JP4181361B2 - 巡回集荷配送計画策定方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の集荷先における配送物を巡回して集荷し、配送先に配送する巡回集荷配送計画策定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば、自動車メーカーでは、部品在庫を減らして、製造コストを下げるために、部品メーカーに対して、必要な時間、場所に必要な量の部品のみを納入するように要求することが行われるようになってきている。この場合において、各部品メーカーは、個別に自動車メーカーに納品し、又は、所定の倉庫に各部品メーカーの部品を予め納入し、自動車メーカーが必要とする部品を複数部品メーカー分まとめて運送業者が自動車メーカーへ納入していた。また、部品の配送コストを軽減させるために数時間から数日分の部品をまとめて納入していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、部品メーカーが個別に配送物を納入すると、変動する配送物量に対応した車輌への積載内容が検討されないため、車輌の積載容積を十分に満たさない状態で自動車メーカーに配送物を納入する輸送効率の悪い配送を行うという問題があった。また、この場合には、各部品は、配送物の必要量における寸法や重量等が異なり、効率的に配送物を輸送することができなかったため、その対策が望まれていた。
【0004】
そこで本発明は、時間帯で配送物の変動の多い複数の集荷先における多品種の配送物の運搬効率を高めることが可能となる配送物の集荷配送計画策定方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決すべく構成されるものであり、請求項1記載の発明は、配送先が共通である複数の集荷先の配送物を前記複数の集荷先を巡回して集荷し、共通である前記配送先に配送するための巡回集荷配送計画策定方法であって、前記配送先が必要とする所定区分の配送時間帯別及び各配送先別の配送物量とその形態の情報と、前記配送先から前記配送物の配送をするための前提条件を入力するための情報入力ステップと、同一配送先に配送する配送物に関し、前記所定区分の配送時間帯別に、前記各集荷先の配送物量から基準面積当りの重量を算出し、前記所定区分の配送時間帯別に複数の集荷先をグループとして決定するグループ決定ステップと、前記基準面積当りの重量が重い順となるように、前記所定区分の配送時間帯別にグループにおける前記各集荷先の仮集荷順序を決定する仮集荷順序決定ステップと、各車輌の積載効率が最大となるように、前記仮集荷順序で、前記各時間帯別のグループごとの配送物を複数の車輌に順次割り付け、前記各車輌ごとの実行集荷順序を決定する車輌割付ステップと、前記実行集荷順序に対応するように、前記各集荷先を巡回する最適経路を決定する集荷先巡回経路策定ステップと、を備え、前記仮集荷順序決定ステップから前記集荷先巡回経路策定ステップを総ての時間帯について繰り返すことにより、全時間帯別の巡回集荷配送計画を策定する巡回集荷配送計画策定ステップを備えること、を特徴とする。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、情報入力ステップにおいて入力される配送物の情報を用いることによって、グループ決定ステップにより配送時間帯別に巡回する集荷先を決定することができ、仮集荷順序決定ステップで複数の集荷先と運行計画を仮に決定することにより、各車輌の運行を管理することができるので、時間通りに配送物を集荷配送することができる。また、車輌割付ステップにより、仮集荷順序決定ステップにより仮決定された集荷する順序で配送物を最適割付状態となるように車輌に割り付けていくことで、集荷する集荷先を決定することができるので、集荷配送する車輌の運行能率を向上させることができる。
【0007】
また、集荷先巡回経路策定ステップにより、車輌割付ステップで割り付けた配送物を有する集荷先を巡回する経路を最適となるように決定することにより、車輌の運行効率を向上させることができる。
さらに、巡回集荷配送計画策定ステップにより、所定期間内における全時間帯別の巡回集荷計画を策定することにより、配送に使用する車輌を最小とすることができ、配送コストを低減させることができる。
【0008】
ここで、基準面積当りの重量とは、配送物の総重量を車輌に配送物を積載するときに形成される荷姿における荷台との総接地面積(基準面積)で除した値である。
【0009】
各車輌の積載効率が最大となる場合は、車輌に積載する総配送物の総重量が車輌の最大可能積載荷重に近くなる場合、及び、車輌に積載する総配送物の総容積が車輌の積載可能領域に近くなる場合である。
【0010】
連続する配送時間帯とは、配送先が配送物を配送させるいくつかの配送時間帯を所定の時間的間隔を有して指定することにより、配送先において、配送物が順次配送される状態となる時間帯をいい、その時間帯の長さは制限されない。
【0011】
請求項2記載の発明は、前記車輌割付ステップにおいて、前記最適割付状態か否かを判断する際に、前記搬送物の割付を行う時間帯に対し、予め定められている繰上時間帯に含まれる繰り上げて配送する配送物を有する集荷先を含むグループを考慮して、前記仮集荷順序で配送物を配送する前記各車輌に配送物を割り付け、前記各車輌ごとの前記実行集荷順序を決定することを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、配送先に置き留め可能な配送物の数量と、その配送物の使用頻度に応じて設定する繰上時間帯において、同一配送先であって同一のグループを巡回する車輌に積載する配送物が、前記繰上時間帯を考慮して配送するように設定された配送物を、前記仮集荷順序決定ステップで決定された集荷順序で車輌に積載することにより、車輌への積載効率の向上を図り、かつ、使用車輌の最小化を図ることができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、前記車輌割付ステップにおいて、前記情報入力ステップで入力する所定区分の配送時間帯別及び各配送先別の配送物量とその形態の情報を用いて、前記配送先へ配送する配送物について、各配送物に対する所定形状の荷束を形成して前記車輌に順次割り付けることを特徴とする。
【0014】
ここで、荷束(以下、「モジュール」という。)とは、配送される配送物を所定数量を有する所定形状の集合体にした1単位をいい、例えば、1種類の部品又は商品の所定の数量を有する配送物を所定の容積を有する容器に収納し、前記容器を所定個数の束にして、平らな台座であるパレットに積み上げた状態のものや移動用車輪を備えた台車等に収納された状態のものをいう。
【0015】
また、パレットとは、平らな台座であって、集荷される際に使用され、台車以外の、いくつかの容器をまとめて積み上げておくことができるものをいう。なお、配送物の大きさは、前記容器の容量あるいは前記台車の容量、若しくは前記モジュールの容量によって異なる。
【0016】
請求項3の発明によれば、複数個の配送物に対して形成しうる個数のモジュールを形成することによって、配送に用いる車輌の荷台へ割り付けることが容易となる。また、モジュールを形成することにより、車輌へ割り付けるときに、モジュールを多段状で積み上げるように割り付けることとすれば、各車輌の積載効率が最大となるようにすることができる。
【0017】
請求項4記載の発明は、前記全集荷配送計画の情報を、前記車輌運送業者又は前記各集荷先に送信する運行情報送信ステップを備えることを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の発明によれば、前記運行情報送信ステップにおける前記全集荷配送計画の情報を前記車輌運送業者又は前記各集荷先に送信することで、車輌が巡回する集荷先や配送先、配送時間帯等を、車輌の運転手へ周知させ、また、集荷先における荷束の形成に用いることができる。
【0019】
請求項5記載の発明は、共通である前記配送先が複数であることを特徴とする。
【0020】
請求項5記載の発明によれば、複数の配送先(特に隣接する配送先)、又は配送先内の配送物を降ろす複数の荷降場に対して、それら複数の配送先又は荷降場に車輌を運行させ、それらの配送先又は荷降場に降ろすように指定されている配送物を配送することができるようになっている。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0022】
[構成要素の説明]
図1において、本発明の巡回集荷配送計画策定方法に用いる集荷配送計画策定装置1は、各種情報を記憶するデータベースの集合である記憶部2と、記憶部2に記憶されている各データベースにより集荷配送の最適な条件を策定する情報制御部3と、情報制御部3により策定された結果を送信する送信制御部4と、策定された結果を利用する結果情報利用部5とを備えて構成される。
【0023】
集荷配送計画策定装置1は、配送先から必要配送物量入力部6により配送物の必要数量を受信し、処理した結果を結果情報出力部7へ出力する。必要配送物量入力部6は、例えば、通信回線で接続されている配送先の基幹コンピューターの入力部、又は入力端末等である。
【0024】
[記憶部2]
記憶部2は、図1に示すように、必要配送物量入力部6により処理された集荷する配送物の情報を記憶している入力情報データベース21と、集荷する配送物の情報を記憶している配送物情報データベース22と、集荷配送する車輌の情報を記憶している車輌情報データベース23と、各集荷先の位置と各配送先の位置を記憶している集荷配送先情報データベース24と、を備えて構成される。
【0025】
入力情報データベース21は、配送先から入力される配送物の情報として、集荷先のカテゴリーとなる配送先と、配送先が希望する配送日と配送する各配送時間帯と、配送物名と、配送物の必要数量と、集荷先と、配送物の1個当りの重量と、各配送物を収納するのに適した容器の形状と、容器1個当りの配送物の収納数と、容器の1個当りの重量と、配送物の必要数量を収納するのに要する必要容器数と、を記憶し、また、前提条件として入力される、車輌の最大積載荷重と車輌の積載可能領域の長さL1(m)、幅W1(m)、高さH1(m)と、車輌の運行可能時間と、後述する配送物の繰上時間帯の上限(最大設定時間)とを記憶している。なお、後述する説明において、別途示唆する場合を除き、繰上時間帯を考慮して本発明を説明する。
【0026】
ここで、容器とは、配送物を運びやすくするために、配送物を収納することができる手段であって、所定の収納容積を有するものをいい、台車、ダンボール製箱、プラスチック製箱等を使用することができる。集荷先から集荷される配送物は、種々の容器の単体、又は、集合した数個の容器の束(以下、「荷束」という。)を組み合わせたものを集荷することになる。
【0027】
例えば、図7に示すように、ある範囲内に収まる複数の集荷先と、その複数の集荷先の配送物を配送する配送先α1を一つのカテゴリーαとして組み合わせることができる。ここで、これら複数の集荷先には集荷先Aからアルファベット順に集荷先Mまで記されている。このように組み合わされたカテゴリーαにおいて、図5に示すように、配送先α1に配送すべき配送日及び配送時間帯が、7時、8時、9時と1時間単位で記憶されている。
【0028】
また、例えば、配送物名「12345」について、配送物の必要数量「2400」個と、集荷先を「A」と、配送物の1個当りの重量を「0.2」kgと、各配送物を収納するのに適した容器の形状を「AA」と、容器1個当りの収納数を「50」個と、容器の1個当りの重量を「10」kgと、配送物の必要数量を収納するのに要する必要容器数を「48」個と記されている。ここで、配送物名は、コード番号で表されている。
【0029】
また、配送先α1には、図7に示すように、配送先α1に隣接する配送先α2、又は、配送先α1の敷地内に設けられている複数の荷降場α3、α4、α5を含むことができるようになっている。また、後述する前提条件入力要求部32により、配送物の必要数量に対して入力する前提条件として、使用車輌の積載可能領域の長さ10(m)、幅2.3(m)、高さ2.3(m)と、最大積載荷重が10000kg、運行可能時間が16時間といった内容を記憶している。
【0030】
なお、カテゴリーとは、配送先への道路事情や積載車輌の発着等の地域特性、及び基本的な車輌の巡回効率や集荷効率を考慮して予め定めている配送先を中心とした集荷配送の所定領域である。よって、集荷配送する車輌は、この1区域のカテゴリーの集荷先を巡回して配送物を集荷し、最後にこの1区域のカテゴリーに属する配送先へ配送物を配送することになる。
【0031】
配送物情報データベース22は、配送物が収納される容器の3次元形状(以下、「容器形状データ」という。)と、台車以外の容器を使用する際に、荷束の1単位であるモジュールを形成するために、この容器を所定数量の束にして車輌に積載可能とする台座であるパレットの3次元形状を記憶している。ここで、配送物情報データベース22の目的は、配送先から集荷先への配送物の注文により、予め記憶されている各配送物を収納する容器形状データを抽出し、後記する集荷運行計画決定部33による車輌への配送物の積載を決定する際に利用することを目的としている。
【0032】
例えば、図9(a)に示すように、配送物情報データベース22は、容器の1個の重量と、その容器の寸法と、1個のモジュールとなるパレット上に積み上げることができる最下段の容器の数量と容器の最大積み上げ段数と、モジュールの段積みの可否と、モジュールの積載可能段数が記憶されている。例えば、容器の形状「AA」について、容器の1個当りの重量を「10」kgと、容器の長さL2を「a」mmと、容器の幅W2を「b」mmと、容器の高さH3を「c」mmと記憶している。また、図9(b)に示すように、パレットのサイズをパレット「P1」について、パレットの重量を「10」kgと、パレットの長さL3を「x」mmと、パレットの幅W3を「y」mmと、パレットの高さH3を「z」mmと記憶している。
【0033】
そして、所定個数の容器の束のモジュールを形成する場合は、例えば、図10(a)、(b)に示すように、2点破線で示した部分は、パレット上に容器を1段につき4個、積み上げ段数を3段としてモジュールを形成したときの状態を示している。このときのモジュールの高さは、パレットの高さH3と容器の高さH2が3段で積載されたときの合計の高さT1となる。ここで、容器の高さが異なる場合について、例えば、図9(a)に示すように、容器の形状「AA」の高さH2が「c」mmで、容器の最大積み上げ段数が3段である。また、容器の形状「BB」の高さH2が「d」mmで、容器の最大積み上げ段数が4段である。このときのモジュールの高さは、図10(c)に示すように、パレットの高さH3と容器の高さH2が4段で積載されたときの合計の高さT2となる。
【0034】
ここで、容器の最大積み上げ段数が3段モジュールの高さT1と、容器の最大積み上げ段数が4段のモジュールの高さT2とがほぼ同一となるように容器の高さが決定されている。このように所定の積み上げ段数で容器を積み上げてモジュールを形成したときに、容器の高さが異なっていても、モジュールの高さがほぼ同一であるので、車輌へのモジュールの積載効率が向上し、配送物の輸送効率も最も向上するようになっている。この高さT1は、荷下ろしの作業性と荷台の高さを考慮し任意で設定することも可能である。そして、モジュールの長さと幅における占有面積は、モジュールを形成する場合において、容器の積み上げによってパレットの長さL3と幅W3の容器を積み上げる台座面からはみ出る場合は、パレットからはみ出た容器の束の外周寸法を用いてモジュールの占有面積とし、容器の束がパレットの台座面内に納まるときは、パレットの台座面がモジュールの占有面積となる。
【0035】
また、モジュールとなる容器の積み上げた高さT1は、その最上段において平らな面となっている。例えば、図10(b)に示すように、一段目に積み上げる容器の数量を4個としたとき、パレット上に積み上げられる容器は、2行2列の配置となるように積み上げられ、一段目と同様に3段目まで容器を積載すると、その最上段である3段目の容器の配置が2行2列となり平らな面とすることができる。この平らな状態か否かでモジュールとするかは選択可能であり、否の場合、上段への積載は否となる。また、積載物が台車である場合は、車輌に積載する場合に最も安全的かつ効率的な積み合わせの段数とすることができる。
【0036】
ただし、配送物の必要数量によっては、容器の積み上げが段違いとなる場合があるが、これは、モジュールの所定の高さT1に達しなかった配送物や、最上段が平面となるいくつかのモジュールを形成した後の余剰容器をパレットに積載したときに発生し、この状態で1基のモジュールとする。これら最上段が平面とならないモジュールは、後述する段積みの可否において常に「否」となるようになっている。ここで、各種容器で段違いとなる積み上げをして形成されたモジュールや、まとまったモジュールを形成する所定の段数となっていないモジュールや、1つのパレットに各種容器を混載する場合も、後述する段積みの可否において常に「否」となるようになっている。
【0037】
また、モジュールの段積みの可否は、配送物の重量や配送物の重要度にも関係し、配送物をモジュールとした場合に、他の配送物のモジュールを当該配送物のモジュールの上段に積載することを許すか否かにより決定される。例えば、重量が軽い配送物をモジュールとした場合、この軽いモジュールの上段にこれよりも重たい他の配送物のモジュールを積載すると、上段の重たいモジュールにより下段の軽いモジュールが潰される可能性がある。これにより、配送物の品質低下や配送中の荷崩れを生じさせることがあるため、このような場合を回避するために、他の配送物を上段に積載することを否定するという情報が配送物情報データベース22に記憶されている。さらに、重い配送物でモジュールを形成した場合、このモジュールの上段に他の配送物を積載することを可能とするという情報配送物情報データベース22に記憶されている。
この情報は、後述する配送時間別集荷先配送物量決定部33b及び使用車輌別配送物割付部33cにおいて用いられる。
【0038】
さらに、例えば、集荷先で用意される配送物は、1個のモジュールを所定の高さT1となる段数で積み上げられた状態で集荷の用意がされていることになる。ここで、パレットを用いて形成されるモジュールの換わりに、1台の台車を1モジュールとすることもできる。
【0039】
モジュールの最大積み上げ高さは、モジュールを割り付ける車輌の荷台の高さ、つまり積載可能領域の高さH1に制限されるため、その高さH1の領域内で多段状に割り付けることができる。同様に、配送物を車輌に積載できる総重量は、車輌の最大積載荷重を超えない範囲で積載することができる。この荷台の高さH1、及び、最大積載荷重は使用する車輌により異なる。
【0040】
車輌情報データベース23は、集荷配送に使用する車輌の種類ごとに、それぞれの車輌の積載荷重と車輌の積荷可能領域としての長さL1(m)と幅W1(m)と高さH1(m)とを記憶している。例えば、図13に示すように、車輌情報データベース23は、車輌の配送物の積荷可能領域を記憶しているため、入力情報データベース21に記憶されている、前提条件として入力された車輌の積載可能領域の長さL1(m)、幅W1(m)、高さH1(m)を用いて、配送物のモジュールの割り付けと、このモジュールの割り付けを行うときに使用する車輌の決定に利用することができる。
【0041】
集荷配送先情報データベース24は、予め定められている各配送先の位置に関する情報と配送先が属するカテゴリーと、各集荷先のそれぞれの位置に関する情報と、集荷先が属するカテゴリーと、各々の拠点位置に関する情報がデジタル化された地図情報でデータベース化し記憶している。また、図示しないが、各集荷及び配送の情報として、集荷配送が可能な時間帯等の情報が記憶されている。
【0042】
また、図7に示すように、配送先α1を中心に集荷先Aから集荷先Mまでを取り囲む領域がカテゴリーαを、小さい領域で指定することもでき、又は、いくつかの小さな領域に区分して、配送物の集荷配送を行うことができるようになっている。配送先α1と集荷先Aから集荷先Mまでとは、地図情報により、それぞれにたどり着くことができる経路が記憶されている。その経路は一般道、高速道路等の選択、時間帯別の平均速度等が記憶されており、配送時間帯から集荷時間への運行計画の計算に使用する。
また、配送先α1に隣接する配送先α2と、配送先α1の敷地内に設けられた複数の荷降場α3、α4、α5とを配送先α1に含めて記憶させることもできる。
【0043】
[情報制御部3]
情報制御部3は、図1に示すように、必要配送物量入力部6より入力された配送物の情報を受信し、前記情報を入力情報データベース21に記憶させる必要配送物量受信部31と、集荷配送の前提として前提条件の入力を要求し、前記前提条件を入力情報データベース21に記憶させる前提条件入力要求部32と、各集荷先において集荷する配送物の必要数量を決定し、集荷配送に使用する車輌と、この使用する車輌によって集荷する配送物の量を決定しながら、各集荷先間の距離と配送先の距離の最短経路を最適化する集荷運行計画決定部33とを備えて構成される。
【0044】
必要配送物量受信部31は、各配送先から必要配送物量入力部6によって入力される配送物の情報を受信し、入力情報データベース21に配送物の情報を記憶させる役割を果たす。
【0045】
必要配送物量受信部31が受信し、入力情報データベース21に記憶させる配送物の情報は、例えば、図5に示すように、配送先から入力される配送物の情報であって、集荷先のカテゴリーαとなる配送先α1と、配送する日と配送する各配送時間帯と、配送物名と、配送物の必要数量と、集荷先と、配送物の1個当りの重量と、各配送物を収納するのに適した容器の形状と、容器1個当りの収納数と、容器の1個当りの重量と、配送物の必要数量を収納するのに要する必要容器数である。
【0046】
前提条件入力要求部32は、配送物を集荷配送するのに必要な事項を前提条件として決定し、入力情報データベース21に記憶させ、集荷運行計画に反映させる役割を果たす。ここで、前提条件には、車輌の最大積載荷重と車輌の積載可能領域の長さL1(m)、幅W1(m)、高さH1(m)と、運行条件である車輌の運行可能時間と、配送先が決定する配送物の繰上時間帯の上限等がある。前提条件の目的は、集荷配送計画策定装置1を使用する配送日における制約条件を予め設定し、その制約条件のなかで、集荷配送する車輌の最適な運行スケジュールを決定することにある。
【0047】
繰上時間帯とは、配送先における配送物の在庫状況や車輌への配送物の積載効率等を考慮して入力される、配送物の集荷されるべき配送時間帯を繰り上げて車輌に積載することを許可する時間的間隔のことをいい、配送先の要望により任意に設定することができる。
【0048】
前提条件入力要求部32によって要求される前提条件は、例えば、図5に示すように、使用車輌の積載可能領域の長さL1を「10」mと、幅W1を「2.3」mと、高さH1を「2.3」と、最大積載荷重を「10000」kgと、運行可能時間を「16時間」と、繰上時間帯を「2時間」とする等の条件である。
【0049】
ここで、繰上時間帯の設定をすると、繰上積載配送物抽出部33gにより、複数の容器をパレット上に段違いに積み上げてモジュールを形成している場合は、そのモジュールに積み上げられている容器を用いた場合の1モジュールに必要な容器数となるように、パレットに積まれている容器に収納されている配送物の集荷先と同一の集荷先の配送物から、繰り上げて積載する集荷配送予定が早い配送物が収納された容器を抽出することができるようになっている。また、後述する使用車輌別配送物割付部33cで他のモジュールを積載できる余剰空間が存在すると判断した場合に、後述する繰上積載配送物抽出部33gにより設定された繰上時間帯内で繰り上げて積載が可能な配送物を積載対象として抽出することができるようになっている。
【0050】
集荷運行計画決定部33は、配送先から送信された配送物の必要数量から配送時間帯別に、かつ、集荷先別に配送物データを抽出する配送時間別集荷先配送物データ抽出部33aと、配送時間帯別に抽出された各集荷先の配送物量を決定する配送時間別集荷先配送物量決定部33bと、決定された各集荷先の配送物量を使用する車輌に割り付ける使用車輌別配送物割付部33cと、配送物を割り付けた状態で集荷先への最適な経路を策定する集荷先最適経路策定部33dと、策定された最適経路において、配送時間帯を考慮して各集荷先へ到着する時間を決定する配送時間別集荷時間決定部33eと、配送時間帯別に各車輌を運行させる使用車輌別配送サイクル決定部33fと、配送に使用する車輌が配送物を積載できる余剰空間を有する場合に、後の配送時間帯に集荷する配送物を先の配送時間帯に集荷する配送物として繰り上げて抽出し、積載効率を向上させるために車輌に積載するように決定する繰上積載配送物抽出部33gとを備えて構成される。
【0051】
配送時間別集荷先配送物データ抽出部33aは、カテゴリーによって区分けされた領域において、配送先から送信された配送物の必要数量から、配送先に配送される時間別に集荷先を抽出し、荷束の基準面積当りの重量から集荷先を巡回する順序を決定する役割を果たし、グループ決定部331aと、基準面積算出部332aと、基準面積重量算出部333aと、配送順序決定部334aとから構成されている。
【0052】
グループ決定部331aは、図6に示すように、図5より配送先α1から送信された配送物の情報を、配送先α1に配送する配送時間帯ごとに抽出し、例えば、入力された配送物の情報から、配送先α1へ7時に配送される配送物について、その配送時間帯に配送を予定している配送物を有する集荷先Aから集荷先Mまでを抽出して1つのグループとする。同様に、配送先α1へ8時に配送を予定している配送物を有する各集荷先を、また、配送先α1へ9時に配送を予定している配送物を有する各集荷先を抽出して1つのグループとする。
【0053】
基準面積算出部332aは、図示しないが、予め設定している基準面積とする長さと幅とから基準面積を算出する役割を果たす。
この基準面積とする長さと幅は、荷束となるモジュールで用いられるパレットもしくは台車の車輌の荷台と接地する面の長さと幅とを用いることもできる。
【0054】
例えば、パレットに容器を積み上げて形成するモジュールの場合は、図9(b)に示すように、パレットのサイズP1の、パレットの長さL3=x(mm)とパレットの幅W3=y(mm)から接地面積を求め、もしくは、容器が台車であるモジュールの場合は、図10(d)に示すように、台車の長さL2と台車の幅W2から接地面積を求め、これを基準面積とすることができる。
【0055】
基準面積重量算出部333aは、各配送物の総重量を基準面積算出部332aにより求められた基準面積で除して、各配送物の基準面積当りの重量を算出する役割を果たす。
【0056】
配送順序決定部334aは、基準面積重量算出部333aにより算出した基準面積当りの配送物の重量について、この重量が重い順に集荷する順序を仮に決定する役割を果たす。
【0057】
ここで、仮に決定するとは、配送順序決定部334aで決定される集荷する順序が、具体的にどの集荷先から巡回するのかということを指標的に用いること意味し、後述する車輌に配送物を最適となるように割り付けたときの集荷先を巡回する順序が配送順序決定部334aで決定される集荷する順序と異なることを妨げない。
【0058】
配送時間別集荷先配送物量決定部33bは、配送時間別集荷先配送物データ抽出部33aによって配送時間帯別に区別された各集荷先の配送物の必要数量を、配送物情報データベース22を用いて、パレットに容器を所定段数で積み上げたときのモジュールの総数を計算する役割を果たす。
【0059】
図12に示す各配送物の情報は、図9に示す配送物情報データベース22と図5に示す入力情報データベース21とを用いて計算された情報である。この図12に示す各配送物の情報は、各集荷先の配送物からモジュールを形成した結果を示している。例えば、図12に示す配送物名(コード番号)が「12345」の配送物は、必要容器数を「48」個と、モジュール数を「4」基と、1個のモジュールの重量を「250」kgと、モジュールの段積の可否を「否」となっている。ここで、この配送物名「12345」の配送物のモジュールの重量を求めるには、図9(b)に示すように、「P1」というパレットを使用した場合、パレットの重量は「10」kgであり、図9(a)に示すように、容器の形状が「AA」であることから、この容器の1個の重量が「10」kgである。
【0060】
また、図5に示すように、容器の形状「AA」に収納できる配送物名「12345」の配送物の数量は「50」個であり、配送物名「12345」の配送物の1個の重量が「0.2」kgであることから、形状が「AA」である1つの容器に収納できる配送物名「12345」の配送物の数量に対する重量は「10」kgとなる。さらに、パレットに積み上げる容器の形状「AA」の個数は、1段について4個の容器を3段で積み上げることができるので、合計12個の容器がパレットに積み上げられる。したがって、図12に示すように、配送物名「12345」の配送物における1個のモジュールの重量は、パレットの重量と配送物を収納した容器の12個分の重量とを加えた重量「250」kgとなる。なお、配送物名「12345」の配送物のモジュールは、図11(a)に示すように、パレットの平面上に1段について4個の容器を3段に積み上げた状態となる。
【0061】
次に、前記のとおり、「50」個の配送物名「12345」の配送物を収納した12個の形状「AA」の容器をパレットに積み上げることができるので、1基のモジュールに必要な配送物名「12345」の配送物の数量は、600個である。したがって、図5に示すように、配送物名「12345」の配送物は、7時に配送先α1に2400個を配送しなければならないので、モジュール数は、「4」基となる。
【0062】
以上のように、各集荷先における配送物の必要数量について、集荷する容器の個数から計算されるモジュールの総数によって、次の使用車輌別配送物割付部33cでの配送物の割り付けに、この配送物の情報を利用しやすくしている。
【0063】
使用車輌別配送物割付部33cは、配送時間別集荷先配送物量決定部33bによって決定された配送物について、1日に集荷配送する配送物の必要数量を複数の車輌に割り付ける役割を果たす。これは、車輌情報データベース23により記憶されている車輌について、配送先から送信された配送物の必要数量が積載できるかを計算することができるようになっている。さらに、前提条件入力部によって入力された車輌の条件と車輌情報データベース23の車輌の情報とが一致するか否かの判断、及び、車輌に配送物を積載したときの配送物の重量バランスが最適となるように判断することができるようにもなっている。このとき、1日に使用する車輌の台数は、各配送物のモジュールを配送時間帯ごとに割り付けたときの累積台数として一時的に決定される。そして、後述する処理を行うことで、この1日に使用する車輌の累積台数を最小とするように、車輌への配送物の割り付けを行うことができるようにもなっている。
【0064】
使用車輌別配送物割付部33cは、図3に示すように、配送物荷台配置面積比較算出部331cと、配送物荷台積付部332cと、使用車輌別配送物量決定部333cと、重量バランス判定部334cと、モジュール状態判定部335cとを備えて構成される。
【0065】
配送物荷台配置面積比較算出部331cは、モジュールを車輌の荷台に割り付ける場合に、車輌の荷台の面積を算出し、この荷台の面積と、配送時間別集荷先配送物データ抽出部33aの基準面積算出部332aにより算出されたモジュールの基準面積とを比較して、モジュールの基準面積分の大きさを車輌の荷台に並べ、隙間となる面積が大きくなる場合には、モジュールを並べ替えることにより、隙間となる面積を最小とし、車輌に積載するモジュールの積載位置を算出する役割を果たす。
【0066】
配送物荷台積付部332cは、配送物荷台配置面積比較算出部331cにより算出されたモジュールの配置位置に基づいて各モジュールを車輌に積載する役割を果たす。
【0067】
使用車輌別配送物量決定部333cは、前提条件入力要求部32より配送先から入力された車輌の最大積載荷重と車輌の積載可能領域とから、車輌情報データベース23の積載可能領域と配送時間別集荷先配送物量決定部33bで得られた計算結果とを利用し、各車輌に、配送時間帯毎に集荷する配送物を積載可能領域内に割り付けを行い、各車輌の配送物の数量を決定する役割を果たす。
【0068】
配送物の割り付けは、各モジュールを複数段で段積みした状態を1組とするとうに各モジュールの上下段の配置の適否を判断し、各モジュールの複数段で段積みした状態が適していると判断されると、その1組を車輌の積載可能領域に収まるように割り付けられる。また、積載される配送物について、車輌の積載可能領域の荷台の高さに収まる範囲内であれば、モジュールを上段に重ねられる段数は、制限されない。
【0069】
例えば、前提条件入力要求部32において、図13に示すように、前提条件で入力された車輌の所定領域を指定し、パレットを用いたモジュールが2段までの段積の積載を可能とする場合、使用するパレットの形状に応じて、積載可能なモジュールの数量は異なるが、同一の形状であるパレットを用いたモジュールを車輌の荷台に1段につき16基の積載が可能であるとすると、車輌の所定領域を超えない範囲でモジュールの2段積みの積載が可能であれば、積載可能なモジュールの総数量は32基となる。このとき、使用車輌別配送物量決定部333cは、図12に示すように、配送時間別集荷先配送物量決定部33bによって決定された配送物のモジュールを、前記車輌に、積載効率を最適にするように割り付けを行う。
【0070】
ここで、各モジュールにおける他のモジュールを上段に積載することの可否、つまり段積みして車輌に積載することの可否又は何段まで積載できるかについては、配送物情報データベース22に記憶されており、かつ、図12に示すように、配送時間別集荷先配送物量決定部33bにおいて、配送時間帯ごとの各モジュールの段積して車輌に積載することの可否を明確にしている。
【0071】
この各モジュールの段積みして車輌に積載することの可否は、例えば、重量が軽い配送物のモジュールの上段に、これよりも重たい他の配送物のモジュールを積載しようとする場合、配送物情報データベース22に記憶されている他の配送物を上段に積載することを否定するという情報を用いて、他の配送物を上段に積載することを否定する配送物の上段には他の配送物を積載しないように割り付けを行う。
【0072】
また、重い配送物モジュールの上段に他の配送物のモジュールを積載しようとする場合、情報を配送物情報データベース22に記憶されている他の配送物のモジュールを上段に積載することを可能とするという情報を用いて、他の配送物のモジュールを積載するように割り付けを行う。
【0073】
ただし、他の配送物のモジュールを上段に積載することを可能とする配送物のモジュールにおいても、その配送物のモジュールの上段に積載する配送物のモジュールの重量とを比較して、上段に積載されるモジュールの重量が軽くなるように割り付けを行う。また、上段に積載可能なモジュールが複数個ある場合、段積みされたそれぞれのモジュールの重量を合計した総重量が、できるだけ均一化されるように車輌への積載を行う。このように、配送物の重量及び平面状態を含めた輸送品質上の重要度を考慮しながら、各車輌への配送物の割り付けを行う。
【0074】
各車輌への割り付けは、車輌の積載荷重を越えない配送物の重量で、例えば、図13に示すように、1台の車輌に積載できる積載可能領域を上限とし経路上を集荷する過程で最も積載率が高くなるようにモジュールを積載する。ただし、配送物の重量が車輌の最大積載荷重に達した場合は、モジュールの個数にかかわらずに、その車輌への積載は終了される。そして、配送物の重量が車輌の積荷可能領域より少なくても、前提条件入力要求部32に設定された繰上時間帯、最大積載荷重等の条件に合致しない場合、その車輌への配送物の積載は終了となる。
【0075】
これは、モジュールの重量についての制約の下で、車輌へ割り付けを行う場合にも同様に行われる。使用車輌別配送物量決定部333cにより、使用する車輌へ車輌の最大積載荷重に達するまで、配送物のモジュールの割り付けを行う。積載したモジュールの重量が最大積載荷重に達した車輌は、その段階で、配送先に向かうことになる。このようにして、積載する配送物が積載荷重に達した車輌をつくっていく。
【0076】
例えば、図15に示すように、集荷先Gで配送物を集荷する車輌3と、集荷先Fで配送物を集荷する車輌5と車輌6と、集荷先Eと集荷先Cと集荷先Aと集荷先Fで配送物を集荷する車輌1が該当する。
【0077】
ここで、集荷先Fについて説明すると、図12に示すように、集荷先Fのモジュール数は68基であり、図13に示すように、例えば、荷台に積載できるモジュールを1段16基の2段積載で、合計32基のモジュールが積載できる車輌を使用するとする。すると、集荷先Fは、1台の車輌の積載可能なモジュール数を超えるモジュール数の集荷配送の準備をしていることになる。このような場合は、配送時間別集荷先配送物量決定部33bにおいて、集荷先Fのモジュールが段積して車輌に積載することが「可」であるモジュールであると判断し、使用車輌別配送物量決定部333cにより、集荷先Fの32基のモジュールの総合重量が1台の車輌の最大積載荷重を超えないと判断し、その車輌(車輌5)へ32基のモジュールを積載する。そして、集荷先Fの残り36基のモジュールに対して、前記車輌と同様の条件を満たす別の車輌(車輌6)を使用した場合、その車輌に32基のモジュールを積載する。ここで、集荷先Fには、4基のモジュールが残ることになる。そこで、さらに前記車輌と同様の条件を満たす別の車輌に、残り4基のモジュールを積載する。そして、使用車輌別配送物割付部33cにより、集荷先Fの4基のモジュールを積載した車輌(車輌1)に、他の集荷先から積載可能領域に積載できる数のモジュールを割り付けられることになる。
【0078】
前記のように配送物を割り付けることで、集荷配送に使用する車輌を最小にすることができる。
【0079】
重量バランス判定部334cは、使用車輌別配送物量決定部333cによって決定された配送物のモジュールの割り付けが、重量のバランスの取れた割り付けとなっているかを判定する役割を果たす。この判定には配送物を車輌に割付けたときの車輌の重心位置を計算することにより決定される。つまり、車輌にモジュールを積載したときに、車輌が走行しやすいように、重量の重いモジュールを車輌の前方に、軽いモジュールを車輌の後方に積載するように割り付けられているかを判定する。重量バランス判定部334cは、配送時間別集荷先配送物量決定部33bで決定された情報を用いて配送物を積載する車輌の積載可能領域内の上段に積めるモジュールを計算する。積載可能領域内の上段に積めるモジュールは、下段に積んでいるモジュールよりも軽くなくてはならない。また、配送物情報データベース22に記憶されている、各モジュールの段積して車輌に積載することを否定する配送物については、無条件で、積載可能領域内の他の配送物の上段に積載される。
【0080】
例えば、使用車輌別配送物量決定部333cにおいて割り付けられた配送物の各モジュールが、上下の2段でモジュールを重ねて積載されているとして、上段に積まれているモジュールの重量が、下段に積まれているモジュールの重量より小さくなるような段積の積載を行う。この作業は、集荷先ごとの配送物のモジュールについて予め行い、段積した状態のモジュールの総重量について積載可能領域内の割り付けを行う段階で、重量バランスの最終決定を行う。
【0081】
ただし、繰り返し重量のバランスの取れた割り付けとなっているかの判定を行っても最適な重量バランスとならない場合は、その車輌への割り付けを強制的に重量の重いモジュールから積載できるように車輌に割り付けて、この車輌への配送物のモジュールの割り付けを終了し、後述する集荷先最適経路策定部33dで、その割り付けた最も重量がある配送物が多い集荷先から先に巡回する経路を決定することができるようになっている。
【0082】
しかし、上段に積まれているモジュールの重量が、下段に積まれているモジュールの重量より大きい場合は、使用車輌別配送物量決定部333cにおいて、再びモジュールの割り付けを行う。また、使用車輌別配送物量決定部333cにおいて、上段に他のモジュールを積載することを否定するモジュールの上に別のモジュールを積載するような割り付けを行っていた場合は、当該上段に他のモジュールを積載することを否定するモジュールの上に別のモジュールを積載しないように使用車輌別配送物量決定部333cにおいて、再び配送物のモジュールの割り付けを行う。
【0083】
モジュール状態判定部335cは、生成したモジュールが所定の高さT1となり、かつモジュールの最上段が平面になっているか否かを判定する役割を果たす。配送物の必要数量についてモジュールを形成した場合、所定の高さT1とならないモジュールを形成する場合がある。例えば、図11に示すように、図11(a)及び図11(b)に示すような最上段が平面である完全なモジュールと、
図11(c)に示すような容器の積み上げが段違いとなるモジュールとが混在する場合、モジュール状態判定部335cは、最上段が平面である完全なモジュールを上下段に積載するように判定する。しかし、図11(e)に示すように最上段が平面である完全なモジュールを下段に積載し、段違いのモジュールを上段に積載するように判定する場合もある。その中でも、積み合わせ候補が複数存在する場合は、個々のモジュールの重量バランスを考慮し、それぞれの積み合わされたモジュールの総重量が均一化するような積み付けを行う。ここで、図11(f)に示すように、モジュールが台車である場合は、パレットを用いて形成されたモジュールとは別にして、台車を段積みにして車輌に積載することができるようになっている。
【0084】
また、使用車輌別配送物割付部33cによる車輌への配送物のモジュールの割り付けにおいて、その車輌に他のモジュールを積載可能とする余剰空間が生じてしまう場合は、その余剰空間の情報を後述する繰上積載配送物抽出部33gに出力する。そして、後の配送時間帯に集荷する配送物を先の配送時間帯に集荷する配送物として繰り上げて抽出する繰上積載配送物抽出部33gにより、繰り上げて積載する配送物をいくつかのモジュールを形成したものが決定された場合は、再び車輌へのその配送物のモジュールの割り付けを行う。これにより、1日に使用する車輌の累積台数を最小にすることができるようになっている。
【0085】
集荷先最適経路策定部33dは、使用車輌別配送物割付部33cにより割り付けられた配送物の集荷先を判断し、経路が最短となるように計算する役割を果たす。また、使用車輌全体の総運行距離が最短となるように計算する役割も果たす。よって、最短とすることができない集荷先の配送物を集荷するように配送物のモジュールの割り付けがされている場合は、再び、使用車輌別配送物割付部33cで配送物のモジュールの割り付けを行う。なお、集荷先最適経路策定部33dにおいて、グループごとに予め経路を固定し、常に同一の巡回経路で集荷運行計画を策定することもできる。
【0086】
配送時間別集荷時間決定部33eは、集荷先最適経路策定部33dによって決定された各車輌ごとの集荷先経路を、配送時間帯までに配送先に到着できるように、各集荷先に到着し、集荷する集荷時間を決定する役割を果たす。ここで、配送時間別集荷時間決定部33eは、集荷先に集荷可能時間帯等の制約条件が存在する場合や、経路に予め設定した高速道路、一般道路の運行制約条件、車輌通過制限等の条件を踏まえ自動的に経路を選択し平均速度を計算することや、乗務員の所定の休憩時間、集荷配送が可能な時間帯までの待機時間等を考慮して集荷時間を決定することもできる。また、集荷時間の決定には複数の配送先を巡回することにも対応できる。
【0087】
例えば、配送先の敷地内の設けられた複数の荷降場、又は、一つのグループにおける隣接した配送先に配送物を配送する場合、巡回の順番とその巡回時間、積載するモジュールに対する作業時間、空容器の回収に掛かる時間等の諸作業時間を考慮し、最終の荷降しが完了する時間を配送時間帯として、この配送時間帯に間に合うように集荷時間を決定することもできる。
【0088】
例えば、図15に示すように、車輌1について説明すると、集荷先Eに5時に到着し、配送物を積載し、次の集荷先Cには5時25分に到着する。同様に、配送物を積載し、5時55分に次の集荷先Aに到着する。配送物を積載し、6時20分に次の集荷先Fに到着し、配送物を積載する。総ての集荷先の配送物の積載を終えた後、配送先に向かい配送時間帯10時に全ての配送物の荷卸しが完了するように運行計画されている。このような各車輌について運行計画が策定される。なお、図15は、車輌と配送物の積み付けの結果は、繰上時間帯を考慮しないで決定した場合について示している。
【0089】
使用車輌別配送サイクル決定部33fは、それぞれの配送時間帯について車輌の運行計画が行われた後に、総ての配送時間帯で、円滑な集荷配送をするために、各車輌で集荷配送する1日の運行計画を決定する役割を果たす。すなわち、前提条件入力要求部32に入力された車輌運行時間内において、同一車輌の複数回運行計画を決定することができる。
【0090】
例えば、図示しないが、配送先α1に配送する時間が7時以外に、10時と13時があった場合、7時配送の車輌の帰着する時間が13時配送の車輌の出発する時間と適合した組み合わせとして、同一車輌を2回目の運行が行えるように運行計画を策定することができる。この組み合わせを配送時間帯ごとに行うことで、1台の車輌で複数回の運行が可能となる。したがって、全体の車輌を効率よく回転させ、総運行車輌数を最小にすることができる。
【0091】
繰上積載配送物抽出部33gは、積載効率を向上させるために設けられており、任意的手段である。すなわち、車輌に配送物のモジュールを割り付けたときに、さらにモジュールを積載できる余剰空間が存在する場合に、配送物のモジュールを配送すべき所定時間を繰り上げて配送することとする。つまり、車輌への配送物の割り付けにおいて、その配送する日の連続する配送時間帯の配送物をモジュールとして積載することができる。また、最後の配送時間帯における車輌に積載する配送物に、次の日の初めの配送時間帯に配送を予定されている配送物の一部を、いくつかのモジュールにして積載することも同様である。これにより、配送の連続性を持たせることができ、効率よく配送することができる。
【0092】
例えば、図5に示すように、繰上時間帯を2時間と前提条件で入力すると、この2時間の繰上時間帯を考慮して車輌への配送物のモジュールを積載することができる。具体的には、2時間の繰上時間帯を考慮して7時に配送物を配送する場合の繰上積載配送物抽出部33gが抽出の対象とする配送物は、7時から9時までの配送時間帯にかかる配送物である。このときに、7時に配送する配送物を優先して車輌への積み付けを行うが、その積み付けている車輌に、モジュールを積みつけることができる余剰空間が存在するときに、繰上積載配送物抽出部33gが、8時又は9時の本来の配送時間帯7時に近い配送時間帯に配送する配送物から、その車輌に積載している配送物のモジュールの集荷先と同じ集荷先を選択し、その集荷先の配送物から車輌の余剰空間に積載できるだけの配送物のモジュールを決定する。
【0093】
繰上積載配送物抽出部33gは、前提条件入力要求部32により入力された配送物を繰り上げて積載が可能な繰上時間帯を用いて、使用車輌別配送物割付部33cからの余剰空間の情報を受けて、後の配送時間帯における繰上集荷が可能な配送物を抽出し、当該車輌に積載するように決定する役割を果たし、図4に示すように、同一集荷先抽出部331gと、配送間隔算出部332gと、最短間隔集荷先抽出部333gと、抽出配送物量決定部334gと、定時定量定点評価部335gとから構成される。
【0094】
繰上積載配送物抽出部33gにおける配送物の抽出は、図示しないが、4段階の処理を行い抽出する配送物を決定することができるようになっている。まず、第1段階の処理として、同一集荷先抽出部331gは、繰上時間帯内にある後の配送時間帯における配送物の各出荷先が、先の配送時間帯における車輌へ割り付けられた各配送物の集荷先と同一であるか否かを比較する。そして、同一となる集荷先が存在する場合は、その集荷先を抽出することができるようになっている。抽出される集荷先は複数であっても良い。
【0095】
次に、第2段階の処理として、配送間隔算出部332gは、同一集荷先抽出部331gで抽出された後の配送時間帯に集荷する予定の配送物を有する集荷先において、その後の集荷予定となる配送時間帯と先の配送物の配送時間帯との時間的間隔を算出することができるようになっている。
【0096】
そして、第3段階の処理として、最短間隔集荷先抽出部333gは、配送間隔算出部332gで算出された結果から、後の配送時間帯が先の配送時間帯と最も近い配送時間帯に集荷を予定している配送物を有する集荷先の配送物を抽出することができるようになっている。ここで、先の配送時間帯と最も近い配送時間帯に集荷を予定している配送物が複数抽出される場合は、それら配送物において、総量が小さい配送物を有する集荷先を優先的に抽出することができるようになっている。この場合、1つのモジュールに複数の配送時間帯の配送物が混載されている場合であっても処理できるようになっている。
【0097】
また、第4段階の処理として、抽出配送物量決定部334gは、抽出された配送物が、車輌に残されている積載可能な余剰空間に積載可能か否かを判断することができるようになっている。最短間隔集荷先抽出部333gで抽出した配送物の総量が、車輌に残されている積載可能な余剰空間に積載できない場合は、積載するだけの数量に分割して当該車輌に積載するように決定し、車輌に残されている積載可能な余剰空間に積載する場合は、配送物の総量を当該車輌に積載するように決定することができるようになっている。ここで、再び車輌に残されている積載可能な余剰空間が発生した場合は、第3段階の処理から第4段階の処理を繰り返し行うことができるようになっている。このようにして繰り上げて積載することを決定された配送物は、使用車輌別配送物割付部33cで再び割り付けられる。
【0098】
ここで、定時定量定点評価部335gは、繰り上げてモジュールを積載した結果について、1車輌単位でモジュールが車輌に占める領域と車輌の積載可能領域との比率によって、配送先における定時に定量の配送物を配送しているかを判定することができるようになっている。
【0099】
集荷運行計画決定部33で決定された集荷運行計画は、例えば、図15に示すように、6台の車輌を使用し、各車輌について巡回する集荷先が決められている。この各車輌に決められた集荷先において、集荷する配送物の配送物名と、集荷配送物数と、モジュール数と総モジュール重量と段積の可否が決定されている。なお、図15は、車輌と配送物の積み付けの結果は、繰上時間帯を考慮しないで決定した場合について示している。
【0100】
また、割付位置の確認の中で、車輌の積載能力に影響のない範囲でモジュールを移動させ、割付位置を微調整することも可能となっている。そして、車輌へ割り付ける優先順序を決定しておくことで、最適な車輌への配送物の割り付けと、使用する車輌を最小台数とすることができるようになっている。優先順序が最も重要なものから列挙すれば、配送物の重量バランスが考慮され、かつ繰上時間帯を考慮した配送物の積み付けが最も優先される。次に、配送先が要求する繰上時間帯を考慮した配送時間帯が次に優先される。次に、配送先α1内の荷降場を最小化し、車輌の移動が少なくなるようにすることが次に優先される。そして、集荷先を最小化し、車輌の移動や積み込みにかかる時間をすくなくすることがその次に優先される。
【0101】
[送信制御部4及び結果情報利用部5]
図1において、送信制御部4は、情報制御部3の策定結果を記憶する結果情報データベース41と、結果情報データベース41に記憶している情報制御部3の策定結果を送信する集荷配送情報送信部42とを備えて構成される。
【0102】
結果情報データベース41は、情報制御部3において決定した各車輌の運行経路と運行時間及び集荷先とその集荷先における配送物の配送物量を記憶している。
【0103】
集荷配送情報送信部42は、結果情報データベース41に記憶されている各車輌の運行経路と運行時間及び集荷先とその集荷先における配送物の情報を送信する役割を果たす。ここで、送信される各車輌の運行経路と運行時間等の結果情報は、結果情報出力部7により、配送先と集荷先と、配送物を集荷配送する運送業者とがモニタ71により閲覧できるようになっており、プリンタ72により情報の印刷を可能としている。
【0104】
なお、プリンタ72により印刷される結果情報は、所定の業界標準の伝票として発行することもできる。これは、結果情報利用部5の結果情報伝票加工部53により集荷先ごとに伝票を作成し、プリンタ72により出力することができるようになっている。ここで、結果情報利用部5は、図1に示すように、割付結果立体表示部51と、割付結果重心位置表示部52と、結果情報伝票加工部53とから構成されている。
【0105】
図16に示すように、例えば、図15に示されている車輌4について、この割付結果立体表示部51により、決定された配送物(集荷先Dにおける配送物と、集荷先Hにおける配送物と、集荷先Lにおける配送物)の車輌への割り付けが、モニタ71により表示することができるようになっている。そして、割付結果重心位置表示部52により、決定された配送物の割り付けにおける車輌の重心の位置が、モニタ71により表示することができるようになっており、視覚的に確認可能となっている。
【0106】
[使用方法の説明]
次に、集荷配送計画策定装置1の使用方法について説明する。
図17に示すように、情報入力ステップにおいて、配送先から必要配送物量入力部6により配送物の配送時間帯、必要数量及びその形態の情報が入力されると(S1)、情報制御部3の必要配送物量受信部31が前記配送物の情報を受信し、入力情報データベース21に配送物の情報を記憶する。そして、配送物を配送するための前提条件として、情報制御部3の前提条件入力要求部32により車輌の最大積載荷重と車輌の積載可能領域と車輌の運行可能時間と、繰上時間帯と、カテゴリーと、が入力されると(S2)、入力情報データベース21にこの情報を記憶する。
【0107】
この決定されている前提条件を基に、グループ決定ステップにおいて、集荷運行計画決定部33の配送時間別集荷先配送物データ抽出部33aの基準面積重量算出部333aにより集荷先ごとの配送物量に対する荷束の基準面積当りの重量を算出し(S3)、グループ決定部331aにより、配送時間帯別に巡回する複数の集荷先を仮決定し(S4)、その複数の集荷先を1つのグループとして決定し(S5)、基準面積重量算出部333aで算出された基準面積当りの配送物の重量を用いて、仮集荷順序決定ステップにより、配送順序決定部334aで重たい順に集荷する順序を決定する(S6)。この集荷する順序に基づいて車両割付ステップにおいて配送時間帯を考慮して車輌への配送物の割付策定を行う(S7)。
【0108】
ここで、車両割付ステップにおける配送時間帯を考慮しての車輌への配送物の割付策定(S7)について説明する。図18に示すように、配送時間別集荷先配送物量決定部33bにより、1日に集荷配送する配送時間帯ごとの各集荷先の配送物量を決定すると(S50)、その配送物についてモジュールを形成する(S51)。形成されたモジュールが複数存在する場合は、モジュール状態判定部335cにより各モジュールが段積みが可能となる段数で段積みし(S52)、そのモジュールの複数段の段積みの状態において、上下に複数段に段積みされたモジュールの状態のバランスを評価する(S53)。
【0109】
下段のモジュールと上段のモジュールとの組み合わせの上下バランスが取れていない場合(S53)は、繰上積載配送物抽出部33gにより、モジュールの上下バランスを取るために前提条件入力要求部32により入力された繰上時間帯内で、パレットに積み上げられる容器の数量が1モジュールを形成する所定の容器数量となるように、パレットに積まれている容器に収納されている配送物の集荷先と同一の集荷先の同一の配送物から、繰り上げて積載する集荷配送予定が早い配送物が収納された容器を抽出する(S54)。そして、抽出した容器をパレットに積み上げて1単位を形成する所定の容器数量を積み上げたモジュールを形成する(S51)。
【0110】
下段のモジュールと上段のモジュールとの組み合わせの上下バランスが取れている場合(S53)は、1日に集荷配送する配送時間帯ごとの配送物について上下段で段積みされた各モジュールを車輌の積載可能領域に納まるように、前提条件入力要求部32で入力した前提条件と、配送時間別集荷先配送物量決定部33bにより決定した車輌へ積載可能となる状態の配送物の配送物量と、車輌情報データベース23とを使用して、使用車輌別配送物割付部33cにより割り付けていく(S55)。このとき、集荷配送で運行する車輌の累積台数が一時的に決定され、後述する各処理を行うことで、この運行する車輌の累積台数を減少させていく。
【0111】
使用車輌別配送物割付部33cの使用車輌別配送物量決定部333cにおいて、車輌に割り付けられた配送物の総重量が車輌の積載荷重を越える場合(S56)は、使用車輌別配送物割付部33cで再び車輌への配送物の割り付けを行う(S55)。使用車輌別配送物量決定部333cにおいて、車輌に割り付けられた配送物の総重量が車輌の積載荷重を越ない場合(S56)であり、かつ、車輌に割り付けられた配送物が占める総領域が、車輌の積荷可能領域を超える場合は(S57)、使用車輌別配送物割付部33cで再び車輌への配送物の割り付けを行う(S55)。車輌に割り付けられた配送物が占める総領域が、車輌の積荷可能領域を超えない場合(S57)であり、その車輌に積載可能な空間が残されている場合(S58)は、繰上積載配送物抽出部33gにより、その車輌に積載されているモジュールと同一配送先であり、かつ、同一の集荷先である繰り上げて積載するためのモジュールとして抽出する(S59)。
【0112】
ここで、車輌に残された積載可能な空間に積載するモジュールの抽出について説明する(S59)。図19に示すように、当該車輌がさらに積載可能な空間が残されている場合は(S58)、繰上時間帯が前提条件として設定されている場合、その設定された繰上時間帯内に次回配送する配送物が存在するか否かを算出する(S101)。繰上時間帯内に次回配送する配送物が存在しない場合は(S102)、車輌に積載されているモジュールの配送先と同一の配送先である他の集荷先であって、集荷順序に対応して次に重い配送物を有する集荷先の配送物を抽出する(S103)。繰上時間帯内に次回配送する配送物が存在する場合は(S102)、繰上積載配送物抽出部33gの同一集荷先抽出部331gにより、車輌に積載されたモジュールにおいて、そのモジュールの集荷先と同じ集荷先から、そのモジュールが配送される配送先と同じ配送先である他のモジュールから集荷順序に対応して次に重いモジュールを抽出する(S104)。
【0113】
このとき、配送間隔算出部332gにより、同一集荷先抽出部331gで抽出された集荷先の集荷配送を予定しているモジュールについて、そのモジュールの配送時間帯と、車輌に積載されている同一のモジュールの配送時間帯との間隔を算出し、最短間隔集荷先抽出部333gにより、配送間隔算出部332gで算出された結果を用いて、最も近い配送時間帯に集荷配送を予定している集荷先のモジュールを抽出する。
【0114】
この抽出されたモジュールを車輌に割り付けた場合、使用車輌別配送物割付部33cの使用車輌別配送物量決定部333cにおいて、車輌に割り付けられた配送物の総重量が車輌の積載荷重を越える場合(S105)は、前記に記載する積載可能な空間に積載するモジュールの抽出を行うステップ(S59)の先頭に戻って前記と同様の処理を繰り返す。使用車輌別配送物量決定部333cにおいて、車輌に割り付けられた配送物の総重量が車輌の積載荷重を越ない場合(S105)であり、かつ、車輌に割り付けられた配送物が占める総領域が、車輌の積荷可能領域を超える場合は(S106)、前記に記載する積載可能な空間に積載するモジュールの抽出を行うステップ(S59)の先頭に戻って前記と同様の処理を繰り返す。
【0115】
使用車輌別配送物量決定部333cにおいて、車輌に割り付けられた配送物が占める総領域が、車輌の積荷可能領域を超えない場合(S106)であり、重量バランス判定部334cにより、上段のモジュールが下段のモジュールより重い場合は、車輌積載バランスが取れていない場合となり(S107)、前記に記載する積載可能な空間に積載するモジュールの抽出を行うステップ(S59)の先頭に戻って前記と同様の処理を繰り返す。
【0116】
重量バランス判定部334cにより、上段のモジュールが下段のモジュールより軽い場合は、車輌積載バランスが取れている場合となり(S107)、抽出配送物量決定部334gにより、抽出された配送先が同一であり、かつ、集荷先も同一であるモジュールが車輌の積載可能な空間に積載されるモジュールと決定される。抽出配送物量決定部334gにより各車輌に割り付けられたモジュールが決定された後に、定時定量定点評価部335gにおいて、各車輌について、どの程度の積載をしているかを、各車輌の積載可能領域と割り付けたモジュールが占める領域との比率を用いて評価をする(S108)。定時定量定点評価部335gによる評価後に、車輌に積載したモジュールの割り付け状態を確認し(S109)、再び各車輌に積載可能な空間が発生していないかの判断を行う(S58)。
【0117】
その車輌に積載可能な空間が残されていない場合(S58)は、その車輌について配送先と集荷先とその集荷先における配送物のモジュール数量が決定され、かつ集荷配送で運行する車輌の累積台数が決定される(S60)。この処理を1日の集荷配送で運行する全車輌について、繰上時間帯を考慮して配送時間帯が早い順番にモジュールを車輌に割り付けていくことによって、車輌に残された余剰空間に他の配送時間帯のモジュールを積載でき、かつ、車輌の最大積載荷重を超えず所定領域に納まったモジュールの割り付けを行うことができるようになる。そして、無駄なくモジュールを積載した車輌は、積載効率が向上しているので、一時的に決定された車輌の累積台数より減少するようになっている。
【0118】
積載するモジュールが決定された各車輌について、モジュール状態判定部335cにより各モジュールの上下の複数段の段積みを行った状態において、上段のモジュールが下段のモジュールより重い場合は、車輌積載バランスが取れていないと判断し(S61)、車輌へのモジュールの積み付けた位置を変更して、車輌に積載可能な空間が発生したかを判定する(S58)。上段のモジュールが下段のモジュールより軽い場合は、車輌積載バランスが取れていると判断し(S61)、車輌へ割り付けたモジュールの集荷先を巡回する経路の策定を行う(S62)。
【0119】
集荷先巡回経路策定ステップにおいて、集荷先最適経路策定部33dで各車輌がまわる集荷先への最短経路を確定した後は、配送時間帯に配送物を配送先に運べるように、配送時間別集荷時間決定部33eにおいて集荷先に到着する時間を決定する(S8)。各配送時間帯について、各車輌の運行計画が完了した後に、巡回集荷配送計画策定ステップにおいて、使用車輌別配送サイクル決定部33fで総ての配送時間帯での各車輌の運行計画を決定する(S9)。
【0120】
各配送時間帯での各車輌の運行計画が決定した後に、各車輌の運行経路と運行時間を均一にし、割付けられた集荷先の複数回の巡回が可能となるように車輌の運行を決定する。また、決定された車輌の運行について、一度、結果情報出力部のモニタ71に決定された各車輌の運行経路と、3次元で表現された車輌への配送物の割付と、その車輌における重心位置を確認することができる。重量バランス判定部334cにおける重心位置の計算において、この重心位置が最適な位置にない場合は、集荷先を変更せずに、最も重たい配送物を有する集荷先を先に積載できるように、集荷先最適経路策定部33dで各集荷先を巡回する経路を決定し、使用車輌別配送サイクル決定部33fで総ての配送時間帯での各車輌の運行計画を決定する(S10)。
【0121】
使用車輌別配送サイクル決定部33fにおいて決定された総ての配送時間帯での各車輌の運行計画について、結果情報データベース41に総ての配送時間帯での運行計画の決定を記憶し、運行情報送信ステップにおいて、集荷配送情報送信部42により、車輌ごとの運行経路と運行時間を車輌運送業者又は各集荷先に送信する(S11)。送信された各車輌の集荷配送の運行計画は、結果情報出力部のモニタ71により表示され、プリンタ72により印刷される。
【0122】
入力された配送物の情報は、本発明により集荷配送計画を決定し、結果情報利用部5の結果情報伝票加工部53により集荷時間や配送物量等が記載された伝票を作成する。荷主である集荷先は、その伝票をプリンタ72により出力し、計画に従って配送物を用意する。配送物を配送する運送業者は、定時定点定量評価部335gによる車輌へのモジュールの積載の評価と、結果情報利用部5の割付結果立体表示部51と割付結果重心位置表示部52との内容を確認し若しくはプリンタ72により出力し、決定された計画に従って、車輌の運行を行う。
【0123】
ここで、繰上時間帯を考慮しない場合は、使用車輌別配送物割付部33cにより、配送時間別集荷先配送物量決定部33bによって決定された配送物のモジュールについて、1日に集荷配送する配送物の必要数量を車輌情報データベース23により記憶されている複数の車輌に割り付け、1日に使用する車輌の累積台数を決定する。ここで、その決定された各車輌と各車輌に割り付けられた配送物のモジュールについて、各車輌ごとに、使用車輌別配送物割付部33cにより、割り付けられた配送物のモジュールが車輌の積載可能領域を越えず、かつ、車輌の最大積載荷重を超えず、さらに、重量バランスが最適となるように割り付けを行う。
【0124】
以上、本発明について、好適な実施形態の一例を説明した。しかし、本発明は、前記実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能である。
【0125】
例えば、配送物の重要度や、緊急な配送物の配送などに対応するために、車輌へ配送物を積み込むときの優先順序を変えて、配送物を配送先へ配送することができる。つまり、重要な配送物を配送する際には、配送物の重量バランスを考慮しない積載で、配送先に配送物が配送される配送時間帯を最優先に車輌へ積載することができる。
【0126】
なお、本発明を自動車工場で使用する部品の搬入に利用すると、定点(配送先)へ定時(配送時間帯)に定量の配送物を配送することを維持しながら、在庫を少なくするというニーズと運送効率の最適化を図ることができるため、非常に好適である。
【0127】
【発明の効果】
よって本発明は、情報入力ステップにおいて入力される配送物の情報を用いることによって、グループ決定ステップにより配送時間帯別に巡回する集荷先を決定することができ、仮集荷順序決定ステップで複数の集荷先と運行計画を仮に決定することにより、各車輌の運行を管理することができるので、時間通りに配送物を集荷配送することができる。また、車輌割付ステップにより、仮集荷順序決定ステップにより仮決定された集荷する順序で配送物を最適割付状態となるように車輌に割り付けていくことで、集荷する集荷先を決定することができるので、集荷配送する車輌の運行能率を向上させることができる。
【0128】
また、集荷先巡回経路策定ステップにより、車輌割付ステップで割り付けた配送物を有する集荷先を巡回する経路を最適となるように決定することにより、車輌の運行効率を向上させることができる。
そして、巡回集荷配送計画策定ステップにより、所定期間内における全時間帯別の巡回集荷計画を策定することにより、配送に使用する車輌を最小とすることができ、配送コストを低減させることができる。
【0129】
また、車輌割付ステップにおいて、配送先に置き留め可能な配送物の数量と、その配送物の使用頻度に応じて設定する繰上時間帯で、同一配送先であって同一のグループを巡回する車輌に積載する配送物が、前記繰上時間帯を考慮して配送するように設定された配送物を、前記仮集荷順序決定ステップで決定された集荷順序で車輌に積載することにより、車輌への積載効率の向上を図り、かつ、使用車輌の最小化を図ることができる。
【0130】
車輌割付ステップで複数個の配送物に対して形成しうる個数のモジュールを形成することによって、配送に用いる車輌の荷台へ割り付けることが容易とすることができる。また、モジュールを形成することにより、車輌へ割り付けるときに、モジュールを多段状で積み上げるように割り付けることで、各車輌の積載効率が最大となるようにすることができる。
【0131】
また、前記運行情報送信ステップにおける前記全集荷配送計画の情報を前記車輌運送業者又は前記各集荷先に送信することで、車輌が巡回する集荷先や配送先、配送時間帯等を、車輌の運転手へ周知させ、また、集荷先における荷束の形成に用いることができる。
【0132】
さらに、複数の配送先(特に隣接する配送先)、又は配送先内の配送物を降ろす複数の荷降場に対して、それら複数の配送先又は荷降場に車輌を運行させ、それらの配送先又は荷降場に降ろすように指定されている配送物を配送することができるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の集荷配送策定装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 配送時間別集荷先配送物データ抽出部の構成を示すブロック図である。
【図3】 使用車輌別配送物割付部の構成を示すブロック図である。
【図4】 繰上積載配送物抽出部の構成を示すブロック図である。
【図5】 入力情報データベースに記憶されている情報の一例を示す模式図である。
【図6】 配送時間別集荷先配送物データ抽出部により抽出された情報の一例を示す模式図である。
【図7】 集荷配送先データベース24に記憶されている配送先及び集荷先の位置情報の一例を示す模式図である。
【図8】 集荷先カテゴリー化決定部により決定された情報の一例を示す模式図である。
【図9】 (a)は、配送物情報データベースに記憶されている各容器の情報の一例を示す模式図であり、(b)は、配送物情報データベースに記憶されているパレットの情報の一例を示す模式図である。
【図10】 (a)は、パレットを示す概略図であり、(b)は、モジュールとパレットと容器の関係を示す概略図であり、(c)は、モジュールとパレットと高さを変更した容器の関係を示す概略図であり、(d)は、台車を示す概略図である。
【図11】 (a)は、パレットに容器を12個積み上げたモジュールの模式図であり、(b)は、パレットに容器を16個積み上げたモジュールの模式図であり、(c)は、パレットに容器を5個積み上げたモジュールの模式図であり、(b)は、(a)のモジュールの上段に(b)のモジュールを積んだ模式図であり、(e)は、(b)のモジュールの上段に(c)のモジュールを積んだ模式図であり、(f)は、台車のモジュールを上下に積んだ模式図である。
【図12】 配送時間別集荷先配送物量決定部により決定された配送物量の一例を示す模式図である。
【図13】 車輌情報データベースに記憶されている車輌の積荷可能領域内に積載したモジュールの割付状態の一例を示す模式図である。
【図14】 集荷先最適経路策定部により策定された経路の一例を示す模式図である。
【図15】 配送時間別集荷時間決定部により決定された集荷時間の一例を示す模式図である。
【図16】 車輌への配送物の割り付けた一例を示す模式図である。
【図17】 本発明の集荷配送計画策定装置を使用した集荷配送計画策定過程を示すフローチャートである。
【図18】 配送物を車輌に割り付ける過程を示すフローチャートである。
【図19】 繰上積載配送物抽出部により配送物を抽出する過程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 集荷配送計画策定装置
2 記憶部
21 入力情報データベース
22 配送物情報データベース
23 車輌情報データベース
24 集荷配送先情報データベース
3 情報制御部
31 必要配送物量受信部
32 前提条件入力要求部
33 集荷運行計画決定部
33a 配送時間別集荷先配送物データ抽出部
331a グループ決定部
332a 基準面積算出部
333a 基準面積重量算出部
334a 配送順序決定部
33b 配送時間別集荷先配送物量決定部
33c 使用車輌別配送物割付部
331c 配送物荷台配置面積比較算出部
332c 配送物荷台積付部
333c 使用車輌別配送物量決定部
334c 重量バランス判定部
335c モジュール状態判定部
33d 集荷先最適経路策定部
33e 配送時間別集荷時間決定部
33f 使用車輌別配送サイクル決定部
33g 繰上積載配送物抽出部
331g 同一集荷先抽出部
332g 配送間隔算出部
333g 最短間隔集荷先抽出部
334g 抽出配送物量決定部
335g 定時定量定点評価部
4 送信制御部
41 結果情報データベース
42 集荷配送情報送信部
5 結果情報利用部
51 割付結果立体表示部
52 割付結果重心位置表示部
53 結果情報伝票加工部
6 必要配送物量入力部
7 結果情報出力部
71 モニタ
72 プリンタ

Claims (5)

  1. 配送先が共通である複数の集荷先の配送物を前記複数の集荷先を巡回して集荷し、共通である前記配送先に配送するための巡回集荷配送計画策定方法であって、
    前記配送先が必要とする所定区分の配送時間帯別及び各配送先別の配送物量とその形態の情報と、前記配送先から前記配送物の配送をするための前提条件を入力するための情報入力ステップと、
    同一配送先に配送する配送物に関し、前記所定区分の配送時間帯別に、前記各集荷先の配送物量から基準面積当りの重量を算出し、前記所定区分の配送時間帯別に複数の集荷先をグループとして決定するグループ決定ステップと、
    前記基準面積当りの重量が重い順となるように、前記所定区分の配送時間帯別にグループにおける前記各集荷先の仮集荷順序を決定する仮集荷順序決定ステップと、
    各車輌の積載効率が最大となるように、前記仮集荷順序で、前記各時間帯別のグループごとの配送物を複数の車輌に順次割り付け、前記各車輌ごとの実行集荷順序を決定する車輌割付ステップと、
    前記実行集荷順序に対応するように、前記各集荷先を巡回する最適経路を決定する集荷先巡回経路策定ステップと、
    を備え、
    前記仮集荷順序決定ステップから前記集荷先巡回経路策定ステップを総ての時間帯について繰り返すことにより、全時間帯別の巡回集荷配送計画を策定する巡回集荷配送計画策定ステップを備えること、
    を特徴とする巡回集荷配送計画策定方法。
  2. 前記車輌割付ステップにおいて、前記各車輌の積載効率が最大か否かを判断する際に、
    前記搬送物の割付を行う時間帯に対し、予め定められている繰上時間帯に含まれる繰り上げて配送する配送物を有する集荷先を含むグループを考慮して、前記仮集荷順序で配送物を配送する前記各車輌に配送物を割り付け、前記各車輌ごとの前記実行集荷順序を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の巡回集荷配送計画策定方法。
  3. 前記車輌割付ステップにおいて、前記情報入力ステップで入力する所定区分の配送時間帯別及び各配送先別の配送物量とその形態の情報を用いて、前記配送先へ配送する配送物について、各配送物に対する所定形状の荷束を形成して前記車輌に順次割り付ける
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の巡回集荷配送計画策定方法。
  4. 前記全集荷配送計画の情報を、前記車輌運送業者又は前記各集荷先に送信する運行情報送信ステップを備える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の巡回集荷配送計画策定方法。
  5. 共通である前記配送先が複数である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の巡回集荷配送計画策定方法。
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