JPH06253155A - 画像送信装置 - Google Patents

画像送信装置

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JPH06253155A
JPH06253155A JP5035632A JP3563293A JPH06253155A JP H06253155 A JPH06253155 A JP H06253155A JP 5035632 A JP5035632 A JP 5035632A JP 3563293 A JP3563293 A JP 3563293A JP H06253155 A JPH06253155 A JP H06253155A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 カラー/白黒送信の操作性を改善し、通信時
間を短縮する。 【構成】 画像読み取り時に、各ページについてカラー
画素率からカラーか白黒かを判別し、ページ情報として
記憶する。送信時には、ページ情報を参照し、カラーの
場合にカラー用の符号化方式22で圧縮符号化して送信
し、白黒の場合白黒用の符号化方式20で圧縮符号化し
て送信する。また、画像読取り時に、カラー・ページを
カラー用符号化方式で圧縮し、白黒ページを白黒用符号
化方式で圧縮して、補助記憶装置18に記憶する。更
に、読み取った原稿画像を各ページの中でカラー領域と
白黒領域に区分し、カラー領域の画像情報と白黒領域の
画像情報をそれぞれ別々の形態で補助記憶装置に記憶す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像送信装置に関し、
より具体的には、カラー画像送信及び白黒画像送信に対
応自在な画像送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信回線を介して白黒画像を伝送するフ
ァクシミリ方式は周知であるが、同じく通信回線を介し
てカラー画像を送受信できるカラー・ファクシリミ装置
が提案されている。従来の白黒画像のファクシミリ装置
との接続性を確保できるように、G3又はG4規格の白
黒画像伝送機能を具備するのが普通である。白黒画像の
圧縮方式には、MR又はMMR符号化が採用され、カラ
ー画像の圧縮方式にはJBIG方式又はJPEG方式な
どが使用される。
【0003】カラー送信か白黒送信かは、原稿がカラー
又は白黒のどちらか、送信先の受信能力、及び送信者の
意図によって決定される。
【0004】送信先の受信能力は、一般には、ファクシ
ミリ伝送の前処理のネゲシエーションの過程で知ること
ができる。又は、通信相手の電話番号の登録テーブルに
その受信能力も登録できる場合には、当該登録テーブル
を参照すればよい。
【0005】原稿がカラーか白黒かは、操作パネルでオ
ペレータが指定する。この操作はまた、送信者の意図の
入力も兼ねている。
【0006】また、従来例では、イメージ・スキャナで
読み取った画像情報を、それがカラー画像か白黒画像か
にかかわらず、一応、カラー符号化して、ハード・ディ
スク装置に一時記憶する。そして、カラー送信の場合に
は、ハード・ディスク装置から読み出した圧縮情報を送
信し、白黒送信の場合には、カラー符号化データを先ず
復号化して白黒符号化し、その白黒符号化情報を送信す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、送信者の
意図の入力と、カラー原稿又は白黒原稿の区別の入力を
兼用すると、例えば、カラー送信したいカラー原稿を白
黒原稿と誤認し、白黒送信を選択した場合には、カラー
送信できないし、また、白黒原稿をカラー原稿と誤認し
てカラー送信を選択した場合には、送信に異常に長い時
間がかかってしまう。
【0008】また、従来例では、複数ページからなる原
稿でも、その一部にカラー部分があれば、全体をカラー
送信せざるを得ず、伝送データ量が膨大になり、送信に
長い時間がかかるという欠点がある。
【0009】従来例では、カラー原稿か白黒原稿かにか
かわらず、カラー符号化してハード・ディスク装置など
に一時記憶するので、例えば、白黒原稿のときでも大量
のデータを当該ハード・ディスク装置に格納することに
なり、一時に送信できる白黒原稿の量が制限されていま
う。
【0010】本発明は、これらの不都合を解消する画像
送信装置を提示することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像送信装
置は、画像読取り手段と、当該画像読み取り手段で読み
取った原稿画像を所定圧縮形態で一時記憶する記憶手段
と、当該画像読取り手段で読み取った原稿画像がカラー
か白黒かを原稿読み込み時に判別するカラー/白黒判別
手段と、当該記憶手段に記憶される送信すべき画像情報
を、当該カラー/白黒判別手段の判別結果を参照して決
定される所定圧縮符号化方式で圧縮して送信する送信手
段とを具備することを特徴とする。
【0012】本発明に係る画像送信装置はまた、画像読
取り手段と、当該画像読み取り手段で読み取った原稿画
像を所定圧縮形態で一時記憶する記憶手段と、当該画像
読取り手段で読み取った原稿画像を、ページ単位でカラ
ーか白黒かを判別するカラー/白黒判別手段と、当該記
憶手段に記憶される送信すべき画像情報を、当該カラー
/白黒判別手段のページ毎の判別結果を参照して決定さ
れる所定圧縮符号化方式で圧縮して送信する送信手段と
を具備することを特徴とする。
【0013】本発明に係る画像送信装置はまた、画像読
取り手段で読み取った原稿画像を各ページの中でカラー
領域と白黒領域に区分し、カラー領域の画像情報と白黒
領域の画像情報をそれぞれ別々の形態で補助記憶手段に
記憶することを特徴とする。
【0014】
【作用】上記手段により、原稿がカラーか白黒かを手動
設定する手間が省ける。また、ページ単位でカラー送信
及び白黒送信を自動選択することにより、送信時間を大
幅に短縮できる。
【0015】ページ内をカラー領域と白黒領域に区分
し、別々の形態で補助記憶手段に記憶することにより、
補助記憶手段の占有容量を少なくできる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0017】図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロ
ック図を示す。
【0018】図1において、10は全体を制御するMP
U、12はMPU10の制御プログラムや定数データな
どを記憶するROM、14は制御変数などを一時記憶す
るRAM、16は送受信する画像データを記憶する画像
メモリ、18は送受信する画像情報を例えば圧縮状態で
一時保存する大容量の補助記憶装置(例えば、ハード・
ディスク装置)である。
【0019】20は白黒画像をMMR符号化方式で圧縮
/伸長する白黒圧縮/伸長回路、22はカラー画像をJ
PEG符号化方式で圧縮/伸長するカラー圧縮/伸長回
路である。24は、カラー送信のためにカラー画像を2
値化する2値化回路である。本実施例では、カラー送信
にも白黒圧縮/伸長回路20を利用する。即ち、送信す
べきカラー画像を先ず、2値化回路24で2値化し、2
値化回路24の出力を白黒圧縮/伸長回路20で圧縮す
る。
【0020】26は、キー入力部26a及び表示部26
bを具備する操作パネルである。28は、操作パネル2
6を制御するパネル制御回路である。
【0021】30は、画像読取り装置(所謂、イメージ
・スキャナ)、32は画像出力装置(例えば、カラー・
プリンタ)、34は画像読取り装置30及び画像出力装
置32を制御する画像入出力制御回路である。なお、画
像入出力制御回路34は、画像読取り装置30からの画
像データから、入力画像がカラー画像か否かを判別する
カラー判別回路34aを具備する。
【0022】36は通信回線に接続する通信回路、38
は通信回路36,36を介する通信を制御する通信制御
回路である。本実施例では、2つの通信回線が利用可能
である。
【0023】40は、画像データのDMA(ダイレクト
・メモリ・アクセス)転送を制御するDMA制御回路、
42は、図示回路のシステム・バスである。即ち、MP
U10、ROM12、RAM14、画像メモリ16、補
助記憶装置18、白黒圧縮/伸長回路20、カラー圧縮
/伸長回路22、2値化回路24、パネル制御回路2
8、画像入出力制御回路34、通信制御回路38及びD
MA制御回路40は、システム・バス42を介して相互
に接続する。
【0024】本実施例の動作を説明する。図2は、画像
読取り装置30による画像入力の動作フローチャートを
示し、図3は、画像入力した各ページ情報の一例を示
す。
【0025】MPU10はシステム・バス42を介して
画像入出力制御回路34に画像読取り開始コマンドを印
加する。これと同時に、MPU10はRAM14上に、
画像読取りした各ページの情報を記憶する領域を確保す
る(S1)。画像入出力制御回路34は、当該コマンド
に応じて画像読取り装置30の読取り走査を開始させる
(S2)。画像読取り装置30は、原稿を走査して得ら
れるカラー画像データを、例えばRGB点順次で画像入
出力制御回路34に出力する。
【0026】画像入出力制御回路34のカラー判別回路
34aは、画像読取り装置30からの画像データを画素
単位でカラーか白黒かを判別する(S3)。カラー判別
回路34aは、ページ単位でカラー画素数及び総画素数
を記憶する。
【0027】画像入出力制御回路34は、画像読取り装
置30から供給される画像データを、DMA制御回路4
0の制御下でシステム・バス42を介してカラー圧縮/
伸長回路22にDMA転送する。カラー圧縮/伸長回路
22は、この画像データをJPEG方式で圧縮し(S
4)、圧縮データはシステム・バス42を介して補助記
憶装置18に転送され、記憶される(S5)。
【0028】1ページ分の処理が終了するまで(S
6)、カラー判別(S3)、カラー圧縮(S4)及び補
助記憶装置18への蓄積(S5)が繰り返される)。
【0029】1ページ分の処理が終了したら(S6)、
MPU10はRAM14に記憶されるカラー/白黒判別
閾値を読み出す。このカラー/白黒判別閾値はキー入力
部26aにより、又は特別の手段により変更自在である
のが好ましい。そして、カラー判別回路34aが保持す
るカラー画素数び総画素数から1ページ内のカラー画素
の占有率を算定し、カラー/白黒判別閾値と比較して、
カラー原稿か白黒原稿かを判別する(S7)。この判別
結果の他に、図3に示すように、符号化方式、紙サイ
ズ、解像度、及び符号化データ量などの情報をページ情
報としてRAM14に記憶する(S8)。
【0030】送信しようとする原稿の全ページを画像読
取り装置30で読み取ったら、通信相手に送信する。図
4は、送信しようとする1ページの送信フローチャート
を示す。
【0031】MPU10は送信しようとするページのペ
ージ情報をRAM14から読み出し(S11)、それが
カラー・ページであれば(S12)、補助記憶装置18
に記憶される符号化データを読み出し、システム・バス
42を介して通信制御回路38に転送し、通信回路36
から通信回線に出力する(S16)。
【0032】送信しようとするページが白黒ページの場
合(S12)、MPU10は補助記憶装置18に記憶さ
れるカラー符号化データを読み出し、システム・バス4
2を介してカラー圧縮/伸長回路22に転送する。カラ
ー圧縮/伸長回路22はカラー符号化データを伸長する
(S13)。カラー圧縮/伸長回路22により復元され
たカラー画像データは、2値化回路24に印加され、こ
こで2値化される(S14)。2値化回路24の出力は
白黒圧縮/伸長回路20に印加され、MMR符号化され
る(S15)。この符号化データはシステム・バス42
を介して津真制御回路38に転送され、通信回路36か
ら通信回線に出力される(S16)。
【0033】このようにして、本実施例では、カラー・
ページは、予めカラー圧縮した符号化データを送信し、
白黒ページの場合にはカラー復元した後、2値化し、M
MR符号化して送信する。
【0034】図4では、補助記憶装置18にカラー画像
情報を記憶するときのカラー圧縮方式と、画像伝送の圧
縮方式にJPEG方式を使用したが、JBIG方式やそ
の他のカラー圧縮符号化方式を使用できることはいうま
でもない。また、補助記憶装置18にカラー画像情報を
記憶するときのカラー圧縮方式と、画像伝送時の圧縮方
式は必ずしも一致する必要はない。不一致の場合、白黒
ページに対するS13,14,15と同様の、復元及び
符号化の処理をカラー・ページに対して実行することに
なる。
【0035】図4ではまた、原稿ページがカラーか白黒
かに応じてカラー符号化と白黒符号化を選択したが、勿
論、これに受信側の能力を加味してもよいことはいうま
でもなく、通信相手の受信能力に合わせて符号化方式で
符号化して送信する。
【0036】カラー・ページか白黒ページかを判定する
手段は、上記実施例に限定されない。ライン単位又はド
ット単位で、所定レベル以上のカラー画素があればカラ
ー、それ以外を白黒と判別するようにしてもよい。
【0037】上記実施例により、原稿がカラーか白黒か
が自動判別されるので、白黒原稿をカラー送信してしま
うといった操作ミスを完全に防止できる。また、ページ
単位でカラー送信か白黒送信かをオペレータが手動設定
する必要がなくなり、操作性が格段に向上する。
【0038】次に、原稿がカラーか白黒かに応じて自動
的にカラー符号化及び白黒符号化を選択する第2の実施
例を説明する。ハードウエア構成は図1と同じであり、
MPU10に対する制御プログラムが異なる。
【0039】図5は、この第2実施例における原稿読込
みのフローチャートを示す。原稿は、図3と同様に、第
1ページが白黒、第2ページがカラー、第3ページが白
黒であるとする。
【0040】MPU10はシステム・バス42を介して
画像入出力制御回路34にプリスキャン・コマンドを印
加する(S21)。画像入出力制御回路34は、当該プ
リスキャン・コマンドに応じて画像読取り装置30に高
速読取り走査を開始させる。画像読取り装置30は、原
稿を走査して得られるカラー画像データを画像入出力制
御回路34に出力する。
【0041】画像入出力制御回路34のカラー判別回路
34aは、画像読取り装置30からの画像データを画素
単位でカラーか白黒かを判別し、ページ当たりの総画素
数及びカラー画素数を計数する。MPU10はRAM1
4に記憶されるカラー/白黒判別閾値を読み出し、カラ
ー判別回路34aが保持するカラー画素数び総画素数か
ら1ページ内のカラー画素の占有率を算定し、カラー/
白黒判別閾値と比較して、カラー原稿か白黒原稿かを判
別する(S22)。なお、RAM14に記憶されるカラ
ー/白黒判別閾値は、キー入力部26aにより、又は特
別の手段により変更自在であるのが好ましい。
【0042】判別結果が白黒のとき(S23)、MPU
10は、RAM14に白黒ページのページ情報を設定す
る(S24)。ページ情報は、図3に示すように、カラ
ー/白黒の区別、符号化方式、紙サイズ、解像度及び符
号化データ量などを含む。MPU10は、画像入出力制
御回路34にスキャン・コマンドを印加し、画像入出力
制御回路34は、当該スキャン・コマンドに応じて画像
読取り装置30の読取り走査を開始させる(S25)。
【0043】画像読取り装置30で読み取られた画像デ
ータは、画像入出力制御回路34で白黒データ化される
(S26)。この白黒データは、DMA制御回路40の
制御下に白黒圧縮/伸長回路20に転送され、ここでM
MR符号化され(S27)、補助記憶装置18に蓄積さ
れる(S28)。
【0044】判別結果がカラーのとき(S23)、RA
M14には、カラー・ページのページ情報が設定される
(S29)。MPU10は、画像入出力制御回路34に
スキャン・コマンドを印加し、画像入出力制御回路34
は、当該スキャン・コマンドに応じて画像読取り装置3
0の読取り走査を開始させる(S30)。画像読取り装
置30で読み取られた画像データは、画像入出力制御回
路34及びシステム・バス42を介してカラー圧縮/伸
長回路22に転送され、JPEG方式で圧縮される(S
31)。圧縮データは補助記憶装置18に蓄積される
(S32)。
【0045】図5でも、補助記憶装置18にカラー画像
情報を記憶するときのカラー圧縮方式として、JBIG
方式やその他のカラー圧縮符号化方式を使用できること
はいうまでもない。また、補助記憶装置18にカラー画
像情報を記憶するときのカラー圧縮方式と、画像伝送時
の圧縮方式は必ずしも一致する必要はない。
【0046】次に、1ページ内をカラー画像と白黒画像
に区分し、それぞれをカラー送信及び白黒送信するよう
にした第3の実施例を説明する。ハードウエア構成は図
1と同じであり、MPU10に対する制御プログラムが
異なる。
【0047】図6は、この第3実施例における原稿読込
みのフローチャートを示す。図7に示すように、原稿に
3つのカラー画像部分、即ち、カラー・ブロック#1,
#2,#3があり、原稿の読み取り範囲の左上を基点
(0,0)、右下を(180,250)として、カラー
・ブロック#1が始点(20,20)と終点(90,7
0)で特定される矩形領域、カラー・ブロック#2が始
点(10,80)と終点(170,150)で特定され
る矩形領域、カラー・ブロック#3が始点(80,16
0)と終点(160,230)で特定される矩形領域で
あるとする。その他の領域には文字などの白黒画像があ
る。
【0048】MPU10はシステム・バス42を介して
画像入出力制御回路34にプリスキャン・コマンドを印
加する。これと同時に、MPU10はRAM14上に、
画像読取りした各ページの情報を記憶する領域を確保す
る(S41)。画像入出力制御回路34は、当該プリス
キャン・コマンドに応じて画像読取り装置30に高速読
取り走査を開始させる。画像読取り装置30は、原稿を
走査して得られるカラー画像データを画像入出力制御回
路34に出力する。
【0049】画像入出力制御回路34のカラー判別回路
34aは、画像読取り装置30からの画像データを画素
単位でカラーか白黒かを判別する。この実施例では、カ
ラー判別回路34aは、画素単位でカラーか白黒かを示
すフラグ信号をMPU10に出力する。MPU10は、
このフラグ信号により1ページ内でカラー画像が占める
領域、即ちカラー・ブロックの座標位置を認識し、ペー
ジ情報として各カラー・ブロックの座標信号をRAM1
4に記憶する(S42)。原稿の読み取り範囲の座標
も、白黒ブロックとしてRAM14に記憶する。
【0050】図7に示す原稿例では、図8に示すよう
に、3つのカラー・ブロックと、原稿読み取り範囲を示
す1つの白黒ブロックの座標データがRAM14に記憶
される。
【0051】このプリスキャンの後、MPU10は画像
入出力制御回路34にスキャン・コマンドを印加する
(S43)。画像入出力制御回路34は、当該スキャン
・コマンドに応じて画像読取り装置30の読取り走査を
開始させる。読み取られた画像データは、画像メモリ1
6(又はRAM14)に記憶される。
【0052】MPU10は、RAM14に記憶されるペ
ージ情報を参照して、カラー・ブロック#1〜#3内の
画像データを画像メモリ16からカラー圧縮/伸長回路
22に転送してJPEG方式で圧縮符号化する(S4
4)。カラー・ブロック毎に圧縮されたカラー画像デー
タは補助記憶装置18に保存される(S45)。図8に
は、参考のため、各カラー・ブロックの圧縮データ量の
一例を示した。
【0053】1ページの全部のカラー・ブロックのカラ
ー圧縮が終了した後、MPU10は、1ページの全画像
データを画像メモリ16から2値化回路24に転送して
2値化し、その後、白黒圧縮/伸長回路20に転送して
MMR符号化する(S46)。この符号化データを補助
記憶装置18に保存する(S47)。
【0054】送信したい原稿書類の全ページをこのよう
に画像読取り処理する。これにより、補助記憶装置18
には、送信したい原稿書類の全ページのMMR符号化デ
ータと、各ページのカラー領域のJPEG符号化データ
が蓄積される。
【0055】カラー・ブロック部分については、MMR
符号化データとJPEG符号化データが併存するが、M
MR符号化データ量はJPEG符号化データ量に比べて
非常に少ないので、負担にはならない。
【0056】受信機がMMR符号化データの受信能力し
か具備しない場合、MPU10は、補助記憶装置18に
格納されたMMR符号化データのみを送信すればよい。
【0057】受信機がJPEG符号化データ及びMMR
符号化データの受信能力を共に具備する場合、MPU1
0は、原稿の各ページについて、補助記憶装置18に格
納されたMMR符号化データを先に送信し、その後、各
カラー・ブロックの座標データ及びそのJPEG符号化
データを送信する。受信機側では、先に受信したMMR
符号化データを復号して画像メモリに白黒画像データを
展開し、後続して受信するJPEG符号化データの復元
画像を、各カラー・ブロックの座標データに従った画像
メモリ上の記憶位置に重ね書きする。これにより、受信
機の画像メモリには、1ページのカラー部分がカラー表
現され、その他の部分が白黒表現された画像データが記
憶される。この画像データを読み出し、カラー・プリン
タで印刷出力する。
【0058】図6では、カラー部分を自動判定したが、
オペレータが手動で指定してもよい。例えば、プリスキ
ャン結果をモニタ等に画像表示し、ペン等の座標指定手
段でカラー送信部分を指定する。
【0059】図6でも、補助記憶装置18にカラー画像
情報を記憶するときのカラー圧縮方式として、JBIG
方式やその他のカラー圧縮符号化方式を使用できること
はいうまでもない。また、補助記憶装置18にカラー画
像情報を記憶するときのカラー圧縮方式と、画像伝送時
の圧縮方式は必ずしも一致する必要はない。
【0060】図6では、カラー部分とその他の白黒部分
をそれぞれ圧縮して補助記憶装置18に一時記憶した
が、カラー部分をRGB形式で、白黒部分を2値の生デ
ータ形式で記憶しても、補助記憶装置18の占有記憶量
を削減できることはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、白黒原稿及びカラー原稿を効果的
に送信できる。また、送信すべき画像情報を一時記憶す
る補助記憶装置の占有容量を少なくすることができるの
で、相対的により大量の文書などを送信前に記憶でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の基本的な概略構成ブロッ
ク図である。
【図2】 第1実施例の原稿読込みのフローチャートで
ある。
【図3】 第1実施例のページ情報の一例である。
【図4】 第1実施例の送信のフローチャートである。
【図5】 第2実施例の原稿読込みのフローチャートで
ある。
【図6】 第3実施例の原稿読込みのフローチャートで
ある。
【図7】 第3実施例に対する原稿例である。
【図8】 図7に示す原稿に対するページ情報である。
【符号の説明】
10:MPU 12:ROM 14:RAM 16:画
像メモリ 18:補助記憶装置 20:白黒圧縮/伸長
回路 22:カラー圧縮/伸長回路 24:2値化回路
26:操作パネル 26a:キー入力部 26b:表
示部 28:パネル制御回路 30:画像読取り装置
32:画像出力装置 34:画像入出力制御回路 34
a:カラー判別回路 36:通信回路 38:通信制御
回路 40:DMA制御回路 42:システム・バス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取り手段と、当該画像読み取り手
    段で読み取った原稿画像を所定圧縮形態で一時記憶する
    記憶手段と、当該画像読取り手段で読み取った原稿画像
    がカラーか白黒かを原稿読み込み時に判別するカラー/
    白黒判別手段と、当該記憶手段に記憶される送信すべき
    画像情報を、当該カラー/白黒判別手段の判別結果を参
    照して決定される所定圧縮符号化方式で圧縮して送信す
    る送信手段とを具備することを特徴とする画像送信装
    置。
  2. 【請求項2】 画像読取り手段と、当該画像読み取り手
    段で読み取った原稿画像を所定圧縮形態で一時記憶する
    記憶手段と、当該画像読取り手段で読み取った原稿画像
    を、ページ単位でカラーか白黒かを判別するカラー/白
    黒判別手段と、当該記憶手段に記憶される送信すべき画
    像情報を、当該カラー/白黒判別手段のページ毎の判別
    結果を参照して決定される所定圧縮符号化方式で圧縮し
    て送信する送信手段とを具備することを特徴とする画像
    送信装置。
  3. 【請求項3】 画像読取り手段で読み取った原稿画像を
    各ページの中でカラー領域と白黒領域に区分し、カラー
    領域の画像情報と白黒領域の画像情報をそれぞれ別々の
    形態で補助記憶手段に記憶することを特徴とする画像送
    信装置。
JP03563293A 1993-02-24 1993-02-24 画像送信装置及び方法 Expired - Fee Related JP3264017B2 (ja)

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