流量以上であって、上記火炎有無検出手段からの炎有りの信号入力状態であり、かつ検出熱風温度と検出外気温度との差が所定値以下の状態のとき、上記燃料供給信号による燃料供給を遮断すべく異常出力する制御手段を設けたことを特徴とするバーナ異常検出装置の構成とする。
上記のように構成すると、バーナが燃料供給信号を受けて着火し、正常に燃焼するときは火炎有無検出手段が炎を検知して制御手段は燃焼状態と判定できる。しかしながら、正常に燃焼しないにもかかわらず炎有り信号出力されても、検出熱風温度と検出外気温度との差が予め設定した所定値以下の状態のときは、異常と判定し燃料供給を遮断する。
請求項2に記載の発明は、貯留室の穀粒を穀粒流下通路を流下させながら該穀粒にバーナ火炎によって加熱された熱風を流通させることにより所定の水分値に仕上げる穀粒乾燥装置において、上記バーナは、少なくとも燃料供給信号によって供給量を大小に調整しうる燃料供給手段、点火手段、及び火炎の有無を検出する火炎有無検出手段を備え、上記火炎有無検出手段からの炎有りの信号入力状態で、かつ炎有り信号から所定時間経過後検出熱風温度と検出外気温度との差が所定値以下の状態のとき上記燃料供給信号による燃料供給を遮断すべく異常出力することを特徴とするバーナ異常検出装置の構成とする。
このように構成すると、火炎有無検出手段からの炎有り信号入力状態で、かつこの炎有り信号から所定時間経過の後、検出熱風温度と検出外気温度との差が所定値以下の状態のとき、異常と判定し燃料供給を遮断する。
請求項1に係る発明によると、通常火炎有無検出手段で着火判定されていて、燃料供給信号が所定に立ち上がるにもかかわらず、熱風温度Tbが上昇しないときは、この熱風温度Tbを上昇しようとして燃料供給信号による燃料量を増加制御しするが、この発明では、熱風温度Tbが上昇せず外気温度Taとの差が所定以下にあるときは、火炎有無検出手段による炎検出に異常を来たしたものと推定し、燃料供給増加制御を行わず警報出力、例えば「火炎有無検出異常」あるいは「燃料もれ警告」等の表示と共に、バーナ燃焼系を停止処理するから、不測の燃料供給状態が継続せず燃料漏れを防止できる。
また、請求項2に記載の発明によると、燃料供給停止の判定を火炎有り検出による着火判定から所定時間経過後に行わせることにより燃料供給信号に基づく燃料供給状態が安定した状態のもとで確実に火炎有無検出手段の異常の推定を行うことができる。
火炎検出装置による炎有り信号入力だけでなく、検出熱風温度と検出外気温度との差が所定に上昇しないときには、炎無しと推定し、以後の燃料供給を遮断する。
この発明の一実施例を図面に基づき説明する。
1は穀物乾燥装置の機枠で、内部には貯留室2、乾燥室3、集穀室4の順に積み重ねられ、外部に設ける昇降機5の駆動によって穀物を循環させながら、集穀室4部に設けた遠赤外線放射体6による放射熱、及び遠赤外線放射体6からの排熱風を浴びせて乾燥する構成である。
上記遠赤外線放射体6は、集穀室4内にあって、一端をバーナ7に接続し、断面方形状を呈し左右壁面及び下面に遠赤外線放射塗料を塗布するもので、該集穀室4の穀粒流下板8面を流下する穀粒に遠赤外線放射熱を浴びせるよう構成している。該遠赤外線放射体6上面からの排熱気は機体後部側及び前部側から導入する外気と混合しながら上位の乾燥室3における熱風室9aから排風室10,10を流通して傾斜状に形成する穀粒通路11,11…を横断する構成である。また、機体背面におけるダクト13を介して放射体6の左右熱風通路の熱風を左右側熱風室9b,9bに直接的に供給すべく構成されている。なお、該乾燥室3の背面側には吸引ファン12を備えて上記熱風流通に寄与すべく構成する点は公知の構成と同様である。14は遠赤外線放射体6の上部に配設する屋根型の排塵板で、上部側からの塵埃の放射体6への落下を防止しながら、排熱風と外気との上記混合風を左右側から迂回して上方に案内する案内部とする。
15,15は繰り出しバルブで正逆に回転しながら所定量の穀物を流下させる。16は上記昇降機5に通じる下部移送装置、17は昇降機5上部側に接続する上部移送装置で、貯留室2上部の拡散盤18に穀物供給できる。バーナ7や穀物循環機構等は、乾燥制御に必要な制御プログラムや各種データ等を記憶するメモリを備えるコンピュータによって行なわれる。即ち、操作盤19には液晶形態の表示部20を設け、該表示部20の下縁に沿って5個の押しボタン形態の張込・通風・乾燥・排出及び停止の各モードスイッチ21〜25を配設している。これらスイッチのほか、張込量設定スイッチ26、穀物種類に対応させた乾燥設定スイッチ27、停止水分設定スイッチ28等を備える。29は緊急停止スイッチである。
内蔵の制御部31は上記操作盤19面のスイッチ情報や乾燥機機枠1各部に配設したセンサ類からの検出情報等を受けて必要な比較演算のもと、バーナ燃焼量の制御,穀物循環系の起動・停止制御,表示部20の表示内容制御等を行う。上記操作盤19のスイッチ類は、張込・通風・乾燥・排出・通風の各設定のほか、穀物種類、設定水分(仕上げ水分)、張込量、タイマ増・減等を設定できる。
図5は制御ブロック図を示し、上記操作盤19を有する制御ボックスに内蔵するコンピュータの演算制御部31には上記スイッチ類からの設定情報のほか、水分計32検出情報、昇降機5の投げ出し部に設ける穀物流れ検出器33の穀物検出情報、熱風室8に設ける熱風温度検出器61の検出情報、外気温度検出器62の検出情報、外気湿度検出器35の検出情報、穀粒流下板8近傍の温度検出器36の検出情報等が入力される。一方出力情報としては、バーナ7の燃焼系信号、例えば電磁ポンプのオンタイム信号,イグナイタ通電信号,バーナファン回転指令信号、あるいは上下移送装置15,16の各移送螺旋,昇降機5を駆動する昇降機駆動モータ39制御信号、繰出バルブ15の繰出バルブモータ38制御信号、吸引ファン12モータ制御信号,各表示部20への表示出力等がある。
昇降機5はバケット式で、無端ベルト40に多数のバケット41,41…を取り付け、外周を側壁5aにより覆った構造で、バケット41により集穀室4より出る穀粒を掬い上げて上昇し貯留室2へと運ぶ構成である。昇降機5の側壁5aの正面内側に、一粒式水分計32の図外穀粒取り込み部の前縁をバケット用無端ベルト40のバケット41の近くまで差し込んで設置し、側壁5aの内側で、穀粒取り込み部下方に、図外穀粒送り螺旋の始端部をのぞませる。
水分計32には、一対の電極ロールを備え、穀粒を一粒毎に圧砕しながらその電気抵抗値を水分電圧に換算して水分値を算出する構成であり、水分測定用の制御部を備えており、この制御部では所定粒数の換算水分値を平均処理して平均水分値を出力する構成とし各種乾燥制御あるいは表示出力するものである。
前記穀粒流下板8近傍の温度検出器36は、左右の穀粒流下板8,8の裏面にあって前後中央に貼付したサーミスタ型温度センサ42によって構成される。すなわち、適宜外気風を導入しうる通気空間43を形成すべく2重の板体によって構成するうちの上側に位置する穀粒案内板8の裏面側に装着される構成である。もって、左右が所定時間T0(例えば1分)毎に独立的に検出出力され、今回の温度検出値Tnと前回の温度検出値Tn-1との比較による上昇値(Tn―Tn-1)が所定温度δ以上(例えば2℃)であり、かつ連続してn回(例えば2回)検出されるか、又は当該検出温度が所定限界値(例えば100℃)を越えると繰出バルブ15の回転異常等による穀粒詰りと判定して各部に停止出力し(図7(b))、この上昇値が所定以下であってかつ所定限界値未満の場合は正常運転と判定する構成である(図7(a) 又は(c))。温度検出器36は上記のサーミスタ型温度センサを左右の穀粒流下板8,8の前後中央に設けるほか、前後に複数個設置して前後におけるセンサの平均値をもってTn又はTn-1としてもよい。
前記バーナ7は、気化型バーナ形態であり、送風筒体47の正面側に燃焼筒48を接続し、該送風筒体47にはバーナモータ49を設け、前方に突出するモータ軸50には逆円錐形状の拡散体51を設け、かつこの拡散体51前面には気化筒52を逆向きに配設している。なおこの気化筒52の解放側端部周面には微粒化燃料案内用のガイド体53を延長状に設けている。
上記送風筒体47背面側には空気導入ガイド47aから燃焼用空気を導入すべきファン54を軸支するファン胴47bを接続している。55は燃焼筒48の中心部側に固定して設けられる送風ガイド筒、56は燃焼筒48に嵌合される燃焼盤で、同心状に複数のガス噴出孔57,57…を有する。燃焼筒48は正面視において一部に膨出部を形成し、当該膨出部に一対の電極部からなる点火手段としてのイグナイタ58を設ける。このイグナイタ58はノズル59から供給される灯油の微粒化燃料に着火できる構成としている。60は炎の有無を検知できるフレームロッドで、燃焼中の炎電流を検出し制御部に検出出力するもので着火の有無判定手段の検出部を構成するものである。
図9は外気温度検出器62の設置構成を示す。バーナ7を乾燥機前壁部より外側に配置すると共に、該バーナ7全体は通気スリットを形成した外装の通気枠65及び後面を着脱の通気カバー65aにて囲われている。この通気枠65の上壁部下方に通気路66を、後側から外気を導入可能に構成し前方側が熱風室に通じるように形成している。バーナ7の後記燃焼盤の上方に位置して外気の流通路66aを有してその対向位置に外気温度検出器62が配設される。したがって、外気温度検出器62は通気路66内にあって外気の導入を受け、適正に外気の温度を検出し得る。また吸引ファン12の作動不良等でバーナ7の燃焼状態が不安定となり炎が立ち上ると、外気温度検出器62は異常高温を検知し、従来のサーモスタットを代用する。
また、熱風温度検出器61は、前記熱風室のうち左右側の熱風室9b,9bに配設され、各検出出力が制御部31に出力され、その平均値で各種制御実行される。この例に限らず、熱風室9aに設けて平均化する方法でもよい。
上記バーナ7は、断面が方形の案内風胴72入り口部に配置されるよう脚部73で前記遠赤外線放射体6の正面入り口側に固定される構成である。この遠赤外線放射体6の入り口側には燃焼筒48の前面に位置して円筒形状の保炎筒74を設ける。この保炎筒74は所定前後長さを有し、外周にはスリット孔74a,74a…を配設するもので、燃焼盤56の火炎の噴出範囲の外周を囲うことによって、燃焼火炎を水平軸線に沿って案内し、あわせてその外周のスリット孔74a,74a…によって燃焼火炎を拡散する。
前記保炎筒74の下部には該保炎筒74前端からバーナ6の燃焼筒48下方に亘り、後方側ほど低いガイド部材75を設けている。このガイド部材75は燃焼初期時にバーナ6から噴出飛散する未燃燃料を受けて後方側に案内しうる構成である。
上記ガイド部材75の後部低位側の下方にはドレンパン76を設ける。このドレンパン76は、前記機枠1の壁部または遠赤外線放射体6の構成一部に固着されていて、上記ガイド部材75で受けた飛散燃料を受けることができる一方、バーナ6の燃焼筒48の前縁部を伝って下方に落下する未燃燃料をも収集できる構成である。
上記ドレンパン76は機枠1の壁部または遠赤外線放射体6との固着部には連通孔76aを形成し、該連通孔76aを介して反対側に固着するドレンパイプ77と連通する構成である。ドレンパイプ77は、可撓管78を介して下方の回収容器79に接続している。したがって、着火不良の際に未燃液体燃料が飛散するが、これを保炎筒74の内周に飛散して下方に伝う燃料をガイド部材75受け、ドレンパン76、ドレンパイプ77等を介して回収容器79に溜められる。
上記のように、遠赤外線放射体6の内部に火炎を形成するバーナ7形態では、着火不良の際に起きる飛散燃料を効率良く回収できる。このため燃料が遠赤外線放射体6の内部に残留したままで次回乾燥作業にあたってバーナ7に着火すると、比較的高温に達し易く不測に燃焼する失火の恐れが高いが、燃料を回収することで未然に失火防止できる。上記のようにバーナ7を気化バーナ形態とするときは、燃料噴出距離が例えばガンタイプバーナに比較して短いため、燃焼筒48からも滴下するが、これをドレンパン76で受ける構成であるから、一層回収効率が良い。
上記の構成では保炎筒74の下部に沿わせてガイド部材75を設けたが遠赤外線放射体6内に飛散する燃料を回収できる位置にあれば良い。なお、保炎筒74は断面円形が望ましく、図例のように円筒形状でもよく、さい頭円錐形状でもよい。また、スリット孔74a,74a…を内向きに打ち抜くように形成すると、燃料漏れが少なく確実に下方からガイド部材75に回収できる。
上記構成の気化バーナ7は、上記案内風胴72の下側台座部下面に設ける電磁ポンプ80の駆動によって燃料としての灯油が供給され、イグナイタ58の通電による点火で着火燃焼される(点火手段)構成である。この電磁ポンプ80による燃料供給量は、熱風温度検出器61からの検出熱風温度と設定温度とを比較しその差により電磁ポンプ80のオンタイムを変更制御(燃料供給制御手段)し、熱風温度が設定温度の所定範囲内になるよう制御される。
なお、バーナ駆動信号は、電磁ポンプ80のオン/オフ信号、及び大小供給信号、バーナモータ49の回転数指令信号、イグナイタ58通電信号等がある。制御部31は、予め設定記憶される設定温度と熱風温度検出器61で検出される平均熱風温度とを比較し、その差を小にすべく周期的にオンされる電磁ポンプ80のオンタイムを長短に変更制御する。
制御部31は、フレームロッド60の着火判定又は消火判定に基づいてイグナイタ58の通電指令信号を制御しあるいは電磁ポンプ80の通電・停止を制御する着火判定手段を構成している。その作用について、図12のフローチャートに基づき説明する。乾燥スイッチがオンされると(ステップ1)、フレームロッド60からの電圧読み込みがなされる(ステップ2)。なお、電圧読み込みについて、フレームロッド60からは炎電流が出力され制御部において電圧換算するものである。その後バーナモータ49,バーナ出力がオンとなり(ステップ3)、イグナイタ58もオンする(ステップ4)。さらに所定オンタイムによってポンプ作動しながら燃料供給の後(ステップ5)、フレームロッド60電圧を読み込む(ステップ6)。ここでステップ2とステップ6とのフレームロッド60電圧V0とV1とを比較し(ステップ7)、その差V0−V1が所定値(△V)以上であると、つまり電圧V0に対してV1が所定以上低下した場合には、イグナイタ58をオフする(ステップ8)。この状態で再びフレームロッド電圧を読み込み(ステップ9)、その電圧値V2があらかじめ設定したしきい値VTH以下であるか否かを判定する(ステップ10)。
ここでV2≦VTHのときに「着火判定」するものである(ステップ11)。ステップ10でV2>VTHのときは未着火あるいは消火状態と判定し、イグナイタ58を再びオンして点火工程を繰り返すものである。このように、フレームロッド60が所定電圧以下に達すると一旦イグナイタ58をオフするからこのイグナイタ58によるノイズの影響を受け難く安定した着火判定が可能となる。
次いで図13に基づいてバーナの異常判定について説明する。
乾燥スイッチをオンすると(ステップ101)、定期的に熱風温度Tb及び外気温度Taを検出し、制御部31はこれらを読み込む(ステップ102〜104)。上記の要領でフレームロッド60による炎検出の有無を検出し、着火したか否かを判定する(ステップ105)。次いで電磁ポンプ80のオンタイムTを読み込む(ステップ106)と共に、該オンタイムTが予め設定したオンタイムα以上であるか否かを判定する(ステップ107)。さらに上記熱風温度Tbと外気温度Taとの差が予め設定した温度β以下であるか否か判定される(ステップ108)。
上記設定オンタイムαは、燃料供給が所定に実行できる状態であれば任意であるが、また設定温度差βは、バーナ燃焼時に現れる温度差よりも低く、数℃から10℃の範囲で設定されている。
前記ステップ104で炎有りで着火検出判定され、ステップ107でT>αと判定され、かつステップ107で温度差がβ以下と判定されると、警報出力され(ステップ109)、直ちにバーナ燃焼系出力、すなわち電磁ポンプ80の駆動出力やイグナイタ58は停止される(ステップ110)。
通常、フレームロッド60で着火判定されていて、燃料供給信号が所定に立ち上がるにもかかわらず、熱風温度Tbが上昇しないときは、この熱風温度Tbを上昇しようとしてオンタイムT出力を長くし供給燃料量を増加する制御が行われるが、上記のように構成すると、熱風温度Tbが上昇せず外気温度Taとの差が所定以下にあるときは、フレームロッド60による炎検出に異常を来たしたものと推定し、オンタイムTの制御を行わず警報出力、例えば「フレームロッド異常」あるいは「燃料もれ警告」等の表示と共に、バーナ燃焼系を停止処理するから、不測の燃料供給状態が継続せず燃料漏れを防止する。
図14は、異なる例の異常出力を示す。オンタイムT出力の判定を着火判定から所定時間経過後に行わせることにより(ステップ206〜207)、オンタイムTに基づく燃料供給状態が安定した状態のもとで確実にフレームロッド異常の推定を行うものである。
また図14における例では、制御オンタイムT読み込みのステップ208の後、当該乾燥機が遠赤外線放射体を備える仕様機であるか、この遠赤外線放射体を備えない熱風仕様機であるかが判定され(ステップ209)、遠赤外線放射体仕様機であるときは、ステップ211で熱風温度と外気温度との差がβ1以下で、熱風仕様機であるときはステップ214で両者の温度差がβ2以下で、ステップ212、213の警報出力及びバーナ燃焼系出力停止行程になる構成である。ここで、β1>β2に設定する。遠赤外線放射体仕様機では残熱が高いため検出基準温度βの値を高く設定し、熱風仕様機ではこれを低くしていずれも精度良く検出できるように構成している。なお、遠赤外線放射体仕様機であるか、または熱風仕様機であるかは、制御部31への型式入力手段で予め入力設定されており、この設定内容と、β1またはβ2の記憶内容の呼び出しによっていすれの値が基準として採用される構成である。
一般に、図15(1)の側断面図に示すように、機枠後部に装着される吸引ファン12は斜流ファン形態とされ、略円筒状のケーシング81とその中心に保持した内胴82等から固定側を構成し、また、内胴82の中心に軸支した回転軸83にハブ83aを介して複数の羽根84,84…を備え、これらの羽根84,84…の外周端を接続するいわゆる「陣笠」状の接続プレート85で周回固定することにより回転側を構成する。そして、固定側のケーシング81は、小径の先端部を乾燥機本体に取付け、次第に拡径するテーパ部81aを備える。回転側は、ケーシング81のテーパ部81aに近接して接続プレート85を配置し、また、図15(2)の正面図に示すように、接続プレート85とハブ83aとの間に複数の羽根84,84…を半径線に対して傾斜配置することにより、拡径しつつ軸線に沿って後方に向かう斜流線による送出流路を形成する。ところで上記のように、接続プレートによって、羽根84,84…の変形、たわみを防止するものであるが、該プレートの内側に塵埃が付着し回転時のバランスを阻害する恐れがある。そこで特開2004−257576号に開示されるように、塵埃付着防止のため、多数個の孔を形成するが、生産コストの上昇がネックとなりあわせて塵埃付着を完全に除去し得ないものとなっている。そこで、接続プレートに代えてリング状の丸棒86をもって各羽根84,84…を固定する構成とする。このように構成すると、上記した塵埃付着の欠点を解消する。
上例の作用について説明する。
張込スイッチ21を操作し張込ホッパから昇降機11を利用して貯留室2に所定量の穀粒を張り込む。次いで、穀粒種類、仕上げ水分等を設定して乾燥作業を開始する。乾燥スイッチ23をオンすると、バーナ7を起動し、また繰出バルブモータ38、昇降機駆動モータ39の起動によって繰出バルブ15,15、下部移送装置16,昇降機5,上部移送装置17及び拡散盤18の循環系を起動し、並びに吸引ファン12を回転駆動する。したがって、バーナ熱風は遠赤外線放射体6を加熱して遠赤外線を放射し、繰出バルブ15の回転によって傾斜通路11部を流下する穀粒に遠赤外線が照射され穀粒内部の水分に作用して乾燥を促進する。
なお、吸引ファン12の起風に伴い機枠1内部を流通する廃熱気は適宜外気と混合され熱風室9aに供給されて乾燥室を通過する穀粒に作用させて乾燥する。なお、熱風室9b、9bには排熱気が該熱風室9b,9b背面に形成した外気導入口からの外気と混合して導入され穀粒に作用する。このように廃熱風の横断と遠赤外線照射にて穀物を乾燥し、所定水分値に達するまでこの乾燥を繰返すものである。
上記所定水分値に達すると乾燥は自動終了し、バーナ他運転各部は運転停止する。
上記の乾燥スイッチ21のオン操作に基づき、制御部31は定期的に熱風温度Tb及び外気温度Taを検出し、フレームロッド60による炎検出の有無を検出する。そして、炎検出に基づいて着火したか否かを判定し、着火の判定がなされると、次いで電磁ポンプ80のオンタイムTを読み込むと共に、該オンタイムTが予め設定したオンタイムα以上であるか否かを判定する。予め設定したオンタイムαに達しているときは、更に上記熱風温度Tbと外気温度Taとの差が予め設定した温度β以下であるか否か判定され、これらの条件が整うと、熱風温度Tbが上昇せず外気温度Taとの差が所定以下にあるときは、フレームロッド60による炎検出に異常を来たしたものと推定し、オンタイムTの制御を行わず警報出力、例えば「フレームロッド異常」あるいは「燃料もれ警告」等の表示と共に、バーナ燃焼系を停止処理する。
図17(1)はバーナ7のファン54による適正空気量供給制御を図るものである。
バーナのファン54の回転数Nは、電磁ポンプ80への制御オンタイムTの制御出力信号を受け、例えば一定の関係式、
N=(VR2)×T+(VR1)
で算出される回転数に制御され、供給燃料の量に対応させている。Nは回転数、Tはオンタイム、VR1、VR2は定数である。
上記の定数VR1、VR2は、可変ボリューム等の手段によって工場出荷時の調整で適正に設定されるものである。ところが、バーナの経年劣化によって、電磁ポンプ80のオンタイムTに基づく供給燃料量が変化するものとなる。このため再度の上記VR1、VR2の調整が必要となるが、ここで、電磁ポンプオンタイムTとフレームロッド60による炎検出電圧値との間には、一定の関係が成立しており(図17(2))、例えば、オンタイムTが長くなるに従って適正な炎検出電圧は上昇する傾向にある。そこで、この関係を制御部31に予め入力しておき、前記VR1又はVR2をボリューム調整することで適正炎検出電圧が得られる調整する構成とすることで、経年変化で赤火傾向となったり、炎のリフト現象を抑制できる。
図17(1)において、乾燥スイッチ21をオンすると(ステップ301)、燃焼系出力がオンして燃料供給およびイグナイタ58に通電する(ステップ302)。その後フレームロッド60によって炎の有無検出が行われ、着火検知すると(ステップ303)、オンタイムTnが検出出力され当該オンタイムTnのときの適正炎検出電圧Vnが呼び出され(ステップ304)、検出電圧Vとの比較によって(ステップ305)、検出電圧Vが適正炎検出電圧以下のときには例えば定数VR1に関係する設定ボリュームを下げ(ステップ306)、又は該定数VR1値を上げて対応し(ステップ307)、許容範囲にあるときは燃焼継続する(ステップ308)。なお、定数変更設定は、試運転モードにしておき、操作盤のタイマ増・減各スイッチ68または69の各別の操作による。図17の実施例では定数VR1の変更のみ説明したが、定数VR2の調整を伴ってもよく、また、定数VR2のみを行う調整でもよい。また、現在の炎検出電圧を目視判定できるように表示部20に表示出力するとよい。なお、γは不感帯幅設定用の定数である。
上記のように構成すると、バーナ不調の際の調整の根拠が明確となって調整操作が容易である。なお、上記の場合には、工場出荷段階の定数VR1、VR2を記憶させる構成としたが、当該乾燥において、燃焼を継続して所定時間(例えば1時間)経過した時点で正常燃焼を目視確認した上で、炎検出電圧V’を記憶させておき、毎乾燥毎にこの記憶データを呼び出して上記の制御基準値とするもよい。
図18はフレームロッド60の装着状態を示し、基本的な取り付け位置は、燃焼状態が小燃焼から大燃焼に変わる状況をも炎検出電圧の差異が生じる位置、すなわち燃焼盤56の上方圏内にてその先端部が位置する(い)が望ましく、一方、取付基部の緩みやフレームロッド60自体への外力の作用によってフレームロッド60が不測に左右に振られて燃焼筒48の段部48aの上方圏内に偏ると、供給燃料量の変動に伴う炎検出電圧の変動が大きくなって不安定で着火の有無を把握し難いものとなる(ろ)。そこでこの現象を利用して、炎検出電圧V’の値に応じてフレームロッド60位置が適正か否かを判定させ、この判定結果を表示してフレームロッド位置異常を報知するものである。すなわち、予め炎電流値自体を上記(い)及び(ろ)で確認しておき、制御部31にそれらの値を記憶することで(い)または(ろ)の区分であるかを判定できる(図19)。このように構成すると、フレームロッド60位置が自己診断でき異常を早期に対応できる。
なお、上記フレームロッド位置の自己診断手段においては、点火後所定時間内に炎検出電圧を監視し、所定幅以上に変動すると、位置が燃焼筒48の圏内に偏ると判断させる方法でもよい。
図20はバーナの点検を容易にする配置構成に係る。バーナ7は、入口風胴90の底板部90aに縦軸91回りに回転する回転テーブル92を構成し、該テーブル92の上方にバーナ7本体を装着するもので、入口風胴81内において前後向きに変更可能に設けられている。93、94は固定手段を示す。なお、燃料ノズル、イグナイタ、フレームロッド用の配線はバーナ7本体近傍で切り離し可能に構成する。従ってバーナ7点検時には、燃焼盤56や気化筒52等を後面または側面に向けることができ、作業員はバーナ7を取り外さなくとも容易にバーナ各部を点検できる。
穀粒乾燥機の正断面図である。 穀粒乾燥機の側断面図である。 穀粒乾燥機の平断面図である。 制御盤正面図である。 制御ブロック図である。 熱風温度検出器設置一例を示す正断面図である。 燃焼量−検出温度差関係グラフである。 バーナ一例の断面図である。 外気温度検出器設置一例の側面図である。 バーナと遠赤外線放射体との接続部を示す側面図である。 同上の平面図である。 フローチャートである。 フローチャートである。 フローチャートである。 従来例を示す吸引ファン部の側断面図(1)、一部断面した正面図(2)である。 吸引ファン部の正面図(1)、側面図(2)である。 フローチャート(1)、及びオンタイム−炎検知電圧関係表(2)である。 バーナ燃焼筒部の正面図(1)、及びその断面図(2)である。 フローチャートである。 バーナの異なる支持機構を示す側断面図である。
符号の説明
1…乾燥機枠、2…貯留室、3…乾燥室、4…集穀室、5…昇降機、6…赤外線放射体、7…バーナ、31…制御部、58…イグナイタ(点火手段)、60…フレームロッド(火炎有無検出手段)、61…熱風温度検出器、62…外気温度検出器、80…電磁ポンプ

Claims (2)

  1. 貯留室の穀粒を穀粒流下通路を流下させながら該穀粒にバーナ火炎によって加熱された熱風を流通させることにより所定の水分値に仕上げる穀粒乾燥装置において、上記バーナは、少なくとも燃料供給信号によって供給量を大小に調整しうる燃料供給手段、点火手段、及び火炎の有無を検出する火炎有無検出手段を備え、上記燃料供給信号が所定流量以上であって、上記火炎有無検出手段からの炎有りの信号入力状態であり、かつ検出熱風温度と検出外気温度との差が所定値以下の状態のとき、上記燃料供給信号による燃料供給を遮断すべく異常出力する制御手段を設けたことを特徴とするバーナ異常検出装置。
  2. 貯留室の穀粒を穀粒流下通路を流下させながら該穀粒にバーナ火炎によって加熱された熱風を流通させることにより所定の水分値に仕上げる穀粒乾燥装置において、上記バーナは、少なくとも燃料供給信号によって供給量を大小に調整しうる燃料供給手段、点火手段、及び火炎の有無を検出する火炎有無検出手段を備え、上記火炎有無検出手段からの炎有りの信号入力状態で、かつ炎有り信号から所定時間経過後検出熱風温度と検出外気温度との差が所定値以下の状態のとき上記燃料供給信号による燃料供給を遮断すべく異常出力することを特徴とするバーナ異常検出装置。
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