JP3626916B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷媒として、特にR600aの様な可燃性冷媒を使用した冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、クロロフルオロカーボン(以下CFCと称する)の影響によるオゾン層破壊及び地球温暖化等の環境問題が注目されている。このような観点より、冷媒であるCFCの全廃が極めて重要なテーマとなっていた。国内ではCFCをハイドロクロロフルオロカーボン(以下HCFCと称する)やハイドロフルオロカーボン(以下HFCと称する)へ転換することが終了しているが、一方で可燃性はあるが地球温暖化への影響が極めて少ないハイドロカーボン(以下HCと称する)への展開を図っている国々もある。
【0003】
以下、図面を参照しながらこの様な可燃性冷媒を適用した場合の従来冷蔵庫について説明する。
【0004】
図14は、特開平8−200944号公報に示されている冷蔵庫の縦断面図であり、図15はその冷凍サイクル図である。
【0005】
1は冷凍冷蔵庫2の冷蔵庫本体を示しており、前面は冷凍室用、冷蔵室用等の複数の開閉扉(ドア)3となっている。
【0006】
冷蔵庫本体1の下部は、取外し可能なカバー4を有する機械室5となっていて、機械室5には、冷凍サイクル6を構成する圧縮機7、凝縮器8、絞り装置(キャピラリーチューブ)9、放熱用送風機10が配置されている。
【0007】
蒸発器11と庫内冷却用送風機12は庫内に配置され、冷凍サイクル制御用の制御回路13によつて、図15に示す如く圧縮機7から吐出された冷媒は、凝縮器8→絞り装置9→蒸発器11を通り、再び圧縮機7に戻る冷凍サイクル6が構成されるようになっている。冷媒には空気より重いプロパン、イソブタン等の可燃性冷媒が用いられている。
【0008】
冷凍サイクル制御用の制御回路13は、制御基板に電気素子、半導体素子等が組み込まれた形状となっていて、冷蔵庫本体1の背面上部に設けられた凹部14内に配置され、カバー15によりカバーされるとともに、冷凍サイクル6を構成する最上位の蒸発器11よりもさらに上方に位置している。
【0009】
このように構成された冷凍冷蔵庫によれば、制御回路13により、圧縮機7から吐出された冷媒は、圧縮機7→絞り装置9→蒸発器11を通り、再び圧縮機7に戻る冷凍サイクル6を構成する。この時、蒸発器11において、熱交換された冷風は、庫内冷却用送風機12より各庫内へ送り出される循環を繰返すようになる。
【0010】
この運転時において、例えば、万一、可燃性冷媒が漏れても、空気より重いため、火花発生源となる制御回路13まで到達しにくい。また、万一の漏れによる可燃性冷媒の到達を考慮して凹部14をカバー15により密閉構造としている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
昨今のHFC冷媒適用冷蔵庫で一般的に採用されている、制御回路を冷蔵庫の上部に配置した事を特徴とする上記従来の構成においては、空気より重い可燃性冷媒が漏洩しても、当然の事ながら冷蔵庫の高い位置にある制御回路に到達しにくい。
【0012】
また、万一の漏れによる可燃性冷媒の到達を考慮して凹部14をカバー15により密閉構造としているが、凹部やカバーの成形時の変形等でシールが不完全となり、可燃性冷媒の侵入による発火の危険性があった。
【0013】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、制御回路の収納部を確実にシールし、代替冷媒として地球環境に悪影響を与える事の少ない可燃性冷媒を用いて、万が一可燃性冷媒が漏れても、発火等につながることなく安全性が確保される冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0014】
また、近年の住宅事情の変化により、特にマンション住宅等においては、冷蔵庫に割り当てられる限られた設置スペースの中で、出来るだけ大きな内容積の冷蔵庫が欲しいという強いニーズが存在する。この様な市場ニーズに対応するため、制御回路等の部品関係を機械室近傍に集中的に配置する事により無効スペースを減少させ、即ちキャビネット設計効率(冷蔵庫の有効内容積を冷蔵庫の外容積で割った数値)を向上させた、少ない冷蔵庫据付面積で、大きい有効内容積を実現した冷蔵庫が発売され始めている。この様な特長を持つ冷蔵庫においては、制御回路を冷蔵庫上部に配置すると、目的とする設計効率の向上が犠牲になるという課題を有している。
【0015】
本発明の他の目的は、キャビネット設計効率を向上させる為に機械室近傍に制御回路を配置し、且つ代替冷媒として地球環境に悪影響を与える事の少ない可燃性冷媒を用いて、万が一可燃性冷媒が漏れても、発火等につながることなく安全性が確保される冷蔵庫を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、圧縮機と、凝縮器と、絞り装置と、蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルにはハイドロカ−ボン冷媒を封入し、冷蔵庫運転制御用の制御回路と、前記制御回路の収容部と、前記収容部を覆う収容部カバーとを設け、前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとを複数のシール手段によりシールするものであって、前記複数のシール手段は前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとを凹凸形状の嵌め合い構造でシールする第1のシール手段と前記第1のシール手段の外周に配設して前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとを独立気泡のシール材でシールする第2のシール手段とよりなるものであり、制御回路の収容部と外部とのシールが、より強化され確実となり、万が一可燃性冷媒が漏洩しても、着火源となる恐れのある制御回路への可燃性冷媒の侵入を防止でき、制御回路収容部内の雰囲気を可燃限界下限値以下の濃度に保持する事が出来るので、発火等につながることなく安全性が確保される。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、制御回路の収容部を、圧縮機を収容する機械室近傍に設置したものであり、制御回路等の部品関係を機械室近傍に集中的に配置する事により無効スペースを減少させ、即ちキャビネット容積効率(冷蔵庫の有効内容積を冷蔵庫の外容積で割った数値)を向上させながら、万が一可燃性冷媒が漏洩しても、着火源となる恐れのある制御回路のシールを複数のシール手段を用いて強化しており、制御回路収容部内の雰囲気を可燃限界下限値以下の濃度に保持する事が出来るので、発火等につながることなく安全性が確保される。
【0018】
請求項3に記載の発明は、圧縮機と、凝縮器と、絞り装置と、蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルにはハイドロカ−ボン冷媒を封入し、冷蔵庫運転制御用の制御回路と、前記制御回路の収容部と、前記収容部を覆う収容部カバーとを設け、前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとを複数のシール手段によりシールするものであって、前記複数のシール手段は前記収容部カバーと冷蔵庫の外郭とをシールする第1のシール手段と前記第1のシール手段の内周に配設して前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとをシールする第2のシール手段とよりなり、前記第1のシール手段を連続気泡のシール材とし、前記第2のシール手段を独立気泡のシール材としたものであり、冷蔵庫本体外郭と収容部カバーとの間を柔軟性の良い連続気泡タイプの材質からなる第1のシール手段でシールして機械室内からの空気の流入を抑制する。この部分で抑制できなかった漏れ冷媒は、気密性の高い独立気泡タイプの材質からなる第2のシール手段で制御回路収容部への漏れ冷媒の侵入を防止し、安全性が確保される。
【0019】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、圧縮機を収容する機械室に機械室カバーを有し、制御回路の収容部カバーを前記機械室カバーで形成しているので、少ない部品点数、少ない組立工数にて費用対効果の効率化を図りながら、万が一可燃性冷媒が漏洩した場合に制御回路収容部内が可燃限界下限以上の濃度になる事を防止し易くなるという作用を有する。
【0023】
請求項5に記載の発明は、圧縮機と、吐出パイプと、凝縮器と、ドライヤーと、絞り装置と,蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルには空気より比重の重いハイドロカ−ボン冷媒を封入し、前記圧縮機,凝縮器,ドライヤー,絞り装置,サクションパイプと制御回路を収容する制御回路収容部とを機械室内に収容して、前記圧縮機と前記吐出パイプ,サクションパイプとの配管溶接部及び前記ドライヤーと前記凝縮器,絞り装置との配管溶接部を前記制御回路収容部のリード線貫通部より低い位置に配設したものであるから、万が一、機械室内の配管溶接部から可燃性冷媒が漏洩しても、制御回路収容部のリード線貫通部は配管溶接部より高い位置に設定しているので、空気より重い冷媒は機械室底辺に滞留するので制御回路収容部内に侵入し難く、燃焼限界下限以上の濃度になる事を防止し易くなるという作用を有する。
【0024】
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明に、さらに、リード線貫通部に、可燃性ガス侵入防止用のシール用充填剤を用いたものであるから、隙間が形成され易いリード線同士の空間部にもシール材が充填され易いため、リード線貫通部からの漏洩可燃性冷媒の侵入を防止できるという作用を有する。
【0025】
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、制御回路収容部へのリード線はキャビネットの断熱材側より貫通した事を特徴としたものであるから、万が一、機械室内の配管溶接部から可燃性冷媒が漏洩しても、制御回路収容部のリード線貫通部はキャビネットの断熱材の中を経由して、制御回路収容部に入る為、リード線貫通部からの可燃性冷媒の侵入を防止できるという作用を有する。
【0026】
本発明の請求項8に記載の発明は、圧縮機と、凝縮器と、絞り装置と、蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルにはハイドロカ−ボン冷媒を封入し、冷蔵庫運転制御用の制御回路と、前記制御回路の収容部とを設け、前記制御回路は一面に電気部品をその裏面にプリント回路面を配し、前記電気部品取付面が前記制御回路収容部の内面側に前記プリント回路面が前記制御回路収容部の外面側になるように前記制御回路収容部を蓋するように取り付けたものであるから漏洩した可燃性冷媒が制御回路収容部近傍に侵入しても、制御回路の電気部品と接触し難くなり、発火等につながることを防止し易くなるので安全性が確保されるという作用を有する。
【0028】
本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の発明において、圧縮機用コンデンサ、圧縮機始動機能、圧縮機保護機能を制御回路収容部内に設置したものであるから、可燃性冷媒が漏洩しても、制御回路収容部以外に機械室近傍には電気部品が存在しない為、着火を防止でき、発火等につながることなく安全性が確保されるという作用を有する。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0030】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による冷蔵庫の機械室部縦断面図である。図2は同実施の形態の冷蔵庫の外観側面図である。図3は、同実施の形態の冷蔵庫の機械室部背面要部斜視図である。図4は同実施の形態の冷蔵庫の冷凍サイクル図である。
【0031】
図1、図2、図3、図4において、21は冷蔵庫22の冷蔵庫本体を示しており、前面は冷凍室用、冷蔵室用等の複数の開閉扉(ドア)23となっている。
【0032】
冷蔵庫本体21の下部は、取外し可能な機械室カバー24を有する機械室25となっていて、機械室25には、冷凍サイクルを構成する圧縮機26、凝縮器27、ドライヤー28、絞り装置(キャピラリーチューブ)29、放熱用送風機30が配置されている。
【0033】
蒸発器31と庫内冷却用送風機32は庫内に配置され、図4に示す如く圧縮機26から吐出された冷媒は、吐出パイプ26a、凝縮器27、ドライヤー28、絞り装置29、蒸発器31、サクションパイプ26bを通り、再び圧縮機26に戻る冷凍サイクル34が構成されるようになっている。冷凍サイクル34内には、冷媒として空気より重いプロパン、イソブタン等の可燃性を有するハイドロカーボン冷媒が用いられている。
【0034】
冷蔵庫運転制御用の制御回路33は、制御基板に電気素子、半導体素子等が組み込まれた形状となっていて、冷蔵庫本体21の機械室25近傍に設けられた制御回路収容部35内に配置されている。そして制御回路収容部35の全周にわたり凹部形状35aが形成されている。36は収容部カバーであり、その周囲には凸部形状36aが形成され制御回路収容部35の全周にわたり設けた凹部形状35aと嵌め合うことによりシール性を確保し、機械室25からの空気の流入を規制している。また、37はシール用テープであり、制御回路収容部35と収容部カバー36との間を全周にわたりシールし、機械室25内からの空気の流入を規制している。シール性の観点からすると、シール用テープ37は、連続気泡タイプの材質よりも独立気泡タイプの材質の使用が望ましい。
【0035】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。通常の運転時は制御回路33に付属する各種温度センサにより冷蔵庫22の内部が適温となる様に、冷凍サイクル34の運転を制御し、貯蔵食品の温度を適温状態にて保持するものである。そして、クラック等の何らかの理由により機械室25内に設置している冷凍サイクル34の構成部分からハイドロカーボン冷媒が漏れだした場合、機械室25内にハイドロカーボン冷媒が燃焼限界範囲内で滞留する。
【0036】
一方、着火源となる恐れのある制御回路33は、シール用テープ37にて制御回路収容部35と収容部カバー36の間をシールしている為、機械室25内に滞留しているハイドロカーボン冷媒は制御回路33側への流入を抑止される。さらに、制御回路収容部35の全周にわたり形成された凹部形状35aと収容部カバー36の全周に形成した凸部形状36aが嵌め合い構造となっているため、この部分のシール構造によっても漏洩冷媒の侵入が防止されるものである。この様に複数のシール手段を併用する事により、機械室25内で漏洩したハイドロカーボン冷媒の制御回路33側への侵入を規制したものであるから、可燃性冷媒漏洩時の着火の可能性を緩和でき、安全が確保され易くなる。
【0037】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、圧縮機26と、凝縮器27と、絞り装置29と,蒸発器31と、サクションパイプ26aとを順次環状に接続してなる冷凍サイクル34を備え、冷凍サイクル34にはハイドロカ−ボン冷媒を封入し、機械室25近傍には冷凍サイクル制御用の制御回路33と、この制御回路33の収容部35と、収容部カバー36とを設け、前記制御回路33の収容部35を複数のシール手段によりシールしたものである。
【0038】
したがって、制御回路等の電装部品関係を機械室近傍に集中的に配置する事により冷蔵庫全体の無効スペースを減少させながら、即ちキャビネット設計効率(冷蔵庫の有効内容積を冷蔵庫の外容積で割った数値)を向上させながら、万が一可燃性冷媒が漏洩しても、着火源となる恐れのある制御回路のシールを複数のシール手段を用いて強化したものである。
【0039】
これにより、制御回路収容部内の雰囲気を可燃限界下限値以下の濃度に保持する事が出来易くなるので、発火等につながることなく安全性が確保される。
【0040】
また、制御回路収容部35と収容部カバー36は嵌め合い構造としているため、収容部カバー36の取り付け作業性が良い。
【0041】
なお、本実施の形態においては機械室カバー24を有する冷蔵庫を例に説明したが、機械室カバー24を有しない冷蔵庫においても同様の効果が得られるのは言うまでもない。また、シール手段としては、Oリングや、パッキン等でも同様の効果が得られる。
【0042】
また、本実施の形態においては制御回路の収容部を機械室近傍に設置した冷蔵庫を例に説明したが、キャビネット設計効率向上を意図せず、制御回路の収容部を機械室近傍に設置しないものにおいても、可燃性冷媒を適用した冷蔵庫の制御回路の収容部を複数のシール手段を用いて強化した効果を得られることはもちろんである。
【0043】
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2による冷蔵庫の機械室部縦断面図である。
【0044】
図5において、冷蔵庫本体21の下部は、取外し可能な機械室カバー24を有する機械室25となっていて、機械室25には、冷凍サイクルを構成する圧縮機(図示せず)等が配置されている。
【0045】
蒸発器31と庫内冷却用送風機(図示せず)は庫内に配置され、図4に示す如く圧縮機26から吐出された冷媒は、吐出パイプ26a、凝縮器27、ドライヤー28、絞り装置29、蒸発器31、サクションパイプ26bを通り、再び圧縮機26に戻る冷凍サイクル34が構成されるようになっている。冷凍サイクル34内には、冷媒として空気より重いプロパン、イソブタン等の可燃性を有するハイドロカーボン冷媒が用いられている。
【0046】
冷蔵庫運転制御用の制御回路33は、制御基板に電気素子、半導体素子等が組み込まれた形状となっていて、冷蔵庫本体21の機械室25近傍に設けられた制御回路収容部40内に配置されている。41は収容部カバーであり、制御回路収容部40に塵埃が侵入しないように、制御回路収容部40を蓋している。そして機械室カバー24は、制御回路収容部40の収容部カバー41を覆うように取り付けている。
【0047】
また、42はシール用テープ(第1のシール手段)であり、冷蔵庫本体21の外郭と収容部カバー41との間を全周にわたりシールし、機械室25内からの空気の流入を規制している。
【0048】
43はシール用テープ(第2のシール手段)であり、制御回路収容部40と収容部カバー41との間を全周にわたりシールし、第1のシール手段42にて侵入防止できなかった機械室25内からの空気の流入を規制している。シール用テープ(第1のシール手段)42には、取り付け時の反発力が少ない連続気泡タイプの材質を使用し、反発力は大きいがシール性の良い独立気泡タイプの材質をシール用テープ(第2のシール手段)として用いればシール性が高まる。
【0049】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。クラック等の何らかの理由により機械室25内に設置している冷凍サイクル34の構成部分からハイドロカーボン冷媒が漏れだし、機械室25内にハイドロカーボン冷媒が燃焼限界範囲内で滞留する。しかしながら、先ず冷蔵庫本体21の外郭と収容部カバー41との間を全周にわたり、柔軟性の良い連続気泡タイプの材質のシール用テープ42にてシールし、機械室25内からの空気の流入を抑制する。この部分で抑制できなかった漏れ冷媒は、気密性の高い独立気泡タイプの材質からなる第2のシール手段であるシール用テープ43にて、制御回路収容部40への漏れ冷媒の侵入を防止し、制御回路周辺が可燃性雰囲気とならない様にできる為、安全が確保される。
【0050】
また、前記制御回路の収容部カバーを前記機械室カバー内に覆われるよう配置しているので、機械室カバーと収容部カバーの二重構造により、制御回路の収容部への侵入をさらに確実に防止できる。
【0051】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、圧縮機26と、凝縮器27と、絞り装置29と,蒸発器31と、サクションパイプ26bとを順次環状に接続してなる冷凍サイクル34を備え、冷凍サイクル34にはハイドロカ−ボン冷媒を封入し、冷蔵庫運転制御用の制御回路33と、この制御回路の収容部40と、収容部カバー41とを設け、収容部40をシールする手段として、複数のシール手段を有し、前記収納部カバー41と冷蔵庫本体21の外郭とをシールする第1のシール手段42と、前記制御回路の収容部40と収容部カバーの間をシールする第2のシール手段43とを備え、前記制御回路の収容部40と収納部カバー41を機械室カバー24内に覆われるよう収容したものであるから、万が一可燃性冷媒が漏洩した場合に、機械室カバーと収容部カバーの二重構造により、制御回路の収容部への侵入を確実に防止できる効果に加え、どちらかのシール手段に不具合が発生しても、他方のシール手段で可燃性冷媒の侵入を防止し易くなる。これにより、可燃限界下限値以下の濃度に保持し、発火等につながることなく安全性が確保されるものである。また、連続気泡タイプの材質と独立気泡タイプの材質の組合わせ及び、テープ幅やテープ高さの組合わせを種々変える事により、収容構造の気密性に合わせ容易にシール性能を調整できるものである。
【0052】
(実施の形態3)
図6は本発明の実施の形態3による冷蔵庫の機械室部縦断面図である。
【0053】
図6において、冷蔵庫本体21の下部は、取外し可能な機械室カバー50を有する機械室25となっていて、機械室25には、冷凍サイクルを構成する圧縮機(図示せず)等が配置されている。冷蔵庫運転制御用の制御回路33は、制御基板に電気素子、半導体素子等が組み込まれた形状となっていて、冷蔵庫本体21の機械室25近傍に設けられた制御回路収容部51内に配置されている。機械室カバー50は制御回路収容部51のカバーを兼ねており、制御回路収容部51に塵埃が侵入しないように蓋している。52はシール用テープ(第1のシール手段)であり、制御回路収容部51と機械室カバー50との間を全周にわたりシールし、機械室25内からの空気の流入を規制している。53もシール用テープ(第2のシール手段)であり、制御回路収容部51と機械室カバー50との間を全周にわたりシールしている。
【0054】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。クラック等の何らかの理由により機械室25内に設置している冷凍サイクルの構成部分からハイドロカーボン冷媒が漏れだし、機械室25内にハイドロカーボン冷媒が燃焼限界範囲内で滞留する。しかしながら、先ず第1のシール手段であるシール用テープ52により、機械室25内からの空気の流入を抑制する。この部分で抑制できなかった漏れ冷媒は、第2のシール手段であるシール用テープ53にて、制御回路収容部51への漏れ冷媒の侵入を防止しするものであり、機械室カバー50が制御回路収容部の蓋を兼ねるという、比較的部品点数の少ない構成で制御回路周辺が可燃性雰囲気とならない様にできる為、安全が確保される。
【0055】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、圧縮機を収容する機械室25に機械室カバー50を有し、制御回路の収容部カバーを前記機械室カバー50で形成しているので、少ない部品点数、少ない組立工数にて費用対効果の効率化を図りながら、万が一可燃性冷媒が漏洩した場合に制御回路収容部内が可燃限界下限以上の濃度になる事を防止し易くなるという作用を有する。
【0056】
(実施の形態4)
図7は本発明の実施の形態4による冷蔵庫の機械室部背面要部斜視図である。
【0057】
図7において、冷蔵庫本体21の背面下部は、取外し可能な機械室カバー55がネジ55aにより冷蔵庫本体21に取り付けられている。57は、機械室カバー55とは独立して配置した制御回路の収容部カバーであり、制御回路の収容部をシール手段(図示せず)によりシールしているとともに、機械室カバー55の一部分を開口し、制御回路収容部(図示せず)用の蓋としてネジ57aにより冷蔵庫本体に取り付けられている。機械室カバー55には、冷凍サイクルから発生する熱を放散する対流穴56が設けられている。
【0058】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0059】
クラック等の何らかの理由により機械室内に設置している冷凍サイクルの構成部分からハイドロカーボン冷媒が漏れだした場合、機械室内にハイドロカーボン冷媒が燃焼限界範囲内で滞留する。又、漏洩冷媒の一部は機械室カバー55に設けられた対流穴56より大気中へ拡散する。漏洩した冷媒は先ず機械室カバー内に滞留し、機械室カバーから漏れてくる希釈された冷媒雰囲気が、制御回路の収容部カバー57の周辺に到達するが、制御回路の収容部カバー57は前記機械室カバー55とは独立して配置しているとともに、制御回路の収容部をシール手段によりシールしているので制御回路の収容部内には侵入しにくい。
【0060】
この様に、制御回路の収容部カバー57を独立させた事により、機械室内冷媒漏れの影響が受け難くなる為、制御回路収容部への漏れ冷媒の侵入を防止し易くするものである。
【0061】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、圧縮機を収容する機械室に機械室カバー55を有し、制御回路の収容部カバー57を前記機械室カバー55とは独立して配置したので、万が一機械室内の冷凍サイクル配管部分から可燃性冷媒が漏洩した場合、先ず機械室カバー55にて冷媒漏洩がブロックされ、機械室カバー55から漏れ出した希釈された可燃性冷媒雰囲気が、制御回路の収容部カバー57を包むので相対的に制御回路収納部のシール効果が高まり、発火等につながることなく安全性が確保されるものである。
【0062】
なお、本実施の形態においては制御回路の収容部カバー57は、機械室カバー55の一部分を開口した場所に設けたが、機械室カバーと独立に分割した配置であれば良く、上下、あるいは左右に併設しても良い。
【0063】
(実施の形態5)
図8は本発明の実施の形態5による冷蔵庫の機械室カバー及び制御回路収容部カバーをはずした機械室部要部斜視図である。
【0064】
図8において、冷蔵庫本体21の下部は、機械室25となっており、機械室25には、冷凍サイクルを構成する圧縮機26、吐出パイプ26a、サクションパイプ26b、凝縮器27、機械室25の底面に配置したドライヤー28、絞り装置(キャピラリーチューブ)29、放熱用送風機30が配置されている。
【0065】
吐出パイプ26aとサクションパイプ26bは、圧縮機25と溶接ポイント60及び溶接ポイント61にてそれぞれ接続され、機械室25の比較的下方に位置している。ドライヤー28は、凝縮器27及び絞り装置28と溶接ポイント62及び溶接ポイント63にてそれぞれ接続され、機械室25の底面付近に位置している。65は制御回路収容部であり、制御基板に電気素子、半導体素子等が組み込まれた制御回路66が収容されている。
【0066】
制御回路収容部65の上部にはリード線貫通部67を設けており、このリード線貫通部67は機械室25の比較的上方に位置している。冷蔵庫内部電気部品のリード線群68及び圧縮機25からのリード線群69がリード線貫通部67を通り、制御回路66に接続されている。冷凍サイクル内には、冷媒として空気より重いプロパン、イソブタン等の可燃性を有するハイドロカーボン冷媒が用いられている。
【0067】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0068】
何らかの理由により機械室25内に設置している冷凍サイクルの溶接ポイント部分からハイドロカーボン冷媒が漏れだした場合、機械室25内にハイドロカーボン冷媒が燃焼限界範囲内で滞留する。しかしながら、溶接ポイントは機械室25の比較的下方付近に位置しているので、空気より重い特性を有する漏れ冷媒は機械室25の下方から底面付近にかけて滞留する。一方リード線貫通部67は機械室25の比較的上方に位置しているので、機械室25の下方から底面に滞留している空気より重たい漏れ冷媒は、リード線貫通部67へ到達し難くなり、この部分を経由して、制御回路66に漏れ冷媒が侵入する事を防止しやすく出来るものであるから、着火に対する安全性を向上できるものである。
【0069】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、圧縮機26と、凝縮器27と、絞り装置28と,蒸発器31と、サクションパイプ26bとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルにはハイドロカ−ボン冷媒を封入し、圧縮機26を収容する機械室25内の配管溶接部60を、制御回路収容部65のリード線貫通部67より低い位置に配設したものであるから、万が一、機械室内の配管溶接部から可燃性冷媒が漏洩しても、制御回路収容部のリード線貫通部は配管溶接部より高い位置に設定しているので、空気より重い冷媒は機械室底辺に滞留し制御回路収容部内に侵入し難く、燃焼限界下限以上の濃度になる事を防止し易くなるものである。
【0070】
なお、機械室カバーを有しないタイプの冷蔵庫では、下方に滞留した漏れ冷媒は機械室外への拡散が増え、さらに上方へ到達し難くなるので、この構造は機械室カバーを有しないタイプの冷蔵庫に特に有効である。
【0071】
(実施の形態6)
図9は本発明の実施の形態6による冷蔵庫の機械室カバー及び制御回路収容部カバーをはずした機械室部要部斜視図である。
【0072】
図9において、冷蔵庫本体21の下部は、機械室25となっている。機械室25には、図4に示す冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機26や放熱用送風機30が配置されている。
【0073】
70は制御回路収容部であり、制御基板に電気素子、半導体素子等が組み込まれた制御回路71が収容されている。
【0074】
制御回路収容部70の一部にはリード線貫通部72を設けている。冷蔵庫内部電気部品のリード線群73及び圧縮機26からのリード線群74がリード線貫通部72を通り、制御回路71に接続されている。リード線貫通部72にはリード線間の隙をうめる為のシール用充填剤75が用いられている。シール用充填剤75としては、充填後硬化するタイプでも良いし、柔軟性を保持するタイプのものでもよい。冷凍サイクル内には、冷媒として空気より重いプロパン、イソブタン等の可燃性を有するハイドロカーボン冷媒が用いられている。
【0075】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0076】
何らかの理由により機械室25内に設置している冷凍サイクルの溶接ポイント部分からハイドロカーボン冷媒が漏れだした場合、機械室25内にハイドロカーボン冷媒が燃焼限界範囲内で滞留する。漏洩した冷媒は、機械室25内に収容されている構造物の隙間部より、内部へ侵入する。特にリード線の貫通部はリード線が重なり合い、リード線間にて隙間が形成され易いが、本発明では、この部分にシール用充填剤75を使用しているため、この部分を経由して、制御回路71に漏れ冷媒が侵入する事を防止しやすく出来るものであるから、着火に対する安全性を向上できるものである。
【0077】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、圧縮機26と、凝縮器27と、絞り装置29と,蒸発器31と、サクションパイプ26bとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルにはハイドロカ−ボン冷媒を封入し、制御回路収容部70のリード線貫通部72を備え、前記リード線貫通部72に、可燃性ガス侵入防止用のシール用充填剤75を用いたものであるから、隙間が形成され易いリード線同士の空間部にもシール材が充填され易いため、リード線貫通部からの漏洩可燃性冷媒の侵入を防止できるものである。また、構造上の制約によりリード線貫通部の位置が種々変更になっても、容易に構造変更に対応して、シール性能の確保が図れるものである。
【0078】
(実施の形態7)
図10は本発明の実施の形態7による冷蔵庫の機械室部縦断面図である。
【0079】
図10において、冷蔵庫本体21の下部は、取外し可能な機械室カバー50を有する機械室25となっていて、機械室25には、冷凍サイクルを構成する圧縮機(図示せず)等が配置されている。冷蔵庫運転制御用の制御回路80は、制御基板に電気素子、半導体素子等が組み込まれた形状となっていて、冷蔵庫本体21の機械室25内に設けられた制御回路収容部81内に配置されている。機械室カバー50は制御回路収容部81のカバーを兼ねており、制御回路収容部81に塵埃が侵入しないように蓋している。52はシール用テープであり、制御回路収容部81と機械室カバー50との間を全周にわたりシールし、機械室25内からの空気の流入を規制している。53もシール用テープであり、制御回路収容部51と機械室カバー50との間を全周にわたりシールしている。82はリード線であり、機械室25内を通過する事なく、冷蔵庫本体21の外郭の一部を兼ねた断熱材83の内部を通り、直接制御回路80に接続されている。
【0080】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0081】
クラック等の何らかの理由により機械室25内に設置している冷凍サイクルの構成部分からハイドロカーボン冷媒が漏れだした場合、機械室25内にハイドロカーボン冷媒が燃焼限界範囲内で滞留する。しかしながら、機械室カバー50と制御回路収容部81との間は、シール用テープ52及び53により全周にわたりシールされている為、機械室25内に滞留している漏れ冷媒の侵入は防止される。また、リード線82は、断熱材83の内部を通しており、漏れ冷媒雰囲気に触れることなく直接制御回路80に接続しているので、リード線貫通部よりの漏洩冷媒の侵入を防止できる。
【0082】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、制御回路収容部81へのリード線82は、キャビネットの断熱材83側より貫通した事を特徴としたものであるから、万が一、機械室内の配管溶接部から可燃性冷媒が漏洩しても、制御回路収容部のリード線貫通部はキャビネットの断熱材の中を経由して、制御回路収容部に入る為、リード線貫通部からの可燃性冷媒の侵入を防止できるものである。また、断熱材自身をシール剤的に利用しているので、リード線貫通部からの可燃性冷媒の侵入をシールする為に特別のシール剤を付加する必要がない。
【0083】
(実施の形態8)
図11は本発明の実施の形態8による冷蔵庫の機械室部縦断面図である。
【0084】
図11において、冷蔵庫本体21の下部は、取外し可能な機械室カバー50を有する機械室25となっていて、機械室25には、冷凍サイクルを構成する圧縮機(図示せず)等が配置されている。冷蔵庫運転制御用の制御回路85は、制御基板に電気素子、半導体素子等が組み込まれ、電気素子や半導体素子等の部品取付面85aが制御回路収容部86内面、プリント回路面85bが制御回路収容部86外面となる様に、制御回路収容部86を蓋する如く取り付けられている。
【0085】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0086】
クラック等の何らかの理由により機械室25内に設置している冷凍サイクルの構成部分からハイドロカーボン冷媒が漏れだした場合、機械室25内にハイドロカーボン冷媒が燃焼限界範囲内で滞留する。機械室カバー50と制御回路収容部86との間は、シール用テープ52及び53により全周にわたりシールされている為、機械室25内に滞留している漏れ冷媒の侵入は防止されるが、万が一、シール用テープ52及び53でのシールが破れ、漏洩冷媒が侵入しても、制御回路収容部86は、制御回路85にて蓋をされており、且つ接点等を有する部品取付面85aは制御回路収容部86の内側に位置している事により、漏洩冷媒と接触することがない。これにより、漏洩冷媒の着火を防止できるものである。
【0087】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、制御回路85の電気素子及び半導体等の部品取付面85aを制御回路収容部86の内面側となる様に、配設したものであるから、漏洩した可燃性冷媒が制御回路収容部近傍に侵入しても、制御回路の電気部品と接触し難くなり、発火等につながることを防止し易くなるので安全性が確保されるものである。なお、制御回路85のプリント回路面85にコーティング剤を塗布し、可燃性冷媒との直接の接触を防止すればさらに効果的である。
【0088】
(実施の形態9)
図12は本発明の実施の形態9による冷蔵庫の機械室部縦断面図である。
【0089】
図12において、冷蔵庫本体21の下部は、取外し可能な機械室カバー50を有する機械室25となっていて、機械室25には、図4に示す冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機(図示せず)等が配置されている。
【0090】
冷蔵庫運転制御用の制御回路90は、制御基板に電気素子、半導体素子等が組み込まれた形状となっていて、冷蔵庫本体21の機械室25内に設けられた制御回路収容部91内に配置されている。92は可燃性冷媒の漏洩を検知するガスリーク検知センサであり、所定濃度以上の冷媒漏れを検知し、ファンモータ93の動作信号を出す機能を有する。ガスリーク検知センサ92及びファンモータ93はそれぞれ制御回路収容部91内に配置されている。
【0091】
機械室カバー50は制御回路収容部91のカバーを兼ねており、制御回路収容部91に塵埃が侵入しないように蓋している。52はシール用テープであり、制御回路収容部91と機械室カバー50との間を全周にわたりシールし、機械室25内からの空気の流入を規制している。53もシール用テープであり、制御回路収容部91と機械室カバー50との間を全周にわたりシールしている。
【0092】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0093】
クラック等の何らかの理由により機械室25内に設置している冷凍サイクルの構成部分からハイドロカーボン冷媒が漏れだした場合、機械室25内にハイドロカーボン冷媒が燃焼限界範囲内で滞留する。万が一、制御回路収容部91と制御回路収容部91のカバーを兼ねている機械室カバー50との間のシールが不足すると、漏洩冷媒が制御回路収容部91内に侵入する。
【0094】
制御回路収容部91内に設置しているガスリーク検知センサ92は、冷媒漏洩を検知し、例えば可燃性限界下限値の25%の濃度に達するとファンモータ93を動作させ、制御回路収容部91内を撹拌する。ファンモータ93運転により、制御回路収容部91内が所定濃度以下(例えば、可燃性限界下限値の5%以下のレベル)に達すると、ファンモータ93の運転を停止する。
【0095】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、圧縮機26と、凝縮器27と、絞り装置29と,蒸発器31と、サクションパイプ26bとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルにはハイドロカ−ボン冷媒を封入し、可燃性ガスを検知するガスリーク検知センサ92と、排気ファン93とを制御回路収容部91内に設けたものであるから、万が一、機械室内から可燃性冷媒が漏洩し、その一部が制御回路収容部91内に侵入しても、この漏洩を制御回路収容部内に設けたガスリークセンサで検知し、制御回路収容部内に設けた排気ファンを運転することにより、制御回路収容部内の漏洩冷媒濃度の上昇を防止するものである。
【0096】
また、排気ファンが運転する事により、機械室内の漏洩冷媒も速やかに機械室外へ拡散され、可燃性雰囲気が形成され難くなるものである。
【0097】
(実施の形態10)
図13は本発明の実施の形態10による冷蔵庫の電気配線図である。
【0098】
図13において、95は制御回路であり、冷蔵庫を構成する各貯蔵室の温度状態により、圧縮機26のON、OFF運転を行なう機能を有している。96は圧縮機26の始動リレー(圧縮機始動機能)、始動リレー(圧縮機始動機能)96と並列に圧縮機26の運転効率を改善する圧縮機用コンデンサ97を接続している。圧縮機26と直列に過負荷保護装置(圧縮機保護機能)98が接続されており、圧縮機26の過熱や異常電流により、圧縮機モータの焼き付けを保護する機能を有している。始動リレー(圧縮機始動機能)96、圧縮機用コンデンサ97、過負荷保護装置(圧縮機保護機能)98はそれぞれ制御回路収容部(図示せず)内に制御回路95と共に収容されている。
【0099】
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0100】
クラック等の何らかの理由により機械室25内に設置している冷凍サイクルの構成部分からハイドロカーボン冷媒が漏れだした場合、機械室25内にハイドロカーボン冷媒が燃焼限界範囲内で滞留する。しかしながら、機械室内に設置されている過負荷保護装置98の様な接点を有していたり、温度上昇し易いタイプの始動リレー96やアークの発生する恐れのある圧縮機用コンデンサの様な電気部品等はすべて、シール性が確保された制御回路収容部内に収容したものであるから、漏洩冷媒に対する着火源となる事を防止できるものである。
【0101】
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、圧縮機用コンデンサ97、圧縮機始動機能96、圧縮機保護機能98を制御回路収容部内に設置したものであるから、可燃性冷媒が漏洩しても、制御回路収容部以外に機械室近傍には電気部品が存在しない為、着火を防止でき、発火等につながることなく安全性が確保されるものである。また、電気部品の収容部を1ヶ所に集中させた事により、1ヶ所のみのシール性能管理を実施すれば良く、組立精度管理の効率化が図れるものである。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、圧縮機と、凝縮器と、絞り装置と、蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルにはハイドロカ−ボン冷媒を封入し、冷蔵庫運転制御用の制御回路と、前記制御回路の収容部と、前記収容部を覆う収容部カバーとを設け、前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとを複数のシール手段によりシールするものであって、前記複数のシール手段は前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとを凹凸形状の嵌め合い構造でシールする第1のシール手段と前記第1のシール手段の外周に配設して前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとを独立気泡のシール材でシールする第2のシール手段とよりなるものであり、制御回路の収容部と外部とのシールが、より強化され確実となり、万が一可燃性冷媒が漏洩しても、着火源となる恐れのある制御回路への可燃性冷媒の侵入を防止でき、制御回路収容部内の雰囲気を可燃限界下限値以下の濃度に保持する事が出来るので、発火等につながることなく安全性が確保される。
【0103】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、制御回路の収容部を、圧縮機を収容する機械室近傍に設置したものであり、制御回路等の部品関係を機械室近傍に集中的に配置する事により無効スペースを減少させ、即ちキャビネット設計効率(冷蔵庫の有効内容積を冷蔵庫の外容積で割った数値)を向上させながら、万が一可燃性冷媒が漏洩しても、着火源となる恐れのある制御回路のシールを複数のシール手段を用いて強化しており、制御回路収容部内の雰囲気を可燃限界下限値以下の濃度に保持する事が出来るので、発火等につながることなく安全性が確保される。
【0104】
また、請求項3に記載の発明は、圧縮機と、凝縮器と、絞り装置と、蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルにはハイドロカ−ボン冷媒を封入し、冷蔵庫運転制御用の制御回路と、前記制御回路の収容部と、前記収容部を覆う収容部カバーとを設け、前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとを複数のシール手段によりシールするものであって、前記複数のシール手段は前記収容部カバーと冷蔵庫の外郭とをシールする第1のシール手段と前記第1のシール手段の内周に配設して前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとをシールする第2のシール手段とよりなり、前記第1のシール手段を連続気泡のシール材とし、前記第2のシール手段を独立気泡のシール材としたものであり、冷蔵庫本体外郭と収容部カバーとの間を柔軟性の良い連続気泡タイプの材質からなる第1のシール手段でシールして機械室内からの空気の流入を抑制する。この部分で抑制できなかった漏れ冷媒は、気密性の高い独立気泡タイプの材質からなる第2のシール手段で制御回路収容部への漏れ冷媒の侵入を防止し、安全性が確保される。
【0105】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、圧縮機を収容する機械室に機械室カバーを有し、制御回路の収容部カバーを前記機械室カバーで形成しているので、少ない部品点数、少ない組立工数にて費用対効果の効率化を図りながら、万が一可燃性冷媒が漏洩した場合に制御回路収容部内が可燃限界下限以上の濃度になる事を防止しできる。
【0109】
また、請求項5に記載の発明は、圧縮機と、吐出パイプと、凝縮器と、ドライヤーと、絞り装置と,蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルには空気より比重の重いハイドロカ−ボン冷媒を封入し、前記圧縮機,凝縮器,ドライヤー,絞り装置,サクションパイプと制御回路を収容する制御回路収容部とを機械室内に収容して、前記圧縮機と前記吐出パイプ,サクションパイプとの配管溶接部及び前記ドライヤーと前記凝縮器,絞り装置との配管溶接部を前記制御回路収容部のリード線貫通部より低い位置に配設したものであるから、万が一、機械室内の配管溶接部から可燃性冷媒が漏洩しても、制御回路収容部のリード線貫通部は配管溶接部より高い位置に設定しているので、空気より重い冷媒は機械室底辺に滞留するので制御回路収容部内に侵入し難く、燃焼限界下限以上の濃度になる事を防止し易くなる。また、機械室カバーを有しないタイプの冷蔵庫では、下方に滞留した漏れ冷媒は機械室外への拡散が増える為、さらに上方へ到達し難くなり、特に機械室カバーを有しないタイプの冷蔵庫にこの構造は有効である。
【0110】
また、本発明の請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明に、さらに、リード線貫通部に、可燃性ガス侵入防止用のシール用充填剤を用いたものであるから、隙間が形成され易いリード線同士の空間部にもシール材が充填され易いため、リード線貫通部からの漏洩可燃性冷媒の侵入を防止できる。また、構造上の制約によりリード線貫通部の位置が種々変更になっても、容易に構造変更に対応して、シール性能の確保が図り易いものである。
【0111】
また、本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、制御回路収容部へのリード線はキャビネットの断熱材側より貫通した事を特徴としたものであるから、万が一、機械室内の配管溶接部から可燃性冷媒が漏洩しても、制御回路収容部のリード線貫通部はキャビネットの断熱材の中を経由して、制御回路収容部に入る為、リード線貫通部からの可燃性冷媒の侵入を防止できる。また、断熱材自身をシール剤的に利用しているので、リード線貫通部をシールする為に特別のシール剤を付加する必要がない。
【0112】
また、本発明の請求項8に記載の発明は、圧縮機と、凝縮器と、絞り装置と、蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルにはハイドロカ−ボン冷媒を封入し、冷蔵庫運転制御用の制御回路と、前記制御回路の収容部とを設け、前記制御回路は一面に電気部品をその裏面にプリント回路面を配し、前記電気部品取付面が前記制御回路収容部の内面側に前記プリント回路面が前記制御回路収容部の外面側になるように前記制御回路収容部を蓋するように取り付けたものであるから漏洩した可燃性冷媒が制御回路収容部近傍に侵入しても、制御回路の電気部品と接触し難くなり、発火等につながることを防止し易くなるので安全性が確保される。
【0114】
また、本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の発明において、圧縮機用コンデンサ、圧縮機始動機能、圧縮機保護機能を制御回路収容部内に設置したものであるから、可燃性冷媒が漏洩しても、制御回路収容部以外に機械室近傍には電気部品が存在しない為、着火を防止でき、発火等につながることなく安全性が確保される。また、電気部品の収容部を1ヶ所に集中させた事により、1ヶ所のみのシール性能管理を実施すれば良く、組立精度管理の効率化が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施の形態1の機械室部縦断面図
【図2】同実施の形態の冷蔵庫の外観側面図
【図3】同実施の形態の冷蔵庫の機械室部背面要部斜視図
【図4】同実施の形態の冷蔵庫の冷凍サイクル図
【図5】本発明による冷蔵庫の実施の形態2の機械室部縦断面図
【図6】本発明による冷蔵庫の実施の形態3の機械室部縦断面図
【図7】本発明による冷蔵庫の実施の形態4の機械室部背面要部斜視図
【図8】本発明による冷蔵庫の実施の形態5の機械室カバー及び制御回路収容部カバーをはずした機械室部要部斜視図
【図9】本発明による冷蔵庫の実施の形態6の機械室カバー及び制御回路収容部カバーをはずした機械室部要部斜視図
【図10】本発明による冷蔵庫の実施の形態7の機械室部縦断面図
【図11】本発明による冷蔵庫の実施の形態8の機械室部縦断面図
【図12】本発明による冷蔵庫の実施の形態9の機械室部縦断面図
【図13】本発明による冷蔵庫の実施の形態10の電気配線図
【図14】従来の冷蔵庫の縦断面図
【図15】従来の冷蔵庫の冷凍サイクル図
【符号の説明】
24,50,55 機械室カバー
25 機械室
26 圧縮機
26a サクションパイプ
27 凝縮器
29 キャピラリチューブ
31 蒸発器
33,85 制御回路
35,40,51,65,70,81,86,91 制御回路収容部
35a 凹部形状
36,41,57 収容部カバー
36a 凸部形状
37,42,43,52,53 シール用テープ
60,61,62,63 溶接ポイント
67,72 リード線貫通部
68,69、73,74 リード線群
75 シール用充填剤
82 リード線
83 断熱材
85a 部品取付面
92 ガスリーク検知センサ
93 排気ファン
96 始動リレー
97 圧縮機用コンデンサ
98 過負荷保護装置

Claims (9)

  1. 圧縮機と、凝縮器と、絞り装置と、蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルにはハイドロカ−ボン冷媒を封入し、冷蔵庫運転制御用の制御回路と、前記制御回路の収容部と、前記収容部を覆う収容部カバーとを設け、前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとを複数のシール手段によりシールするものであって、前記複数のシール手段は前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとを凹凸形状の嵌め合い構造でシールする第1のシール手段と前記第1のシール手段の外周に配設して前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとを独立気泡のシール材でシールする第2のシール手段とよりなることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 制御回路の収容部を、圧縮機を収容する機械室近傍に設置したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 圧縮機と、凝縮器と、絞り装置と、蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルにはハイドロカ−ボン冷媒を封入し、冷蔵庫運転制御用の制御回路と、前記制御回路の収容部と、前記収容部を覆う収容部カバーとを設け、前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとを複数のシール手段によりシールするものであって、前記複数のシール手段は前記収容部カバーと冷蔵庫の外郭とをシールする第1のシール手段と前記第1のシール手段の内周に配設して前記制御回路の収容部と前記収容部カバーとをシールする第2のシール手段とよりなり、前記第1のシール手段を連続気泡のシール材とし、前記第2のシール手段を独立気泡のシール材としたことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 圧縮機を収容する機械室に機械室カバーを有し、制御回路の収容部カバーを前記機械室カバーで形成してなることを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 圧縮機と、吐出パイプと、凝縮器と、ドライヤーと、絞り装置と,蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルには空気より比重の重いハイドロカ−ボン冷媒を封入し、前記圧縮機,凝縮器,ドライヤー,絞り装置,サクションパイプと制御回路を収容する制御回路収容部とを機械室内に収容して、前記圧縮機と前記吐出パイプ,サクションパイプとの配管溶接部及び前記ドライヤーと前記凝縮器,絞り装置との配管溶接部を前記制御回路収容部のリード線貫通部より低い位置に配設してなる冷蔵庫。
  6. リード線貫通部に、可燃性ガス侵入防止用のシール用充填剤を用いてなる請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 制御回路収容部のリード線はキャビネットの断熱材側より貫通したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 圧縮機と、凝縮器と、絞り装置と、蒸発器と、サクションパイプとを順次環状に接続してなる冷凍サイクルを備え、冷凍サイクルにはハイドロカ−ボン冷媒を封入し、冷蔵庫運転制御用の制御回路と、前記制御回路の収容部とを設け、前記制御回路は一面に電気部品をその裏面にプリント回路面を配し、前記電気部品取付面が前記制御回路収容部の内面側に前記プリント回路面が前記制御回路収容部の外面側になるように前記制御回路収容部を蓋するように取り付けたことを特徴とする冷蔵庫。
  9. 圧縮機始動機能、圧縮機用コンデンサ、圧縮機保護機能を制御回路収容部内に設置したことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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