JP4177321B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

この発明は、庫内に電子基板の設置された冷蔵庫に関するものである。
通常冷蔵庫には様々な制御を行う為に制御用電子基板が付いているが、冷蔵庫が作動中に電源コードを通じてその電子基板に異常電圧又は雷サージが印加して電子基板に侵入すると、電子基板の部品が故障することがある。電子基板故障時に、電子基板交換というコストの高いサービスを行わず電子基板を保護する目的で、冷蔵庫の電子基板には異常電圧の印加や雷サージの侵入に対し発熱・破壊して他の電子部品を保護する特性をもつバリスタ素子が付いている。雷サージの侵入に対しバリスタ素子のみが破壊するため、バリスタ素子を交換すれば容易に修理することが可能である。
従来、中〜大型の冷蔵庫は背面上部に電子基板の収納ボックスがある機種が多いが、小形の冷蔵庫ではコスト上及びサービス上の観点から庫内に基板が収納されているタイプが多い。
また、中〜大型の冷蔵庫は重量が重い為、底面に移動用のキャスターが付いている。一方、小形の冷蔵庫では重量が大型に比べて軽いこととコストを下げる為大型の冷蔵庫と違い移動用のキャスターが付いていない。冷蔵庫は通常の家庭では、冷蔵庫背面を壁に沿わせる様に配置するが、キャスターが付いていれば大型冷蔵庫の基板交換等のサービスを1人で行う際にも冷蔵庫を容易に手前に引き出すことが可能である。
一方キャスターが付いていない冷蔵庫の背面に回りこむには、冷蔵庫を持ち上げるか冷蔵庫を引きずるかしかなく、1人のサービス作業の場合、冷蔵庫の脚を引きずって床を傷つける恐れが多大にある。そのためキャスターの付いていない冷蔵庫では、基板交換等のサービスを容易にする為に庫内に電子基板を配置しているタイプの冷蔵庫が多く存在し、特にプラスチック部品の庫内の背面壁を基板収納部付きの制御ボックスとして使用しているタイプが多い。
電子基板は庫内にあるが、電子基板は発熱するものであり、庫内の低外気と触れると露が付いてショート・発火する恐れがあり、また基板の故障により発火することも有り得るため、電子基板と基板収納部の開口部とを覆うように難燃性のテープにて電子基板を略密封している構造となっている。
このタイプの冷蔵庫は、現在まで冷媒はフロンガスの一種であるR134a冷媒(不燃性)を使用していた為、例え冷却器の配管折れ等によりガスが庫内に漏れてさらに略密封構造の基板収納部内にガスが侵入して、同時に異常電圧の印加等によりバリスタ素子が破壊し、スパークが起きたとしても、冷媒は不燃性であるため冷媒に着火・爆発・庫内での火災等に至ることは無かった。
近年は、フロンガスによるオゾン層破壊や地球温暖化問題に対応するものとして、冷凍サイクルにおける冷媒を可燃性冷媒である炭化水素系冷媒(以下、HC冷媒)に変更した冷蔵庫が増えている。HC冷媒は、環境には優しいガスであるが、ある濃度範囲で、ある温度以上に達すると燃焼する特性をもっているため注意が必要である。
従来大型冷蔵庫等の背面上部に基板の収納ボックスがある冷蔵庫では、基板収納ボックスは冷蔵庫内部に収納されており、また外気とも壁によって分断されて、ほとんど侵入しない構造になっている。さらに、基板収納ボックスが高い位置にあるため、ガスが外気に漏洩しても基板収納ボックス位置の外気の濃度が燃焼濃度以上になることはまず考えられないため、ガスへの発火はないといえる。
従来のHC冷媒を使用した冷蔵庫において、背面下部の機械室内にガス漏れが発生した場合は、機械室内の電気接点部が漏出ガスの充満部から隔離されていることでガスへの発火は無いことが示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のバリスタ素子は、バリスタ素子を不燃性材料で作られた中空のケース内に収容して封止し、また密封とすることでバリスタ素子が発熱・破壊しても、他の部品・機器類へは引火せず、甚大な被害は防止されることが示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−364970号公報 実開平6−31102号公報
電子基板を庫内背面壁のプラスチック部品である制御ボックスの基板収納部内に配置しているタイプの冷蔵庫にHC冷媒を使用する場合は、冷却器の配管折れ等からガス漏れが発生すると庫内にガスが侵入し、制御ボックスの基板収納部内にもガスが侵入する恐れがある。ガスの侵入と同時に、異常電圧の印加によって起こるバリスタ素子の破壊によるスパークが起きた場合には、漏れたガスへのスパークによる着火・爆発や他の電子部品への引火等により庫内の火災等に至る危険がある。
特許文献1は、冷蔵庫背面下部の機械室に圧縮機を設置し、その上方に冷却器からの除霜水を排水口から受ける蒸発皿を設置したものにおいて、この蒸発皿により機械室空間を蒸発皿上部の排水口側と、下部の圧縮機等の電気的接点を有する側に区分したことを特徴としている。HC冷媒は空気より重く、また庫内より漏れたHC冷媒は排水口からしか庫外の機械室に漏出しないことことを想定し、そのガスを蒸発皿内部に溜め、ガスが満杯になると背面カバー上部開口部から外方へ抜けていくことにより、下部の圧縮機等の電気的接点には漏洩ガスが充満せずHC冷媒が燃焼下限濃度以上にならないという対策である。よって、冷蔵庫庫内の中央〜上部側にあり、しかも漏れたガスの侵入口を特定できない構造である冷蔵庫背面壁の制御ボックスの基板収納部内に電子基板を配置しているタイプでは、制御ボックス内部でのバリスタ素子のスパークによるHC冷媒発火対策としては、本対策は実施できない問題点があった。
さらに、特許文献2の不燃性材料の中空ケース内に収められたバリスタ素子では、不燃性材料を用いた中空ケース内で密封構造としているため、ケース付きのバリスタ素子自体のコストが高いことが問題である。HC冷媒を使用しない機種とのバリスタ素子の共通化を図る意味でも低コストのバリスタ素子を使用する必要があり、この不燃性材料ケース内に収められたバリスタ素子は使用することが出来ないという問題点があった。
この発明は、上記のよう問題点を解決するためになされたもので、電子基板が冷蔵庫内の制御ボックス内の基板収納部に設置された冷蔵庫に対し、HC冷媒ガスが庫内に漏れ、さらに庫内背面壁である制御ボックスの基板収納部内に漏れた際に、同時に異常電圧の印加等によりバリスタ素子が破壊してスパークが発生しても、そのスパークが庫内に漏れたガスに着火・爆発等することのない安全な冷蔵庫を安価に得ることを目的とする。
この発明に係る冷蔵庫は、冷蔵室等を有する冷蔵庫本体と、庫内へ供給する冷気を生成する冷却器を含み、可燃性冷媒を冷媒として使用する冷媒回路と、異常電圧の印加に対し発熱・破壊することで他の電子部品を保護する特性を有するバリスタを備えた制御用の電子基板と、冷蔵室内の背面に設けられ、電子基板を収納する基板収納部を有する制御ボックスと、バリスタを電子基板と共に囲み、バリスタの空間を略密封構造とするバリスタ収納部と、基板収納部の開口部を覆う密封部材とを備えたことを特徴とする。
この発明の冷蔵庫は、上記構成により、バリスタは略2重密封構造となっているので、例え可燃性冷媒ガスが冷却器等の配管折れにより庫内に漏れ、同時に異常電圧の印加等によりバリスタが破壊しスパークしても、バリスタ収納部内での燃焼はあっても、外の基板収納部内への着火は無い。
さらに、基板収納部も壁と密封部材によって囲われた構成となっており、冷蔵庫庫内への着火・爆発等は起こら無いという効果を有する。
実施の形態1.
図1〜13は実施の形態1を示す図で、図1は冷蔵庫の庫内正面図、図2は冷蔵庫の縦断面図、図3は冷蔵庫の冷媒回路図、図4は冷却器付近の拡大図、図5は炭化水素系冷媒と現状フロンの特性を比較した図、図6は制御ボックスを正面側から見た斜視図、図7は制御ボックスを背面側から見た斜視図、図8は図7より不燃性テープとダクトを取り外した斜視図、図9は図8のZ−Z断面図、図10は図8より基板を取り外した斜視図、図11はバリスタの構造図、図12はバリスタの電流−電圧特性を示す図、図13は基板におけるバリスタ付近の回路図である。
図1、2に示すように、冷蔵庫は、冷蔵庫本体1が、上が冷凍室2、下が冷蔵室3の上下2室に分けられ、冷蔵室3の最上部に通常の冷蔵室3より温度の低いチルド室4のある構成の冷蔵庫である。チルド室4の背面には、プラスチック部品の庫内の背面壁である制御ボックス5が設置されている。
冷蔵庫の冷媒回路を構成は図3に示すように、冷媒を圧縮する圧縮機14、高温・高圧の冷媒ガスを液化させる凝縮器として作用するキャビネットパイプ15、ドライヤ16、液化冷媒を減圧して二相冷媒にするキャピラリーチューブ17、庫内の空気と熱交換を行う冷却器18、サクションパイプ19、マフラー20が順次接続されたものである。
図4に示すように、冷却器18は配管を接続するU管が溶接により接続されている。また、マフラー20まわりにも溶接箇所があり、これらが何らかの原因により破損する恐れがある。
また、冷媒は可燃性冷媒の一種である炭化水素冷媒イソブタン(HC冷媒 R600a)を使用している。図5に現状フロン(HFC134a)とR600aの特性を示す。R600aは、冷気自然対流方式が主流の欧州では1990年代から採用され、北ヨーロッパを中心に広く使われている。冷気自然対流方式に対し、日本で一般的な霜取りのためのヒーターや冷気循環用のファンモータが必要な冷気強制循環方式を用いる冷蔵庫では安全性に対しての技術の構築が必要となる。
図6〜8に示すように、制御ボックス5の背面には冷凍室2から冷蔵室3へ冷気を送るスチロール製のダクト9が取り付けてあり、冷気はダクト9の吸い込み口9aよりダクト9内に入り、冷たい冷気が制御ボックス5の冷気吹き出し口5aよりチルド室4へ、また残りの冷気を吹き出し口5b〜5dより冷蔵室3へと振り分けて送られる構成となっている。
また、制御ボックス5にはリブで周囲を囲んでいる基板収納部7があり、ここに電子基板10を収納している。さらに電子基板10を外気と触れないように電子基板10と基板収納部7の開口部とを覆うように難燃性テープ8(密封部材)にて略密封している構造である。電子基板10は発熱するものであり、冷蔵庫内の低外気と触れると露がつきショートして発火する恐れがあり、また基板の故障により発火することも有り得るため、電子基板10と基板収納部7の開口部とを覆うように難燃性テープ8にて略密封している構造となっている。
そして、基板収納部7に取り付けている電子基板10に温度調整ダイアル6が制御ボックス5の面をはさむような形で取り付けられている。基板収納部7はこのような構成になっているため、難燃性テープ8の貼り方温度調整ダイアル6の取り付き方により、完全に密封することは困難であるため、庫内の冷気が微量ながら侵入することもある。
図8、10に示すように、基板収納部7の電子基板固定用爪7aや電子基板固定用リブ7bにより、電子基板10を基板収納部7に取り付けるが、冷蔵庫の仕向け先には様々な国があり、国によって電圧が違うことや電力事情の悪い国、落雷等により、電子基板10に異常電圧が印加する恐れがある。基板交換というコストの高いサービスを行わずにすむよう、電子基板10を保護する目的で、冷蔵庫の電子基板10には異常電圧の印加または雷サージの侵入に対し発熱・破壊して他の電子部品を保護する特性をもつバリスタ11という部品が付いている(図9)。雷サージの侵入に対しバリスタ11のみが破壊するため、バリスタ11を交換すれば容易に修理することが可能になるためである。
バリスタ11の構成の一例を、図11に示す。また、バリスタ11の電流−電圧特性の一例を図12に示す。さらに、電子基板10でのバリスタ11部分の回路を図13に示す。
バリスタとは、“voltage variable resistor”(電圧で抵抗値が変化するという意味)の略語である。半導体や電子セラミックスの中には、加えられる電圧によって抵抗値が非線形に変化する性質をもつものがあり、例えばある電圧までは高い抵抗値を示し、その電圧を超えるといきなり抵抗値が下がって大電流を流す。バリスタはこの性質を利用した素子である。電子セラミックスは、微細な結晶粒が多数集合した多結晶体で、バリスタに多用されるのは酸化亜鉛を主成分とするセラミックスである。結晶粒を取り巻く粒界は高抵抗の絶縁層となっていて、ある電圧までは電流は流れないが、その電圧を超えると量子力学的なトンネル効果によって大電流を流す。従って、交流電源21より異常電圧が印加されると、バリスタ11に大電流が流れ、ヒューズ22が切断されてバリスタ11以降の回路には電圧が印加されないため、他の部品を保護することができる。
図9、10のように、基板収納部7内にバリスタ11の周囲を囲んで、収納するバリスタ収納用リブ12(バリスタ収納部)があり、その収納するバリスタ収納用リブ12と電子基板10により、バリスタ11は略密封構造となっている。つまり、バリスタ11のついた電子基板10が冷蔵庫内背面壁である制御ボックス5の囲われた基板収納部7に設置され、その制御ボックス5の基板収納部7内部にバリスタ11を囲って収納するバリスタ収納用リブ12を形成しており、さらに電子基板10と基板収納部7の開口部とを難燃性テープ8にて略密封しているため、バリスタ11は略密封構造であるものが、略2重構造となっている構成となる。
また、図10に示すように、基板収納部7において、バリスタ11を収納するバリスタ収納用リブ12は温度調整ダイアル取付け部13よりも上方にある。よって、仮にHC冷媒が温度調整ダイアル取付け部13より基板収納部7内に侵入しても、HC冷媒は空気より重いことから下に行くため、上部にあるバリスタ11を収納するバリスタ収納用リブ12内にHC冷媒が侵入しずらく、爆発濃度にならない。
次に動作について説明する。
このようにバリスタ収納用リブ12と難燃性テープ8にて略密封構造で構成された基板収納部7内部であるが、サービスでの温度調整ダイアル6交換等人的行為により庫内の冷気が侵入しやすい状態にしてしまう場合もありえるため、仮に庫内の冷却器18等の配管折れによりHC冷媒が庫内に漏れると、基板収納部7内部に継続的に侵入してしまう。そうなると、時間が経つにつれて基板収納部7内部にHC冷媒が充満してHC冷媒の燃焼濃度にあることもある。それと同時に異常電圧の印加等によりバリスタ11が破壊し、スパークが起きることもある。バリスタ11は基板収納部7内で収納するバリスタ収納用リブ12と電子基板10よって収納されている上に温度調整ダイアル取付け部13より上方にあるため、バリスタ収納用リブ12内での燃焼はまず起こらない。万一バリスタ収納用リブ12内での燃焼があっても、その燃焼がバリスタ収納用リブ12外の電子基板収納部7へ着火することはない。まして略2重構造であり、略密封構造となっている冷蔵室3内への着火・爆発等が起こる恐れは少ない。
HC冷媒は濃度1.85〜8.5%、理論的発火温度は、494℃にてガス発火するが、(基準値は394℃)、隣の部屋と通じる開口面積・通路長さ及びガス燃焼噴出速度(閉鎖空間の酸素量・ガス量の絶対量等で決まる)の影響等にて隣室への着火の可否が決まるため、バリスタ11がバリスタ収納用リブ12内に囲われていれば、冷蔵室3への着火は無い。
以上のように、冷媒は可燃性冷媒(R600a)を使用する冷蔵庫において、異常電圧の印加に対し発熱・破壊することで他の電子部品を保護する特性をもつバリスタ11が接続された制御用の電子基板10を、庫内の背面壁である制御ボックス5内に形成した基板収納部7に収納して難燃性テープ8にて略密封している冷蔵庫であるため、基板不良の際はキャスターの無い小形冷蔵庫でも背面に回りこむことなく基板交換が前面側で容易にできる。
また電子基板10にバリスタ11が付いているため、冷蔵庫の作動中に電源コードより異常電圧が印加して侵入した際には、バリスタ11が発熱・破壊することで他の電子部品を保護するので、壊れたバリスタ11のみを交換すれば容易に修理することが可能であり、基板交換というコストの高いサービスを行わずに修理することが可能となる。
また、バリスタ11を囲うバリスタ収納用リブ12を制御ボックス5内の基板収納部7内部に一体に形成しているため、バリスタ11はバリスタ収納用リブ12と電子基板10によって略密封構造となっており、さらに電子基板10と基板収納部7の開口部とを難燃性テープ8にて略密封しているため、バリスタ11は略2重の密封構造となっている。例え可燃性冷媒ガスが冷却器18等の配管折れにより庫内に漏れ、同時に異常電圧の印加等によりバリスタ11が破壊しスパークしても、バリスタ11の周りは制御ボックス5内部の1重目のバリスタ収納用リブ12と基板自体とで閉じられた空間となっており、制御ボックス5内の他の基板収納部7とは隔離されているため、1重目の隔壁内での燃焼はあっても、隔壁外の基板収納部7内への着火は無い。
さらに、基板収納部7も壁と難燃性テープ8によって囲われた構成となっており、バリスタ11からは2重目の隔壁となっているため基板収納部外である冷蔵庫庫内への着火・爆発等は起こら無いという効果を有する。
このように制御ボックス5内部の基板収納部7内にバリスタ収納用リブ12を備えるだけの構成なので、制御ボックス5の容易な金型製作を安価に実行できる利点がある。
また、HFC134a冷媒の冷蔵庫をHC冷媒の冷蔵庫に使用する際には、HFC134a冷媒の冷蔵庫においても冷蔵庫内背面壁である制御ボックス5内部の基板収納部7は、基板が庫内の低外気による露つきからのショートによる発火や、基板の故障による発火を防ぐ目的で、基板と基板収納部開口部とを覆うように難燃性テープ8にて封じているので、略密封構造となっている。つまり、制御ボックス5内部の基板収納部7内にバリスタ収納用リブ12を備える変更だけでできる構成なので、容易な金型改造で安価・短期間で実行できる効果を有する。
また、冷媒は可燃性冷媒の中でもノンフロン冷媒の主流である炭化水素冷媒のイソブタン(R600a HC冷媒)を使用する冷蔵庫であるため、炭化水素冷媒の特性の通り、大気中での寿命が短く・温暖化係数3以下(二酸化炭素(CO)を1とした時の相対値)の優れた冷却源であり、地球環境にやさしいノンフロンの冷蔵庫を安価に得ることができる。
また、バリスタ11を囲う収納部は、基板収納部7内部で、前方より庫内の空気が侵入しうる温度調整ダイアル取付け部13より上方に形成しているため、基板収納部7において、バリスタ11を収納するバリスタ収納用リブ12は温度調整ダイアル取付け部13よりも上方にあり、仮にHC冷媒が温度調整ダイアル取付け部13より基板収納部7内に侵入しても、HC冷媒は空気より重いことから下に行くため、上部にあるバリスタ11を収納するバリスタ収納用リブ12内にHC冷媒が侵入しずらく、爆発濃度にならない効果を有する。
実施の形態1を示す図で、冷蔵庫の庫内正面図である。 実施の形態1を示す図で、冷蔵庫の縦断面図である。 実施の形態1を示す図で、冷蔵庫の冷媒回路図である。 実施の形態1を示す図で、冷却器付近の拡大図である。 実施の形態1を示す図で、炭化水素系冷媒と現状フロンの特性を比較した図である。 実施の形態1を示す図で、制御ボックスを正面側から見た斜視図である。 実施の形態1を示す図で、制御ボックスを背面側から見た斜視図である。 実施の形態1を示す図で、図7より不燃性テープとダクトを取り外した斜視図である。 実施の形態1を示す図で、図8のZ−Z断面図である。 実施の形態1を示す図で、図8より基板を取り外した斜視図である。 実施の形態1を示す図で、バリスタの構造図である。 実施の形態1を示す図で、バリスタの電流−電圧特性を示す図である。 実施の形態1を示す図で、基板におけるバリスタ付近の回路図である。
符号の説明
1 冷蔵庫本体、2 冷凍室、3 冷蔵室、4 チルド室、5 制御ボックス、5a〜5d 冷気吹き出し口、6 温度調整ダイアル、7 基板収納部、7a 電子基板固定用爪、7b 電子基板固定用リブ、8 難燃性テープ、9 ダクト、9a 吸い込み口、10 電子基板、11 バリスタ、11a 絶縁塗装、11b 電極、11c バリスタ素子、11d リード線、12 バリスタ収納用リブ、13 温度調整ダイアル取付け部、14 圧縮機、15 キャビネットパイプ、16 ドライヤ、17 キャピラリーチューブ、18 冷却器、19 サクションパイプ、20 マフラー。

Claims (4)

  1. 冷蔵室等を有する冷蔵庫本体と、
    庫内へ供給する冷気を生成する冷却器を含み、可燃性冷媒を冷媒として使用する冷媒回路と、
    異常電圧の印加に対し発熱・破壊することで他の電子部品を保護する特性を有するバリスタを備えた制御用の電子基板と、
    前記冷蔵室内の背面に設けられ、前記電子基板を収納する基板収納部を有する制御ボックスと、
    前記バリスタを前記電子基板と共に囲み、該バリスタの空間を略密封構造とするバリスタ収納部と、
    前記基板収納部の開口部を覆う密封部材とを備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記バリスタ素子を囲うバリスタ収納部を前記基板収納部内部に一体に形成したことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記可燃性冷媒は、炭化水素系冷媒を使用することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 前記制御ボックスは、前記電子基板に取り付けられ、庫内の温度調節を行う温度調整ダイアルの取付部を有し、前記バリスタ収納部を前記温度調整ダイアル取付部よりも上方に位置させることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
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