JP4181276B2 - 画像通信方法およびファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像通信方法およびファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータ端末(PC)上のワープロ・表計算ソフトなどで作成された文字・画像データを、電話回線を介して相手先の装置に転送する場合には、内蔵するファクシミリモデム(FAXモデム)あるいは外付けのファクシミリモデムを、コンピュータ端末上の通信ソフトが制御してG3等の通信を実行する。
【0003】
コンピュータ端末上のFAX通信ソフトによるFAXモデムの制御は、ITU勧告によるClass1手順またはClass2手順に従って実行される。
【0004】
図10は、このような従来の通信システムの構成例を示している。
【0005】
図示されるように、送信側コンピュータ端末200は外付けのFAXモデム212,電話回線216を介して送信先のファクシミリ装置218に画像データを転送する。
【0006】
ファクシミリ装置214は、コンピュータ端末200とは独立に、電話回線216を介して相手先ファクシミリ装置218との間で通信を行なえる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のシステムでは、ファクシミリ送信時の通信制御は、コンピュータ端末上の通信ソフトが担当する。つまり、その通信ソフトは話中や通信エラー時のリダイヤル管理等もコンピュータ上で行なう必要がある。
【0008】
したがって、例えば、ファクス通信と画像処理とを並列して行なっていて、コンピュータの負荷が重い状態では、G3通信がとぎれてしまうといった事態が発生するおそれがある。
【0009】
また、ファクシミリ装置そのものは最新の勧告の仕様(例えば、33.6K通信)に対応していても、市販のFAXモデムが最新の勧告に対応したものにならない場合があり、この場合には、FAXモデムの性能でファクシミリ通信の能力が限定されてしまうことになる。
【0010】
本発明は、このような現状の問題に着目してなされたものであり、画像通信におけるコンピュータ端末の通信負担を軽減すると共に、通信規格の不整合を解消して快適な通信を実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では、ファクシミリ通信の制御・管理をすべて、ファクシミリ装置に任せることとし、コンピュータ端末からは、そのファクシミリ送信時に必要な情報(基本的には画像データと相手先ファクシミリ番号)を一方的に提供するだけとする。
【0012】
すなわち、コンピュータ端末は、データの供給源として機能し、ファクシミリ装置が代行通信を実行し、必要ならば、通信結果をコンピュータ端末に返信するようにする。
【0013】
ファクシミリ装置が代行送信をするので、通信時のコンピュータの負担はなくなる。また、コンピュータは必要なデータをファクシミリ装置に送るだけでよく、簡単なインタフェースの改良だけで実現できる。特に、ファクシミリをプリンタ代わりに使用している場合には、プリンタケーブル等のデータ転送用ケーブルを介してデータをファクシミリ装置に転送できるという利点がある。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の画像通信方法の第1の態様は、コンピュータ端末とファクシミリ装置とをデータ転送ケーブルで接続すると共に、前記データ転送ケーブルを介してデータの授受を行なうための専用のインタフェースを前記コンピュータ端末と前記ファクシミリ装置とに付与しておき、前記コンピュータ端末から前記ファクシミリ装置へ代行送信またはプリントに必要な画像データを含む転送データを一方向で転送し、前記ファクシミリ装置は、前記転送データに送信相手先の電話番号が含まれているか否かを判定し、電話番号が含まれていると判定した場合には、前記転送データに含まれる画像データの代行送信を行ない、電話番号が含まれていないと判定した場合には、前記転送データに含まれる画像データのプリントを行なうことを特徴とする。
【0015】
このような構成によれば、コンピュータ端末はデータの供給源として機能し、実際の画像送信は、専用機であるファクシミリ装置がすべて代行して行なうため、データ処理装置とFAXモデム間の通信規格と、FAXモデムと相手先ファクシミリ装置との間の通信規格との不整合の問題は無くなる。また、コンピュータ端末と代行送信を行なうファクシミリ装置との間では、必要なデータ(画像データ等)の授受(転送)を行うだけでよい。したがって、最小限のインタフェースを付加するだけでよく、実現が容易である。また、コンピュータ端末の通信処理に関する負担が無くなり、コンピュータ端末の資源をデータ処理に集中することができる。さらに、前記コンピュータ端末とファクシミリ装置との間で専用のインタフェースを設定しておき、プリント処理のための画像データの転送と代行送信のための画像データの転送を共に、そのインタフェースと転送ケーブルを介して行なうものであるため、画像データ等を一方向で転送するだけの簡単なインタフェースを付加するだけでよく、受信側では、電話番号の有無により代行送信かプリント処理かを判定できるので、特別な処理は何ら必要ない。
【0016】
本発明の画像通信方法の第2の態様は、第1の態様において、前記コンピュータ端末が、前記ファクシミリ装置に代行送信を行なわせる場合に前記データ転送ケーブルを介して転送するデータの形式は、前記ファクシミリ装置にプリントを行なわせる場合に前記データ転送ケーブルを介して転送するデータの形式と同じとするものである。
【0017】
代行送信処理のためのデータ転送形式を、プリント処理のためのデータ転送形式と同じものとし、機器間のインタフェースの複雑化を回避するものである。
【0020】
また、本発明の画像通信方法の第3の態様では、上述の態様のいずれかにおいて、前記ファクシミリ装置は操作パネルと、画像データを記憶する画像メモリと、電話番号を記憶する電話番号メモリとを備えており、前記コンピュータ端末から転送されてきた転送データに含まれる送信相手先の電話番号および前記操作パネルから入力される送信相手先の電話番号は共に、前記電話番号メモリに記憶される構成とした。
【0021】
ファクシミリ装置が一般的に備えている電話番号メモリを利用して、コンピュータ端末から転送した電話番号データを記憶するので、特別な記憶手段を付加する必要がない。また、操作パネルから入力されたものであるか、あるいは転送されてきたものであるかは、電話番号データの管理情報により容易に区別可能であるため、特に問題は生じない。
【0022】
また、本発明の画像通信方法の第4の態様では、第1〜第3の態様のいずれかにおいて、IEEE1284ケーブルを用いてデータを転送する。コンピュータ端末とファクシミリ装置との間を接続するための汎用的なパラレルケーブル(プリンタケーブル)を用いることができ、システム構築上、有利となる。
【0023】
また、本発明のファクシミリ装置の第1の態様は、コンピュータ端末との間で予め取り決めされている通信プロトコルにしたがって、前記コンピュータ端末から転送されてくる画像データを含む転送データを受信する通信インタフェースと、受信した前記転送データに送信相手先の電話番号が含まれているか否かを判別し、前記転送データの中に送信相手先の電話番号が含まれている場合には、その電話番号と前記送信相手先に送信すべき画像データとを関連づけて記憶領域に蓄積する判別部と、前記記憶領域に蓄積された電話番号および画像データを用いて画像送信を実行すると共に、その送信結果を前記コンピュータ端末に戻す通信制御部と、を有する構成とした。
【0024】
コンピュータ端末とファクシミリ装置との間での取り決めにしたがって転送されてきた転送データを受信して、電話番号の有無を判定する簡易なインタフェースを具備する、代行送信機能つきのファクシミリ装置である。簡単なインタフェースの付加によって、代行送信機能をもつ高機能なファクシミリ装置が実現される。
【0025】
本発明のファクシミリ装置の第2の態様では、第1の態様において、前記判別部において受信した前記転送データに電話番号が含まれていないことを判別すると、転送されてきた画像データを印刷するための処理を実行するようにした。
【0026】
電話番号の有無によって代行送信/プリントのどちらの処理が要求されているかを判別できるので、特別な制御データの付加等が不要であり、インタフェースの複雑化も防止される。これにより、ファクシミリ装置を、代行送信用の通信装置として、あるいはプリンタとして、効率的に使用することができる。
【0027】
また、本発明のファクシミリ装置の第3の態様では、操作パネルと、電話番号を記憶する電話番号メモリと、画像データを記憶する画像メモリと、を具備し、前記コンピュータ端末から転送されてきた電話番号データおよび前記操作パネルから入力される電話番号データは共に、前記電話番号メモリに混在して記憶される構成とした。
【0028】
ファクシミリ装置が一般的に備えている電話番号メモリを利用して、コンピュータ端末から転送した電話番号データを記憶するので、特別な記憶手段を付加する必要がない。また、操作パネルから入力されたものであるか、あるいは転送されてきたものであるかは、電話番号データの管理情報により容易に区別可能であるため、特に問題は生じない。
【0031】
また、本発明の記録媒体の一態様は、専用のインタフェースを介してファクシミリ装置へ入力される電話番号および画像データを前記ファクシミリ装置の所定の領域に登録させる指示と、前記画像データの代行送信の指示とを与えるためのプログラムを具備している。
【0032】
この記録媒体が内蔵するプログラムをコンピュータ端末にインストールすることにより、ファクシミリ装置との間で専用のデータ転送を行なうためのインタフェースを構築することができる。
【0033】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0034】
図1は、本実施の形態にかかるシステムの構成例を示す図である。
【0035】
図示されるように、コンピュータ端末(データ処理装置,第1の周辺機器)100は、データ転送用ケーブル(ここでは、IEEE1284規格の双方向パラレルケーブル)104によりファクシミリ装置120と接続されている。このファクシミリ装置120は、プリンタとして、あるいは、代行送信用の通信機器として機能する。ファクシミリ装置120は、電話回線ネットワーク130を介して、相手先のファクシミリ装置140との間でG3通信を行う機能をもつ。
【0036】
コンピュータ端末100およびファクシミリ装置120のそれぞれには、これらの機器間で予め設定された規格に基づくデータ転送を行なうための通信インタフェース(ハードウエア,ソフトウエア)が付与されており、データ転送用のケーブル104を介してデータの転送が実行されるようになっている。
【0037】
図1に示されるフロッピー110には、コンピュータ端末100に、上述の通信インタフェース機能を付与するためのプログラムが格納されている。すなわち、このプログラムは、ファクシミリ装置に、画像データおよび電話番号データを転送すると共に、転送されたデータを所定の記憶領域に記憶させる指示と、通信相手先への代行送信の指示とを与える機能をもつ。
【0038】
また、ファクシミリ装置120はコンピュータ端末100のプリンタとしても機能する。よって、ここでいう「通信インタフェース機能」は、プリント処理,代行送信処理の双方の場合に、必要なデータ(画像データ等)の転送を行なうためのデータ転送機能を意味する(但し、この機能に限定されるものではない)。
【0039】
図2は、図1のシステムにおける主要な内部構成を示すブロック図である。
【0040】
図示されるように、コンピュータ端末100内には、図1のフロッピー110をインストールすることによって、専用の通信インタフェース(I/F)102が構築されている。
【0041】
この専用の通信インタフェース(I/F)102が存在することにより、ファクシミリ装置120に構築されている専用の通信インタフェース(I/F)122との間で、所定の通信プロトコルにしたがって、所定のデータ形式でデータの転送を行なうことができる。本実施の形態では、上述の「所定の通信プロトコルや所定のデータ形式」は、汎用的なものではなく、周辺機器間でのみ通用するものである。
【0042】
図4に、転送されるデータの形式の例が示されている。図4のデータフォーマットは、コマンド識別子,コマンド長,コマンド種別,パラメータ/データからなる。このデータフォーマットは、コンピュータ端末100がファクシミリ装置120に代行送信させる場合のみならず、ファクシミリ装置120をプリンタとして使用する場合にも共通に使用されるものである。
【0043】
ファクシミリ装置120内の通信インタフェース122で受信されたデータは、プリンタ124に送られてプリントアウトされるか、あるいは、通信部126に送られて、電話回線130を介して通信相手先のファクシミリ装置140に送信される。プリントアウトするか、あるいは代行送信するかは、通信インタフェース122で受信されたデータに、通信先の電話番号データが含まれているか否かで判定される。
【0044】
図3は、ファクシミリ装置120の主要な構成を示すブロック図である。
【0045】
図示されるように、ファクシミリ装置120は、コンピュータ端末100とIEEE1284パラレルケーブル104にて接続されており、通信インタフェース122(通信ポート123と判別部128を具備する)と、プリンタ124と、スキャナ132と、イメージメモリ134と、電話番号メモリ136と、操作パネル138(スタートボタン139を具備する)と、送信制御部142と、を有する。
【0046】
通信インタフェース122の構成要素である判別部128は、情報の種類/コマンドの種類/データの種類/電話番号の有無を判別し、その判別結果に基づき、データや判別情報を各部に分配する働きをする。
【0047】
つまり、電話番号が含まれていれば、判別部128は、画像データと電話番号を相互に関連づけしつつ、それぞれを、イメージメモリ134および電話番号メモリ136に蓄積する。また、電話番号メモリ136に電話番号が格納された事実が、電話番号メモリ136から送信制御部142に通知される(矢印▲8▼)。
【0048】
通知を受けた送信制御部142は、電話番号メモリ136から通信先の電話番号を読み出し(矢印▲4▼)、電話回線を介して相手先に電話をしてファックス通信が可能か否かをチェックし(矢印▲5▼)、可能ならば、画像データをイメージメモリ134から読み出し(矢印▲6▼)、電話回線を経由して画像データを送信する(矢印▲7▼)。相手先が話中のときは、リダイヤル送信を実行する。そして、送信制御部142は、通信結果を通信ポート123を介してコンピュータ端末100に返信する(矢印▲9▼)。
【0049】
このようなG3通信動作は、通信結果の報告の部分を除いて、ファクシミリ装置120の本来の通信動作と同じである。但し、本来のファクシミリ通信では、ユーザーによるスタートボタン139の押下による各部への信号送信(矢印▲1▼,▲2▼)と、スキャナ132によって読み取られた画像データの、イメージメモリ134への蓄積(矢印▲3▼)という動作が行われる。
【0050】
判別部128で、コンピュータ端末100から送られてきたデータを分析した結果、電話番号が含まれていないことが判明した場合には、この判別部128は、画像データをイメージメモリ134に蓄積すると共に、プリントアウトの指令(電話番号がないという情報であり、これがプリントアウトを意味する信号となる)をプリンタ124に送出する(図中、「プリント指令」と記載している)。
【0051】
このプリントアウトの指令を受けると、プリンタ124は、イメージメモリ134から画像データを読み出し、プリントアウトする。プリント動作は、ファクシミリ装置付属のスキャナ132を用いて原稿を読み取って印刷する場合と同じである。
【0052】
このように、通常のファクシミリ装置に、周辺機器間においてデータ転送を行なうための通信インタフェース122を付加するだけで、ファクシミリ装置を利用した代行送信(および印刷)が可能となる。コンピュータ端末側は、必要なデータの供給源としてのみ機能し、通信はすべてファクシミリ装置が代行するため、コンピュータ端末の通信に関する負担がなくなる。また、専用機であるファクシミリ装置が通信を代行するので、通信上のトラブルにも適切・迅速に対応できる。
【0053】
図5は、図3に示されるイメージメモリと電話番号メモリにおける蓄積データの具体的な内容例を示している。
【0054】
図示されるように、イメージメモリ134に蓄積されているデータと、電話番号メモリ136に蓄積されているデータとは、共通のイメージデータ識別子によって関連付けられている。また、イメージメモリ134に格納されるデータは、ページ毎に区分されている。各ページのデータは、イメージ管理情報とイメージデータとからなる。
【0055】
一方、電話番号メモリ136内には、電話番号がコンピュータ端末から入力されたものであるか、操作パネルから入力されたものであるかを示す情報(PC/FAX)と、宛先FAX番号(電話番号)と、リダイヤル情報と、送信結果情報と、が蓄積される。そして、この蓄積されたデータに基づいて、ファクシミリ装置が代行送信を行なう。
【0056】
ファクシミリ装置が代行送信する場合における判別部128の動作手順をまとめると、図6のようになる。
【0057】
すなわち、スタート信号が入力されると(ステップ150)、転送されてくるデータを受信して、データやコマンド等の種別を判別し(ステップ152)、画像データと管理情報はイメージメモリ124に転送すると共に(ステップ154,156)、1ページ毎に格納エリアを更新してページ毎にデータを管理し(ステップ160)、電話番号のデータは電話番号メモリ136に転送する(ステップ158)。そして、全ページのデータの蓄積が完了すると、送信制御部142にFAX送信の指示が送出される(ステップ162)。
【0058】
図7は、送信制御部142の動作手順を示す図である。図示されるように、送信制御部142は、ファクシミリ送信を実行し(ステップ170)、正常に終了したか、あるいは異常が有るかを判定し(ステップ172)、正常終了通知/エラー通知をコンピュータ端末に対して行なう(ステップ174,176)。
【0059】
図8に、実際の代行送信が行われる場合の、コンピュータ端末(PC)・ファクシミリ装置(FAX)間におけるデータの授受の手順例を示す。図中の矢印は、情報の流れを示す。
【0060】
図示されるように、コンピュータ端末(PC)は、スタート信号を送出し、続いて、ページ管理情報や画像データ等を代行送信用のファクシミリ装置に送るだけであり、あとは、送信結果の返信を待つだけでよい。ファクシミリ装置は、話中の場合のリダイヤルを含む送信操作のすべてを代行する。
【0061】
図9は、従来例(コンピュータ端末自体がファックスモデムを制御して送信する例)のコンピュータ端末(PC)・相手方ファクシミリ装置(FAX)間におけるデータの授受の手順例を示す。
【0062】
図示されるように、相手方ファクシミリ装置との間で、情報を相互に交換しながら送信をすすめる必要があるため、コンピュータ端末の負担は大きい。また、ファックスモデムとの間の通信規格と、ファックス通信の規格との不整合による制約を受けるという不都合もある。
【0063】
図8と図9の対比から明らかなように、本発明によれば、従来の不都合はすべて解消される。また、周辺装置間でのみ通用する局所的なインタフェースでもってデータを簡易に転送するだけでよく、しかも、ファクシミリをプリンタとして使う場合と同じ形式でデータを転送し、電話番号の有無で代行送信/プリントの判別を行なうことができ、実現容易であり、かつ効率的な処理が可能である。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、通常のファクシミリ装置に、コンピュータ端末との間においてデータ転送を行なうための通信インタフェースを付加するだけで、ファクシミリ装置を利用した代行送信が可能となる。コンピュータ端末側は、必要なデータの供給源としてのみ機能し、通信はすべてファクシミリ装置が代行するため、コンピュータ端末の通信に関する負担がなくなる。また、専用機であるファクシミリ装置が通信を代行するので、通信上のトラブルにも適切・迅速に対応できる。また、ファクシミリをプリンタとして使う場合と同じ形式でデータを転送し、電話番号の有無で代行送信/プリントの判別を行なうことにより、効率的な処理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる通信システムの全体構成を示す図
【図2】本発明の実施の形態にかかる通信システムの特徴的な構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態にかかるファクシミリ装置の構成を示すブロック図
【図4】コンピュータ端末からファクシミリ装置に転送されるデータのフォーマットを示す図
【図5】イメージメモリと電話番号メモリに蓄積されるデータの種類と内容を説明するための図
【図6】本発明の実施の形態にかかるファクシミリ装置における、特徴的な動作の手順を示すフロー図
【図7】本発明の実施の形態にかかるファクシミリ装置における、特徴的な動作の手順を示すフロー図
【図8】ファクシミリ装置による代行送信を行なう場合の、コンピュータ端末(PC)・ファクシミリ装置(FAX)間におけるデータの授受の手順例を示す図
【図9】従来例における、コンピュータ端末(PC)・相手方ファクシミリ装置(FAX)間におけるデータの授受の手順例を示す図
【図10】従来の画像通信システムの構成例を示す図
【符号の説明】
100 コンピュータ端末
104 データ転送ケーブル
102 通信インタフェース
110 通信インタフェースを構築するためのソフトウエアを格納したフロッピーディスク
120 ファクシミリ装置
122 通信インタフェース
123 通信ポート
124 プリンタ
126 通信部
130 電話回線ネットワーク
140 通信先ファクシミリ装置
Claims (8)
- コンピュータ端末とファクシミリ装置とをデータ転送ケーブルで接続すると共に、前記データ転送ケーブルを介してデータの授受を行なうための専用のインタフェースを前記コンピュータ端末と前記ファクシミリ装置とに付与しておき、前記コンピュータ端末から前記ファクシミリ装置へ代行送信またはプリントに必要な画像データを含む転送データを一方向で転送し、前記ファクシミリ装置は、前記転送データに送信相手先の電話番号が含まれているか否かを判定し、電話番号が含まれていると判定した場合には、前記転送データに含まれる画像データの代行送信を行ない、電話番号が含まれていないと判定した場合には、前記転送データに含まれる画像データのプリントを行なうことを特徴とする画像通信方法。
- 前記コンピュータ端末が、前記ファクシミリ装置に代行送信を行なわせる場合に前記データ転送ケーブルを介して転送するデータの形式は、前記ファクシミリ装置にプリントを行なわせる場合に前記データ転送ケーブルを介して転送するデータの形式と同じであることを特徴とする、請求項1記載の画像通信方法。
- 前記ファクシミリ装置は操作パネルと、画像データを記憶する画像メモリと、電話番号を記憶する電話番号メモリとを備えており、前記コンピュータ端末から転送されてきた転送データに含まれる送信相手先の電話番号および前記操作パネルから入力される送信相手先の電話番号は共に、前記電話番号メモリに記憶されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像通信方法。
- 前記データ転送ケーブルは、IEEE1284ケーブルであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像通信方法。
- コンピュータ端末との間で予め取り決めされている通信プロトコルにしたがって、前記コンピュータ端末から転送されてくる画像データを含む転送データを受信する通信インタフェースと、受信した前記転送データに送信相手先の電話番号が含まれているか否かを判別し、前記転送データの中に送信相手先の電話番号が含まれている場合には、その電話番号と前記送信相手先に送信すべき画像データとを関連づけて記憶領域に蓄積する判別部と、前記記憶領域に蓄積された電話番号および画像データを用いて画像送信を実行すると共に、その送信結果を前記コンピュータ端末に戻す通信制御部と、を有することを特徴とするファクシミリ装置。
- 前記判別部において受信した前記転送データに電話番号が含まれていないことを判別すると、転送されてきた画像データを印刷するための処理を実行することを特徴とする請求項5記載のファクシミリ装置。
- 操作パネルと、電話番号を記憶する電話番号メモリと、画像データを記憶する画像メモリと、を具備し、前記コンピュータ端末から転送されてきた電話番号データおよび前記操作パネルから入力される電話番号データは共に、前記電話番号メモリに混在して記憶されることを特徴とする請求項5または請求項6記載のファクシミリ装置。
- 専用のインタフェースを介してファクシミリ装置へ入力される電話番号および画像データを前記ファクシミリ装置の所定の領域に登録させる指示と、前記画像データの代行送信の指示とを与えるためのプログラムを具備した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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