JP2002094809A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

Info

Publication number
JP2002094809A
JP2002094809A JP2000275477A JP2000275477A JP2002094809A JP 2002094809 A JP2002094809 A JP 2002094809A JP 2000275477 A JP2000275477 A JP 2000275477A JP 2000275477 A JP2000275477 A JP 2000275477A JP 2002094809 A JP2002094809 A JP 2002094809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image data
unit
data
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000275477A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002094809A5 (ja
JP4497684B2 (ja
Inventor
Kenichi Ota
健一 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000275477A priority Critical patent/JP4497684B2/ja
Publication of JP2002094809A publication Critical patent/JP2002094809A/ja
Publication of JP2002094809A5 publication Critical patent/JP2002094809A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4497684B2 publication Critical patent/JP4497684B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像複写機において、原稿画像の特徴
に応じた画像処理を施すためには、ブリスキャンを行っ
て画像特徴を検出する必要があった。 【解決手段】 スキャナ部101から入力されたRGB
画像データについて、特徴検出部104で白黒画像か否
かを示すBkFlagを生成した後に記憶装置110に
一時保持する。1ページ分のスキャンが終了すると、出
力画像処理部116において、記憶装置110に保持さ
れている画像データが白黒であれば黒単色による画像デ
ータに補正した後、該画像データをプリンタ部117に
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像処理を
可能とする画像処理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー原稿画像をデジタル信号と
して読み取って、その複写画像を生成するシステムとし
て、カラー複写機が知られている。
【0003】図13に、従来のカラー複写機の構成を示
す。1001はスキャナ部であり、原稿を読み取り、デ
ジタル信号処理を行う部分である。また、1002はプ
リンタ部であり、スキャナ部1001によって読み取ら
れた原稿画像に対応した画像を、記録用紙にフルカラー
で印刷出力する部分である。
【0004】スキャナ部1001において、1000は
鏡面圧板であり、原稿台ガラス(以下プラテン)100
3上の原稿1004は、ランプ1005で照射され、そ
の反射光がミラー1006,1007,1008に導か
れ、レンズ1009によって、3ラインの個体撮像素子
センサ(以下CCD)1010上に像を結ぶ。これによ
り、フルカラー情報としてのレッド(R),グリーン
(G),ブルー(B)の3色の画像信号が信号処理部1
011に送られる。
【0005】尚、ランプ1005及びミラー1006は
速度Vで、ミラー1007,1008は速度1/2V
で、CCD1010の電気的走査(主走査)方向に対し
て垂直方向に機械的に移動することによって、原稿全面
を走査(副走査)する。原稿1004は、主走査および
副走査ともに600dpi(dots/inch)の解
像度で読み取られる。
【0006】信号処理部1011においては、読み取ら
れた画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シア
ン(C),イエロー(Y),ブラック(Bk)の各色成
分に分解し、プリンタ部1002に送る。また、スキャ
ナ部1001における一回の原稿走査につき、M,C,
Y,Bkのうちのひとつの色成分がプリンタ部1002
に送られ、計4回の原稿走査によって、一回の印刷出力
用の画像信号が完成する。
【0007】プリンタ部1002において、スキャナ部
1001より送られてくるM,C,Y,Bkの各画像信
号は、レーザドライバ1012に送られる。レーザドラ
イバ1012は、送られてきた画像信号に応じて半導体
レーザ1013を変調駆動する。発振されたレーザ光
は、ポリゴンミラー1014、f−θレンズ1015、
ミラー1016を介して、感光ドラム1017上を走査
する。この時、読取時と同様に、感光ドラム1017上
には主走査および副走査ともに、600dpi(dot
s/inch)の解像度で潜像が書き込まれる。
【0008】1018は回転現像器であり、マゼンタ現
像部1019、シアン現像部1020、イエロ現像部1
021、ブラック現像部1022より構成され、これら
4つの現像部が交互に感光ドラム1017に接し、感光
ドラム1017上に形成された静電潜像をトナーで現像
する。1023は転写ドラムであり、用紙カセット10
24または1025より供給される記録用紙を巻き付
け、感光ドラム1017上に現像されたトナー像を記録
用紙に転写する。
【0009】この様にして、M,C,Y,Bkの4色が
記録用紙に順次転写されると、該記録用紙は定着ユニッ
ト1026を通過することによって、各色のトナー像が
定着され、その後に機外へ排紙される。
【0010】上述したように従来のカラー複写機におい
ては、スキャナ部1001においてCCD1010で読
み取られたR,G,Bの画像信号が、信号処理部101
1で画素毎に処理されてM,C,Y,Bk信号に変換さ
れた後、逐次プリンタ部1002に送られて感光ドラム
1017上へレーザ露光されることによって、複写画像
を形成する。このとき、プリンタ部1002で実行され
る画像形成はM,C,Y,Bkのいずれか1色ずつにつ
いて順次行われ、即ち画像形成プロセスを4回繰り返す
ため、スキャナ部1001における原稿の読み取りは、
連続して計4回行われていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のカラー複写機においては、原稿を読み取るスキャナ部
1001と、複写画像を形成・出力するプリンタ部10
02が、互いに同期して動作する必要があった。
【0012】従って、例えばプリンタ部1002内の定
着ユニット1026が加熱定着タイプである場合、その
ヒータ部が十分に加熱されていなければ、プリンタ部1
002は待機状態となり、複写動作は勿論、スキャナ部
1001による原稿読み取り動作さえも行えなくなる。
【0013】そこで、スキャナ部による原稿の読み取り
動作を一回だけとするために、M,C,Y,Bkに変換
された画像データを保持する一時記憶手段を設け、各色
の画像形成タイミングに同期して、該保持された画像デ
ータを読み出して出力する構成が考えられる。該構成に
よれば、スキャナ部においてはプリンタ部との同期を取
ることなく、原稿読み取り動作を行うことができる。ま
た、複数部数の複写出力を行う場合にも、原稿読み取り
動作は一枚の原稿につき1回で良い。
【0014】しかしながら、このようにカラー複写機に
対して一時記憶手段を設けた場合であっても、原稿画像
の特徴に応じて、最適な画像処理を施すことは困難であ
った。
【0015】例えば、カラー複写機においても白黒原稿
の複写要求は発生する。この場合、M,C,Y,Bkの
4色全てにより印刷を行うことは、トナー消費量及び複
写時間等の観点において好ましくなく、Bkの単色トナ
ーによる印刷を行うことが望ましい。
【0016】しかしながら、カラー原稿に対する印刷用
画像信号として、M,C,Y,Bkのカラー信号の生成
と白黒原稿に対するBk単色信号の生成とでは、その方
法が異なる、従って、原稿読み取り時に、原稿に応じて
印刷用の画像信号生成手投を切り替える必要がある。
【0017】そのために、上記従来のカラー画像複写機
においては、原稿画像に対して予備的スキャン(以降、
ブリスキャンと称する)を行って、カラー原稿であるか
白黒原稿であるかを判別した後に、該判別結果に応じて
出力画像信号生成部を切り替え、改めて原稿画像の再ス
キャン(以降、本スキャンと称する)を行う必要があっ
た。即ち、同一原稿に対して2度の読み取り動作を行う
必要があった。
【0018】本発明は上述した問題を解決するために成
されたものであり、原稿画像の特徴に応じて、最適な画
像処理かつ高速な出力を可能とする画像処理装置及びそ
の方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構成を
備える。
【0020】即ち、複数色成分からなる画像データを入
力する画像入力手段と、該入力された画像データを一時
保持する保持手段と、前記画像入力手段による入力と同
時に、前記画像データの示す画像特徴を検出する検出手
段と、該検出手段における検出結果に基づいて、前記保
持手段に保持されている画像データを補正する補正手段
と、前記補正手段により補正された画像データを出力す
る画像出力手段と、を有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0022】<第1実施形態>図1は、本実施形態にお
けるカラー複写機の概要構成を示すブロック図である。
101は原稿画像を読み取ってRGB信号を発生するス
キャナ部、130はスキャナ部101からのRGB信号
をMCYBk信号に変換する信号処理部、117はMC
YBk信号に基づいて、記録用紙上への印刷を行うプリ
ンタ部、である。尚、信号処理部130は、色空間変換
のみならず後述する様々な画像処理を行う。以下、本実
施形態における主な処理について、詳細に説明する。
【0023】[スキャナ部]複写対象となる原稿は、ス
キャナ部101の不図示の原稿載置台ガラスに載置さ
れ、光学的に読みとられる。スキャナ部101は、上述
した図12に示したスキャナ部1001と同様に、カラ
ーの3ラインCCDによって原稿画像を画素毎に読み取
って、得られたRGBのカラー画像信号を信号処理部1
30内の入力画像処理部102に転送する。
【0024】入力画像処理部102では、スキャナ部1
01から送られてきたRGBのカラー画像信号に対し
て、シェーディング補正、CCDライン間補正、色補正
等の周知の画像処理を施す。
【0025】103は像域分離部であり、入力画像処理
部102から出力された処理済みのカラー画像信号に対
して像域分離処理を施す。即ち、入力画像に対してその
画像特徴を検出することにより、写真領域、文字領域、
網点領域等の像域を判定し、画素毎に像域属性を表すフ
ラグデータを生成する。
【0026】104は特徴量検出部であり、像域分離部
103のような画素毎の特徴ではなく、原稿1ページ全
体における特徴量として、例えば原稿画像がカラーであ
るか白黒であるかを判別するための特徴量を検出する。
詳細については後述するが、その他の原稿全体の特徴量
としては、原稿の背景部分(下地部)の濃度、原稿の大
きさ(サイズ)、あるいは原稿のメディアタイプ(銀塩
写真か、印刷物か、あるいはカラー複写機で出力された
複写画像か、など)、など様々な特徴検出の必要性が考
えられる。
【0027】[像域分離処理]ここで、像域分離部10
3における像域分離処理について説明する。
【0028】像域分離処理とは、原稿画像に含まれる画
像の特徴に応じて最適な画像処理を施すために、原稿画
像の特徴を抽出して像域属性を示す信号(以降、フラグ
データと称する)を生成するために行われる。例えば、
1枚の原稿には、連続階調のフルカラー写真領域や、黒
一色の文字領域、あるいは新聞印刷のような網点印刷領
域等、様々な画像領域が混在していることが多い。
【0029】これらの各領域に対して一律に、同一の画
像処理手順による処理を施すと、その出力画像は好まし
い画質が得られない場合が多い。
【0030】そこで本実施形態の像域分離部103にお
いては、入力画像処理部102から出力されたカラー画
像信号を用いて、原稿画像中に含まれる画像データの属
性を検出し、それを識別するためのフラグデータを生成
する。この具体的な手順を、図2を参照して説明する。
【0031】図2は、原稿画像の一例を示す図であり、
1ページの原稿201内に、銀塩写真領域202、黒文
字領域203、網点印刷領域204、カラーのグラフィ
ック領域205、が混在している様子を示している。
【0032】スキャナ部101は、この原稿201をカ
ラーCCDセンサによって走査し、画素毎のカラーデジ
タル信号(R,G,B)として読み取る。読み取られた
RGB信号は、画像領域毎の属性に依存する特徴を有す
る。各領域においてCCDセンサが読み取る信号値
(R,G,B)のうち、G信号をCCDの並び方向にプ
ロットしてみると、例えば図3のようになる。図3にお
いて、302〜305はそれぞれ、図2に示す202〜
205の各領域を読み取った場合の特性を示す。図3に
おいて、横軸はCCDならび方向の画素位置、縦軸は読
み取り信号値を示し、縦軸の上に行くほど白に近い(明
るい)画素であることを表している。
【0033】各領域ごとの特徴を説明すると、202は
写真領域であるので、読み取られる画像信号の位置によ
る変化302は比較的ゆるやかであり、近距離の画素値
の差分312は比較的小さな値となる。
【0034】303は黒文字領域203の特性であり、
白地に黒い文字が書かれているので、その信号値のプロ
ットは白地部313から文字部323にかけて急激に変
化するような特性となる。
【0035】304は網点領域204の特性であり、網
点領域においては白地314とその上に印刷された網点
324との繰り返しとなるので、信号値のプロットは図
のように白と黒が高頻度で繰り返される特性となる。
【0036】305はグラフィック領域のプロット図で
ある。グラフィックのエッジ部315では信号値は急激
に小さくなり、内部の色塗り部分316は一定の中間レ
ベルが連続するような特性となる。
【0037】これらの属性を判定するためには、読み取
り信号値から上記領域毎の特徴を検出すればよい。例え
ば、注目画素近傍における画像データの変化量、あるい
は変化量の一定区間内の積算値、周辺画素の輝度値(背
景が白地であるか否かの判定に用いる)、一定区間内の
白から黒への変化回数、等に基づき、周知の特徴抽出手
法によって属性判別を行うことができる。
【0038】図4に、図2に示す原稿画像201に対し
て生成された属性フラグの一例を示す。ここでは属性フ
ラグ(フラグデータ)として、文字フラグ、図形フラ
グ、網点フラグの3種類のフラグを生成する例について
説明するが、もちろん、フラグデータの種類はこれに限
定されない。図4(a)は文字フラグを示し、文字領域
203において文字フラグ=1が生成され、それ以外の
領域では文字フラグ=0となっている。即ち、図中の黒
で表す画素が文字属性(文字フラグ=1)を有する画素
である。図4(b)は図形フラグを示し、グラフィック
領域205で1となり、それ以外の領域で0となる。図
4(c)は網点フラグを示し、網点領域204で1とな
り、それ以外の領域で0となる。尚、写真領域202に
ついては、文字、図形、グラフィックのいずれの領域に
も該当しないため、これらすべてのフラグが0となる。
【0039】像域分離部103で生成されたフラグデー
タは、106のフラグメモリaに格納される。
【0040】[原稿画像特徴量検出]次に、特徴量検出
部104における原稿画像特徴量検出処理について説明
する。
【0041】ここでは、原稿画像がカラーであるか白黒
であるかを識別する場合の特徴量検出方法について、図
5を参照して説明する。図5は、特徴量検出部104の
詳細構成を示すブロック図である。
【0042】像域分離部103から出力されたRGB画
像信号は、そのまま105の画像メモリaへ送られると
同時に、Ca,Cb変換部501へ送られ、次式により
色相信号Ca,Cbに変換される。
【0043】 Ca=(R−G)/2 Cb=(R/2+G/2−B)/2 ・・・(1) そして彩度検出部502において、次式に基づいてC
a,Cb信号から彩度信号Sを生成する。
【0044】 S=Max(|Ca|+|Cb|) ・・・(2) ここで|X|はXの絶対値を表す。
【0045】生成されたS信号は、しきい値処理部50
3において所定のしきい値Thと比較され、Th以上の
場合にSb=1を出力し、Th以下の場合にSb=0を
出力する。
【0046】原稿が白黒画像である場合、読み取られる
R,G,B信号は無彩色を示すR=G=Bとなるため、
(1)式で得られる色差信号Ca,Cbはいずれも0と
なり、従って彩度信号Sも0となる。即ち、彩度信号S
があるしきい値以上の値を有するということは、原稿の
対象画素が有彩色である(無彩色でない)ということを
表し、言い替えれば、原稿がカラー原稿であれば、Sb
=1となる画素が多数存在することになる。
【0047】そこで、カウンタ504においてSb=1
となる画素数をカウントし、原稿1ページ全体における
カウント値を、Scntとして出力する。
【0048】原稿種別判定部505においては、Scn
tに基づき、白黒原稿であるかカラー原稿であるかを判
別する。例えば、Scntが所定値以上であればカラー
原稿であると判定してBkFlag=0を出力し、Sc
ntが所定値以下であれば白黒原稿であると判定してB
kFlag=1を出力する。BkFlagは後述する出
力画像処理部116へ送られ、出力画像処理を制御す
る。
【0049】[画像データの蓄積]スキャナ部101で
読み取られ、種々の入力画像処理が施された画像デー
タ、および上記の手順で生成された属性フラグデータ
は、それぞれ画像メモリa105およびフラグメモリa
106に一時的に記憶される。一時記憶された画像デー
タおよび属性フラグデータは、更にデータ圧縮部109
で圧縮されて、記憶装置110に記憶される。記憶装置
110としては、半導体記憶装置のような高速の記憶手
段であることが望ましい。
【0050】データ圧縮部109では、画像データ及び
フラグデータに対し、それぞれ異なるデータ圧縮処理を
施す。即ち、画像データに対してはJPEG圧縮のよう
に、非可逆ではあるが人間の視覚特性を考慮して画像劣
化を目立たなくするような、高能率の圧縮処理を施し、
またフラグデータに対しては、属性フラグ情報の欠落や
変化が発生しないように、JBIG圧縮のような可逆圧
縮方式を用いることが望ましい。
【0051】このように異なる圧縮処理を施された画像
データ及びフラグデータが、記憶装置110に原稿のペ
ージ単位で記憶される。尚、特徴量検出部104におい
て生成されたBkFlagを、画像データ及びフラグデ
ータと共に記憶しておき、必要に応じて読み出すことも
可能である。
【0052】記憶装置110に記憶されたデータはま
た、補助記憶装置111に書き出される場合もある。補
助記憶装置111として好ましくは、ハードディスクの
ような、記録速度は若干遅くても大容量のデータ記憶を
可能とする媒体を用いる。このような補助記憶装置11
1を用いることにより、多数ページの原稿画像を効率的
に記憶蓄積することが可能となる。
【0053】[画像データの読み出し]記憶装置110
または補助記憶装置111に記憶された画像データ及び
属性フラグデータは、プリンタ部117において画像形
成を行う際に読み出され、データ伸長部112で圧縮デ
ータが解凍された後、それぞれ画像メモリb114及び
フラグメモリb115に書き出される。
【0054】このとき、画素密度変換部113a,11
3bにおいて、画像データの画素密度の変換を行う場合
がある。これは例えば、蓄積された画像データを拡大、
または縮小して印刷出力したい場合や、蓄積された複数
ページを合成して1枚の記録用紙上に印刷出力したい場
合等に使用される。ここで、画像データの画素密度変換
とフラグデータの画素密度変換とは、それぞれ異なる手
法を適用することが望ましい。例えば、画像データに対
しては線形補間法や双3次スプライン補間法などの周知
の手法を適用することができる。またフラグデータの画
素密度変換には、最近傍処理法などの2値データに適し
た画素密度変換方法を用いることが望ましい。例えば、
画素密度変換部113a,113bがそれぞれ、画像デ
ータ,フラグデータ用の変換部であるとする。
【0055】[画像データの出力]画像メモリb114
及びフラグメモリb115に一時的に記憶された画像デ
ータ及びフラグデータは、原稿1ページ分の読み取りが
終了すると出力画像処理部116に転送される。
【0056】出力画像処理部116においては、RGB
の画像データを記録用紙上に印刷出力するために、輝度
濃度変換、RGB→CMYK変換、ガンマ補正、2値化
処理、等の周知の画像処理を施し、プリンタ部117へ
転送する。
【0057】プリンタ部117では、転送されたCMY
Kの画像信号に基づいてレーザ部を駆動し、上述した図
12と同様の手順によって記録用紙上に可視画像を形成
し、出力する。
【0058】ここで、出力画像処理部116において
は、フラグメモリb115に記憶されたフラグデータに
基づいてその処理を切り替えることを特徴とする。
【0059】例えば、RGBからCMYKへの変換処理
における変換係数を、写真領域と文字領域とで異ならせ
ることにって、出力画像の画質を向上させることができ
る。例えば、文字領域(文字フラグ=1)である画素に
対しては、黒文字が黒トナーのみで再現できるような変
換係数、即ち、画像データが無彩色を示すR=G=Bの
場合はC,M,Y=0となるような係数を適用し、文字
領域以外の画素に対しては、たとえ無彩色であっても
C,M,Yが0とならず、深みのある黒を再現できるよ
うな係数を用いるれば良い。
【0060】また2値化処理においては、C,M,Y,
K信号を周知の誤差拡散処理やディザ処理を用いて0ま
たは1の2値信号に変換するが、このとき文字領域やグ
ラフ領域では出力画像の鮮鋭度が優先されるので誤差拡
散処理を適用し、写真や網点領域では階調性が重視され
るのでディザ処理を適用することができる。このよう
に、2値化処理の内容をやはり属性フラグデータに基づ
いて切り替えることによって、出力画像の画質向上が図
られる。
【0061】図6は、出力画像処理部116の詳細構成
を示すブロック図である。画像メモリb114から読み
出されたRGBのカラー画像データは、後述するカラー
→モノクロ変換部600を介してRGB→CMYK変換
部601,602に並列に入力され、それぞれ独立にC
MYK画像信号に変換される。RGB→CMYK変換部
601,602の出力はセレクタ603において、フラ
グメモリb115から提供されるフラグデータに従って
いずれか一方が選択される。
【0062】ここで、RGB→CMYK変換部601に
は文字領域用の変換係数として、無彩色信号に対してC
=M=Y=0となるような係数が設定されており、RG
B→CMYK変換部602にはそれ以外の領域用の係数
が設定されている。従ってセレクタ603は、フラグメ
モリb115からの文字フラグが1のときにRGB→C
MYK変換部601の出力を選択し、0のときはRGB
→CMYK変換部602の出力を選択する。これによ
り、文字領域(文字フラグ=1)と判定された画素が無
彩色であれば、Bkトナー単色で出力されることにな
る。
【0063】セレクタ603の出力はやはり並列に2系
統に分離され、一方はガンマ補正部604と誤差拡散処
理部606を介した2値のCMYK信号として、セレク
タ608に入力される。他方は、ガンマ補正部605と
ディザ処理部507を介したやはり2値のCMYK信号
として、セレクタ608に入力される。
【0064】セレタタ608では、誤差拡散処理部60
6またはディザ処理部607のいずれかの出力を選択し
てプリンタ部117へ転送するが、ここでは、文字領域
およびグラフ領域について誤差拡散処理を選択する。従
ってセレクタ608は、文字フラグ=1または図形フラ
グ=1の場合に誤差拡散処理部606の出力を選択し、
そうでない場合はディザ処理部607の出力を選択す
る。
【0065】カラー→モノクロ変換部600において
は、原稿が白黒画像である場合の処理が行われる。原稿
を読み取って得られたRGB信号は通常、たとえ白黒原
稿であっても厳密に無彩色信号、即ちR=G=Bとなる
とは限らない。そこで本実施形態においては、カラー→
モノクロ変換部600に上述したBkFlagを入力
し、これが1である原稿画像に対しては次式に基づく変
換を施すことによって、厳密なモノクロ信号であるの
R’,G’,B’信号として出力する。
【0066】 R’=0.30×R+0.59×G+0.11×B G’=R’ B’=R’ ・・・(3) この変換により、カラー画像信号の読み取り信号がR=
G=B(R’=G’=B’)の無彩色信号となることが
保証される。
【0067】BkFlagはまた、セレクタ603にも
入力される。セレクタ603においては、BkFlag
=0の場合、通常のカラー原稿に対する処理として上述
したようなフラグデータに基づく選択が行われるが、B
kFlag=1の場合はページ全体が無彩色であると
し、強制的にRGB→CMYK変換部601の出力を選
択するようにする。
【0068】上述したように、BkFlag=1であれ
ば、(3)式に示す変換によってR,G,B信号が無彩
色であることが保証されているため、RGB→CMYK
変換部601における無彩色処理に適した変換係数に基
づく処理によって、原稿全体がBkトナー単色(即ちC
=M=Y=0)で出力されることになる。
【0069】以上説明したように本実施形態によれば、
プリスキャンを行うことなく、カラー原稿であるか白黒
原稿であるかを判断することによって、例えば白黒原稿
であれば黒単色による出力を行う等、最適な画像処理に
よる高速出力が可能となる。
【0070】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。第2実施形態において、上
述した第1実施形態で図1に示したカラー複写機と同様
の構成については同一番号を付し、説明を省略する。第
2実施形態においては、原稿画像の背景濃度を検出し
て、これを除去することを特徴とする。
【0071】図7は、第2実施形態における原稿画像及
びその複写出力の一例を示す図である。図7の(a)
は、背景部701が所定値以上の濃度を有している原稿
画像の例を示す。このような原稿としては例えば、新聞
等、特定の背景色を有するものや、また、該原稿が複写
出力によって作成されたものであるとすると、記録用紙
の表面が経時変化により変色してしまっていた場合や、
記録用紙が低品質であるために白色度が低かった場合、
が考えられる。
【0072】このような背景色を有する原稿を複写する
場合、予め原稿の背景濃度を検出しておき、読み取られ
た画像信号を該背景濃度に応じて加工することによっ
て、図7(b)に示すように背景部は白として出力され
ることが望ましい。そのために第2実施形態では、特徴
量抽出部104において以下に示すヒストグラム生成処
理を行う。
【0073】図8は、第2実施形態における特徴量抽出
部104の詳細構成を示すブロック図である。像域分離
部103から出力されたRGB画像信号は、そのまま1
05の画像メモリaへ送られると同時に、平均化処理部
801へ送られる。平均化処理部801では、入力画像
信号の注目画素を含む例えば3×3画素のデータを参照
して、R,G,B各々について周知の平均化処理を行
う。
【0074】平均化された画像信号Rs,Gs,Bs
は、ヒストグラムメモリ802のアドレスとして利用さ
れ、該当するアドレスのヒストグラム値に1を加算す
る。原稿1ページ分の処理が終了すると、背景濃度検出
部803においてヒストグラムメモリ802を参照して
背景濃度値を決定する。
【0075】生成されたヒストグラムの一例を、図9の
(a),(b),(c)に示す。それぞれ、R信号、G
信号、B信号に対するヒストグラムを表しており、各々
横軸が平均化後の画像信号値、縦軸が対応する画像信号
値の発生頻度を示している。即ち、横軸が右へ行くほど
白に近い画像信号であることを表しており、発生頻度が
0でない最も右のレベル値(255に近い値、即ち最高
輝度値)が各色の背景濃度値として検出される。
【0076】このようにして検出された各色の背景濃度
値を、それぞれRbkgnd,Gbkgnd,Bbkgndとする。こ
れらは第1実施形態におけるBkFlagと同様に、出
力画像処理部116へ送られる。
【0077】図10は、第2実施形態における出力画像
処理部116の詳細構成を示すブロック図である。同図
によれば、第1実施形態で図6で示した構成に対して、
カラー→モノクロ変換部600に代えて背景濃度除去部
900を備えることを特徴とし、ここに背景濃度値Rbk
gnd,Gbkgnd,Bbkgndが入力される。
【0078】背景濃度除去部900においては、次式に
基づいて背景濃度除去処理を施すことによって、R’,
G’,B’信号を生成する。
【0079】 R’=255×(R/Rbkgnd) G’=255×(G/Gbkgnd) B’=255×(B/Bbkgnd) ・・・(4) それ以降の処理は、第1実施形態における図6と同様で
あり、即ち、フラグデータに応じた画像処理が選択的に
施される。
【0080】以上のような背景濃度除去処理を、図7
(a)のような背景色を有する原稿画像を読み取った画
像データに対して行ない、その後に第1実施形態と同様
の画像処理を施すことにより、図7(b)のように背景
部をにトナー像の形成されない良好な出力が得られる。
【0081】尚、背景濃度除去部900における背景濃
度除去処理は、もちろん上記(4)式に限定されるもの
ではなく、種々の方法を適用することが可能である。例
えば、(4)式をそのまま用いると、R,G,B各々の
背景濃度値が大きく異なっていた場合には、出力画像の
色調が崩れてしまうことが考えられる。そこで、(4)
式における分母の数値が全て同じ値となるように補正す
ることによって、以下の(5)式による背景濃度除去処
理を行うことも有効である。
【0082】 R’=255×(R/Min(Rbkgnd,Gbkgnd,Bbkgnd) G’=255×(G/Min(Rbkgnd,Gbkgnd,Bbkgnd) B’=255×(B/Min(Rbkgnd,Gbkgnd,Bbkgnd) ・・・(5) 尚、(5)式において、Min(X,Y,Z)はX,
Y,Zの最小値を示す。
【0083】以上説明したように第2実施形態によれ
ば、背景色を有する原稿を複写する場合であっても、該
背景色を除去した後に最適な画像処理を施した印刷出力
が可能となる。
【0084】<第3実施形態>以下、本発明に係る第3
実施形態について説明する。図11は、第3実施形態に
おけるカラー複写機の概要構成を示すブロック図であ
り、同図において上述した第1実施形態で図1に示した
カラー複写機と同様の構成については同一番号を付し、
説明を省略する。
【0085】上述した第1及び第2実施形態において
は、スキャナ部101から入力された画像データを処理
対象としたが、第3実施形態においては、外部通信路1
19から通信インタフェース118を介して入力される
画像データを処理対象とする例について説明する。
【0086】外部通信路119から送られてくる画像デ
ータとしては、所謂PDL(頁記述言語)で記述された
画像データ(以下、PDLデータと称する)が代表的で
ある。ここで、PDLデータとは画像を記述するコマン
ド群であるから、これをスキャナ部101による読み取
りによって得られた画像データと同形式のビットマップ
データに変換する必要がある。第3実施形態において
は、PDLデータをビットマップデータへ変換する際
に、1ページを構成するPDLデータのコマンド群が全
て無彩色の部品のみで構成されているか、即ち1ぺージ
全てが白黒であるかを判別することによって、本発明を
適用することが可能となる。
【0087】即ち、通信インタフェース118から入力
されたPDLデータは、まずインタプリタ108におい
て、ディスプレイリストと呼ばれる中間言語形式のデー
タに変換される。
【0088】このとき、インタプリタ108は1ページ
を構成する全てのディスプレイリスト中に、有彩色のオ
ブジェクトが含まれるか否かを判別する。該判別の結
果、有彩色のオブジェクトがページ内に含まれる場合
は、120に示すようにBkFlag=0を生成し、含
まれない場合はBkFlag=1を生成する。インタプ
リタ108で生成されたBkFlagは出力画像処理部
116へ入力される。
【0089】インタプリタ108で変換されたディスプ
レイリストは、ラスタイメージプロセッサ(RIP)1
07に送られてビットマップデータに展開され、画像メ
モリa105に格納される。
【0090】このときRIP107は、PDLデータが
部品ごとに保持している属性情報(写真/文字/グラフ
ィック等)を参照することによって、展開したビットマ
ップデータの属性情報を画素毎のフラグデータとして生
成する。例えば、文字属性を有する部品を生成するPD
Lコマンドが入力された場合、RIP107は対応する
文字データのビットマップ画像を生成すると同時に、当
該文字データの領域に対応するフラグデータとして、文
字フラグ=1を生成する。RIP107で生成されたフ
ラグデータは、フラグメモリa106に格納される。
【0091】以上の処理によって、1ぺージ分のビット
マップデータ及び属性情報を示すフラグデータがそれぞ
れ画像メモリa105,フラグメモリa106に格納さ
れ、更に原稿判別信号BkFlagが生成されているた
め、以降は第1実施形態と同様の画像処理を行うことが
できる。第3実施形態によれば、RIP107において
展開画像のフラグデータを生成するため、第1実施形態
のように画像データに対して像域分離処理を施す必要が
なく、処理が簡略化される。
【0092】以上説明したように第3実施形態によれ
ば、通信インタフェース118を介して外部から入力さ
れた画像データについて、該画像データの特徴(カラー
/白黒)に応じた画像処理を高速に施すことが可能とな
る。
【0093】尚、上述した第1実施形態と第3実施形態
の両方を同時に実現する構成も可能である。このような
カラー複写機の構成を図12に示す。同図によれば即
ち、スキャナ部101及び通信インタフェース118の
いずれから入力された画像データであっても同様に、原
稿に応じた最適な画像処理を施すことができる。
【0094】尚、上述した第1乃至第3実施形態におい
ては、原稿種別判定信号(BkFlag)あるいは背景
濃度検出信号(Rbkgnd,Gbkgnd,Bbkgnd)が出力画
像処理部116へ直接入力される構成について説明した
が、もちろん不図示のCPU等を介することによって、
これらが出力画像処理部116へ間接的に入力されるよ
うな構成とすることも可能である。
【0095】<第4実施形態>以下、本発明に係る第4
実施形態について説明する。第4実施形態におけるカラ
ー複写機の構成は、上述した第3実施形態で図12に示
したカラー複写機と同様であるとし、説明を省略する。
【0096】上述した第1乃至第3実施形態において
は、処理後の画像データをプリンタ部117に対して出
力する例について説明したが、第4実施形態においては
更に、処理後の画像データを外部通信路119を介して
外部装置に転送することを可能とする。尚、ここで外部
機器(外部通信路119)とは、当該カラー複写機とネ
ットワークによって接続された一般機器、例えば他のコ
ンピュータや画像データベース、あるいはカラープリン
タ等である。
【0097】図12においては、補助記憶装置111か
ら通信インターフェース118を経由して外部通信路1
19への経路が示されている。即ち第4実施形態におい
ては、補助記憶装置111に記憶された画像データに対
して、不図示のCPUが上述した第1乃至第3実施形態
と同様に、原稿種別判定信号(BkFlag)や背景濃
度検出信号(Rbkgnd,Gbkgnd,Bbkgnd)に基づく画
像特徴に応じた画像処理を施した後に、処理後の画像デ
ータを外部通信路119へ送出することが可能となる。
【0098】以下に、第4実施形態における画像処理を
具体的に説明するが、これらの処理は不図示のCPUに
よってソフトウェア的に実行される。尚、補助記憶装置
111には、RGB画像データが保持されているものと
する。
【0099】例えば、補助記憶装置111に保持されて
いるRGB画像データに対して、特徴量検出部104と
同様の原稿種別判定を行なう。これにより、該画像デー
タが白黒原稿によるものである、即ちBkFlag=1
と判定された場合、CPUは補助記憶装置111に記憶
されているRGB画像データを読み込み、上記(3)式
を実行してR’信号を生成する。そして、このR’信号
をモノクロ画像データとして外部通信路119へ送出す
る。この場合、転送すべきデータはR’信号のみで良
く、G’,B’信号は不要となるため、外部通信路11
9におけるデータ転送の負荷を1/3に減らすことがで
きる。
【0100】また、補助記憶装置111に保持されてい
るRGB画像データに対して、第2実施形態で説明した
ような背景濃度除去処理を行うことも勿論可能である。
この場合、背景濃度信号(Rbkgnd,Gbkgnd,Bbkgn
d)が検出されると、CPUは補助記憶装置111に記
憶されているRGB画像データを読み込み、上記(4)
または(5)式を実行することによって得られた、背景
除去後のR’,G’,B’信号を外部通信路119へ送
出する。この場合、背景部に存在していた画像データが
除去されるため、例えば該画像データの外部機器への転
送に伴って何らかのデータ圧縮処理を施す場合に、圧縮
率の向上が望める。尚、背景除去後のR’,G’,B’
信号に対して更に原稿種別判定を行って、白黒原稿であ
れば上記(3)式によりR”信号を作成してこれを転送
することも勿論可能である。
【0101】尚、第4実施形態においては、補助記憶装
置111に予め記憶されている画像データを処理対象と
する例について説明したが、スキャナ部101または通
信インタフェース118を介して入力された画像データ
を処理対象とすることも勿論可能である。
【0102】以上説明したように第4実施形態によれ
ば、画像特徴に応じて最適な画像処理を施した画像デー
タを、他装置へ効率良く転送すること可能となる。
【0103】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0104】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0105】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
稿画像の特徴に応じて、最適な画像処理かつ高速な出力
を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態におけるカラー複写機
の構成を示すブロック図である。
【図2】原稿画像の一例を示す図である。
【図3】像域分離処理を説明するための図である。
【図4】フラグデータを説明するための図である。
【図5】特徴量検出部の詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図6】出力画像処理部の詳細構成を示すブロック図で
ある。
【図7】第2実施形態における背景濃度を有する原稿画
像及びその複写出力の一例を示す図である。
【図8】第2実施形態における特徴量検出部の詳細構成
を示すブロック図である。
【図9】第2実施形態における背景濃度検出処理の一例
を説明するための図である。
【図10】第2実施形態における出力画像処理部の詳細
構成を示す図である。
【図11】第3実施形態におけるカラー複写機の構成を
示すブロック図である。
【図12】第1及び第3実施形態を実現するカラー複写
機の構成を示すブロック図である。
【図13】従来のカラー複写機の側断面図である。
【符号の説明】
101 スキャナ部 102 入力画像処理部 103 像域分離部 104 特徴量検出部 105,114 画像メモリ 106,115 フラグメモリ 107 RIP 108 インタプリタ 109 データ圧縮部 110 記憶装置 111 補助記憶装置 112 データ伸長部 113 画素密度変換部 116 出力画像処理部 117 プリンタ部 118 通信インタフェース 119 外部通信路 130 信号処理部
フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AB13 AB19 AC04 BA19 BC09 CA04 CA09 GA19 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB02 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CH01 DB05 DB06 DC23 DC25 5C077 LL18 LL19 MM03 MP08 PP25 PP31 PP32 PP33 PP35 PP37 PP38 PP52 PP61 PQ17 PQ19 PQ20 PQ22 SS01 TT02 TT06 5C079 HA01 HB01 HB03 HB06 HB12 LA01 LA02 LA03 LA07 LB13 LB15 MA02 NA00 NA11 NA13 PA02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色成分からなる画像データを入力す
    る画像入力手段と、 該入力された画像データを一時保持する保持手段と、 前記画像入力手段による入力と同時に、前記画像データ
    の示す画像特徴を検出する検出手段と、 該検出手段における検出結果に基づいて、前記保持手段
    に保持されている画像データを補正する補正手段と、 前記補正手段により補正された画像データを出力する画
    像出力手段と、を有することを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記画像特徴として白
    黒画像であるか否かを検出することを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記画像データにおい
    て所定値以下の彩度を有する画素が所定数以下であれ
    ば、該画像は白黒画像である旨を検出することを特徴と
    する請求項3記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、前記検出手段において
    前記画像が白黒である旨が検出された場合に、前記画像
    データを黒単色成分からなる画像データに補正すること
    を特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記画像特徴として背
    景色を検出することを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、前記画像データの色成
    分毎のヒストグラムに基づいて背景濃度値を検出するこ
    とを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段は、前記画像データの色成
    分毎のヒストグラムにおける最高輝度値を背景濃度値と
    して検出することを特徴とする請求項6記載の画像処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記補正手段は、前記検出手段において
    検出された背景濃度値を前記画像データから除去するこ
    とを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像入力手段は、原稿画像を光学的
    に読み取ることによって前記画像データを生成すること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記画像入力手段は、外部装置から転
    送されてきたPDLデータを入力することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記画像出力手段は、前記補正後の画
    像データに基づく画像を記録媒体上に形成することを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 更に、前記保持手段に保持された画像
    データを外部装置に転送する転送手段を有することを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 複数色成分からなる画像データを入力
    する画像入力工程と、 前記画像入力工程と並行して前記画像データの示す画像
    特徴を検出する検出工程と、 該入力された画像データを保持手段に格納する格納工程
    と、 該検出結果に基づいて、前記保持手段に保持されている
    画像データを補正する補正工程と、 該補正された画像データを出力する画像出力工程と、を
    有することを特徴とする画像処理方法。
  14. 【請求項14】 画像処理のプログラムを記録した記録
    媒体であって、該プログラムは少なくとも、 複数色成分からなる画像データを入力する画像入力工程
    のコードと、 前記画像入力工程と並行して前記画像データの示す画像
    特徴を検出する検出工程のコードと、 該入力された画像データを保持手段に格納する格納工程
    のコードと、 該検出結果に基づいて、前記保持手段に保持されている
    画像データを補正する補正工程のコードと、 該補正された画像データを出力する画像出力工程のコー
    ドと、を有することを特徴とする記録媒体。
JP2000275477A 2000-09-11 2000-09-11 画像処理装置及びその方法 Expired - Fee Related JP4497684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000275477A JP4497684B2 (ja) 2000-09-11 2000-09-11 画像処理装置及びその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000275477A JP4497684B2 (ja) 2000-09-11 2000-09-11 画像処理装置及びその方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002094809A true JP2002094809A (ja) 2002-03-29
JP2002094809A5 JP2002094809A5 (ja) 2007-11-01
JP4497684B2 JP4497684B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=18761090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000275477A Expired - Fee Related JP4497684B2 (ja) 2000-09-11 2000-09-11 画像処理装置及びその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4497684B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006123507A (ja) * 2004-09-29 2006-05-18 Seiko Epson Corp 印刷装置
JP2007251740A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Sharp Corp 画像判別装置および画像処理装置
US7551318B2 (en) 2003-10-24 2009-06-23 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method
US7612910B2 (en) 2002-04-30 2009-11-03 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, information processing system, information output control method, storage medium and program
JP2011028738A (ja) * 2009-06-25 2011-02-10 Canon Inc 画像処理デバイス及び画像処理装置
US8976411B2 (en) 2009-07-01 2015-03-10 Canon Kabushiki Kaisha Image processing in correspondence with each pixel of an image
US9635218B2 (en) 2009-07-03 2017-04-25 Canon Kabushiki Kaisha Image processing based on a pixel value in image data

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02205982A (ja) * 1989-02-06 1990-08-15 Canon Inc カラー画像処理装置
JPH0490676A (ja) * 1990-08-03 1992-03-24 Canon Inc カラー画像処理装置
JPH0490258A (ja) * 1990-08-02 1992-03-24 Canon Inc 画像処理装置
JPH06253155A (ja) * 1993-02-24 1994-09-09 Canon Inc 画像送信装置
JPH0927898A (ja) * 1996-08-02 1997-01-28 Canon Inc 画像処理装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02205982A (ja) * 1989-02-06 1990-08-15 Canon Inc カラー画像処理装置
JPH0490258A (ja) * 1990-08-02 1992-03-24 Canon Inc 画像処理装置
JPH0490676A (ja) * 1990-08-03 1992-03-24 Canon Inc カラー画像処理装置
JPH06253155A (ja) * 1993-02-24 1994-09-09 Canon Inc 画像送信装置
JPH0927898A (ja) * 1996-08-02 1997-01-28 Canon Inc 画像処理装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7612910B2 (en) 2002-04-30 2009-11-03 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, information processing system, information output control method, storage medium and program
US7551318B2 (en) 2003-10-24 2009-06-23 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method
JP2006123507A (ja) * 2004-09-29 2006-05-18 Seiko Epson Corp 印刷装置
JP2007251740A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Sharp Corp 画像判別装置および画像処理装置
JP2011028738A (ja) * 2009-06-25 2011-02-10 Canon Inc 画像処理デバイス及び画像処理装置
US9013750B2 (en) 2009-06-25 2015-04-21 Canon Kabushiki Kaisha Image processing for processing image data in correspondence with each pixel of an image
US8976411B2 (en) 2009-07-01 2015-03-10 Canon Kabushiki Kaisha Image processing in correspondence with each pixel of an image
US9466017B2 (en) 2009-07-01 2016-10-11 Canon Kabushiki Kaisha Image processing device and image processing apparatus which process image data in correspondence with one or more image pixels of an image
US9661182B2 (en) 2009-07-01 2017-05-23 Canon Kabushiki Kaisha Image processing device and image processing apparatus
US9888150B2 (en) 2009-07-01 2018-02-06 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, and image processing device which processes image data in correspondence with one or more pixels of an image
US9635218B2 (en) 2009-07-03 2017-04-25 Canon Kabushiki Kaisha Image processing based on a pixel value in image data
US10063748B2 (en) 2009-07-03 2018-08-28 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus having a determination unit that determines an attribute value which specifies processing content of one or more pixels

Also Published As

Publication number Publication date
JP4497684B2 (ja) 2010-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7319548B2 (en) Image processing device having functions for detecting specified images
US6977754B2 (en) Image processing apparatus, an image processing method and computer program product for combining page description language image data and bitmap image data
US8270046B2 (en) Image processor and image processing method for extracting removal color and color around removal color in an image prior to image color/monochrome determination
US7365873B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
JP4280404B2 (ja) 画像処理装置及びその方法
JPH08331398A (ja) 画像処理システム及びコントローラ
JP4497684B2 (ja) 画像処理装置及びその方法
JP4208369B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、記憶媒体及び画像処理システム
JP2015173419A (ja) 画像処理装置及びその制御方法とプログラム
JP2004350240A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US7072060B2 (en) Print control apparatus, print control method, and memory medium
JP4659789B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体
JP2001186356A (ja) 画像圧縮装置及び画像圧縮方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2001309183A (ja) 画像処理装置および方法
JP2004112140A (ja) 画像処理装置
JP4217302B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4454786B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法
JP2005117290A (ja) 画像処理方法、画像処理システム、画像処理装置、データ蓄積装置
JP4474001B2 (ja) 画像処理装置および方法
JP5090969B2 (ja) 画像処理装置
JP3619120B2 (ja) 画像処理装置およびその方法
JP2001211318A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、記憶媒体及び画像処理システム
JP2007019602A (ja) 画像入出力装置
JP2001211336A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、記憶媒体及び画像処理システム
JP2005027037A (ja) フォーマット変換方法及び画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070910

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070910

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070910

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090824

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091224

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100409

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100413

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4497684

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees