JP4186747B2 - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
従来、複写機、プリンタ、スキャナー、ファックス機能を一台に集約したマルチファンクション画像システムが提案されている。このマルチファンクション画像システムでは、さまざまなサービスのターミナルとなる。ディジタルカラーマルチファンクションでは、その高画質とディジタルの効用より、従来、プリントショップ(DPE)や、簡易印刷への適用が行われている。また、メンテナンス性の高さより、今後、その市場へ進出する。
複写機時代の普通紙限定のコピー・プリントから、多種多様の用紙、メディアに印字され、印刷用コート上、また写真用光沢紙などにより、印刷及び写真に、匹敵する画質となってきている。上記画像システムにおいて、自動原稿送り装置などで、写真等の原稿を読み取る場合、原稿に傷がついてしまうという問題があった。
特許文献1記載の写真原稿用ホルダは、このような問題点を解決するものであって、光拡散シートと透明樹脂シートにより、写真原稿を挟み、写真原稿の傷に起因して生じる読み取り画像の黒い傷を防止するものである。
また、読取画像に対する画像処理について以下のような技術が提案されている。特許文献2記載の画像形成装置は、拡張ボックスに接続することにより、各種の画像編集等を行うことができるというものである。
また、特許文献3記載の画像処理装置は、複数のサイズのうちの一のサイズを一括して印刷部に印刷させた後、他のサイズの画像を一括して印刷させるように各画像データの印刷順序を変更するというものである。
特開平8−32745号 特開2000−333026号 特開2002−137484号
しかしながら、上記画像システムにおいて、画像読取を行う際に、写真や名刺などのように小さい原稿を複数枚同時にプラテンガラス上に並べて置く場合、理想的には、原稿がプラテンガラス上に規則正しく配列されることが好ましいが、実際には、プラテンガラス上の原稿の向きがまちまちになってしまい、原稿の位置がずれてしまう。また、原稿押え装置を閉じると、さらに、原稿の位置ずれが生じてしまうという問題がある。また、一枚一枚、プラテンガラス14上に規則正しく並べるのは、手間と時間がかかってしまうという問題があった。
また、特許文献1記載の写真原稿用ホルダでは、透明樹脂シートにより原稿を挟んで原稿が傷つくのを防止するようにしているが、複数の原稿を透明シートに挟む際に原稿の位置がずれてしまうという。
また、特許文献2記載の画像形成装置は、一般的なディジタルカラーマルチファンクションによる機能を提案するものであり、複数の原稿を一度に読み取った際に、原稿の位置ずれを防止することはできない。
また、特許文献3記載の画像処理装置では、印刷時の印刷順序を変えるというものであり、複数の原稿を一度に読み取った際に、原稿の位置ずれを防止することはできない。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、複数の原稿を一度に読み取った場合でも、各原稿画像の回転補正量を生成できる画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の画像処理装置は、読取画像データ内に含まれる原稿画像の傾きを検出できる画像処理装置において、複数の原稿画像を含む読取画像データを前記原稿画像毎の領域に分割する画像分割手段と、前記画像分割手段により分割された各領域について1ライン毎に原稿画像部か非原稿画像部かを識別し、当該原稿画像部を有する列のうち、前記原稿画像部が最も短い列と、当該最も短い列から最短距離にある、原稿画像部が最も長い列とから特定した座標に基づいて、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転量を検出し、前記各原稿画像の回転補正量を生成する補正量生成手段とを有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、分割した各画像データに基づいて、各原稿画像の回転補正量を生成するので、複数の原稿を一度に読み取った場合であっても、各原稿画像の傾き補正量を生成することができる。
また、請求項2記載の画像処理装置は、請求項1記載の画像処理装置において、更に、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量に従って、前記各原稿画像の傾きを補正する補正手段を有することを特徴とする。請求項2記載の発明によれば、各原稿画像の回転方向及び各原稿画像の回転補正量に従って、各原稿画像の傾きを補正するようにしたので、複数の原稿を同時に読み取った場合であっても、各原稿について位置ずれのない画像データを得ることができる。
また、請求項3記載の画像処理装置は、請求項1又は請求項2記載の画像処理装置において、更に、所定のネットワークを介して、前記読取画像データ、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量を外部へ出力する出力手段を有することを特徴とする。請求項3記載の発明によれば、複数の原稿を同時に読み取った場合であっても、各原稿について位置ずれのない画像データを提供することができる。
また、請求項4記載の画像処理装置は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、更に、前記画像分割手段による分割後の画像データを2値化処理により前記原稿画像と背景画像に分離する2値化手段を有することを特徴とする。請求項4記載の発明によれば、2値化処理により原稿画像と背景画像に分離するようにしたので、原稿画像の傾きが検出しやすくなる。
また、請求項5記載の画像処理装置は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、更に、前記画像分割手段による分割後の画像データに対して収縮膨張を行う収縮膨張手段を有することを特徴とする。請求項5記載の発明によれば、収縮膨張により孤立点として現れるノイズを除去することができる。
また、本発明は、請求項に記載のように、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記補正量生成手段は、前記原稿画像部が最も短い列の位置に基づき前記各原稿画像の回転方向を検出することを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、例えば原稿画像部が最も短い列が原稿画像の上にある場合に、原稿画像部が最も短い列が原稿画像の左側にあれば原稿画像が時計回りの方向に回転し、原稿画像部が最も短い列が原稿画像の右側にあれば原稿画像が時計回りと反対方向に回転していることが分かるので、簡単に各原稿画像の回転方向を検出することができる。
また、本発明は、請求項に記載のように、請求項1から請求項記載の画像処理装置において、前記補正量生成手段は、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量をタグ情報として生成することを特徴とする。請求項記載の発明によれば、各原稿画像の回転方向及び原稿画像の回転補正量をタグ情報として用いることができる。
また、請求項記載の画像処理装置は、請求項記載の画像処理装置において、更に、前記タグ情報をファイルに付加する手段を有することを特徴とする。請求項記載の発明によれば、各原稿画像の回転方向及び各原稿画像の回転補正量をタグ情報としてファイルに付加することができる。
また、請求項記載の画像処理装置は、請求項2記載の画像処理装置において、更に、編集処理の設定が可能な設定手段と、前記設定手段における設定に従って、前記補正手段による補正後の原稿画像に対して編集画像を生成する編集手段とを有することを特徴とする。請求項記載の発明によれば、補正手段による補正後の原稿画像に対して編集画像を生成できるようにしたので、各原稿について位置ずれのない原稿画像に基づいて画像編集を行うことができる。
また、請求項10記載の画像処理装置は、請求項9記載の画像処理装置において、更に、前記補正手段による補正後の原稿画像又は前記編集手段による編集後の編集画像を所定の表示装置に表示させる手段を有することを特徴とする。請求項10記載の発明によれば、補正後の原稿画像又は編集後の編集画像を表示装置に表示することができる。
また、請求項11記載の画像形成装置は、画像処理装置と、前記画像処理装置による処理後の画像データに基づいて所定の用紙上に画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置であって、前記画像処理装置は、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の画像処理装置であることを特徴とする。請求項11記載の発明によれば、複数の原稿を同時に読み取った場合であっても、各原稿について位置ずれのない画像データに基づいて所定の用紙上に画像を形成できる。
また、本発明は、請求項12に記載のように、請求項11記載の画像形成装置において、前記画像形成手段は、前記画像処理装置による処理後の複数の原稿画像データに基づいて1枚の用紙上に画像を形成することを特徴とする。請求項12記載の発明によれば、1枚の用紙上に複数の原稿画像を形成することができる。
また、本発明は、請求項13に記載のように、請求項11記載の画像形成装置において、前記画像形成手段は、前記画像処理装置による処理後の複数の原稿画像データに基づいて各用紙上に画像を形成することを特徴とする。請求項13記載の発明によれば、各用紙上に原稿画像を形成することができる。
また、本発明は、請求項14記載のように、請求項11記載の画像形成装置において、前記画像形成手段は、前記表示装置に表示した原稿画像の中から前記設定手段により選択された原稿画像に基づいて所定の用紙上に画像を形成することを特徴とする。請求項11記載の発明によれば、選択された原稿画像を印刷することができる。
また、請求項15記載の画像処理方法は、読取画像データ内に含まれる原稿画像の傾きを検出する画像処理方法において、複数の原稿画像を含む読取画像データを前記原稿画像毎の領域に分割する画像分割工程と、前記画像分割工程により分割された各領域について1ライン毎に原稿画像部か非原稿画像部かを識別し、当該原稿画像部を有する列のうち、前記原稿画像部が最も短い列と、当該最も短い列から最短距離にある、原稿画像部が最も長い列とから特定した座標に基づいて、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転量を検出して、前記各原稿画像の回転補正量を生成する補正量生成工程とを有することを特徴とする。
請求項15記載の発明によれば、分割した各画像データに基づいて、各原稿画像の回転補正量を生成するので、複数の原稿を一度に読み取った場合であっても、各原稿画像の回転補正量を生成することができる。
また、請求項16記載の画像処理方法は、請求項15記載の画像処理方法において、更に、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量に従って、前記各原稿画像の傾きを補正する補正工程を有することを特徴とする。請求項16記載の発明によれば、各原稿画像の回転方向及び各原稿画像の回転補正量に従って、各原稿画像の傾きを補正するようにしたので、複数の原稿を同時に読み取った場合であっても、各原稿について位置ずれのない画像データを得ることができる。
また、請求項17記載の前記画像処理方法は、請求項15又は請求項16記載の画像処理方法において、更に、所定のネットワークを介して前記読取画像データ、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量を外部へ出力する工程を有することを特徴とする。請求項17記載の発明によれば、複数の原稿を同時に読み取った場合であっても、各原稿について位置ずれのない画像データを提供することができる。
また、請求項18記載の画像処理方法は、請求項15から請求項17のいずれか一項に記載の画像処理方法において、更に、前記画像分割工程による分割後の画像データを2値化処理により前記原稿画像と背景画像に分離する2値化工程を有することを特徴とする。請求項18記載の発明によれば、2値化処理により原稿画像と背景画像に分離するようにしたので、原稿画像の傾きが検出しやすくなる。
また、請求項19記載の画像処理方法は、請求項15から請求項18のいずれか一項に記載の画像処理方法において、更に、前記画像分割工程による分割後の画像データに対して収縮膨張を行う収縮膨張工程を有することを特徴とする。請求項19記載の発明によれば、収縮膨張により孤立点として現れるノイズを除去することができる。
また、本発明は、請求項20に記載のように、請求項15から請求項19のいずれか一項に記載の画像処理方法において、前記補正量生成工程は、前記原稿画像部が最も短い列の位置に基づき前記各原稿画像の回転方向を検出することを特徴とする。
請求項20記載の発明によれば、例えば原稿画像が最も短い列が原稿画像の上にある場合に、原稿画像部が最も短い列が原稿画像の左側にあれば原稿画像が時計回りの方向に回転し、原稿画像部が最も短い列が原稿画像の右側にあれば原稿画像が時計回りと反対方向に回転していることが分かるので、簡単に各原稿画像の回転方向を検出することができる。
また、本発明は、請求項21に記載のように、請求項15から請求項20記載のいずれか一項に記載の画像処理方法において、前記補正量生成工程は、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量をタグ情報として生成することを特徴とする。請求項21記載の発明によれば、各原稿画像の回転方向及び各原稿画像の回転補正量をタグ情報として用いることができる。
また、請求項22記載の画像処理方法は、請求項21記載の画像処理方法において、更に、前記タグ情報をファイルに付加する工程を有することを特徴とする。請求項22記載の発明によれば、各原稿画像の回転方向及び各原稿画像の回転補正量をタグ情報としてファイルに付加することができる。
また、請求項23記載の画像処理方法は、請求項16記載の画像処理方法において、更に、編集処理の設定が可能な設定工程と、前記設定工程における設定に従って、前記補正工程による補正後の原稿画像に対して編集画像を生成する編集工程とを有することを特徴とする。請求項23記載の発明によれば、補正後の原稿画像に対して編集画像を生成できるようにしたので、各原稿について位置ずれのない原稿画像に基づいて画像編集を行うことができる。
また、請求項24記載の記画像処理方法は、請求項23記載の画像処理方法において、更に、前記補正工程による補正後の原稿画像又は前記編集工程による編集後の編集画像を所定の表示装置に表示する工程を有することを特徴とする。請求項24記載の発明によれば、補正後の原稿画像又は編集後の編集画像を表示装置に表示することができる。
また、請求項25記載のプログラムは、読取画像データ内に含まれる原稿画像の回転補正量を生成する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、複数の原稿画像を含む読取画像データを前記原稿画像毎の領域に分割する画像分割処理と、前記画像分割処理により分割された各領域について1ライン毎に原稿画像部か非原稿画像部かを識別し、当該原稿画像部を有する列のうち、前記原稿画像部が最も短い列と、当該最も短い列から最短距離にある、原稿画像部が最も長い列とから特定した座標に基づいて、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転量を検出し、前記各原稿画像の回転補正量を生成する補正量生成処理を前記コンピュータに実行させる。
請求項25記載の発明によれば、分割した各画像データに基づいて、各原稿画像の回転補正量を生成するので、複数の原稿を一度に読み取った場合であっても、各原稿画像の回転補正量を生成することができる。
また、請求項26記載のプログラムは、読取画像データ内に含まれる原稿画像の傾き補正する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、複数の原稿画像を含む読取画像データを前記原稿画像毎の領域に分割する画像分割処理と、前記画像分割処理により分割された各領域について1ライン毎に原稿画像部か非原稿画像部かを識別し、当該原稿画像部を有する列のうち、前記原稿画像部が最も短い列と、当該最も短い列から最短距離にある、原稿画像部が最も長い列とから特定した座標に基づいて、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転量を検出し、前記各原稿画像の回転補正量を生成する補正量生成処理と、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量に従って、前記各原稿画像の傾きを補正する補正処理とを前記コンピュータに実行させる。
請求項26記載の発明によれば、各原稿画像の回転方向及び各原稿画像の回転補正量に従って、各原稿画像の傾きを補正するようにしたので、複数の原稿を同時に読み取った場合であっても、各原稿について位置ずれのない画像データを得ることができる。
また、請求項27記載のプログラムは、読取画像データ内に含まれる原稿画像の傾きを補正する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、複数の原稿画像を含む読取画像データを前記原稿画像毎の領域に分割する画像分割処理と、前記画像分割処理により分割された各領域について1ライン毎に原稿画像部か非原稿画像部かを識別し、当該原稿画像部を有する列のうち、前記原稿画像部が最も短い列と、当該最も短い列から最短距離にある、原稿画像部が最も長い列とから特定した座標に基づいて、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転量を検出し、前記各原稿画像の回転補正量を生成する補正量生成処理と、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量に従って、前記各原稿画像の傾きを補正する補正処理と、編集処理の設定が可能な設定手段における設定に従って、前記補正処理による補正後の原稿画像に対して編集画像を生成する編集処理とを前記コンピュータに実行させる。
請求項27記載の発明によれば、補正後の原稿画像に対して編集画像を生成できるようにしたので、複数の原稿を同時に読み取った場合あっても、各原稿について位置ずれのない原稿画像に基づいて画像編集を提供することができる。
以上説明したように、本発明によれば、複数の原稿を一度に読み取った場合でも、各原稿画像の回転補正量を生成できる画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラムを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明する。
図1は、画像システム10のブロック図である。この画像システム10は、複合機1、クライアントPC11、ネットワーク12を含んで構成されている。複合機1は、複写機、プリンタ、スキャン及びファックス等の機能を有する。複合機1とクライアントPC11は、イーサネット(登録商標)等のネットワーク12により接続されている。
また、複合機1は、画像読取装置2、複写機用の画像処理装置3、画像出力装置4、プリンタ用の画像処理装置5、ファックスユニット6、ネットワークインターフェース回路7、操作部8、表示装置9を備えている。
図2は、画像読取装置2を説明するための図である。図2に示すように、画像読取装置2は、原稿18を透明なプラテンガラス14上に、原稿面がガラス方向になるようにおき、原稿18がプラテンガラス14に対して浮かないように、原稿押え装置15で原稿18を押える。また、原稿押え装置15の替わりに、自動原稿送り装置を具備するようにしてもよい。
プラテンガラス14に置かれた原稿18は、電源21からの電源に基づき光源22によって照明され、ミラー23及びレンズ24などの光学系を経由して、CCD(Charge Coupled Device)センサー25により、撮像・スキャンされ、電気信号へ変換され、画像処理装置3へ出力される。
図3は、プラテンガラス上の理想的な原稿の配列状態を示す図である。図4は、プラテンガラス上で位置ずれが生じた原稿の配列状態を示す図である。画像システム10において、一般に定型サイズの原稿をコピー、スキャン、ファックス等を行う場合、画像読取装置2のプラテンガラス14上に置き、原稿18の一片をプラテンガラス14横の段差などに当て、原稿設定の操作を行う。
しかしながら、写真や名刺などのプラテンガラス14のサイズより小さい複数枚の原稿を、プラテンガラス14上に並べて置く場合、理想的には、図3に示すような状態をユーザーはイメージするが、実際には、図4のように、向きがまちまちになってしまう。また、この状態で、原稿押え装置15を置くと、さらに、向きがまちまちになってしまう。
次に、複写機用の第1画像処理装置3について説明する。図5は、複写機用の第1画像処理装置のブロック図である。図5に示すように、複写機用の第1画像処理装置3は、入力側色補正処理部131、画像分割部132、2値化ノイズ除去部133、回転方向・回転補正量生成部134、文字、写真分離処理部135、ディジタルフィルタ処理部136、出力側色補正処理部137、ガンマ補正部138、スクリーン処理部139、回転補正処理部140、画像編集部141、記憶部142を有する。
画像読取装置2により得られた電気信号は、ディジタル画像処理のため、A/D変換が施され、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)のRGB色空間の画像信号として、複写機用の第1画像処理装置3へ入力される。入力側色補正処理部131は、RGB色空間の画像信号を均等色空間であるL*a*b*信号に変換し、画像読取装置2に依存する色補正を行う。
画像分割部132は、画像分割手段に相当し、画像読取装置2から得られた複数の原稿画像を含む読取画像データを原稿画像毎の領域に分割する。
画像分割部132は、例えば読取画像のエッジを抽出することにより、複数の原稿画像毎の領域に分割する。画像分割部132で分割された画像データは、記憶部142に蓄積される。なお、その後の処理は、原稿画像毎に分割された画像信号毎に行われる。
2値化ノイズ除去部133は、分割された画像信号に対して、2値化処理及び収縮膨張処理によるノイズ除去を行う。2値化処理は、画像分割手段による分割後の画像データを原稿画像と背景画像に分離する。収縮膨張処理は、例えば収縮膨張フィルタ(最小値→最大値フィルタ)を用いて行われる。収縮によって、細かい部分(ノイズである可能性が高い)が消え、その後に膨張しても元に戻らない。これにより、孤立点として現れることが多いノイズを消去することができる。2値化ノイズ除去部133が2値化手段、収縮膨張手段に相当する。
回転方向・回転補正量生成部134は、補正量生成手段に相当し、画像分割部により分割された各画像データに基づいて、各原稿画像の回転方向及び各原稿画像の回転量を検出して各原稿画像の回転補正量を生成する。回転方向・回転補正量生成部134は、各原稿画像の回転方向及び各原稿画像の回転補正量を回転補正処理部140へ出力する。また、回転方向・回転補正量生成部134は、各原稿画像の回転方向及び各原稿画像の回転補正量をタグ情報として生成するようにしてもよい。
文字、写真分離処理部135は、補正後のL*a*b*画像信号により、入力画像が面内で、文字であるか写真であるかを判定し、分離し、後も処理パラメータを切り替える。一般に、文字と判定されたところは、文字・線画で重要となるエッジ再現が良好になるように、処理し、また、写真と判定されたところは、写真・絵柄で重要になる階調性、粒状性が良好になるように、処理がほどこされる。
ディジタルフィルタ処理部136は、空間周波数関連の再現を補正する。出力側色補正処理部137は、画像出力装置4の特性を補正するために、L*a*b*からマーキング部材の色空間であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のYMCK信号に変化させる。ガンマ補正部138は、ガンマ補正を行う。スクリーン処理部139は、面積階調再現方式の場合、スクリーン処理を施す。
回転補正処理部140は、回転方向・回転補正量生成部134から取得した各原稿画像の回転方向及び各原稿画像の回転補正量に基づいて、スクリーン処理された原稿画像信号の傾きを補正する。また、スクリーン処理上流に回転補正処理部140を設けても良いが、スクリーン後の高解像度画像信号で、回転補正を行った場合、補正精度向上が期待できるので、本実施例では、スクリーン処理部139の後段に回転補正処理部を設けている。
画像編集部141は、編集手段に相当し、設定手段における設定に従って、回転補正処理部140による補正後の原稿画像に対して編集画像を生成する。この画像編集部141は、操作部8からの操作者の指示により設定され、傾き補正後の原稿画像に対して例えば変倍、鏡像、移動等様々な画像編集処理を行う。
画像編集部141に入力された画像は、操作部8により設定された値に応じて、ROM(Read Only Memory)144に予め設定されている処理プログラムに従って、CPU(中央処理装置)143により処理される。また、画像編集部141で編集された画像信号は、画像出力装置4へ出力されて用紙上に印刷することができるようになっている。記憶部142は、画像分割部132で分割された画像を記憶する。
第1画像処理装置3における各種処理は、CPU143により統括的に制御されており、CPU143に接続されたROM144は各種制御プログラム等を格納しており、RAM(Random Access Memory)145を作業領域として動作する。
次に、プリンタ用の第2画像処理装置5について説明する。図6は、プリンタ用の第2画像処理装置5のブロック図である。プリンタの場合、ページ記述言語(PDL:Page Description Language)による中間ファイルが、ネットワーク7を介して、クライアントPCから送られる。一般的なディジタルカラーマルチファンクションの場合、クライアントPC上のアプリケーションで作成された文書は、OS(Operating System)及びプリンタドライバーにより、PDLに変換され、ネットワーク12を経由して、第2画像処理装置5に渡される。
図6に示すように、第2画像処理装置5は、例えばプリンタコントローラにより構成され、ファイル処理部51、色補正処理部52、ガンマ補正部53、スクリーン処理部54を有する。ファイル処理部51は、デコンポーザにより、PDLデータをレンダリング処理、リッピング処理をし、画像データにする。その際、クライアントPCにおけるアプリケーションにより、色空間がRGB信号とYMCK信号の場合がある。
色補正処理部52は、複写機画像処理装置3と同様に、画像出力装置4の特性を補正するために、L*a*b*信号からマーキング部材の色空間であるYMCK信号に変化させる。ガンマ補正部53は、ガンマ補正を行う。スクリーン処理部54は、面積階調再現方式の場合、スクリーン処理を行い、処理後の画像データを画像出力装置4へ出力する。
次に、画像出力装置4について説明する。なお、ここでは、画像出力装置4Aとして、4サイクル方式の電子写真方式によるカラー印字装置を用いたものを例にとって説明する。図7は、4サイクル方式の画像出力装置について説明するための図である。
図7に示すように、画像出力装置4Aは、スクリーン処理された画像信号を、レーザー駆動部41にて、レーザー露光時間へと変調する。帯電部42によりチャージアップされた感光体43に、変調が施されたレーザーによる露光がおこなわれ、静電潜像が形成される。そして、現像部44により、トナーによる像が感光体43上に形成され、転写ロール45上の用紙に転写される。
4サイクル方式の場合、上記プロセスを4回、感光体43と転写ロール45を回転させて行われ、最終色転写後、転写ロール45から用紙が剥離され、定着器46により画像定着される。部品点数が少ないため、低コストで設計が可能であるが、YMCKを4回転するため、高速印字には向いていない。
次に、画像出力装置4の他の例について説明する。図8は、タンデム方式の画像出力装置4Bについて説明するための図である。本方式は、レーザー駆動部41B、帯電部42B、感光体43B、現像器44B、4つ並べ、一度に画像を形成する方式である。図8に示すように、画像出力装置4Bは、スクリーン処理された画像信号を、レーザー駆動部41Bにて、レーザー露光時間へと変調する。
帯電部42Bによりチャージアップされた感光体43Bに、変調が施されたレーザーによる露光がおこなわれ、静電潜像が形成される。そして、現像部44Bにより、トナーによる像が感光体43B上に形成され、転写ベルト47上の用紙に転写される。転写ベルト47から用紙が剥離され、定着器46Bにより画像定着される。部品点数が多くなるが、高速印字には本タンデムが用いられる。
なお、画像出力装置4は、画像形成手段に相当し、画像処理装置3による処理後の画像データに基づいて所定の用紙上に画像を形成するものである。
ネットワークインターフェース回路7は、データの送受信の各種制御を行う。操作部8は、用紙サイズ、部数、画像編集部141への各種設定を行うことができる。表示装置9は、操作部8による設定内容、回転補正処理部140での補正後の原稿画像、画像編集部141での編集後の編集画像を表示するものである。
次に、図5に示した画像分割部132が行う画像分割について説明する。図9は、画像分割部132が行う画像データの分割について説明するための図であり、同図(a)は、複数の原稿画像を含む読み取り画像を各原稿画像毎の領域に分割した様子を示した図、同図(b)は、(a)の左上の分割画像の拡大図を示している。
図9において、Eは読取画像、Fは原稿画像、Gは分割画像、Hは背景画像をそれぞれ示している。なお、図9では、複数の原稿をプラテンガラス14上に並べて画像の読取を行う場合を例にとって説明するが、例えば、見開きの本の画像を読み取る場合にも本実施例が適用される。
次に、回転方向・回転補正量生成部134が行う原稿画像の回転方向及び原稿画像の回転量の検出について説明する。図10は、原稿画像が時計回りと逆方向に回転している場合の原稿画像の回転方向及び原稿画像の回転量の検出を説明するための図である。また、図11は、原稿画像が時計回りの方向に回転している場合の原稿画像の回転方向及び原稿画像の回転量の検出を説明するための図である。
図10及び図11において、Fは原稿画像、Gは分割画像、Hは背景画像をそれぞれ示し、原稿画像Gの左上を原点とし、水平方向をX軸、垂直方向をY軸とする。回転方向・回転補正量生成部134は、2値化ノイズ除去部133により2値化及びノイズ除去処理された画像信号を1ライン毎に原稿部の画像か非原稿部の画像か識別して、原稿画像のある画像部を“1”とし、原稿画像のない背景を“0”としてアドレス対応付けて所定の記憶部142に記憶する。
回転方向・回転補正量生成部134は、分割された入力信号毎に、各列の値より、原稿画像である“1”信号のある列の中で最も短い列を、比較演算で見つける。ここで、原稿画像である“1”信号のある列の中で最も短い列は、図10ではL1の列であり、図11では、L3の列である。
次に、最も短い列の先頭画像部位置(図10及び図11に示す1)の座標を(X1F,Y1F)とし、最も短い列の最終画像部位置(図10及び図11に示す2)の座標を(X1T,Y1T)とする。また、回転方向・回転補正量生成部134は、分割された入力信号毎に、各列の値より、すべて原稿画像部の列、すなわち全て原稿画像である“1”信号のある列を、比較演算で見つける。ここで、すべて原稿画像部の列とは、図10ではL2の列であり、図11ではL4の列である。
次に、回転方向・回転補正量生成部134は、すべて原稿画像部の列の先頭画像部位置(図10及び図11に示す3)の座標を(X2F,Y2F)とし、すべて原稿画像部の列の最終画像部位置(図10及び図11に示す4)を(X2T,Y2T)とする。
次に、回転方向・回転補正量生成部134は、分割された入力信号毎に、最も短い列の先頭画像部位置のX座標X1Fとすべて原稿画像部の列の先頭画像部位置のX座標X2Fとが遠く、かつ、最も短い列の最終画像部位置のX座標X1Tとすべて原稿画像部の列の最終画像部位置のX座標X2Tが近い場合は、図10に示すように、原稿画像が時計回りと反対方向に回転していると判定する。
また、回転方向・回転補正量生成部134は、最も短い列の先頭画像部位置のX座標X1Fとすべて原稿画像部の列の先頭画像部位置のX座標X2Fとが近く、かつ、最も短い列の最終画像部位置のX座標X1Tとすべて原稿画像部の列の最終画像部位置のX座標X2Tが遠い場合は、図11に示すように、原稿画像が時計回りと同一の方向に回転していると判定する。
回転方向・回転補正量生成部134は、原稿が時計回りと反対方向に回転している場合は「0」、原稿が時計回りと同一方向に回転している場合は「1」とする回転方向タグを生成する。
次に、回転方向・回転補正量生成部134は、分割された入力信号毎に、回転補正量を算出する。回転方向・回転補正量生成部134は、図10に示すように、原稿が時計回りと反対方向に回転している場合は、最も短い列の最終画像部位置(X1T,Y1T)とすべて原稿画像部の列の先頭画像部位置(X2F,Y2F)より、回転補正量X3A=X1T−X2F、回転補正量Y3A=Y2F−Y1Tを求める。
回転方向・回転補正量生成部134は、図11に示すように、原稿が時計回りと同一方向に回転している場合は、最も短い列の先頭画像部位置(X1F,Y1F)とすべて原稿画像部の列の最終画像部位置(X2T,Y2T)より、回転補正量X3B=X2T−X1F、回転補正量Y3B=Y2T−Y1Fを求める。
回転方向・回転補正量生成部134は、分割された入力信号毎に、回転方向タグ、回転補正量を添付して回転補正処理部140へ出力する。
次に、画像システムの動作について説明する。図12は画像システム10の動作フローチャートである。複数又は1枚の原稿を、画像読取装置2のプラテンガラス14上に置き、原稿押え装置15を閉じる。コピーまたはスキャンボタンを押す。
ステップS1において、画像読取装置2は、プラテンガラス14上の原稿を読み取る。原稿読取装置2で読み取られた読取画像信号は、所定のA/D変換部によりA/D変換され、RGB色空間の画像信号として、複写機用の第1画像処理装置3へ入力される。
次に、第1画像処理装置3の入力側補正処理部131は、RGB色空間の画像信号を均等色空間であるL*a*b*信号に変換し、変換したL*a*b*信号を画像分割部132へ出力する。
ステップS2において、画像分割部132は、入力画像信号を原稿画像毎の領域に分割し、分割した画像を記憶部142に記憶するとともに、2値化ノイズ除去部133へ出力する。
ステップS3において、2値化ノイズ除去部133は、分割された入力信号毎に、2値化処理を行う。このとき、2値化ノイズ除去部133は背景画像を「0」、原稿画像部を「1」とする。
ステップS4において、2値化ノイズ除去部133は、分割された入力信号毎に、収縮膨張処理にて、孤立点ノイズを除去する。2値化ノイズ除去部133により2値化処理及びノイズ除去処理された分割画像データは、回転方向・回転補正量生成部134へ入力される。
ステップS5において、回転方向・回転補正量生成部134は、分割された入力信号毎に、各列の値より、原稿画像部あり、かつ原稿画像部が最も短い列を、比較演算で検出し、最も短い列の先頭画像部位置の座標を(X1F,Y1F)とし、最も短い列の最終画像部位置の座標を(X1T,Y1T)とする。
ステップS6において、回転方向・回転補正量生成部134は、分割された入力信号毎に、各列の値より、すべて原稿画像部の列を、比較演算で検出し、すべて原稿画像部の列の先頭画像部位置の座標を(X2F,Y2F)とし、すべて原稿画像部の列の最終画像部位置の座標を(X2T,Y2T)とする。
ステップS7において、回転方向・回転補正量生成部134は、分割された入力信号毎に、原稿画像部が最も短い列の先頭画像部位置のX座標X1Fとすべて原稿画像部の列の先頭画像部位置のX座標X2Fが遠く、かつ、原稿画像部が最も短い列の最終画像部位置のX座標X1Tとすべて原稿画像部の列の最終画像部位置のX座標X2Tが近い場合は、図10に示す時計回りと反対方向に回転していると判定する。
また、回転方向・回転補正量生成部134は、原稿画像部が最も短い列の先頭画像部位置のX座標X1Fとすべて原稿画像部の列の先頭画像部位置のX座標X2Fが近く、かつ、原稿画像部が最も短い列の最終画像部位置のX座標X1Tとすべて原稿画像部の列の最終画像部位置のX画像X2Tが遠い場合は、図11に示すとけ回りに回転していると判定する。
回転方向・回転補正量生成部134は、時計回りと判定方向に回転している場合は「0」、時計回りと同一方向に回転している場合は、「1」として回転方向タグを生成する。
ステップS8において、回転方向・回転補正量生成部134は、分割された入力信号毎に、回転補正量を算出する。図10に示すように、時計方向と反対方向に回転している場合は、最も短い列の最終画像部位置(X1T,Y1T)とすべて画像部の列の先頭画像部位置(X2F,Y2F)より、X方向の回転補正量X3A=X1T−X2F、Y方向の回転補正量Y3A=Y2F−Y1Tを求める。
また、図11に示すように、時計方向と同一方向に回転している場合は、最も短い列の先頭画像部位置(X1F,Y1F)とすべて画像部の列の最終画像部位置(X2T,Y2T)より、X方向の回転補正量X3B=X2T−X1F、Y方向の回転補正量Y3B=Y2T−Y1Fを求める。回転方向・回転補正量生成部134は、分割された入力信号毎に、回転方向タグ、回転補正量を添付して回転補正処理部140へ出力する。
ステップS9において、回転補正処理部140は、回転方向・回転補正量生成部134から取得した回転方向タグ及び回転補正量情報に基づいて、スクリーン処理された画像信号の傾き補正を行う。回転補正処理部140は、補正後の画像データを、画像出力装置4へ出力し、画像出力装置4は、傾き補正後の画像データに基づき印字を行う。
第1実施例によれば、分割した各画像データに基づいて、各原稿画像の回転補正量を生成し、各原稿画像の回転方向及び各原稿画像の回転補正量に従って、各原稿画像の傾きを補正するようにしたので、複数の原稿を同時に読み取った場合であっても、各原稿について位置ずれのない画像データを得ることができる。
次に第2実施例について説明する。図13は、第2実施例に係る画像処理装置103及び画像出力装置104のブロック図である。なお、この画像処理装置103は、図1の複写機用の第1画像処理装置3に対応し、画像出力装置104は画像出力装置4に対応するものである。
図13に示すように、画像処理装置103は、入力側色補正処理部131、画像分割部132、2値化ノイズ除去部133、回転方向・回転補正量生成部134、文字・写真分離処理部135、ディジタルフィルタ処理部136、出力側色補正処理部137、ガンマ補正部138、スクリーン処理部139、記憶部142を有する。また、画像出力装置104は、回転補正処理部151を有する。
なお、上記実施例と同一の構成要素については同一符号を付するものとし、その説明を省略する。
第1実施例では、複写機用の第1画像処理装置3内に、回転補正処理部140を設けた例について説明したが、第2実施例では、画像出力装置104内に、回転補正処理部151を設けたものである。
回転方向・回転補正量生成部134は、上述した方法により回転方向タグ及び回転補正量を生成し、生成した回転方向タグ及び回転補正量を画像データに添付して、画像出力装置104の画像補正処理部151へ出力する。
画像出力装置104側では、画像補正処置部151が回転方向・回転補正量生成部134から取得した回転方向タグ及び回転補正量情報に基づいて、画像処理装置103から受け取った画像信号の原稿画像の傾き補正を行う。画像出力装置104は、傾き補正後の画像データに基づき印字を行う。
第2実施例によれば、分割した各画像データに基づいて、各原稿画像の回転補正量を生成し、画像出力装置104側で、各原稿画像の回転方向及び各原稿画像の回転補正量に従って、各原稿画像の傾きを補正するようにしたので、複数の原稿を同時に読み取った場合であっても、各原稿について位置ずれのない画像データを得ることができる。
次に第3実施例について説明する。図14は第3実施例に係る複写機用の画像処理装置203のブロック図である。なお、この画像処理装置203は、図1の複写機用の第1画像処理装置3に対応するものである。
図14に示すように、画像処理装置203は、入力側色補正処理部131、画像分割部132、2値化ノイズ除去部133、回転方向・回転補正量生成部134、記憶部142、ファイル生成部146を有する。なお、上記実施例と同一の構成要素については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。
ファイル生成部251は、回転方向・回転補正量生成部134が生成した回転方向タグ・回転補正量及び読取画像信号をファイル形式に変換する。また、この際の色空間は、処理無しであるRGB信号の場合、均等色空間のL*a*b*信号などがある。
この回転方向タグ・回転補正量は、後ほど、プリントする場合に使用され、他の本機能を搭載したプリンタにてプリントする場合に活用される。ファイル生成部251は、生成したファイルをネットワークI/F回路7へ出力する。ネットワークI/F回路7は、このファイルをクライアントPC11へ転向する。
第3実施例によれば、複数の原稿を同時に読み取った場合であっても、各原稿について位置ずれのない画像データを再現できる情報をクライアントPC11へ提供することができる。
次に第4実施例について説明する。図15は第4実施例に係るプリンタ用の第2画像処理装置305のブロック図である。この第2画像処理装置305は図1の第2画像処理装置5に対応するものである。
上記第3実施例では、読取画像信号、回転方向タグ及び回転補正量を含んだファイルをネットワーク12上のクライアントPC11へ提供する実施例について説明したが、第4実施例では、画像処理装置305がクライアントPC11からネットワーク12を介して、読取画像信号、回転方向タグ及び回転補正量を受け取った場合の処理について説明する。
図15は第4実施例に係る第2画像処理装置305を説明するための図である。図15に示すように、第2画像処理装置305は、ファイル処理部51、色補正処理部52、ガンマ補正部53、スクリーン処理部54、回転補正処理部351を有する。なお、上記実施例と同一の構成要素については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。
第2画像処理装置305は、クライアントPC11から読取画像信号、回転方向タグ、及び回転補正量を含むファイルを受け取ると、ファイル処理部51は、ファイルに含まれる読取画像信号、回転方向タグ、回転補正量とを分離する。
色補正処理部52は、読取画像信号をマーキング色空間であるYMCK信号に変換する。ガンマ補正部53は、ガンマ補正を行う。スクリーン処理部54は、スクリーン処理を行う。
回転補正処理部351は、スクリーン処理後の読取画像信号と、ファイル処理部51から取得した回転方向タグ及び回転補正量情報に基づいて原稿画像の傾き補正を行う。回転補正処理部351は、傾き補正が行われた画像データを画像出力部4へ出力し、画像出力部4では、傾き補正後の画像データに基づき画像形成が行われる。
第4実施例によれば、所定のネットワーク12を介して得られた読取画像データ、各原稿画像の回転方向及び各原稿画像の回転補正量に従って、各原稿画像の傾きを補正するようにしたので、複数の原稿を同時に読み取った場合であっても、各原稿について位置ずれのない画像データを得ることができる。この画像データに基づき画像形成を行うことができる。
なお、回転補正処理部351の後段に、図5に示す第1実施例で説明した画像編集部141を設けるようにしてもよい。また、図15に示した第2画像処理装置305をクライアントPC11内に設けるようにしてもよい。
次に第5実施例について説明する。図16は第5実施例に係る第2画像処理装置405及び画像出力装置404のブロック図である。第2画像処理装置405は図1に示した第2画像処理装置5に対応し、画像出力装置404は図1で示した画像出力装置4に対応するものである。
第4実施例では、回転補正処理部351を第2画像処理装置305内に設けるようにしていたが、第5実施例では、回転補正処理部451を画像出力装置404内に設けるようにしたものである。
図16に示すように、第2画像処理装置405は、ファイル処理部51、色補正処理部52、ガンマ補正部53、スクリーン処理部54を有する。画像出力装置403は回転補正処理部451を有する。なお、上記実施例と同一の構成要素については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。
画像処理装置405のファイル処理部51は、クライアントPC11から取得した読取画像信号、回転方向タブ及び回転補正量を含むファイルを分離する。ファイル処理部51は、読取画像信号を色補正処理部52へ出力し、回転方向タグ及び回転補正量を画像出力装置404の回転補正処理部へ出力する。
ファイル処理部51からの読取画像信号は、色補正処理部52、ガンマ補正部53、スクリーン処理部54によりそれぞれ処理され、処理された読取画像信号は画像出力装置404へ出力される。回転補正処理部451は、第2画像処理装置405からの読取画像信号を、ファイル処理部51から取得した回転方向タグ及び回転補正量情報に基づいて原稿画像の傾き補正を行う。画像出力装置404は、回転補正処理部451で傾き補正された画像データに基づき画像形成を行う。
第5実施例によれば、所定のネットワーク12を介して得られた読取画像データ、各原稿画像の回転方向及び各原稿画像の回転補正量に従って、画像出力装置404側で、各原稿画像の傾きを補正するようにしたので、複数の原稿を同時に読み取った場合であっても、各原稿について位置ずれのない画像データに基づき画像形成を行うことができる。
次に、第6実施例について説明する。第6実施例における構成は、第1実施例と同一の構成であるため、図1及び図5を用いて説明する。なお、操作部8を操作することにより以下の動作を指示することができる。まず、画像システム10の動作例1について説明する。
図17は画像システム10の動作例1を説明するための図であり、同図(a)は画像読取装置2のプラテンガラス14上に並べられた原稿を示す図、同図(b)は第1画像処理装置3での傾き補正後の画像を示す図、同図(c)は画像出力装置4で印刷された印刷物を示す図である。
画像読取装置2は、図17(a)に示すようにプラテンガラス14上に並べられた原稿を読み取る。画像分割部132は、画像読取装置2で読み取られた読取画像を原稿画像毎の領域に分割する。回転方向・回転補正量生成部134は、分割領域毎に、回転方向及び回転補正量を算出し、回転補正処理部140は、回転方向タグ及び回転補正量に基づき各原稿画像の傾き補正を行う。これにより、図17(b)に示すような傾き補正後の原稿画像を得ることができる。
画像出力装置4は、各原稿画像を原稿と同一の用紙又はユーザーによって指定された用紙に画像形成を行い、図17(c)に示すようにそれぞれの原稿画像データに基づいた印刷物を得ることができる。
次に、画像システム10の動作例2について説明する。図18は画像システム10の動作例2について説明するための図であり、同図(a)は画像読取装置2のプラテンガラス14上に並べられた原稿を示す図、同図(b)は第1画像処理装置3での傾き補正後の画像を示す図、同図(c)は画像出力装置4で印刷された印刷物を示す図である。
画像読取装置2は、図18(a)に示すようなプラテンガラス14上に並べられた原稿を読み取る。画像分割部132は、画像読取装置2で読み取られた読取画像を原稿画像毎の領域に分割する。回転方向・回転補正量生成部134は、分割領域毎に、回転方向及び回転補正量を算出し、回転補正処理部140は、回転方向タグ及び回転補正量に基づき各原稿画像の傾き補正を行う。これにより、図18(b)に示すような傾き補正後の原稿画像を得ることができる。
画像出力装置4は、すべての原稿画像を一枚の用紙上に画像形成を行い、図18(c)に示すように一枚の用紙上に8つの原稿が配置された印刷物を得ることができる。
次に画像システム10の動作例3について説明する。図19は画像システム10の動作例3を説明するための図であり、同図(a)は画像読取装置2のプラテンガラス14上に並べられた原稿を示す図、同図(b)は第1画像処理装置3での傾き補正後の画像を示す図、同図(c)は選択された原稿画像を示す図、同図(d)は画像出力装置4で印字された印刷物を示す図である。
画像読取装置2は、図19(a)に示すようなプラテンガラス14上に並べられた原稿を読み取る。画像分割部132は、画像読取装置2で読み取られた読取画像を原稿画像毎の領域に分割する。回転方向・回転補正量生成部134は、分割領域毎に、回転方向及び回転補正量を算出し、回転補正処理部140は、回転方向タグ及び回転補正量に基づき各原稿画像の傾き補正を行う。これにより、図19(b)に示すような傾き補正後の原稿画像が得られる。
また、図19(b)に示すような傾き補正後の原稿画像は、表示装置9に表示される。ユーザーは、この表示装置9の表示を見ながら、操作部8を用いて好みの原稿を選択する。画像編集部141は、操作部8の操作に応じて原稿画像を編集する。図19(c)に示すように、編集された原稿画像は、表示装置9に表示される。
画像出力装置4は、選択された原稿画像を原稿と同一サイズの用紙又はユーザーによって選択されたサイズの用紙上に画像形成を行い、図19(d)に示すようなそれぞれの原稿に基づいた印刷物を得ることができる。
次に画像システム10の動作例4について説明する。図20は画像システム10の動作例4を説明するための図であり、同図(a)は画像読取装置2のプラテンガラス14上に並べられた原稿を示す図、同図(b)は画像処理装置3での傾き補正後の画像を示す図、同図(c)は選択された原稿画像を示す図、同図(d)は編集された画像を示す図、同図(e)は画像出力装置4で印字された印刷部を示す図である。
画像読取装置2は、図20(a)に示すようなプラテンガラス14上に並べられた原稿を読み取る。画像分割部132は、画像読取装置2で読み取られた読取画像を原稿画像毎の領域に分割する。回転方向・回転補正量生成部134は、分割領域毎に、回転方向及び回転補正量を算出し、回転補正処理部140は、回転方向及び回転補正量に基づき各原稿画像の傾き補正を行う。これにより、図20(b)に示すような傾き補正後の原稿画像が得られ、この原稿画像は表示装置9に表示される。
ユーザーは、この表示装置9の表示を見ながら、操作部8を用いて好みの原稿を選択し、各種編集指示を行う。ここでは、ユーザーが一枚の用紙上に4つの原稿を印刷することを指示するものとする。
画像編集部141は、操作部8の操作に応じて原稿画像を編集する。ここでは、画像編集部141により、一枚の用紙上に4つ原稿画像が印刷されるように、原稿画像の変倍が行われる。原稿編集部141で編集された原稿画像を図20(d)に示している。編集された画像は表示装置9に表示される。
画像出力装置4は、原稿編集部141で編集された画像を、原稿と同一サイズの用紙又はユーザーによって選択されたサイズの用紙上に画像形成を行い、図20(e)に示すような一枚の用紙上に4つの原稿が印刷された印刷物を得ることができる。
次に画像システム10の動作例5について説明する。図21は画像システム10の動作例5を説明するための図であり、同図(a)は画像読取装置2のプラテンガラス14上に並べられた原稿を示す図、同図(b)は画像処理装置3での傾き補正後の画像を示す図、同図(c)は選択された原稿画像を示す図、同図(d)は拡大された原稿画像を示す図、同図(e)は画像出力装置4で印刷された印刷物を示す図である。
画像読取装置2は、図21(a)に示すようなプラテンガラス14上に並べられた原稿を読み取る。画像分割部132は、画像読取装置2で読み取られた読取画像を原稿画像毎の領域に分割する。回転方向・回転補正量生成部134は、分割領域毎に、回転方向及び回転補正量を算出し、回転補正処理部140は、回転方向タグ及び回転補正量に基づき各原稿画像の傾き補正を行う。これにより、図21(c)に示すような傾き補正後の原稿画像が得られ、この原稿画像は表示装置9に表示される。
ユーザーは、この表示装置9の表示を見ながら、操作部8を用いて好みの原稿を選択し、各種編集指示を行う。ここでは、ユーザーが一枚の用紙上に2つの原稿を印刷することを指示するものとする。
画像編集部141は、操作部8の操作に応じて原稿画像を編集する。ここでは、画像編集部141により一枚の用紙上に2つの原稿画像が印刷されるように、原稿画像の拡大が行われる。原稿編集部141で編集された原稿画像を図21(d)に示している。編集された画像は表示装置9に表示される。
画像出力装置4は、原稿編集部141で編集された画像を、原稿と同一サイズの用紙又はユーザーによって選択されたサイズの用紙上に画像形成を行い、図21(e)に示すような一枚の用紙上に2つの原稿が印刷された印刷物を得ることができる。
次に画像システム10の動作例6について説明する。図22は画像システム10の動作例6について説明するための図であり、(a)は画像読取装置2のプラテンガラス14上に並べられた原稿を示す図、同図(b)は第1画像処理装置3での傾き補正後の画像を示す図、同図(c)は選択された原稿画像を示す図、同図(d)は合成され、編集された画像を示す図、同図(e)は画像出力装置4で印刷された印刷物を示す図である。
画像読取装置2は、図22(a)に示すように、プラテンガラス14上に並べられた原稿を読み取る。画像分割部132は、画像読取装置2で読み取られた読取画像を原稿画像毎の領域に分割する。回転方向・回転補正量生成部134は、分割領域毎に、回転方向及び回転補正量を算出し、回転補正処理部140は、回転方向タグ及び回転補正量に基づき各原稿画像の傾き補正を行う。これにより、図22(b)に示すような傾き補正後の原稿画像が得られ、この原稿画像は表示装置9に表示される。
ユーザーは、この表示装置9の表示を見ながら、操作部8を用いて好みの原稿を選択し、各種編集指示を行う。ここでは、ユーザーが一枚の用紙上に2つの原稿を印刷することを指示し、かつ合成、鏡像、装飾を指示したものとする。
画像編集部141は、操作部8の操作に応じて原稿画像を編集する。画像編集部141は、一枚の用紙上に2つの原稿画像が印刷されるように、図22(c)に示すように原稿画像の変倍を行うとともに、合成、鏡像、装飾を行う。原稿編集部141で編集された原稿画像を図22(d)に示している。編集された画像は表示装置9に表示される。
画像出力装置4は、原稿編集部141で編集された画像を、所定のサイズの用紙上に画像形成を行い、図22(e)に示すように、一枚の用紙上に2つの原稿が合成、鏡像、装飾されて印刷された印刷物を得ることができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
画像システムのブロック図である。 画像読取装置を説明するための図である。 プラテンガラス上の理想的な原稿の配列状態を示す図である。 プラテンガラス上で位置ずれが生じた原稿の配列状態を示す図である。 第1画像処理装置のブロック図である。 第2画像処理装置のブロック図である。 4サイクル方式の画像出力装置を示す図である。 タンデム方式の画像出力装置ついて説明するための図である。 画像分割部が行う画像データの分割を説明するための図である。 原稿画像が時計回りと逆方向に回転している場合の原稿画像の回転方向及び原稿画像の回転量の検出を説明するための図である。 原稿画像が時計回りの方向に回転している場合の原稿画像の回転方向及び原稿画像の回転量の検出を説明するための図である。 画像システムの動作フローチャートである。 第2実施例に係る第1画像処理装置及び画像出力装置のブロック図である。 第3実施例に係る第1画像処理装置のブロック図である。 第4実施例に係る第2画像処理装置のブロック図である。 第5実施例に係る第2画像処理装置及び画像出力装置のブロック図である。 画像システムの動作例1を説明するための図である。 画像システムの動作例2を説明するための図である。 画像システムの動作例3を説明するための図である。 画像システムの動作例4を説明するための図である。 画像システムの動作例5を説明するための図である。 画像システムの動作例6を説明するための図である。
符号の説明
1 複合機 10 画像システム
2 画像読取装置 11 クライアントPC
3、103 第1画像処理装置 12 ネットワーク
4、104 画像出力装置 132 画像分割部
5、305 第2画像処理装置 133 2値化ノイズ除去部
7 ネットワークI/F 134 回転方向回転補正量生成部
8 操作部 140、151 回転補正処理部
9 表示装置 141 画像編集部

Claims (27)

  1. 読取画像データ内に含まれる原稿画像の傾きを検出できる画像処理装置において、
    複数の原稿画像を含む読取画像データを前記原稿画像毎の領域に分割する画像分割手段と、
    前記画像分割手段により分割された各領域について1ライン毎に原稿画像部か非原稿画像部かを識別し、当該原稿画像部を有する列のうち、前記原稿画像部が最も短い列と、当該最も短い列から最短距離にある、原稿画像部が最も長い列とから特定した座標に基づいて、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転量を検出し、前記各原稿画像の回転補正量を生成する補正量生成手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理装置は更に、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量に従って、前記各原稿画像の傾きを補正する補正手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理装置は更に、所定のネットワークを介して、前記読取画像データ、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量を外部へ出力する出力手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記画像処理装置は更に、前記画像分割手段による分割後の画像データを2値化処理により前記原稿画像と背景画像に分離する2値化手段を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理装置は更に、前記画像分割手段による分割後の画像データに対して収縮膨張を行う収縮膨張手段を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記補正量生成手段は、前記原稿画像部が最も短い列の位置に基づき前記各原稿画像の回転方向を検出することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記補正量生成手段は、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量をタグ情報として生成することを特徴とする請求項1から請求項6記載の画像処理装置。
  8. 前記画像処理装置は更に、前記タグ情報をファイルに付加する手段を有することを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 前記画像処理装置は更に、
    編集処理の設定が可能な設定手段と、
    前記設定手段における設定に従って、前記補正手段による補正後の原稿画像に対して編集画像を生成する編集手段とを有することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  10. 前記画像処理装置は更に、
    前記補正手段による補正後の原稿画像又は前記編集手段による編集後の編集画像を所定の表示装置に表示させる手段を有することを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 画像処理装置と、前記画像処理装置による処理後の画像データに基づいて所定の用紙上に画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置であって、
    前記画像処理装置は、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の画像処理装置であることを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記画像形成手段は、前記画像処理装置による処理後の複数の原稿画像データに基づいて1枚の用紙上に画像を形成することを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成手段は、前記画像処理装置による処理後の複数の原稿画像データに基づいて各用紙上に画像を形成することを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  14. 前記画像形成手段は、前記表示装置に表示した原稿画像の中から前記設定手段により選択された原稿画像に基づいて所定の用紙上に画像を形成することを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  15. 読取画像データ内に含まれる原稿画像の傾きを検出する画像処理方法において、
    複数の原稿画像を含む読取画像データを前記原稿画像毎の領域に分割する画像分割工程と、
    前記画像分割工程により分割された各領域について1ライン毎に原稿画像部か非原稿画像部かを識別し、当該原稿画像部を有する列のうち、前記原稿画像部が最も短い列と、当該最も短い列から最短距離にある、原稿画像部が最も長い列とから特定した座標に基づいて、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転量を検出して、前記各原稿画像の回転補正量を生成する補正量生成工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  16. 前記画像処理方法は更に、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量に従って、前記各原稿画像の傾きを補正する補正工程を有することを特徴とする請求項15記載の画像処理方法。
  17. 前記画像処理方法は更に、所定のネットワークを介して前記読取画像データ、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量を外部へ出力する工程を有することを特徴とする請求項15又は請求項16記載の画像処理方法。
  18. 前記画像処理方法は更に、前記画像分割工程による分割後の画像データを2値化処理により前記原稿画像と背景画像に分離する2値化工程を有することを特徴とする請求項15から請求項17のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  19. 前記画像処理方法は更に、前記画像分割工程による分割後の画像データに対して収縮膨張を行う収縮膨張工程を有することを特徴とする請求項15から請求項18のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  20. 前記補正量生成工程は、前記原稿画像部が最も短い列の位置に基づき前記各原稿画像の回転方向を検出することを特徴とする請求項15から請求項19のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  21. 前記補正量生成工程は、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量をタグ情報として生成することを特徴とする請求項15から請求項20記載のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  22. 前記画像処理方法は更に、前記タグ情報をファイルに付加する工程を有することを特徴とする請求項21記載の画像処理方法。
  23. 前記画像処理方法は更に、
    編集処理の設定が可能な設定工程と、
    前記設定工程における設定に従って、前記補正工程による補正後の原稿画像に対して編集画像を生成する編集工程とを有することを特徴とする請求項16記載の画像処理方法。
  24. 前記画像処理方法は更に、
    前記補正工程による補正後の原稿画像又は前記編集工程による編集後の編集画像を所定の表示装置に表示する工程を有することを特徴とする請求項23記載の画像処理方法。
  25. 読取画像データ内に含まれる原稿画像の回転補正量を生成する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    複数の原稿画像を含む読取画像データを前記原稿画像毎の領域に分割する画像分割処理と、
    前記画像分割処理により分割された各領域について1ライン毎に原稿画像部か非原稿画像部かを識別し、当該原稿画像部を有する列のうち、前記原稿画像部が最も短い列と、当該最も短い列から最短距離にある、原稿画像部が最も長い列とから特定した座標に基づいて、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転量を検出し、前記各原稿画像の回転補正量を生成する補正量生成処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  26. 読取画像データ内に含まれる原稿画像の傾き補正する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    複数の原稿画像を含む読取画像データを前記原稿画像毎の領域に分割する画像分割処理と、
    前記画像分割処理により分割された各領域について1ライン毎に原稿画像部か非原稿画像部かを識別し、当該原稿画像部を有する列のうち、前記原稿画像部が最も短い列と、当該最も短い列から最短距離にある、原稿画像部が最も長い列とから特定した座標に基づいて、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転量を検出し、前記各原稿画像の回転補正量を生成する補正量生成処理と、
    前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量に従って、前記各原稿画像の傾きを補正する補正処理とを前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  27. 読取画像データ内に含まれる原稿画像の傾きを補正する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    複数の原稿画像を含む読取画像データを前記原稿画像毎の領域に分割する画像分割処理と、
    前記画像分割処理により分割された各領域について1ライン毎に原稿画像部か非原稿画像部かを識別し、当該原稿画像部を有する列のうち、前記原稿画像部が最も短い列と、当該最も短い列から最短距離にある、原稿画像部が最も長い列とから特定した座標に基づいて、前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転量を検出し、前記各原稿画像の回転補正量を生成する補正量生成処理と、
    前記各原稿画像の回転方向及び前記各原稿画像の回転補正量に従って、前記各原稿画像の傾きを補正する補正処理と、
    編集処理の設定が可能な設定手段における設定に従って、前記補正処理による補正後の原稿画像に対して編集画像を生成する編集処理とを前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
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